JP2007240663A - 撮像装置及び撮像装置におけるクリーニング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シャッタの移動によってシャッタ表面を払拭する方式では、シャッタ羽根が走行する前にシャッタ羽根の清掃ができない。
【解決手段】 被写体像を電気信号に変換する撮像素子の前面に配置され、撮像装置への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕521の表面を、撮影直前のミラーユニット11の退避動作に連動して清掃ブラシ131により清掃する。
【選択図】 図3
【解決手段】 被写体像を電気信号に変換する撮像素子の前面に配置され、撮像装置への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕521の表面を、撮影直前のミラーユニット11の退避動作に連動して清掃ブラシ131により清掃する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、フォーカルプレーンシャッタを備えた撮像装置とその装置のクリーニング方法に関するものである。
銀塩フィルムカメラは、被写体像として入射する光をフィルムに露光して撮影を行うのに対して、デジタルカメラでは、光のエネルギーを電気信号に変換する固体撮像素子に、被写体像として入射する光を露光して撮影を行う。このようなデジタルカメラの代表例をレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ500の構造を図26(A)(B)を参照して説明する。
図26(A)は、使用者が被写体の構図などを確認するためにレンズ装置501から入射された被写体像をファインダ502で確認するための撮像待機状態、図26(B)は撮像中のカメラ500の構造をそれぞれ示す断面図である。
518は、入射した光のエネルギーを電気信号に変換する撮像部である。レンズ装置501は、被写体からの反射光を捉え、撮像部518に結像させるための複数のレンズ(50a,50b)を含むレンズ群50と絞り51とを有しており、マウント部503によりカメラ本体に装着される。主ミラー505は、ミラーボックス504と呼ばれる空間内でレンズ装置501と撮像部518の光軸上に配置されており、図26(A)の状態では、入射した光束の一部を図26の上方に反射させてファインダ502に導いている。
被写体との距離を測定するAFユニット515は、一次結像面近傍に設置されたコンデンサレンズ510と反射ミラー511と赤外カットフィルタ512と眼鏡レンズ513とセンサ514とを具備している。サブミラー509は、入射した光束のうち主ミラー505を透過した光束をAFユニット515に導いている。ストッパ516は、主ミラー505の跳ね上がり位置を制御するためにミラーボックス504上部に設けられている。フォーカルプレーンシャッタ517は、入射した光束を所望する時間だけ撮像部518に照射させるための複数のシャッタ羽根521(先幕521a〜521d)及び522(後幕)を具備している。
またファインダ502は以下の構成を備える。フォーカシングスクリーン506は、主ミラー505により上部に反射された光束により被写体像を結像し、その結像した像はプリズム507により内部で反射されて正立実像にされる。こうしてプリズム507から射出された像は、接眼レンズ508で適正な倍率にされ、使用者が被写体像を確認できるようにしている。よって、撮像前は図26(A)に示すように、光軸上に設置された主ミラー505により光束を上部に反射させてフォーカシングスクリーン506で結像し、プリズム507により、その被写体像を正立実像に合わせている。これにより使用者は、接眼レンズ508を介して被写体像を確認でき、その被写体像の構図を決定することができる。
そして撮像中は図26(B)のように、レンズ装置501から入射した光束を撮像部518に入射させるために主ミラー505とサブミラー509をストッパ516の位置まで跳ね上げて光軸上から回避させる(以下、この動作をミラーアップ動作と呼ぶ)。その後、フォーカルプレーンシャッタ517のシャッタ羽根521及び522が折りたたまれた状態になって光束が撮像部518に入射される。そして撮像部518への露光が完了するとシャッタ羽根522(後幕)が展開状態となり撮像部518への光束の入射を遮蔽した後、次の撮影に備えるため、シャッタ羽根522、シャッタ羽根521、主ミラー505及びサブミラー509は図26(A)の位置に戻る(この動作を以下、ミラーダウン動作と呼ぶ)。
図27は、このカメラの撮像部518の構成を説明する図である。
撮像部518は、主として固体撮像装置533と、この固体撮像装置533のカバー部材533aと光学素子531との間を密封するためのシール部材534とで構成されている。固体撮像装置533は、光学素子531と、この光学素子531を保持する保持部材532、固体撮像素子533bを保護するためのカバー部材533aとを有している。ここで固体撮像素子533bは、有限間隔で画素が配列しているために、その間隔以上に空間周波数の高い光は単一の画素にしか入らない。これにより本来とは異なる色として認識される偽色や色モアレが生じる。また固体撮像装置533に入射した光が、その表面で反射されることにより赤外光のゴーストやかぶりといった問題が生じる。これらを防止するため固体撮像装置533の前面には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等が積層された光学素子531が配置されている。これら固体撮像装置533と光学素子531はシール部材534で接着、密閉されている。
ところで、このようなデジタルカメラ500は撮像部518で撮像するため、撮像部518の最表面にある光学素子531に異物が付着すると、その異物がある箇所は撮像部518に光が届かなくなり、撮影した画像に影として写りこみ続けるという問題がある。このような異物が発生する原因として以下のことが考えられる。
(1)カメラ500等のレンズ交換式のカメラでは、レンズ装置501が装着されていない時には通常、カメラのマウント503を保護するマウントキャップが装着される。このマウントキャップとマウント503の擦れによりマウントキャップが削れ、マウントキャップの削れ片が異物として発生する。
(2)レンズ装置501を交換する際、外部からカメラ内部へ異物が侵入する。
(1)カメラ500等のレンズ交換式のカメラでは、レンズ装置501が装着されていない時には通常、カメラのマウント503を保護するマウントキャップが装着される。このマウントキャップとマウント503の擦れによりマウントキャップが削れ、マウントキャップの削れ片が異物として発生する。
(2)レンズ装置501を交換する際、外部からカメラ内部へ異物が侵入する。
光学素子531は撮影する瞬間以外、展開状態のシャッタ羽根521に覆われている。よって、上記原因で発生した異物は、展開状態のシャッタ羽根521上や主ミラー505上等、ミラーボックス504内に存在し、直接光学素子531に付着することはない。またシャッタ羽根521以外に付着した異物であっても、持ち運び時の振動や各種動作によってシャッタ羽根521に付着するものがある。これらの要因によりシャッタ羽根521に付着した異物は、撮影時にシャッタ羽根521が走行したときに光学素子531に付着すると考えられる。
図28(A)(B)は、シャッタ羽根521に付着した異物が光学素子531に付着する様子を説明する図である。
図28(A)は、シャッタ羽根521が走行しているときのシャッタ羽根521に付着した異物41の挙動を示している。図28(B)は、シャッタ羽根522が走行しているときのシャッタ羽根521から離れた異物41の挙動を示している。カメラ500の撮影動作が開始されると、シャッタ羽根521が走行して徐々に重畳される。その一方、重畳状態にあったシャッタ羽根522が一定の光量を撮像部518に通過させるようにシャッタ羽根521と共に光軸に垂直な方向にスリットを形成しながら徐々に展開状態となる。このとき、シャッタ羽根521に付着した異物41には、その場に留まろうとする慣性力(2302)、シャッタ羽根521が重畳されることによるこそぎ落しによる駆動力(2301)、シャッタ羽根521の撓みにより発生した振動による駆動力(2300)が働く。これらの力によりシャッタ羽根521から分離された異物41は、大部分がレンズ装置501方向への初速を持ち、慣性力により空間に浮遊した異物41の一部がシャッタ羽根521が無くなった負圧により光学素子531方向への初速を持つ。このように、シャッタ羽根521から飛散した異物41の大部分はレンズ装置501方向への初速を持っている。しかし、その中で速度の遅いものは、シャッタ羽根521とスリットを形成しながら走行してきたシャッタ羽根522により弾かれたり(2303)、シャッタ羽根522の撓みにより光学素子531方向に弾き飛ばされて(2304)光学素子531に付着する。よって、光学素子531への異物41の付着を防止する対策としては、シャッタ羽根521が走行する前にシャッタ羽根521に付着した異物41を除去することが有効であるといえる。
この対策として、写真焼付け機の分野においてシャッタハウジングの上部にクリーナブラシを設け、シャッタ板が回転すると、クリーナブラシの毛がシャッタ板に設けられたアクリル板を払拭することによりアクリル板に付着した塵や埃等を除去するものがある(特許文献1参照)。
特開平11−095334号公報(第8頁、図1)
上記背景技術の欄で説明したように、光学素子へ異物が付着するのを防止するためには、シャッタ羽根が走行する前にシャッタ羽根に付着した異物を除去する必要がある。しかし特許文献1のように、シャッタ本体に清掃機構を設け、シャッタの移動によってシャッタ表面を払拭する方式では、シャッタ羽根が走行する前に、シャッタ羽根の清掃ができない。このため、撮影時にシャッタ羽根が走行した際、そのシャッタ羽根に付着した異物が光学素子に付着するという問題がある。更に、カメラのようにシャッタ羽根が走行して重畳される形態では、清掃機構が固定されていると全ての面を清掃できない。このため、シャッタ羽根が走行したときに、清掃されていないシャッタ羽根に付着した異物が光学素子に付着するという問題がある。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、撮影直前に先幕の清掃を行うことにより、撮影動作により先幕上の異物が飛散して光学素子へ付着するといった事態を低減することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る撮像装置は以下のような構成を備える。即ち、被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子の前面に配置され、前記撮像素子への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕と、撮影動作前は前記被写体像の光束上に位置し、撮影動作時は前記光束から退避するミラーユニットと、前記ミラーユニットの退避動作に連動して、前記先幕の表面を清掃する清掃手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る撮像装置のクリーニング方法は以下のような構成を備える。即ち、被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子の前面に配置され、前記撮像素子への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕と、撮影動作前は前記被写体像の光束上に位置し、撮影動作時は前記光束から退避するミラーユニットとを有する撮像装置のクリーニング方法であって、前記ミラーユニットの退避動作に連動して前記先幕の表面を清掃する清掃工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影直前に先幕の清掃を行うことにより、撮影動作により先幕上の異物が光学素子に付着するのを低減できる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施の形態1]
以下、本発明の実施の形態1に係るカメラについて、図1乃至図8を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態1に係るカメラについて、図1乃至図8を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るデジタル一眼レフカメラ100(以下、カメラ100と略す)における主ミラーユニット11、サブミラーユニット12、清掃機構13の斜視図である。尚、このカメラの基本構成は、前述の図26のカメラ500とほぼ同様であるため、この実施の形態では、図26の構成と共通している箇所は同じ記号を用いて説明する。
主ミラーユニット11は、主ミラー505(図26)と、この主ミラー505を保持する主ミラーホルダ111とから構成されている。またサブミラーユニット12は、サブミラー509(図26)と、このサブミラー509を保持するサブミラーホルダ121と、サブミラーホルダ121を回動させるための回転軸122とを有している。
清掃機構13は、清掃ブラシ131と、サブミラーユニット12とに連結されて清掃ブラシ131を保持する板材132と、清掃機構13を回動させるための回転軸133とを有している。この回転軸133には、サブミラーホルダ121に設けられたピン122aと、板材132に設けられたピン132aに固定され、板材132をサブミラーユニット12から離れる方向(図1中矢印A方向)に付勢力を与えるバネ134が取り付けられている。またカムピン135は板材132と一体的に設けられており、清掃ブラシ131が所定の動作をするために、後述のガイド溝(図2の14)に沿って清掃ブラシ131を移動させる役割を果たしている。
図2は、本発明の実施の形態1に係るカメラ100のフォーカルプレーンシャッタ30とミラーボックス504の側方断面図である。
図2において、中間板31は、シャッタ羽根(先幕)521(521a〜521d)及びシャッタ羽根522(後幕)の駆動スペースを分割している。押さえ板32は、シャッタ羽根522の押え板であるとともに、撮像のためにその略中央部に開口32aが設けられている。またカバー板33は、シャッタ羽根521の押え板であるとともに、撮像のためにその略中央部に開口33aが設けられている。フォーカルプレーンシャッタ30は、図26(A)に示すカメラ500のフォーカルプレーンシャッタ517と比べると、シャッタ羽根521及びシャッタ羽根522の各シャッタ羽根の重なり順序が逆になっている(この理由は後述)。またミラーボックス504の側面には、図2に示すように所定の軌跡を持ったガイド溝14が形成されている。このガイド溝14は、ミラーボックス504の横壁面より凹になっており、カムピン135をガイドするようになっている。
次に図3から図7を参照して、本実施の形態1に係る清掃機構13の動作を説明する。図3及び図4は、ミラーアップ動作時の清掃機構13の動作を説明する図、図5及び図6はミラーダウン動作時の清掃機構13の動作を説明する図、図7はガイド溝14に沿って移動するカムピン135の軌跡を説明する図である。尚、ここでは動作を説明するために、図3〜図6に示す機構は主ミラーユニット11、サブミラーユニット12、清掃機構13、フォーカルプレーンシャッタ30を簡略化して示している。
図3(A)は撮影開始前の状態を示し、図3(B)、図4(A)はミラーアップ動作中(但し、図3(B)より図4(A)の方が時間が経過している)、図4(B)はミラーアップ動作が完了した時のそれぞれのユニットの位置を示している。ここで図3(A)に示すように、撮影前は清掃ブラシ131はシャッタ羽根521(最上部のシャッタ羽根521a)に当接している。そして撮影動作を開始すると、図3(B)に示すように主ミラーユニット11及びサブミラーユニット12は、主ミラー505(図26)の回転軸及び回転軸122(図1)を中心に回動動作を開始する。サブミラーユニット12が軸122を中心に回動すると、このサブミラーユニット12に接続している回転軸133が主ミラーユニット11方向に移動する。この図3(A)から図3(B)まで動作する時のカムピン135の軌跡は、図7の中の破線700で表される。
ここで図1に示すように、板材132がバネ134によりサブミラーユニット12から離れる方向に付勢されている。このため、サブミラーユニット12の回動に応じて、清掃ブラシ131はシャッタ羽根521の表面を掃くようにして移動してシャッタ羽根521の表面を清掃する。即ち、清掃ブラシ131は、シャッタ羽根521に接触した状態で、シャッタ羽根521a〜521dの順に図3(B)の下方に移動する。この時、カムピン135は、図7の700に示すように、ガイド溝14に沿って移動するのではなく、バネ134の付勢力に起因した軌跡を描く。
このミラーアップ動作に連動して清掃ブラシ131は図3(A)の下方向に移動し、回転軸133は図3(A)の左上方に移動するので、清掃ブラシ131がシャッタ羽根521に接触する角度は徐々に変化する。しかし清掃ブラシ131の断面が略半円状であるため、シャッタ羽根521の清掃開始から清掃終了までの間、常に清掃ブラシ131とシャッタ羽根521は当接した状態にある。よって清掃ブラシ131は、シャッタ羽根521をムラなく清掃することができる。
ここでシャッタ羽根521は、図2及び図3に示すように、清掃ブラシ131の移動方向に沿って順に上側の羽根から接触して清掃するように重なっているため、清掃ブラシ131によって掃き除かれた異物がシャッタ羽根521間の隙間に入ることはない。また、清掃ブラシ131が吸着剤(例えば、特開2002−121544号公報に開示されたダストコントロール製品用吸着剤など)を含浸させた繊維とすれば、清掃ブラシ131に接触した異物は清掃ブラシ131に吸着され、シャッタ羽根521に再付着するのを防止できる。
続いて図3(B)の状態から、更にミラーアップ動作が行われると、清掃ブラシ131はシャッタ羽根521から離れ、カムピン135はガイド溝14aに沿って導かれる。つまり図4(A)に示すように、ガイド溝14aに導かれたカムピン135は、サブミラーユニット12の回動に伴ってガイド溝14aに沿って図4(A)の左上方へ移動する。これに伴い清掃機構13の板材132も図4(A)の左上方へ移動する。このとき図3(B)から図4(A)まで動作する時のカムピン135の軌跡は、図7の点線701で示される。ここで板材132は、バネ134により図1のA方向に付勢されているため、カムピン135はガイド溝14aに沿って移動する。そして、図4(B)に示すように、ミラーアップが完了した時、カムピン135は、回転軸133とカムピン135との距離と丁度等しい位置であるガイド溝14の位置(図7の702)にある。こうして清掃機構13は、サブミラーユニット12に密着した状態で保持される。
こうして主ミラーユニット11のアップ動作が検出手段(不図示)により検出されると、シャッタ羽根521が走行し、撮像部518に被写体光束が入射されて撮像される。このとき、シャッタ羽根521には異物が付着していないので、光学素子531に異物が付着することはない。そして所定時間が経過した後、シャッタ羽根522が走行して撮像部518への被写体光束の入射が遮蔽される。その後、シャッタ羽根522、シャッタ羽根521はそれぞれ元の位置に戻った後、ミラーダウン動作が開始される。
次に、ミラーダウン動作時の清掃機構13の動作を説明する。
図5(A)は、ミラーアップ動作の完了状態を示す図で、図4(B)の状態と同じである。図5(B)及び図6(A)は、ミラーダウン動作中(但し、図5(B)より図6(A)の方が時間が経過している)を示している。また図6(B)は、ミラーダウン動作が完了した時のそれぞれのユニットの位置を表した図である。
このミラーダウン動作中、カムピン135はガイド溝14の上側の溝14bに沿って移動し(図6(A))、ミラーダウン動作が完了すると、図6(B)に示す状態になる。この図6(B)の状態は前述の図3(A)に示す撮影開始前の状態と同じである。
図8(A)〜(C)は、ミラーダウン時、カムピン135がガイド溝14の左壁14aに戻るの防止する引き返し防止機構40を説明する図であり、図7の一点鎖線で囲む部分703の拡大図である。
図8において、バー401は、カムピン135が溝14aに戻るのを阻止するためのバーである。402はバーの回転軸、403はバーのストッパ、404はバネを示している。通常は、図8(A)に示すように、バー401はバネ404により引っ張られ、ストッパ403によって定められた位置でガイド溝14を塞いでいる。ミラーアップ動作時に、溝14aを上昇してきたカムピン135が引き返し防止機構40を通ると、図8(B)に示すように、カムピン135によってバー401が押し上げられる。これによりバー401は、バネ404のバネ力に抗して回転軸402を中心に図8(B)の矢印800方向に回動して、カムピン135を上方向に通過させる。そして、カムピン135が通過した後は図8(C)に示すように、バー401はバネ404のバネ力によって再びストッパ403によって定められた位置まで戻る。これによりカムピン135が溝14aに戻るのが防止される。
ミラーダウン動作時には、板材132はバネ134により図1のA方向に付勢されているため、カムピン135はガイド溝14の図7の溝14の左側に沿って移動する。そしてカムピン135が引き返し防止機構40に到達したとき、図8(C)に示すように、バー401はバネ404により付勢されてストッパ403に押し付けられた状態にある。よって、カムピン135はミラーアップ動作時に通った溝14aに入ることができず、カムピン135はガイド溝14の14bに沿って移動する。つまり、図6(A)に示すように、カムピン135は図7の破線704、即ち溝14bを通過する。こうしてミラーダウン動作が完了した後、清掃ブラシ131はシャッタ羽根521の最上部に接することになる。これにより、次の撮影時にまた、ミラーアップ動作に伴って清掃ブラシ131によりシャッタ羽根521が清掃される。
図9は、本発明の実施の形態に係るカメラ100を含むカメラシステムの電気的構成を示すブロック図である。ここで、背景技術で説明した部材と同じ部材については同一符号を用いている。まず、物体像の撮像、記録に関する部分から説明する。
このカメラシステムは、撮像系、画像処理系、記録再生系及び制御系を有する。撮像系は、レンズ群50及び固体撮像装置533を有し、画像処理系は、A/D変換器330、RGB画像処理回路331及びYC処理回路332を有する。また記録再生系は、記録処理回路333及び再生処理回路334を有し、制御系は、カメラシステム制御回路(制御手段)335、操作検出回路336、撮像装置駆動回路337を有する。338は、外部のコンピュータ等に接続され、データの送受信を行うために規格化された接続端子である。上述した電気回路は、不図示の小型燃料電池からの電力供給を受けて駆動する。
撮像系は、物体からの光を、レンズ群50を介して固体撮像装置533の撮像面に結像させる光学処理系である。レンズ群50内に設けられた絞り51の駆動を制御するとともに、必要に応じてフォーカルプレンシャッタ517の駆動をシャッタ制御回路345を介して行うことによって、適切な光量の物体光を固体撮像装置533で受光させることができる。
固体撮像装置533は、正方画素が長辺方向に3700個、短辺方向に2800個並べられ、合計約1000万個の画素数を有する撮像素子が用いられている。そして、各画素にR(赤色)G(緑色)B(青色)のカラーフィルタが交互に配置され、4画素が一組となるいわゆるベイヤー配列を構成している。このベイヤー配列では、観察者が画像を見たときに強く感じやすいGの画素をRやBの画素よりも多く配置することで、総合的な画像性能を上げている。一般に、この方式の撮像素子を用いる画像処理では、輝度信号は主にGから生成し、色信号はR,G,Bから生成する。この固体撮像装置533から読み出された信号は、A/D変換器330を介して画像処理系に供給される。この画像処理系での画像処理によって画像データが生成される。A/D変換器330は、固体撮像装置533の各画素から読み出された信号の振幅に応じて、例えば固体撮像装置533の出力信号を10ビットのデジタル信号に変換して出力する。こうしてこれ以降の画像処理はデジタル処理にて実行される。RGB画像処理回路531は、A/D変換器330の出力信号を処理する信号処理回路であり、ホワイトバランス回路、ガンマ補正回路、補間演算による高解像度化を行う補間演算回路を有する。YC処理回路332は、輝度信号Y及び色差信号(R−Y),(B−Y)を生成する信号処理回路である。このYC処理回路332は、高域輝度信号YHを生成する高域輝度信号発生回路、低域輝度信号YLを生成する低域輝度信号発生回路及び、色差信号(R−Y),(B−Y)を生成する色差信号発生回路を有している。
記録再生系は、不図示のメモリへの画像信号の出力と、表示部307への画像信号の出力とを行う処理系である。記録処理回路333はメモリへの画像信号の書き込み処理及び読み出し処理を行い、再生処理回路334はメモリから読み出した画像信号を再生して、表示部307に出力する。また、記録処理回路333は、静止画データ及び動画データを表わすYC信号を所定の圧縮形式にて圧縮するとともに、圧縮されたデータを伸張する圧縮伸張回路を内部に有する。圧縮伸張回路は、信号処理のためのフレームメモリ等を有しており、このフレームメモリに画像処理系からのYC信号をフレーム毎に蓄積し、複数のブロックのうち各ブロックから蓄積された信号を読み出して圧縮符号化する。圧縮符号化は、例えば、ブロック毎の画像信号を2次元直交変換、正規化及びハフマン符号化することにより行われる。再生処理回路334は、輝度信号Y及び色差信号(R−Y),(B−Y)をマトリクス変換して、例えばRGB信号に変換する回路である。再生処理回路334によって変換された信号は表示部307に出力され、可視画像として表示(再生)される。再生処理回路334及び表示部307は、Bluetooth等の無線通信を介して接続されていてもよい。このように構成すれば、このカメラ100で撮像された画像を離れたところからモニタすることができる。
一方、制御系における操作検出回路336は、メインスイッチ、レリーズボタン、モード切り換えスイッチ(不図示)等の操作を検出して、この検出結果をカメラシステム制御回路335に出力する。カメラシステム制御回路335は、マイクロプロセッサ等のCPU335a、このCPU335aにより実行されるプログラムを記憶するメモリ335b(ROM)等を有し、操作検出回路336からの検出信号を入力し、その検出された操作に応じた動作を行う。またカメラシステム制御回路335は、撮像動作を行う際のタイミング信号を生成して、撮像装置駆動回路337に出力する。撮像装置駆動回路337は、カメラシステム制御回路335からの制御信号を受けることで固体撮像装置533を駆動させるための駆動信号を生成する。情報表示回路342は、カメラシステム制御回路335からの制御信号を受けて光学ファインダ内の情報表示ユニットの駆動を制御する。この制御系は、カメラ100に設けられた各種スイッチの操作に応じて撮像系、画像処理系及び記録再生系での駆動を制御する。例えば、レリーズボタンの操作によってSW2がONとなった場合、制御系(カメラシステム制御回路335)は、固体撮像装置533の駆動、RGB画像処理回路331の動作、記録処理回路333の圧縮処理等を制御する。更に、この制御系は、情報表示回路342を介して光学ファインダ内情報表示ユニットの駆動を制御することによって、光学ファインダ内での表示(表示セグメントの状態)を変更する。
次に、レンズ群50の焦点調節動作に関して説明する。
カメラシステム制御回路335はAF制御回路340を接続している。またレンズ装置501をカメラ100に装着することで、カメラシステム制御回路335は、マウント接点301a,302aを介してレンズ装置501内のレンズシステム制御回路341と接続される。そしてAF制御回路340及びレンズシステム制御回路341と、カメラシステム制御回路335とは、特定の処理の際に必要となるデータを相互に通信する。AFユニット515は、撮影画面内の所定位置に設けられた焦点検出領域での検出信号をAF制御回路340に出力する。AF制御回路340は、AFユニット515からの信号に基づいて焦点検出信号を生成し、レンズ群50の焦点調節状態(デフォーカス量)を検出する。そしてAF制御回路340は、その検出したデフォーカス量を、レンズ群50の一部の要素であるフォーカスレンズの駆動量に変換する。そしてフォーカスレンズの駆動量に関する情報を、カメラシステム制御回路335を介してレンズシステム制御回路341に送信する。ここで、移動する物体に対して焦点調節を行う場合、AF制御回路340は、レリーズボタンが全押しされてから実際の撮像制御が開始されるまでのタイムラグを勘案して、フォーカスレンズの適切な停止位置を予測する。そして、その予測した停止位置へのフォーカスレンズの駆動量に関する情報をレンズシステム制御回路341に送信する。
一方、カメラシステム制御回路335が、固体撮像装置533の出力信号に基づいて物体の輝度が低く、十分な焦点検出精度が得られないと判定したときには、不図示の閃光発光ユニット又は、カメラ100に設けられた不図示の白色LEDや蛍光管を駆動することによって物体を照明する。
レンズシステム制御回路341は、カメラシステム制御回路335からフォーカスレンズの駆動量に関する情報を受信すると、レンズ装置501内に配置されたAFモータ347の駆動を制御する。これにより、不図示の駆動機構を介してフォーカスレンズを上記駆動量の分だけ光軸L1方向に移動させる。これにより、レンズ群50が合焦状態となる。尚、フォーカスレンズが液体レンズ等で構成されている場合には、界面形状を変化させることになる。また、レンズシステム制御回路341は、カメラシステム制御回路335から露出値(絞り値)に関する情報を受信すると、レンズ装置501内の絞り駆動アクチュエータ343の駆動を制御することによって、上記絞り値に応じた絞り開口径となるように絞り51を動作させる。また、シャッタ制御回路345は、カメラシステム制御回路335からのシャッタ速度に関する情報を受信すると、フォーカルプレンシャッタ517のシャッタ羽根521、シャッタ羽根522の駆動源である駆動源435,436及びチャージ部437の駆動を制御する。こうして上記シャッタ速度になるようにシャッタ羽根521及びシャッタ羽根522を動作させる。このフォーカルプレンシャッタ517と絞り51の動作により、適切な光量の物体光を像面側に向かわせることができる。
またAF制御回路340において物体にピントが合ったことが検出されると、この情報はカメラシステム制御回路335に送信される。このとき、レリーズボタンの全押し操作によってSW2がオン状態になれば、上述したように撮像系、画像処理系及び記録再生系によって撮影動作が行われる。
図10は、本実施の形態に係るカメラ100における動作を説明するフローチャートである。尚、この処理は従来のカメラにおける処理と基本的に同じである。
まずステップS100で、このカメラ100の電源がオンされるとステップS101に進み、使用者がレリーズボタンを半押し状態にしてSW1がオン状態となるのを待つ。SW1がオン状態になるとステップS102及びステップS103に進む。尚、ここで、これらステップS102とステップS103〜ステップS104は並行して実行される。ステップS102では、カメラシステム制御回路335によってシャッタ速度、絞り値が決定されてステップS105に進む。またステップS103では、AFユニット515が、撮影画面内の所定位置に設けられた焦点検出領域での検出信号をAF制御回路340に出力する。これによりAF制御回路340は、AFユニット515からの出力信号に基づいて焦点検出信号を生成し、レンズ群50の焦点調節状態(デフォーカス量)を検出する。次にステップS104で、AF制御回路340は、その検出したデフォーカス量をレンズ群50の一部の要素であるフォーカスレンズの駆動量に変換する。そしてフォーカスレンズの駆動量に関する情報を、カメラシステム制御回路335を介してレンズシステム制御回路341に送信する。レンズシステム制御回路341は、カメラシステム制御回路335からフォーカスレンズの駆動量に関する情報を受信すると、レンズ装置501内に配置されたAFモータ347の駆動を制御する。これにより、不図示の駆動機構を介してフォーカスレンズを上記駆動量の分だけ光軸L1方向に移動する。そして合焦状態となり、ステップS105に進む。
ステップS105では、使用者がレリーズボタンを全押しするのを待ち、レリーズボタンを全押ししてSW2がオンになるとステップS106に進む。ステップS106では、カメラシステム制御回路335から受信した露出値(絞り値)に関する情報に基づき、レンズシステム制御回路341が、レンズ装置501内の絞り駆動アクチュエータ343の駆動を制御する。これにより、その絞り値に応じた絞り開口径となるように絞り51を動作させる。そして、カメラシステム制御回路335により主ミラー505がミラーアップ動作を行う。この時、図3及び図4を参照して上述したように、清掃機構13によってシャッタ羽根521が清掃される点が従来の構成とは異なっている。そしてステップS107へ進み、カメラシステム制御回路335から制御信号を受けた撮像装置駆動回路337が固体撮像装置533を駆動させ、固体撮像装置533に存在する電荷を押し出し、新たに入射した光を電荷に変換する準備をしてステップS108へ進む。ステップS108では、シャッタ制御回路345がカメラシステム制御回路335からシャッタ速度に関する情報を受信し、駆動源435の駆動を制御することによってシャッタ羽根521をダウン走行させる。こうしてシャッタ羽根521がダウン走行すると、そのシャッタ羽根521によって遮断されていた被写体の光束は光学素子531を通って固体撮像装置533に入射する。そしてステップS109で、カメラシステム制御回路335からのシャッタ速度に関する情報に基づいて、シャッタ制御回路345が、シャッタ羽根521がダウン走行を開始してから一定時間経過後、シャッタ羽根522のダウン走行を開始する。こうしてシャッタ羽根522がダウン走行するとシャッタ羽根522によって被写体光束は遮断され、固体撮像装置533への光の入射は終了する。このとき図5及び図6を参照して説明したように、清掃機構13が元の位置に戻る。そしてシャッタ羽根522のダウン走行が終了するとステップS110及びステップS113に進む。以下のステップS110〜S112と、ステップS113〜S116とは並行して実行される。
まずステップS110,S111では、シャッタ制御回路345によってチャージ部437の駆動を制御し、シャッタ羽根522とシャッタ羽根521をアップ走行させる。次にステップS112に進み、カメラシステム制御回路335により主ミラー505がミラーダウン動作を行う。そしてステップS117に進む。一方、ステップS113では、A/D変換器330が固体撮像装置533の各画素から読み出された信号の振幅に応じて、固体撮像装置533の出力信号をデジタル信号に変換してRGB画像処理回路331へ出力する。次にステップS114で、A/D変換器330からのデジタル信号をRGB画像処理回路331が入力し、ホワイトバランス、ガンマ補正、補間演算を行ない、YC処理回路332により輝度信号Y及び色差信号(R−Y),(B−Y)を生成する。次にステップS115で、記録処理回路333がYC処理回路332から受信したYC信号を所定の圧縮形式にて圧縮する。そしてステップS116で、その圧縮した画像データを記録処理回路333により不図示のメモリへ出力して保存する。そしてステップS117で、カメラシステム制御回路335により、ステップS112のミラーダウン動作とステップS116の保存動作が終了することが確認されると一連のシーケンスが完了する。
以上説明したように本実施の形態1によれば、撮影動作の直前のミラーアップ時に、清掃機構13によってシャッタ羽根521を清掃できる。このため、シャッタ羽根521が走行する前にシャッタ羽根の清掃を行うことができるため、撮影時にシャッタ羽根が走行した時に、シャッタ羽根に付着した異物が光学素子に付着するといった事態をなくすことが可能となった。
また本実施の形態1では、シャッタ羽根521を清掃する部材をブラシ131としたが、このブラシ131に代えて図11に示すように断面が略半円状の帯電部材136としても良い。このように、清掃する部材を帯電部材とし、この帯電部材136をシャッタ羽根521の近傍を非接触で走行させる。これによりシャッタ羽根521に付着した異物を静電気で吸着させて清掃できる。これにより、ブラシ131をシャッタ羽根521に接触させながら走行することによりシャッタ羽根521を損傷させる可能性を低減できる。また、非接触であることからシャッタ羽根521の重なり順序を任意に設定できるという利点もある。
[実施の形態1の変形例]
本発明の実施の形態1では、サブミラーユニット12と清掃機構13が連結した例を示したが、主ミラーユニット11と清掃機構13が連結していても構わない。
本発明の実施の形態1では、サブミラーユニット12と清掃機構13が連結した例を示したが、主ミラーユニット11と清掃機構13が連結していても構わない。
図12(A)(B)及び図13(A)(B)は、本発明の実施の形態1の変形例の構成図を説明する図で、前述の実施の形態1の構成と共通する部分は同じ記号で示している。この変形例では、フォーカルプレーンシャッタ517は、背景技術で説明した図26の構成と同じである。つまり、シャッタ羽根521の重なり順序が前述の実施の形態1とは逆になっている。
図12及び図13において、15は主ミラーユニット、16はサブミラーユニット、17は清掃機構、18はガイド溝である。主ミラーユニット15の側面には長穴15aが設けられている。清掃機構17は以下の構成を備える。171は清掃ブラシである。リンク部材172は、サブミラーユニット16と清掃ブラシ171とを連結している。回転軸173は、このリンク部材172の回動中心であって、主ミラーユニット15の長穴15aに係合して移動可能である。カムピン174はリンク部材172に設けられ、清掃機構17をガイド溝18に係合させ、この溝18に沿って移動可能である。固定ピン176はミラーボックス504に設けられており、この固定ピン176とカムピン174との間にバネ175が張設されている。このガイド溝18は、ミラーボックス504の横壁面より凹になっており、カムピン174をガイドするようになっている。
図12(A)は、ミラーアップ動作の開始前の状態を示し、図12(B)は、ミラーアップ動作中で、シャッタ羽根521の清掃完了時の状態を示している。更に図13(A)は、主ミラーユニット15のアップ動作の完了時の状態、そして図13(B)は、ミラーアップ動作が完了した時の状態を示している。
図12(A)のミラーアップ動作前では、清掃ブラシ171は、前述の実施の形態1とは異なり、最下位のシャッタ羽根521dと接している。そして、ミラーアップ動作が開始されると、主ミラーユニット15は図12(A)で時計回りに回動する。これにより長穴15aは図12(A)で左上方に移動する。よって、回転軸173は長穴15aの右端に寄せられた状態で図12(B)の上方へ移動し、それに伴い清掃ブラシ171もガイド18に沿って上方へと移動する。こうして清掃ブラシ171は、シャッタ羽根521をシャッタ羽根521d,521c,521b,521aの順に清掃する。こうしてミラーアップ動作が行われて図12(B)に示す状態になると、リンク部材172はシャッタ羽根521に対して略垂直な状態になっている。こうしてシャッタ羽根521の清掃が完了する。
次に図12(B)の状態から図13(A)の状態に移動すると、清掃ブラシ171はシャッタ羽根521から退避して、主ミラーユニット15のアップ動作が完了する。更に、図13(A)から図13(B)に示すようにミラーアップ動作が行われる。
図14は、ミラーアップ動作完了直前の主ミラーユニット15、サブミラーユニット16、清掃機構17の回転軸173付近の構成を説明する図である。
図14に示すように、サブミラーユニット16は突起16aを有している。こうしてミラーアップが完了すると、清掃ブラシ171のリンク部材172の突起16aの傾斜部に沿って回転軸173が移動する。これにより図13(B)に示すように、清掃ブラシ171がシャッタ羽根522から離れる左方向に移動される。
図15(A)〜(C)は、このサブミラーユニット16がミラーアップ動作を完了する時の突起16aと回転軸173の関係を示す図である。
図15に示すように突起16aは、サブミラーユニット16が主ミラーユニット15に近づくにつれ(図15(A)から(B)、(C)へ)、回転軸173を図15の左方向に押すようになっている。よって、図13(B)に示すように、サブミラーユニット16がアップ動作を完了した時には、サブミラーユニット16の突起が回転軸173を図13(A)の左方向に押した状態で静止する。これにより、リンク部材172はガイド溝18に沿って図13(A)の左上方に移動し、図13(B)に示したように、清掃ブラシ171はフォーカルプレーンシャッタ517から退避する。よって、清掃ブラシ171はミラーアップ動作が完了した後、走行するシャッタ羽根522の障害にならない。
逆に、ミラーダウン動作中は主ミラーユニット15が図13(B)の反時計回りに回動し、回転軸173が図13(B)の下方へ移動するのに伴い、清掃機構17は図13(A)から図12(B)、そして図12(A)の状態へ戻る。このとき、バネ175がカムピン174を図13(B)の下方へ付勢しているので、カムピン174が図12(B)の上部に留まらず、図12(A)に示したようにミラーボックス504の下部に戻ることができる。これに伴い清掃ブラシ171もガイド18に沿って上から下方向に移動する。こうして清掃ブラシ171は、シャッタ羽根521をシャッタ羽根521a,521b,521c,521dの順に清掃する。
尚、清掃ブラシ171は、前述の実施の形態1と同様に、吸着剤を含浸した繊維であれば異物を確実に捕獲でき、かつ、シャッタ羽根521から分離した異物が散乱したり、再付着したりするのを防止できる。
尚、この実施の形態では、主ミラーユニット15と清掃機構17を直接係合する構造を示したが、主ミラーユニット15を動作させる駆動装置に清掃機構17が接続され、主ミラーユニット15の動作によって清掃機構17が動作するような構造であっても構わない。つまり本実施の形態のように、直接主ミラーユニット15の動作で清掃機構17を動作させれば、アクチュエータを必要としないので、そのためのスペースも必要としないし、コストもかからないという効果が得られる。
また本実施の形態においても、前述の実施の形態1と同様に、清掃する部材をブラシに代わって帯電部材としてもよい。
以上のような構成によれば、撮影動作前にシャッタ羽根に付着している異物を除去できるため、撮像動作により異物が飛散して光学素子へ異物が付着するのを低減することが可能となった。
[実施の形態2]
以下、本発明の実施の形態2に係るカメラについて、図16〜図25を参照して説明する。
以下、本発明の実施の形態2に係るカメラについて、図16〜図25を参照して説明する。
図16は、本発明の実施の形態2に係るカメラのミラーボックス504内の主ミラーユニット21、清掃機構22を示す図である。
図において、主ミラーユニット21は、主ミラー211と、この主ミラー211を保持する主ミラーホルダ212とを具備している。221は清掃ブラシで、この清掃ブラシ221は、ミラーボックス504に設けられたガイド222に沿って、シャッタ羽根521に対して略平行に上下方向に移動する。223は主ミラーホルダ212に設置されたピンで、このピン223は、ミラーボックス504に設けられたガイド224に沿って移動する。ワイヤ225は、溝付きダボ226,227を介して清掃ブラシ221とピン223とを繋いでいる。このワイヤ255は、撓まないように所定の張力で張設されている。バネ228は、ピン229と清掃ブラシ221との間に張架されて、清掃ブラシ221を下方に付勢している。尚、この清掃ブラシ221を除く清掃機構22を構成する要素は主ミラーユニット21の左右一対で構成されているが、図面の簡略化のため図16では片側(向かって右側)だけを図示している。
図17は、この実施の形態2に係る清掃ブラシ221の斜視図である。
この清掃ブラシ221は、清掃用繊維230がバー231の外周面に対して略垂直に固定して複数配設されている。ここで、これら清掃用繊維230は長さが略均一になっている。清掃用繊維230をバー231に固定する方法については、接着固定でもよいし、バー231を分割して、清掃用繊維230を挟み込むようにして固定してもよい。
図18(A)(B)及び図19は、ミラーアップ動作時の清掃機構22の動作を説明する図である。尚、これら図面においては、説明のために各機構を簡略化して示している。またフォーカルプレーンシャッタ30の構成は、前述の実施の形態1(図3〜図6)と同様であるため同じ記号で示し、それらの説明を省略する。
23はサブミラーユニット、30はフォーカルプレーンシャッタを示している。サブミラーユニット23は背景技術の項で説明したものと同じであり、フォーカルプレーンシャッタ30も実施の形態1で説明したものと同じであるため説明は省略する。
図18(A)は、撮影開始前の状態を示し、図18(B)はミラーアップ動作中の状態を示している。図19は、ミラーアップ動作完了後のそれぞれの機構の状態を示している。ここで、図16と共通する部分は同じ記号で示している。
撮影開始前、清掃用繊維230はシャッタ羽根521の最上部のシャッタ羽根521aに接している。そしてミラーアップ動作が開始されると、主ミラーユニット21のピン223は図18(B)のように左上方へ移動する。また清掃機構22のバー231は、バネ228により図18(B)の下向きに付勢されているため、ワイヤー225は図18(B)の矢印(B,C,D)の方向に移動する。よって、清掃ブラシ221は、図16のガイド222に沿って、シャッタ羽根521に略平行に図18(B)の下方向に移動する。このとき清掃用繊維230はシャッタ羽根521に接触しながら下方に移動し、シャッタ羽根521a〜521dの順に、付着した異物を除去する。ここで清掃用繊維230が前述の実施の形態1で示したような吸着剤を含浸してあれば、付着した異物を確実に除去し、シャッタ羽根への再付着を防止できる。こうして図19に示すようにミラーアップ動作が完了すると、清掃機構22はフォーカルプレーンシャッタ30の開口部32aより下方へ移動しているので、撮像部518への露光を遮る事はない。また、このとき清掃用繊維230は、開口32a外のミラーボックス504内にあるので、シャッタ羽根521、シャッタ羽根522の動作に影響を与えることは無い。
次に図20及び図21を参照して、この実施の形態2に係るミラーダウン動作時の清掃機構22の動作を説明する。ここでも前述の図18、図19と共通する部分は同じ記号で示している。
図20(A)は、ミラーアップ動作が完了した状態を示し、これは図19と同じ状態である。ここでは、清掃機構22はミラーボックス504内のフォーカルプレーンシャッタ30の開口部32aより下にある。
そしてミラーダウン動作が開始すると図20(B)に示すように、主ミラーホルダ212に設置されたピン223は図20(B)の左下方へ移動する。このため、ワイヤ225は図20(B)の矢印(E,F,G)の方向に移動する。こうして清掃機構22は、ガイド222に沿って、シャッタ羽根521に略平行に図20(B)の上方向に移動する。そして、ミラーダウン動作が完了すると撮影開始前の状態に戻る(図21及び図18(A))。
この実施の形態2では、前述の実施の形態1とは異なり、清掃ブラシ221はシャッタ羽根521上を往復走行する。このことによって懸念される事項とその対策について、図22〜図24を用いて説明する。
図22(A)〜(C)は、この実施の形態2に係る清掃ブラシ221とシャッタ羽根521の接触する角度を示す図である。
矢印H,I,Jはそれぞれ、清掃ブラシ221の走行方向を示している。ミラーアップ動作が完了した後ミラーダウン動作が開始する時、又はミラーダウン動作が完了した後ミラーアップ動作が開始する時、清掃ブラシ221の走行方向が反転する。このとき、清掃用繊維230はそのままなので、清掃ブラシ221の走行方向に対する清掃用繊維230とシャッタ羽根521の接触角θは鋭角から鈍角になる(図22(A)から図22(B)へ)。ここで図22(B)のように、清掃用繊維230とシャッタ羽根521の接触角θが清掃ブラシ221の走行方向Iに対して鈍角のまま清掃ブラシ221が走行すると、清掃用繊維230の先端がシャッタ羽根521の隙間に入る虞がある。これにより、清掃用繊維230の先端がシャッタ羽根521を傷つけるなどの問題が生じる可能性がある。よって、清掃用繊維230とシャッタ羽根521の接触角θを、走行方向に対して鋭角にする対策が必要となる(図22(C)の状態)。
図23及び図24は、その対策の例を説明する図である。
図23において、232は中間板31と同じくシャッタ羽根521及びシャッタ羽根522の駆動スペースを分割しているフォーカルプレーンシャッタ30の中間板を示し、232aは中間板232の開口部、233aと233bは溝穴を示している。
図24は、このフォーカルプレーンシャッタ30と清掃ブラシ221の位置を示す中央断面図である。
図24に示すように、清掃前、バー231は231aで示す位置にある。このとき、清掃用繊維230aの先端は溝穴233a内にある。そして清掃ブラシ221が図24の下方向に走行を開始すると、清掃用繊維230は、230aで示すように中間板232の溝穴233aの端面に引っ掛かる。これにより、バー230が230bの位置に来ると、清掃用繊維230は230bに示すようになり、清掃用繊維230とシャッタ羽根521との接触角θが鋭角になる。これにより清掃ブラシ221は、清掃用繊維230とシャッタ羽根521の接触角θを鋭角に維持したまま走行する。そして、清掃ブラシ221が図24の下方向へ走行して走行が完了すると、バー231は231cに到達し、清掃用繊維230は230cで示すようになる。
次に、清掃ブラシ221が図24の上方向へ走行を開始する。このときバー231が231dの位置に来ると、清掃用繊維230は230dとなり、その先端は溝穴233b内に入る。その後、更にバー231が図24の上方向に走行すると、清掃用繊維230が中間板232の溝穴233bの端面に引っ掛かる。このため、バー231が231eの位置に来ると、清掃用繊維230が230eのようになり、走査方向に対するシャッタ羽根521の接触角θは鋭角になる。よって清掃ブラシ221が図24の上方向へ走行している間、清掃用繊維230とシャッタ羽根521の接触角θが鋭角に維持されたままとなる。このように中間板232を用いて、走査方向に対する清掃用繊維230とシャッタ羽根521の接触角θを鈍角にすることにより、清掃用繊維230によりシャッタ羽根521を傷つけるという懸念事項を回避することができる。尚、この実施の形態2に係る一連の清掃シーケンスは前述の実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
尚、この実施の形態2では、主ミラーユニット21と清掃機構22とが連結した例を示したが、サブミラーユニット23と清掃機構22が連結していても構わない。
図25(A)(B)は、サブミラーユニット23と清掃機構22とが連結している例を示す図である。
図18に示す主ミラーユニット21と清掃機構22が連結した例と異なる点は、清掃機構22を移動させるワイヤ225が主ミラーユニット21ではなくサブミラーユニット23に連結している点と、ワイヤ225を弛ませないようにするダボ226の位置がピン223の移動量に伴い変更されている点である。その他の構成はほぼ同じであるため説明は省略する。
また、清掃ブラシ221は、前述の実施の形態1と同様に吸着剤を含浸した繊維であれば、異物を確実に捕獲できる。またかつシャッタ羽根521から分離した異物が散乱したり、再付着したりするのを防止できる。
また本実施の形態2においても、前述の実施の形態1と同様に、清掃する部材をブラシに代わって帯電部材としてもよい。
以上のような構成によれば、撮影動作の直前のミラーアップ時、及びミラーダウンの際に清掃機構によってシャッタ羽根を清掃できる。このため、シャッタ羽根に付着した異物が光学素子に付着するといった事態をなくすことが可能となった。
また、清掃用繊維束を用いて往復清掃を行う場合であっても、その清掃用繊維束によるシャッタ羽根の損傷を防止できる。
Claims (11)
- 被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
前記撮像素子の前面に配置され、前記撮像素子への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕と、
撮影動作前は前記被写体像の光束上に位置し、撮影動作時は前記光束から退避するミラーユニットと、
前記ミラーユニットの退避動作に連動して、前記先幕の表面を清掃する清掃手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記清掃手段は、前記先幕の表面に接触して清掃する清掃部材を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記清掃手段は清掃部材として、前記先幕の表面に付着した異物を静電気により吸着して除去するための帯電部材を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記清掃手段は更に前記ミラーユニットが前記光束上に戻る動作に連動して、前記先幕の表面を清掃することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記清掃手段は、前記先幕が前記被写体像の光束を遮断している状態で、前記清掃部材により前記先幕の表面を走査して清掃することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記ミラーユニットがミラーアップする動作中に、前記清掃部材を前記先幕から遠ざける方向に移動させる手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記清掃手段は清掃部材として、吸着剤を含浸させた繊維材を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子の前面に配置され、前記撮像素子への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕と、撮影動作前は前記被写体像の光束上に位置し、撮影動作時は前記光束から退避するミラーユニットとを有する撮像装置のクリーニング方法であって、
前記ミラーユニットの退避動作に連動して前記先幕の表面を清掃する清掃工程を有することを特徴とする撮像装置のクリーニング方法。 - 前記清掃工程では、前記先幕が前記被写体像の光束を遮断している状態で、清掃部材により前記先幕の表面を走査して清掃することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置のクリーニング方法。
- 撮像素子の前面に配置され、前記撮像素子への露光を制御する複数のシャッタ羽根を具備する先幕と、
前記先幕の表面を清掃する清掃手段と、
撮影動作前は被写体像の光束上に位置し、撮影動作時は前記光束から退避するミラーユニットと、
前記ミラーユニットに対して回転可能に取り付けられた第1のリンク部材と、
前記清掃手段が取り付けられると共に前記第1のリンク部材に対して回転可能に取り付けられた第2のリンク部材と、
前記第1のリンク部材から前記第2のリンク部材を離す方向に付勢する付勢手段と、
前記第2のリンク部材に固定されたカムピンと、
前記カムピンに対向する固定面に設けられたカム溝とを有し、
前記清掃手段は、前記ミラーユニットの退避動作に連動して、前記先幕の表面を前記付勢手段による付勢力によって清掃した後、前記カムピンが前記カム溝によって案内されるのに応じて前記先幕から離れることを特徴とする撮像装置。 - 前記ミラーユニットが前記光束上の位置に復帰する復帰動作に連動して、前記清掃手段が清掃前の位置に復帰するように、前記カムピンを案内するための、前記カム溝とは異なるカム溝を有することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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JP2006060242A JP2007240663A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 撮像装置及び撮像装置におけるクリーニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2006060242A Withdrawn JP2007240663A (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 撮像装置及び撮像装置におけるクリーニング方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010282238A (ja) * | 2010-09-28 | 2010-12-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 収容容器及びこれを用いた画像形成装置 |
US7937029B2 (en) | 2008-09-26 | 2011-05-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Accommodating vessel and image forming device using the same |
CN106733785A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-05-31 | 中国科学院南海海洋研究所 | 一种水下视频摄像系统的镜头防污染装置及方法 |
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2006
- 2006-03-06 JP JP2006060242A patent/JP2007240663A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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