JPH08153140A - 外来患者誘導案内装置 - Google Patents

外来患者誘導案内装置

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JPH08153140A
JPH08153140A JP29630594A JP29630594A JPH08153140A JP H08153140 A JPH08153140 A JP H08153140A JP 29630594 A JP29630594 A JP 29630594A JP 29630594 A JP29630594 A JP 29630594A JP H08153140 A JPH08153140 A JP H08153140A
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JP
Japan
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queue
patient
waiting
time
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Pending
Application number
JP29630594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Nakagawa
勝 中川
Hiroaki Ozaki
博章 尾崎
Hiroaki Ono
普明 小野
Hisafumi Kobayashi
尚史 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUMITOMO KINZOKU JOHO SYST KK
Original Assignee
SUMITOMO KINZOKU JOHO SYST KK
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Publication date
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Publication of JPH08153140A publication Critical patent/JPH08153140A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】病院における様々な待ち状態に対応し、効率的
な待ち行列を実現し、各患者がその待ち状態、および目
的の診療部所に迷わず行くことができる外来患者誘導案
内装置を提供する。 【構成】外来患者に対し診療行為をなす部所に適用さ
れ、受信機と、基本情報、受付時刻情報、優先順位決定
情報の入力手段と、これらの情報及び各患者に予め設定
されている行き先及び行き順データの記憶手段と、所定
の時間帯幅毎に行き先別にこれらの情報に基づき順序付
けられた待ち行列を形成し、呼び出し時刻、待ち情報を
算出する処理手段と、その待ち行列の更新手段と、受信
機に所定のデータを出力する出力手段からなり、待ち行
列の処理手段は、少なくとも1つ以上の優先順位決定情
報および受付時刻情報に基づく優先順位にしたがって1
つの待ち行列を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、病院において外来患者
に各診療窓口での待ち情報を提供し、また、必要な診療
行為およびその順序を示す行き順を案内する外来患者誘
導案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置あるいはシステムと
しては、特公平3−57495号公報(以下、従来例1
という)、特開平3−246669号公報(以下、従来
例2という)、特開平6−141094号公報(以下、
従来例3という)に開示されたものや、また、セイコー
電子工業株式会社による「エンジェル コール」(商品
名)(以下、従来例4という)などがある。
【0003】まず、従来例1の「待客管理システム」
は、銀行や病院などにおける待客を所定の窓口に呼び出
すとともに、その受付け状態を管理するもので、各待客
に可視覚表示部と可聴表示部を備えた受信番号札を発行
し、送信装置を介してその両表示部を作動させて待客の
呼び出しを行うとともに、ディスプレイには各受信番号
札の待ち時間が表示されるようになっている。また、待
ち順番は受け付け順に空きのある窓口に行くように制御
されたものとなっている。
【0004】また、従来例2の「患者受付装置」は、各
受診科ごとにその待ち順番、待ち時間をプリントしたも
のを受付票として、患者に提供するものである。また、
予約受付処理も可能となっている。この例での待ち時間
の演算では、先着順に必要とする診療時間を算出し、そ
の受診科の空き時間に患者の診療をはめ込むことにより
順序付けを行っている。
【0005】さらに、従来例3の「電話回線を用いた診
察時の順番の予約及び呼出方法並びにその予約及び呼出
装置」は、電話での予約を可能とするもので、その予約
当日には予約患者に、聴覚音発生装置からなる呼出手段
を携帯させて、呼出し時刻には各予約患者の呼出手段を
作動させて呼び出すようになっている。
【0006】そして、従来例4の「エンジェル コー
ル」には、各患者に携帯させた個別受信機を作動させ
て、メロディーやランプの点滅によって呼出しを行い、
また、その個別受信機に備えられた表示部に現在の待ち
人数や行き先を表示するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例においては、待ち時間の処理は、先着順に待ち行列
を形成したものとなっており、待ち順番や待ち時間の設
定は一律的なものとなっており、また、病院での診療行
為、つまり、受付、診察、検査、会計、投薬において
は、必ず待ちが発生すること、また、診察においても複
数を受診する場合もあり、こうした実際の状況では、そ
れぞれの診療行為においての待ち時間を、各患者が認識
できるものとはなっていない。特に、診察における待ち
順の状態は、一般的な待ちの状態とは異なり、先着順と
いう順序、時間予約という優先権をもつ順序、さらに診
療側の都合による順序という三種類の待ち行列が混在す
る特性をもつ「待ち」であるといえるが、これらの点を
全て考慮されたものにはなっていない。
【0008】さらに、受付、診察、検査、会計、投薬と
いった病院での診療行為の流れにおいては、一律的な流
れだけでなく、例えば診察と検査との間を往復する場合
も多くあり、複雑となる場合も多い。こうした複雑な診
療行為においては、患者はその診療行為の順序を認識で
きず、迷ったりすることもあり、不安感をもつこともあ
る。こうした事情により、その行き先はもとより、行き
順を案内するシステムも望まれている。
【0009】本発明はこれらの点を鑑みてなされたもの
で、病院における様々な待ち状態に対応することがで
き、かつ効率的な待ち行列を実現することができ、ま
た、各患者がその待ち状態の変化を刻々認識することが
でき、各患者の拘束状態の待ち時間を最低限にとどめる
ことができるとともに、病院での診療行為において、患
者は迷わず目的の行き先に行くことができる誘導案内を
実現することができる外来患者誘導案内装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明の外来患者誘導案内装置は、本発明の基
本概念ブロック図である図1を参照しながら説明する
と、外来患者に対し診療行為をなす外来患者受付部、診
察部、検査部、会計部、および薬剤部のうち少なくとも
1つ以上の診療行為部所に適用可能な装置であって、メ
ッセージなどを表示する表示部と呼び出し音や振動など
の呼び出しを認識させるための呼び出し動作部とを備
え、個別の識別信号を受信することにより上記表示部の
表示および呼び出し動作部の作動が行われる複数の受信
機1と、患者の診療行為に伴う個人データ、受診科、カ
ルテ番号などの基本情報、先着順を示す受付時刻情報、
および予約/非予約,プライオリティ、年令などの待ち
行列を形成するための優先順位を決定する優先順位決定
情報を入力する入力手段2と、これらの情報および各患
者に予め設定されている行き先および行き順を示すデー
タを格納する記憶手段3と、所定の時間帯幅ごとに受け
付けた複数の患者をその行き先別に上記受付時刻情報お
よび優先順位決定情報に基づき順序付けることにより、
待ち行列を形成するとともに、各患者の呼び出し時刻を
予想し、その時刻までの待ち人数、待ち順番、待ち時間
などの待ち情報を算出する待ち行列処理手段4と、その
待ち行列順に各患者の診療行為が終了した時点でその患
者の上記行き先および行き順を示すデータに終了情報を
付与するとともに、上記待ち行列を更新するデータ更新
手段5と、上記終了情報が付与されていない行き先およ
び行き順を示すデータ内容と、その行き先における待ち
情報を表示部に出力するとともに、呼出し時には呼出し
信号を該当する受信機の呼び出し動作部に出力する出力
手段6からなり、上記待ち行列処理手段4は、少なくと
も1つ以上の上記優先順位決定情報および受付時刻情報
に基づく優先順位にしたがって1つの待ち行列を形成す
ることによって特徴付けられている。
【0011】また、上記待ち行列処理手段4は、上記優
先順位決定情報および受付時刻情報に基づき、複数の待
ち行列を形成する待ち行列処理手段であってもよい。さ
らに、上記の前者における外来患者誘導案内装置に、後
者における待ち行列処理手段を備えるとともに、これら
二つの待ち行列処理手段を選択する選択手段7を備えて
いてもよい。
【0012】
【作用】種々の優先順位決定情報および受付時刻情報に
基づく優先順位にしたがって1つの待ち行列を形成で
き、それぞれの診療行為部所における待ちの状態の特性
に適応した待ち行列処理ができる。また、データ更新手
段により、診療行為の終了情報が入力されて、各患者は
リアルタイムの情報を知ることができる。また、患者の
待ち情報はもとより行き先および行き順も出力手段によ
って受信機に出力表示され、患者はその表示内容にした
がって診療行為部所に移動することによって、効率的に
診療行為を進めることができる。
【0013】
【実施例】図2は本発明実施例に係るシステム構成図で
ある。まず、この図面を参照しながら、このシステム構
成を説明する。
【0014】外来診療行為は、外来患者受付部、診察
部、検査部、会計部、薬剤部によって構成されている。
本発明実施例の外来患者誘導案内装置は、この外来診療
行為各部において発生する各患者の待ち状態を処理し
て、その待ち案内情報や、これら各部間における患者の
行き先、行き順や、呼び出し情報を各患者に個別に提供
するものである。
【0015】この装置には、上述した待ち案内情報、行
き先、行き順や、呼び出し情報を受信する受信機が備え
られており、この受信機は、診療行為の受付時に各患者
に貸与され、診療行為の終了時に返却され、再使用可能
となっている。この装置は、こうした受信機貸与及び返
却処理のほか、待ち処理機能を有し、これにより待ち案
内情報、行き先・行き順の誘導案内、呼び出し情報が受
信機に出力される。さらに、各部において診療行為が終
了すると、その終了情報を得て、その終了登録がなされ
る。なお、外来患者受付部においては受付時には受付時
刻情報および図8(a)に示すような患者基本情報が提
供される。また、各部間においては、これらの情報に基
づいて、各診療行為が一連的に処理されるようになって
いる 次に、この実施例に係わるシステムフローチャートを示
す図3、および本発明実施例の待ち行列処理機能を説明
するためのフローチャートを参照しながら、本発明実施
例の装置の機能を詳細に説明する。
【0016】まず、外来患者受付部において、外来患者
の診察受付時刻情報を受付け、その患者の患者基本情報
をもとに、カルテを作成あるいは抽出し、診察部へ搬送
する。また、こうした一般的な受付事務処理のほか、そ
の外来患者IDとアドレスが対応付けされた受信機を外
来患者に発行し、携帯させる。この対応付け処理の結果
は図9(a)に示すような患者/受信機アドレス対応テ
ーブルに格納される。また、このテーブルを更新するこ
とにより、受信機は再使用可能となる。
【0017】次に、医者からの診療情報、すなわち、行
き先、行き順などの情報に基づいてその患者の行き先を
取得する。ここで、最初の行き先を取得する場合は、予
約患者については、その予約情報は図8(c)に示すフ
ォーマットの予約情報ファイルに格納されるとともに、
その予約時に決められた行き先、行き順は図10に示す
ような行き先、行き順/同ステータステーブルに登録さ
れるので、このテーブルを参照して該当するデータを取
得する。このステータステーブル欄には、窓口Noの処理
が終了すれば「2」、待ち行列登録中は「1」、未処理
状態は「0」が付与される。一方、非予約患者について
は、患者の診察担当医情報より行き先を取得する。さら
に、行き先が二つ目以降の行き先の場合、その行き先を
取得する場合は、当日の診察時に決まる行き先、行き順
のオーダ情報がこの行き先、行き順テーブルに作成・更
新されているので、その該当のステータステーブルを参
照して取得する。ここで、全ての行き先と関連付けされ
た状態情報が終了状態の「2」であれば、その患者の当
日の診療は終了となって患者が携帯していた受信機の回
収処理がなされる。一方、状態情報が終了状態でない場
合には、次に説明する待ち行列処理が行われる。
【0018】この待ち行列処理のフローチャートを図4
に示し、この図面を参照しながら、以下にこの待ち行列
処理を詳細に説明する。上記の行き先の取得で得られた
行き先における待ち行列への登録を行う。この待ち行列
への登録においては、M種の入力列を1種の出力列とす
る混合待ち行列処理と、M種の入力列をN種の出力列と
するパラレル待ち行列処理のいずれかが選択される。
【0019】ここで混合待ち行列制御が選択された場合
で、予約と非予約がある場合の待ち行列処理を例にあげ
て説明する。予約患者は所定の時間帯の枠内で予約登録
されているので、その時間帯幅のグループ内で受付時刻
順もしくは予約順に順序付けされ、予約行列に登録され
る。なお、この時、予約時刻と実際の受付時刻に許容以
上の隔たりが生じれば、その予約患者の予約は削除され
る。また、非予約患者は受付時刻順に順序付けされ、先
着順行列に登録される。そして、予約行列として形成さ
れている行列の時間帯内の処理余裕枠に、図9(b)に
示す処理標準ピッチデータに基づいて、受付時刻順の行
列が埋め込まれ、一列の行列が混合待ち行列データに登
録される。その後、その混合待ち行列のデータに終了情
報が付与された場合、そのデータは削除され、進行した
状態の行列が更新される。
【0020】以上の混合待ち行列処理に対応する具体例
を図5(a)に示し、説明する。まず、予約患者につい
て時間帯別に予約された情報に基づいて事前に山積みを
行う。この場合、10時から10時30分の時間帯に
は、‘A’,‘C’の予約患者が、また10時30分か
ら11時の時間帯には、‘R’,‘Q’,‘P’の予約
患者が山積みされている。この段階においては、未だ順
序付けは行われていない状態である〔機能(1) 〕。
【0021】ここで、これらの患者のうち、受付時刻順
は‘C’は‘A’より先とし、また、‘R’,‘Q’,
‘P’の予約患者は未着であるとすると、この状態に対
して、受付時刻に基づき予約患者について順序付けを行
い、予約実績行列を形成していく〔機能(2) 〕。一方、
‘d’,‘b’の非予約患者について、受付時刻に基づ
き、先着順行列を形成していく〔機能(3) 〕。ここで、
設定された処理ピッチ、この場合10分/1人に基づき
時間帯別の処理余裕枠を算出すると、10時から10時
30分の時間帯にはなお10分の処理余裕枠があるの
で、非予約患者‘d’,‘b’のうち、受付時刻の早い
非予約患者‘b’をはめ込むことができ、この結果、
‘C,A,b’の順で順番が確定された一つの混合待ち
行列『C,A,b,P,Q,R,d』(但し、‘P,
Q,R,d’は仮順序)が形成される〔機能(4) 〕。そ
の後、終了情報を受けた場合は、当該待ち行列を進行さ
せ、終了した該当の患者を待ち行列より削除する。例え
ば患者‘C’の終了情報を受けた場合、混合待ち行列は
『A,b,P,Q,R,d』となる〔機能(5) 〕。
【0022】なお、予約がない場合は、受付時刻順に登
録され、待ち行列が形成される。このような混合待ち行
列制御においては、入力列は予約・非予約の2種である
が、この他の優先順位を決定する情報としては、高齢者
/非高齢者、プライオリティなどがあり、これらが組み
合わされた情報を有する患者の混合待ち行列の形成も可
能であり、例えば2種の優先順位決定情報の入力列を1
種の出力列とすることも可能である。この場合、各優先
順位決定情報がもつ優先度の度合いを予め設定してお
き、それにより確定された行列と、先着順行列をはめ込
むことによって混合待ち行列を形成する。
【0023】次に、パラレル待ち行列処理に対応する具
体例を図5(b)に示し、説明する。この場合、優先順
位決定情報を年令とする。この情報は患者基本テーブル
より取得される〔機能(1) 〕。この年令情報が入力さ
れ、高齢者であるかあるいは非高齢者であるかが判別さ
れ、所定の時間帯幅において受付時刻順にそれぞれの行
列における順序が決定され、パラレル待ち行列が形成さ
れる〔機能(2) 〕。その後、混合待ち行列の制御と同
様、終了情報を受けた場合、その該当する患者を待ち行
列より削除することにより、待ち行列を進行させる〔機
能(3) 〕。
【0024】なお、このパラレル待ち行列処理において
は、優先順位決定情報を複数種とし、複数の行列を形成
してもよく、例えば、高齢者および非高齢者の待ち行列
に予約/非予約,受付順を考慮した待ち行列を形成でき
る。
【0025】このように、いずれかの待ち行列処理が選
択され、処理された後、これらの処理結果は、図8
(b)に示すフォーマットの行き先別待ち行列ファイル
に出力される。また、指示された行き先での終了実績情
報により、後述する待ち行列処理の進行が行われる。な
お、診療開始時点(初期状態)では、疑似終了実績を発
生させることにより、待ち行列の進行を行えばばよく、
特別な処理を施すことなく、処理は進行する。
【0026】つまり、待ち行列の進行処理においては、
終了実績情報に基づき、患者別の行き先、行き順テーブ
ルの該当するステータスを終了状態にし、当該患者の次
の行き先情報が、取得できるようにしておく。なお、患
者別行き先、行き順ステータステーブルの情報がすべて
終了状態になると、その患者の当日の処理は終了とな
る。
【0027】以上のように、疑似終了実績、終了実績情
報に基づき、待ち行列に対して進行指示が与えられる。
この進行指示に基づき、待ち行列を更新するとともに、
更新後の状態の把握を行い、待ち案内処理がなされる。
つまり、この更新後の行き先別待ち行列を、フリーの患
者、誘導すべき患者、拘束すべき患者の3段階に分け、
患者別にこれらの段階が変化した患者に対し、待ち案内
情報をその患者の受信機に対して出力する。この出力に
際しては、図9(a)の患者/受信機アドレス対応テー
ブルを検索し、対応する受信機のアドレスを得る。
【0028】以上の一連の処理が全部終了すると、その
患者から受信機が回収され、その回収された受信機は再
び初期化された後、再使用される。以上の構成の本発明
実施例は、図6に示すハード構成によって達成される。
以下にそのハード構成を説明する。
【0029】外来患者受付部、診察部、検査部、会計
部、薬剤部にはそれぞれ端末装置T1・・T5 が設置され
ており、これらの端末装置T1 ・・T5 間、及び各端末装
置T1・・T5 とコンピュータ42との間は、通信制御部
44を介してデータ通信が可能となっている。つまり、
患者基本情報、受付情報、検査内容の伝達指示を与える
検査情報、診察結果、次の行き先や行き順を指示するオ
ーダ情報、各診察行為において終了を伝達するための終
了情報、会計情報、投薬情報等の情報の交信は回線によ
ってなされる。また、上記した待ち処理等は、RAMに
格納された情報に基づいてCPUで処理され、待ち案内
情報や呼び出しが送信機43を介して、該当する患者が
携帯している受信機41に出力されるようになってい
る。
【0030】この受信機41は、図7に示すようなポケ
ットベルシステムによる受信装置が用いられており、こ
れは、構内無線を用いた放送型通信を行うもので、その
通信方向は一方向となっている。この受信装置において
は、待ち案内情報は表示部51に表示され、呼び出し時
には、呼出ランプ53が点滅するとともに、電源スイッ
チ52の呼出モードの設定にしたがい所定の呼出モード
によって呼び出しがなされる。この呼出モードには、鳴
動モード及び振動モードがある。鳴動モードが設定され
た場合、呼び出し時には、呼出ランプ53が点滅すると
ともに、呼出音がなり、メッセージが表示部51に表示
される。また、振動モードが設定された場合、呼び出し
時には、呼出ランプ53が点滅するとともに、受信装置
本体の振動部が振動し、メッセージが表示部51に表示
される。本願実施例では、鳴動モードにおける呼出音と
して、静かなメロディーを出力するようにしており、呼
出音による騒音が発生しないようになっている。また、
振動モードに設定された場合においても、その振動は患
者個人が体感することによって呼出しを認識できるもの
となっており、これらいずれのモードを使用した場合に
も、確実に呼出しを認識できるものである。こうした受
信装置を使用することにより、呼出し音が騒音となるこ
とがなく、また、呼出し音を聞き取れなかったり、ま
た、聞き逃したりすることもなく、振動モードによる呼
び出しでも各患者がその作動を体感できるので、呼出さ
れた場合には、各患者が確実にそれを認識できる。ま
た、呼出しによって騒音が生じることもなく、静かな病
院内環境を作ることができる。
【0031】なお、本実施例では、この受信機41とし
て一方向通信の放送型のものを用いたが、双方向型もの
を使用してもよい。この場合、受信された情報を確認す
るための確認情報を患者側から送信することができ、よ
り確実な情報の交換ができる利点がある。
【0032】また、この受信機41の表示部51に表示
されるメッセージ内容の表示形態についても、その内容
がコード化された形式、あるいは簡略化された形式の表
示に限ることなく、だれもが簡単に解読することができ
る情報形式、例えば文章やイメージ情報の表示を行うこ
ともできる。
【0033】さらにまた、上述した混合待ち行列処理お
よびパラレル待ち行列処理は、外来患者受付部、診察
部、検査部、会計部、および薬剤部の各部における待ち
行列処理に適用でき、各部においてこれらの行列処理を
適宜選択することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の外来患者
誘導案内装置によれば、外来患者が診療行為をなす外来
患者受付部、診察部、検査部、会計部、および薬剤部の
うち少なくとも1つ以上の診療行為部所に適用可能と
し、表示部および動作部を備えた複数の受信機と、基本
情報、受付時刻情報、優先順位決定情報を入力する入力
手段と、これらの情報および各患者に予め設定されてい
る行き先および行き順を示すデータを格納する記憶手段
と、所定の時間帯幅ごとに受け付けた複数の患者をその
行き先別にこれらの情報に基づき順序付けることによ
り、待ち行列を形成するとともに、各患者の呼び出し時
刻を決定し、その時刻までの待ち情報を算出する待ち行
列処理手段と、その待ち行列順に各患者の診療行為が終
了した時点でその患者の行き先および行き順を示すデー
タに終了情報を付与して、待ち行列を更新するデータ更
新手段と、行き先および行き順、待ち情報を表示部に出
力し、呼出し時刻には呼出し信号を該当する受信機の呼
び出し動作部に出力する出力手段からなるとともに、待
ち行列処理手段は、少なくとも1つ以上の上記優先順位
決定情報および受付時刻情報に基づく優先順位にしたが
って1つの待ち行列を形成するか、あるいは、優先順位
決定情報および受付時刻情報に基づき、複数の待ち行列
を形成するようにし、また、これら二つの待ち行列処理
手段を選択する選択手段を備えた構成としたので、病院
における様々な待ち状態に対応することができ、かつ効
率的な待ち行列を実現することができる。また、各患者
はその待ち状態の変化を刻々認識することができ、各患
者の拘束状態の待ち時間を最低限にとどめることがで
き、待ち時間の時間内でも患者が自由に移動したり、他
の施設を利用することができるなど、待ち時間を有効に
利用でき、また、待つことによる苦痛も減少する。さら
に、病院での診療行為において、患者は迷わず目的の行
き先に行くことができ、不要な不安を患者に与えること
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念ブロック図
【図2】本発明実施例に係るシステム構成図
【図3】本発明実施例に係るシステムフローチャート
【図4】本発明実施例の待ち行列処理のフローチャート
【図5】本発明実施例の待ち行列処理を説明する図
【図6】本発明実施例に係るハード構成図
【図7】本発明実施例に適用される受信機の構成を示す
外観図
【図8】本発明実施例に係る各情報のフォーマット
【図9】本発明実施例に係る各情報のフォーマット
【図10】本発明実施例に適用される行き先、行き順テ
ーブル/同ステータステーブルを説明するための図
【符号の説明】
1・・・・受信機 2・・・・入力手段 3・・・・記憶手段 4・・・・待ち行列処理手段 5・・・・データ更新手段 6・・・・出力手段 7・・・・選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 尚史 大阪市淀川区西中島5丁目3−8 住友金 属情報システム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外来患者に対し診療行為をなす外来患者
    受付部、診察部、検査部、会計部、および薬剤部のうち
    少なくとも1つ以上の診療行為部所に適用可能な装置で
    あって、メッセージなどを表示する表示部と呼び出し音
    や振動などの呼び出しを認識させるための呼び出し動作
    部とを備え、個別の識別信号を受信することにより上記
    表示部の表示および呼び出し動作部の作動が行われる複
    数の受信機と、患者の診療行為に伴う個人データ、受診
    科、カルテ番号などの基本情報、先着順を示す受付時刻
    情報、および予約/非予約,プライオリティ、年令など
    の待ち行列を形成するための優先順位を決定する優先順
    位決定情報を入力する入力手段と、これらの情報および
    各患者に予め設定されている行き先および行き順を示す
    データを格納する記憶手段と、所定の時間帯幅ごとに受
    け付けた複数の患者をその行き先別に上記受付時刻情報
    および優先順位決定情報に基づき順序付けることによ
    り、待ち行列を形成するとともに、各患者の呼び出し時
    刻を予想し、その時刻までの待ち人数、待ち順番、待ち
    時間などの待ち情報を算出する待ち行列処理手段と、そ
    の待ち行列順に各患者の診療行為が終了した時点でその
    患者の上記行き先および行き順を示すデータに終了情報
    を付与するとともに、上記待ち行列を更新するデータ更
    新手段と、上記終了情報が付与されていない行き先およ
    び行き順を示すデータ内容と、その行き先における待ち
    情報を表示部に出力するとともに、呼出し時には呼出し
    信号を該当する受信機の呼び出し動作部に出力する出力
    手段からなり、上記待ち行列処理手段は、少なくとも1
    つ以上の上記優先順位決定情報および受付時刻情報に基
    づく優先順位にしたがって1つの待ち行列を形成するこ
    とを特徴とする外来患者誘導案内装置。
  2. 【請求項2】 上記外来患者誘導案内装置において、上
    記待ち行列処理手段に代えて、上記優先順位決定情報お
    よび受付時刻情報に基づき、複数の待ち行列を形成する
    待ち行列処理手段を備えていることを特徴とする外来患
    者誘導案内装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の外来患者誘導案内装置
    に、請求項1に記載の待ち行列処理手段を備えるととも
    に、これら二つの待ち行列処理手段を選択する選択手段
    を備えていることを特徴とする外来患者誘導案内装置。
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