JP5085915B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は回転駆動力を発生させることのできるモータに関し、特に、ロータが常に一方向、すなわち正方向にのみ回転するように、ロータの逆方向回転を規制できるモータに関する。
一般に、モータはステータ及びロータ、モータの駆動を制御するモータ駆動回路部などから構成され、モータ駆動回路部の制御の下、ステータ及びロータの電磁気的相互作用によりロータが回転して回転駆動力を発生させる装置である。
このようなモータにおいては、モータの回転駆動力を利用する装置がロータの回転方向によって誤作動や破損を起こすので、モータの回転駆動力を利用する装置が要求する一方向、つまり正方向にのみロータが回転することができる。
しかし、モータは起動時又は外力を受けた時、ロータがロータの正方向とは異なる方向である逆方向に回転することがあるため、ロータの逆方向回転を規制する方法を必要とする。
本発明は従来技術の問題を解決するためになされたものであり、モータの回転駆動力を利用する装置が要求する正方向回転力だけを発生させることができるように、ロータの逆方向回転を規制できるモータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明によるモータは、ステータと、第1回転方向の回転力が発生するようにステータとの相互作用により回転するロータと、ロータと一体に回転するようにロータに備えられた第1干渉部材と、ロータの第1回転方向とは異なる第2回転方向の回転を規制できるように、第1干渉部材に向かって回転して第1干渉部材と干渉できるように備えられた第2干渉部材と、ロータが第2回転方向に回転すると第2干渉部材が第1干渉部材に向かって回転できるように、磁気力を利用してロータの回転力を第2干渉部材に伝達する第2干渉部材作動機構とを含むことを特徴とする。
また、本発明によるモータは、モータの回転駆動力を利用する装置の要求に応えるために、ロータがロータの第1回転方向、すなわち正方向に回転するときはロータへの規制を全く行わず、ロータがロータの第2回転方向、すなわち逆方向に回転しようとすると、第1干渉部材及び第2干渉部材間の干渉によりロータの逆方向回転を規制できることを特徴とする。
本発明によるモータは、ロータが逆方向に回転すると、磁気力によりロータの回転力が第2干渉部材に伝達され、第1干渉部材と干渉してロータの逆方向回転が機構的に確実に規制され、その反力によりロータが正方向に回転するため、モータの信頼性を向上させることができ、ロータの逆方向回転が機構的に制御されるだけでなく、第2干渉部材の作動のための別途の制御回路が要求されないため、モータ駆動回路部の回路構造が簡素化され、ロータの逆方向回転規制のための機構の構造も簡素化されるという効果がある。
また、本発明によるモータは、磁気力によりロータの回転力が第2干渉部材に伝達されるようにする第1マグネットギア及び第2マグネットギアが非接触方式で設計されるため、ロータの逆方向回転規制のための機構の作動騒音がなく、感性品質を向上させることができ、別途の騒音遮断のための構造が必要なく、構造的に簡素化されるので製造費が節減でき、長時間使用してもロータの逆方向回転規制のための機構がほとんど摩耗しないため、耐久性を向上させることができるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明によるモータの実施形態を説明する。
本発明によるモータの実施形態は複数存在するが、以下には最も好ましい実施形態について説明する。ただし、モータを構成する基本的な構造は前述した従来技術と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図1は本発明の第1実施形態を示すモータの分解斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態を示すモータのステータ及びロータを示す平面図であり、図3は本発明の第1実施形態を示すモータにおけるロータの正方向回転時の動作を示す平面図であり、図4は本発明の第1実施形態を示すモータにおけるロータの逆方向回転規制動作を示す平面図である。
本発明の第1実施形態におけるモータは、様々な類型のモータのうちのハイブリッドインダクションモータであり、モータ駆動回路部に接続されたステータ2と、ステータ2の内部に回転可能に設置されてステータ2との電磁気的相互作用により回転できるロータRと、モータの回転駆動力を利用する装置が要求する第1回転方向(以下、正方向という)とは異なる第2回転方向(以下、逆方向という)にロータRが回転することを規制できるロータ逆方向回転規制機構30とから構成される。モータは、ロータRをステータ2の内部に位置させることもでき、また、ステータ2の外部に位置させることもできる。以下、本実施形態ではロータRがステータ2の内部に位置するものに限定して説明する。また、モータは、ロータRの回転の正方向を時計方向CWとすることもでき、ロータRの回転の正方向を反時計方向CCWとすることもできる。以下、本実施形態では、ロータRの回転の正方向を時計方向CWとし、ロータRの回転の逆方向を反時計方向CCWとすると限定して説明する。
ステータ2は、ステータ2の内部にロータRが回転可能に位置できるようにリング状に形成されたヨーク4と、ヨーク4の内壁にステータ2の中心を中心に放射状に配置された複数のティース6と、それぞれのティース6に巻回されてモータ駆動回路部に接続されたコイル8とからなる。ステータ2はステータ2の一側に備えられたモータブラケット9に結合支持される。
ロータRは、ステータ2の内部中央に回転可能に設置されて、誘導機の原理によりステータ2と相互作用する誘導機ロータ10と、誘導機ロータ10とステータ2の間に回転可能に位置して、同期機の原理によりステータ2と相互作用する同期機ロータ20とからなる。
誘導機ロータ10は、横断面が略円形に形成されて誘導機ロータ10の中心を中心に複数のスロット11が放射状に形成されたコア12と、コア12のスロット11にそれぞれ挿入された導体バー14とからなる。誘導機ロータ10のコア12には誘導機ロータ10と一体に回転して本発明のモータの回転駆動力を出力する回転軸16が結合される。回転軸16は誘導機ロータ10のコア12の中央に軸設される。誘導機ロータ10の複数のスロット11は誘導機ロータ10の外周端付近に位置する。
同期機ロータ20は、複数のN極マグネット22と複数のS極マグネット24がロータRの円周方向に沿って交互に配列されてリング状をなすフリーマグネット(Free magnet)からなる。同期機ロータ20は、誘導機ロータ10と所定のインナーエアギャップ(INNER AIR GAB)26を維持し、ステータ2とも所定のアウターエアギャップ(OUTER AIR GAB)27を維持するように設置される。すなわち、同期機ロータ20は誘導機ロータ10及びステータ2と二重空隙(DUAL AIR GAB)を維持するように設置される。同期機ロータ20はその軸方向の高さが誘導機ロータ10の軸方向の高さより低くてもよい。前述したように、同期機ロータ20の軸方向の高さが誘導機ロータ10の軸方向の高さより低い場合、同期機ロータ20は誘導機ロータ10の軸方向の中央に位置する。
ロータ逆方向回転規制機構30は、ロータRと一体に回転できるようにロータRに備えられた第1干渉部材32と、第1干渉部材32に向かって回転して第1干渉部材32と干渉するとロータRの逆方向(CCW)回転を規制できる第2干渉部材34と、ロータRがロータRの逆方向(CCW)に回転すると第2干渉部材34を第1干渉部材32に向かって回転させる第2干渉部材作動機構40とからなる。
第1干渉部材32はロータRの軸方向端部の両側面のいずれか一方に位置するが、本発明によるモータとモータの回転駆動力を利用する装置との結合を妨害しないように、ロータRのモータブラケット9側に位置する。また、第1干渉部材32はロータRのうち誘導機ロータ10に結合することもでき、同期機ロータ20に結合することもでき、誘導機ロータ10と同期機ロータ20に共に結合することもできる。以下、本実施形態では、設計及び組立の容易性などを考慮し、第1干渉部材32が誘導機ロータ10に積層されて結合されたものに限定して説明する。
第1干渉部材32はその中心がロータRの中心と一致するように配置された第1干渉部材32の中心であるハブ31と、ハブ31から第2干渉部材34に向かって突出した歯部33とからなる。第1干渉部材32のハブ31には回転軸16が貫通する。第1干渉部材32の歯部33は1つだけ備えることもでき、ロータRの逆方向(CCW)回転の瞬間に第1干渉部材32及び第2干渉部材34が迅速に干渉するように、2つ以上の複数備えることもできる。以下、本実施形態では第1干渉部材32の歯部33が4つ備えられたものに限定して説明する。第1干渉部材32の4つの歯部33は、第1干渉部材32の中心から放射状に配列される。第1干渉部材32のそれぞれの歯部33は、第1干渉部材32の自由端が描く第1干渉部材32の回転軌跡32´がロータRの外径より小さくなるように、第1干渉部材32の半径方向における長さが決定される。さらに、第1干渉部材32のそれぞれの歯部33は、第1干渉部材32の回転軌跡32´が誘導機ロータ10の外径より小さくなるように、第1干渉部材32の半径方向における長さが決定される。第1干渉部材32のそれぞれの歯部33は、ロータRの正方向(CW)回転時に第2干渉部材34に接触しながら移動し、ロータRの逆方向(CCW)回転時に第2干渉部材34と接触すると、第2干渉部材34と噛み合って干渉することができるように、ロータRの半径方向に対してロータRの回転の逆方向(CCW)に傾斜させて形成する。さらに、第1干渉部材32のそれぞれの歯部33は、ロータRの半径方向に対してロータRの回転の正方向(CW)側の一面が曲線状に湾曲し、ロータRの回転の逆方向(CCW)側の他面が、ロータRの半径方向とほぼ一致する。
第2干渉部材34は、第2干渉部材作動機構40と結合するハブ35と、第2干渉部材34の回転軌跡34´が第1干渉部材32の回転軌跡32´と一部重なるように第2干渉部材34のハブ35の一側から第1干渉部材32に向かって突出して第1干渉部材32の歯部33と干渉することのできるポール36とからなる。
第2干渉部材34のハブ35は第2干渉部材作動機構40に摩擦可能に挿入結合される。第2干渉部材34のハブ35は二重構造で備えられる。すなわち、第2干渉部材34のハブ35は、第2干渉部材作動機構40と直接連結されるインナーハブ(INNNER HUB)35Aと、インナーハブ35Aの外側に所定ギャップ35Gを有して配置されたアウターハブ(OUTER HUB)35Bとからなる。第2干渉部材34のハブ35は、少なくともアウターハブ35Bがリングを一部切開した形状、すなわちアーク形状に形成される。アーク形状の第2干渉部材34のアウターハブ35Bは、その両端部35B´が第2干渉部材34のハブ35の外側に折り曲げられる。
第2干渉部材34のポール36は、第1干渉部材32と直接接触できる自由端36´が第1干渉部材32の歯部33と確実に噛み合うことができるように凹状に形成される。例えば、第2干渉部材34のポール36の自由端36´はV字の凹状に形成される。
第2干渉部材作動機構40は、磁気力を利用した非接触方式でロータRの回転力を第2干渉部材34に伝達するように構成される。
すなわち、第2干渉部材作動機構40は、ロータRと一体に回転できるようにロータRに備えられた第1マグネットギア42と、第1マグネットギア42の回転時に第1マグネットギア42との間に発生する磁気力により回転し、第2干渉部材34と摩擦接触するように第2干渉部材34に挿入結合された第2マグネットギア44と、第2干渉部材34がロータRの逆方向(CCW)回転時にのみ第2干渉部材作動機構40によりロータRの回転力が伝達されるようにするストッパ46とから構成される。
第1マグネットギア42は、複数のN極42Aと複数のS極42Bが第1マグネットギア42の円周方向に沿って交互に配列されてリング状をなす構造で備えられる。第1マグネットギア42の複数のN極42Aと複数のS極42Bの数は、第1マグネットギア42及び第2マグネットギア44間の回転速度などを考慮して多様に設定することができる。第1マグネットギア42は、誘導機ロータ10と結合することもでき、同期機ロータ20と結合することもでき、誘導機ロータ10及び同期機ロータ20に共に結合することもできる。以下、本実施形態では、第1マグネットギア42が誘導機ロータ10と結合されたものに限定して説明する。第1マグネットギア42は、ロータRとステータ2間の相互作用を妨害しないようにロータRの軸方向におけるロータRの外側に位置する。また、第1マグネットギア42は、第1干渉部材32及び第2干渉部材34間の相互作用を妨害せず、かつ誘導機ロータ10と確実に結合できるように、ロータRの軸方向におけるロータR及び第1干渉部材32間に位置する。従って、第1マグネットギア42は、誘導機ロータ10のモータブラケット9側の一面に、誘導機ロータ10の軸方向に積層されて結合される。
第2マグネットギア44は、複数のN極44Aと複数のS極44Bが第2マグネットギア44の円周方向に沿って交互に配列されてリング状をなす構造で備えられる。第2マグネットギア44の複数のN極44Aと複数のS極44Bの数は、第1マグネットギア42及び第2マグネットギア44間の回転速度などを考慮して決定される。第2マグネットギア44は、リング状をなす複数のN極44Aと複数のS極44Bの内部を充填する構造で備えられ、第2マグネットギア44を支持して第2干渉部材34に挿入結合された第2マグネットギアハブ44Cをさらに含む。第2マグネットギアハブ44Cの中心には、第2干渉部材34に挿入結合されるように第2干渉部材34のインナーハブ35Aが挿入されるボス部44Dが突出構造で備えられる。第2マグネットギア44のボス部44Dと第2干渉部材34のインナーハブ35A間には、場合によって第2マグネットギア44が第2干渉部材34に対して自由回転したり、第2マグネットギア44と第2干渉部材34間の摩擦により第2マグネットギア44と第2干渉部材34が一体に回転するように、粘性を有するグリースが介在する。第2マグネットギア44は、第1マグネットギア42の半径方向に第1マグネットギア42の横に所定ギャップを有して回転可能に配置され、モータブラケット9に回転可能に結合支持される。
ストッパ46は、第2干渉部材34の回転中心に対して、第1干渉部材32の反対側に所定角度だけ回転するように第2干渉部材34の回転範囲を制限し、第2干渉部材34がロータRの逆方向(CCW)回転時にのみ第1干渉部材32と干渉するようにすることができる。例えば、ストッパ46は、第2干渉部材34のアウターハブ35Bの円周方向において、第2干渉部材34のアウターハブ35Bの両端部間に位置する突起により実施できる。突起構造のストッパ46はモータブラケット9から突出した構造で備えられる。
前述したように構成される本発明の第1実施形態によるモータの作用を説明する。
モータ駆動回路部によりステータ2のコイル8に電源が供給されると、ステータ2により回転磁界が発生し、このステータ2による回転磁界により同期機ロータ20がまず同期速度で回転する。次に、同期機ロータ20の回転により発生した磁束が誘導機ロータ10に回転磁界の役割を果たし、誘導機ロータ10がスリップして誘導機の回転原理のように回転する。誘導機ロータ10が回転すると、誘導機ロータ10と一体に回転する回転軸16を介し、本発明のモータの回転駆動力が出力される。
このように本実施形態によるモータが駆動すると、ロータRが正方向(CW)に回転する場合は、図3に示すように、第1マグネットギア42がロータRと共に正方向(CW)に回転し、第1マグネットギア42及び第2マグネットギア44間の磁気力により第2マグネットギア44が回転する。この時、第2マグネットギア44は第1マグネットギア42の回転方向とは反対方向、すなわち反時計方向に回転する。第2マグネットギア44が回転すると、第2マグネットギア44との摩擦接触により、第2マグネットギア44から第2干渉部材34に第2マグネットギア44の回転方向の回転力が伝達される。この時、第2干渉部材34は、ストッパ46と接触した状態でない場合、第2マグネットギア44と共にストッパ46に向かって回転し、ストッパ46と接触した状態の場合、ストッパ46により回転が拘束される。
従って、第2干渉部材34はストッパ46と接触した状態で停止しており、第2マグネットギア44は第1マグネットギア42との磁気力により第2干渉部材34に対して自由回転する。また、第2干渉部材34のポール36が第1干渉部材32の回転軌跡32´から外れているので、第1干渉部材32及び第2干渉部材34間の干渉が発生しない。
これに対して、本実施形態によるモータが駆動して、ロータRが逆方向(CCW)に回転し始めた瞬間、図4に示すように、第1マグネットギア42がロータRと共に逆方向(CCW)に回転し、これにともなって第2マグネットギア44が時計方向に回転するので、第2干渉部材34が第1干渉部材32に向かって回転する。この時、第2干渉部材34は、第2マグネットギア44との間に介在するグリースの粘性によって第2マグネットギア44と摩擦接触して第2マグネットギア44と共に回転する。前述したように、第2干渉部材34が第1干渉部材32に向かって回転すると、第2干渉部材34のポール36が第1干渉部材32の回転軌跡32´に進入し、第2干渉部材34のポール36と第1干渉部材32の歯部33とが噛み合って干渉する。
従って、第1干渉部材32及び第2干渉部材34の干渉によりロータRの逆方向回転が規制され、その反力によりロータRが正方向に回転する。
ここで、ロータRがロータRの逆方向回転規制後に正方向(CW)に回転すると、第1干渉部材32の湾曲部が第2干渉部材34と接触して移動すると共に第2干渉部材34が第2マグネットギア44と共にストッパ46に向かって回転し、第2干渉部材34のポール36が第1干渉部材32の回転軌跡32´から外れる。従って第1干渉部材32及び第2干渉部材34間の干渉作用が解除される。
図5は本発明の第2実施形態によるモータにおけるロータの正方向回転時の動作を示す平面図であり、図6は本発明の第2実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制動作を示す平面図であり、図7は本発明の第2実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制後のロータの正方向回転時の動作を示す平面図である。
本発明の第2実施形態によるモータは、詳述した本発明の第1実施形態のモータとロータ逆方向回転規制機構以外の他の構成及び作用が、詳述した本発明の第1実施形態によるモータと同様に実施されるため、詳述した本発明の第1実施形態と同じ構成の重複説明を省略する。
本発明の第2実施形態によるモータのロータ逆方向回転規制機構は、ロータに固定された第1干渉部材110と、ロータの逆方向回転時に第1干渉部材110と接触してロータが逆方向回転しないようにする第2干渉部材120と、ロータに固定された第1マグネットギア130と、第1マグネットギア130と磁気的に係合して第2干渉部材120と結合された第2マグネットギア140と、第2マグネットギア140と第2干渉部材120間に設置されてロータが逆方向に回転するときのみ確実に第2干渉部材120を第2マグネットギア140と共に回転させるワンウェイクラッチ機構150とから構成される。
ワンウェイクラッチ機構150は、第2マグネットギア140の外側に回転可能に配置されて第2干渉部材120に固定されて内壁に複数のカムフェイス(CAM FACE)151が放射状に備えられたアウターリング(OUTER RING)152と、アウターリング152と第2マグネットギア140間に介在する複数のローラ154と、ローラ154間に備えられたスプリング156とからなる。
一方、ロータ逆回転防止機構には、ロータが正方向に回転すると第2干渉部材120の回転範囲を制限するストッパ160がさらに含まれる。
このように構成された本発明の第2実施形態によるモータの動作を説明する。
ロータが逆方向に回転すると、図6に示すように、第1マグネットギア130が反時計方向に回転し、第2マグネットギア140が時計方向に回転する。また、ワンウェイクラッチ機構150により第2マグネットギア140と第2干渉部材120がロッキング(LOCKING)され、第2干渉部材120が第2マグネットギア140と共に時計方向に回転して第1干渉部材110の回転軌跡に進入する。
すると、第1干渉部材110及び第2干渉部材120が接触して噛み合い、第1マグネットギア130及び第2マグネットギア140が回転できなくなってロータの逆方向回転が規制され、その反力によりロータが正方向に回転する。
ロータが正方向に回転すると、図5及び図7に示すように、第1マグネットギア130が時計方向に回転し、第2マグネットギア140が反時計方向に回転する。この時、ワンウェイクラッチ機構150による第2マグネットギア140と第2干渉部材120のロッキングが解除され、第2マグネットギア140が第2干渉部材120に対して自由回転する。
次に、第1干渉部材110が第2干渉部材120に接触して移動することにより、第2干渉部材120が反時計方向に回転して第1干渉部材110の回転軌跡から外れ、その後ストッパ160により回転が拘束される。
図8は本発明の第3実施形態によるモータにおけるロータの正方向回転時の動作を示す平面図であり、図9は本発明の第3実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制動作を示す平面図である。
本発明の第3実施形態によるモータは、詳述した本発明の第1実施形態のモータとロータ逆方向回転規制機構以外の他の構成及び作用が、詳述した本発明の第1実施形態によるモータと同様に実施されるため、詳述した本発明の第1実施形態と同じ構成の重複説明を省略する。
本発明の第3実施形態によるモータのロータ逆方向回転規制機構は、ロータに固定された第1干渉部材210と、ロータの逆方向回転時に第1干渉部材210と接触してロータが逆方向回転しないようにする第2干渉部材220と、ロータに固定された第1ギア230と、第1ギア230と噛み合って回転して第2干渉部材220と結合した第2ギア240と、第2ギア240と第2干渉部材220間に設置されてロータが逆方向回転するときのみ第2干渉部材220を第2ギア240と共に回転させるワンウェイクラッチ機構250と、ロータが正方向に回転すると第2干渉部材220の回転範囲を制限するストッパ260とからなる。
第1ギア230及び第2ギア240は平ギアであり、常時噛み合っている。
このように構成された本発明の第3実施形態によるモータの動作を説明する。
ロータが逆方向に回転すると、第1ギア230が反時計方向に回転し、第2ギア240が時計方向に回転する。また、ワンウェイクラッチ機構250により第2ギア240と第2干渉部材220がロッキングされ、第2干渉部材220が第2ギア240と共に時計方向に回転して第1干渉部材210の回転軌跡に進入する。
すると、第1干渉部材210及び第2干渉部材220が接触して噛み合い、第1ギア230及び第2ギア240が回転できなくなってロータの逆方向回転が規制され、その反力によりロータが正方向に回転する。
ロータが正方向に回転すると、第1ギア230が時計方向に回転し、第2ギア240が反時計方向に回転する。この時、ワンウェイクラッチ機構250による第2ギア240と第2干渉部材220のロッキングが解除され、第2ギア240が第2干渉部材220に対して自由回転する。
次に、第1干渉部材210が第2干渉部材220に接触して移動することにより、第2干渉部材220が反時計方向に回転して第1干渉部材210の回転軌跡から外れ、その後ストッパ260により拘束される。
本発明の第1実施形態によるモータの分解斜視図である。 本発明の第1実施形態によるモータのステータ及びロータを示す平面図である。 本発明の第1実施形態によるモータにおけるロータの正方向回転時の動作を示す平面図である。 本発明の第1実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制動作を示す平面図である。 本発明の第2実施形態によるモータにおけるロータの正方向回転時の動作を示す平面図である。 本発明の第2実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制動作を示す平面図である。 本発明の第2実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制後のロータの正方向回転時の動作を示す平面図である。 本発明の第3実施形態によるモータにおけるロータの正方向回転時の動作を示す平面図である。 本発明の第3実施形態によるモータにおけるロータの逆方向回転規制動作を示す平面図である。
符号の説明
2 ステータ
10 誘導機ロータ
20 同期機ロータ
30 ロータ逆方向回転規制機構
32 第1干渉部材
34 第2干渉部材
40 第2干渉部材作動機構
42 第1マグネットギア
44 第2マグネットギア
46 ストッパ

Claims (12)

  1. ステータと、
    第1回転方向の回転力が発生するように前記ステータとの相互作用により回転するロータと、
    前記ロータと一体に回転するように前記ロータに備えられた第1干渉部材と、
    前記ロータの前記第1回転方向とは異なる第2回転方向の回転を規制できるように、前記第1干渉部材に向かって回転して前記第1干渉部材と干渉できるように備えられた第2干渉部材と、
    前記ロータが前記第2回転方向に回転すると前記第2干渉部材が前記第1干渉部材に向かって回転できるように、磁気力を利用して前記ロータの回転力を前記第2干渉部材に伝達する第2干渉部材作動機構とを含むモータにおいて、
    前記第2干渉部材作動機構が、
    前記ロータと一体に回転する第1マグネットギアと、
    前記第1マグネットギアとの磁気力により回転し、前記第2干渉部材に回転力を伝達するように前記第2干渉部材に挿入結合された第2マグネットギアと、を含むことを特徴とするモータ
  2. 前記モータが、ハイブリッドインダクションタイプであることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記ロータが、前記ステータと誘導機原理により相互作用する誘導機ロータと、前記ステータと同期機原理により相互作用する同期機ロータとからなることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  4. 前記第1干渉部材が、前記ロータの回転中心に対して放射状に配列された複数の歯部からなることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  5. 前記第1干渉部材が、前記ロータの半径方向に対して前記第2回転方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載のモータ。
  6. 前記第1干渉部材の歯部は、前記ロータの半径方向に対して前記第1回転方向側の一面が前記第2回転方向に向かって湾曲し、前記第2回転方向側の他面が前記ロータの半径方向とほぼ一致することを特徴とする請求項5に記載のモータ。
  7. 前記第2干渉部材は、前記第1干渉部材と干渉する部位の端部が、前記第1干渉部材と係合できるように凹状であることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  8. 記第2干渉部材が前記第2干渉部材の回転中心に対して前記第1干渉部材の反対側に所定角度だけ回転するように前記第2干渉部材の回転範囲を制限するストッパを含むことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  9. 記第2マグネットギアと第2干渉部材間に備えられ、前記ロータの第2回転方向の回転時に前記第2干渉部材を前記第2マグネットギアと共に回転させるワンウェイクラッチを含むことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  10. 前記第2干渉部材作動機構が、
    前記第2干渉部材が前記第2干渉部材の回転中心に対して前記第1干渉部材の反対側に所定角度だけ回転するように前記第2干渉部材の回転範囲を制限するストッパを含むことを特徴とする請求項9に記載のモータ。
  11. 前記ストッパが、前記第2干渉部材の横に配置されて前記第2干渉部材と干渉することのできる突起であることを特徴とする請求項8又は請求項10に記載のモータ。
  12. 前記第2干渉部材は、
    前記第2干渉部材作動機構と結合するハブがリングの一部を切開した形状であり、
    前記ストッパは、
    前記ハブの円周方向に前記ハブの両端部間に位置する突起であることを特徴とする請求項8又は請求項10に記載のモータ。
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