JP5089736B2 - 重み付け関数決定装置及び重み付け関数決定方法 - Google Patents
重み付け関数決定装置及び重み付け関数決定方法 Download PDFInfo
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Description
特許文献1には、サービス順序の作成において、予約の空き時間に予約なしの当日客を割り当てる際、割り当てる空き時間が小さい場合は、各空き時間に強制的に割り当てた場合の各客の合計待ち時間を算出し、合計待ち時間が最小となる空き時間に当日客を割り当てるサービス時間割当方法及びその装置が開示されている。特許文献2には、サービス順序を決定する際、顧客間でサービス処理手順が共通し、並行処理可能な手順がある場合は、並行処理できるように順序を作成する待ち時間制御システム及びその方法が開示されている。
このような場合、予約客と当日客のうち、実際にどちらが有利になるかは分からず、予約客の待ち時間が当日受付の客の待ち時間より長くなるときには、予約客に不公平感が生じる。一方、当日受付の客にしても、あまりにも待ち時間が長いときには、不満が生じる。
(1)前記サービス順序ごとに、当該重み付け関数データを用いて前記予約利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(2)前記サービス順序ごとに、当該重み付け関数データを用いて前記当日利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(3)前記サービス順序ごとに、前記予約利用者及び前記当日利用者の重み付け待ち時間の平均値を計算し、記憶する。
(4)前記サービス順序のうち、前記重み付け待ち時間の平均値が最小になるサービス順序を特定し、当該サービス順序における前記予約利用者の待ち時間の平均値を計算し、当該サービス順序における前記当日利用者の待ち時間とともに記憶する。
この構成によれば、利用者のサービス順序を決定する際に用いる、待ち時間の重み付け関数を決める際に、予約利用者の待ち時間平均値が当日利用者の待ち時間以下のものを選択することにより、予約利用者の当日利用者に対する不公平感をなくすことができる。そして、当日利用者の待ち時間が最小になるものを選択することにより、当日利用者の待ち時間の長さに対する不満をなくすことができる。以上によれば、サービスの利用者の間で不公平感が生じないようにサービス順序を決定することができる。
(1)前記サービス順序ごとに、当該重み付け係数データによる重み付け関数を用いて前記予約利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(2)前記サービス順序ごとに、当該重み付け係数データによる前記重み付け関数を用いて前記当日利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(3)前記サービス順序ごとに、前記予約利用者及び前記当日利用者の重み付け待ち時間の平均値を計算し、記憶する。
(4)前記サービス順序のうち、前記重み付け待ち時間の平均値が最小になるサービス順序を特定し、当該サービス順序における前記予約利用者の待ち時間の平均値を計算し、当該サービス順序における前記当日利用者の待ち時間とともに記憶する。
この構成によれば、利用者のサービス順序を決定する際に用いる、待ち時間の重み付け関数の係数を決める際に、予約利用者の待ち時間平均値が当日利用者の待ち時間以下のものを選択することにより、予約利用者の当日利用者に対する不公平感をなくすことができる。そして、当日利用者の待ち時間が最小になるものを選択することにより、当日利用者の待ち時間の長さに対する不満をなくすことができる。以上によれば、サービスの利用者の間で不公平感が生じないようにサービス順序を決定することができる。
この構成によれば、予め用意した重み付け係数の組み合わせについて、総当りではなく、近傍解及びタブーリストを用いた探索処理を行うことにより、コンピュータの計算量を減らすことができる。
図1は、サービス順序決定装置1のハードウェア構成を示す図である。サービス順序決定装置1は、通信部11、表示部12、入力部13、処理部14及び記憶部15を備え、各部がバス16を介してデータを送受信可能なように接続されている。通信部11は、ネットワークを介して他の装置とIP(Internet Protocol)通信等を行う部分であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。表示部12は、処理部14からの指示によりデータを表示する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。入力部13は、オペレータがデータ(例えば、患者の診察順序を確認する際に、診察室を指定するためのデータ)を入力する部分であり、例えば、キーボードやマウス等によって実現される。処理部14は、所定のメモリを介して各部間のデータの受け渡しを行うととともに、サービス順序決定装置1全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部15は、処理部14からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置によって実現される。なお、サービス順序決定装置1は、病院の事務局等に設置されるが、スタンドアロンの装置(PC(Personal Computer)等)であってもよいし、ネットワークを介して複数の端末と通信可能な装置(サーバ等)であってもよい。
図2、図3A及び図3Bは、サービス順序決定装置1の記憶部15に記憶されるデータの構成を示す図である。図2は、患者データベース15Aの構成を示す。患者データベース15Aは、病院の診療科における診察室及び診察日ごとに、患者の診察に関する予定データ及び実績データを蓄積したものであり、患者ID15A1、予約時刻15A2、受付時刻15A3、診察時間15A4、開始時刻15A5、終了時刻15A6及び待ち時間15A7を含む、患者ごとのレコードからなる。患者ID15A1は、当該診察室において当該診察日に診察を受ける(又は、受けた)患者に固有のIDである。予約時刻15A2が、前日までに予約済の患者の場合に、当該患者が予約した診察の開始時刻を示す。受付時刻15A3は、予約なしに当日来院した患者の場合に、当該患者を受け付けた時刻を示す。診察時間15A4は、患者の診察にかかる時間の予測値又は実績値を示す。開始時刻15A5は、患者の診察開始時刻の予測値又は実績値を示す。終了時刻15A6は、患者の診察終了時刻の予測値又は実績値を示し、開始時刻15A5に診察時間15A4を加算することにより算出され、設定される。待ち時間15A7は、患者が診察を待つ予定の(又は、実際に待った)時間を示し、予約済患者の場合、[開始時刻15A5−予約時刻15A2]により算出、設定され、当日受付患者の場合、[開始時刻15A5−受付時刻15A3]により算出、設定される。なお、患者データベース15Aは、診察室ごとに限らず、担当医師や医療設備ごとに患者の予定データ及び実績データを蓄積したものであってもよい。
図4〜図7は、サービス順序決定装置1の処理を示すフローチャートである。本処理は、サービス順序決定装置1において、主として処理部14が記憶部15のデータを参照、更新しながら、患者データベース15Aを作成し、待ち時間の重み付け関数の係数を計算し、患者データベース15Aから待ち患者テーブル15Bを作成し、待ち患者テーブル15B及び待ち時間の重み付け関数を用いて各患者の最適なサービス順序を決定するものである。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(1)上記実施の形態では、病院の各診察室の医師による患者の診察についてサービス順序決定装置1を適用した例を説明したが、これに限ることなく、他のサービス提供施設、例えば、美容院や飲食店等におけるサービスについてサービス順序決定装置1を適用してもよい。サービスを提供する箇所は、病院の場合、診察室であるが、美容院の場合、席であり、飲食店の場合、テーブルや個室である。
(2)上記実施の形態では、重み付け係数の計算処理においてタブー探索法を利用するように記載したが、重み付け係数の最良解が得られる方法であれば、他の方法であってもよい。例えば、予め設定された重み付け係数の解のすべてについて、目的関数Wr、Wnを計算し、最も条件のよい解を選択する総当り的な方法でもよいし、遺伝的アルゴリズムを利用するようにしてもよい。
(3)図5のフローチャートにおいて、S603で診察順序確定済の待ち患者を抽出する際に、前日までの予約済患者及びS607により診察順序の確定した患者に限ることなく、例えば、当日の午前中に午後の診察を予約する患者を対象としてもよい。
(4)上記実施の形態では、待ち患者テーブル15Bの待ち時間15B8を定数倍して重み付け待ち時間15B9を計算したように、重み付け関数が1次関数の例を示したが、他の形式の重み付け関数、例えば、2次関数や指数関数を用いてもよい。
さらに、上記実施の形態では、重み付け関数の形式(例えば、y=ax2+bx+c、x:待ち時間、y:重み付け待ち時間)が決まっていて、その関数の係数(例えば、a、b、c)を決定する手順について説明したが、重み付け関数そのものを決定するようにしてもよい。この場合、異なる形式の重み付け関数及び各形式の関数における係数の組み合わせ(重み付け関数データ)が予め設定されていて、その中から最適な重み付け関数データを特定することが考えられる。
14 処理部
15 記憶部
15B 待ち患者テーブル(予約データ)
15B1 患者ID(利用者)
15B2 予約時刻
15B3 受付時刻
15B4 診察時間(所要時間)
15B5 開始時刻
15B6 終了時刻
15B7 待ち時間
15B8 待ち時間
15B9 重み付け待ち時間
15D2 最良値
15D3 現在値
15D5 最良値の目的関数(最良値による待ち時間)
Wr 予約済患者の待ち時間平均値(予約利用者の待ち時間の平均値)
Wn 当日受付患者の待ち時間(当日利用者の待ち時間)
Claims (6)
- サービスを予約した利用者である、1以上の予約利用者ごとの、当日の予約時刻、サービスの所要時間、開始時刻及び終了時刻を含む予約データを記憶し、予約なしに当日受け付けた利用者である当日利用者を、前記予約利用者の間及び前後のうち、いずれか1つに割り当てたサービス順序を決定する際に用いる、各サービス順序における前記予約利用者の待ち時間及び前記当日利用者の待ち時間に重み付けを行う重み付け関数を決定する重み付け関数決定装置であって、
前記重み付け関数を示す、複数の重み付け関数データを予め記憶する手段と、
前記当日利用者の受付時刻及びサービスの所要時間を取得する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻として、前記受付時刻又は1つ前の前記予約利用者の終了時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者より後の前記予約利用者の前記開始時刻として、当該予約利用者の予約時刻及び1つ前の利用者の終了時刻のうち、遅い方の時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻から前記受付時刻を減算して、前記当日利用者の待ち時間を算出する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記予約利用者の前記開始時刻から前記予約時刻を減算して、前記予約利用者の待ち時間を算出する手段と、
前記重み付け関数データごとに、以下の(1)〜(4)を実施する手段と、
(1)前記サービス順序ごとに、当該重み付け関数データを用いて前記予約利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(2)前記サービス順序ごとに、当該重み付け関数データを用いて前記当日利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(3)前記サービス順序ごとに、前記予約利用者及び前記当日利用者の重み付け待ち時間の平均値を計算し、記憶する。
(4)前記サービス順序のうち、前記重み付け待ち時間の平均値が最小になるサービス順序を特定し、当該サービス順序における前記予約利用者の待ち時間の平均値を計算し、当該サービス順序における前記当日利用者の待ち時間とともに記憶する。
前記重み付け関数データのうち、前記予約利用者の待ち時間の平均値が前記当日利用者の待ち時間以下であり、かつ、前記当日利用者の待ち時間が最小になる重み付け関数データを特定する手段と、
を備えることを特徴とする重み付け関数決定装置。 - サービスを予約した利用者である、1以上の予約利用者ごとの、当日の予約時刻、サービスの所要時間、開始時刻及び終了時刻を含む予約データを記憶し、予約なしに当日受け付けた利用者である当日利用者を、前記予約利用者の間及び前後のうち、いずれか1つに割り当てたサービス順序を決定する際に用いる、各サービス順序における前記予約利用者の待ち時間及び前記当日利用者の待ち時間に重み付けを行う重み付け関数を決定する重み付け関数決定装置であって、
所定の重み付け関数の2以上の係数を含む、複数の重み付け係数データを予め記憶する手段と、
前記当日利用者の受付時刻及びサービスの所要時間を取得する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻として、前記受付時刻又は1つ前の前記予約利用者の終了時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者より後の前記予約利用者の前記開始時刻として、当該予約利用者の予約時刻及び1つ前の利用者の終了時刻のうち、遅い方の時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻から前記受付時刻を減算して、前記当日利用者の待ち時間を算出する手段と、
前記サービス順序ごとに、前記予約利用者の前記開始時刻から前記予約時刻を減算して、前記予約利用者の待ち時間を算出する手段と、
前記重み付け係数データごとに、以下の(1)〜(4)を実施する手段と、
(1)前記サービス順序ごとに、当該重み付け係数データによる重み付け関数を用いて前記予約利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(2)前記サービス順序ごとに、当該重み付け係数データによる前記重み付け関数を用いて前記当日利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(3)前記サービス順序ごとに、前記予約利用者及び前記当日利用者の重み付け待ち時間の平均値を計算し、記憶する。
(4)前記サービス順序のうち、前記重み付け待ち時間の平均値が最小になるサービス順序を特定し、当該サービス順序における前記予約利用者の待ち時間の平均値を計算し、当該サービス順序における前記当日利用者の待ち時間とともに記憶する。
前記重み付け係数データのうち、前記予約利用者の待ち時間の平均値が前記当日利用者の待ち時間以下であり、かつ、前記当日利用者の待ち時間が最小になる重み付け係数データを特定する手段と、
を備えることを特徴とする重み付け関数決定装置。 - 請求項2に記載の重み付け関数決定装置であって、
予め記憶した前記重み付け係数データのいずれか1つを現在値として事前に記憶し、
前記(1)〜(4)を実施する手段において、前記現在値の近傍にあり、かつ、タブーリストに記憶されていない複数の前記重み付け係数データを特定し、当該重み付け係数データによる前記重み付け関数を用いるとともに、
前記重み付け係数を特定する手段において、特定した重み付け係数データを前記現在値として記憶し、当該重み付け係数データを前記タブーリストに記憶し、前記当日利用者の待ち時間が最良値による待ち時間より小さければ、前記最良値として当該重み付け係数データを記憶し、前記最良値による待ち時間として当該当日利用者の待ち時間を記憶し、
前記(1)〜(4)を実施する手段及び前記重み付け係数データを特定する手段を所定回数繰り返して動作させる
ことを特徴とする重み付け関数決定装置。 - サービスを予約した利用者である、1以上の予約利用者ごとの、当日の予約時刻、サービスの所要時間、開始時刻及び終了時刻を含む予約データを記憶したコンピュータが、予約なしに当日受け付けた利用者である当日利用者を、前記予約利用者の間及び前後のうち、いずれか1つに割り当てたサービス順序を決定する際に用いる、各サービス順序における前記予約利用者の待ち時間及び前記当日利用者の待ち時間に重み付けを行う重み付け関数を決定する重み付け関数決定方法であって、
前記コンピュータは、
前記重み付け関数を示す、複数の重み付け関数データを予め記憶するステップと、
前記当日利用者の受付時刻及びサービスの所要時間を取得するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻として、前記受付時刻又は1つ前の前記予約利用者の終了時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者より後の前記予約利用者の前記開始時刻として、当該予約利用者の予約時刻及び1つ前の利用者の終了時刻のうち、遅い方の時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻から前記受付時刻を減算して、前記当日利用者の待ち時間を算出するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記予約利用者の前記開始時刻から前記予約時刻を減算して、前記予約利用者の待ち時間を算出するステップと、
前記重み付け関数データごとに、以下の(1)〜(4)を実施するステップと、
(1)前記サービス順序ごとに、当該重み付け関数データを用いて前記予約利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(2)前記サービス順序ごとに、当該重み付け関数データを用いて前記当日利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(3)前記サービス順序ごとに、前記予約利用者及び前記当日利用者の重み付け待ち時間の平均値を計算し、記憶する。
(4)前記サービス順序のうち、前記重み付け待ち時間の平均値が最小になるサービス順序を特定し、当該サービス順序における前記予約利用者の待ち時間の平均値を計算し、当該サービス順序における前記当日利用者の待ち時間とともに記憶する。
前記重み付け関数データのうち、前記予約利用者の待ち時間の平均値が前記当日利用者の待ち時間以下であり、かつ、前記当日利用者の待ち時間が最小になる重み付け関数データを特定するステップと、
を実行することを特徴とする重み付け関数決定方法。 - サービスを予約した利用者である、1以上の予約利用者ごとの、当日の予約時刻、サービスの所要時間、開始時刻及び終了時刻を含む予約データを記憶したコンピュータが、予約なしに当日受け付けた利用者である当日利用者を、前記予約利用者の間及び前後のうち、いずれか1つに割り当てたサービス順序を決定する際に用いる、各サービス順序における前記予約利用者の待ち時間及び前記当日利用者の待ち時間に重み付けを行う重み付け関数を決定する重み付け関数決定方法であって、
前記コンピュータは、
所定の重み付け関数の2以上の係数を含む、複数の重み付け係数データを予め記憶するステップと、
前記当日利用者の受付時刻及びサービスの所要時間を取得するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻として、前記受付時刻又は1つ前の前記予約利用者の終了時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者より後の前記予約利用者の前記開始時刻として、当該予約利用者の予約時刻及び1つ前の利用者の終了時刻のうち、遅い方の時刻を設定し、設定した前記開始時刻に前記所要時間を加算して前記終了時刻を算出するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記当日利用者の前記開始時刻から前記受付時刻を減算して、前記当日利用者の待ち時間を算出するステップと、
前記サービス順序ごとに、前記予約利用者の前記開始時刻から前記予約時刻を減算して、前記予約利用者の待ち時間を算出するステップと、
前記重み付け係数データごとに、以下の(1)〜(4)を実施するステップと、
(1)前記サービス順序ごとに、当該重み付け係数データによる重み付け関数を用いて前記予約利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(2)前記サービス順序ごとに、当該重み付け係数データによる前記重み付け関数を用いて前記当日利用者の待ち時間から重み付け待ち時間を計算する。
(3)前記サービス順序ごとに、前記予約利用者及び前記当日利用者の重み付け待ち時間の平均値を計算し、記憶する。
(4)前記サービス順序のうち、前記重み付け待ち時間の平均値が最小になるサービス順序を特定し、当該サービス順序における前記予約利用者の待ち時間の平均値を計算し、当該サービス順序における前記当日利用者の待ち時間とともに記憶する。
前記重み付け係数データのうち、前記予約利用者の待ち時間の平均値が前記当日利用者の待ち時間以下であり、かつ、前記当日利用者の待ち時間が最小になる重み付け係数データを特定するステップと、
を実行することを特徴とする重み付け関数決定方法。 - 請求項5に記載の重み付け関数決定方法であって、
前記コンピュータは、
予め記憶した前記重み付け係数データのいずれか1つを現在値として事前に記憶し、
前記(1)〜(4)を実施するステップにおいて、前記現在値の近傍にあり、かつ、タブーリストに記憶されていない複数の前記重み付け係数データを特定し、当該重み付け係数データによる前記重み付け関数を用いるとともに、
前記重み付け係数を特定するステップにおいて、特定した重み付け係数データを前記現在値として記憶し、当該重み付け係数データを前記タブーリストに記憶し、前記当日利用者の待ち時間が最良値による待ち時間より小さければ、前記最良値として当該重み付け係数データを記憶し、前記最良値による待ち時間として当該当日利用者の待ち時間を記憶し、
前記(1)〜(4)を実施するステップ及び前記重み付け係数データを特定するステップを所定回数繰り返して実行する
ことを特徴とする重み付け関数決定方法。
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