JP5083765B2 - シート給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は給紙トレイ上の原稿を所定の処理位置に向けた給紙するシート給紙装置に関するものであり、詳しくは給紙トレイ上に載置されたシートの有無を検出する検出機構に構成に関するものである。
自動原稿送り装置や複写機、プリンタ等の給紙トレイに積載された原稿、またはコピー紙等のシートを給紙するシート給紙装置においては、給紙トレイ上の所定の位置にシートをセットするためのストッパ部材と、給紙トレイ上のシートを繰り出すための繰り出しローラと、繰り出されたシートを一枚に分離して処理部に向けて給紙する給紙ローラ及び分離部材とを備えたものが知られている。
このようなシート給紙装置の動作では、先ずその先端がストッパ部材に突き当たった状態で給紙トレイ上に載置されたシートをストッパ部材よりも上流側に配置されたシート検出手段で検出する。そして、シート検出手段によって給紙トレイ上にシートが載置されたことを検出すると昇降自在な繰り出しローラを下降させてシートに当接させる。同時にストッパ部材を給紙口内から待避させる。その後、繰り出しローラの回転によりシートを繰り出す。そして、繰り出されたシートを給紙ローラと分離部材からなる分離手段により1枚に分離して処理部に向けて給紙している。
従来において、前述した給紙装置では給紙トレイ上のシートを検出するシート検出手段として給紙装置の給紙口に配置された検出レバーをシートが揺動させることによってシートの有無を検出するレバー式の検出方法(レバー型センサ)を一般的に採用している(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開平2−178126号公報 特開平2−178125号公報
このレバー型センサは、給紙装置の給紙口を覆うカバーの背面に揺動自在に取り付けられ、その一端が給紙トレイのシート載置面に垂下された検出レバーと、前述のカバーの背面に設けられて発光部及び受光部を備えるセンサと、検出レバーの他端に設けられて検出レバーが揺動することによってセンサの発光部から受光部への光路を遮断する検出フラグで構成されている。そして、シートが使用者によって給紙トレイをセットすると、セットされるシートの先端が検出レバーを給紙方向に揺動させ、この揺動動作によって検出レバーの他端の検出フラグがセンサの発光部から受光部への光路を遮断する。これによって、給紙トレイ上に原稿があるか否かを検出している。
そして、このような給紙トレイ上のシートの載置を検出する検出レバーセンサにおいては、シート面に対して傾斜して検出レバーを配置するとシートの積載量によってシートの検出される位置のばらつきが大きくなるため、極力検出レバーをシート面に対して垂直方向に垂下させている。
上記のような給紙装置では装置内でシートにジャム等が生じた場合、ジャムしたシートを装置内から取り除くために、給紙カバーを上方に回動して開状態とし、シートを給紙する給紙経路を露出させる。そして、給紙経路中のシートを取り除くなどのジャム処理が完了すると、給紙カバーを下方に回動して閉状態とする。このとき、給紙カバーに取り付けられた検出レバーが給紙カバーの上方への回動に伴ってシート面から離れ、給紙カバーの下方への回動に伴い給紙トレイのシート載置面に向かって垂下した状態に戻される。
しかし、給紙カバーを開閉してジャム処理を行う際にジャムシートでない給紙トレイ上のシートが取り除かれずに給紙トレイ上に載置された状態であった場合、自重によって垂直方向に垂下された検出レバーの先端がシートに衝突し、シートに損傷を与えるとの問題が生じる。特に、このシートが薄紙であった場合は、シートが破れてしまうため、重大な問題となる。
本発明は、給紙トレイ上にシートがある状態で給紙カバーを開閉する際に、給紙トレイ上のシートを検出する検出レバーによってシートを損傷することがなく、確実に給紙トレイ上のシートの存在を検出することができるシート給紙装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、シートを積載する給紙トレイと、この給紙トレイ上のシートに当接してシートを繰り出す繰り出し手段と、繰り出し手段で繰り出されたシートを1枚に分離して給紙する給紙手段と、給紙トレイの給紙口よりもシート給紙方向の上流側で給紙トレイ上に載置されるシートを検出するシート検出手段と、を備えたシート給紙装置において、シート検出手段は、給紙トレイ上に載置されたシートに当接する検出レバーと、検出レバーを略垂直方向に移動可能に支持すると共に、検出レバーを第1の位置と第1の位置から略垂直方向に移動した第2の位置で回動可能に支持するレバー支持手段と、検出レバーをシート給紙方向に回動させるための当接部材と、検出レバーに設けられ、検出レバーが略垂直方向に移動した第2の位置で当接部材に当接して検出レバーをシート給紙方向に回動させる回動片と、を備えた。
シート検出手段の検出レバーをシート給紙方向に回動自在に支持するとともにシート面に対して略垂直方向にも移動できるように構成している。したがって、原稿を給紙トレイにセットする際には検出レバーが回動して原稿を検出でき、給紙カバーを閉状態する際には検出レバーが略垂直方向に移動して、給紙トレイ上の原稿に検出レバーの先端が突き当たって原稿に損傷を与えることを防止することができる。
図1は実施の形態を一例として本発明の給紙装置を適用した自動原稿送り装置と自動原稿送り装置が搭載される画像読取装置の全体を示す断面図であり、図2は自動原稿送り装置の主要部を示す断面図である。以下に図1、図2に基づき自動原稿送り装置及び自動原稿送り装置が搭載される画像読取装置の構成について説明する。
10は画像読取装置1に搭載された自動原稿送り装置であり、自動原稿送り装置10は装置本体1のコンタクトガラス2上面を通過するように原稿を搬送する。
画像読取装置1は、光源3、複数のミラー4、レンズ5、読取素子6からなる読取手段を備える。この読取手段は、コンタクトガラス2を介してランプ等の光源3によって光を搬送される原稿に照射する。そして、原稿からの反射光をミラー4で反射させ、レンズ5を介してCCDなどの読取素子6に案内する。ミラー4、レンズ5によって案内された光は読取素子6によって光電変換され、原稿画像が読み取られる。すなわち、コンタクトガラス2上面が装置本体1の読取部を構成している。なお、装置本体1は原稿を載置可能な面積のコンタクトガラス7も備えており、自動原稿送り装置10を開閉してコンタクトガラス7上面に載置された原稿を光源3やミラー4などを副走査方向に移動させることによってコンタクトガラス7を介して原稿の画像を読み取ることもできるようになっている。
自動原稿送り装置10は、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ15と、給紙トレイ15上の原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス2に向けて給送する給送部(給送手段)11と、原稿をコンタクトガラス2上面に沿って通過させる搬送部12と、コンタクトガラス2上面を通過した原稿を受け取って排出する排出部13と、この排出部13から排出される画像を読み取られた原稿を収納する排紙トレイ16と、を備えている。さらに、この自動原稿送り装置10は、コンタクトガラス2上面から排出される原稿の排出部13でスイッチバックさせ、再び給送部11に送り込みコンタクトガラス2上面に給送させるスイッチバック部14と、を具備している。ここで、原稿トレイ15は、ある程度の角度で傾斜して、排紙トレイ16の上方に空間を確保して配置されている。
給紙トレイ15に載置された原稿は、その側部を規制するサイドガイド17で規制され、ストッパ部材60に先端を規制されるようになっている。また、ストッパ部材60の給紙方向上流側には給紙トレイ15上の原稿の有無を検出する検出手段としてのエンプティセンサS4が設けられている。
給紙部11は、下降して給紙トレイ15上の原稿の最上面に接し、原稿を繰り出す昇降自在な繰り出しローラ18、繰り出しローラ18で繰り出された原稿を給紙する給紙ローラ19と最上位原稿を1枚のみを通過して2枚目以降の原稿の給紙を阻止する分離パット20で構成された分離手段、この分離手段で1枚に分離された原稿の先端を突き当てて整合した後に下流側に送るレジストローラ対21で構成され、給紙路25に沿って原稿を給紙する。
給紙路25は、上ガイド板25aおよび下ガイド25bが対向して形成されており、図3に示すように上ガイド板25aは回動支点10cに回動可能に支持された給紙カバー10aに固設されて一体に反時計廻りに回動されることにより開閉することができるようになっている。また、給紙カバー10aには繰り出しローラ18や給紙ローラ19、レジストローラ対21の従動ローラ21b、ストッパ部材60、後述するエンプティセンサS4の検出レバー31などが取り付けられており、これらの部材も給紙カバー10aと一体に回動する。このように、給紙カバー10aに回動自在に構成することによって、原稿トレイ15の給紙口からコンタクトガラス2の手前までの給紙路25の全てが連続して露出するので、容易にジャム原稿を取り除くができる。
なお、図3中の符号80は自動原稿送り装置10本体に設けられた開閉センサである。この開閉センサ80は、給紙カバー10aに設けられた突起81を検出する。そして、開閉センサ80の検出結果によって給紙カバー10aの開閉状態が解るようになっている。
また、図3中の符号85は、給紙カバー10aを閉位置に保持するためのロック爪85である。このロック爪85は支軸85aを支点に回転自在に構成されており、自動原稿送り装置10に設けられたロックピン86に係合して給紙カバー10aを閉位置に保持し、操作者の操作により回転させることによってロックピン86との係合が解除され、給紙カバー10aを回動可能な状態とすることができる。
ここで、本発明が係るエンプティセンサS4について説明する。エンプティセンサS4は、検出レバーを用いたレバー式の検出方法を採用している。そして、この検出レバーは、原稿が給紙トレイ上にセットされる際には給紙方向に回動して原稿の存在を検出し、ジャム原稿を取り除くために給紙カバーを開閉する際に上方に移動して原稿の存在を検出するように構成されている。
この構成を図4のエンプティセンサの構成を示す断面図及び図5の斜視図に基づき詳細に説明する。
図4、図5に示すようにエンプティセンサS4は、給紙トレイ15に向かって一端側が自重によって垂下された検出レバー31と、検出レバー31の他端側が取り付けられる回転軸32と、回転軸32の他端部32bの端面に設けられた回転支持ピン33と、回転軸32が貫通される切欠部または貫通孔を有し、回転軸32の一端部32a側を支持する第1、第2の支持部材41、42と、支持ピン33が貫通する長孔43aを有し、支持ピン33を上方にスライド可能に支持する第3の支持部材43と、第1、第2の支持部材41、42に支持される回転軸32の一端部32a側に設けられた検出片34と、自動原稿送り装置10本体に取り付けられ、発光部からの光を受光部にて受光し、光を電気信号に変換する検出器40と、検出器40から出力された電気信号に基づき給紙トレイ15上に原稿があるか否かを判断するCPUなどの判断手段を備えている。
回転軸32は、図5に示すようにシート幅方向における給紙トレイ15の略中央部から給紙トレイ15のシート載置領域外まで延設されており、その一端部32a側のシート載置領域外の位置に検出片34が設けられている。また、検出レバー31は回転軸32の他端部32b側のシート載置領域内中央部に取り付けられている。そして、回転軸32はその一端部32a側を第1、第2の支持部材41、42で支持され、他端部32b側を支持ピン33を第3の支持部材43の長孔に貫通させることで支持している。本実施の形態において、回転軸32を給紙トレイ15のシート載置領域外に延設しているのは、自動原稿送り装置10本体に設けられた検出器40と検出片34とを適合させるためであり、検出器40を自動原稿送り装置10本体に設けているのは、検出器40からの出力信号の配線などを簡素化するためである。
検出片34は、検出レバー31が垂下された状態において、検出器40の発光部と受光部との間に位置し、発光部からの光を遮断する。また、検出レバー31が回転軸32及び支持ピン33を支点に回動されると、回転軸32を介して検出片34も回転して検出器40の発光部と受光部との間の位置から退避する。そして、これによって発光部からの光を受光部が受光できるように構成されている。
なお、本実施の形態においては、回転軸32、検出レバー31、検出片34、支持ピン33を一体で樹脂形成している。また、第1、第2、第3の支持部材41、42、43は給紙カバー10aの背面側に一体で樹脂形成されている。
次に、原稿が給紙トレイ15にセット(載置)された際のエンプティセンサS4の検出動作を説明する。先ず、操作者によって給紙トレイ15と給紙カバー10a間の給紙口に挿入された原稿は、その先端がストッパ部材60に当接して給紙トレイ15上に位置決めされる。このとき、給紙口から挿入される原稿の先端によって、給紙カバー10aと給紙トレイ15間に垂下された検出レバー31が給紙方向上方に回動する。そして、回動した検出レバー31は、図6に示すように原稿の上面に当接し、傾いた状態で保持される。
なお、検出レバー31は垂下した状態でその下方の一端部が給紙トレイ15の原稿載置面に形成された開口15aに進入している。つまり、検出レバー31は垂下した状態において、その先端が給紙トレイ15の原稿載置面よりも下方に位置している。これによって、給紙トレイ15と給紙カバー10a間に挿入された原稿の先端は確実に検出レバー31に突き当たり、検出レバー31を回動する。
検出レバー31が原稿の先端によって、回転軸32及び支持ピン33を支点として回動すると、回動軸32も図中時計回りに回転する。回動軸32が回転すると回動軸32の一端部32a側に設けられた検出片34が回転する。この回転動作によって、検出器40の発光部と受光部との間を遮断していた検出片34が発光部と受光部との間から退避する。これにより、受光部は発光部からの光を受光し、受光したことに基づいて原稿が給紙トレイ15上にあると検出される。
なお、検出レバー31は、給紙トレイ15上の原稿が繰り出しローラ18によって全て繰り出された時点で垂下状態に戻る。検出レバー31が自重によって垂下される位置に回動することによって、検出片34は発光部と受光部との間の位置に移動して発光部からの光を遮断する。これによって、受光部は発光部から光を受光せず、これに基づいて原稿が給紙トレイ15上にないことが検出される。また、給紙トレイ15上の原稿を操作者が手動で取り除いた場合も検出レバー31が垂下状態に戻り、給紙トレイ15上の原稿が繰り出しローラ18によって全て繰り出されたときと同様な動作によって原稿が給紙トレイ15上にないことを検出する。
一方、給紙路25の経路中でジャムなどが生じ、ジャム処理を行うために給紙カバー10aを開状態とし、ジャム原稿を取り除くなどのジャム処理を行った後に給紙カバー10aを開状態から閉状態にする際のエンプティセンサS4の検出動作を説明する。
給紙路25を露出させた開位置から原稿を給紙可能となる閉位置に向けて給紙カバー10aを回動させると検出レバー31の先端は、給紙トレイ15上の原稿の上面に当接する(図7(a)参照。)。原稿の上面に当接した検出レバー31は支持ピン33が挿入された第3の支持部材43の長孔43aに沿って上方に移動する。このとき、検出レバー31とともに上方に移動するのは図5に示される回転軸32の他端部32b側のみであり、検出片34が取り付けられている回転軸32の一端部32a側は移動しない。つまり、回動軸32は検出レバー31の上方への移動によって一端部32a側から他端部32b側に向けて上方に傾くように構成されている。
そして、検出レバー31が所定の位置まで移動すると回転軸32の他端部32b側に設けられた回動レバー35の上端35aの先端側が第3の支持部材43と一体に形成された当接部材44に当接する(図7(b)参照。)。回動レバー35の上端35aの先端側が当接部材44に当接すると回動レバー35の上端35aの先端側の移動が阻止される。このとき、検出レバー31の先端は原稿面に当接し、検出レバー31には上方に移動する力が付与されているので、検出レバー31は回動レバー35と当接部材44の当接部分を支点にして給紙方向に回動する(図7(c)参照。)。これにより、回転軸32を介して検出片34が回転し、この回転動作によって検出器40の発光部と受光部との間を遮断していた検出片34が発光部と受光部との間から退避する。そして、給紙カバー10aが検出スイッチ80によって閉状態になったことが検出されると検出器40の受光部の受光状態を確認し、この受光部が発光部からの光を受光していれば給紙トレイ15上に原稿があることが検出される。
なお、検出レバー31の先端31aは、給紙方向に一定幅の細長い平面に形成されている。このように検出レバー31の先端31aを細長い平面状に形成し、この平面を原稿面に当接させることによって、検出レバー31が安定して略垂直方向に移動することができる。
つまり、本実施の形態においては、検出レバー31の原稿面に対して略垂直方向に移動可能に構成したので、給紙トレイ15上に原稿がある状態で給紙カバー10aを閉状態する際に原稿の上面にエンプティセンサS4の検出レバー31の先端が強く突き当たって原稿に損傷を与えることを防止することができる。特に、給紙トレイ15上の原稿が少枚数の薄紙である場合に検出レバーの先端によって生じる原稿破れを防止できる。
また、本実施の形態においては、給紙トレイ15上にセットされる原稿を検出する場合は、検出レバー31が垂下した位置で回動して原稿を検出するように構成し、ジャム処理後に給紙カバー10aを閉じた際に給紙トレイ15上の原稿を検出する場合は、検出レバー31が原稿面に当接して所定量移動した位置、すなわち回動レバー35が当接部材44に当接する位置で検出レバー31を回動するように構成している。これによって、給紙トレイ15上にセットされる原稿とジャム処理後の給紙トレイ15上の原稿のいずれも確実に検出すること可能となる。
また、回動レバー35を当接部材44に当接させることによって検出レバー31を強制的に回動させ、それによって給紙トレイ上の原稿を検出しているので、少ない検出レバー31の移動量で原稿の有無が検出できる。これによって、装置の高さ方向の大型化を抑えることができる。
さらに、上記の実施の形態においては、検出レバー31の先端が給紙トレイ10a上に突き当たる際には、上述したように回転軸32の他端部32b側が上方に移動し、一端部32a側は上昇しない構成となっているが、このような構成であっても検出レバー31の上方への移動によって検出片34を回転させるように構成したので、ジャム処理後に給紙カバー10aを閉じた際に給紙トレイ15上の原稿を確実に検出することができる。
搬送部12は、コンタクトガラス2の上流側にコンタクトガラス2に原稿を供給する一対の搬送ローラ22、下流側にコンタクトガラス2から原稿を排出する一対の搬送ローラ23を備えており、原稿は搬送路26に沿って搬送される。
排紙部13とスイッチバック部14は排紙トレイ16側の一部を共有しており、原稿を排紙トレイ16に排紙する排紙ローラ対24が設けられている。この排紙ローラ対24は、原稿を排紙トレイ16に排出する際には順方向に回転する。また、原稿の両面を読み取る際には原稿の表裏を反転して再びコンタクトガラス2に供給するために、排紙ローラ対24は原稿の後端側をニップした状態で逆回転して原稿をスイッチバックして給紙部11に送るように制御さる。
つまり、原稿の片面を読み取る片面モードでは排紙路27から排紙トレイ16上に原稿を排紙し、原稿の両面を読み取る両面モードでは排紙路27で原稿をスイッチバックした後にスイッチバック路28を介して給紙経路25の途中に戻すようにしている。なお、片面モード、両面モードの詳細については後述する。
原稿トレイ15には、原稿給紙方向に複数のセンサS1、S2、S3が設けられており、この複数のセンサS1、S2、S3のON−OFF状態により原稿トレイ上に載置された原稿の長さが検出される。また、給紙トレイ15上に載置された原稿の幅方向をサイドガイド17の移動量によって出力が変化するボリューム(図示せず)から検出し、この原稿幅の検出結果と複数のセンサS1,S2,S3によって検出される原稿長さに基づき原稿サイズを判断する。
また、原稿を案内する経路中には、前述した給紙トレイ15上に原稿が載置されたことを検出する検出手段としてのエンプティセンサS4、給紙路25を給紙される原稿の端部を検出するレジストセンサS5、コンタクトガラス2の手前に設けられ原稿の端部を検出するリードセンサS6、コンタクトガラス2から排出される原稿の端部を検出する排出センサS7がそれぞれ設けられている。そして、これらの各センサS1〜S7は、装置全体の駆動を制御するCPUを備える制御部100に接続されており、各センサからの検知信号に基づいて、各モータM1、M2が駆動される。
上記構成からなる自動原稿送り装置の原稿搬送制御動作を具体的に説明する。
まず、原稿の片面を読み取る片面モードについて説明すると、エンプティセンサS4がON状態、すなわち給紙トレイ15上に原稿が載置されたことが検知されると給紙モータM1が正転駆動され、原稿が給紙される。このとき、繰り出しローラ18と給紙ローラ19は、原稿送り方向に回転されるが、レジストローラ対21はワンウエイクラッチの作用によって回転しない。そして、レジストセンサS5が給送された原稿の先端を検知すると、その検知から所定時間後に給紙モータM1は一旦停止される。給紙モータM1が停止したとき、原稿の先端はレジストローラ対21のニップ部に当て付けられてたわみが形成され、原稿の先端が整合されスキューが除去される。そして、この一旦停止後、給紙モータM1は逆転駆動されると共に、搬送モータM2が駆動される。このとき、繰り出しローラ18は原稿から離間する位置に上昇し、給紙ローラ19は、ワンウエイクラッチWO1の作用によって駆動が断たれ、レジストローラ対21のレジスト駆動ローラ21aは原稿送り方向に回転される。
上記モータM1、M2の回転駆動により、原稿は給紙路25から搬送路26に搬送され、コンタクトガラス2の前後の搬送ローラ対22、23及び排紙ローラ対24によってコンタクトガラス2上を通過する。このとき、原稿の表面(片面)は読取手段によって副走査され、読み取られる。
そして、読み取られた原稿は、その先端で排紙路27を塞ぐように配置されたフラッパ29の先端を押し上げ、排紙ローラ対24によって排紙トレイ16上に搬送される。
次に、原稿の両面を読み取る両面モードについて説明する。
給紙トレイ15上に原稿が載置されたことがエンプティセンサS4で検知されると原稿は片面モードと同様に繰り出しローラ18、給紙ローラ19、レジストローラ対21により、コンタクトガラス2上に送られて読取手段によって表面が読み取られて排紙路27に案内される。
その後に、この両面モードでは、原稿の表裏を反転して再びコンタクトガラス2上に原稿を再供給するために、スイッチバック反転動作を実行する。このスイッチバック反転動作では、先ず、原稿の後端がフラッパ29を通過した所定の位置に到達すると搬送モータM2の駆動を停止する。このとき、原稿はその後端側が排紙ローラ対24にニップされて停止される。
その後、搬送モータM2は逆転駆動される。これにより、排紙ローラ対24は逆回転し、原稿はスイッチバックされ、原稿の通過に伴って排紙路27を塞ぐ位置に移動したフラッパ29の原稿案内面に沿ってスイッチバック路28を案内される。そして、スイッチバック路28に案内される原稿の先端がレジストローラ対21のニップ部に到達すると、原稿を再給紙するために給紙モータM2を逆転駆動する。これによって、レジストローラ対21を回転する。そして、レジストローラ対21に原稿の先端が確実にニップすると搬送モータM2を正転駆動する。これによって、各搬送ローラ対22、23を回転し、同時に排紙ローラ対24も排紙方向に回転する。
この一連のレジストローラ対21、搬送ローラ対22、23、排紙ローラ対24の動作によって、原稿は給紙路25、搬送路26に沿って反転されて給紙、搬送される。そして、コンタクトガラス2上を通過する。このとき、原稿の裏面が読取手段によって副走査されて読み取られる。
その後、排紙路27を案内された原稿は排紙トレイ16に頁順を揃えて排紙するために、再びスイッチバック反転動作を実行する。そして、スイッチバック反転動作が実行され、頁順が揃えられた原稿は、排紙路27から排紙トレイ16に排紙される。なお、この頁揃えのためのスイッチバック反転動作においても、原稿はコンタクトガラス2上に搬送されるが、ここでは原稿の読取走査を行わない。
本発明のシート給紙装置を適用した自動原稿送り装置と自動原稿送り装置が搭載される画像読取装置の構成を示す断面図である。 本発明のシート給紙装置を適用した自動原稿送り装置の要部を示す断面図である。 本発明のシート給紙装置を適用した自動原稿送り装置の給紙カバーの開閉状態を示す断面図である。 本発明が係る検出機構を示す要部断面図である。 本発明が係る検出機構を示す要部斜視図である。 給紙トレイ上に原稿をセットする際のシート検出機構の状態を示すも模式図である。 給紙カバーを開閉した際のシート検出機構の状態を示す模式図である。 本発明のシート給紙装置を適用した自動原稿送り装置の制御ブロック図である。
符号の説明
1 画像読取装置本体
10 自動原稿送り装置
10a 給紙カバー
11 給紙部
15 給紙トレイ
18 繰り出しローラ
19 給紙ローラ
20 分離パット
25 給紙路
31 検出レバー
32 回転軸
33 回転支持ピン
34 検出片
35 回動レバー(回動片)
40 検出器
41 第1の支持部材
42 第2の支持部材
43 第3の支持部材
43a 長孔
44 当接部材
60 ストッパ部材
S4
エンプティセンサ

Claims (7)

  1. シートを積載する給紙トレイと、この給紙トレイ上のシートに当接してシートを繰り出す繰り出し手段と、前記繰り出し手段で繰り出されたシートを1枚に分離して給紙する給紙手段と、前記給紙トレイの給紙口よりもシート給紙方向の上流側で前記給紙トレイ上に載置されるシートを検出するシート検出手段と、を備えたシート給紙装置において、
    前記シート検出手段は、
    前記給紙トレイ上に載置されたシートに当接する検出レバーと、前記検出レバーを略垂直方向に移動可能に支持すると共に、前記検出レバーを第1の位置と該第1の位置から略垂直方向に移動した第2の位置で回動可能に支持するレバー支持手段と、前記検出レバーをシート給紙方向に回動させるための当接部材と、前記検出レバーに設けられ、前記検出レバーが略垂直方向に移動した前記第2の位置で前記当接部材に当接して該検出レバーをシート給紙方向に回動させる回動片と、を備えたことを特徴とするシート給紙装置。
  2. 前記レバー支持手段は、前記検出レバーに設けられ該検出レバーを回動自在に支持するための回動軸と、この回動軸を略垂直方向に移動自在に支持する長孔が形成された支持部材とを有することを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
  3. 前記レバー支持手段は、前記検出レバーの一端側に設けられ、シート給紙方向と直交するシート幅方向に延設された回動軸、前記回動軸を回動自在に支持するとともに該回動軸の一端側を略垂直方向に移動自在に支持する長孔が形成された第1の支持部材と、前記回動軸の他端側を回動自在に支持する第2の支持部材を有することを特徴とする請求項1に記載のシート給紙装置。
  4. 前記シート検出手段は、前記検出レバーの回動動作に連動して移動する検出片と、この検出片の位置を検出してシートの有無を検出する検出センサと、を有し、前記回動軸の他端部は前記給紙トレイのシート載置面よりも外側に延設され、その他端部に前記検出片を設け、前記検出センサを前記給紙トレイのシート載置面におけるシート幅方向に対して外側に配置したことを特徴とする請求項3に記載のシート給紙装置。
  5. 前記給紙手段で給紙されるシートを給紙方向下流側に案内する一対のガイド部材で形成される給紙路と、一対の前記ガイド部材の一方が取り付けられて前記給紙路を開放する開位置と前記給紙路を形成する閉じ位置に移動自在に設けられた給紙カバーと、を備え、
    前記シート支持手段は、前記給紙カバーを閉じ位置に移動させる際に前記検出レバーの端部がシートの上面に当接して該検出レバーを略垂直方向に移動するように支持することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のシート給紙装置。
  6. 前記給紙カバーを閉じ位置に移動させる際に、前記検出レバーの端部のシートに当接する面を給紙方向に細長い平らな面で形成した請求項5に記載のシート給紙装置。
  7. 前記検出レバーは、前記第1の位置において自重で垂下するように前記レバー支持手段にて支持され、前記給紙トレイ上にシートを載置する際にシートの先端によって前記検出レバーをシート給紙方向に回動することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート給紙装置。
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