JP5085183B2 - 陳列用ハンガー - Google Patents

Description

この発明は、衣服等の商品を吊下げ支持する陳列用ハンガーに関するものである。

陳列用ハンガーには、衣服を吊下げ支持する衣服陳列用ハンガーや、ブリスタパッケージで包装された比較的小物の商品を吊下げ支持する小物商品陳列用ハンガー等が存在する。

図８(ｇ)は衣服陳列用ハンガーを示す。この衣服陳列用ハンガーにおいては、支軸部４０の上端に斜め下方に向けて傾斜する傾斜軸部４１を折曲げにより形成し、その傾斜軸部４１の上縁に衣服吊下げ用ハンガーのフック部が係合可能な複数の突軸４２を長さ方向に間隔をおいて設けている。

一方、小物商品陳列用ハンガーには、ブリスタパッケージに形成された吊下げ用の孔に挿入可能な軸部の先端部を上向けに折り曲げたシングルフックと称されるものと、そのシングルフックを上下に設けたダブルフックと称されるものが知られている。

衣服陳列用ハンガーおよび小物商品陳列用ハンガーのいずれの陳列用ハンガーも取付け具Ｂを有し、その取付け具Ｂを介して陳列枠の水平に延びる角形のフック支持バーに着脱自在に取付けられる。そのフック支持バーには、図８(ｈ)および(ｉ)に示すように、高さの低い第１フック支持バー５０ａと、高さの高い第２フック支持バー５０ｂの２種類が存在する。

上記２種類のフック支持バー５０ａ、５０ｂに対して陳列用ハンガーを着脱自在に取付ける取付け具Ｂとして、図８(ｈ)および(ｉ)に示したものが従来から知られている。この取付け具Ｂは、支軸部４０の下端部に溶接等の手段で固定されるコの字形支持枠６０の上部フランジ６１にフック支持バー５０ａ、５０ｂの一側面上部に係合可能な下向きの折曲げ片６２を設け、上記支持枠６０の下部フランジ６３にはねじ孔６４を形成し、そのねじ孔６４にねじ係合する締付けねじ６５の締付けによって支持枠６０をフック支持バー５０ａ、５０ｂに嵌合する状態で固定するようにしている。

ところで、上記従来の陳列用ハンガーの取付け具Ｂにおいては、締付けねじ６５の締付けによってフック支持バー５０ａ、５０ｂに支持枠６０を固定するため、その固定に際しては、締付けねじ６５を数回転させる必要があり、陳列用ハンガーの取付けに非常に手間がかかるという不都合がある。

この発明の課題は、フック支持バーや複数の縦バーと複数の横バーとが格子状に配置された陳列ネット、あるいは、陳列用のフラットバーに対して陳列用ハンガーを極めて簡単に、短時間に取付けることができるようにした陳列用ハンガーを提供することである。

上記の課題を解決するために、この発明（第１の発明）に係るフック支持バー用の陳列用ハンガーにおいては、陳列用フックと、その陳列用フックの端部に固着された係合枠とからなり、前記係合枠が、角形のフック支持バーの正面に衝合される正面パネルの上端にフック支持バーの上面に係合される上面パネルを設け、その上面パネルの先端から下向きに延びてフック支持バーの背面上部に係合される上部係合片を設け、前記正面パネルの下端部にフック支持バーの下面に対して圧接係合可能な下部係合片を設け、前記正面パネルにコの字形のスリットを、一対の縦スリット部の端部間にわたる横スリット部が下部に位置するよう形成して、そのスリットの内側に弾性変形可能な弾性片を設け、その弾性片に陳列用フックの端部を固着した構成を採用したのである。
構成を採用したのである。

上記の構成からなる陳列用ハンガーの取付けは、フック支持バーの上面に上面パネルの先端部を当接して、上部係合片をフック支持バーの背面上部に係合し、正面パネルがフック支持バーの正面に対して傾斜する状態で、その正面パネルの下端部をフック支持バーに向けて押し込むようにする。その押し込みによって下部係合片がフック支持バーの下面に圧接係合し、その下部係合片と上部係合片の係合によって陳列用ハンガーは取付け状態に保持される。

上記のような取付け状態において、陳列用フックの押圧等により係合枠に上部係合片を中心とする回転モーメントを負荷すると、下部係合片が係合解除し、フック支持バーから陳列用ハンガーを取外すことができる。

また、係合枠の正面パネルにコの字形のスリットを、一対の縦スリット部の端部間にわたる横スリット部が下部に位置するよう形成して、そのスリットの内側に弾性変形可能な弾性片を設け、その弾性片に陳列用ハンガーの端部を固着すると、陳列用ハンガーが誤って押し込まれ、係合枠に上部係合片を中心に下部係合片がフック支持バーから離反する方向の回転モーメントが負荷されたとしても、弾性片が弾性変形して上記回転モーメントを吸収することになり、下部係合片は係合状態に保持される。このため、陳列用ハンガーが誤って取り外されるのを防止することができる。

ここで、下部係合片の先端に下方に延びる操作片を連設しておくと、その操作片を引く操作によって陳列用ハンガーを簡単に取外すことができる。

また、第２の発明においては、高さが異なる２種類のフック支持バーに対して陳列用ハンガーを極めて簡単に、短時間に取付けることができるようにするため、陳列用フックと、その陳列用フックの端部に固着され、幅寸法が同じで高さが異なる角形の第１および第２のフック支持バーのそれぞれに対して着脱自在に取付けられる係合枠とからなり、前記係合枠が、正面パネルと、その正面パネルの上端に連設された上面パネルを有し、前記正面パネルにコの字形のスリットを、一対の縦スリット部の端部間にわたる横スリット部が下部に位置するよう形成して、そのスリットの内側に前記陳列用フックが固着される弾性変形可能な弾性片を設け、前記正面パネルの下部に高さの低い第１フック支持バーの正面下部に当接される傾斜板部を折り曲げにより形成し、前記上面パネルの先端部には、正面パネルおよび傾斜板部が第１のフック支持バーの正面上下部に当接し、上面パネルが第１フック支持バーの上面に衝合する状態でその第１フック支持バーの背面上部に係合する第１上部係合片と、その第１上部係合片が第２フック支持バーの上面に当接し、前記傾斜板部が第２フック支持バーの正面下部に当接する状態においてその第２フック支持バーの背面上部に係合する第２上部係合片とを設け、前記傾斜板部には、第１上部係合片が第１フック支持バーの背面上部に係合する状態でその第１フック支持バーの下面に圧接係合する第１下部係合片と、第２上部係合片が第２フック支持バーの背面上部に係合する状態でその第２フック支持バーの下面に圧接係合する第２下部係合片とを設けた構成を採用している。

第２の発明に係る陳列用ハンガーにおいて、第１フック支持バーの上面に上面パネルの先端部を当接し、第１上部係合片を第１フック支持バーの背面上部に係合させた状態で傾斜板部の下端部をフック支持バーに向けて押し込むことにより、第１下部係合片が第１フック支持バーの下面に圧接係合し、その第１フック支持バーに対して陳列用ハンガーを取付けることができる。

また、第２フック支持バーの上面に上面パネルの先端部を当接し、第２上部係合片を第２フック支持バーの背面上部に係合させた状態で傾斜板部の下端部をフック支持バーに向けて押し込むことにより、第２下部係合片が第２フック支持バーの下面に圧接係合し、その第２フック支持バーに対して陳列用ハンガーを取付けることができ、高さの異なる２種類のフック支持バーに対して陳列用ハンガーを簡単に、短時間で取付けることができる。

上記のような取付け状態において、傾斜板部の下端部を手前に引くことにより、第１および第２フック支持バーの下面に対して第１および第２下部係合片を係合解除させることができ、陳列用ハンガーを簡単に取外すことができる。

ここで、正面パネルの上部に正面側に張り出す折曲げ部を形成して、前記弾性片の下端部を前記横スリット部の下側前部に対向させることにより、その弾性片に固着された陳列用フックの上部を引くことによって弾性片の下端部で傾斜板部の下端部に押込み力を負荷することができるため、陳列用ハンガーをより簡単に取付けることができる。

上記のように、第１および第２の発明に係るフック支持バー用の陳列用ハンガーにおいては、フック支持バーの上面に上面パネルの先端部を当接し、上部係合片をフック支持バーの背面上部に係合させた状態で正面パネルの下端部又は傾斜板部の下端部をフック支持バーに向けて押し込む簡単な操作によって陳列用ハンガーを取付けることができ、その取付け状態では上部係合片がフック支持バーの背面上部に係合し、下部係合片がフック支持バーの下面に圧接係合しているため、安定した取付け状態を得ることができる。

また、係合枠に上部係合片を中心にして下部係合片がフック支持バーから離反するような回転モーメントを負荷することによって下部係合片が係合解除するため、陳列用ハンガーを簡単に取り外すことができる。

さらに、第２の発明においては、上面パネルに第１上部係合片と第２上部係合片を設け、傾斜板部に第１下部係合片と第２下部係合片を設けたことにより、高さが異なる２種類にフック支持バーに対して陳列用ハンガーを簡単に、短時間で取付けることができる。

以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図１および図２はこの発明に係るフック支持バー用の陳列用ハンガーの第１の実施の形態を示す。図１は、図８（ｈ）に示される高さの低い第１フック支持バー５０ａに着脱自在に取付けられるタイプの陳列用ハンガーが示されている。図示のように、陳列用ハンガーは、陳列用フックＡと、金属板製の係合枠１とからなる。

陳列用フックＡは、図８（ｇ）に示す陳列用フックと同一のものが示されている。このため、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、陳列用フックはこれに限定されない。例えば、シングルフックやダブルフックであってもよい。

図２（ａ）、（ｂ）に示すように、係合枠１は、第１フック支持バー５０ａの正面に衝合される正面パネル２を有し、その正面パネル２に陳列用フックＡの支軸部４０の下端部が溶接等の手段を介して固着されている。また、正面パネル２の上端には第１フック支持バー５０ａの上面に係合される上面パネル３が連設されている。

上面パネル３の先端には第１フック支持バー５０ａの背面上部に係合される上部係合片４が設けられ、一方、正面パネル２の下端部には第１フック支持バー５０ａの下面に対して圧接係合可能な下部係合片５が設けられている。

実施の形態で示す陳列用ハンガーは上記の構造からなり、第１フック支持バー５０ａの上面に上面パネル３の先端部を当接して、上部係合片４を第１フック支持バー５０ａの背面上部に係合し、正面パネル２が第１フック支持バー５０ａの正面に対して傾斜する状態で、その正面パネル２の下端部を第１フック支持バー５０ａに向けて押し込むと、下部係合片５が第１フック支持バー５０ａの下面に圧接係合し、その下部係合片５と上部係合片４の係合によって陳列用ハンガーは取付け状態に保持されることになり、第１フック支持バー５０ａに対して陳列用ハンガーを簡単に取付けることができる。

また、陳列用ハンガーの取付け状態では、上部係合片４が第１フック支持バー５０ａの背面上部に係合し、下部係合片５が第１フック支持バー５０ａの下面に圧接係合しているため、安定した取付け状態を得ることができる。

ここで、下部係合片５の上面先端部に丸みを付け、あるいは、下部係合片５の先端部をやや下向きに折り曲げておくと、第１フック支持バー５０ａに対する係合枠１の係合時に下部係合片５が第１フック支持バー５０ａの正面下端部に当接するのを避けることができるため、第１フック支持バー５０ａに対して係合枠１をより簡単に係合させることができる。

陳列用ハンガーの取り外しに際しては、例えば、陳列用フックＡの支軸部４０を押圧し、係合枠１に上部係合片４を中心として下部係合片５が第１フック支持バー５０ａから離反する方向の回転モーメントを負荷する。その回転モーメントの負荷により、下部係合片５が係合解除し、第１フック支持バー５０ａから陳列用ハンガーを取外すことができる。

このように、係合枠１に回転モーメントを負荷することによって、下部係合片５が係合解除するため、第１フック支持バー５０ａから陳列用ハンガーを簡単に取り外すことができる。

図３（ｃ）、（ｄ）は、この発明に係る陳列用ハンガーの第２の実施の形態を示す。この実施の形態では、係合枠１にスリット６を形成している点で第１の実施の形態で示す陳列用ハンガーと相違している。このため、第１の実施の形態で示す陳列用ハンガーと同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。

スリット６は、横スリット部７の両端に一対の縦スリット部８が連続するコに字形をなしている。このスリット６は、横スリット部７が下部係合片５に位置し、その横スリット部７の両端に連続する一対の縦スリット部８が正面パネル２に切込んで上端が上面パネル３に位置するよう形成され、そのスリット６の内側に設けられた弾性変形可能な弾性片９に陳列用フックＡの支軸部４０の端部が固着されている。

上記のように、係合枠１にスリット６を形成し、そのスリット６の内側の弾性片９に陳列用フックＡの支軸部４０の端部を固着することにより、上記陳列用フックＡが誤って押し込まれ、係合枠１に上部係合片４を中心に下部係合片５が第１フック支持バー５０ａから離反する方向の回転モーメントが負荷されると、弾性片９が第１フック支持バー５０ａから離反する方向に弾性変形し、その弾性変形によって上記回転モーメントが吸収される。このため、下部係合片５は係合状態に保持され、陳列用ハンガーが誤って取り外されるのを防止することができる。

図４（ｅ）、（ｆ）は、この発明に係る陳列用ハンガーの第３の実施の形態を示す。この実施の形態では、下部係合片５の先端から下向きに操作片１０を設けている点で第２の実施の形態で示す陳列用ハンガーと相違している。このため、第２の実施の形態で示す陳列用ハンガーと同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。

上記のように、下部係合片５に操作片１０を設けると、第１フック支持バー５０ａの背面上部に上部係合片４を係合させた状態で操作片１０を押し込むことによって下部係合片５が第１フック支持バー５０ａの下面に係合し、また、第１フック支持バー５０ａに係合枠１を係合した状態で操作片１０を引くと、下部係合片５が係合解除するため、第１フック支持バー５０ａに対する陳列用ハンガーの取付け、取外しを簡単に行うことができる。

図４（ｅ）、（ｆ）に示す係合枠１は、図５に示すように、コの字形のスリット６を形成した金属板からなるブランクＰを鎖線イ、ロ、ハに沿って折り曲げることによってより簡単に形成することができる。

図４に示す操作片１０は、図２に示す係合枠１の下部係合片５の先端に設けるようにしてもよい。

図６および図７は、この発明に係る陳列用ハンガーの第４の実施の形態を示す。この実施の形態に示す陳列用ハンガーは、第１の実施の形態で示す陳列用ハンガーと同様に、陳列用フックＡと、金属板製の係合枠１１とからなる。

陳列用フックＡは、図８（ｇ）に示す陳列用フックと同一のものが示されている。このため、同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。

係合枠１１は、正面パネル１２と、その正面パネル１２の上端に連設された上面パネル１３を有し、上記正面パネル１２にスリット１４が形成されている。スリット１４は、一対の縦スリット部１５の端部間に横スリット部１６がわたるコの字形をなし、上記横スリット部１６が正面パネル１２の下部に位置するようにしてその正面パネル１２に形成され、一対の縦スリット部１６の上端は上面パネル１３に至っている。

正面パネル１２に対するスリット１４の形成により、そのスリット１４の内側に弾性変形可能な弾性片１７が形成され、その弾性片１７に陳列用フックＡの支軸部４０の端部が固着されている。

正面パネル１２の下部には、その正面パネル１２の上部が高さの低い第１フック支持バー５０ａの正面上部に当接される状態でその第１フック支持バー５０ａの正面上部に当接される傾斜板部１８が折り曲げにより形成されている。一方、上面パネル１３の先端部には、切り起こしによって形成された左右一対の第１上部係合片１９と、折曲げによって形成された第２上部係合片２０とが設けられている。

第１上部係合片１９は、正面パネル１２および傾斜板部１８が第１フック支持バー５０ａの正面上下部に当接し、上面パネル１３が第１フック支持バー５０ａの上面に衝合する状態でその第１フック支持バー５０ａの背面上部に係合可能とされ、一方、第２上部係合片２０は、上記第１上部係合片１９が第２フック支持バー５０ｂの上面に当接し、前記傾斜板部１８が第２フック支持バー５０ｂに正面下部に当接する状態においてその第２フック支持バー５０ｂの背面上部に係合可能とされている。

傾斜板部１８には、第１上部係合片１９が第１フック支持バー５０ａの背面上部に係合する状態でその第１フック支持バー５０ａの下面に圧接係合可能な左右一対の第１下部係合片２１と、第２上部係合片２０が第２フック支持バー５０ｂの背面上部に係合する状態でその第２フック支持バー５０ｂの下面に圧接係合可能な左右一対の第２下部係合片２２とが設けられ、それぞれの下部係合片２１、２２は切り起こしによって形成されている。

正面パネル１２の上部には正面側に張り出す折曲げ部２３が形成され、その折曲げ部２３の形成によって弾性片１７の下端部が横スリット部１６の下側前部に重なり合っている。また、正面パネル１２の下端部には前後に貫通する孔２４が形成され、その孔２４に対してドライバのような棒状物が係合可能とされている。

上記の構成からなる陳列用ハンガーにおいて、第１フック支持バー５０ａの上面に上面パネル１３の先端部を当接して第１上部係合片１９を第１フック支持バー５０ａの背面上部に係合し、その係合状態で陳列用フックＡの支軸部４０の上部を手前に引くと、弾性片１７の下端部で傾斜板部１８が押圧されて第１下部係合片２１が第１フック支持バー５０ａの下面に圧接係合し、陳列用ハンガーを取付け状態とすることができる。

また、第２フック支持バー５０ｂの上面に上面パネル１３の先端部を当接して第２上部係合片２０を第２フック支持バー５０ｂの背面上部に係合し、その係合状態で陳列用フックＡの支軸部４０の上部を手前に引くと、弾性片１７の下端部で傾斜板部１８が押圧されて第２下部係合片２２が第２フック支持バー５０ｂの下面に圧接係合し、陳列用ハンガーを取付け状態とすることができ、高さが異なる２種類のフック支持バー５０ａ、５０ｂに対して陳列用ハンガーを簡単に確実に取付けることができる。

陳列用ハンガーの取付け状態において、陳列用フックＡの支軸部４０の上部が誤って押し込められ、係合枠１１に上部係合片１９、２０を中心に下部係合片２１、２２がフック支持バー５０ａ、５０ｂから離反する方向の回転モーメントが負荷されると、弾性片１７がフック支持バー５０ａ、５０ｂから離反する方向に弾性変形し、その弾性変形によって上記回転モーメントが吸収される。このため、下部係合片２１、２２は係合状態に保持され、陳列用ハンガーが誤って取り外されるようなことはない。

陳列用ハンガーの取外しに際しては、傾斜板部１８の下端部を手前に引く。その引き込みにより傾斜板部１８がフック支持バー５０ａ、５０ｂから離反し、そのフック支持バー５０ａ、５０ｂに対して下部係合片２１、２２が係合解除し、フック支持バー５０ａ、５０ｂから陳列用ハンガーを取外すことができる。

このとき、傾斜板部１８の下端部に形成された孔２４にドライバ等の棒状物を挿入して、その棒状物の上部を引き上げることにより、傾斜板部１８はフック支持バー５０ａ、５０ｂから離反する方向に弾性変形するため、陳列用ハンガーをより簡単に取外すことができる。

この発明に係る陳列用ハンガーの第１の実施の形態を示す正面図 (ａ)は陳列用ハンガーの係合枠の係合状態を示す断面図、 (ｂ)は係合枠を示す斜視図 この発明に係る陳列用ハンガーの第２の実施の形態を示し、（ｃ）は係合枠の係合状態を示す断面図、（ｄ）は係合枠を示す斜視図 この発明に係る陳列用ハンガーの第３の実施の形態を示し、（ｅ）は係合枠の係合状態を示す断面図、（ｆ）は係合枠を示す斜視図 図４に示す係合枠の形成用ブランクを示す斜視図 この発明に係る陳列用ハンガーの第４の実施の形態を示す側面図 図６の正面図 (ｇ)は、従来の取付け具を用いてフック支持バーに陳列用ハンガーを取付けた状態の断面図、(ｈ)は、(ｇ)の一部分を拡大して示す断面図、(ｉ)は高さの高い第２のフック支持バーに陳列用ハンガーを取付けた状態の断面図

Ａ 陳列用フック
１ 係合枠
２ 正面パネル
３ 上面パネル
４ 上部係合片
５ 下部係合片
６ スリット
７ 横スリット部
８ 縦スリット部
９ 弾性片
１０ 操作片
１１ 係合枠
１２ 正面パネル
１３ 上面パネル
１４ スリット
１５ 縦スリット部
１６ 横スリット部
１７ 弾性片
１８ 傾斜板部
１９ 第１上部係合片
２０ 第２上部係合片
２１ 第１下部係合片
２２ 第２下部係合片
２３ 折曲げ部
５０ａ 第１フック支持バー
５０ｂ 第２フック支持バー

Claims (4)

1. 陳列用フックと、その陳列用フックの端部に固着された係合枠とからなり、前記係合枠が、角形のフック支持バーの正面に衝合される正面パネルの上端にフック支持バーの上面に係合される上面パネルを設け、その上面パネルの先端から下向きに延びてフック支持バーの背面上部に係合される上部係合片を設け、前記正面パネルの下端部にフック支持バーの下面に対して圧接係合可能な下部係合片を設け、前記正面パネルにコの字形のスリットを、一対の縦スリット部の端部間にわたる横スリット部が下部に位置するよう形成して、そのスリットの内側に弾性変形可能な弾性片を設け、その弾性片に陳列用フックの端部を固着した陳列用ハンガー。
2. 前記下部係合片の先端に下方に延びる操作片を連設した請求項１に記載の陳列用ハンガー。
3. 陳列用フックと、その陳列用フックの端部に固着され、幅寸法が同じで高さが異なる角形の第１および第２のフック支持バーのそれぞれに対して着脱自在に取付けられる係合枠とからなり、前記係合枠が、正面パネルと、その正面パネルの上端に連設された上面パネルを有し、前記正面パネルにコの字形のスリットを、一対の縦スリット部の端部間にわたる横スリット部が下部に位置するよう形成して、そのスリットの内側に前記陳列用フックが固着される弾性変形可能な弾性片を設け、前記正面パネルの下部に高さの低い第１フック支持バーの正面下部に当接される傾斜板部を折り曲げにより形成し、前記上面パネルの先端部には、正面パネルおよび傾斜板部が第１のフック支持バーの正面上下部に当接し、上面パネルが第１フック支持バーの上面に衝合する状態でその第１フック支持バーの背面上部に係合する第１上部係合片と、その第１上部係合片が第２フック支持バーの上面に当接し、前記傾斜板部が第２フック支持バーの正面下部に当接する状態においてその第２フック支持バーの背面上部に係合する第２上部係合片とを設け、前記傾斜板部には、第１上部係合片が第１フック支持バーの背面上部に係合する状態でその第１フック支持バーの下面に圧接係合する第１下部係合片と、第２上部係合片が第２フック支持バーの背面上部に係合する状態でその第２フック支持バーの下面に圧接係合する第２下部係合片とを設けた陳列用ハンガー。
4. 前記正面パネルの上部に正面側に張り出す折曲げ部を形成して、前記弾性片の下端部を前記横スリット部の下側前部に対向させた請求項３に記載の陳列用ハンガー。

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