JP5084448B2 - テレビジョン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン信号、特にUHF帯(470MHz〜770MHz)を使用して放送される地上デジタルテレビジョン信号を受信するためのアンテナを内蔵するテレビジョン装置に関する。
テレビジョン装置においてテレビジョン信号の受信アンテナを内蔵する方法については、これまでも議論されている。例えば、特許文献1には、表示パネル、シャーシ、スピーカなどのテレビジョン装置の内部機材に、アンテナパターンを形成するエレメントを備えることにより、該エレメントを備えた内部機材をアンテナの全部又は一部として機能させることが記載されている。また、特許文献2には、テレビジョン装置の背面内側に新たに設けたスペース内にスロットアレイアンテナを搭載することが記載されている。
特開2005-295135(第4頁、第1図〜第16図) 特開2005-253043(第9頁、第16図)
従来のテレビジョン装置では、受信装置の内部にアンテナを設置するための十分なスペースが無い場合が多い。上述の特許文献2に開示されるように、受信装置の内部にアンテナを設置するための新たなスペースを設けてもよいが、それではテレビジョン装置の厚みが増加し装置が大型化する。この問題を解決し、テレビジョン装置にアンテナを内蔵する方法として、アンテナを小型化もしくは薄型化することが考えられる。しかしアンテナのサイズは利得、帯域幅とトレードオフの関係にあることは良く知られており、アンテナを小型化もしくは薄型化することは利得や帯域幅の劣化を招くことになる。また、特許文献1には、液晶パネルの後方のシャーシ部にアンテナパターンを形成することが開示されているが、この方法では近傍の金属の影響によって利得や帯域幅が劣化し易い。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、アンテナを内蔵し、かつ、小型で利得/帯域特性に優れたテレビジョン装置を得ることを目的とする。
本発明におけるテレビジョン装置は、表示パネルと表示パネルの背面に設けられる回路基板との間に、表示パネルに向かって横方向に開口する開口部を有したスロットアンテナを備え、前記スロットアンテナの前記開口部は、前記スロットアンテナの開口端部が表示パネル面の鉛直方向に拡開している。
本発明によれば、表示パネルと表示パネルの背面に設けられる回路基板との間に、表示パネルに向かって横方向に開口するスロットアンテナを備えるので、アンテナの利得または帯域幅が表示パネルや回路基板の金属部分の影響により劣化し難く、かつ、表示パネルと回路基板との間の空間を有効利用して、テレビジョン信号を受信するために十分な大きさのアンテナを内蔵することが可能であるテレビジョン装置を得ることができる。
実施の形態1.
図1は本実施の形態によるテレビジョン装置の構成を示す斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3は図1に示したスロットアンテナ3単体を示す図である。図3において、図3(a)は図1に示したスロットアンテナ3の斜視図、図3(b)は図3(a)において矢印A方向からスロットアンテナ3を見た側面図、図3(c)は図3(a)において矢印B方向からスロットアンテナ3を見た上面図である。なお、各図において同一符号は同一または相当部分を示す。
図1において、表示パネル1は液晶パネル(バックライト含む)やプラズマディスプレイパネルなどの発熱する表示パネルであって、表示パネル1の背面には、当該パネル1の強度補強及び/又は当該パネルの放熱板としての導体板2が表示パネル1と当接するように固定されている。また、導体板2の後方には、表示パネル1から導体板2に伝わった熱を放熱するための空間Sを隔てて、テレビジョン信号の電源回路41及び/又は表示パネル1の駆動回路42などが設けられる回路基板4が、金属製のシャーシ5によって保持されている。
そして、本実施の形態においては、上述した放熱のための空間S、特に導体板2と回路基板4で挟まれる空間S内に、テレビジョン信号を受信するためのスロットアンテナ3が、その開口方向が表示パネル1に向かって横方向となるように設けられる。また、テレビジョン装置の背面および側面を覆う不図示のバックカバーは樹脂などの非金属製の材料でできており、スロットアンテナ3の開口部8の一部または全体を覆っている。
本実施の形態においてスロットアンテナ3は図3に示すように導体板6、7によって囲まれる金属製の直方体であり、当該直方体の少なくとも一つの面が、スロットアンテナ3の開口部8として開口している。スロットアンテナ3は、例えば導体板6をコ字状に折り曲げた後、その両側を導体板7で塞ぐことによって製造可能であり、導体板6と導体板7は同一材料であってもよいし異なる材料であってもよい。
スロットアンテナ3の開口部8は、その長手方向のサイズ(図3ではy方向のサイズ)が受信電波の半波長以上であることが好ましく、例えば日本等における地上デジタル放送を受信するテレビジョン装置においては、その長手方向のサイズがUHF帯(470MHz〜770MHz)の半波長以上であることが好ましい。また、テレビジョン装置をなるべく小型化する観点から、スロットアンテナ3のサイズは導体板2及び/又は表示パネル1とシャーシ5とが対向する間の空間S内に収まるサイズとすることが好ましく、例えば、スロットアンテナ3の縦,横,前後方向のサイズ(図3ではy,x,z方向のサイズ)は、それぞれシャーシ5の縦,横,前後方向のサイズよりも小さいことが好ましい。
図5は図1に記載のテレビジョン装置のH−H断面図であり、図1に記載のスロットアンテナ3を開口部8側から見た図である。このようにスロットアンテナ3を前記放熱のための空間S内に設置したとしても、スロットアンテナ3は導体板で構成されるため、熱の伝導性が良く、図5に記載の矢印31のように熱を伝え、空間Sや開口部8より熱を放射するため、導体板2及び表示パネル1からの放熱を阻害し難い。なお、スロットアンテナ3を構成する導体板には熱伝導率が高く、アンテナの性能を最大限に引き出す材料(例えば、銅,金,アルミニウム等)を用いることが好ましい。
図6は従来のアンテナ内蔵テレビジョン装置の利得の方向12と本実施の形態によるアンテナ内蔵テレビジョン装置の利得の方向13を例示する概略図であり、バックカバー11を取り付けた後のテレビジョン装置を上方から見た図である。本実施の形態においては、スロットアンテナ3は表示パネル1に向かって横方向に開口しているため、図6に示すように前方(表示パネル1側)及び/又は後方(シャーシ5側)に渡っての広い範囲での横方向からのテレビジョン信号を受信することが出来る。なお、図6において矢印の長さは受信利得のおおよその大きさを示すものである。
次に図1に記載のテレビジョン装置の動作について説明する。まず、地上デジタル放送などのテレビジョン信号が図1に記載のスロットアンテナ3により受信され、回路基板4上あるいはその他の不図示の回路基板上に設けられる受信回路へ出力される。当該受信回路に入力されたテレビジョン信号は復号などの所定の処理が施され、映像信号および音声信号などに変換される。当該映像信号は、回路基板4上あるいはその他の不図示の回路基板上に設けられる駆動回路へ出力され、表示パネル1における映像表示の駆動に供される。また、音声信号は不図示のスピーカへ出力される。表示パネル1は例えば液晶パネルやプラズマディスプレイパネルであって、映像の表示に伴い熱が発生し、当該発生した熱を放熱板である導体板2へ放熱する。導体板2は表示パネル1からの熱を導体板2とシャーシ5との間の空間Sに対して直接、あるいは、スロットアンテナ3を介して放熱する。空間Sはテレビジョン装置のバックパネルに設けられる開口部などを介して外気が流入可能となっており、導体板2が効率的に冷却される。
以上のように、本実施の形態におけるテレビジョン装置は、表示パネル1と表示パネル1の背面に設けられる回路基板4との間に設けられ、表示パネル1に向かって横方向に開口するスロットアンテナ3を備えるので、アンテナの利得または帯域幅が表示パネル1や回路基板4の金属部分の影響により劣化し難く、かつ、表示パネル1と回路基板4との間の空間を有効利用して、テレビジョン信号を受信するために十分な大きさのアンテナを内蔵することが可能であるテレビジョン装置を得ることができる。
特に、本実施の形態におけるテレビジョン装置は、表示パネル1と表示パネル1の背面に設けられる回路基板4との間に設けられ、表示パネル1及び/又は導体板2と回路基板4との間、または表示パネル1及び/又は導体板2とシャーシ5との間から突出せず、表示パネル1と回路基板4との間に向かって開口する開口部8を有するスロットアンテナ3を備えるので、アンテナの利得または帯域幅が表示パネル1や回路基板4の金属部分の影響により劣化し難く、かつ、表示パネル1と回路基板4との間の空間などを有効利用して、アンテナを内蔵することが可能であるテレビジョン装置を得ることができる。
なお、スロットアンテナ3の形状は図3に示したものに限らず、例えば図4に示すように構成してもよい。図4において、図4(a)はスロットアンテナ3のその他の形状を例示する斜視図、図4(b)は図4(a)において矢印C方向からスロットアンテナ3を見た側面図、図4(c)は図4(a)において矢印D方向からスロットアンテナ3を見た上面図である。図4に示すように図3に示したスロットアンテナ3から導体板7を除去し、代わりに導体板9を、開口部8の縁(導体板7のあった側の縁)2ヶ所に設けてスロットアンテナ3の開口部の境界としてもよい。
また、図1では、説明の簡略化のために、表示パネル1の背面に一つのアンテナ3および一つの回路基板4を例示しているが、図13に示すように複数のアンテナ31、32及び複数の回路基板43、44を設けてもよい。また、図1ではスロットアンテナ3を金属製の直方体の一つの面の全体を開口することによりスロットアンテナ3の開口部8を形成しているために、当該開口部8の開口面積は当該直方体の断面積と一致するが、例えば図4に示すように一つの面の一部のみを開口することにより、当該直方体の断面積よりも開口部8の面積を狭めてもよいし、例えば図7や図13に例示するように、開口部8の面積を広げる構成としてもよい。図7および図13の詳細については後述する。また、図1では、スロットアンテナ3を表示パネル1の中央よりも右側に設けているが、左側または両側に設けてもよい。
また、本実施の形態では、表示パネル1の背面に当該パネル1の強度補強や放熱特性の向上のために導体板2を設けたが、当該導体板2を設けずに液晶パネル1に対して直接スロットアンテナ3を当接させるようにしてもよい。
また、図3では、スロットアンテナ3の開口方向を横方向にするにあたって、スロットアンテナ3の開口部8の長手方向を、表示パネル1の短手方向(一般的には表示パネルの短手方向はテレビジョン装置の設置面に対して垂直な方向と一致する)と一致させ、当該開口部8の短手方向を、表示パネル1の厚み方向と一致させることにより、スロットアンテナの開口方向を表示パネル1に向かって垂直な方向、いわゆる真横方向にしているが、スロットアンテナ3の開口方向を当該真横方向よりも前方(表示パネル1側)あるいは後方(シャーシ5側)に傾けてもよい。例えば、スロットアンテナ3の開口方向を前方または後方に0〜5°,10°または20°などの範囲内で傾けてもよい。また、スロットアンテナ3の開口方向を当該真横方向よりもテレビジョン装置の上方または下方に0〜5°,10°または20°などの範囲内で傾けてもよい。当該開口方向の傾け方としては、たとえばスロットアンテナ3の本体(図1では上述の直方体部分)全体を傾けてもよいし、本体は傾けずに開口部8の開口方向のみを傾けるようにしてもよい。なお、スロットアンテナ3の開口方向をそのように傾けようとすると、当該開口方向の前方を導体板2やシャーシ5が遮りやすいため、そのような場合には、実施の形態2で説明するように、スロットアンテナ3の開口部8を導体板2とシャーシ5の間から突出させるようにしてもよいし、シャーシ5に切り欠きや開口を設けることによりシャーシ5がスロットアンテナ3の開口方向を遮らないように加工してもよい。
また、本実施の形態では、スロットアンテナ3を導体板4に当接させているが、導体板4に当接させずシャーシ5に当接させる、あるいは、導体板4およびシャーシ5の両方に当接させる、あるいは、導体板4またはシャーシ5の両方に当接させない構成であってもよい。
また、本実施の形態では、導体板4とは個別にスロットアンテナ3を設けたが、導体板4及び/又はシャーシ5の一部をスロットアンテナ3の一部として用いてもよい。また、ここではシャーシ5を金属製としたが、例えば樹脂などの非金属製の材料により構成してもよい。
実施の形態2.
図7は本発明の実施の形態2によるアンテナ内蔵テレビジョン装置の斜視図である。図7において、図7(a)は本実施の形態によるテレビジョン装置の構成を示す斜視図、図7(b)は図7(a)において矢印E方向からテレビジョン装置を見た上面図、図7(c)は図7(a)において矢印F方向からテレビジョン装置を見た側面図である。
図7において図1と同一又は相当部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態では、スロットアンテナ14の形状が図1と異なり、スロットアンテナ14は表示パネル1と回路基板4の間から突出し、開口部を広げた構造となっている。
以下にスロットアンテナ14の構造の詳細を説明する。スロットアンテナ14は、実施の形態1に記載のスロットアンテナ3を、図7(b)に示すように導体板2とシャーシ5の間から長さAだけ突出させ、スロットアンテナの開口部16の幅(図7(c)の左右方向の幅)を表示パネル1の方向へ幅B、その反対側へ幅C広げたものである。開口部8を広げる方向は、表示パネル1側およびその反対側のどちらか一方のみでも、両方でもよい。開口部16の面積が最大になるのは、長さA、幅B、Cをそれぞれ最大にとる時であって、例えばスロットアンテナ3がバックカバー11に接するようにすることもできる。
図8にスロットアンテナ14の開口部の面積を最大にした場合の例を示す。図8は図7のテレビジョン装置を矢印E方向から見た場合の上面図である。図8に示すようにバックカバー11にスロットアンテナ14の開口部16が接するまで開口部16を広げることが出来る。
図9に図7に示したスロットアンテナ14単体の斜視図を示す。実施の形態1のスロットアンテナ3と同様に、導体板6、7で囲まれ、さらに開口部16を広げるために導体板15を導体板7の延長上、表示パネル1と回路基板4の間から突出して形成している。この際、導体板6は導体板15の辺に沿うように曲げられている。
また、上記スロットアンテナ14は図10に示すように、実施の形態1のスロットアンテナの場合と同様に導体板7、15を除去し、代わりに導体板17を、開口部の縁(導体板7、15のあった面側の縁)2ヶ所に設けて開口部の境界としてもよい。
以上のように、本実施の形態においては、表示パネル1と表示パネル1の背面に配置される回路基板4との間に設けられ、表示パネル1と回路基板4との間からの突出した部分に開口部16を有するスロットアンテナを備えたので、アンテナの利得または帯域幅が表示パネル1や回路基板4の金属部分の影響により劣化し難く、かつ、表示パネル1と回路基板4との間の空間を有効利用して、テレビジョン信号を受信するために十分な大きさのアンテナを内蔵することが可能であるテレビジョン装置を得ることができる。
また、本実施の形態では、スロットアンテナ14を導体板4に当接させているが、導体板4に当接させずシャーシ5に当接させる、あるいは、導体板4およびシャーシ5の両方に当接させる、あるいは、導体板4またはシャーシ5の両方に当接させない構成であってもよい。
また、本実施の形態では、導体板4とは個別にスロットアンテナ14を設けたが、導体板4及び/又はシャーシ5の一部をスロットアンテナ14の一部として用いてもよい。また、ここではシャーシ5を金属製としたが、例えば樹脂などの非金属製の材料により構成してもよい。
実施の形態3.
図11は本発明の実施の形態3によるアンテナ内蔵テレビジョン装置である。各部品の配置位置に関しては、実施の形態1、2と同様であるため説明は省略する。本実施の形態においては、表示パネル1の背面に設けられた導体板2の表面にコ字状の切り込みを入れて導体板2上に張り出した係止部18を形成し、かつ、スロットアンテナ3の導体板2側に面する側面の前記係止部18と対向する位置に前記係止部18の断面と同程度の大きさの穴19を形成する。そして、スロットアンテナ3に形成した穴19に係止部18を差込み固定する。なお、係止部18は回路基板保持用のシャーシ5に形成しても良い。この場合、スロットアンテナ3に形成する穴19は、シャーシ5上に形成された係止部18と対向する位置に形成する。
このような構造にすることで、別途固定用のネジ等を使用することなく、アンテナを設置することが出来る。
なお、図11では縦にコ字状の切り込みを入れて係止部を形成しているが、横、あるいは斜めに切り込みを入れて係止部を形成しても所期の目的を達することは言うまでもなく、切り込みの形もコ字状に限らない。また、ここではスロットアンテナとして実施の形態1のスロットアンテナを用いたが、実施の形態2によるスロットアンテナを用いてもよい。
実施の形態4.
図12は本発明の実施の形態4によるアンテナ内蔵テレビジョン装置である。本実施の形態においては、実施の形態3の係止部18を折り曲げて、かぎ状係止部20とし、さらにスロットアンテナ3の側面の前記かぎ状係止部20に上記のものと反対側に曲げたかぎ状係止部21を形成し、両者をかみ合わせることで固定する。なお、かぎ状係止部20は回路基板保持用のシャーシ5に形成しても良いことも、実施の形態3と同様である。
このような構造とすることで、別途固定用のネジ等を使用することなく、アンテナを設置することが出来る上、実施の形態1で述べたように放熱のために開口したシャーシ5を設置した後であっても、アンテナをシャーシ5の開口からスライドして設置することができ、テレビジョン装置を組み立てる際に便利になる。
なお、図12では縦にコ字状の切り込みを入れて係止部を形成しているが、横、あるいは斜めに切り込みを入れてかぎ状係止部を形成しても所期の目的を達することは言うまでもなく、切り込みの形もコ字状に限らない。また、ここではスロットアンテナとして実施の形態1のスロットアンテナを用いたが、実施の形態2によるスロットアンテナを用いてもよい。
実施の形態5.
図13は本発明の実施の形態5によるテレビジョン装置の斜視図である。実施の形態1〜実施の形態4では、説明の簡略化のために、表示パネル1の背面に一つのアンテナ3(もしくはアンテナ14)および一つの回路基板4を例示したが、図13に示すように複数のアンテナ31、32及び複数の回路基板43、44を設けてもよい。
テレビジョン装置背面から見て右側に配置されたスロットアンテナ31と回路基板43に関しては、実施の形態1〜実施の形態4と同様であるため説明は省略する。スロットアンテナ32は背面から見て左側の回路基板44の後方(背面側)に配置する。左右を反転して入れ替えても本質的に違いはない。シールドケース23は、回路基板43、44によるノイズがアンテナの信号受信を妨害しないようにするために取り付ける。
この構成により、左右両方向で受信を行うことが出来るようになる。
また、背面方向の受信も行うためにさらに背面受信用のアンテナを搭載することも出来る。図14は図13のテレビジョン装置に背面受信用のアンテナ24(ここでは仮に逆F字アンテナ)を設けたものを矢印G方向から見た上面図である。
このように背面に背面方向に利得を持つアンテナを設けることで背面方向の受信について受信感度がさらに向上する。
本発明の実施の形態1によるアンテナ内蔵テレビジョン装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1によるアンテナ内蔵テレビジョン装置の部品の配置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態1によるスロットアンテナ単体の図である。 本発明の実施の形態1によるスロットアンテナ単体の別形態の図である。 本発明の実施の形態1による熱の伝導方向を示すアンテナ内蔵テレビジョン装置の断面図である。 本発明のアンテナの利得方向と従来例のアンテナの利得方向を示す図である。 本発明の実施の形態2によるアンテナ内蔵テレビジョン装置を示す図である。 本発明の実施の形態2によるスロットアンテナの開口部を最大まで広げた場合のアンテナ内蔵テレビジョン装置の上面図である。 本発明の実施の形態2によるスロットアンテナ単体の斜視図である。 本発明の実施の形態2によるスロットアンテナ単体の別形態の斜視図である。 本発明の実施の形態3によるスロットアンテナ設置方法を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4によるスロットアンテナ設置方法を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5によるアンテナ内蔵テレビジョン装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態5によるアンテナ内蔵テレビジョン装置を示す上面図である。
符号の説明
S 放熱のための空間、1 表示パネル、2 表示パネル後方の導体板、3 スロットアンテナ、4 回路基板、5 シャーシ、6 、7 導体板、8 開口部、9 導体板、11 バックカバー、12 従来例の利得方向、13 本発明の利得方向、14 開口部を広げたスロットアンテナ、15 導体板、16 広げた開口部、17 導体板、18 係止部、19 係止部を差し込む穴、20、21 かぎ状係止部、22 アンテナ、23 シールドケース、24 背面受信用アンテナ、31、32 スロットアンテナ、41 受信回路、42 駆動回路、43、44 回路基板、51 熱の伝導方向。

Claims (9)

  1. 表示パネルと、前記表示パネルの背面に設けられる回路基板と、前記表示パネルと前記回路基板の間に設けられ、前記表示パネルに向かって横方向に開口する開口部を有したテレビジョン信号を受信するスロットアンテナとを備え
    前記スロットアンテナの前記開口部は、前記スロットアンテナの開口端部が表示パネル面の鉛直方向に拡開していることを特徴とするテレビジョン装置。
  2. 前記スロットアンテナは、前記表示パネルと前記回路基板との間を介して突出し、該突出した部分に前記横方向に開口する開口部を有することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン装置。
  3. 前記スロットアンテナの前記開口部は前記表示パネルに向かって真横方向に開口することを特徴とする請求項1または2に記載のテレビジョン装置。
  4. 前記スロットアンテナの前記開口部は、前記表示パネルに向かって真横方向に対して前方、後方、上方または下方に対して傾いた方向に開口することを特徴とする請求項1または2に記載のテレビジョン装置。
  5. 前記スロットアンテナは、前記表示パネルの背面に設けられる導体板と前記回路基板とにより挟まれて配置されるものであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のテレビジョン装置。
  6. 前記スロットアンテナは、前記表示パネルの背面に設けられる導体板と前記回路基板を保持するシャーシとにより挟まれて配置されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のテレビジョン装置。
  7. 前記導体板に係止部を持ち、前記スロットアンテナの前記係止部に対向する位置に穴を開け、前記係止部を前記穴に差し込むことで前記スロットアンテナを前記導体板に固定することを特徴とする請求項5または6に記載のテレビジョン装置。
  8. 前記導体板にかぎ状の係止部を有し、前記スロットアンテナの前記かぎ状の係止部に対向する位置に別のかぎ状の係止部を有し、それら係止部をかみ合わせることで前記スロットアンテナを前記導体板に固定することを特徴とする請求項5または6に記載のテレビジョン装置。
  9. 前記スロットアンテナが開口する方向とは反対側の横方向に対して開口する他のスロットアンテナを更に備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のテレビジョン装置。
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