JP5081909B2 - モルタルおよびコンクリート表面の凝結を遅延させる方法 - Google Patents

モルタルおよびコンクリート表面の凝結を遅延させる方法 Download PDF

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Description

本発明は水和可能なセメント質材料の表面凝結遅延に関し、特に、モルタルまたはコンクリートの表面に非石油基材のホットメルトコーティング組成物を適用し、次にホットメルトコーティング組成物を放置硬化させて膜を形成させ、その後、膜を除去する工程を含んでなる方法に関する。あるいはまた、ホットメルトコーティング組成物はモルタルまたはコンクリートを成形するための型の内面に適用することができ、モルタルまたはコンクリートが硬化された後に、ホットメルトコーティング組成物が除去される。
表面からの水分の蒸発を最少にし、それによりコンクリート内の収縮亀裂の発生を回避または最少にするために、新鮮な注入コンクリート上にコーティング化合物を適用することが知られている。このようなコーティング化合物は典型的には、水基材または石油基材の担体中に分散された樹脂またはワックスの使用を含んでなる。コーティングは典型的には新鮮なコンクリート上に噴霧され、噴霧されたコンクリートからの水または溶媒の蒸発後に、密着した膜が形成されるように、その場に数日または数週間放置される。その後、塗料層またはアスファルト層が適用される場合は、次のコーティング材料の接着を無効にすることを回避するために、コーティングを完全に除去しなければならない。コーティングはサンドブラストまたは路面破砕により除去することができる。従って除去ステップは高価であり、時間を必要とする。例えば、サンドブラストはコンクリート表面を露出するために、すべての樹脂またはワックス残留物を除去することが重要であり、さもないと、その後のコーティングまたは塗料がコンクリートに適当に付着しないために、サンドブラストは大きな労力を要する。
その凝結を遅延させるためにコンクリート表面をコートすることに加えて、更に、コンクリートを成形するために型の内面にコーティング材料を適用することも知られている。例えば、Sekineの特許文献1は、コーティング材料との接触を維持するセメントモルタルの表面の凝結を防止するためのコーティング材料の使用を開示している(特許文献1参照)。Sekineにより教示されたコーティング材料は,無水マレイン酸および無水フタル酸またはイソフタル酸のいずれかと、プロピレングリコールを混合することから製造される、高い吸水性をもつ粉末ポリマーである。コーティング材料は水洗により除去することができ、その後に、コンクリートの露出面に装飾材料または模様を適用することができる。
Kobayashi等の特許文献2は、装飾骨材の使用を減少し、長い作業時間を回避することができると称される、コンクリート中の骨材を露出する仕上げ法を開示した(特許文献2参照)。該方法は、粘着性シート上に骨材を装着し、粘着性シートの粘着層中に骨材の一部を埋め、骨材装着粘着性シートの骨材装着面上にモルタルまたはコンクリートを注入し、モルタルまたはコンクリートを硬化させ、粘着シートを除去するステップを含む。
Aoyama等の特許文献3は、発明の概要に従う以下のステップ:セメント凝結遅延剤でコンクリート用型の内面をコートし、乾燥し、セメントのアルカリ性水溶液に可溶性であるが水に不溶性の合成有機ポリマーコーティング材で乾燥した表面をコートし、コートした面を乾燥するステップを含んでなる、コンクリートの露出骨材仕上げ法を開示した(特許文献3参照)。あるいはまた、該方法は、セメント凝結遅延剤および有機ポリマーコーティング材の混合物でコンクリート用型の内面をコートし、そしてコートされた面を乾燥する工程により実施することができると考えられる。その後コンクリートをコンクリ
ート型中に入れ、型を外し、成形コンクリートの表面を洗浄すると、表面を粗くさせる。
Aoyamaの論文に記載されたコーティング組成物は、コンクリート組成物の表面を処理するための表面凝結遅延剤を含むことができる。骨材を含有する新鮮なコンクリートを注入し、平らにし、次に表面凝結遅延剤を約200g/mの速度で表面上に噴霧する。数時間後に、処理面を高圧下の水ジェットにより洗浄して、未硬化セメントを除去し、表面上の骨材を露出する。
従来の表面凝結遅延剤は典型的には、水基材または溶媒基材である。凝結遅延剤の「有効物質(actives)」(例えば、蔗糖、有機酸またはそれらの塩、等)は水に溶解されるかまたは溶媒中に懸濁される。溶媒基材の遅延剤は石油蒸留物から誘動され、典型的には、雨および日光の影響に敏感でないが、環境学者の観点からは好適ではない。水基材の表面凝結遅延剤は、環境には優しいが、それらが蒸発に感受性なために、高熱または日光に露出されると性能が低下する。
より最近、Mauchamp等の特許文献4が、植物油または鉱油基材の表面凝結遅延剤の使用を開示した(特許文献4参照)。このような植物油または鉱油基材の硬化遅延剤を使用する1つの利点は、それらが湿ったフィルムコーティングを提供することができ、それが順次、遅延有効物質に、モルタルまたはコンクリートの表面中に浸透する好適な機会を与えると考えられることであった。この透過能を維持することは、モルタルまたはコンクリートの処理表面にエッチングする、表面凝結遅延剤の能力を促進した。
溶媒中に溶解された樹脂またはワックスの使用を回避し、それによりVOC発生および、コーティングを除去するためのサンドブラストの必要を回避する、モルタルおよびコンクリートにコーティング材料を適用するための新規の方法を提供することが本発明の目的である。
更に、水中の樹脂またはワックスの使用を回避し、それによりモルタルまたはコンクリートからの水分の蒸発の最少化または回避に関して高い性能を達成するコーティング化合物を適用する方法を提供することが本発明の目的である。本発明の方法はまた、廃棄物の投棄の問題を創造する可能性がある、プラスチックシートの使用に頼ることなく、モルタルまたはコンクリートからの水分の蒸発を最少化する点に関して優れた性能を達成する。
米国特許第5,236,975号明細書 米国特許第5,389,172号明細書 米国特許第4,205,040号明細書 米国特許第7,037,367号明細書
本発明は請求項に定義されたモルタルまたはコンクリート材料の表面を凝結遅延させる新規の方法を提供する。典型的方法は、モルタルまたはコンクリートの表面あるいはモルタルまたはコンクリートを形成するための型の内面に、流動性または噴霧可能な形態をとるために加熱されるホットメルトコーティング組成物を適用し、そしてホットメルトコーティング組成物を外界温度に放置冷却し、それにより、モルタルまたはコンクリートが外界温度により冷却されたホットメルトコーティング組成物と接触した後に、ホットメルトコーティング組成物が固化膜を形成し、その後モルタルまたはコンクリートから、固化したホットメルトコーティング組成物の膜を除去する工程、を含んでなる。
モルタルまたはコンクリートは、特にホットメルトコーティング組成物が1種または複数の、場合により使用される凝結遅延添加物を含有する場合は、2週間以上まで膜で覆われたままでおくことができ、その後、ホットメルトコーティング組成物の冷却により形成される膜を、サンドブラストの必要なしに、加圧下水流を使用することによるように便利に除去することができる。
場合により1種または複数の凝結遅延添加物を含有してもよいホットメルトコーティング組成物が金型または木型の内面をコートするために使用される場合は、モルタルまたはコンクリートは、次に、好適にはコーティングが外界温度に冷却され、膜に固化された後に、コートされた型中に注入する(cast)ことができる。モルタルまたはコンクリートが型から外された後に、膜は、サンドブラストの必要なしに、加圧水を使用することにより、型および/またはモルタルもしくはコンクリートからむしろ容易に除去することができる。
以後、より簡単に「有効物質」と呼ぶことができる従来の凝結遅延成分(components)または構成要素(ingredients)は個々にまたは他の有効物質(および場合により使用される顔料、充填剤、等のような成分)と組み合わせて、本発明のホットメルト組成物および方法に有効に使用することができると推定される。
更に、Mauchamp等の米国特許第7,037,367号明細書に開示されたような多数の植物油または動物油の媒質を本発明の方法に使用することができ、それにより、溶媒または他の環境に不健全な物質の使用を回避することができると推定される。
本発明の他の特徴および利点は以下に更に詳細に説明される。
先行技術の溶媒基材の表面凝結遅延樹脂コーティング組成物が適用された(左側)、および典型的ホットメルトコーティング組成物が適用された(右側)、コンクリート表面の写真である。 2週間の期間後、そして加圧水流を使用して図1の双方のコーティング組成物を除去する試みを実施後の、図1のコンクリート表面の写真である。
典型的実施形態の詳細な説明
本明細書に使用される用語「セメント」および「セメント質組成物」(「セメント組成物」と同義である)は、水和可能なセメント結合剤を含んでなるペースト、モルタルおよびコンクリート組成物を表すと理解される。用語「ペースト」、「モルタル」および「コンクリート」は当該技術分野の用語であり:「ペースト」は、水和可能なセメント結合剤(それらに限らないが、通常、ポートランドセメント、メーソンリーセメントまたはモルタルセメントであり、そしてこの結合剤はまた石灰岩、水和石灰、細粒炭、高炉水粉スラグ、ポゾランおよびシリカフュームまたは、このようなセメント中に一般に含まれる他の材料を含むことができる)および水よりなる混合物であり;「モルタル」は、更に微細骨材(例えば、砂)を含むペーストであり、「コンクリート」は、更に粗い骨材(例えば、粉砕小石、石)を含むモルタルである。本発明で試験されるセメント質組成物は、形成される特定のセメント組成物を製造するために適用可能であることができるような、必要量の特定の材料、例えば、水和可能セメント、水並びに微細なおよび/または粗い骨材を混合することにより形成することができる。
用語「新鮮な」モルタルまたはコンクリートは、材料の硬化に導く水和反応を開始するために、水をセメント質結合剤と組み合わせてある、水和可能なセメント質組成物を表すと、当業者により理解されている。
新鮮なモルタルまたはコンクリートの表面上、あるいは、モルタルまたはコンクリートを成形するための型の内面上に適用することができる典型的なホットメルトコーティング組成物は、従来知られているものを含んでもよい。例えば、ホットメルトコーティング組成物はMauchamp等の米国特許第7,037,367号明細書に教示されたような植物油、動物油またはそれらの誘導体または混合物から選択される1種または複数の物質を含んでなることができ、これらのコーティング化合物は場合により、そして好適には、
モルタルまたはコンクリートの表面を凝結遅延させるための1種または複数の凝結遅延剤を含有してもよい。
Mauchamp等に記載された、適当な植物油および誘導体のリストは、16ページから始まる、Nielsen等の国際公開第85/05066号パンフレット、国際出願PCT/CK8500043号明細書に与えられた。該誘導体は:ヘキシルアセテート、2−エチルヘキシルアセテート、オクチルアセテート、イソオクチルアセテート、セチルアセテート、ドデシルアセテート、トリデシルアセテート;ブチルブチレート、イソブチルブチレート、アミルイソブチレート、ヘキシルブチレート、ヘプチルブチレート、イソヘプチルブチレート、オクチルブチレート、イソオクチルブチレート、2−エチルヘキシルブチレート、ノニルブチレート、イソノニルブチレート、セチルブチレート、イソセチルブチレート;エチルヘキサノエート、プロピルヘキサノエート、イソプロピルヘキサノエート、ブチルヘキサノエート、イソブチルヘキサノエート、アミルヘキサノエート、ヘキシルヘキサノエート、ヘプチルヘキサノエート、イソヘプチルヘキサノエート、オクチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルヘキサノエート、ノニルヘキサノエート、イソノニルヘキサノエート、セチルヘキサノエート、イソセチルヘキサノエート;メチルオクタノエート、エチルオクタノエート、プロピルオクタノエート、イソプロピルオクタノエート、ブチルオクタノエート、イソブチルオクタノエート、アミルオクタノエート、ヘキシルオクタノエート、ヘプチルオクタノエート、イソヘプチルオクタノエート、オクチルオクタノエート、イソオクチルオクタノエート、2−エチルヘキシルオクタノエート、ノニルオクタノエート、イソノニルオクタノエート、セチルオクタノエート、イソセチルオクタノエート、メチル2−エチルヘキサノエート、エチル2−エチルヘキサノエート、プロピル2−エチルヘキサノエート、イソプロピル2−エチルヘキサノエート、ブチル2−エチルヘキサノエート、イソブチル2−エチルヘキサノエート、イソアミル2−エチルヘキサノエート、ヘキシル2−エチルヘキサノエート、ヘプチル2−エチルヘキサノエート、イソヘプチル2−エチルヘキサノエート、オクチル2−エチルヘキサノエート、イソオクチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシル2−エチルヘキサノエート、ノニル2−エチルヘキサノエート、イソノニル2−エチルヘキサノエート、セチル2−エチルヘキサノエート、イソセチル2−エチルヘキサノエート;メチルデカノエート、エチルデカノエート、プロピルデカノエート、イソプロピルデカノエート、ブチルデカノエート、イソブチルデカノエート、イソアミルデカノエート、ヘキシルデカノエート、ヘプチルデカノエート、イソヘプチルデカノエート、オクチルデカノエート、イソオクチルデカノエート、2−エチルヘキシルデカノエート、ノニルデカノエート、イソノニルデカノエート、セチルデカノエート、イソセチルデカノエート;メチルラウレート、エチルラウレート、プロピルラウレート、イソプロピルラウレート、ブチルラウレート、イソブチルラウレート、イソアミルラウレート、ヘキシルラウレート、ヘプチルラウレート、イソヘプチルラウレート、オクチルラウレート、イソオクチルラウレート、2−エチルヘキシルラウレート、ノニルラウレート、イソノニルラウレート、セチルラウレート、イソセチルラウレート;エチルオレエート、プロピルオレエート、イソプロピルオレエート、ブチルオレエート、イソブチルオレエート、イソアミルオレエート、ヘキシルオレエート、ヘプチルオレエート、イソヘプチルオレエート、オクチルオレエート、イソオクチルオレエート、2−エチルヘキシルオレエート、ノニルオレエート、イソノニルオレエート、セチルオレエート、イソセチルオレエート;ジエチルスクシネート、ジプロピルスクシネート、ジイソプロピルスクシネート、ジブチルスクシネート、ジイソブチルスクシネート、ジイソアミルスクシネート、ジヘキシルスクシネート、ジヘプチルスクシネート、ジイソヘプチルスクシネート、ジオクチルスクシネート、ジイソオクチルスクシネート、ジ−2−エチルヘキシルスクシネート、ジノニルスクシネート、ジイソノニルスクシネート、ジセチルスクシネート、ジイソセチルスクシネート;ジメチルアジペート、ジエチルアジペート、ジプロピルアジペート、ジイソプロピルアジペート、ジブチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジイソアミルアジペート、ジヘキシルアジペート、ジヘプチルアジペート、ジイソヘプチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジイソオクチルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジノニルアジペート、ジイソノニルアジペート、ジセチルアジペート、ジイソセチルアジペート;イソプロピルミリステート、イソブチルミリステート、ブチルミリステート、アミルミリステート、ヘキシルミリステート、ヘプチルミリステート、イソヘプチルミリステート、オクチルミリステート、2−エチルヘキシルミリステート、ノニルミリステート、イソノニルミリステート、セチルミリステート、イソセチルミリステート;イソプロピルパルミテート、イソブチルパルミテート、ブチルパルミテート、アミルパルミテート、ヘキシルパルミテート、ヘプチルパルミテート、イソヘプチルパルミテート、オクチルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、ノニルパルミテート、イソノニルパルミテート、セチルパルミテート、イソセチルパルミテート;イソプロピルステアレート、イソブチルステアレート、ブチルステアレート、アミルステアレート、ヘキシルステアレート、ヘプチルステアレート、イソヘプチルステアレート、オクチルステアレート、2−エチルヘキシルステアレート、ノニルステアレート、イソノニルステアレート、セチルステアレートおよびイソセチルステアレート、を含む。
好適な植物油誘導体は、ミリスチルミリステート、水素化ココナツ油および植物トリグリセリドを含む。植物油および植物油誘導体は、本発明のホットメルトコーティング組成物の融点を修飾する時に、または他の例としては、表面上へのホットスプレー適用後に外界温度に冷却される時にホットメルトコーティング組成物の結晶化の特徴を修飾する時に、特に助けになると考えられる。
本発明に有用な植物油は精油であってもよい。用語「精油」は、原料の花または果実の特徴的な匂いまたは香り(すなわち、精油)を含有する油を意味し、表す。精油は通常、花または葉の蒸気蒸留により、あるいは樹皮または他の部分(例えば、茎、花、小枝、等)の常温(cold)圧縮により得られる。典型的精油はオレンジ、グレープフルーツ、レモン、柑橘類およびマツノキを含む。しかし、本発明の目的のためのこのような精油は、融点が摂氏35〜55度の範囲内、従って通常の外界温度より上にあり、そのため35〜40度Cより上に加熱されると混合物を液体形態で噴霧適用することができるために、恐らく、他の植物油並びに、前記のミリスチルミリステート、水素化ココナツ油および植物トリグリセリドのような誘導体と混合される必要があるであろう。従って、精油は本発明に決定的に重要ではないが、それらは融解粘度のようなホットメルトコーティング組成物の特性を修飾するために使用することができる。
場合により使用される凝結遅延添加物を分散させるためのような、本発明に有用な典型的な植物油誘導体は、C〜C30脂肪酸のモノグリセリドとジグリセリド、C〜C30脂肪酸のエステル、C〜C30脂肪酸のエトキシル化化合物、C〜C30脂肪アルコール、C〜C30脂肪アミン、C〜C30脂肪アミドおよびトール油誘導体の群から選択することができる。より高い数の炭素は、より高い融点と対応するので、外界温度に放置冷却される時は、モルタル上およびコンクリート上(またはコンクリート型の内面上)に膜を形成するためのホットメルト組成物を調合する時は、35〜55度Cの好ましい融点範囲を標的にすることができると考えられる。
本発明における使用に適する典型的「動物油」は、骨または他の身体成分のような動物物質を含む。例は、ラード油、骨油、ニシン油、タラ肝油、牛脚油、イワシ油、ラノリン油、魚油、ヒツジ羊毛油、牛脂油および蜜蝋を含む。動物油の誘導体は好ましくは、C〜C30脂肪酸のモノグリセリドとジグリセリド、C〜C30脂肪酸のエステル、C〜C30脂肪酸のエトキシル化化合物、C〜C30脂肪アルコール、C〜C30脂肪アミン、C〜C30脂肪アミドおよびトール油誘導体を含む(更に、植物油誘導体の考察において前記に提供されたリストを参照されたい)。
このように、場合により表面凝結遅延剤を取り入れる、植物油、動物油およびそれらの誘導体および混合物は、加熱温度でモルタルまたはコンクリートの表面上に噴霧適用することができ、そして外界温度に放置冷却されると、モルタルまたはコンクリートからの水分の蒸発を最少にするかまたは防止するための硬い膜を形成するホットメルトコーティング材料を提供するように選択しなければならない。
本発明者は、本発明で推定される目的のためにホットメルトコーティング化合物中に、生分解性材料および、バター、ピーナツバター、ココアバターのような食材すら取り入れることができると考える(その結果、動物、鳥または昆虫が膜を食べる衝動にかられて、その目的を損ねる場合は、これらの材料が選択されるとは思われないが)。
加圧噴射水を使用して、固化膜を除去することができる。あるいはまた、硬化化合物を、モルタルまたはコンクリートをある構造に形成するための型の内面上に、加熱温度で噴霧適用し、そして化合物を放置冷却して、型中への新鮮なモルタルまたはコンクリートの注入前(またはその期間中)に外界温度で固形膜に固化させることができる。モルタルまたはコンクリートを型から取り出した後に、固化された硬化化合物の膜を、加圧水流を使用して、モルタル、コンクリートおよび/または型から除去することができる。
世帯主により家または通路を清掃するために、あるいは自動車を洗浄するために使用されるタイプのような高圧洗浄機を、適用されたホットメルト組成物から形成された固化膜をモルタル、セメントまたは型から除去する目的のために使用することができる。水噴射圧は1平方メートル当り50〜200kgにわたることができ、理想的には約150kg/mである。
植物油、動物油および/またはそれらの誘導体の量は好ましくは、組成物の総重量の1〜98%、より好ましくは組成物の総重量の25〜92%、そしてもっとも好ましくは、組成物の総重量の50〜90%である。
モルタルまたはコンクリートの凝結を遅延させるための従来の表面凝結遅延有効物質が本発明の使用に想定され、そしてこれらは、使用者の好みに応じて、個々にまたは組み合わせて使用することができる。典型的な凝結遅延有効物質は組成物の総重量の1.0%〜20.0%の量で使用することができる。典型的凝結遅延有効物質は、カルボン酸(例えば、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、ヘプタグルコン酸)およびそれらの塩形態(例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム)を含むか、あるいはそれらは蔗糖、ロフェロース、デキストロース、マルトース、ラクトース、キシロース、フルクトース、マンノースまたはグルコースのような糖であることができる。
本発明の好適な凝結遅延組成物は、融解グリースまたは融解水素化ココナツ油中に分散された、クエン酸またはサイトレートのような少なくとも1種の有効物質、あるいは蔗糖のような糖を含んでなる。例えば、これらの油は、組成物の総重量の50%以上の量で使用することができる。
他の例として、少なくとも1種のセメント凝結遅延有効物質を、植物油またはその誘導体の代りに、あるいはそれらと組み合わせて使用することができる融解動物油またはその誘導体中に分散させることができる。更に、動物油と植物油の混合物を種々の目的に使用することができると推定される。例えば、マツノキ油は羊毛油の匂いをカバーまたは隠蔽するために使用することができる。
もう1つの例として、凝結遅延有効物質は植物油誘導体のみならずまた、融解植物油を含んでなる連続相担体内に分散させることができる。1種または複数の植物油および/ま
たは1種または複数の動物油は、不連続相として全体に分散された1種または複数の凝結遅延有効物質(例えば、1種または複数の糖、酸および/またはそれらの塩)をその中に懸濁するための連続相担体として働く。
環境的理由のために、本発明者は、本発明のコーティング組成物中に石油誘導体が使用されないことを好む。本発明のホットメルトコーティング組成物中への石油基材の溶媒および/または水の使用は、場合により実施される。従って、樹脂、ワックス、パラフィン材料、溶媒および本発明のホットメルトコーティング組成物の他の成分中への石油誘導体の使用は、たとえ好適ではないにして可能である。
新鮮なモルタルまたはコンクリートをコートするため、またはモルタルまたはコンクリートを形成するための型の内面をコートするために使用される本発明の他の典型的なホットメルトコーティング組成物は、場合により、充填剤としての微粉砕粒状物質を含むことができる。例えば、このような粒状物質の量はホットメルトコーティング組成物の総重量に基づき1〜60%の間、そしてより好適には、10〜50%であることができる。
用語「微粉砕粒状物質」は、顆粒、粒状物、粉末、塵または粉砕物質を意味し、表す。このような粒状物は例えば、炭酸カルシウム、砂、シリケート砂、セメント、タルク、二酸化チタン、炭素黒、スレートダスト、花崗岩ダスト、粘土、酸化鉄、酸化コバルト、酸化亜鉛、二酸化ケイ素、雲母、粘土(例えば、カオリン)、硫酸バリウム、ナトリウムシリコ−アルミネート、アルミナ、炭酸バリウム、ドロマイド(カルシウムおよびマグネシウムの炭酸塩、CaMg(COである)、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、キーゼルグール(ケイソウ土)または前記のうちのいずれかの混合物を含むことができる。総充填剤含量は例えば、ホットメルトコーティング組成物の総重量に基づいて1〜60%であることができる。微粉砕粒状物質の粒径は、個人的好みと、使用される噴霧装置の性質に応じて選択することができる。
他の典型的な微粉砕粒状物は、ホットメルトコーティング組成物の総重量に基づき1〜60%の量の、木粉、穀粉、ガム、コーンスターチ、小麦デンプン、米デンプン、豆デンプン、カラゲーナン、アルギネートおよびそれらの混合物:のような有機材料を含むことができる。
本発明に有用な、まだ他の典型的な微粉砕粒状物は、加工セルロース、グルテン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アセテート加工デンプン、ホスフェート加工デンプン、ヒドロキシプロピル加工デンプン、アジペート加工デンプン、改質ガムおよびそれらの混合物のような、微粉砕植物原料の化学的修飾誘導体を含むことができる。
本発明のまだ他の典型的なコーティング組成物は、また、組成物の総重量の0〜30%の量の、二酸化チタン、酸化鉄、酸化クロム、酸化亜鉛、酸化マグネシウムまたは他の顔料もしくは着色剤のような1種または複数の顔料、着色剤または染料を含むことができる。特定の目的のセメント質の表面が表面凝結遅延組成物で処理されたことを、スプレー適用中のように、適用者が視覚的に確認することができるように、少なくとも1種の顔料、着色剤または染料(および好ましくは日光反射性の白色顔料、例えば二酸化チタン)を使用することは望ましい。
本発明の他の典型的コーティング組成物は更に、ソルビトール、硼酸(またはその塩)、アルキルホスフェート、タンパク質およびカゼインのような他の成分を含むことができる。これらの他の成分は、レオロジー、粘度および/または表面張力のような、コーティング組成物の種々の特性に影響を与えるために使用することができる。従って、他の実施
形態は、1種または複数のレオロジー修飾剤および/または粘度修飾剤を含む。
本発明の典型的方法は、コーティング層を形成するための新鮮なモルタルまたはコンクリートの表面にあるいは新鮮なモルタルまたはコンクリートを成形するための型の内面に、液体として適用可能であるように加熱されたコーティング組成物を適用し、そしてコーティングを外界温度に放置固化させる工程を含んでなる。コーティング組成物はローラーまたはブラッシまたは他の機械的方法により適用することができるが、好適には、処理される表面に直接噴霧適用される。新鮮なモルタルまたはコンクリートが硬化され(そして、後者の場合には、新鮮なモルタルまたはコンクリートが型から外された後に)、加圧洗浄機またはホースを使用して固化コーティング層をモルタルまたはコンクリートの表面から(または型から)洗い去って粗い表面を露出することができる。
本発明の他の典型的方法において、ホットメルトコーティング組成物は、35〜50度Cの融点をもち、そして55〜65度Cの温度でモルタルまたはコンクリートの表面上に、あるいは型の内面上に噴霧適用される。その後、ホットメルトコーティング組成物を摂氏35度未満の外界温度に放置冷却し、そこでホットメルトコーティング組成物(場合により凝結遅延有効物質を含有する)が固化膜を形成し、それを加圧水流により除去することができる。
ホットメルトコーティング組成物は、モルタル、コンクリートまたは型の表面を覆うために十分な湿式厚さ(例えば、100〜200ミクロンの平均厚さ)に適用しなければならず、被覆速度は50〜400グラム/平方メートル、そしてより好適には、100〜200グラム/平方メートルであることができる。
本発明の他の典型的方法において、場合により1種または複数の凝結遅延有効物質を含有するホットメルトコーティング組成物は、35〜55度Cの融点をもち、そして40〜60度Cの温度でモルタルまたはコンクリートの表面上に、あるいは型の内面上に液体形態で噴霧適用されて、接着性の膜を形成し、融点温度未満に放置冷却され(外界温度への露出によるように)、そこでホットメルトコーティング組成物が固化膜を形成する。モルタルまたはコンクリートからのあるいは型からの膜の除去は、加圧水噴射により実施することができる。
本発明は、限定数の実施形態を使用して本明細書に説明されているが、これらの特定の実施形態は、本明細書に別記され、請求された本発明の範囲を限定することは意図されない。記載された実施形態からの修飾物および変更物が存在する。より具体的には、以下の実施例は請求される本発明の実施形態の特別の実例として与えられる。本発明は実施例中に示される特定の詳細に限定はされない。実施例並びに明細書の残りにおけるすべての部分および百分率は、他に特記されない限り、重量による。
更に、特徴の特定の組み合わせ、測定の単位、条件、物理的状態または百分率を表すもののような、明細書または請求項中に引用されるあらゆる数の範囲は、参照等により、あるいは、そのように引用されたあらゆる範囲内の数のあらゆるサブセットを含むこのような範囲内に入るあらゆる数により、本明細書に、明らかに、文字通り、引用したものとすることが意図される。例えば、下限RLおよび上限RUをもつ数値範囲が開示される時はいつも、その範囲内に入るあらゆる数Rが特に開示される。とりわけ、範囲内の以下の数Rは、特別に開示される:R=RL+k(RU−RL)(ここでkは1%の増加を伴う1%〜100%の範囲の変数であり、例えばkは1%、2%、3%、4%、5%…50%、51%、52%…95%、96%、97%、98%、99%または100%である)。更に、前記で計算されるような、いずれかの2種のRの値により表されるあらゆる数の範囲もまた特別に開示される。
新鮮なモルタルまたはコンクリートの表面上に、加熱温度における直接の噴霧適用に適する典型的ホットメルトコーティング組成物を、以下の成分:水素化ココナツ油(90%)、天然酒石酸(8%)、二酸化チタン(2%)、を混合することにより製造する。本組成物の融点は摂氏約35度であった。酒石酸および二酸化チタンを35度Cで油中に粉砕した。この混合物を1平方メートル当たり200グラムの速度で新鮮なコンクリート上に60度Cの温度で噴霧すると、フランス標準(NF P 18−371)に準拠する硬化化合物保護を提供した。コーティング組成物を放置冷却し、外界温度で膜に固化させた。2週間後、高圧水ジェットを使用してコーティング膜を除去することができ、このようにして、粗いコンクリート表面が露出された。
新鮮なモルタルまたはコンクリートの表面上に、加熱温度における直接の噴霧適用に適する、もう1つの典型的ホットメルトコーティング組成物を、以下の成分:ココナツ水素化油(72%)、ミリスチンミリステート(18%)、クエン酸三ナトリウム(8%)および二酸化チタン(2%)、を混合することにより製造する。本混合物の融点も摂氏約35度であった。クエン酸三ナトリウムおよび二酸化チタンを摂氏40度で水素化ココナツ油の一部中に粉砕した。このミックスを新鮮なゼロスランプコンクリート上に摂氏90度で噴霧すると、良好な硬化効果を与え、そして外界温度で膜に固化させた後に、高圧水ジェットを使用して容易に除去された。このホットメルトコーティング組成物はコンクリート道路のために優れたエッチング効果を与えるであろうと発明者に思われる。
構造物に新鮮なモルタルまたはコンクリートを形成するための型の内面上に、加熱温度での噴霧適用に適する、典型的ホットメルトコーティング組成物を、以下の成分:ミリスチルミリステート(45%)、水素化ココナツ油(20%)、二酸化チタン(5%)、クエン酸三ナトリウム(12%)、炭酸カルシウム(15%)および沈降シリカ(3%)、を混合することにより製造する。本混合物の融点は約摂氏38〜40度である。本混合物を55度Cに維持された電気スプレーを使用して噴霧適用する。これは、+5度Cおよび更に+3度Cで鋼型上で即座に硬化したコーティングの膜を与えた。型から外した時に、コンクリートは中度のエッチング(約2ミリメートルの深度)をもつ露出された骨材表面を有した。
新鮮なモルタルまたはコンクリートを構造物に成形するための型の内面上への、加熱温度での噴霧適用に適する、もう1つの典型的ホットメルトコーティング組成物を、以下の成分:植物のトリグリセリド(融点:39〜40度C)(41%)、二酸化チタン(5%)、クエン酸三ナトリウム(10%)、蔗糖(15%)、炭酸カルシウム(15%)、沈降シリカ(3%)および酸化鉄(1%)、を混合することにより製造した。60度Cに維持された電気スプレーで適用されると、本混合物は+10度C〜+35度Cで木型上の膜
に固化したコーティングを与えた。露出された骨材表面は強いエッチング(約4ミリメートルの深度)を伴い良好であった。
本発明のホットメルトコーティング組成物は、新鮮なモルタルまたは新鮮なコンクリート表面からの水分の蒸発の最少化または防止に関し、そして除去の容易さおよび便利さに関する双方に関し、先行技術のコーティング組成物に比較して優れた性能を与えると考えられる。例えば、図1は、先行技術の溶媒基材の表面凝結遅延樹脂コーティング組成物が噴霧適用された(左側上)および、本発明の典型的ホットメルトコーティング組成物(実施例1から採った)が噴霧適用された(左側上)コンクリート表面の写真である。双方のコーティング組成物は光反射性顔料(二酸化チタン)を含有し、等しい厚さに適用された(1平方メートル当たり50〜400グラムの平均カバー速度または50〜400ミクロンの湿式厚さ)。先行技術のコーティング(左側)は本発明の典型的ホットメルトコーティング組成物(右側)に比較すると、均一性が低いことを認めた。双方のコーティングの適用の2週間後、図1は、恐らく先行技術の溶媒基材のコーティング(本発明者は左側のコーティング上の強い白色の欠如により示されると推測する)を通る水分の蒸発により、先行技術のコーティングの特定の部分が薄くなったことを示唆し、他方、本発明のホットメルトコーティングは外界温度に冷却時に、ずっと早急に固化し、従って強いバリヤーを形成して、水分が逃げることを防止し、その結果、バリヤーの形成を破壊し、これが、図1の右側上の強い白色において証明される。
2週間後、高圧洗浄機のノズルを通して押し出される水を使用して、コーティングを除去することを試みた。結果は写真に撮り、図2に提示される。明らかに、先行技術の溶媒基材コーティング組成物は加圧水ジェットを使用して除去することができず(左側)、サンドブラストまたは機械的こそげ取りを必要とするであろうが、他方、本発明のホットメルトコーティング組成物(右側)は完全に除去されて、清浄で、望まれるあらゆる他のコーティングまたは接着性処理に適した粗いコンクリート表面を表した。
本発明の、他の典型的ホットメルトコーティング組成物を、以下のように調合することができ、そのコーティングの性能および加圧水ジェットを使用する除去の性能は、実施例5に前記のコーティングのものと同様であると考えられる。調合物を、以下の成分:グリセロールモノステアレート(45%)、グリセロールモノオレエート(10%)、クエン酸三ナトリウム(8%)、コーンスターチ(25%)、炭酸カルシウム(10%)および二酸化チタン(2%)、を混合することにより製造した。本調合物は約摂氏45度Cの融点をもち、60度Cに維持される電気スプレーを使用して噴霧適用できると考えられる。
本発明の、他の典型的ホットメルトコーティング組成物を、以下:牛脂(48%)、ココナツ油(12%)、オレンジ精油(3%)、クエン酸三ナトリウム(10%)およびコーンスターチ(27%)、のような食用原料を使用して製造することができる。本調合物は摂氏45度より上の温度で噴霧適用することができ、外界温度(40度C未満)で冷却するとモルタルまたはコンクリートの表面上あるいはモルタルまたはコンクリートを成形するための型への直接使用に適する固形物の膜を形成するであろうと考えられる。
以上の実施例および実施形態は説明の目的のためにのみ提示され、本発明の範囲を限定することは意図されない。

Claims (13)

  1. モルタルまたはコンクリートの表面の凝結を遅延させる方法であって、
    1.モルタルまたはコンクリートの表面に、あるいはモルタルまたはコンクリートを形成するための型の内面に、植物油またはその誘導体、動物油またはその誘導体、あるいは前記の油またはそれらの誘導体の混合物中に懸濁された、流動性のまたは噴霧可能な形態をとるために加熱された、そして、一旦外界温度に冷却後に、加圧水の使用により除去可能である、少なくとも1種の凝結遅延添加物を含んでなるホットメルトコーティング組成物を適用する工程、
    2.ホットメルトコーティング組成物を外界温度に放置冷却し、それにより、ホットメルトコーティング組成物と接触したモルタルまたはコンクリートが外界温度に冷却された後に、ホットメルトコーティング組成物が固化膜を形成する工程、
    3.その後、モルタルまたはコンクリートから、固化された固形のホットメルトコーティング組成物の膜を除去する工程、
    を含んでなる、方法。
  2. 膜が水を使用して除去される、請求項1の方法。
  3. ホットメルトコーティング組成物がモルタルまたはコンクリートの表面に噴霧適用され、そして、外界温度に放置固化されて、モルタルまたはコンクリート表面上に膜を形成し、その後、膜が除去される、請求項1〜2のいずれかに記載の方法。
  4. ホットメルトコーティング組成物が、モルタルまたはコンクリートを成形するための型の内面に噴霧適用され、その後、新鮮なモルタルまたはコンクリートが型中に注入される、請求項1または2に記載の方法。
  5. モルタルまたはコンクリートが型から抜かれて、その後、ホットメルトコーティング組成物の膜が、型、モルタルまたはコンクリート、または双方から除去される、請求項4の方法。
  6. ホットメルトコーティング組成物が水素化ココナツ油、天然酒石酸、二酸化チタンを含んでなる、請求項3の方法。
  7. ホットメルトコーティング組成物が水素化ココナツ油、ミリスチンミリステート(myristic myristate)、クエン酸三ナトリウムおよび二酸化チタンを含んでなる、請求項3の方法。
  8. ホットメルトコーティング組成物がミリスチル(myristyl)ミリステート、水素化ココナツ油、二酸化チタン、クエン酸三ナトリウム、炭酸カルシウムおよび沈降シリカを含んでなる、請求項4または5の方法。
  9. ホットメルトコーティング組成物が植物トリグリセリド、二酸化チタン、クエン酸三ナトリウム、蔗糖、炭酸カルシウム、沈降シリカおよび酸化鉄を含んでなる、請求項4または5の方法。
  10. ホットメルトコーティング組成物が摂氏35〜55度の融点を有し、摂氏40〜60度の温度でモルタルまたはコンクリートの表面上あるいは型の内面上に液体形態で噴霧適用され、そして融点温度未満に放置冷却され、それによりホットメルトコーティング組成物が固化膜を形成する、請求項1〜9のうちのいずれかに記載の方法。
  11. ホットメルトコーティング組成物が、炭酸カルシウム、砂、シリケート砂、セメント、タルク、二酸化チタン、炭素黒、スレートダスト、花崗岩ダスト、粘土、酸化鉄、酸化コバルト、酸化亜鉛、二酸化ケイ素、雲母、粘土、硫酸バリウム、ナトリウム・シリコ−アルミネート、アルミナ、炭酸バリウム、ドロマイトまたはそれらの混合物から選択される微粉砕粒状物質を含んでなる、請求項1〜10のうちのいずれかに記載の方法。
  12. ホットメルトコーティング組成物が、木粉、穀粉、ガム、コーンスターチ、小麦デンプン、米デンプン、豆デンプン、カラゲーナン、アルギネートまたはそれらの混合物から選択される微粉砕粒状物質を含んでなる、請求項1〜11のうちのいずれかに記載の方法。
  13. ホットメルトコーティング組成物が、改質セルロース、グルテン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アセテート加工デンプン、ホスフェート加工デンプン、ヒドロキシプロピル加工デンプン、アジペート加工デンプン、改質ガムおよびそれらの混合物から選択される微粉砕粒状物質を含んでなる、請求項1〜12のうちのいずれかに記載の方法。
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