JP5089532B2 - 空気入りタイヤの製造装置及び製造方法 - Google Patents
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即ち、サイド部材の表面に複数の溝を形成することで、グリーンタイヤをモールドにセットしたときにモールドとグリーンタイヤ(サイド部材)との間に入り込んだエアは、グリーンタイヤを加硫する際に、上記表面に形成された複数の溝(エア流路)を通じて、モールドに設けられたベントピース(モールドに設ける金型とグリーンタイヤ間のエア抜き用部品)からモールド外部に排出され、エアの残留を防止することができる。
即ち、図5Aに示す方法では、タイヤ構成部材であるサイド部材100を押し出す押出機に、上記サイド部材100の表面に溝が形成されるように断面形状が形成された口金を用いて、サイド部材100を押出機で押出成型する。これにより、サイド部材100の表面上に、押出方向(図中矢印方向)に沿って直線状の複数の突条101を形成することで、突条101間に溝が形成される。
また、本発明は、タイヤ成形ドラムにカーカスプライを巻きつける工程と、前記タイヤ成形ドラムに巻きつけたカーカスプライの中央部を拡張させる工程と、中央部が拡張した前記カーカスプライの両端部を、ビード部に沿ってタイヤ半径方向内側から外側に折り返す工程と、前記折り返したカーカスプライにサイドゴムを押圧してその外側面に圧着する工程と、前記カーカスプライにサイドゴムを押圧してその外側面に圧着する時に、圧着用ローラの外周に形成された周方向に連続した突条によりサイドゴム表面に加硫時におけるエア抜き用溝を形成する工程と、を有することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの製造装置が有するタイヤ成形ドラムの概略断面図であり、図1Aはタイヤ成形ドラムの図示しない拡張前のタイヤ構成部材を備えた状態を、図1Bはタイヤ構成部材拡張時の状態を示している。
この折り返しフィンガー機構6は、図1に示したタイヤ成形ドラム1の外周に巻き付けたカーカスプライの両端部を、ビードロック装置10にセットされたビードコアの回りに巻き付けるように折り返し、また、カーカスプライのタイヤ幅方向両端部に予め貼り付けられたサイドゴムを押圧するための所定幅を有するローラ63と、このローラ63の回転軸62と、一端が回転軸62の端部と回動可能に軸支され、他端が例えばシリンダ機構に回動可能に軸支された(図示せず)フィンガー61とから構成されている。
また、このローラ63には、図示しないヒータ等の加熱手段が内蔵されており、折り返しフィンガー機構6でサイドゴムを押圧するときに、この加熱手段でローラ63を加熱しておく。加熱されたローラ63は、接触するサイドゴムに熱を伝達し、ゴムを加熱軟化するため、突条64がゴムに食い込みやすくなり、溝加工を容易に行うことができる。
まず、図1Aに示した状態、即ちタイヤ成形ドラム1上で成形したカーカスプライ等のタイヤ構成部材の両端部にチェーファーゴム、サイドゴムの端部が重なるように巻き付けて1つの円筒体を成形する。
なお、このカーカスプライ等から成る円筒体の内部側には、円筒体の中央部を膨出させる拡張手段である図示しない給気手段が設けられている。
次に、カーカスプライ上のビードロック装置10に対応する位置に、ビードコア及びビードフィラー等からなるビード部材を配置して、カーカスプライ等を固定(ビードロック)する。
グリーンケースに、図示のように、複数の折り返しフィンガー機構6でサイドゴム11のタイヤ幅方向外側面を押圧する。
この複数の溝12を、ベントピース(モールドに設ける金型とグリーンタイヤ間のエア抜き用部品)の位置に合わせて、即ち、溝12の終端をベントピースの近傍位置に合わせて形成することで、グリーンタイヤを加硫する際に、モールドとグリーンタイヤ間のエアが、この溝12を通じてベントピースから排出される。
更に、カーカスプライの折り返しと同時に溝を形成することができるため、工程の増加を招くことがなく、作業効率を低下させることがない。
Claims (6)
- カーカスプライを巻きつけるタイヤ成形ドラムと、
前記タイヤ成形ドラムに巻きつけたカーカスプライの中央部を拡張させる拡張手段と、
中央部が拡張した前記カーカスプライの両端部を、ビード部に沿ってタイヤ半径方向内側から外側に折り返すと共に、折り返したカーカスプライにサイドゴムを押圧してその外側面に圧着するフィンガーの先端に配されたローラと、を備え、
前記ローラは、その外周に周方向に連続した突条を有し、かつ、前記サイドゴムをカーカスプライに押圧するとき、サイドゴムの表面に前記突条に対応した加硫時におけるエア抜き用溝を形成することを特徴とする空気入りタイヤの製造装置。 - 請求項1に記載された空気入りタイヤの製造装置において、
前記ローラは、加熱手段を備えていることを特徴とする空気入りタイヤの製造装置。 - 請求項1又は2に記載された空気入りタイヤの製造装置において、
前記ローラの外周に形成された突条は複数条からなり、その高さは1mm〜3mmであることを特徴とする空気入りタイヤの製造装置。 - タイヤ成形ドラムにカーカスプライを巻きつける工程と、
前記タイヤ成形ドラムに巻きつけたカーカスプライの中央部を拡張させる工程と、
中央部が拡張した前記カーカスプライの両端部を、ビード部に沿ってタイヤ半径方向内側から外側に折り返す工程と、
前記折り返したカーカスプライにサイドゴムを押圧してその外側面に圧着する工程と、
前記カーカスプライにサイドゴムを押圧してその外側面に圧着する時に、圧着用ローラの外周に形成された周方向に連続した突条によりサイドゴム表面に加硫時におけるエア抜き用溝を形成する工程と、を有することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - 請求項4に記載された空気入りタイヤの製造方法において、
前記サイドゴムの表面を加熱する工程を有することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - 請求項4又は5に記載された空気入りタイヤの製造方法において、
前記圧着用ローラの外周に形成された突条は複数条からなり、その高さは1mm〜3mmであることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
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