JP5085900B2 - シートトラック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のシートトラック装置に関する。
従来のシートトラック装置として、ロアレールに対するアッパレールの摺動をスムーズにするため、ロアレールとアッパレールの間に球形の回転子(ボール)を入れたものがあった(特許文献1)。
図11は、従来のシートトラック装置の一例を、アッパレールの摺動方向と直交する垂直方向断面で示したものである。車両のフロア(床面)側に固定されたロアレール40は、上部が開放された中空の箱形形状をなしており、底部40aと、底部40aから上方へ向けて延びる左右一対の側壁部40bと、それぞれの側壁部40bの上端部からレール中央方向へ延びる一対の鍔部40cと、それぞれの鍔部40cのレール中心側の縁部から下方へ向けて延びる左右一対の中折部40dとを有している。アッパレール41は、上面部41aと、上面部41aの両側部から下方へ向けて延びる左右一対の上下方向壁部41bと、それぞれの上下方向壁部41bの下端部からレール側方へ向けて延びる左右一対の第1傾斜部41cと、それぞれの第1傾斜部41cのレール外側の縁部から斜め上方へ向けて延びる左右一対の第2傾斜部41dを有している。第1傾斜部41cは、上下方向壁部41bとの接続部(アッパレール41の幅方向中心)から離れてレール側部方向へ進むにつれて徐々に上方に向かう傾斜形状を有している。第2傾斜部41dは、第1傾斜部41cとの接続部から離れてアッパレール41の幅方向中心に進むにつれて徐々に上方に向かう傾斜形状を有している。ロアレール40とアッパレール41の間には、ボール42とボール43がそれぞれ左右一対ずつ設けられている。それぞれのボール42は、ロアレール40における底部40aと側壁部40bの境界部に内接し、またアッパレール41側の第1傾斜部41cに当接している。それぞれのボール43は、ロアレール40における側壁部40bと鍔部40cの境界部に内接し、またアッパレール41側の第2傾斜部41dに当接している。つまり、図11のシートトラック装置では、箱状断面をなすロアレール40の内面の四隅に対して4つのボール42、43が突っ張るようにして内接されており、アッパレール41は、この四隅のボール42、43を介して間接的にロアレール40の支持を受けている。そして、前後方向の移動力がアッパレール41に付与されると、ボール42とボール43を転動(回転)させながらロアレール40に対してアッパレール41が前後移動される。
この図11のようにボールを用いたタイプのシートトラック装置では、ロアレール40やアッパレール41の部品精度が、アッパレール41に関する位置精度や摺動性能に影響を及ぼしやすいという問題がある。すなわち、ロアレール40に対するアッパレール41の高さ位置は左右一対の第1傾斜部41cとボール42との当接によって決まるが、この第1傾斜部41cが水平方向及び垂直方向のいずれに対しても傾斜した面であるため、ボール42に対する第1傾斜部41cのレール幅方向(図11の左右方向)での当接位置が変化すると、アッパレール41の高さ位置が変化してしまう。また、左右一対の第1傾斜部41cに対してバランスの良い位置でボール42を保持させようとする力が働くため、左右の第1傾斜部41cがレール幅方向に関して正しく対称形状を保っていない場合や、第1傾斜部41cの傾斜方向を接線方向とするような回転(傾き)方向の力がアッパレール41に作用した場合に、アッパレール41が傾いてしまいやすい。さらに、アッパレール41に対して作用する下方への荷重は左右一対の第1傾斜部41cとボール42が受けることになるが、シートに人が乗るなどしてアッパレール41の上面部41a側から下方へ向けての荷重が加わった場合、第1傾斜部41cの傾斜に沿って、一対の上下方向壁部41bを互いに接近させようとする分力が生じる。この分力によってアッパレール41が撓んでしまうと、摺動荷重が軽くなりすぎたり、ボール42、43やロアレール40との間にガタが生じたりするおそれがある。
また、シートトラック装置には、下方への加重ばかりでなくシートベルトアンカーなどを介して上方への加重も作用する。図11のシートトラック装置では、アッパレール41を上方へ引き上げる方向への荷重は、左右一対の第2傾斜部41dを介してボール43が受けることになる。第2傾斜部41dは水平方向及び垂直方向のいずれに対しても傾斜した面であるため、図11中の上方向へ負荷が加わった場合には、第2傾斜部41dの傾斜を起因として水平方向への分力が生じる。この分力は、アッパレール41に対しては一対の上下方向壁部41bを互いに接近させる方向の力として作用し、ロアレール40に対しては一対の側壁部40bを互いに離間させる方向の力として作用する。この分力に応じてアッパレール41やロアレール40が変位してしまうと、ボール42、43に対する保持力が緩んでガタつきを生じやすい。
特開2005-47347
本発明は、ロアレールに対し球形回転子を介してアッパレールを摺動可能に支持したシートトラック装置において、簡単な構成で、ロアレールに対するアッパレールの位置ずれや摺動時のガタつきが起こりにくいシートトラック装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は、車両の床面に固定されるロアレールと、ロアレールに対して摺動自在に支持されるアッパレールと、ロアレールとアッパレールの間に保持されアッパレールの摺動に応じて転動する球形の回転子とを備えるシートトラック装置において、以下の構成を備える。アッパレールは、レールの幅方向と平行に延びる上面部と、この上面部の両側部から下方に延びて上面部と直交する両側一対の上下方向壁部と、この上下方向壁部のそれぞれの下端部からレールの幅方向外側に向け水平に延びる両側一対の水平方向平面部と、この水平方向平面部のそれぞれの上方に設けられレールの幅方向外側から中央へ接近するに従って斜め上方へ延びる両側一対の傾斜壁部とを有する。ロアレールは、床面に対向する底部と、この底部の両側部から上方へ延びる両側一対の側壁部と、この側壁部のそれぞれの上端部からレールの幅方向中央方向へ延びる両側一対の鍔部とを有する。アッパレールの一対の上下方向壁部がロアレールの一対の鍔部の間に位置し、アッパレールの水平方向平面部がそれぞれロアレールの底部の上方に対向して位置する。アッパレールの傾斜壁部はそれぞれロアレールの側壁部と鍔部の境界部に対向しており、このアッパレールの傾斜壁部と、ロアレールにおける境界部との間にそれぞれ、ロアレールに対するアッパレールの摺動に応じて転動する上側球形回転子が保持される。また、ロアレールの底部に、アッパレールの水平方向平面部にそれぞれ対向しレール長手方向に一様な円弧状断面形状を有する両側一対の保持凹部を備え、この保持凹部とアッパレールの水平方向平面部のそれぞれの間に、ロアレールに対するアッパレールの摺動に応じて転動する下側球形回転子保持される。そして、保持凹部のそれぞれの円弧状保持面の曲率半径は、下側球形回転子の球面の曲率半径よりも大きく設定される。
以上の本発明によれば、簡単な構成で球形回転子を介した支持の精度や強度を向上させ、ロアレールに対するアッパレールの位置ずれや摺動時のガタつきが起こりにくいシートトラック装置を得ることができる。
図1に示す車両用シート10は、着座者の尻部を支えるシートクッション11と、着座者の背部を支えるシートバック12とを有しており、シートトラック装置13によって車体のフロア(床面)14に対して前後方向に移動可能に支持されている。シートトラック装置13は、シートクッション11の下部に取り付けられたアッパレール15とフロア14側に固定されたロアレール16とを備え、図2に示すように、アッパレール15とロアレール16の間に介在する金属製のボール(下側球形回転子)17とボール(上側球形回転子)18を備えている。アッパレール15とロアレール16はそれぞれ車両の前後方向に長い形状をなしており、アッパレール15をロアレール16に対して摺動させることにより、シートクッション11の前後方向位置を変化させることができる。アッパレール15側にはシートベルト30が接続されるシートベルトアンカー31が設けられている。なお、図2では一組のアッパレール15とロアレール16のみを示しているが、シートトラック装置13は、シート左右方向に位置を異ならせて設けた二組のアッパレール15とロアレール16を備えている。
図3及び図4に示すように、ロアレール16は、フロア14に対向する底部16aと、この底部16aの両側部から上方へ向けて延びる左右一対の側壁部16bと、それぞれの側壁部16bの上端部からレール中央方向へ延びる一対の鍔部16cと、それぞれの鍔部16cのレール中心側の縁部から下方へ向けて延びる一対の中折部16dとを有している。底部16aは、レール幅方向(図3の左右方向)における中央部が水平な平面底部16a-1となっており、この平面底部16a-1の両側に一対のボール支持凹部(保持凹部)16a-2が形成されている。ボール支持凹部16a-2はロアレール16の長手方向に一様な円弧状の断面形状を有しており、それぞれのボール支持凹部16a-2の円弧状内周面上にボール17が支持される。図5に示すように、ボール支持凹部16a-2の内周面の曲率半径CR1はボール17の球面の曲率半径CR2よりも大きく、したがって個々のボール17はボール支持凹部16a-2上の一点で支持される。また、側壁部16bと鍔部16cの境界部の内面側には、円弧状のボール内接面16eが形成されている。
アッパレール15は、上面部15aと、この上面部15aの両側部から下方へ向けて延びる一対の上下方向壁部15bと、それぞれの上下方向壁部15bの下端部からレール側方へ向けて延びる左右一対の第1ボール当接部(水平方向平面部)15cと、それぞれの第1ボール当接部15cのレール外側の縁部から上方へ向けて延びる左右一対の接続部15dと、それぞれの接続部15dの上端部から斜め上方へ向けて延びる左右一対の第2ボール当接部(傾斜壁部)15eとを有している。アッパレール15において、上面部15aと第1ボール当接部15cは垂直方向荷重に対して略直交する(すなわちアッパレール15の幅方向と略平行な)水平方向平面部として形成され、上下方向壁部15bと接続部15dはそれぞれ、これと略直交する上下(垂直)方向平面部として形成されている。一対の第2ボール当接部15eは、接続部15dとの接続箇所から上方に進むにつれて徐々に上下方向壁部15b(レール中央方向)に接近する傾斜面として形成されている。
図3に示すように、アッパレール15は、上面部15aを上側に向けて、一対の上下方向壁部15bが一対の中折部16dの間に位置され、一対の接続部15dが一対の側壁部16bの間に位置されるようにしてロアレール16に対して組み付けられる。アッパレール15とロアレール16を組み合わせた状態では、一対の第1ボール当接部15cと一対のボール支持凹部16a-2がそれぞれ上下方向に離間して対向し、一対の第2ボール当接部15eと一対のボール内接面16eがそれぞれ、第2ボール当接部15eの傾斜方向と略直交する方向に離間して対向する。それぞれの第1ボール当接部15cとボール支持凹部16a-2の間にはボール17が転動可能に保持され、また第2ボール当接部15eとボール内接面16eの間にはボール18が転動可能に保持される。
ボール17とボール18はそれぞれ、樹脂製の成形品であるボールガイド20とボールガイド21(21P、21M)に保持された状態でアッパレール15とロアレール16の間に組み付けられる。図2に示すように、ボールガイド20は一組のアッパレール15とロアレール16に対して左右一対が設けられ、レールの長手方向に長い棒状部材として形成されている。ボールガイド20上にはその長手方向に位置を異ならせて、ボール17を保持する4つのボール保持孔20aが形成されている。ボール保持孔20aは、ボールガイド20の一端部側に2つ、他端部側に2つが形成されている。なお、図2では、一方のボールガイド20は、2つのボール保持孔20aを有する一端部付近のみが図示されている。ボールガイド20と同様に、一組のアッパレール15とロアレール16に対して左右一対のボールガイド21(21P、21M)が設けられ、各々のボールガイド21はレールの長手方向に長い棒状部材として形成されている。ボールガイド21上にはその長手方向に位置を異ならせて、ボール18を保持する4つのボール保持孔21aが形成されている。ボール保持孔21aは、ボールガイド21の一端部側に2つ、他端部側に2つが形成されている。ボールガイド20は、ボール保持孔20aにボール17を保持した状態で第1ボール当接部15cとボール支持凹部16a-2の間の空間に挿入され、ボールガイド21は、ボール保持孔21aにボール18を保持した状態で第2ボール当接部15eとボール内接面16eの間の空間に挿入される。ボール保持孔20aとボール保持孔21aはそれぞれ貫通孔であり、ボールガイド20、21がアッパレール15とロアレール16の上記空間に挿入された状態では、ボール17はボール保持孔20aから上下方向に突出して第1ボール当接部15cとボール支持凹部16a-2に対して当接し、ボール18はボール保持孔21aから上下方向に突出して第2ボール当接部15eとボール内接面16eに対して当接する。
シートトラック装置13には、ボールガイド20、21のスライド方向の最大移動量を規制するストローク規制部が設けられている。図2及び図10に示すように、ボールガイド21に対する移動規制部として、アッパレール15の左右一対の第2ボール当接部15e上に、前後方向に位置を異ならせて規制凸部15f-F、15f-Rが設けられ、ロアレール16には、前後方向に位置を異ならせて切り起こし部16f-F、16f-Rが形成されている。図10に示すように、規制凸部15f-F、15f-Rは、第2ボール当接部15eの先端部付近の一部を一段高くした形状であり、ボールガイド21の移動軌跡上に位置している。切り起こし部16f-F、16f-Rは、ロアレール16におけるボール内接面16e付近をレールの内側方向に向けて切り起こして形成されており、ボールガイド21の移動軌跡上に位置している。アッパレール15側の規制凸部15f-F、15f-Rとロアレール16側の切り起こし部16f-F、16f-Rは、レール摺動時には互いに干渉しない位置関係にある(図10参照)。ロアレール16に対してアッパレール15が前方移動端と後方移動端の間の中央位置(ニュートラル位置)にあるとき、切り起こし部16f-Fの後方に隣接して規制凸部15f-Fが位置し、切り起こし部16f-Rの前方に隣接して規制凸部15f-Rが位置している。そして、ロアレール16に対してアッパレール15が前方に移動すると、アッパレール15の後部側の規制凸部15f-Rがロアレール16の前部側の切り起こし部16f-Fに徐々に接近する。この切り起こし部16f-Fと規制凸部15f-Rの前後間隔は、アッパレール15が最も前方まで移動したときに該アッパレール15と共に前方へ移動したボールガイド21の前後端部を挟む位置関係となるように設定されており、このときボールガイド21の前方へのスライドは切り起こし部16f-Fによって規制され、後方へのスライドは規制凸部15f-Rによって規制される。また、ロアレール16に対してアッパレール15が後方に移動すると、アッパレール15の前部側の規制凸部15f-Fがロアレール16の後部側の切り起こし部16f-Rに徐々に接近する。この規制凸部15f-Fと切り起こし部16f-Rの前後間隔は、アッパレール15が最も後方まで移動したときに該アッパレール15と共に後方へ移動したボールガイド21の前後端部を挟む位置関係となるように設定されており、このときボールガイド21の前方へのスライドは規制凸部15f-Fによって規制され、後方へのスライドは切り起こし部16f-Rによって規制される。
ボールガイド20に対する移動規制部として、アッパレール15の左右一対の第1ボール当接部15cの延長上に、前後方向に位置を異ならせて規制凸部15g-F、15g-R(図10)が設けられ、ロアレール16に、前後方向に位置を異ならせて内方曲げ部16g-F、16g-R(図2、図10)が形成されている。なお、規制凸部15g-F、15g-Rについては、前述の規制凸部15f-F、15f-Rのように図2には表れておらず図10の断面図に示されているのみであるが、実際には、規制凸部15g-F、15g-Rは規制凸部15f-F、15f-Rと同様に前後方向に離間して設けられており、アッパレール15の長手方向において、規制凸部15g-Fが規制凸部15f-Fとほぼ同じ前方位置にあり、規制凸部15g-Rが規制凸部15f-Rとほぼ同じ後方位置にある。それぞれの規制凸部15g-F、15g-Rは、第1ボール当接部15cよりも下方に突出した形状であり、ボールガイド20の移動軌跡上に位置している。また、図10に示すように、内方曲げ部16g-F、16g-Rは、ロアレール16における側壁部16bと底部16aの境界部付近をレールの内側方向に向けて曲げて形成されており、ボールガイド20の移動軌跡上に位置している。内方曲げ部16g-F、16g-Rの前後間隔は、切り起こし部16f-F、16f-Rの前後間隔とほぼ等しい。アッパレール15側の規制凸部15g-F、15g-Rとロアレール16側の内方曲げ部16g-F、16g-Rは、レール摺動時には互いに干渉しない位置関係にある(図10参照)。ロアレール16に対してアッパレール15が前方移動端と後方移動端の間の中央位置(ニュートラル位置)にあるとき、内方曲げ部16g-Fの後方に隣接して規制凸部15g-Fが位置し、内方曲げ部16g-Rの前方に隣接して規制凸部15g-Rが位置している。そして、ロアレール16に対してアッパレール15が前方に移動すると、アッパレール15の後部側の規制凸部15g-Rがロアレール16の前部側の内方曲げ部16g-Fに徐々に接近する。この内方曲げ部16g-Fと規制凸部15g-Rの前後間隔は、アッパレール15が最も前方まで移動したときに該アッパレール15と共に前方へ移動したボールガイド20の前後端部を挟む位置関係となるように設定されており、このときボールガイド20の前方へのスライドは内方曲げ部16g-Fによって規制され、後方へのスライドは規制凸部15g-Rによって規制される。また、ロアレール16に対してアッパレール15が後方に移動すると、アッパレール15の前部側の規制凸部15g-Fがロアレール16の後部側の内方曲げ部16g-Rに徐々に接近する。この規制凸部15g-Fと内方曲げ部16g-Rの前後間隔は、アッパレール15が最も後方まで移動したときに該アッパレール15と共に後方へ移動したボールガイド20の前後端部を挟む位置関係となるように設定されており、このときボールガイド20の前方へのスライドは規制凸部15g-Fによって規制され、後方へのスライドは内方曲げ部16g-Rによって規制される。
図2に示すように、ボールガイド21は、抵抗付与凸部21cを有するボールガイド21Pと有さないボールガイド21Mの二種類が準備されており、そのいずれかを選択して取り付ける。図6ないし図8に示すように、ボールガイド21Pは、ボール内接面16eに対向する上面側に、ボールガイド21Pの長手方向に沿って延設されたリブ状突起21bを有し、抵抗付与凸部21cはボールガイド21Pの長手方向中央部にリブ状突起21bよりも突出量が高くなるように(ロアレール16のボール内接面16eに接近するように)形成されている。図4及び図9に示すように、抵抗付与凸部21cは、変形前の自由状態において、ボールガイド21の正面から見てその先端部がボール18の外周面よりもわずかに突出するように突出量が設定されている。そして、ボールガイド21Pをロアレール16とアッパレール15の間に挿入したとき、抵抗付与凸部21cがボール内接面16eと第2ボール当接部15eの間で圧縮変形され、抵抗付与凸部21cとボール18の両方がボール内接面16eに接触する。この撓んだ状態の抵抗付与凸部21cが与えるすべり摩擦によって、アッパレール15の摺動時における摺動荷重(抵抗)が大きくなる。なお、図4の抵抗付与凸部21cは撓む前の自由状態における突出量を描いているため、ボール内接面16eに対して抵抗付与凸部21cのみが接触しているように見えているが、前述の通り、実際にボールガイド20を組み付けたときには、抵抗付与凸部21cが撓んでボール18もボール内接面16eに当接する。一方、ボールガイド21Mは、ボールガイド21Pと同様にリブ状突起21bを有するが抵抗付与凸部21cを有していない。リブ状突起21bはボール18よりも突出量が小さいため、ボールガイド21Mをロアレール16とアッパレール15の間に配したときには、リブ状突起21bはロアレール16のボール内接面16eに接触せず、ボールガイド21Pを用いた場合よりも摺動抵抗が小さくなる。
ボールガイド21Pとボールガイド21Mは、用いられるシートスライド駆動手段に応じて使い分けるとよい。シートスライド駆動手段としては、モータを用いたパワースライドタイプと、手動によるマニュアルスライドタイプが知られている。ところで、シートトラック装置においては、シートの前後移動において常に一定の摺動抵抗が作用するとは限らず、例えばレールの前後端部の高さ位置が異なるような傾きを有する場合では、シートの前方移動時と後方移動時とで負荷が異なる。このような場合、パワースライドタイプではシートの前方移動時と後方移動時とでモータにかかる負荷の変位によってモータ駆動音が変化してしまう。モータ駆動音の変化を抑えたるためには、予めロアレール16に対するアッパレール15の摺動抵抗を大きく設定しておき、前方移動時と後方移動時の摺動抵抗の差を小さくするとよい。摺動抵抗を大きくするための手法としては、ボール径を大きくすることや、アッパレールの撓み量を変化させてレール形状自体をチューニングすることが知られている。しかし、ボールに働くのは転がり摩擦であるため摩擦係数が小さく、ボールの拡径だけでは効果的に摺動抵抗を上げることが難しい。また、ボール17、18の径を大きくしすぎると、ロアレール16に対するアッパレール15の高さ位置などが変位してしまうおそれがある。また、大型の金属部材であるアッパレールの撓み量を調整するチューニングは手間がかかり、さらにチューニングの度合いによってはアッパレールがロアレールと干渉してしまうおそれもある。これに対し、レール長手方向への線状(もしくは面状)の領域でボール内接面16eに接触する抵抗付与凸部21cが及ぼすのはすべり摩擦であるから摩擦係数が大きく、手間がかからず容易かつ効率的に摺動抵抗を上げることができる。マニュアルスライドタイプの場合は、パワースライドタイプのようなモータ駆動音の変動を考慮する必要がなく、かつ操作感として摺動抵抗が大きくない方が好ましいので、抵抗付与凸部21cを備えないボールガイド21Mを用いればよい。つまり、アッパレール15の撓み量を変えたり、径の異なるボール18を多数用意したりすることなく、ボールガイド21Pとボールガイド21Mを選択するだけで、容易に適切な摺動抵抗を設定することができる。ボールガイド21P、21Mはそれぞれ樹脂成型品であるため、製造が容易であり、レールと摺接したときの異音も生じにくい。
計4本のボールガイド20、21(21Pまたは21M)のそれぞれは、レール長手方向に並ぶ4つのボール17、18を保持しているので、レール長手方向におけるボール間ピッチを高精度に定めることができる。また、左右一対のボールガイド20と左右一対のボールガイド21(21P、21M)は、レールの幅方向においては接続されずに分割されているため、シートトラック装置13の幅方向の中央部に位置する他の構成要素に干渉することがない。例えば、本実施形態のボールガイド20とは異なり、左右のボール17にまたがって支持するような形状のボールガイドは周知のものである。しかし、このようなボールガイドは、レールの幅方向において、ロアレール底部に設けた突出部(レール摺動量制限用のストッパピンなど)と重なる位置関係にあるので、従来はこれらの干渉を避けるためにレールの長さを長く確保する必要があった。つまり、ボールガイドを設けたことが原因でシートトラック装置の小型化が制約されていた。これに対し、本実施形態のボールガイド20やボールガイド21は、正面投影面積が小さく、アッパレール15やロアレール16の幅方向中央部には延出されていないので、こうした干渉を考慮する必要がなく、レールの長さを抑制することができる。
以上のようにシートトラック装置13は、ロアレール16に対して複数のボール17、18を介してアッパレール15が支持されており、アッパレール15に対して前後方向の移動力が付与されると、第1ボール当接部15cとボール支持凹部16a-2の間に設けたボール17が転動し、また第2ボール当接部15eとボール内接面16eの間に設けたボール18が転動して、ロアレール16に対してアッパレール15をスムーズに摺動させることができる。
前述の通り、本実施形態のシートトラック装置13では、ロアレール16側においてボール支持凹部16a-2の円弧状内周面によってボール17を支持し、アッパレール15側におけるボール17との当接部を、水平方向平面部である第1ボール当接部15cとしている。この構成は、以下に説明するように、ロアレール16に対するアッパレール15の高さ位置(底部16aから上面部15aまでの距離)の変動抑制(安定性)に優れており、ロアレール16に対するアッパレール15の傾き防止にも効果的である。
まず、アッパレール15におけるボール17との当接部を水平方向平面部である第1ボール当接部15cとしているため、部品精度のばらつきや横方向荷重などによってレール幅方向(図3の左右方向)における第1ボール当接部15cとボール17の当接位置が変化しても、アッパレール15の高さ位置自体は変化しない。そして、ロアレール16側では、第1ボール当接部15cの下方に対向して位置するボール支持凹部16a-2がボール17の支持部を構成しており、第1ボール当接部15cを介して上方からの荷重を受けるボール17は、レール幅方向においてボール支持凹部16a-2の特定の位置(ボール支持凹部16a-2中の最も深い位置)に留まろうとするので、ロアレール16に対するボール17の位置も安定する。そのため、ロアレール16に対するボール17の上下方向位置、ボール17に対する第1ボール当接部15cの上下方向位置のいずれにおいても位置変化が生じにくい。言い換えれば、アッパレール15の高さ位置を決める要素を、ボール17との間に高さ変動を生じない水平方向の平面部である第1ボール当接部15cと、ボール17の位置が定まりやすい凹状の内面形状であるボール支持凹部16a-2とで構成したため、ロアレール16に対するアッパレール15の高さ位置を安定させることができる。
また、第1ボール当接部15cは、アッパレール15に対してその長手方向と平行な軸を中心として回転させるような傾動荷重が作用した場合において、その倒れを抑制する作用も有する。すなわち、水平方向平面部である左右一対の第1ボール当接部15cは、アッパレール15にかかる傾動荷重の作用方向(傾きの中心軸に対する接線方向)とは常に交差した関係にあるので、こうした傾動荷重が加わったとき第1ボール当接部15cは、ボール17に対してレール幅方向に滑りを生じるのではなく、ボール17を下方のボール支持凹部16a-2側に押し付けて突っ張り固定される状態になる。そのため、アッパレール15の傾きが抑制される。
また、第1ボール当接部15cが水平方向平面であるため、アッパレール15に対して下方へ作用する押圧荷重は、左右方向への分力を生じることなくボール17を介してロアレール16(ボール支持凹部16a-2)側へダイレクトに伝達され、アッパレール15やロアレール16に撓み変形をもたらすことなくフロア14側に確実に荷重を逃がすことができる。つまり、垂直荷重に対する強度という点からも、アッパレール15におけるボール17との当接部を第1ボール当接部15cにすることが有効である。
また前述の通り、ボール支持凹部16a-2の内周面は、ボール17の外周面よりも大きい曲率半径を有し、ボール17はボール支持凹部16a-2上の一点で支持されている。この構成にも利点がある。本実施形態とは異なり、ボール支持凹部16a-2が複数の接点でボール17を支持するものとした場合、この複数の接点の相対位置が変位すると、ボール17の一回転あたりのアッパレール15の移動量(ストローク)にばらつきが生じてしまう。例えば、ボール支持凹部16a-2においてレールの幅方向に離間する二点でボール17を支持すると仮定した場合、その二つの接点間隔が広ければ、ボール17一回転あたりのアッパレール15の移動量は小さくなり、二つの接点間隔が狭ければ、ボール17一回転あたりのアッパレール15の移動量は大きくなる。複数のボール相互においてこのようなストロークのばらつきがあるとレールの移動精度に影響する。そして、ロアレール16のような大型の金属部材において、ボールに対する複数の接点位置の相対位置関係を常に一定に保つように精度管理することは難しい。これに対して本実施形態では、ボール17とボール支持凹部16a-2の接点は一つであり、平面状の第1ボール当接部15cに対してもボール17の接点は一つであるため、ボール17は上下の二点で挟持されている。ボール支持凹部16a-2側でのボール17の接点位置は、第1ボール当接部15c側のボール接点から最も遠い箇所(すなわちボール支持凹部16a-2の最も深い箇所)に定まろうとするので、ボール17を挟持する上下二つの接点の間隔はボール17の直径とほぼ同じに統一される。その結果、複数のボール17のいずれにおいても、ボール17が一回転する際のアッパレール15の移動量にばらつきが生じず、高精度な摺動構造が得られる。また、アッパレール15やロアレール16に比べてボール17は、製造段階における単品精度にばらつきが少ないため、ボール17によって定まる第1ボール当接部15cとボール支持凹部16a-2の上下方向間隔を高精度に定めることができる。
また、本実施形態のシートトラック装置13では、上側のボール18周りでの強度及び精度向上も図られている。前述の通り、アッパレール15に設けた一対の第2ボール当接部15eはそれぞれ、接続部15dとの接続箇所から上方に進むにつれて徐々にレール中央方向に接近する傾斜面として形成されている。この傾斜した第2ボール当接部15eに接するボール18を、側壁部16bと鍔部16cの境界部のボール内接面16eに内接させることで上下方向及び左右方向(レールの幅方向)のガタが除去されている。ここで、水平方向に対する第2ボール当接部15eの立ち上がり角を表す角度G(図4)は32°に設定されている。
この角度Gが小さすぎると、ボール18に対する第2ボール当接部15eとボール内接面16eの左右方向の保持強度が低下し、横方向荷重が加わったときにロアレール16とアッパレール15の間で左右方向へのガタが生じやすくなってしまう。一方、角度Gが大きすぎると、ボール18に対する第2ボール当接部15eとボール内接面16eの上下方向の保持強度が低下し、アッパレール15を上方へ引き上げる荷重が加わったときに、ロアレール16とアッパレール15の間で上下方向へのガタが生じやすくなってしまう。このようなボール18周りでの上下方向及び左右方向のガタつきを防ぐためには、第2ボール当接部15eの立ち上がり角度Gを25°から40°までで設定するとよい。
また、従来技術の説明において述べたアッパレール41と同様に、アッパレール15に対して上方への引き上げ荷重が加わったとき、傾斜する第2ボール当接部15eを介して、アッパレール15とロアレール16を左右方向に撓ませようとする分力が生じる。詳細には、アッパレール15に対しては一対の上下方向壁部15bを互いに接近させようとする力が作用し、ロアレール16に対しては一対の側壁部16bを互いに離間させようとする力が作用する。この左右方向への分力は、第2ボール当接部15eの立ち上がり角度Gに比例して大きくなる。例えば、図11の従来例では、アッパレール41の第2傾斜部41dは水平方向に対する立ち上がり角度が約56°であり、これよりも立ち上がり角度の緩い本実施形態の第2ボール当接部15eの方が左右方向への撓み変形力を小さくすることができる。
以上のように、本実施形態のシートトラック装置13によれば、簡単かつコンパクトな構成で、ロアレール16に対するアッパレール16の位置ずれや摺動時のガタつきを効果的に防ぐことができる。
但し、本発明は図示実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない限りにおいて図示実施形態と異なる構成をとることも可能である。
本発明を適用したシートトラック装置を備える車両用シートの側面図である。 本発明を適用したシートトラック装置の分解斜視図である。 アッパレールの摺動方向と略直交する垂直方向断面で示した、本発明を適用したシートトラック装置の断面図である。 図3の左半分を拡大した断面図である。 アッパレールの第1ボール当接部とロアレールのボール支持凹部によるボール保持構造を拡大して示す断面図である。 抵抗付与凸部を有するタイプのボールガイドの部分斜視図である。 抵抗付与凸部を有するタイプのボールガイドの一部を省略した側面図である。 抵抗付与凸部を有するタイプのボールガイドの一部を省略した平面図である。 図8のIX-IX線に沿うボールガイドの断面図である。 アッパレールとロアレールにおけるボールガイド移動規制部の位置で切断した、シートトラック装置の断面図である。 アッパレールの摺動方向と略直交する垂直方向断面で示した、従来のシートトラック装置の断面図である。
符号の説明
10 車両用シート
13 シートトラック装置
15 アッパレール
15a 上面部
15b 上下方向壁部
15c 第1ボール当接部(水平方向平面部)
15d 接続部
15e 第2ボール当接部(傾斜壁部)
16 ロアレール
16a 底部
16a-1 平面底部
16a-2 ボール支持凹部(保持凹部)
16b 側壁部
16c 鍔部
16d 中折部
16e ボール内接面
17 ボール(下側球形回転子)
18 ボール(上側球形回転子)
20 ボールガイド
21(21P 21M)ボールガイド
21c 抵抗付与凸部

Claims (1)

  1. 車両の床面に固定されるロアレールと、ロアレールに対して摺動自在に支持されるアッパレールと、ロアレールとアッパレールの間に保持されアッパレールの摺動に応じて転動する球形の回転子とを備えるシートトラック装置において、
    上記アッパレールは、レールの幅方向と平行に延びる上面部と、上記上面部の両側部から下方に延びて上記上面部と直交する両側一対の上下方向壁部と、上記上下方向壁部のそれぞれの下端部からレールの幅方向外側に向け水平に延びる両側一対の水平方向平面部と、上記水平方向平面部のそれぞれの上方に設けられレールの幅方向外側から中央へ接近するに従って斜め上方へ延びる両側一対の傾斜壁部とを有すること;
    上記ロアレールは、床面に対向する底部と、上記底部の両側部から上方へ延びる両側一対の側壁部と、上記側壁部のそれぞれの上端部からレールの幅方向中央方向へ延びる両側一対の鍔部とを有すること;
    上記アッパレールの上記一対の上下方向壁部が上記ロアレールの上記一対の鍔部の間に位置し、上記アッパレールの上記水平方向平面部がそれぞれ上記ロアレールの上記底部の上方に対向して位置し、上記アッパレールの上記傾斜壁部がそれぞれ上記ロアレールの上記側壁部と上記鍔部の境界部に対向していること;
    上記傾斜壁部と上記境界部との間にそれぞれ、上記ロアレールに対する上記アッパレールの摺動に応じて転動する上側球形回転子を保持したこと;
    上記ロアレールの上記底部に、上記水平方向平面部にそれぞれ対向しレール長手方向に一様な円弧状断面形状を有する両側一対の保持凹部を備え、上記保持凹部と上記アッパレールの水平方向平面部のそれぞれの間に、上記ロアレールに対する上記アッパレールの摺動に応じて転動する下側球形回転子を保持したこと;および
    上記保持凹部のそれぞれの円弧状保持面の曲率半径は、上記下側球形回転子の球面の曲率半径よりも大きいこと;
    を特徴とするシートトラック装置。
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