JP5086055B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。
従来、ウエストフラップ(一般的には、吸収性コアを含む吸収性本体から長手方向外方の部分)における汗の蒸散性等を向上させて、かぶれ等の発生の防止を図ったパンツ型使い捨ておむつが知られている。この種のパンツ型使い捨ておむつでは、内層と外層のシートを部分的な固定で一体化するため、パンツのウエスト先端部は4枚シートの構成をとっている。この構成でサイドシールを行うと、ウエスト先端部が厚く、レッグ部に向かうに従って、厚みが薄くなるため、シールの圧着圧が異なる。そのため、厚みの厚い部分(=ウエスト先端部)のシール強度が高くなってしまう。
パンツ型使い捨ておむつでサイド部の長手方向にシール強度が違っていると、引き裂きにくい。特にウエスト先端部は剥がし始めの基点となるため、強度が強すぎると剥がすことが困難となる。また、薄い構成の足まわり部でシール強度が極端に弱くなると装着中にサイド部が破け、脱着したり、部分的に剥がれ、装着時の違和感、フィット性の悪化につながる。
この点において、サイドシール部の強度と引き裂き性を両立するために、これまで、サイドシールパターンを変えることで改善する提案がされてきた(下記特許文献1及び特許文献2)が、ウエブの蛇行が発生すると所望の位置にシールパターンが施せないなど、未だ課題が残っている。
また、サイドシールを接着剤とヒートシールで行う提案もされている(下記特許文献3)が、均一の接着剤にヒートシールを行っても構成材料の厚みは均一にはできず、厚みの厚い部分のシール強度が強くなってしまう課題は解決されない。また、パンツの最内層内側に接着剤を塗布するこの方法は接着剤が装着者の肌につくリスクがある。特に接着剤を間欠パターンで塗布するため、接着剤パターンの尾引きやボタ落ちなどがあればなおさらである。
実開平7−34814号公報 特開2003−38572号公報 特開平7−213553号公報
従って、本発明の目的は、サイドシール部の強度と引き裂き性を両立させ、装着中のサイド部の破れや部分的な剥がれ等が生じず、かつ脱着時に引き剥がし易いパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収体の一方の面が表面シートで被覆された吸収性本体と、該吸収体の他方の面に配置された外包材とを備え、該外包材における長手方向の一端部側の左右の側部域と、他端部側の左右の側部域とをそれぞれ対向させて熱シール又は超音波シールによって接合することで、一対のサイドシール部が形成されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、前記外包材における長手方向の一端部側の前記側部域及び他端部側の前記側部域は、複数枚のシートの積層構造からなるとともに、積層された該シートの枚数が異なる複数の部位が、該側部域の長手方向に沿って配列して構成されており、複数の前記部位においては、積層されたシートの枚数に応じた量のシール熱低減剤が該シート間に配されており、かつ前記サイドシール部における、対向する前記側部域間には、前記シール熱低減剤が配されていないパンツ型使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、装着中のサイドシール部の破れや部分的な剥がれ等が生じず、かつ脱着時に引き剥がし易い。
以下、本発明のパンツ型使い捨ておむつを、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。第1実施形態のおむつ1は、図1及び図2に示すように、吸収性本体3と外包材2とを備えている。外包材2は、おむつ1の組み立て前の状態において長手方向とそれに直交する幅方向とを有する。おむつ1は、外包材2の一面上に吸収性本体3が配された状態で、該外包材2を該吸収性本体3が内側となるように外包材2の幅方向に沿う中央線に沿って二つ折りし、該外包材2における長手方向の一端部側の左右の側部域4と、他端部側の左右の側部域4とをそれぞれ対向させて、該側部域の側縁部どうしを熱シールによって接合することで形成されている。おむつ1は、着用時に着用者のウエスト回りに位置するウエスト開口部12及び着用者の足回りに位置する一対のレッグ開口部13を有する。また、おむつ1はその左右両側縁に、ウエスト開口部12からレッグ開口部13に亘って形成された一対のサイドシール部11を有する。このサイドシール部は、上述した側部域どうしの接合で形成されたものである。さらに、おむつ1は、着用時に着用者の腹側に位置する腹側領域1Aと、背側に位置する背側領域1Bと、これらの間に位置し、かつ着用者の股下部に対向する股下領域1Cとを有している。
吸収性本体3は、図2に示すように、液透過性の表面シート32、液不透過性又は撥水性の裏面シート33及び両シート32、33間に介在配置された液保持性の吸収性コア34を有しており、実質的に縦長の形状となっている。前記の外包材2は、吸収性本体3の裏面シート側に配置されている。両者は接着剤、ヒートシール、超音波シール等による本体接合部15によって接合されている。表面シート32、裏面シート33及び吸収性コア34としては、それぞれ、従来この種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。吸収性コア34としては、例えば、吸収性ポリマーの粒子及び親水性の繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているものを用いることができる。表面シート32としては、例えば親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルムを用いることができる。裏面シート33としては、例えば樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができる。
吸収性本体3の長手方向両側部には、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフスが設けられている。側方カフスは側方カフス形成シート37から構成されている。側方カフス形成シート37は、図2に示すように、その幅方向内側の部分が表面シート32上に配されており、その最内側縁が自由端縁を構成している。その自由端縁近傍には、側方カフス弾性部材(図示せず)が、吸収性本体3の長手方向に延びるように、伸長状態で配されている。図2には示していないが、該シート37の幅方向外側の部分37Aは、吸収性コア34と裏面シート33との間に巻き下げられ、これらの間に固定されている。
使い捨ておむつ全体の長手方向、外包材2の長手方向及び吸収性本体3の長手方向は一致しており、従って、使い捨ておむつ全体の幅方向、外包材2の幅方向及び吸収性本体3の幅方向も一致している。また、本明細書において「長手方向端部」とは、長手方向に延びる方向の端部であり、「側縁部」とは、幅方向に延びる方向の端部である。
外包材2は、おむつの輪郭を画成するものである。外包材2は、図2に示すように、おむつ1の外面を形成する外層シート21と、吸収性本体3側に位置する内層シート22とから形成されている。外層シート21及び内層シート22はそれぞれ両側縁部が長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状を有している。幅方向に関し両シートは同一の形状をしている。一方、長手方向に関しては、おむつ1の組み立て前の状態において、外層シート21の長手方向の端部は、内層シート22の長手方向の端部を越えて外方に延出している。おむつ1の組み立て前の状態でみたとき、外包材2は、その長手方向に、着用者の腹側に配される腹側領域1A、背側に配される背側領域1B及びその間に位置する股下領域1Cに区分される。腹側領域1A及び背側領域1Bは、それぞれ外包材2の長手方向前後部に相当し、股下領域1Cは外包材2の長手方向中央部に相当する。
外包材2の腹側領域1Aを構成する外層シート21及び内層シート22は、おむつ1の組み立て前の状態において、図3(b)に示すように、折り返し線28の位置で、吸収性本体3が配置されている側に折り返されている。折り返し線28は内層シート22の長手方向端部と吸収性本体3の長手方向端部3aとの間に位置し、外包材2の幅方向に延びている。両シートが折り返されることで、外層シート折り返し部21f及び内層シート折り返し部22fがそれぞれ形成される。外層シート折り返し部21fの自由端21cは、吸収性本体3の長手方向端部3aよりも長手方向内方に位置している。これにより吸収性本体3は、その長手方向の端部域が、外層シート折り返し部21fによって被覆された状態となる。内層シート折り返し部22fの自由端22cは、吸収性本体3の長手方向端部3aと折り返し線28との間に位置している。以上の構成は、外包材2の背側領域1Bにおいても同様である。
おむつ1の腹側領域1Aには、ウエスト開口部12の開口端からレッグ開口部13の上端部までの領域に、おむつ1の幅方向全域に延びる複数本の弾性部材42が伸長状態で配されている。但し、複数本の弾性部材42のうち、吸収性本体3を横切るものは、該吸収性本体上においては、伸縮が発現しないように切断された状態で配置されている。これらの弾性部材42は図3(b)に示すように、外層シート21と内層シート22との間において、これらのシートに対して非接合状態で配置されている。隣り合う弾性部材42の間隔は同じでもよく、異なっていてもよい。弾性部材42のうち、最もウエスト開口部12寄りに位置するものは、先に述べた外包材2の折り返し線28の位置とほぼ同位置にある。以上の構成は、おむつ1の背側領域1Bにおいても同様である。
股下領域1Cにおいて、レッグ開口部13の周縁部に、その周縁に沿って複数本のレッグ弾性部材25が配されている。レッグ弾性部材25は、外層シート21と内層シート22との間に伸長状態で固定されている。
弾性部材42の形成材料としては、使い捨ておむつに用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
図4は、おむつ1の側縁と、吸収性本体3の側縁との間の領域(以下、側部域という。)を拡大して示す図である。同図は、該側部域を引き伸ばした状態でのものである。側部域4は、吸収性本体3の上端部3aから外方へ延出するウエストフラップ域4A、及び吸収性本体3の側縁よりも幅方向外方であって、かつ吸収性本体3の長手方向端縁とレッグ開口部13の上端との間に位置する胴回り域4Bを含んでいる。側部域4は、外包材2を構成する2枚のシートである外層シート21及び内層シート22並びにこれらの折り返し部である外層シート折り返し部21f及び内層シート折り返し部22fとを含んでいる。これら複数のシートから構成される側部域4においては、複数の接合部41が形成されている。接合部41は、おむつ1の幅方向(図4中、符号Xで示す方向)に沿って列をなし、かつその列がおむつ1の長手方向(図4中、符号Yで示す方向)に沿って多列となるように配置されている。さらに、接合部41は、おむつ1の長手方向に沿って列をなし、かつその列がおむつ1の幅方向に沿って多列となるように配置されている。したがって側部域4には、複数の接合部41からなり、かつおむつ1の幅方向に延びる複数の第1の接合部群列4Cが形成される。また複数の接合部41からなり、かつおむつ1の長手方向に延びる複数の第2の接合部群列4Dが形成される。第1の接合部群列4C間の距離は同じになっている。同様に、第2の接合部群列4D間の距離も同じになっている。おむつ1に特定の機能を付与する目的で、第1の接合部群列4C間の距離及び/又は第2の接合部群列4D間の距離を異ならせるようにしてもよい。
接合部41は、側部域4を構成するシートどうしを固定するために形成されている。側部域4を構成する各シートは、接合部41の位置において互いに接合されており、それ以外の位置においては互いに非接合状態になっている。後述するように、側部域4は場所によって、該側部域4を構成するシートの枚数が異なっている。したがって接合部41も、それが形成される場所によって、固定するシートの枚数が異なっている。接合部41は、例えば熱融着や接着剤を用いた接着によって形成されている。
図4に示すように、本実施形態における接合部41は細長い楕円形をしており、すべての接合部41が同形をしている。尤も、接合部41の形状はこれに限られず、例えば細長い矩形等の形状を採用してもよい。また、2種以上の形状の接合部を組み合わせて用いてもよい。各接合部41は、その長軸がおむつ1の長手方向と一致するように配置されている。
隣り合う第1の接合部群列4Cの間それぞれには、おむつ1の幅方向に沿って1本の弾性部材42が配置されている。各弾性部材42は伸長状態で配置されている。第1の接合部群列4Cの間において、側部域4を構成するシートが互いに非接合状態になっていることは上述のとおりなので、弾性部材42は、その両端部を除き、該シートと非接合状態になっている。弾性部材42の両端部の接合位置は、該弾性部材42が配置されている部位に応じて相違する。具体的には、弾性部材42のうち、ウエストフラップ域4Aに位置するものは、その両端部が、左右のサイドシール部11の位置において、外層シート21と内層シート22とによって挟持固定されている。また弾性部材42のうち、胴回り域4Bに位置するものは、その一方の端部が、サイドシール部11の位置において、外層シート21と内層シート22とによって挟持固定されており、他方の端部が、吸収性本体3の側縁よりも若干幅方向外方の位置3bにおいて、外層シート21と内層シート22とによって挟持固定されている。
図4に示す伸長状態を解き、おむつ1を自然状態(弛緩状態)にさせると、弾性部材42の収縮に起因して、側部域4に、図5に示すように、おむつ1の長手方向Yに延びる複数のひだが形成される。おむつ1の長手方向に関し、ひだは、ウエスト開口部12の開口端からレッグ開口部13のほぼ上端部までの領域にわたって延びている。ひだは、途中で枝分かれしたり、消失したりすることなく、直線状に延びている。また、ひだは、おむつ1における肌対向面側及び外面側の両方に形成されている。肌対向面側に形成されるひだと、外面側に形成されるひだとは、弾性部材42に対して対称形になる。おむつ1の幅方向に沿ってみたとき、各ひだにおける谷の位置及び山の位置は一致している。各ひだにおける谷の位置は、上述した第2の接合部群列4Dの位置に一致している。また、各ひだにおける山の位置は、隣り合う第2の接合部群列4D間の中央部にほぼ一致している。肌対向面側に形成されるひだと、外面側に形成されるひだとが対称形であることによって、側部域4においては、おむつ1の長手方向に延びる複数のスリーブ状の空間4Eが形成される。
図5に示すひだを首尾良く形成する観点から、側部域4の伸長状態(図4に示す状態)における、隣り合う第2の接合部群列4DのピッチP1は、1〜20mm、特に3〜10mmであることが好ましく、隣り合う第1の接合部群列4CのピッチP2は、1〜40mm、特に2〜15mmであることが好ましい。同様の観点から、各接合部41の短軸の長さL1は、0.1〜5mm、特に0.2〜1.5mmであることが好ましく、長軸の長さL2は0.5〜20mm、特に1〜10mmであることが好ましい。さらに、P1とL1との比(P1/L1)は1.1〜200、特に2〜50であることが好ましく、P2とL2との比(P2/L2)は1.05〜80、特に1.05〜15であることが好ましい。
上述の構成を有するひだが形成されていることによって、本実施形態のおむつにおいては、以下の有利な効果が奏される。
(イ)肌対向面側に形成されるひだによって、おむつ1と着用者との接触面がひだとなるため、着用時におむつ1のべと付き感が少なく、クッション性が高く、優しくフィットし、着用者の肌へのダメージが少ない。
(ロ)外面側に形成されるひだによって、おむつ1の外面の触感にも優れる。
(ハ)両ひだによって形成されるスリーブ状の空間によって、排尿後、吸収体本体から非肌当接面側へ抜ける湿気がスリーブ状の空洞を通り抜け、外層シート21(外包材2)の長手方向端部から湿気が放出される事で通気性に優れていると共に、優れた通気性を想起させる外観を呈することになる。
以上の有利な効果が確実に奏されるようにするためには、複数の弾性部材42のうち、最も上側に位置する弾性部材42を、可能な限りウエスト開口端に近づけることが好ましい。ところで、本実施形態においては、先に述べたとおり、外包材2を吸収性本体3側に折り返すことでウエスト開口端が形成される。この場合、外包材2を構成する外層シート21と内層シート22との間に弾性部材42が配された状態で、外層シート21のみを折り返してウエスト開口端を形成すると、製造条件の振れ等に起因して、最も上側に位置する弾性部材42をウエスト開口端に近づけることが容易でない。そこで、本実施形態においては、外層シート21と内層シート22との間に弾性部材42が配された状態で、外層シート21及び内層シート22の双方を折り返すこととしている。これによって、製造条件の振れ等が生じた場合であっても、最も上側に位置する弾性部材42を極力ウエスト開口端に近づけることが可能となる。
外包材2における外層シート21及び内層シート22の双方を折り返す場合、両シートの折り返し部の自由端21c,22cは同位置に位置することを要しない。使用材料の削減、ひいては製造経費の低減の観点からは、外層シート21及び内層シート22の双方を折り返すことを条件として、内層シート折り返し部22fの自由端22cは、図3(c)に示すように、外層シート折り返し部21fの自由端21fよりも、ウエスト開口端寄りに位置させることが好ましい。このような折り返しを行う結果、おむつ1の側部域4においては、図3(c)及び図4に示すように、ウエスト開口端からレッグ開口部13の上端に向けて、4枚のシートの積層域T1、3枚のシートの積層域T2及び2枚のシートの積層域T3とが存在することになる。つまり、積層されたシートの枚数が異なる複数の部位が、側部域4の長手方向に沿って配列することとなる。積層域T1を構成する4枚のシートは、外層シート21、内層シート22、外層シート折り返し部21f及び内層シート折り返し部22fである。積層域T2を構成する3枚のシートは、外層シート21、内層シート22及び外層シート折り返し部21fである。積層域T3を構成する2枚のシートは、外層シート21及び内層シート22である。
なお、積層域T1の厚みは0.8〜2.0mmであることが好ましい。積層域T2の厚みは0.4〜1.8mmであることが好ましい。積層域T3の厚みは0.2〜1.0mmであることが好ましい。
以上のとおり、側部域4は、場所によって構成シートの枚数、ひいては厚みが相違するので、該側部域4の側縁部(図3(a)に示すおむつ1の平面図では、斜線部の領域が該当する)であるサイドシール部11を形成するときに、該サイドシール部11の全長にわたって、均一に熱及び圧力を付与することが容易でない。均一に熱及び圧力が付与できない場合には、サイドシール部11の接合強度が場所によって異なってしまい、おむつ1の廃棄時に首尾良くサイドシール部11を引きはがすことができなかったり、あるいはおむつの着用中に意図せずサイドシール部11が剥がれてしまったりするおそれがある。このような不都合を解消することを目的として、本実施形態のおむつ1においては、以下に説明する手段を採用することで、サイドシール部11の全長にわたって、均一に熱を付与することを可能にしている。
すなわち、本実施形態のおむつ1においては、側部域4を構成するシートの間にシール熱低減剤を配している。シール熱低減剤は、サイドシール部11の形成の際に、側部域4の構成シートに付与される熱の一部を奪う性質のものである。シール熱低減剤は、側部域4における積層されたシートの枚数に応じてその量が調節されている。具体的には、積層されたシートの枚数が多い部位ほど、シール熱低減剤の使用量を多くしている。例えば、シートの枚数が多く相対的に高圧が加わり、それに起因して相対的に多量の熱が付与される積層域T1に、相対的に多量のシール熱低減剤を使用することで、該積層域T1に付与される熱の多くを減じることができる。一方、シートの枚数が少なく相対的に低圧が加わり、それに起因して相対的に少量の熱しか付与されない積層域T3には、相対的に少量のシール熱低減剤を使用することで、該積層域T3において減じられる熱の量を相対的に少なくすることができる。これらの結果、サイドシール部11の全長にわたって、シートが受ける熱の均一化が図られ、全長にわたって均一な接合強度を有するサイドシール部11を形成することができる。
各積層域T1,T2,T3においては、トータルでのシール熱低減剤の使用量が、シートの枚数に応じて調整されていればよい。詳細には、例えば積層域T1においては、(i)外層シート21と内層シート22との間、(ii)内層シート22と内層シート折り返し部22fとの間、(iii)内層シート折り返し部22fと外層シート折り返し部21fとの間のすべてに、シール熱低減剤が施されていてもよく、あるいはこれら(i)〜(iii)のうちの任意の2箇所又は1箇所のみにシール熱低減剤が施されていてもよい。好ましくは、すべての隣り合うシート間の位置にシール熱低減剤を施す。このことは、積層域T2についても同様である。また、(i)〜(iii)のうちの2箇所以上の位置にシール熱低減剤が施されている場合、それらの位置におけるシール熱低減剤の使用量は同じでもよく、又は異なっていてもよい。
各積層域における隣り合うシート間にシール熱低減剤が施されていることと対照的に、サイドシール部11における、対向する側部域4間にはシール熱低減剤が施されていない。この理由は、対向する側部域4間は、ヒートシールの際に熱が最も伝わりにくい部位なので、この部位にシール熱低減剤を施しても、その効果が十分に発揮されず、経済的にみて有利と言えないからである。
シール熱低減剤としては、上述のとおり、サイドシール部11の形成の際に付与される熱の一部をそれ自身が吸収することが可能な物質が用いられる。そのような物質としては、例えばホットメルト接着剤、ポリウレタン系素剤、石油系樹脂等が挙げられる。これらのうち、ホットメルト接着剤は、シール熱の低減に加え、シートどうしの接合の働きがあるので、特に好ましく用いられる。おむつ1の製造工程では、ホットメルト接着剤の塗布温度は、サイドシール部11を形成するためのヒートシール温度よりも低いことが通常である。また、おむつ1の製造工程では、ホットメルト接着剤は、その塗布量が少なく、かつ細く塗布することが通常なので、ホットメルト接着剤はシートに塗布された時点で直ぐに冷め、ヒートシール位置では、更に冷めている。以上の理由により、サイドシール部11を形成する部分をヒートシールする際においては、該部分に塗布されたホットメルト接着剤によって、該部分の熱量が低減される。
前記ホットメルト接着剤としては、ベースポリマー、常温で固体の粘着付与成分、軟化剤成分及び酸化防止剤を構成成分として含むものを用いることができる。ベースポリマーとしては、スチレンブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体等が挙げられる。ベースポリマーは、粘着付与成分及び軟化剤成分の合計量を100重量部とした時、10〜100重量部、特に20〜80重量部の範囲で用いられることが好ましい。
前記粘着付与成分としては、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、該粘着付与成分及び前記軟化剤成分の合計量100重量部中、60〜99重量部、特に70〜95重量部の範囲で用いられることが好ましい。
前記軟化剤成分としては、軟化点が10℃以下で平均分子量が200〜700のプロセスオイル、鉱油、各種可塑剤、ポリブテン、及び液状粘着付与樹脂等が挙げられ、前記粘着付与成分及び該軟化剤成分の合計量100重量部中、1〜40重量部、特に5〜30重量部の範囲で用いられることが好ましい。
前記酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、ベンズイミダゾール系酸化防止剤等が用いられ、前記ベースポリマー、前記粘着付与成分及び前記軟化剤成分の合計量を100重量部とした時、0.5〜3重量部の範囲で用いられることが好ましい。
シール熱低減剤としてホットメルト接着剤を用いる場合、各積層域におけるトータルの使用量は次のとおりとすることが好ましい。積層域T1においては、好ましくは7.5〜50g/m2、特に好ましくは10〜45g/m2、最も好ましくは25〜40g/m2である。積層域T2においては、5〜35g/m2、特に好ましくは10〜30g/m2、最も好ましくは12〜25g/m2である。積層域T3においては、好ましくは1〜20g/m2、特に好ましくは1.5〜15g/m2、最も好ましくは2〜10g/m2である。
シール熱低減剤としてホットメルト接着剤を用いる場合、隣り合うシート間には、ホットメルト接着剤を隙間なく全面塗布してもよく、あるいは部分的に塗布してもよい。部分的にホットメルト接着剤を塗布する場合には、スパイラル状パターンやオメガ字状パターンで塗布することができる。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1によれば、次の作用効果が奏される。
おむつ1においては、そのサイドシール部11長手方向でシール強度が均一化されるため、おむつの引き剥がし時にサイド部が引き裂き易い。即ち、ウエスト開口部12の先端部はおむつの剥がし始めの基点となるため、そのシール強度が他部より強いと引き剥がしが困難となるが、本実施形態のおむつ1では、該先端部のシール強度は他部と均一であるため、スムーズな引き剥がしが可能となる。また、薄い構成の足まわり部でシール強度が極端に弱くなることもないため、装着中にサイド部が破け、脱着してしまったり、部分的に剥がれることなどを抑制し、装着時の違和感、フィット性の悪化を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を、図6ないし図8を参照しながら説明する。第2の実施形態については、上述した第1の実施形態と異なる点を主として説明し、特に説明しない点については、第1の実施形態について詳述した説明が適宜適用される。また、図6ないし図8において、図1ないし図5と同じ部材には同じ符号を付してある。
本実施形態のおむつ1が、第1の実施形態のおむつと相違する点は、弾性部材42の固定の仕方である。詳細には、弾性部材42はその全長にわたり、外層シート21と内層シート22との間に伸長状態で接合固定されている。具体的には、外層シート21と内層シート22はそれらの対向面の全面においてホットメルト接着剤によって接合固定されており、このホットメルト接着剤によって弾性部材42も外層シート21と内層シート22に接合されている。外層シート21と内層シート22との接合は、外包材2の通気性を確保する点から、不連続であることが好ましい。
弾性部材42、外層シート21及び内層シート22が上述のような接合状態になっていることに起因して、おむつ1の側部域4に形成されるひだの形態が第1実施形態と相違している。詳細には、第1の実施形態では、おむつ1の長手方向に直線状に延びるひだが形成されていたのに対し、本実施形態では、ひだはおむつ1の長手方向に連続せず、途中で複数に分断されている。また、第1の実施形態では、各ひだの内部において、おむつ1の長手方向に延びるスリーブ状の空間が形成されていたのに対し、本実施形態では、各ひだの内部に前記のスリーブ状の空間は形成されない。
このようにギャザーの形態が相違することに起因して、外包材2の折り返しの仕方が、本実施形態と第1実施形態とでは相違する。詳細には、本実施形態のおむつ1では、図7及び図8に示すように、内層シート22が折り返されておらず、外層シート21のみが吸収性本体3が配置されている側に折り返されている。外層シート21が折り返された状態においては、図8(b)に示すように、内層シート22の長手方向端部は、外包材2における折り返し線28の位置に配されている。また外層シート21折り返し部の自由端21cは、吸収性本体3の長手方向端部3aよりも長手方向内方に位置している。このような折り返しを行う結果、おむつ1の側部域4においては、図8(c)に示すように、ウエスト開口端からレッグ開口部13の上端に向けて、3枚のシートの積層域T4及び2枚のシートの積層域T5とが存在することになる。つまり、積層されたシートの枚数が異なる複数の部位が、側部域4の長手方向に沿って配列することとなる。積層域T4を構成する3枚のシートは、外層シート21、内層シート22及び外層シート折り返し部21fである。積層域T5を構成する2枚のシートは、外層シート21及び内層シート22である。本実施形態と第1の実施形態とで外包材2の折り返しの仕方が相違する理由は、本実施形態では、複数の弾性部材42のうち、最も上側に位置する弾性部材42を、ウエスト開口部12に近づける必要がないからである。
そして、本実施形態においては、側部域4の側縁部(図8(a)に示すおむつ1の平面図では、斜線部の領域が該当する)における、シール熱低減剤としてのホットメルト接着剤の塗工量を、積層されたシートの枚数に応じた量としている。具体的には、3枚のシートの積層域T4に対するホットメルト接着剤の塗工量が、2枚のシートの積層域T5よりも多くなるようにしている。その結果、側部域4の側縁部から形成されるヒートシール部11は、そのシール強度がその全長にわたり均一化される。
各積層域T4及びT5においては、トータルでのシール熱低減剤の使用量が、シートの枚数に応じて調整されていればよい。詳細には、例えば積層域T4においては、(i)外層シート21と内層シート22との間、(ii)内層シート21と外層シート折り返し部21fとの間のすべてに、シール熱低減剤が施されていてもよく、あるいはこれら(i)及び(ii)のうちの1箇所のみにシール熱低減剤が施されていてもよい。好ましくは、すべての隣り合うシート間の位置にシール熱低減剤を施す。また、(i)及び(ii)の位置にシール熱低減剤が施されている場合、それらの位置におけるシール熱低減剤の使用量は同じでもよく、又は異なっていてもよい。
ところで、外層シート21及び内層シート22がそれらの対向面の全面において、ホットメルト接着剤で接合されていることは上述のとおりであるところ、対向面におけるホットメルト接着剤の塗布量は、側部域4の側縁部と、それ以外の部位(図8(a)に示すおむつ1の平面図上の領域では、斜線部を除く領域全体が該当する)とで相違している。詳細には、側部域4の側縁部におけるホットメルト接着剤の塗布量は、それ以外の部位における塗布量よりも多くなっている。
このようにホットメルト接着剤の塗布量を相違させた理由は、側部域4の側縁部以外の部位においては、サイドシール部11の形成時に、厚み・熱の影響を緩和する目的で導入されるシール熱低減剤としてのホットメルト接着剤の塗工が不要だからである。また風合いや装着者へのフィット追従性、及びおむつ製品の通気性などを考慮すると、ホットメルト接着剤の使用量は少ない方が望ましいからである。この観点から、側部域4の側縁部以外の部位のホットメルト接着剤の塗工量は1〜10g/m2、特に2〜7g/m2とすることが好ましい。一方、各積層域におけるホットメルト接着剤のトータルの塗工量は、側部域4の側縁部以外の部位のホットメルト接着剤の塗工量よりも多いことを条件として、次のとおりとすることが好ましい。積層域T4においては、好ましくは5〜35g/m2、更に好ましくは10〜30g/m2である。積層域T5においては、好ましくは1〜20g/m2、更に好ましくは5〜15g/m2である。
以上、本発明の2つの実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、例えば下記の形態のように種々変更が可能である。
サイドシール部の長手方向におけるシート構成枚数は、2つの実施形態それぞれで示した構成に限られず、例えばウエスト開口部からレッグ開口部に向かうに従い、構成枚数が増えるようなシート構成であっても良い。また、サイドシール部は、熱シール以外に、超音波シールや高周波シールによって設けることもできる。また、上述した第1及び第2の実施形態における説明は、それぞれ他の実施形態に相互に適宜適用することができる。
外層シート21と内層シート22とのサイドシールを除く領域ではホットメルト接着剤で一体化されている構成以外にも、ホットメルト接着剤を使用せず、熱シールや超音波シールなどにより、複数の弾性部材の間(弾性部材が存在しない部分)に多数の部分的な固定エンボスを施すことで2枚のシートを一体化させる構成とすることもできる。この構成では、外層及び内層シートが固定エンボス以外では接着されていないため、弾性部材が収縮した際にギャザーを形成し、風合いや通気性に優れたパンツおむつとなる。
図1は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの第1の実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部を切り開き、該おむつを平面状に展開し、伸長した状態を示す分解斜視図である。 図3(a)は、図1のパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部を切り開き、該おむつを平面状に展開し、伸長した状態における、その幅方向端部のうちサイドシール部を形成する部分及びその周辺部を表面シート側からみた平面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるb−b線断面図であり、図3(c)は、図3(a)におけるc−c線断面図である。 図4は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部を切り開き、該おむつを平面状に展開し、伸長した状態における、サイドシール部を形成する部分及びその近傍の部分を一部破断して示す平面図である。 図5は、図1に示すパンツ型使い捨ておむつのウエスト開口部を一部破断して示す斜視図である。 図6は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの第2の実施形態を示す斜視図である。 図7は、図6に示すパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部を切り開き、該おむつを平面状に展開し、伸長した状態を示す分解斜視図である。 図8(a)は、図6に示すパンツ型使い捨ておむつのサイドシール部を切り開き、該おむつを平面状に展開し、伸長した状態における、その幅方向端部のうちサイドシール部を形成する部分及びその周辺部を表面シート側からみた平面図であり、図8(b)は、図8(a)におけるb−b線断面図である。
符号の説明
1 パンツ型使い捨ておむつ
11 サイドシール部
12 ウエスト開口部
13 レッグ開口部
1A 腹側領域
1B 背側領域
1C 股下領域
21 外層シート
21a 外層シート外側部
21b 外層シート内側部
22 内層シート
22a 内層シート外側部
22b 内層シート内側部
25 レッグ弾性部材
3 吸収性本体
32 表面シート
33 裏面シート
34 吸収性コア
37 側方カフス形成用シート
4 側部域
4A ウエストフラップ域
4B 胴回り域
4E スリーブ状の空間
41 接合部
42 弾性部材
G1 胴回りギャザー
G2 ウエストギャザー
G3 レッグギャザー
T1 4枚シートの積層域
T2 3枚シートの積層域
T3 2枚シートの積層域

Claims (2)

  1. 吸収体の一方の面が表面シートで被覆された吸収性本体と、該吸収体の他方の面に配置された外包材とを備え、該外包材における長手方向の一端部側の左右の側部域と、他端部側の左右の側部域とをそれぞれ対向させて熱シール又は超音波シールによって接合することで、一対のサイドシール部が形成されたパンツ型使い捨ておむつであって、
    前記外包材における長手方向の一端部側の前記側部域及び他端部側の前記側部域は、複数枚のシートの積層構造からなるとともに、積層された該シートの枚数が異なる複数の部位が、該側部域の長手方向に沿って配列して構成されており、
    一端部側の前記側部域を構成する前記シートの間にシール熱低減剤が配されているとともに、他端部側の前記側部域を構成する前記シートの間にシール熱低減剤が配されており、
    前記側部域における複数の前記部位においては、積層された前記シートの枚数が多い部位ほど、前記シール熱低減剤の使用量が多くなっており、
    かつ前記サイドシール部においては、対向する、一端部側の前記側部域と他端部側の前記側部域との間に、前記シール熱低減剤が配されておらず、
    前記外包材が、前記おむつの外面を形成する外層シートと、前記吸収性本体側に位置する内層シートとを有し、
    前記外層シートの長手方向の端部が、前記内層シートの長手方向の端部を越えて外方に延出しており、
    前記内層シートの長手方向端部と前記吸収性本体の長手方向端部との間の位置において、前記外層シート及び前記内層シートが、前記吸収性本体が配置されている側に折り返されており、
    前記側部域における複数の前記部位は、ウエスト開口端からレッグ開口部の上端に向けて、4枚のシートの積層域T1、3枚のシートの積層域T2及び2枚のシートの積層域T3を有し、
    積層域T1を構成する4枚のシートは、前記外層シート、前記内層シート、外層シート折り返し部及び内層シート折り返し部であり、
    積層域T2を構成する3枚のシートは、前記外層シート、前記内層シート及び外層シート折り返し部であり、
    積層域T3を構成する2枚のシートは、前記外層シート及び前記内層シートであるパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記シール熱低減剤がホットメルト接着剤である請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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