JP2006267380A - ファインダー光学系及び一眼レフレックスカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】接眼レンズをOVF表示とEVF表示とで併用することが可能で、さらにOVF表示とEVF表示との切り替え及び重ね合わせ表示も可能であるコンパクトなファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラを提供すること。
【解決手段】ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態に切り替えることができる光路切り替え手段28と、LCD34と、を具備し、上記光路切り替え手段28が上記ミラー状態の場合には、リレー光学系からの光束の接眼光学系30への光路は遮光され、上記光路切り替え手段28が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態の場合には、上記リレー光学系からの光束は上記接眼光学系30に入射し、上記光路切り替え手段28が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態の場合には、上記画像表示手段34に表示される画像の光束は、上記接眼光学系30に入射することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態に切り替えることができる光路切り替え手段28と、LCD34と、を具備し、上記光路切り替え手段28が上記ミラー状態の場合には、リレー光学系からの光束の接眼光学系30への光路は遮光され、上記光路切り替え手段28が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態の場合には、上記リレー光学系からの光束は上記接眼光学系30に入射し、上記光路切り替え手段28が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態の場合には、上記画像表示手段34に表示される画像の光束は、上記接眼光学系30に入射することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ファインダー光学系及びそれを用いた一眼レフレックスカメラに関し、特に光学式ファインダー表示と電子ビューファインダー表示との切り替えの工夫を施したファインダー光学系及び一眼レフレックスカメラに関する。
現在、従来のライカサイズのカメラに比べて、より小さい撮像面を有する一眼レフレックスカメラが提案され、商品化もなされている。これは特に、CCDやCMOS等の電子撮像素子を撮像素子として用いたいわゆるデジタル一眼レフレックスカメラであり、その市場は拡大している。
このような電子撮像素子を用いたデジタル一眼レフレックスカメラでは、銀塩フイルムを用いたいわゆるライカ判の一眼レフレックスカメラに比して撮像素子の面積が小さいことと、電子ビューファインダー(EVF:Electric View Finder)や液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)にて、撮影画像や撮影中の画像の確認が技術的に可能であるという特徴がある。
しかしながら、EVF表示やLCDの画質は、TTL(Through The Lens)の光学式ファインダー(OVF:Optical View Finder)表示に比べ被写体の色の再現性や解像度や動的感度において劣っているか、同等以上にするにはコストや消費電力的に効率がよくない。
一方、OVF表示は、クイックリターンミラーが、撮影レンズからの光路をファインダー系に導いている状態の時のみ、対物光学系を通した被写体を見ることしかできない。すなわち、クイックリターンミラーが撮影レンズからの光路を撮像素子に導いているときは、いわゆるブラックアウト(又は像消失状態)と呼ばれる状態になり被写体像を観察できなくなる。
一般の撮影時においては、ブラックアウトになる時間が短く、あまり問題はないといえる。しかしながら、連写モードによる連写撮影の場合、クイックリターンミラーをシャッターレリーズ毎に駆動すればOVFの被写体確認はできるが、クイックリターンミラーの駆動による振動や電力の消費等の問題が生じる。また、連写のスピードを早くする上でも不利となる。一方、連写モード中に、クイックリターンミラーをブラックアウトの状態にすると連写のスピードを早くする上では有利であるが、連写中の被写体の状態が確認できなくなってしまう。
また、撮像面が小さくなったことは、OVFの倍率をより大きくしなくてはならないことを意味する。なお、ファインダーの倍率を大きくするためには、ファインダー全系の焦点距離を短くすることが要求される。しかしながら、ファインダー全系の焦点距離を短くすることは、現在広く用いられているペンタプリズム式を構成することを困難にする。
上述のような一眼レフレックスカメラに関して、例えば以下に示すような提案がなされている。
まず、リレー式ファインダー光学系が、特許文献1に開示されている。該特許文献1に開示されたリレー式ファインダー光学系によれば、変倍可能なファインダー光学系でありながら、コンパクトな構成のファインダー光学系を実現している。
さらに、リレー式ファインダー光学系によるOVFとEVFとを、同一の接眼光学系で観察する技術が、特許文献2に開示されている。該特許文献2に開示されている技術によれば、特性のよい撮像状態確認が可能となる。
特開平4−337705号公報
特開平6−245114号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、OVF表示とEVF表示との切り替え、及び両者を重ね合わせた表示に関する提案がなされていない。
また、上記特許文献2に開示された技術では、カメラ本体をコンパクトな構成とするための工夫がなされていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、比較的小さい撮像素子に対応した一眼レフレックスカメラに対しても適用可能で、接眼レンズをOVF表示とEVF表示とで併用することが可能であるコンパクトなファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラ、さらにはOVF表示とEVF表示との切り替え及び重ね合わせ表示も可能であるファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様によるファインダー光学系は、被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系において、上記2次結像させる面である2次結像面と上記接眼光学系との間の光路に配置した、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態のうちいずれかの状態に切り替えることができる光路切り替え手段と、上記光路切り替え手段に対して上記2次結像面と光学的に等価である位置に配置した、画像表示手段と、を具備し、上記光路切り替え手段が上記ミラー状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段に反射されて上記接眼光学系への光路は遮光され、上記光路切り替え手段が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段を透過して接眼光学系に入射し、上記光路切り替え手段が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態に切り替えられた場合には、上記画像表示手段に表示される画像の光束は、上記光路切り替え手段を透過して上記接眼光学系に入射することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様によるファインダー光学系は、被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系において、上記2次結像させる面である2次結像面と上記接眼光学系との間に配置した、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態のうちいずれかに切り替えることができる光路切り替え手段と、上記光路切り替え手段に対して上記2次結像面と光学的に等価である位置に配置した、画像表示手段と、を具備し、上記光路切り替え手段が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段に反射されて上記接眼光学系へ入射し、上記光路切り替え手段が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態に切り替えられた場合には、上記画像表示手段に表示される画像の光束は、上記光路切り替え手段を透過して接眼光学系に入射することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様によるファインダー光学系は、対物光学系から入射してきた被写体からの光束をクイックリターンミラーにて反射して1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系において、上記1次結像位置と上記接眼光学系との間の光路に配置した、少なくとも3つ以上の光束反射面と、上記対物光学系から射出される光束の光軸と、上記クイックリターンミラーで反射された光束の光軸と、で形成される平面に対して略垂直方向に所望距離離れた位置に配置された画像表示手段と、上記画像表示手段からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、上記2次結像位置からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、を切り替えることができる光路切り替え手段と、を具備することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様による一眼レフレックスカメラは、被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系を具備する一眼レフレックスカメラにおいて、上記2次結像位置と光学的に等価な位置に設けた画像表示手段と、上記リレー光学系からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と上記画像表示手段からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路とを切り替えることができる、上記2次結像位置と上記接眼光学系との間の光路に配置した光路切り替え手段と、連写モードによる連写撮影が行われるときには、上記光路切り替え手段は、上記画像表示手段からの光束を上記接眼光学系に導く切り替え状態になり、上記画像表示手段には連写撮影中の画像を表示することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第5の態様による一眼レフレックスカメラは、被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系を具備する一眼レフレックスカメラにおいて、上記1次結像位置と上記接眼光学系との間の光路に配置した、少なくとも3つ以上の光束反射面と、上記対物光学系から射出される光束の光軸と、上記クイックリターンミラーで反射された光束の光軸と、で形成される平面に対して略垂直方向に所望距離離れた位置に配置された画像表示手段と、上記画像表示手段からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、上記2次結像位置からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、を切り替えることができる光路切り替え手段と、を具備し、連写モードによる連写撮影が行われるときには、上記光路切り替え手段は、上記画像表示手段からの光束を上記接眼光学系に導く切り替え状態になり、上記画像表示手段には連写撮影中の画像を表示することを特徴とする。
本発明によれば、比較的小さい撮像素子に対応した一眼レフレックスカメラに対しても適用可能で、接眼レンズをOVF表示とEVF表示とで併用することが可能であるコンパクトなファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラ、さらにはOVF表示とEVF表示との切り替え及び重ね合わせ表示も可能であるファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラの内部構成を概略的に示した図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラの内部構成を概略的に示した図である。
まず、参照符号4が付されているのは、カメラ本体2に対して交換可能な撮影レンズである。なお、該撮影レンズ4は、カメラ本体2に固定される構成としても勿論よい。
被写体(不図示)から発した光束は、上記撮影レンズ4に入射し、さらに射出して上記カメラ本体2に入射する。以下、該光束の軌跡を辿って、本実施形態に係るファインダー光学系を搭載したカメラ本体2の内部構成を説明する。
上記撮影レンズ4から射出した光束は、次にクイックリターンミラー6で反射される。ここでは、図1に示すように、上記光束をほぼ90°反射させている。また、上記クイックリターンミラー6をハーフミラーを用いた構成としており、これにより上記クイックリターンミラー6において上記光束を一部透過させ、上記光束を焦点検出手段(図1及び図2においては不図示)に導くことができる。
以降、上記撮影レンズ4から射出した光束の光軸が、上記クイックリターンミラー6にて反射される位置を基準として、以下のように方向を定義する。
上記撮影レンズ4から射出された光束の光軸に垂直であり、かつ上記クイックリターンミラー6で光軸にて該光束が反射される方向を上方向とする。また、該上方向と逆方向を下方向とする。さらに、上記撮影レンズ4における光軸と平行であり、かつ上記撮影レンズ4へ向かう方向を被写体方向とする。同様に、上記撮影レンズ4における光軸と平行であり、かつ上記撮影レンズ4へ向かう方向と逆の方向を観察者方向とする。
上記クイックリターンミラー6にて上方向へ反射された光束は、後述する撮像素子8と光学的に等価の位置(一次結像位置)に配置された焦点板10に入射する。つまり、撮像素子8で結像する場合には焦点板10(一次結像面)でも結像する構成としている(図2の説明にて詳述する)。なお、焦点板10はコンデンサ機能を有してもよい。
上記焦点板10を射出した光束は、次にプリズム12に入射する。該プリズム12は、図1に示すように、入射面12a,反射面12b,反射面12c,射出面12dを有している。
まず、入射面12aは、入射光束の光軸に対して垂直であることが好ましい。該入射面12aから入射した光束は、次に反射面12bにて被写体方向側に反射される。この反射においては、全反射条件を満足させることで、光量のロスを小さくすることができる。
さらに、光束の光軸が、反射面12cにて上方向に反射され、被写体方向成分と上方向成分とを持つようにする。言い換えれば、反射面12cでの反射によって、光軸の方向を、被写体方向と上方向との間の範囲内にあるようにする。このとき、全反射条件を満足することにより光量のロスが小さくなる。反射面12cでの反射の後、光束は射出面12dから該プリズム12を射出する。このとき、射出面12dと光軸とが垂直であるほうが好ましい。
上述のようにしてプリズム12から射出した光束は、次にミラー14にて観察者方向に反射される。ここにおいて、光軸はおよそ上記撮影レンズ4における光軸と平行になる。続いて、光束は、リレー光学系を形成する正のレンズ群16を透過し、各々のレンズ作用を受ける。次に、光束はミラー18にて反射され、被写体方向成分かつ下方向成分を持つ。つまり、光束は、図1に示すように、レンズ群20及びミラー22へ入射する方向へと屈曲される。
上述のように、ミラー18にて反射された光束は、レンズ群20へ入射する。このレンズ群20を配置することで、リレー光学系の結像性能の向上及び瞳伝達性能の向上を図ることができる。
上記レンズ群20を射出した後、光束はミラー22にて反射され、2次結像位置近傍に配置されたコンデンサーレンズ26に入射する。本実施形態においては、上記コンデンサーレンズ26は、被写体側に凸面をもった平凸レンズである。また、上記コンデンサーレンズ26は、同図に示すように、その平面側と2次結像位置とを実質一致させ、該平面側を2次結像面24とする。
上記コンデンサーレンズ26を射出後、光束は、光路切り替え手段28(詳細は後述)を経て接眼光学系30でレンズ作用を受け、カメラ本体2から射出する。この光束を観察者が、その瞳をアイポイント32に置いて覗くことで、被写体像を確認することができる。
ここで、上記光路切り替え手段28について説明する。光路切り替え手段28は、図1に示すように、ミラー部28a、素通し部28b、及びハーフミラー部28cを有している。ここで、上記光路切り替え手段28は、例えば、上記ミラー部28a、上記素通し部28b、及びハーフミラー部28cを、同一の透明なガラス基板上に形成することにより作成することができる。なお、上記素通し部28bは、無色透明な材料で構成してもよいし、空間(即ち何もない状態)として構成してもよい。また、本実施形態では、図1に示すように、上記光路切り替え手段28は、接眼光学系30に対して約45°の角度を持つように配置する。なお、ミラー部28aのミラー面は接眼光学系30側に形成され、裏面は遮光面とされている。
以下、OVF及びEVFと、上記光路切り替え手段28との関係について説明する。
まず、OVFとしてのファインダー光学系を形成するためには、上記接眼光学系30の光路上に、上記素通し部28bが配置されればよい。これにより、上記2次結像面24における像の光束を、接眼光学系30に導くことができる。
また、EVFとしてのファインダー光学系を形成するためには、上記接眼光学系30の光路上に、上記ミラー部28aが配置されればよい。これにより、上記2次結像面24と光学的に実質等価の位置に配置されたLCD34からの光束が、上記接眼光学系30に導かれ、EVFとしてのファインダー光学系が形成される。なお、このとき、リレー光学系からの光束は、ミラー部28aで遮光されるので、接眼光学系30には入射しない。
さらに、OVF表示とEVF表示とを重ねて観察するためには、上記接眼光学系30の光路上に、上記ハーフミラー部28cが配置されればよい。これにより、上記2次結像面24からの光束と、上記LCD34からの光束とが、共に上記接眼光学系30に導かれ、観察者は、OVF表示とEVF表示とを重ねて観察することが可能となる。なお、EVF表示としては、撮影画像等を表示してもよいし、視野内表示をおこなっても良い。
図2は、本実施形態に係る一眼レフレックスカメラの撮影時における内部構成を概略的に示した図である。同図に示すように、撮影時においては、クイックリターンミラー6は、光路から退避させられる。したがって、被写体(不図示)から発した光束は、撮影レンズ4に入射し、その後射出してフィルタ36、フィルタ38を透過して撮像素子8へ入射する。
なお、上記フィルタ36及び上記フィルタ38は、赤外カットフィルタ、ローパスフィルタ、防塵フィルタ等の機能を有する。また、ここでは、2つのフィルタを想定したが、フィルタの個数は2つに限らないことは勿論である。
また、上記撮像素子8は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)等の電子撮像素子で構成される。この撮像素子8による撮影画像が、EVF表示時にLCD34に表示されることになる。
なお、本実施形態に係る一眼レフレックスカメラにおいては、リレー光学系であるレンズ群16及びレンズ群20を合わせた主点位置を、概ね上記1次結像面と上記2次結像面との中間点付近、若しくは上記2次結像面よりに配置できる構成であるため、リレー光学系の倍率を0.6倍以上1倍以下にすることができる。
以下、図3を参照して、本第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラのシステム構成を説明する。なお、図3は、本第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラのシステム構成を示すブロック図である。
本第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラは、カメラ本体2に対し撮影レンズ4を収納したレンズ鏡筒100が着脱自在とされ、所望のレンズ鏡筒に交換可能となっている。
ここで、上記カメラ本体2の制御は、ボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、Bucomと称する)102が行う。また、レンズ鏡筒100の制御は、レンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、Lucomと称する)104が行う。そして、上記Bucom102と上記Lucom104とは、カメラ本体2とレンズ鏡筒100との合体時においては、通信コネクタ106を介して電気的接続がなされ、互いに通信可能となる。なお、このとき、Lucom104が、Bucom102に従属的に協働しながら稼動するようになっている。
以下、レンズ鏡筒100内の構成を説明する。
図3においては、撮影レンズ4を構成する複数の光学レンズを、1つの光学レンズで代表して図示した。この撮影レンズ4は、レンズ駆動機構110内に存在する図示しないDCモータにより、その光軸方向に駆動される。
また、撮影レンズ4の後方には、絞り112が設けられている。この絞り112は、絞り駆動機構114内に存在する図示しないステッピングモータによって開閉駆動される。絞り112の開閉が制御されることによって、撮影レンズ4を介してカメラ本体2に入射する被写体からの光束の光量が制御される。
ここで、レンズ駆動機構110内のDCモータの制御、及び絞り駆動機構114内のステッピングモータの制御は、Bucom201の指令を受けたLucom101によって行われる。
以下、カメラ本体2の内部の構成を説明する。
まず、クイックリターンミラー6、焦点板10、プリズム12、ミラー14、レンズ群16、ミラー18、レンズ群20、ミラー22、コンデンサーレンズ26、光路切り替え手段28、及び接眼光学系30を有するファインダー装置が設けられている。
カメラ2が通常状態にある場合には、撮影レンズ4を介して入射した被写体からの光束の一部がクイックリターンミラー6で反射される。これによって、観察用の像が形成される。
また、測光回路116が設けられ、該測光回路116は、上記リレー光学系からの光束に基づいて測光処理を行う。具体的には、上記測光回路116では、該測光回路116内のホトセンサ(不図示)で検出されたミラー18面での光束の光量に基づき周知の測光処理が行われる。測光回路116で処理された結果は、Bucom102に送信される。Bucom102では、測光回路116から入力された結果に基づいて撮影時の露光量が演算される。この結果は、Bucom102からLucom104に送信される。Lucom104では、Bucom102から通知された露光量に基づいて絞り112の駆動制御が行われる。
また、クイックリターンミラー6を透過してサブミラー118で反射された光束は自動焦点調節処理(AF処理)を行うためのAFセンサユニット120に導かれる。AFセンサユニット120の内部には、例えば位相差方式のAFを行うためのAFセンサが設けられている。このAFセンサに入射した光束は電気信号に変換される。AFセンサユニット120のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路122を介してBucom102へ送信される。そして、Bucom102において測距処理が行われ、焦点調節に必要な撮影レンズ4の駆動量が演算される。この結果は、Bucom102からLucom104に送信される。Lucom104では、Bucom102から通知された駆動量に基づいて撮影レンズ4の駆動制御が行われる。
このような制御が行われることから、カメラ本体2における焦点検出手段としては、上記AFセンサユニット120及び上記Bucom102により構成される部分が相当すると言える。
また、カメラが撮影動作状態にあるときには、クイックリターンミラー6が撮影レンズ4の光軸から退避する所定のアップ位置に移動される。このようなクイックリターンミラー6の駆動は、ミラー駆動機構124によって行われる。また、ミラー駆動機構124の制御は、Bucom102によって行われる。ここで、クイックリターンミラー6がアップ位置に移動された場合には、それに伴ってサブミラー118が折り畳まれるようになっている。
クイックリターンミラー6がアップ位置に移動されることによって、撮影レンズ4を透過した被写体からの光束は、シャッタ部126の方向に入射する。該シャッタ部126は、フォーカルプレーン式であり、該シャッタ部126を構成する先幕と後幕とを駆動するためのばね力は、シャッタチャージ機構128によってチャージされる。また、先幕と後幕の駆動は、シャッタ制御回路130によって行われる。これらシャッタチャージ機構128及びシャッタ制御回路130は、Bucom102によって制御される。
シャッタ部126を通過した光束は、シャッタ部126の後方に配置された撮像ユニット132内部の撮像素子8に入射する。この撮像素子8は、当該撮像素子8と撮影レンズ4との間に配設された上記フィルタ36,38の一つに相当する防塵フィルタ134によって保護されている。防塵フィルタ134は、例えばガラス等の透明部材で構成されている。
また、防塵フィルタ134の周縁部には、該防塵フィルタ134を所定の振動周波数で振動させるための圧電素子136が取り付けられている。圧電素子136は、2つの電極を有しており、防塵フィルタ駆動回路138によって駆動される。また、防塵フィルタ駆動回路138の制御は、Bucom102によって行われる。防塵フィルタ駆動回路138によって圧電素子136を振動させることによって、防塵フィルタ134が振動する。これによって、防塵フィルタ134の表面に付着した塵埃が払い落とされる。
ここで、撮像素子(不図示)と圧電素子136とは、防塵フィルタ134を一面とするケース内に一体的に収納されて撮像ユニット132として提供される。これにより、撮像素子8への塵埃の付着を確実に防止することができる。
また、撮像ユニット132の近傍には、温度測定回路140が設けられている。通常、温度はガラス製の物材の弾性係数に影響する。つまり、温度の変化は防塵フィルタ134の固有振動数を変化させる要因の1つとなるため、防塵フィルタ134を振動させる際には、常にその周辺温度が計測されるようにしている。なお、温度測定回路140の温度測定ポイントは防塵フィルタ134の振動面の極近傍に設定することが好ましい。このように、温度の変化を考慮しながら防塵フィルタ134の振動を制御することにより、常に最適な条件で防塵フィルタ134を振動させることが可能である。
撮像素子8で得られた電気信号(画像信号)は、所定タイミング毎に撮像インターフェイス回路142を介して読み出されてデジタル化される。撮像インターフェイス回路142でデジタル化されて得られた画像データは、画像処理コントローラ144を介してSDRAMなどで構成されたバッファメモリ146に格納される。ここで、バッファメモリ146は、画像データなどのデータの一時保管用メモリであり、画像データに各種処理が施される際のワークエリアなどに利用される。
また、EVF表示が行われる時には、撮像インターフェイス回路142を介して読み出され、バッファメモリ146に格納された画像データが画像処理コントローラ144によって読み出される。画像処理コントローラ144によって読み出された画像データは、EVF表示用のホワイトバランス補正などの画像処理が施された後、バッファメモリ146に格納される。その後、バッファメモリ146に格納された画像データは、フレーム単位で画像処理コントローラ144によって読み出されてビデオ信号に変換される。このビデオ信号は、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、LCD34に表示される。なお、EVF表示は、撮影動作前、即ちクイックリターンミラー6がアップ位置にある場合にのみ行われる。
また、撮影終了後には、撮像インターフェイス回路142を介して読み出され、バッファメモリ146に格納された画像データが画像処理コントローラ144によって読み出される。画像処理コントローラ144によって読み出された画像データは、ホワイトバランス補正や、階調補正、色補正などの周知の画像処理が施された後、バッファメモリ146に格納される。その後、バッファメモリ146に格納された画像データが画像処理コントローラ144によって読み出されてビデオ信号に変換され、表示用の所定のサイズにリサイズされた後、液晶モニタ148に出力表示される。ユーザは、液晶モニタ148に表示された画像により、撮影した画像を確認することができる。
また、画像記録時には、バッファメモリ146に格納された画像データが、画像処理コントローラ144によって読み出されて、JPEG方式などの周知の圧縮方式によって圧縮される。JPEG圧縮によって得られたJPEGデータは、バッファメモリ146に格納された後、所定のヘッダ情報が付加されたJPEGファイルとしてFlashROM150や記録メディア152に記録される。ここで、FlashROM150はカメラ2に内蔵のメモリを想定しており、記録メディア152はカメラ2の外部に装着され得るものを想定している。記録メディア152としては、例えばカメラ2に着脱自在に構成されたメモリカードやハードディスクドライブなどが用いられる。
また、FlashROM150や記録メディア152に記録されたJPEGファイルから画像を再生する際には、FlashROM150や記録メディア152に記録されたJPEGデータが画像処理コントローラ144によって読み出されて伸長される。その後、この伸長データがビデオ信号に変換された後、表示用の所定のサイズにリサイズされ、液晶モニタ148に出力表示される。
また、Bucom102には、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する不揮発性メモリ154がアクセス可能に接続されている。この不揮発性メモリ154は、例えば書き換え可能なEEPROMで構成されている。
更に、Bucom102には、電源回路156を介して電源としての電池158が接続されている。電源回路156では、電池158の電圧が、当該カメラのシステムの各部が必要とする電圧に変換され、当該システムの各部に供給される。
更に、Bucom102には、当該カメラ本体2の動作状態を表示出力によってユーザに告知するための動作表示用LCD160と、当該カメラ本体2の各種操作部材の操作状態を検出するためのカメラ操作スイッチ(SW)162とが接続されている。
本実施形態では、カメラ操作SW162からカメラ連写モードが指示され、さらに撮影開始の指示がなされた場合に、Bucom102の制御によりミラー駆動機構124によってクイックリターンミラー6がUP状態に切り替わると共に、光路切り替え手段駆動機構164により光路切り替え手段28が、LCD34からの光路を接眼光学系30に導く状態に駆動される。つまり、このとき、光路切り替え手段28のミラー部28aが、接眼光学系30の光路に挿入される。
なお、クイックリターンミラー6の駆動とは関係なく、カメラ操作SW162からの指示で、Bucom102の制御により光路切り替え手段駆動機構164が光路切り替え手段28を駆動させるシステム構成を採っても勿論よい。
以上説明したように、本第1実施形態に係るファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラ2によれば、2次結像位置である2次結像面24と接眼光学系30との間に、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態とを切り替えることができる光路切り替え手段28を配置することで、OVF表示とEVF表示とを切り替えることができる。また、リレー光学式で構成することで、撮像面が小さい一眼レフカメラ等に好適となる。
したがって、比較的小さい撮像素子に対応した一眼レフレックスカメラに対しても適用可能で、接眼レンズをOVF表示とEVF表示とで併用することが可能であるコンパクトなファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラ、さらにはOVF表示とEVF表示との切り替え及び重ね合わせ表示も可能であるファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラを提供することができる。
さらに、本実施形態によれば、連写モードによる連写撮影の前後の時間は、OVFにて良好な被写体像を省電力で確認でき、連写モードによる撮影中は、撮影者の目とカメラ本体との位置関係を変えることなく撮影中の被写体をEVFで確認できる。例えば、主要被写体の移動や連写を終了するタイミングを把握することに対応しやすくなる。
なお、EVFでの表示画像は、撮影画像そのものの画像でも良いし、撮影と撮影の間のタイミングでEVF用に取り込んだ画像でもよい。もちろん、その両方でもよい。また、動画表示をしてもよい。また、所定の操作を行うことで、EVFにて、撮影した画像の確認及びOVFとの重ね合わせ表示を行ってもよい。
また光路切り替え手段28は、ミラー部、ハーフミラー部、及び透明な平行平面板をその都度スライドさせて、各状態の切り替えを行う構成としてもよい。また、このとき、ミラー部、ハーフミラー部、及び透明な平行平面板を同一の平行平面板に構成しても、勿論よい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。なお、第1実施形態における構成部材と同様の部材には、本実施形態においても同様の符号を付した。以下、上記第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラとの構成の違いを明確にしながら、本第2実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。なお、第1実施形態における構成部材と同様の部材には、本実施形態においても同様の符号を付した。以下、上記第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラとの構成の違いを明確にしながら、本第2実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。
本実施形態に係る一眼レフレックスカメラでは、光路切り替え手段28による光路切り替え作用は、次に示すようである。まず、接眼光学系30の光路上に、ミラー部28a又はハーフミラー部28cを挿入した場合には、リレー光学系からの光束を反射し、該光束を接眼光学系30に導く。一方、接眼光学系30の光路上に、素通し部21c又はハーフミラー部28cを挿入した場合には、リレー光学系からの光束を透過し、LCD34からの光束を接眼光学系30に導く。
図4は、本発明の第2実施形態に係るファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラの内部構成を概略的に示した図である。
カメラ本体2に対して、撮影レンズ4が、交換可能又は交換不可能に取り付けられている。被写体(不図示)から発した光束は、この撮影レンズ4に入射し、さらに射出して上記カメラ本体2に入射する。以下、該光束の軌跡を辿って、本実施形態に係るファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラの内部構成を説明する。
上記撮影レンズ4から射出した光束は、次にクイックリターンミラー6で反射される。ここでは、図4に示すように、上記光束をほぼ90°反射させている。また、上記クイックリターンミラー6としてハーフミラーを用い、該クイックリターンミラー6において上記光束を一部透過させ、上記光束を焦点検出手段(図4においては不図示)に導くことができるようになっている。
上記クイックリターンミラー6にて反射された光束は、上記第1実施形態と同様に、焦点板10、プリズム12、ミラー14、及び正のレンズ群16を透過し、ミラー18に導かれる。そして、本実施形態では、光束はミラー18にて下方向へ反射される。
ミラー18で反射された光束は、2次結像位置近傍に配置されたコンデンサーレンズ26に入射する。本実施形態では、上記コンデンサーレンズ26は、被写体側に凸面をもった平凸レンズであり、上記コンデンサーレンズ26の平面側と上記2次結像位置とを実質一致させている(つまり、該平面側は2次結像面24である)。
上記コンデンサーレンズ26を射出した光束は、光路切り替え手段28を経て、接眼光学系30でレンズ作用を受けカメラ本体2から射出する。この光束を観察者がその瞳をアイポイント32に置いて覗くことで、被写体像を確認することができる。
上記光路切り替え手段28は、ミラー部28a、素通し部28b、ハーフミラー部28cを有している。たとえば、上記ミラー部28a、上記素通し部28b、上記ハーフミラー部28cは、同一の透明なガラス基板上に形成することで、上記光路切り替え手段28を作成することができる。なお、上記素通し部28bは、無色透明な材料で構成してもよいし、空間(即ち何もない状態)として構成してもよい。ここでは、図4に示すように、上記光路切り替え手段28を、接眼光学系30に対して約45°の角度を持つように配置する。
以下、本実施形態におけるOVF及びEVFと、上記光路切り替え手段28との関係について説明する。
まず、OVFとしてのファインダー光学系を形成するためには、上記接眼光学系30の光路上に、上記ミラー部28aが配置されればよい。これにより、上記2次結像面24における像の光束を観察者方向に反射して、接眼光学系30に導くことができる。
また、EVFとしてのファインダー光学系を形成するためには、上記接眼光学系30の光路上に、上記素通し部28bが配置されればよい。これにより、上記2次結像面24と光学的に実質等価の位置に配置されたLCD34からの光束が、上記接眼光学系30に導かれ、EVFとしてのファインダー光学系が形成される。なお、このとき、リレー光学系からの光束は、素通し部28bを透過するので、接眼光学系30には入射しない。なお、この光路切り替え手段28として素通し部28bが作用するときには、クイックリターンミラー6の位置をアップ状態とし、撮影レンズ4から上述のリレー光学系の光束を遮光することで、光路切り替え手段28付近での迷光を極力少なくする構成を採ることが好ましい。
さらに、OVF表示とEVF表示とを重ねて観察するためには、上記接眼光学系30の光路上に、上記ハーフミラー部28cが配置されればよい。これにより、上記2次結像面24からの光束と、上記LCD34からの光束とが、共に上記接眼光学系30に導かれ、観察者は、OVF表示とEVF表示とを重ねて観察することが可能となる。なお、EVFとしては、撮影画像等を表示してもよいし、視野内表示をおこなっても良い。
以上説明したように、上記第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラと本実施形態に係る一眼レフレックスカメラとの構成上の主な相違点は、被写体(不図示)からの光束がミラー18から接眼光学系30に至るまでの部分の装置構成である。したがって、撮影時における装置構成の変化(クイックリターンミラー6の位置が変化する)、及びそれに関連する事項については、第1実施形態において図2を参照して説明したものと同様であるので、ここでは省略する。
また、本第2実施形態に係る一眼レフレックスカメラのシステム構成は、図3に示すブロック図を参照して説明した上記第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラのシステム構成と、上記相違点を除いて同様であるので、重複を避けるために説明を省略する。
なお、本実施形態においても上記第1実施形態と同様、レンズ群16とレンズ群20とを合わせた主点位置を、概ね上記1次結像面と上記2次結像面との中間点付近、若しくは上記2次結像面よりに配置することができる構成としており、上述したリレー光学系の倍率を、0.6倍以上1倍以下に設定することができる。
以上説明したように、本第2実施形態に係るファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラによれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態も上記第1実施形態と同様の変形が可能となることは勿論である。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。なお、第1実施形態または第2実施形態における構成部材と同様の部材には、本実施形態においても同様の符号を付した。以下、上述の各実施形態に係る一眼レフレックスカメラとの構成の違いを明確にしながら、本第3実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。なお、第1実施形態または第2実施形態における構成部材と同様の部材には、本実施形態においても同様の符号を付した。以下、上述の各実施形態に係る一眼レフレックスカメラとの構成の違いを明確にしながら、本第3実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。
図5は、本発明の第3実施形態に係るファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラの内部構成(OVF時)を概略的に示した図である。同様に、図6は、本発明の第3実施形態に係るファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラの内部構成(EVF時)を概略的に示す図である。
本実施形態では、EVFに用いる表示装置であるLCD34を、対物光学系である撮影レンズ4から射出される光束の光軸とクイックリターンミラー6で反射された光束の光軸とで形成される平面に対してほぼ垂直方向から、光束が光路切り替え手段28に入射するように配置する。
以下、図5を参照して、本実施形態に係る一眼レフレックスカメラについて説明する。
OVF時は、上記第2実施形態と同様、被写体(不図示)から発した光束が、撮影レンズ4、クイックリターンミラー6、焦点板10、プリズム12、ミラー14、及び正のレンズ群16を通って、ミラー18に入射し、該ミラー18で下方向へ反射される。ミラー18で反射された光束は、2次結像位置近傍に配置されたコンデンサーレンズ26を介して、ミラー44(詳しくは後述)にて観察者方向に反射され、接眼光学系30にてレンズ作用を受け、カメラ本体2から射出する。この光束を、観察者が、その瞳をアイポイント32に置いて覗くことで、被写体像を確認することができる。
上記ミラー44は、上方向から入射してくるリレー光学系からの光束を、接眼光学系30に反射させる状態(OVF表示状態)と、上記撮影レンズ4から射出される光束の光軸と上記クイックリターンミラー6にて反射された光束の光軸とで形成される平面に対してほぼ垂直方向から入射してくるLCD34(図5では不図示)からの光束を反射させる状態(EVF表示状態)と、を切り替えることができるよう構成している。なお、LCD34は実質的に2次結像位置であるコンデンサーレンズ26の2次結像面24と等価な位置に設置されている。上述の構成により、LCD34を対物光学系、リレー光学系、及び接眼光学系の光軸を含む平面から離れた位置に配置することができる。
なお、図5においては、同図をより見やすくするためにLCD34を不図示としているが、実際には、上述したように当該紙面に対して奥側に配置されていることに変わりは無い。
以下、図6を参照して、本実施形態に係る一眼レフレックスカメラのEVF時を説明する。なお、LCD34とミラー44との位置関係を見やすくするために、同図においては、コンデンサーレンズ26を不図示とし、ミラー44を点線で表現する。しかしながら実際は、ミラー44は、当該紙面に対してほぼ45°傾いたミラー面を有している。
図6に示されるように、EVF表示状態においては、クイックリターンミラー6を対物光学系の光路から退避させる。これにより、撮影レンズ4から射出される光束は、撮像素子8へ入射され撮影可能状態となり、かつリレー光学系への光束の入射を防ぐことで迷光を軽減させることができる。
上記ミラー44自体の回転(図7の説明にて詳述)によって、上述のようにOVF表示状態とEVF表示状態とを切り替えることができる。したがって、ミラー44を接眼光学系の光路から退避させるスペースが不要となるため、カメラ本体2のボディレイアウトの効率を改善させ、カメラ本体の小型化に有効に作用する。
なお、リレー光学系の主点位置を、概ね上記1次結像面と上記2次結像面との中間点付近、若しくは上記2次結像面よりに配置できる構成としており、リレー系の倍率を0.6倍以上1倍以下に設定することができる。
以下、図7を参照して、上記ミラー44の回転動作について説明する。(a)はOVF表示状態時のミラー44、LCD34、及び接眼光学系30を示す図であり、(b)はEVF表示状態時のミラー44、LCD34、及び接眼光学系30を示す図である。
OVF表示状態時は、図7(a)に示すように、上記ミラー44は、上方向から入射してくるリレー光学系からの光束を、接眼光学系30に反射させる。このとき、通常時のミラー44を同図に示す矢印方向に回転させることで、ミラー44は、同図に示すような角度を持つ。
一方、EVF表示状態時は、図7(b)に示すように、上記撮影レンズ4から射出される光束の光軸と上記クイックリターンミラー6にて反射された光束の光軸とで形成される平面に対してほぼ垂直方向から入射してくるLCD34からの光束を反射させる。このとき、通常時のミラー44を同図に示す矢印方向に回転させることで、ミラー44は、同図に示すような角度を持つ。
このように、ミラー44が回転することで、OVF表示状態とEVF表示状態とを切り替えることができる構成としている。
上述のように、上記第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラと本実施形態に係る一眼レフレックスカメラとの構成上の主な相違点は、被写体(不図示)からの光束がミラー18から接眼光学系30に至るまでの部分の装置構成である。したがって、本第3実施形態に係る一眼レフレックスカメラのシステム構成は、図3に示すブロック図を参照して説明した上記第1実施形態に係る一眼レフレックスカメラのシステム構成と、上記相違点を除いて同様であるので、重複を避けるために説明を省略する。
以上説明したように、本第3実施形態に係るファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラによれば、リレー光学系を3回の反射で折り曲げることでカメラ本体をコンパクトな構成にでき、さらに上記LCD34を、対物光学系である撮影レンズ4から射出される光束の光軸とクイックリターンミラー6で反射される光束の光軸とで形成される平面に対して略垂直方向に所望距離離れた距離に配置することにより、ファインダー系のレイアウトを効率的に行うことができる。
より詳しくは、上記ミラー14,18,44による3回の反射のうち最後の反射で接眼光学系30の光軸とリレー光学系の光軸とを略一致させる。この反射面(最後の反射面であるミラー44)を2次結像面24と接眼光学系30との間に配置することにより、部材の削減及び特にボディ厚み方向のスリム化を実現することができる。
したがって、本実施形態においても、上記第1乃至第2実施形態と同様、比較的小さい撮像素子に対応した一眼レフレックスカメラに対しても適用可能で、接眼レンズをOVF表示とEVF表示とで併用することが可能であるコンパクトなファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラ、さらにはOVF表示とEVF表示との切り替え及び重ね合わせ表示も可能であるファインダー光学系及び該ファインダー光学系を搭載した一眼レフレックスカメラを提供することができる。
以上、各実施形態に基づいて本発明を説明したが、上記第1実施形態乃至上記第3実施形態に共通の条件を以下に示す。
まず、上記リレー光学系の倍率βは、
0.6≦β≦1 …(1)
を満たすとする。
0.6≦β≦1 …(1)
を満たすとする。
上記リレー光学系の倍率βが、上記式(1)の下限を下回る場合は、上記リレー光学系の主点が、上記2次結像面に近付き過ぎ、また収差補正が難しくなりリレー光学系及び画像表示手段の配置が難しくなる。一方、上記式(1)の上限を超える場合は、画像表示手段の画面サイズが大きくなってしまい好ましくない。
また、連写モードによる連写撮影においては、1秒間に8コマよりも撮影コマ数が少ない場合には、クイックリターンミラー駆動を行いOVFで確認できるようにしても良いし、EVFにて確認できるようにしても良い。したがって、どちらで確認をするかを、ユーザによる選択操作により決定できるようにしても良い。
以上本発明の実施形態について説明したが、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
2…カメラ本体、 4…撮影レンズ、 6…クイックリターンミラー、 8…撮像素子、 10…焦点板、 12…プリズム、 12a…入射面、 12b,12c…反射面、 12d…射出面、 14…ミラー、 16…レンズ群、 18…ミラー、 20…レンズ群、 22…ミラー、 24…2次結像面、 26…コンデンサーレンズ、 28…光路切り替え手段、 28a…ミラー部、 28b…素通し部、 28c…ハーフミラー部、 30…接眼光学系、 32…アイポイント、 34…LCD、 36…フィルタ、 38…フィルタ、 44…ミラー、 100…レンズ鏡筒、 102…ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bucom)、 104…レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lucom)、 106…通信コネクタ、 110…レンズ駆動機構、 114…絞り駆動機構、 116…測光回路、 118…サブミラー、 120…AFセンサユニット、 122…AFセンサ駆動回路、 124…ミラー駆動機構、 126…シャッタ部、 128…シャッタチャージ機構、 130…シャッタ制御回路、 132…撮像ユニット、 134…防塵フィルタ、 136…圧電素子、 138…防塵フィルタ駆動回路、 140…温度測定回路、 142…撮像インターフェイス回路、 144…画像処理コントローラ、 146…バッファメモリ、 148…液晶モニタ、 150…FlashROM、 152…記録メディア、 154…不揮発性メモリ、 156…電源回路、 158…電池、 160…動作表示用LCD、 162…カメラ操作スイッチ、 164…光路切り替え手段駆動機構。
Claims (14)
- 被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系において、
上記2次結像させる面である2次結像面と上記接眼光学系との間の光路に配置した、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態のうちいずれかの状態に切り替えることができる光路切り替え手段と、
上記光路切り替え手段に対して上記2次結像面と光学的に等価である位置に配置した、画像表示手段と、を具備し、
上記光路切り替え手段が上記ミラー状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段に反射されて上記接眼光学系への光路は遮光され、
上記光路切り替え手段が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段を透過して接眼光学系に入射し、
上記光路切り替え手段が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態に切り替えられた場合には、上記画像表示手段に表示される画像の光束は、上記光路切り替え手段を透過して上記接眼光学系に入射することを特徴とするファインダー光学系。 - 被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系において、
上記2次結像させる面である2次結像面と上記接眼光学系との間に配置した、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態のうちいずれかに切り替えることができる光路切り替え手段と、
上記切り替え手段に対して上記2次結像面と光学的に等価である位置に配置した、画像表示手段と、を具備し、
上記光路切り替え手段が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段に反射されて上記接眼光学系へ入射し、
上記光路切り替え手段が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態に切り替えられた場合には、上記画像表示手段に表示される画像の光束は、上記光路切り替え手段を透過して接眼光学系に入射することを特徴とするファインダー光学系。 - 対物光学系から入射してきた被写体からの光束をクイックリターンミラーにて反射して1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系において、
上記1次結像位置と上記接眼光学系との間の光路に配置した、少なくとも3つ以上の光束反射面と、
上記対物光学系から射出される光束の光軸と、上記クイックリターンミラーで反射された光束の光軸と、で形成される平面に対して略垂直方向に所望距離離れた位置に配置された画像表示手段と、
上記画像表示手段からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、上記2次結像位置からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、を切り替えることができる光路切り替え手段と、
を具備することを特徴とするファインダー光学系。 - 上記光路切り替え手段は、上記光束反射面のうちの1つであり、その光束反射面の反射角度を変化させることで、上記リレー光学系からの光束または上記画像表示手段からの光束のうちいずれかを、上記接眼光学系に入射させることを特徴する請求項3に記載のファインダー光学系。
- 上記リレー光学系の倍率βは、0.6≦β≦1であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のファインダー光学系。
- 被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系を具備する一眼レフレックスカメラにおいて、
上記2次結像位置と光学的に等価な位置に設けた画像表示手段と、
上記リレー光学系からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と上記画像表示手段からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路とを切り替えることができる、上記2次結像位置と上記接眼光学系との間の光路に配置した光路切り替え手段と、
連写モードによる連写撮影が行われるときには、上記光路切り替え手段は、上記画像表示手段からの光束を上記接眼光学系に導く切り替え状態になり、上記画像表示手段には連写撮影中の画像を表示することを特徴とする一眼レフレックスカメラ。 - 上記連写モードは、1秒間に8コマ以上の撮影を行うモードであることを特徴とする請求項6に記載の一眼レフレックスカメラ。
- 上記光路切り替え手段は、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態のうちいずれかの状態に切り替えることができ、
上記光路切り替え手段が上記ミラー状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段に反射されて上記接眼光学系への光路は遮光され、
上記光路切り替え手段が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段を透過して接眼光学系に入射し、
上記光路切り替え手段が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態に切り替えられた場合には、上記画像表示手段に表示される画像の光束は、上記光路切り替え手段を透過して上記接眼光学系に入射することを特徴とする請求項6に記載の一眼レフレックスカメラ。 - 上記光路切り替え手段は、ミラー状態、ハーフミラー状態、及び素通し状態のうちいずれかの状態に切り替えることができ、
上記光路切り替え手段が上記ミラー状態または上記ハーフミラー状態に切り替えられた場合には、上記リレー光学系からの光束は、上記光路切り替え手段に反射されて上記接眼光学系へ入射し、
上記光路切り替え手段が上記ハーフミラー状態または上記素通し状態に切り替えられた場合には、上記画像表示手段に表示される画像の光束は、上記光路切り替え手段を透過して接眼光学系に入射することを特徴とする請求項6に記載の一眼レフレックスカメラ。 - 被写体からの光束を対物光学系から入射させて1次結像位置に1次結像させた被写体像を、リレー光学系により2次結像位置に2次結像させ、該2次結像した被写体像を接眼光学系を通して観察することが可能なファインダー光学系を具備する一眼レフレックスカメラにおいて、
上記1次結像位置と上記接眼光学系との間の光路に配置した、少なくとも3つ以上の光束反射面と、
上記対物光学系から射出される光束の光軸と、上記クイックリターンミラーで反射された光束の光軸と、で形成される平面に対して略垂直方向に所望距離離れた位置に配置された画像表示手段と、
上記画像表示手段からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、上記2次結像位置からの光束が上記接眼光学系へ入射する光路と、を切り替えることができる光路切り替え手段と、を具備し、
連写モードによる連写撮影が行われるときには、上記光路切り替え手段は、上記画像表示手段からの光束を上記接眼光学系に導く切り替え状態になり、上記画像表示手段には連写撮影中の画像を表示することを特徴とする一眼レフレックスカメラ。 - 上記光路切り替え手段は、上記光束反射面のうちの1つであり、その光束反射面の反射角度を変化させることで、上記リレー光学系からの光束または上記画像表示手段からの光束のうちいずれかを、上記接眼光学系に入射させることを特徴する請求項10に記載の一眼レフレックスカメラ。
- 上記リレー光学系の倍率βは、0.6≦β≦1であることを特徴とする請求項6乃至請求項11のいずれかに記載の一眼レフレックスカメラ。
- 上記画像表示手段は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のファインダー光学系。
- 上記画像表示手段は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項6乃至12のいずれかに記載の一眼レフレックスカメラ。
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-
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