JP5082945B2 - Ip電話機及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インターネット・プロトコル(IP)を利用して音声通話を実現するIP電話システムにおいて使用されるIP電話機及びその制御方法に関するものであり、特に、IP電話機の消費電力の低減と利便性の向上に関するものである。
IP電話機は、スイッチングハブ等のLAN機器を介して、IP交換機能を有する主装置(IP交換機)と論理的に接続される。IP電話機への給電及び省電力制御は、例えば、以下の2つの方式で実施されていた。
第1の方式は、給電対応スイッチングハブからLANケーブルを通して各IP電話機に給電する、PoE(Power over Ethernet)技術を用いる方式である(IEEE802.3af)。第1の方式における省電力制御は、主装置に設けられた切替タイマ回路が所定条件を満足したときに、主装置が、制御コマンドによって、IP電話機が接続されているスイッチングハブの接続ポートからの給電をON又はOFF(すなわち、給電実行又は給電停止)させることで、実行されていた(例えば、特許文献1参照)。
第2の方式は、各IP電話機が、自身のACアダプタから給電されており、各IP電話機の内部に設けられた切替タイマ回路が所定条件を満足したとき、又は、主装置からの制御コマンドを受信したときに、自身のACアダプタからの給電条件を変更して、省電力モードに移行する方式である。
特開2007−173923号公報
上記第1の方式は、主装置からの制御コマンドに基づいて、給電対応スイッチングハブを、給電実行モード又は給電停止モードに切り替える方式であるので、夜間や休日に事業所内のIP電話機の給電状態を一斉に切り替えるシステムに適している。なお、給電停止モード期間中のIP電話機を宛先とする着信は、夜間・休日応答用のIP電話機に転送(着信代行)させる。
しかし、第1の方式においては、給電再開時刻になり主装置から給電実行の制御コマンドが発信されなければ、給電停止モードから給電実行モードへの復帰は実行されなかった。このため、第1の方式においては、給電停止モード期間中のIP電話機を急遽使用したい状況が発生しても、給電実行モードへの復帰を簡単に行なうことはできなかった。これは、給電停止モード期間中のIP電話機からは、主装置に給電実行モードへの復帰要求コマンドを送信することができないからである。したがって、IP電話機を給電実行モードへ復帰させるためには、主装置の保守者に対して当該IP電話機への給電再開を依頼し、主装置で給電再開のための設定を実行してもらう必要があり、非常に手間がかかるという問題があった。
また、第1の方式においては、給電停止モード期間中のIP電話機を宛先とする着信を代行するための転送先のIP電話機(着信代行電話番号)の設定も主装置で行なっていたので、給電停止モード期間中に、IP電話機のユーザが転送先を変更することはできず、柔軟性に欠けるという問題があった。
なお、第1の方式において使用される給電対応スイッチングハブは、高価であるので、特に、大規模事業所のようにIP電話機が数百台以上利用される環境においては、システム価格が非常に高くなっていた。
上記第2の方式の場合、主装置はIP電話機との間で、監視用IPパケットの送受信を実行することにより、IP電話機の正常性監視を実施しており、また、主装置からの制御コマンド(例えば、通常動作モードへの復帰命令)の受信待機のために省電力モード期間中であっても、正常性監視は継続動作されていた。このように、第2の方式の場合には、正常性監視のため、省電力モード期間中であっても、制御回路への給電は停止しておらず、給電停止できるのは、LCDやLED等の表示部に限られていた。したがって、第2の方式の場合は、省電力モード期間中であっても、IP電話機の操作によって通常運転モードに復帰させることが可能であり、また、省電力モード期間中のIP電話機から省電力モード期間中の着信代行電話番号の変更を行なうことができ、柔軟性が高くなっている。
しかしながら、第2の方式の場合、省電力モードであっても主装置との間の正常性監視処理のために、まだIP電話機の多くの部分が通電されているので、消費電力の低減が十分ではないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、省電力モード期間中における消費電力の一層の低減と省電力モード期間中における利便性の向上の両方を実現できるIP電話機及びその制御方法を提供することにある。
本発明のIP電話機は、ネットワークを介して主装置に接続されるIP電話機であって、ユーザ操作によって前記IP電話機をオンフック状態又はオフフック状態に切り替える手段を少なくとも含む操作及び制御手段と、外部電源に接続され、前記外部電源から前記操作及び制御手段への給電を実行する通常動作モード又は前記外部電源から前記操作及び制御手段への給電を停止する省電力モードに切り替える給電切替回路と、前記通常動作モード期間中に前記操作及び制御手段においてユーザ操作の無い期間を測定し、ユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出する切替タイマ回路と、内蔵電池と、前記内蔵電池により動作し、前記省電力モード期間中に前記操作及び制御手段におけるユーザ操作の有無を監視する操作監視回路とを有し、前記給電切替回路は、前記通常動作モード期間中に、前記切替タイマ回路がユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出したときには、前記通常動作モードから前記省電力モードに切り替え、前記省電力モード期間中に、前記操作監視回路が前記操作及び制御手段におけるユーザ操作を検出したときには、前記省電力モードから前記通常動作モードに切り替え、前記操作及び制御手段は、前記省電力モード期間中に前記IP電話機を宛先とする着信があったときに着信を代行する電話機の着信代行電話番号を保持する手段を含み、前記通常動作モードから前記省電力モードに移行する際に、前記着信代行電話番号を含む省電力移行連絡を、前記主装置に通知し、前記主装置から、前記着信代行電話番号の電話機が転送可能な状態であることの確認結果の通知を受領した後に、前記省電力モードに移行することを特徴としている。
本発明のIP電話機の制御方法は、ネットワークを介して主装置に接続されるIP電話機の制御方法であって、前記IP電話機は、ユーザ操作によってIP電話機をオンフック状態又はオフフック状態に切り替える手段を少なくとも含む操作及び制御手段と、外部電源から前記操作及び制御手段への給電を実行する通常動作モード又は外部電源から前記操作及び制御手段への給電を停止する省電力モードに切り替える給電切替回路と、前記通常動作モード期間中に前記操作及び制御手段においてユーザ操作の無い期間を測定し、ユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出する切替タイマ回路と、内蔵電池により動作し、前記省電力モード期間中に前記操作及び制御手段におけるユーザ操作の有無を監視する操作監視回路とを有し、前記通常動作モードにおいて、前記切替タイマ回路が、前記操作及び制御手段においてユーザ操作の無い期間を測定するステップと、前記切替タイマ回路がユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出したときに、前記給電切替回路が、前記通常動作モードから前記省電力モードに切り替えるステップとを有し、前記省電力モードにおいて、前記操作監視回路が、前記内蔵電池により動作し、前記操作及び制御手段におけるユーザ操作の有無を監視するステップと、前記給電切替回路が、前記操作及び制御手段におけるユーザ操作が検出されたときに、前記省電力モードから前記通常動作モードに切り替えるステップとを有し、前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行する際に、前記操作及び制御手段が、前記省電力モード期間中に前記IP電話機を宛先とする着信があったときに着信を代行する電話機の着信代行電話番号を含む省電力移行連絡を、前記主装置に通知するステップと、前記操作及び制御手段が、前記主装置から、前記着信代行電話番号の電話機が転送可能な状態であることの確認結果の通知を受領した後に、前記省電力モードに移行させるステップとを有することを特徴としている。
本発明によれば、IP電話機の省電力モード期間中における消費電力の一層の低減とIP電話機の省電力モード期間中における利便性の向上の両方を実現できるという効果を得ることができる。また、本発明によれば、IP電話機を主装置に接続するために使用されるネットワーク機器を給電機能を持たない機器にすることができるので、システム構成に要するコストを低減できるという効果もある。
《1.実施の形態の構成》
図1は、本発明の実施の形態に係るIP電話機を含むIP電話システムの構成を概略的に示す図である。図1に示されるIP電話システムは、IP電話機(A)1と、IP電話機(B)2と、スイッチングハブ3と、外線又は専用線(電話回線)5に接続された主装置(IP交換機)4と、IP電話機(A)1とスイッチングハブ3とを接続するLANケーブル6と、IP電話機(B)2とスイッチングハブ3とを接続するLANケーブル7と、主装置4とスイッチングハブ3とを接続するLANケーブル8とを有している。IP電話機(A)1は、外部電源であるAC電源(ACコンセント)からACアダプタ1aを介して給電されており、IP電話機(B)2は、AC電源からACアダプタ2aを介して給電されている。スイッチングハブ3は、PoE給電機能を有さないスイッチングハブである。図1に示されるIP電話システムにおいては、IP電話機(A)1及びIP電話機(B)2は、スイッチングハブ3からの給電によってではなく、それぞれACアダプタ1a及び2aを介した給電によって動作する。また、IP電話機(A)1及びIP電話機(B)2では、LANケーブル6及び7、スイッチングハブ3、LANケーブル8、及び主装置4を介して外線通話又は内線通話が行なわれる。なお、IP電話機の台数は2台に限定されず、また、スイッチングハブ3の台数も1台に限定されない。また、ACアダプタ1a及び2aは、IP電話機(A)1及びIP電話機(B)2に内蔵されていてもよい。
図2は、図1に示されるIP電話機(A)1の構成を概略的に示すブロック図である。図2に示されるように、IP電話機(A)1は、IP電話機(A)1の操作及び制御のための各種機能を担う操作及び制御手段10と、給電切替回路20と、切替タイマ回路21と、内蔵電池22と、充電回路23と、操作監視回路24と、LANインターフェース(I/F)25とを有している。
IP電話機(A)1の操作及び制御手段10は、利用者(ユーザ)によるダイヤル操作等の各種操作を行なう操作部11と、通話用のマイク部及び音声出力部を備えた受話器12と、受話器12を上げたときにダイヤル操作を可能(オフフック状態)にするフックスイッチ13と、受話器12を置いたままダイヤル操作を可能(オフフック状態)にするために操作されるスピーカボタン14と、操作及び制御手段10を含むIP電話機(A)1の全体の動作を制御する制御部15と、LANケーブル6が接続されるLANインターフェース(I/F)25とを有している。フックスイッチ13及びスピーカボタン14は、IP電話機(A)1をオンフック状態又はオフフック状態に切り替える手段としての機能を持つ。また、操作及び制御手段10は、後述する切替タイマ回路21を有している。
IP電話機(A)1の給電切替回路20には、AC電源からACアダプタ1aを介して給電される。給電切替回路20は、AC電源から操作及び制御手段10への給電(図2における符号Vi)を実行する通常動作モード又はAC電源から操作及び制御手段10への給電を停止する省電力モードのいずれかに切り替える。また、給電切替回路20は、通常動作モード期間中に充電回路23への給電を実行し、省電力モード期間中に充電回路23への給電を停止する。
IP電話機(A)1の切替タイマ回路21は、通常動作モード期間中に操作及び制御手段10においてユーザ操作の無い期間を測定し、ユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えた場合は、給電切替回路20に無操作期間の条件を満たしたことを通知(図2における符号St)する。
IP電話機(A)1の操作監視回路24は、内蔵電池22から供給される電力(図2における符号Vb)によって動作し、省電力モード期間中に、操作及び制御手段10におけるユーザ操作の有無を監視する。省電力モード期間中における操作監視回路24が検出する操作及び制御手段10におけるユーザ操作は、受話器1を上げる操作又はスピーカボタン14の操作である。ユーザ操作の有無は、例えば、受話器12が上げられたときのフックスイッチ13の切り替え、又は、スピーカボタン14の押下によって検出される。また、内蔵電池22は、通常動作モード期間中に、給電切替回路20から給電される充電回路23によって充電される。ただし、内蔵電池22は、充電電池に限定されない。また、充電回路23の構成も、図示の構成に限定されない。
IP電話機(A)1の給電切替回路20は、通常動作モード期間中に、切替タイマ回路21がユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出したときには、IP電話機(A)1の動作モードを、通常動作モードから省電力モードに切り替える。また、給電切替回路20は、省電力モード期間中に、操作監視回路24が操作及び制御手段10におけるユーザ操作を検出したときには、IP電話機(A)1の動作モードを、省電力モードから通常動作モードに切り替える。
操作及び制御手段10の制御部15は、操作部11を用いたユーザ操作に応じて、IP電話機(A)1の動作モードを、通常動作モードから省電力モードに強制的に移行させる動作を実行させることができる。また、操作及び制御手段10の制御部15は、省電力モード期間中のIP電話機を宛先とする着信があったときに着信を代行する電話機の電話番号(着信代行電話番号)を保持する機能をも有している。さらに、操作及び制御手段10の制御部15は、通常動作モードから省電力モードに移行する際に、省電力モード期間中のIP電話機を宛先とする着信があったときに着信を代行する電話機の電話番号(着信代行電話番号)を含む省電力移行連絡を、主装置4に通知し、主装置4から、着信代行電話番号が所定条件を満たすことの通知を受領した後に、省電力モードに移行するめの制御を行なう(詳細な説明は、後述の図3の説明で行なう。)。また、操作及び制御手段10の制御部15は、省電力モードから通常動作モードに復帰した後に、通常動作モードへの復帰連絡を主装置4に通知し、主装置4から、着信代行電話番号への転送の設定の解除の通知を受信する。さらにまた、操作及び制御手段10の制御部15は、通常動作モード期間中は、主装置4との間で、監視用IPパケットを送受信する動作を実行することによって、IP電話機の正常性の監視を実行し、省電力モード期間中は、主装置4との間で、IP電話機の正常性の監視を停止する機能をも有する。
《2.実施の形態の動作》
図3は、本発明の実施の形態に係るIP電話機(A)1を含むIP電話システムの動作(IP電話機(A)1の制御方法)を示すシーケンス図である。図3に示されるIP電話機の制御方法が実行されるIP電話システムは、図1に示されるシステムである。
通常動作モード期間中は、IP電話機(A)1と主装置4との間で正常性監視が行われる(ステップS1)。また、通常動作モード期間中に外線5からIP電話機(A)1宛の着信があった場合は、IP電話機(A)1に着信する(ステップS2)。
通常動作モード期間中に、切替タイマ回路21が、IP電話機(A)1において所定の設定時間、操作及び制御手段10における操作が無いことを検出すると(すなわち、切替タイマ回路21内の図示しない無操作監視タイマが満了すると)(ステップS3)、IP電話機(A)1は、主装置4に「省電力移行連絡」のメッセージを送信する(ステップS5)。このとき、省電力モードに移行したIP電話機を宛先とする着信を代行する電話機の内線番号等(着信代行電話番号)をも通知する。着信代行電話番号は、予めIP電話機内部に設定可能である。着信代行電話番号を複数設定しておき、省電力モードに自動移行するときに、いずれかの着信代行電話番号を選択して通知するように構成することも可能である。なお、図3の例においては、着信代行電話番号として、IP電話機(B)2の内線番号を通知している。
通常動作モードから省電力モードへの移行を希望するユーザのIP電話機(A)1における手動操作によって、IP電話機(A)1を省電力モードに強制的に移行させることも可能である(ステップS4)。この操作は、例えば、ユーザが帰宅するとき等に、ユーザが強制的にIP電話機(A)1を省電力モードに移行させたい場合に利用する。この操作は、例えば、省電力モード移行用の特別の番号(「省電力特番」とも言う。)をIP電話機(A)1でダイヤルすることによって、又は、図示しない省電カモード移行用のボタン(例えば、操作及び制御手段10内に設けられる)を押下することによって実施される。省電カモード期間中における転送先の電話機の電話番号(着信代行電話番号)もこの操作の際に、ダイヤルすることで、主装置4に通知することもできる。例えば、省電力特番として「90」がシステム番号計画で定義されており、省電力モード期間中における転送先の電話機をIP電話機(B)2に指定したい場合の操作は、IP電話機(A)1で「90」をダイヤルし、主装置4からの応答音を確認した後に、転送先である「IP電話機(B)の内線番号」をダイヤルする、という手順で行なうことができる。
IP電話機(A)1から省電力移行連絡及び着信代行電話番号情報を受信した主装置4は、転送先の電話機が転送可能な状態かどうかの確認を行う(ステップS6)。IP電話機(A)1内に予め設定されている転送先番号であればシステム設計段階において転送先電話として予約されたものであり指定先として問題はないが、IP電話機(A)1のユーザが手入力によって電話番号を指定した場合には、転送先の電話機が既に省電力モードなどの転送できない状態にある場合もあり得るので、転送先の電話機が受信可能か否かの確認を行う。転送可能ではない場合は、主装置4は、条件エラーとしてIP電話機(A)1に応答する(ステップS7)。条件エラーを受信したIP電話機(A)1は、LCD画面等に条件エラー表示を行い、ユーザに転送先を変更するように促す。ユーザは、主装置4からの条件エラーを受信した場合、転送先を別の電話機に変更して、主装置4に登録処理を行う(ステップS8)。主装置4は、転送先の電話機が転送可能な状態かどうかの確認を行う(ステップS9)。転送可能である場合には、主装置4はIP電話機(A)1の省電力モード期間中の転送先をIP電話機(B)2に設定し、チェック結果をOKとしてIP電話機(A)1に通知する(ステップS10)。
チェック結果OKの通知(ステップS10)を受けたIP電話機(A)1は、自身の内部状態を省電力モードに移行させる(ステップS11)。すなわち、給電切替回路20は、ACアダプタ1aから操作及び制御手段10及び充電回路23への給電を停止し、内蔵電池22により動作する操作監視回路24によってフックスイッチ13とスピーカボタン14のみの操作を監視する省電力モードに移行する(ステップS12)。操作監視回路24以外の回路は、給電切替回路20からの給電が停止されることにより、動作停止になる。
省電力モード期間中のIP電話機(A)1を宛先とする着信は、IP電話機(A)1の省電力モード期間中の転送先であるIP電話機(B)2に着信する(ステップS13)。また、主装置14は、IP電話機(A)1が省電力状態であると認知済みであるので、この間のIP電話機(A)1の正常性監視は中断され、監視エラーとは扱わない。
IP電話機(A)1について、省電力モード期間中にフックスイッチ13又はスピーカボタン14が操作されると、IP電話機(A)1の操作監視回路24が操作を検出し、検出信号Smを給電切替回路20に送信する。給電切替回路20は、ACアダプタからのAC電源の操作及び制御手段10への給電を再開し、通常運転モードに復帰し(ステップS17)、主装置4に通常運転モードへの復帰を通知する(ステップS14)。主装置4は、省電力モード期間中の転送先の電話機の電話番号を解除し(ステップS15)、IP電話機(A)1に転送条件解除(OK信号)を通知する(ステップS16)。
主装置4は、IP電話機(A)1との間で再び正常性監視を行い、また、IP電話機(A)1宛の着信があった場合は、IP電話機(A)1に着信する状態に戻る。IP電話機(A)1は、通常動作モード期間中は、ACアダプタ1aからの給電で動作し、この際に内蔵電池22への充電が行われ、既に説明した、正常性監視、並びに、無操作時間の監視及び省電力移行のユーザ操作の監視を行なう。
《3.実施の形態の効果》
実施の形態に係るIP電話機(A)1又はその制御方法によれば、ユーザが、省電力モード期間中のIP電話機を使用したいときには、そのIP電話機を操作する(例えば、受話器12を上げてフックスイッチ13によってオフフック状態に移行する、又は、スピーカボタン14を押すことによってオフフック状態に移行する)ことによって、IP電話機(A)1を通常動作モードに復帰させることができるので、IP電話機(A)1の利便性を向上させることができる。
また、実施の形態に係るIP電話機(A)1によれば、IP電話機(A)1の動作状況に基づいて(内蔵する切替タイマ回路21の計測時間が所定の設定時間を超えたときに)、通常運転モードから省電力モードに切り替え、操作監視回路24のみが稼動することになるためIP電話機について最適な省電力制御を行なうことができ、その結果、個々のIP電話機における、及び、IP電話システム全体における消費電力の一層の低減を実現することが可能になる。
また、実施の形態に係るIP電話機(A)1によれば、IP電話機(A)1の省電力モード期間中に、動作が必要な操作監視回路24を内蔵電池22で稼働させており、IP電話機(A)1内部における給電停止箇所を広範な部分にすることができる、その結果、個々のIP電話機における、及び、IP電話システム全体における消費電力の一層の低減を図ることができる。
また、実施の形態に係るIP電話機(A)1によれば、給電機能を持たない比較的安価なスイッチングハブを用いることができるので、給電対応スイッチングハブを用いたIP電話システムに比べて、IP電話システムの構成コストの低減を図ることが可能になる。
特に、大規模事業所のように数百台以上のIP電話機を導入するような場合には、システム構築コストの低減、及び電話機利用者の利便性を確保しつつも、IP電話システム全体の消費電力を従来よりもさらに低減することができるため有効な手段となる。
本発明の実施の形態に係るIP電話機を含むIP電話システムの構成を概略的に示す図である。 図1に示されるIP電話機の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話機を含むIP電話システムの動作(IP電話機の制御方法)を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 IP電話機(A)、 1a ACアダプタ、 2 IP電話機(B)、 2a ACアダプタ、 3 スイッチングハブ、 4 主装置(IP交換機)、 5 外線又は専用線、 6,7,8 LANケーブル、 10 操作及び制御手段、 11 操作部、 12 受話器、 13 フックスイッチ、 14 スピーカボタン、 15 制御部、 20 給電切替回路、 21 切替タイマ回路、 22 内蔵電池、 23 充電回路、 24 操作監視回路、 25 LANインターフェース(I/F)。

Claims (9)

  1. ネットワークを介して主装置に接続されるIP電話機であって、
    ユーザ操作によって前記IP電話機をオンフック状態又はオフフック状態に切り替える手段を少なくとも含む操作及び制御手段と、
    外部電源に接続され、前記外部電源から前記操作及び制御手段への給電を実行する通常動作モード又は前記外部電源から前記操作及び制御手段への給電を停止する省電力モードに切り替える給電切替回路と、
    前記通常動作モード期間中に前記操作及び制御手段においてユーザ操作の無い期間を測定し、ユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出する切替タイマ回路と、
    内蔵電池と、
    前記内蔵電池により動作し、前記省電力モード期間中に前記操作及び制御手段におけるユーザ操作の有無を監視する操作監視回路と
    を有し、
    前記給電切替回路は、
    前記通常動作モード期間中に、前記切替タイマ回路がユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出したときには、前記通常動作モードから前記省電力モードに切り替え、
    前記省電力モード期間中に、前記操作監視回路が前記操作及び制御手段におけるユーザ操作を検出したときには、前記省電力モードから前記通常動作モードに切り替え
    前記操作及び制御手段は、
    前記省電力モード期間中に前記IP電話機を宛先とする着信があったときに着信を代行する電話機の着信代行電話番号を保持する手段を含み、
    前記通常動作モードから前記省電力モードに移行する際に、前記着信代行電話番号を含む省電力移行連絡を、前記主装置に通知し、
    前記主装置から、前記着信代行電話番号の電話機が転送可能な状態であることの確認結果の通知を受領した後に、前記省電力モードに移行する
    ことを特徴とするIP電話機。
  2. 前記操作及び制御手段は、ユーザ操作によって前記通常動作モードから前記省電力モードに移行させる手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のIP電話機。
  3. 前記省電力モードから前記通常動作モードに復帰した後に、前記操作及び制御手段は、
    前記通常動作モードへの復帰連絡を、前記主装置に通知し、
    前記主装置から、前記着信代行電話番号への転送の設定の解除の通知を受信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のIP電話機。
  4. 前記操作及び制御手段は、
    前記通常動作モード期間中は、前記主装置との間で、監視用IPパケットを送受信する動作を実行することによって、前記IP電話機の正常性の監視を実行し、
    前記省電力モード期間中は、前記主装置との間で、前記IP電話機の正常性の監視を停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のIP電話機。
  5. 前記操作及び制御手段は、
    少なくともダイヤル操作を含むユーザ操作が行なわれる操作部と、
    受話器と、
    前記受話器を上げたときに、ダイヤル操作を可能にするフックスイッチと、
    前記受話器を置いたまま、ダイヤル操作を可能にするために操作されるスピーカボタンと
    を含み、
    前記省電力モード期間中に、前記操作監視回路が検出する前記ユーザ操作は、前記受話器を上げる操作又は前記スピーカボタンの操作を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のIP電話機。
  6. 前記内蔵電池を充電する充電回路を有し、
    前記給電切替回路は、前記通常動作モード期間中に前記充電回路への給電を実行し、前記省電力モード期間中に前記充電回路への給電を停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のIP電話機。
  7. ネットワークを介して主装置に接続されるIP電話機の制御方法であって、
    前記IP電話機は、ユーザ操作によってIP電話機をオンフック状態又はオフフック状態に切り替える手段を少なくとも含む操作及び制御手段と、外部電源から前記操作及び制御手段への給電を実行する通常動作モード又は外部電源から前記操作及び制御手段への給電を停止する省電力モードに切り替える給電切替回路と、前記通常動作モード期間中に前記操作及び制御手段においてユーザ操作の無い期間を測定し、ユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出する切替タイマ回路と、内蔵電池により動作し、前記省電力モード期間中に前記操作及び制御手段におけるユーザ操作の有無を監視する操作監視回路とを有し、
    前記通常動作モードにおいて、
    前記切替タイマ回路が、前記操作及び制御手段においてユーザ操作の無い期間を測定するステップと、
    前記切替タイマ回路がユーザ操作の無い期間が所定の設定時間を超えたことを検出したときに、前記給電切替回路が、前記通常動作モードから前記省電力モードに切り替えるステップとを有し、
    前記省電力モードにおいて、
    前記操作監視回路が、前記内蔵電池により動作し、前記操作及び制御手段におけるユーザ操作の有無を監視するステップと、
    前記給電切替回路が、前記操作及び制御手段におけるユーザ操作が検出されたときに、前記省電力モードから前記通常動作モードに切り替えるステップとを有し
    前記通常動作モードから前記省電力モードへ移行する際に、
    前記操作及び制御手段が、前記省電力モード期間中に前記IP電話機を宛先とする着信があったときに着信を代行する電話機の着信代行電話番号を含む省電力移行連絡を、前記主装置に通知するステップと、
    前記操作及び制御手段が、前記主装置から、前記着信代行電話番号の電話機が転送可能な状態であることの確認結果の通知を受領した後に、前記省電力モードに移行させるステップと
    を有することを特徴とするIP電話機の制御方法。
  8. 前記省電力モードから前記通常動作モードに復帰した後に、
    前記操作及び制御手段が、前記通常動作モードへの復帰連絡を、前記主装置に通知するステップと、
    前記操作及び制御手段が、前記主装置から、前記着信代行電話番号への転送の設定の解除の通知を受信するステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載のIP電話機の制御方法。
  9. 前記通常動作モード期間中に、前記操作及び制御手段が、前記主装置との間で、監視用IPパケットを送受信する動作を実行することによって、前記IP電話機の正常性の監視を実行するステップを有する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のIP電話機の制御方法。
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