JP5084238B2 - 遊技用装置および遊技システム - Google Patents

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Description

本発明は、メダルを貯留して繰り出す機能を有する遊技用装置、およびこの遊技用装置を用いた遊技システムに関する。
従来、遊技店には、メダルを使用するパチスロ機などの複数台の遊技機が並設された遊技島が設置され、各遊技機の側部にメダルを貸し出すための台間メダル貸機が設置されている。この台間メダル貸機は、メダルを貯留するホッパ、およびこのホッパの底部に配置された回転円板を有するメダル繰出部を備え、メダル貸出時にメダル繰出部の回転円板が回転してホッパ内のメダルを所定枚数繰り出している。
そして、台間メダル貸機では、メダルの貸し出しを行うことでホッパ内のメダル残量が一定量以下になると、ホッパ内に臨むホッパベース板とホッパ内でホッパベース板の近傍に配置したニアエンプティ検知板との間でメダルを介した電気的導通が無くなることで、ニアエンプティ状態を検知するメダル残量検知手段を備えている。従来、ホッパベース板とニアエンプティ検知板との間で電気的導通が無くなった状態が例えば2秒間継続した場合に、ニアエンプティ状態と判断し、台間メダル貸機の状態表示ランプで表示したり、メダル補給装置に対するメダル補給指令の信号を出力している。
メダルの補給が手補給の場合には、台間メダル貸機の状態表示ランプでニアエンプティが表示されれば、遊技店の店員によって台間メダル貸機内にメダルを補給している(例えば、特許文献1参照)。
メダルを自動補給するメダル補給装置を備えている場合には、台間メダル貸機からのメダル補給指令の信号を受けると、遊技島の上部に配置されるコンベヤで補給するメダルを送り出し、補給シュートなどを通じて当該台間メダル貸機の背面の補給口からホッパにメダルを自動補給している。なお、このメダル補給装置は、遊技機に対しても、同様にメダルを補給している(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−185172号公報(第2頁、図4) 特開2003−190591号公報(第4−5頁、図3)
しかしながら、ホッパ内のメダルがブリッジ状態になり空洞ができると、ホッパベース板とニアエンプティ検知板との間の電気的導通が無くなり、メダルがあるにも関らずニアエンプティ状態と誤って判断することがある。そのため、手補給の場合は、不必要に人手を煩わすことになる。また、自動補給の場合は、台間メダル貸機内に十分な量のメダルがあるにも関らず、何度もメダル補給要求をすることになり、メダル補給装置でメダル詰まりを起こさせやすくなる。なお、ブリッジ状態とは、例えば、ホッパの内壁間でメダル同士が突き合うように組み合ってしまって崩れない状態をいう。
また、通常、ニアエンプティ検知時のメダルの残量は、200〜300枚程度で、5〜6回分(1回=1000円=50枚とする)の貸し出しを行える枚数としている。しかし、ホッパ内でメダルがブリッジ状態とならずとも、ホッパ内でメダルが偏ると、ニアエンプティ検知時のメダル残量が大きくばらつきやすい。想定した狙いのメダル残量より少ない場合は、メダルの補給が間に合わず、メダルを貸し出せない可能性がある。逆に、想定した狙いのメダル残量より多く、自動補給の場合は、メダル補給装置から補給されるメダルがホッパ内に収まらず、背面の補給シュートなどの出口近傍にメダルが残り、そのメダルをきっかけに補給シュート内でメダル詰まりが起こる可能性がある。
特に、最近は、遊技島の形態の一種であって、上部機構を無くして高さを極力抑え、店内の見晴らしをよくしたいわゆるスーパーダウン島と呼ばれる遊技島がある。このスーパーダウン島に対応するために、メダル補給装置のコンベヤの位置が低くなり、それに対応するために台間メダル貸機の背面の補給口の位置も低くなっている。そのため、補給口とホッパとの間のスペースが小さくなり、一定量補給するメダルがホッパ内に収納しきれず、補給シュート内にメダルが残りやすい傾向がある。また、補給口からホッパまでの落差が少なくなっているため、補給されたメダルがホッパ内でならされにくく、偏りが発生しやすい傾向がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、メダル残量の検知精度を高め、メダルの補給が適切にでき、手動補給の場合には不必要に人手を煩わせたりすることなく、自動補給の場合には不必要なメダル補給によるメダル詰まりの発生を防止できる遊技用装置および遊技システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の遊技用装置は、メダルを貯留するホッパ、このホッパの底部に配置され正転時にメダルを繰り出す回転円板、この回転円板の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段を有するメダル繰出部と、前記ホッパ内のメダルの残量が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残量検知手段と、メダル繰出動作時に前記回転円板を正転させ、所定枚数のメダルを繰り出すメダル繰出動作中に前記メダル残量検知手段がニアエンプティを検知した場合、所定枚数のメダルを繰り出した後に前記回転円板を所定時間だけ逆転させる制御部とを具備しているものである。
求項記載の遊技用装置は、メダルを貯留するホッパ、このホッパの底部に配置され正転時にメダルを繰り出す回転円板、この回転円板の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段を有するメダル繰出部と、前記ホッパ内のメダルの残量が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残量検知手段と、メダル繰出動作時に前記回転円板を正転させ、前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わった後に前記回転円板を所定時間だけ逆転させる制御部とを具備しているものである。
請求項記載の遊技用装置は、メダルを貯留するホッパ、このホッパの底部に配置され正転時にメダルを繰り出す回転円板、この回転円板の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段を有するメダル繰出部と、前記ホッパ内のメダルの残量が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残量検知手段と、メダル繰出動作時に前記回転円板を正転させ、メダル繰出動作終了毎に前記回転円板を所定時間だけ逆転させる制御部とを具備しているものである。
請求項4記載の遊技用装置は、請求項1記載の遊技用装置において、前記制御部は、前記回転円板を所定時間逆転させた後でも前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態であれば、ニアエンプティ状態にあることを外部に報知させるものである。
請求項5記載の遊技用装置は、請求項1記載の遊技用装置において、前記制御部は、前記回転円板を所定時間逆転させた後でも前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態であれば、メダルを補給するメダル補給装置に対してメダルの補給を指示するものである。
請求項6記載の遊技用装置は、請求項2記載の遊技用装置において、前記制御部は、前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わった後に補給動作停止信号を出力し、この補給動作停止信号出力後から前記回転円板の逆転動作を開始させるものである。
請求項記載の遊技用装置は、請求項1ないしいずれか記載の遊技用装置において、遊技機の側部に配設され、メダルを前記メダル繰出部から繰り出して払い出す台間メダル貸機であるものである。
請求項記載の遊技用装置は、請求項1ないしいずれか記載の遊技用装置において、賞メダルを前記メダル繰出部から繰り出して払い出す遊技機であるものである。
請求項記載の遊技システムは、前記メダル残量検知手段による検知に基づいてメダル補給指令を出力する請求項1ないしいずれか記載の複数の遊技用装置と、前記メダル補給指令が出力された遊技用装置にメダルを補給するメダル補給装置とを具備しているものである。
請求項1記載の遊技用装置によれば、所定枚数のメダルを繰り出すメダル繰出動作中に前記メダル残量検知手段がニアエンプティを検知した場合、所定枚数のメダルを繰り出した後に回転円板を所定時間だけ逆転させることにより、ホッパ内でのメダルのブリッジ状態や偏りを解消してメダルをならし、メダル残量検知手段によるメダル残量の検知精度を高めることができ、そのため、メダルの補給が適切にでき、手動補給の場合には不必要に人手を煩わせたりすることなく、自動補給の場合には不必要なメダル自動補給によるメダル詰まりの発生を防止できる。
求項記載の遊技用装置によれば、メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わった、回転円板を所定時間だけ逆転させるため、ホッパ内に補給されたメダルの偏りを解消してメダルをならすことができる。
請求項記載の遊技用装置によれば、メダル繰出動作終了毎に、回転円板を所定時間だけ逆転させるため、常にホッパ内でのメダルのブリッジ状態や偏りを解消してメダルをならすことができる。
請求項4記載の遊技用装置によれば、請求項1記載の遊技用装置の効果に加えて、回転円板を所定時間逆転させた後でもメダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態であれば、ニアエンプティ状態にあることを外部に報知できる。
請求項5記載の遊技用装置によれば、請求項1記載の遊技用装置の効果に加えて、回転円板を所定時間逆転させた後でもメダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態であれば、メダルを補給するメダル補給装置に対してメダルの補給を指示できる。
請求項6記載の遊技用装置によれば、請求項2記載の遊技用装置の効果に加えて、メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わった後に補給動作停止信号を出力し、この補給動作停止信号出力後から前記回転円板の逆転動作を開始できる。
請求項記載の遊技用装置によれば、請求項1ないしいずれか記載の遊技用装置の効果に加えて、メダルをメダル繰出部から繰り出して払い出す台間メダル貸機であり、メダルを確実に貸し出すことができる。
請求項記載の遊技用装置によれば、請求項1ないしいずれか記載の遊技用装置の効果に加えて、賞メダルをメダル繰出部から繰り出して払い出す遊技機であり、賞メダルを確実に払い出すことができる。
請求項記載の遊技システムによれば、請求項1ないしいずれか記載の複数の遊技用装置のうち、メダル補給指令が出力された遊技用装置に対してメダル補給装置からメダルを補給するため、不必要なメダル自動補給によるメダル詰まりの発生を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図6に第1の実施の形態を示す。
図1に示すように、遊技店の遊技島においては、遊技媒体としてのメダルを使用するパチスロ機などの遊技機が複数台並設され、各遊技機の側部にメダルを貸し出す遊技用装置としての台間メダル貸機11が設置されている。遊技機および台間メダル貸機11の背部側であって、遊技機および台間メダル貸機11が遊技島の両側の列に配列される場合には両側の列の間に、遊技機や台間メダル貸機11にメダルを自動補給するメダル補給装置12が配設されている。そして、遊技機、台間メダル貸機11、メダル補給装置12によって遊技システム13が構成されている。
そして、台間メダル貸機11は、台間メダル貸機本体21を有し、台間メダル貸機本体21内には、上部側から順に、挿入された紙幣を識別して取扱い対象で正規の紙幣を収納するとともにそれ以外の紙幣を返却する紙幣処理部22、台間メダル貸機11を制御する制御部23、メダルを受け入れるタンク部24、貸し出すメダルを1枚ずつ繰り出すメダル繰出部25、台間メダル貸機11に電源を供給する電源部26が配設されている。
タンク部24の背面側にはメダル補給装置12からメダルが補給される補給口27が設けられている。タンク部24の前面側には開放可能な前面扉が配置されており、この前面扉を開放することにより手動でメダルの補給が可能となっている。
メダル繰出部25の前方には、メダル繰出部25から繰り出されたメダルを受け入れて遊技機の受皿に供給するノズルシュート28が配設されている。
また、メダル補給装置12は、補給用のメダルを遊技島に沿って搬送するレール(コンベヤ)31、このレール31から分岐されるメダルを受け入れる分岐シュート32、台間メダル貸機11の補給口27からメダルを補給する補給シュート33、分岐シュート32と補給シュート33とを連結する蛇腹で構成された連結部材34を備えている。補給シュート33のメダルが出る出口部33aが斜め下方へ向けて形成され、この出口部33aが台間メダル貸機11の補給口27からタンク部24内に挿入されるとともにメダル繰出部25の背部側上方に配置されている。
次に、図1および図2に示すように、メダル繰出部25は、タンク部24からメダルを受け入れて貯留するホッパ41、このホッパ41の底部に水平状態に配置されて正転時にメダルを1枚ずつ繰り出す回転円板42、この回転円板42の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段としての投出駆動モータ43、繰り出されるメダルを検知するカウントセンサ44が配設されている。メダル繰出部25の背部側には、制御部23と通信するためケーブルが接続される接続コネクタ45が設けられている。
ホッパ41の背部側の側壁の一部には、前方へ向けて傾斜する傾斜面41aが形成され、この傾斜面41aの位置にホッパ41内のメダルの残留が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残留検知手段としてのニアエンプティ検知部46が配設されている。このニアエンプティ検知部46は、ホッパ41の導電性を有するホッパベース板47と、このホッパベース板47の内面に対向して絶縁状態に支持された導電性を有するニアエンプティ検知板48とを有し、ニアエンプティ検知板48には電線49を通じて検知電流が通電され、ホッパベース板47とニアエンプティ検知板48との間での導通の有無に応じてニアエンプティ状態を検知する。すなわち、ホッパベース板47とニアエンプティ検知板48との間でメダルを介した電気的導通がある場合には非ニアエンプティ状態を検知し、また、電気的導通が無くなることでニアエンプティ状態を検知する。なお、ニアエンプティ検知時のホッパ41内のメダルの残量は、200〜300枚程度で、5〜6回分の貸し出しを行える枚数としている。
次に、図3に示すように、制御部23には、台間メダル貸機本体21の前面に配置されてニアエンプティ状態やエラー発生状態などを表示する状態表示ランプ51、投出メダル数やエラーコードなどを表示する表示部52、制御部23の設定を切り換える操作部53、設定事項などを記憶するメモリ部54、電源を供給する電源部26、管理コンピュータ55と通信する通信I/F部56、メダル補給装置12と通信する外部出力部57、紙幣処理部22およびメダル繰出部25が接続されている。
紙幣処理部22は、挿入された紙幣を識別する紙幣識別部58、および処理対象で正規の紙幣を収納する紙幣収納部59を備えている。
メダル繰出部25は、ニアエンプティ検知部46、カウントセンサ44、および投出駆動モータ43を備えている。
そして、制御部23は、メダル繰出動作時に回転円板42を正転させ、メダル繰出動作時以外のときで所定の逆転条件が成立したときに回転円板42を所定時間だけ逆転させる機能を有している。この所定の逆転条件は、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティを検知したとき、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わったとき、メダル繰出部25によるメダル繰出動作終了毎のいずれか、あるいはそれらの組み合わせとしている。さらに、制御部23は、回転円板42を所定時間だけ逆転させた後、ニアエンプティ状態が継続していれば、台間メダル貸機11の状態表示ランプ51で表示したり、メダル補給装置12に対してメダル補給指令の信号を出力する。
また、メダル補給装置12は、台間メダル貸機11の制御部23からメダル補給指令を受けると、メダル補給指令が出力された台間メダル貸機11に対して所定時間あるいは所定量のメダルを補給するメダル補給動作をする。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
まず、台間メダル貸機11のニアエンプティ検知時の制御について、図4のタイミングチャートを参照して説明する。
ニアエンプティ検知部46のホッパベース板47とニアエンプティ検知板48との間でメダルを介した電気的導通がある場合、ニアエンプティ検知部46は非ニアエンプティ状態であるオフ状態にあり、制御部23からのメダル補給指令信号もオフ状態にある。
メダル繰出部25からのメダル繰出時には、投出駆動モータ43を正転駆動し、回転円板42を正転させてホッパ41内のメダルを繰り出す。
仮に、メダル繰出動作中において、ホッパ41内のメダル残量が減少し、ニアエンプティ検知部46のホッパベース板47とニアエンプティ検知板48との間でメダルを介した電気的導通が無くなれば、ニアエンプティ検知部46はニアエンプティ状態を検知したオン状態となる。
メダル繰出部25から所定枚数のメダルを繰り出したら投出駆動モータ43を停止させる。
この投出駆動モータ43を停止してから所定時間a(例えば2秒間)経過後に、投出駆動モータ43を逆転駆動し、回転円板42を逆転させ、ホッパ41内でメダルの例えばブリッジ状態や偏りが発生している場合にはそれらを解消し、ホッパ41内に貯留されている複数のメダルの上層面位置を均等にならす。
投出駆動モータ43を逆転駆動してから所定時間b(例えば1.5秒間)経過後に投出駆動モータ43を停止させ、その時点でもニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を検知したオン状態にあれば、制御部23からメダル補給装置12にメダル補給指令信号を出力する。同時に、状態表示ランプ51でニアエンプティ状態にあることを表示する。
なお、回転円板42の逆転によってメダルがならされたために、投出駆動モータ43の停止時点で、ニアエンプティ検知部46が非ニアエンプティ状態であるオフ状態になれば、制御部23からはメダル補給指令信号を出力しない。
また、メダル繰出動作中に、ニアエンプティ検知部46でニアエンプティ状態を検知しなくても、メダル繰出動作後には、回転円板42を逆転させ、メダルをならす。
また、待機中でも、振動などの影響でホッパ41内のメダルがずれるなどして、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を検知した場合にも、回転円板42を逆転させ、ニアエンプティ検知部46の検知状態を確認する。
そして、メダル補給装置12は、台間メダル貸機11の制御部23からメダル補給指令を受けると、メダル補給指令が出力された台間メダル貸機11に対して所定時間あるいは所定量のメダルを補給するメダル補給動作をする。このメダル補給動作では、図1に示すように、レール31で送られてきて分岐シュート32に分岐されるメダルを、分岐シュート32、連結部材34および補給シュート33を通じてホッパ41内に補給する。
なお、メダル供給装置12が停止中の場合やメダル供給装置12を備えていない場合には、状態表示ランプ51でニアエンプティ状態にあることを表示していることを確認した遊技店の係員が、台間メダル貸機11のタンク部24の前面扉を開いて、手動でメダルを補給することができる。
次に、台間メダル貸機11の非ニアエンプティ検知時の制御について、図5のタイミングチャートを参照して説明する。
ホッパ41内に補給されるメダルが、ニアエンプティ検知部46のニアエンプティ検知板48の位置まで達し、ニアエンプティ検知部46のホッパベース板47とニアエンプティ検知板48との間でメダルを介した電気的導通が生じ、ニアエンプティ検知部46が非ニアエンプティ状態であるオフ状態となると、所定時間c後(例えば500ms後)に、制御部23からのメダル補給指令信号の出力をオフし、状態表示ランプ51でのニアエンプティ状態の表示を消す。なお、制御部23からのメダル補給指令信号の出力をオフしても、メダル補給装置12からのメダルの補給は直ぐには停止せず、ある程度の時間経過後にメダルの補給を停止する。
さらに、所定時間c後(例えば500ms後)には、投出駆動モータ43を逆転駆動し、回転円板42を逆転させ、それ以降に補給されるメダルが偏りなく、ホッパ41内に満遍なく収容されるようにして、ホッパ41内に補給されたメダルの上層面位置を均等にならす。
投出駆動モータ43を逆転駆動してから所定時間d(例えば7秒間)経過後に、投出駆動モータ43を停止させる。この所定時間dは、制御部23からのメダル補給指令信号の出力をオフ後にメダル補給装置12からのメダルの補給を停止するまでの時間より長い。
次に、図6を参照して、台間メダル貸機11の作用を比較する。
図6(a-1)〜(a-3)には通常の遊技島の場合を示す。台間メダル貸機11の補給口27からニアエンプティ検知部46のニアエンプティ検知板48までの距離h1が比較的確保される。
そのため、図6(a-2)に示すように、ホッパ41内のメダルが偏った状態となって、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を検知した場合でも、補給シュート33の先端とホッパ41内のメダルとの間のスペースが広い。
図6(a-3)に示すように、ホッパ41内のメダルが偏った状態で、メダル補給装置12からメダルが補給されても、補給されたメダルはタンク部24に収容され、補給シュート33にかかることはない。
また、図6(b-1)〜(b-3)にはスーパーダウン島でメダル繰出部の回転円板を逆転制御しない場合を示し、さらに、図6(c-1)〜(c-3)にはスーパーダウン島でメダル繰出部の回転円板を逆転制御した場合を示す。
スーパーダウン島は、上述したように、上部機構を無くして高さを極力抑え、店内の見晴らしをよくした遊技島の形態の一種であり、このスーパーダウン島に対応するために、メダル補給装置12のレール31の位置が低くなり、それに対応するために台間メダル貸機11の背面の補給口27の位置も低くなっている。そして、台間メダル貸機11の補給口27からニアエンプティ検知部46のニアエンプティ検知板48までの距離h2が、通常の遊技島の距離h1より短くなっている。
そのため、図6(b-2)に示すように、ホッパ41内のメダルが偏った状態となって、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を検知した場合、補給シュート33の先端とホッパ41内のメダルとの間のスペースが狭い。
図6(b-3)に示すように、ホッパ41内のメダルが偏った状態で、メダル補給装置12からメダルが補給された場合、補給されたメダルはタンク部24に収容しきれずに補給シュート33内に残り、その残るメダルをきっかけに補給シュート33内でメダル詰まりが起こる可能性がある。
それに対して、本実施の形態では、図6(c-1)に示すように、ホッパ41内のメダルが偏った状態となって、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を検知した場合、図6(c-2)に示すように、回転円板42を逆転させ、ホッパ41内のメダルの偏りを解消するため、ニアエンプティ検知部46が非ニアエンプティ状態となり、メダル補給装置12からメダルを補給しない。
メダルの貸し出しによってメダルの残量がLレベルまで少なくなり、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を検知した場合、上述のように、図6(c-2)に示すように、回転円板42を逆転させ、ホッパ41内のメダルの偏りを解消するが、回転円板42の逆転後も、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティ状態を継続して検知していれば、図6(c-3)に示すように、メダル補給装置12からメダルが補給する。このとき、ホッパ41内のメダルの偏りが解消されているため、メダル補給装置12からメダルが補給されても、補給されたメダルはホッパ41内およびタンク部24内に収容され、補給シュート33にかかることはない。
このように、台間メダル貸機11によれば、メダル繰出動作時以外のときで所定の逆転条件が成立したときに回転円板42を所定時間だけ逆転させることにより、ホッパ41内でのメダルのブリッジ状態や偏りを解消してメダルをならし、ニアエンプティ検知部46によるメダル残量の検知精度を高めることができ、そのため、メダルの補給が適切にでき、手動補給の場合には不必要に人手を煩わせたりすることなく、自動補給の場合には不必要なメダル自動補給によるメダル詰まりの発生を防止できる。
所定の逆転条件を、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティを検知したときとすれば、ニアエンプティ状態がホッパ41内でのメダルのブリッジ状態や偏りによるものなのか、本当にニアエンプティ状態にあるのかを確認できる。
所定の逆転条件を、ニアエンプティ検知部46がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わったときとすれば、ホッパ41内に補給されたメダルの偏りを解消してメダルをならすことができる。
所定の逆転条件を、メダル繰出部25によるメダル繰出動作終了毎とすれば、常にホッパ41内でのメダルのブリッジ状態や偏りを解消してメダルをならすことができる。
次に、図7および図8に第2の実施の形態を示す。なお、第1の実施の形態と同様の構成とするメダル繰出部25については同一符号を用いて説明する。
遊技用装置としての遊技機61を示し、この遊技機61は、パチスロ機であり、遊技機本体62の前面に、メダルを投入するメダル投入口、図柄や文字が表示された3つのドラム63が臨む窓、遊技時に回転するドラム63を停止させる操作ボタン、獲得したメダルが払い出される受皿などが配置されている。
遊技機本体62内には、賞メダルを繰り出すためのメダル繰出部25が配設されている。このメダル繰出部25は、ホッパ41、回転円板42、投出駆動モータ43、ニアエンプティ検知部46などを備えている。
遊技機本体62の背部には、メダル補給装置12からホッパ41にメダルを補給する補給口64が形成されている。
そして、この遊技機61の場合にも、メダル繰出部25のメダル繰出動作時以外のときで上述した各所定の逆転条件が成立したときに回転円板42を所定時間だけ逆転させることにより、ホッパ41内でのメダルのブリッジ状態や偏りを解消してメダルをならし、ニアエンプティ検知部46によるメダル残量の検知精度を高めることができ、そのため、メダルの補給が適切にでき、手動補給の場合には不必要に人手を煩わせたりすることなく、自動補給の場合には不必要なメダル自動補給によるメダル詰まりの発生を防止できる。
なお、遊技機61は、メダルの貸出機能を備えていない現金機と、メダルの貸出機能を有するCR機との2種類あるが、いずれの場合にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態であって台間メダル貸機の内部構造を示す側面図である。 同上台間メダル貸機のメダル繰出部の内部構造を示す側面図である。 同上台間メダル貸機のブロック図である。 同上台間メダル貸機のニアエンプティ検知時の制御を示すタイミングチャートである。 同上台間メダル貸機の非ニアエンプティ検知時の制御を示すタイミングチャートである。 同上台間メダル貸機の作用の比較を示し、(a-1)〜(a-3)は通常の遊技島の場合の説明図、(b-1)〜(b-3)はスーパーダウン島でメダル繰出部の回転円板を逆転制御しない場合の説明図、(c-1)〜(c-3)はスーパーダウン島でメダル繰出部の回転円板を逆転制御した本実施の形態の場合の説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す遊技機の内部構造を示す正面図である。 同上遊技機の内部構造を示す側面図である。
11 遊技用装置としての台間メダル貸機
12 メダル補給装置
13 遊技システム
23 制御部
25 メダル繰出部
41 ホッパ
42 回転円板
43 駆動手段としての投出駆動モータ
46 メダル残量検知手段としてのニアエンプティ検知部
61 遊技用装置としての遊技機

Claims (9)

  1. メダルを貯留するホッパ、このホッパの底部に配置され正転時にメダルを繰り出す回転円板、この回転円板の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段を有するメダル繰出部と、
    前記ホッパ内のメダルの残量が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残量検知手段と、
    メダル繰出動作時に前記回転円板を正転させ、所定枚数のメダルを繰り出すメダル繰出動作中に前記メダル残量検知手段がニアエンプティを検知した場合、所定枚数のメダルを繰り出した後に前記回転円板を所定時間だけ逆転させる制御部と
    を具備していることを特徴とする遊技用装置。
  2. メダルを貯留するホッパ、このホッパの底部に配置され正転時にメダルを繰り出す回転円板、この回転円板の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段を有するメダル繰出部と、
    前記ホッパ内のメダルの残量が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残量検知手段と、
    メダル繰出動作時に前記回転円板を正転させ、前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わった後に前記回転円板を所定時間だけ逆転させる制御部と
    を具備していることを特徴とする遊技用装置。
  3. メダルを貯留するホッパ、このホッパの底部に配置され正転時にメダルを繰り出す回転円板、この回転円板の正転駆動および逆転駆動が可能な駆動手段を有するメダル繰出部と、
    前記ホッパ内のメダルの残量が一定量以下となるニアエンプティを検知するメダル残量検知手段と、
    メダル繰出動作時に前記回転円板を正転させ、メダル繰出動作終了毎に前記回転円板を所定時間だけ逆転させる制御部と
    を具備していることを特徴とする遊技用装置。
  4. 前記制御部は、前記回転円板を所定時間逆転させた後でも前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態であれば、ニアエンプティ状態にあることを外部に報知させる
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技用装置。
  5. 前記制御部は、前記回転円板を所定時間逆転させた後でも前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態であれば、メダルを補給するメダル補給装置に対してメダルの補給を指示する
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技用装置。
  6. 前記制御部は、前記メダル残量検知手段がニアエンプティの検知状態から非ニアエンプティの検知状態に切り換わった後に補給動作停止信号を出力し、この補給動作停止信号出力後から前記回転円板の逆転動作を開始させる
    ことを特徴とする請求項2記載の遊技用装置。
  7. 遊技機の側部に配設され、メダルを前記メダル繰出部から繰り出して払い出す台間メダル貸機である
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の遊技用装置。
  8. 賞メダルを前記メダル繰出部から繰り出して払い出す遊技機である
    ことを特徴とする請求項1ないしいずれか記載の遊技用装置。
  9. 前記メダル残量検知手段による検知に基づいてメダル補給指令を出力する請求項1ないしいずれか記載の複数の遊技用装置と、
    前記メダル補給指令が出力された遊技用装置にメダルを補給するメダル補給装置と
    を具備していることを特徴とする遊技システム。
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