JP5089368B2 - 異物除去装置及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子の表面に付着した異物を除去する異物除去装置、及び、それを備えたデジタル一眼レフカメラ等の撮像装置に関する。
デジタルカメラにおいて撮像素子の表面近傍に塵埃等の異物が存在すると、その異物が影となって撮影画像に写り込んでしまうという問題が発生する。このような異物は、交換式レンズを交換するためにレンズをカメラ本体から取り外す際に塵埃が侵入することや、撮影に伴う動作によってシャッタやミラーボックス等を構成する樹脂等が微細な磨耗粉として飛散すること等がその発生原因と考えられている。
上記のようにして発生した異物が、撮像素子のカバーガラスとカバーガラスの前面に配設されている赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ等の光学素子の間に入り込んでしまった場合、その異物を除去するためにカメラを分解する必要があった。この問題への対応策として、撮像素子のカバーガラスと光学素子との間に異物が入り込まないように密閉構造とすることが考案された。
しかしながら、この密閉構造は撮像素子と対向していない光学素子の表面(被写体側の表面)への異物の付着を防ぐものではない。そのため、光学素子の表面に異物が付着した場合に、その異物が影となって撮影画像に写り込んでしまうという問題を完全に解消したとはいえない。
上記の問題を解決する方法として、特許文献1や特許文献2には、クリーニングフィルム部材やワイパー部材により、赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ等の光学素子の表面に付着した塵埃を直接拭き取り除去することが提案されている。
特許文献1に記載の発明は、塵埃の吸着性を有するクリーニングフィルム部材を、撮像素子受光面に対して摺動駆動するというものであり、これにより付着している塵埃を取り除くという効果が得られる。
また、特許文献2に記載の発明は、撮影用レンズの装着時及び/又は取外し時の回動を利用して、撮像素子清掃用のワイパー手段を駆動し、撮像素子の表面から効果的に塵埃を除去するというものである。また、特許文献2に記載の発明によれば、防塵手段を用いて撮影用レンズ未装着時の塵埃の付着を防ぐという効果も得られる。
特開2004−172961号公報 特開2005−5972号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、塵埃の除去は可能ではあるものの、クリーニングフィルム部材を撮像素子受光面に対して摺動駆動するため、大きな塵埃や硬い塵埃の付着時に、その塵埃を引きずり撮像素子受光面に傷をつけるおそれがある。
特許文献2に記載の発明でも、撮像素子清掃用のワイパー手段が撮像素子の表面を直接清掃するため、同様に傷をつけるおそれがある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、光学素子の表面に付着した異物を該光学素子の表面を傷つけないように除去できるようにすることを目的とする。
本発明の異物除去装置は、光学素子の表面に接触しながら移動することにより前記光学素子の表面に付着した異物を除去する異物除去部材と、前記異物除去部材を前記光学素子の表面に接触させながら往復移動させる駆動手段と、前記異物除去部材の前記光学素子の表面に対する接触圧を変更する接触圧変更手段とを有し、前記接触圧変更手段は、前記異物除去部材の往復移動に伴って前記異物除去部材の接触圧を変更することを特徴とする。
本発明によれば、異物除去部材の光学素子の表面に対する接触圧を可変にしたので、光学素子の表面に付着した異物を該光学素子の表面を傷つけないように除去することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタル一眼レフカメラの概略構成図を示す図である。図1において、101は撮像部であり、入射した光のエネルギーを電気信号に変換する。撮像部101は、詳しくは後述するが、主として撮像素子203、撮像素子203を保護するカバーガラス205、撮像素子203の前方に配置された光学ローパスフィルタ201等により構成される。
102は交換レンズユニットであり、被写体からの反射光を捉えて、撮像部101に結像させるための複数のレンズ102a、102b等及び絞り102cからなる。103は交換レンズユニット102を装着するためのマウント部である。
104はミラーボックスである。105は主ミラーであり、入射した光束の一部をファインダ106方向に反射すると共に残りの光束を撮像部101に透過する状態と、全光束を撮像部101に導くべく光束から退避した状態とをとりうる。主ミラー105はミラーボックス104内で回動することにより2つの状態を取りうる。
106はファインダであり、フォーカシングスクリーン107と、プリズム108と、接眼レンズ109とにより構成される。フォーカシングスクリーン107は、主ミラー105により上部に反射した光束が結像する。プリズム108は、フォーカシングスクリーン107に結像した像を正立実像にするために内部で像を反射させる。接眼レンズ109は、プリズム108から射出された像を適正な倍率で使用者が確認できるようにする。
110はAFユニットであり、被写体との距離を測定する。111はサブミラーであり、入射した光束のうち主ミラー105を透過した光束をAFユニット110に導く。112はフォーカルプレーンシャッタであり、入射した光束を所望の時間だけ撮像部101に照射させるようにする複数のシャッタ羽根からなる。
1は異物除去装置であり、撮像部101とフォーカルプレーンシャッタ112との間に設置される。異物除去装置1は、光学ローパスフィルタ201の表面に接触しながら移動することにより光学ローパスフィルタ201の表面に付着した塵埃等の異物を除去する異物除去部材1aを備える。そして、異物除去部材1aを光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動させることで、異物除去部材1aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧が可変となっている。
なお、デジタル一眼レフカメラには、図示を省略するが、撮影モード及びクリーニングモードを切り替えるモード切り替えスイッチや、異物除去装置動作ボタンが設けられている。
図2は、本実施形態の撮像部101とフォーカルプレーンシャッタ112と異物除去装置1との概略構成を説明するための側方断面図である。
撮像部101は、以下のように構成される。被写体像を光電変換する固体撮像素子203の前方に光学ローパスフィルタ201が配置される。固体撮像素子203はパッケージ部材204に収容され、カバーガラス205により保護される。また、光学ローパスフィルタ201は枠状の保持部材202により保持される。光学ローパスフィルタ201とカバーガラス205とはその間を密閉するためのシール部材206を介して固定される。固体撮像素子203の接続端子208は基板207に接続される。基板207は、カメラの動作を制御する制御回路を構成する電気素子が搭載されたものである。固体撮像素子203が収容されたパッケージ部材204は保持板209により保持される。
フォーカルプレーンシャッタ112は、以下のように構成される。フォーカルプレーンシャッタ112は、先幕211及び後幕212からなる。先幕211は複数のシャッタ羽根211a、211b、211c、211dにより構成され、後幕212は複数のシャッタ羽根により構成される。先幕211及び後幕212の駆動スペースは中間板213により分割されている。後幕212の押え板214には、撮像のためにその略中央部に開口が設けられている。また、先幕211の押え板として機能するカバー板215には、撮像のためにその略中央部に開口が設けられている。
ここで、図3に異物除去装置1の斜視図を示す。また、図4に異物除去装置1の一部拡大図(被清掃面である光学ローパスフィルタ201の表面が下側となるよう図2と同様の方向から見た拡大図)を示す。また、図5(a)、(b)に図4のA−A線に沿う断面図を示す。図5(a)は異物除去部材1aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧が高い状態を示し、図5(b)は異物除去部材1aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧が低い状態を示す。なお、以下の説明において、上下とは図1、2に示す状態での上下を意味するものとする。
1aは植毛部材等からなる異物除去部材であり、光学ローパスフィルタ201の表面に接触しながら移動(スライド)することにより光学ローパスフィルタ201の表面に付着した異物を除去する。即ち、異物除去部材1aは光学ローパスフィルタ201の表面を摺動する。異物除去部材1aは光学ローパスフィルタ201の上下方向に延伸する形状を有し、図3の矢印A方向、図1、2では紙面の垂直方向に往復移動する。
1bは光学ローパスフィルタ201(保持部材202)の下辺に平行に配置された案内軸であり、異物除去部材1aの下端部に設けられた案内穴に挿通し、異物除去部材1aの移動をガイドする。異物除去部材1aの下端部に設けられた案内穴は横断面長穴形状となっており、異物除去部材1aが光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動するのを許容する。
1cは光学ローパスフィルタ201(保持部材202)の上辺に平行に配置された駆動軸であり、異物除去部材1aの上端部に設けられたナットを介して異物除去部材1aを移動させる。ナットは横断面長穴形状となっており、異物除去部材1aが光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動するのを許容する。1dは駆動軸1cに駆動力を付与する駆動源である駆動用モータであり、制御装置50により制御される。
1eは光学ローパスフィルタ201(保持部材202)の上辺及び下辺に沿って配置された薄板状の支持部材である。各支持部材1eには異物除去部材1aが挿通するガイド穴1fが形成されており、これら一対の支持部材1e間に異物除去部材1aが架設される。ここで、図5(a)、(b)に示すように、ガイド穴1fの両端には所定の角度の傾斜部が形成されており、ガイド穴1fが横長の略平行四辺形状をなすようになっている。
また、支持部材1eには光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に延伸する長穴1gが形成されており、各長穴1gにダボ部材1hが嵌め合わされている。長穴1g及びダボ部材1hは、支持部材1eが光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動するのを許容するとともに支持部材1eを維持するためのものである。したがって、長穴1g及びダボ部材1hは、支持部材1eが傾かないように各支持部材1eの左右両端付近に配置するのが望ましい。
なお、本実施形態では、案内軸1b、駆動軸1c、駆動用モータ1d、支持部材1e等が相まって、本発明でいう駆動機構を構成する。
本実施形態の異物除去装置1では、異物除去部材1aの往復移動に伴って、支持部材1eを介して異物除去部材1aを光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動させることができる。即ち、異物除去部材1aを、光学ローパスフィルタ201の表面に近づけたり、離したりすることができる。これにより、異物除去部材1aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧を変更することができる。以下、異物除去部材1aの接触圧の変更方法について説明する。
異物除去部材1aは駆動用モータ1dにより駆動され、案内軸1b及び駆動軸1cに沿って、光学ローパスフィルタ201の表面に所定の接触圧(図5中のPa、Pb)で接触しながら往復移動する。
この場合に、図5(a)、(b)に示すように、異物除去部材1aがガイド穴1fの左端まで移動して傾斜部に当接することにより、支持部材1eを押し下げて、自ら光学ローパスフィルタ201に対する接触圧を増加せしめる(図5(a)の状態)。その後は、ダボ部材1hと支持部材1eの長穴1gとの間に発生する摩擦力により、異物除去部材1aは光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧Paを維持したまま移動する。
また、異物除去部材1aがガイド穴1fの右端まで移動して傾斜部に当接することにより、支持部材1eを押し上げて、自ら光学ローパスフィルタ201に対する接触圧を減少せしめる(図5(b)の状態)。その後は、ダボ部材1hと支持部材1eの長穴1gとの間に発生する摩擦力により、異物除去部材1aは光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧Pbを維持したまま移動する。
以上述べたように、異物除去部材1aが光学ローパスフィルタ201の表面に接触しながら移動する際に、異物除去部材1aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧を変更することができる。したがって、一連の異物除去動作の中で、異物除去部材1aの接触圧を前半(往路)で低くし、後半(復路)で高くすることができる。これにより、まず低い接触圧で大きな塵埃や硬い塵埃を除去し、その後に高い接触圧で細かな塵埃を確実に除去することができ、光学ローパスフィルタ201の表面を傷つけないようにすることができる。
なお、制御装置50により駆動用モータ1dを制御して、異物除去部材1aをガイド穴1fの左端又は右端の傾斜部の手前で止める、或いは、傾斜部に強く当接させないようにすれば、接触圧Pa又はPbを維持したまま往復移動させることもできる。
(第2の実施形態)
次に、図6〜8を参照して、第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、異物除去部材の接触圧を変更する機械的構造を駆動機構に持たせた例を説明したが、第2の実施形態では、接触圧変更用アクチュエータを備えた例を説明する。なお、デジタル一眼レフカメラの概略構成は図1に示したものと同様であり、ここではその説明を省略する。
図6は、本実施形態の撮像部101とフォーカルプレーンシャッタ112と異物除去装置2との概略構成を説明するための側方断面図である。なお、撮像部101及びフォーカルプレーンシャッタ112の構成は図2で説明したとおりであり、ここではその説明を省略する。
ここで、図7に異物除去装置2の斜視図を示す。また、図8(a)、(b)に異物除去装置2の一部拡大図(被清掃面である光学ローパスフィルタ201の表面が下側となるよう図6と同様の方向から見た拡大図)を示す。なお、以下の説明において、上下とは図6に示す状態での上下を意味するものとする。
2aは植毛部材等からなる異物除去部材であり、光学ローパスフィルタ201の表面に接触しながら移動(スライド)することにより光学ローパスフィルタ201の表面に付着した異物を除去する。即ち、異物除去部材2aは光学ローパスフィルタ201の表面を摺動する。異物除去部材2aは光学ローパスフィルタ201の上下方向に延伸する形状を有し、図7の矢印A方向、図6では紙面の垂直方向に往復移動する。
2bは光学ローパスフィルタ201(保持部材202)の下辺に平行に配置された案内軸であり、異物除去部材2aの下端部に設けられた案内穴に挿通し、異物除去部材2aの移動をガイドする。異物除去部材2aの下端部に設けられた案内穴は横断面長穴形状となっており、異物除去部材2aが光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動するのを許容する。
2cは光学ローパスフィルタ201(保持部材202)の上辺に平行に配置された駆動軸であり、異物除去部材2aの上端部に設けられたナットを介して異物除去部材2aを移動させる。ナットは横断面長穴形状となっており、異物除去部材2aが光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動するのを許容する。2dは駆動軸2cに駆動力を付与する駆動源である駆動用モータである。
2eはピエゾ式アクチュエータ(圧電素子)であり、カバー板215と異物除去部材2aとの間に配設される。ピエゾ式アクチュエータ2eは、光学ローパスフィルタ201の表面に対して垂直方向に伸縮運動を行う。これにより、異物除去部材2aを光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動させて、接触圧を変更することができる。なお、ピエゾ式アクチュエータ2eの数は問わないが、図7に示すように、バランスを考慮して異物除去部材2aの上下端に配設するのが好適である。
本実施形態の異物除去装置2では、異物除去部材2aがどの位置にあるときでも、異物除去部材2aを光学ローパスフィルタ201の表面に対して略垂直方向に移動させることができる。即ち、異物除去部材2aを、光学ローパスフィルタ201の表面に近づけたり、離したりすることができる。これにより、異物除去部材2aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧を変更することができる。
以下、第2の実施形態に係る異物除去装置2の制御例を説明する。図9は、本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタル一眼レフカメラの概略構成図を示す図である。図10は、デジタル一眼レフカメラの概略構成を示すブロック図である。なお、図9では、以下の説明に用いられる構成要素にのみ符号を付する。
図9に示すように、カメラには撮像部101を照明する発光部302が内蔵される。図9の例では、上下に配設された発光部302により撮像部101を照明する。
図10に示すように、発光部302は、操作部300に接続する発光制御部301により制御される。また、図10に示すように、撮像部101には、画像処理部1011、塵埃座標判定部1012、表示部1013、接触圧制御部1015、塵埃除去走査位置判定部1014が接続する。
図11に、異物除去動作時のフローチャートを示す。まず操作部300での操作により(ステップS1001)、発光制御部301を介して発光部302を発光させて(ステップS1002)、撮像部101を照明する。この照明下で、画像処理部1011は所定時間だけ画像データの蓄積を行う(ステップS1003、S1004)。
その後、発光部302を消灯させて(ステップS1005)、撮像信号を読み出し(ステップS1006)、塵埃の有無及び座標を判定する(ステップS1007)。なお、ステップS1007が、本発明でいう異物付着状態検出手段による処理例である。
塵埃があると判定した場合(ステップS1008)、異物除去装置2による異物除去走査を開始する(ステップS1009)。一方、塵埃がないと判定した場合(ステップS1008)、表示部1013に清掃が不要である旨の表示を行って(ステップS1016)、本処理を終える(ステップS1017)。
異物除去走査を開始すると(ステップS1009)、異物除去部材2aが塵埃付着部に到達したか否かを判定する(ステップS1010)。異物除去部材2aが塵埃付着部に到達したならば、ピエゾ式アクチュエータ2eを制御して異物除去部材2aの接触圧を小さくする(ステップS1011)。
続いて、異物除去部材2aが塵埃付着部を通過したか否かを判定する(ステップS1012)。異物除去部材2aが塵埃付着部を通過したならば、ピエゾ式アクチュエータ2eを制御して異物除去部材2aの接触圧を大きくする(ステップS1013)。
1回の走査が完了したならば(ステップS1014)、走査が4回目であるか否かを判定する(ステップS1015)。4回目でなければ、ステップS1002に戻り、4回目であれば、表示部1013に除去不能である旨の表示を行って(ステップS1018)、本処理を終える(ステップS1019)。すなわち、4回の走査でも塵埃が除去されない場合は、除去不能な異物がある旨を通知するものである。
以上述べたように、異物の付着状態に応じて、異物除去部材2aの光学ローパスフィルタ201の表面に対する接触圧を変更することができる。なお、ここでは異物の付着状態として塵埃の有無及び座標を得るようにしたが、例えば異物の大きさを得るようにして、異物の大きさに応じて、異物除去部材2aの接触圧を変更する等してもよい。
以上、本発明を実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば上記実施形態では、本発明でいう光学素子として光学ローパスフィルタを例にして説明したが、他の光学フィルタ(赤外線カットフィルタ等)や撮像素子のカバーガラスであってもよい。
本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタル一眼レフカメラの概略構成図を示す図である。 第1の実施形態の撮像部とフォーカルプレーンシャッタと異物除去装置との概略構成を説明するための側方断面図である。 第1の実施形態の異物除去装置の斜視図である。 第1の実施形態の異物除去装置の一部拡大図である。 図4のA−A線に沿う断面図であり、(a)は異物除去部材の接触圧が高い状態を示す図であり、(b)は異物除去部材の接触圧が低い状態を示す図である。 第2の実施形態の撮像部とフォーカルプレーンシャッタと異物除去装置との概略構成を説明するための側方断面図である。 第2の実施形態の異物除去装置の斜視図である。 第2の実施形態の異物除去装置の一部拡大図であり、(a)は異物除去部材の接触圧が高い状態を示す図であり、(b)は異物除去部材の接触圧が低い状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタル一眼レフカメラの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る撮像装置であるデジタル一眼レフカメラの概略構成を示すブロック図である。 異物除去動作時のフローチャートである。
符号の説明
1 異物除去装置
1a 異物除去部材
1b 案内軸
1c 駆動軸
1d 駆動用モータ
1e 支持部材
1f ガイド穴
1g 長穴
1h ダボ部材
2 異物除去装置
2a 異物除去部材
2b 案内軸
2c 駆動軸
2d 駆動用モータ
2e ピエゾ式アクチュエータ
101 撮像部
201 光学ローパスフィルタ
203 撮像素子
205 カバーガラス

Claims (3)

  1. 光学素子の表面に接触しながら移動することにより前記光学素子の表面に付着した異物を除去する異物除去部材と、
    前記異物除去部材を前記光学素子の表面に接触させながら往復移動させる駆動手段と、
    前記異物除去部材の前記光学素子の表面に対する接触圧を変更する接触圧変更手段とを有し、
    前記接触圧変更手段は、前記異物除去部材の往復移動に伴って前記異物除去部材の接触圧を変更することを特徴とする異物除去装置。
  2. 前記接触圧変更手段は、前記異物除去部材を前記光学素子の表面に接触させながら往復移動させる異物除去動作の中で、前記異物除去部材の接触圧を前半で低くし、後半で高くすることを特徴とする請求項に記載の異物除去装置。
  3. 被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の前方に配置された光学素子と、
    請求項1または2に記載の異物除去装置とを備えたことを特徴とする撮像装置。
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