JP5080726B2 - 有機elディスプレイおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、有機ELディスプレイに関するもので、詳しくは、両面発光型有機ELディスプレイおよびその製造方法に関するものである。
一般に、有機ELディスプレイの画素領域は、画素をスイッチングおよび駆動するスイッチング用薄膜トランジスタ/駆動用薄膜トランジスタ、貯蔵キャパシタ、アノード(画素電極)、有機発光層およびカソード(共通電極)により構成される。
図9は、一般的な有機ELディスプレイの構造を示した回路図で、図10は、一般的な有機ELディスプレイの構造を示した平面図で、図11は、図10のI-I線断面図である。
図9乃至図11に示すように、まず、ガラス基板1上に多結晶シリコンなどにより半導体層2を形成してパターニングし、薄膜トランジスタの形成領域のみに前記半導体層2を残す。
次いで、前面にゲート絶縁膜3およびゲート電極用導電膜を順次形成し、前記ゲート電極用導電膜をパターニングしてゲート電極4を形成する。
次いで、ゲート電極4をマスクとして前記半導体層2にボロン(B)や燐(P)などの不純物を注入して熱処理し、薄膜トランジスタのソース/ドレイン領域2a,2cを形成する。
このとき、不純物イオンが注入されない半導体層2は、チャネル領域2bになる。
次いで、前面に層間絶縁膜5を形成し、前記薄膜トランジスタのソース/ドレイン領域2a,2cが露出されるように、前記層間絶縁膜5およびゲート絶縁膜3を選択的に除去する。
次いで、前記露出されたソース/ドレイン領域2a,2cにそれぞれ電気的に接続される電極ライン6を形成する。
次いで、前面に平坦化絶縁膜7を形成し、前記ドレイン領域2cに接続された電極ライン6が露出されるように、前記平坦化絶縁膜7を選択的に除去する。
次いで、露出された電極ライン6に電気的に接続されるアノード(画素電極)8を形成する。
次いで、隣接するアノード8の間に絶縁膜9を形成する。
次いで、前面に正孔注入層10、正孔輸送層11、有機発光層12、電子輸送層13および電子注入層14を順次形成する。
次いで、前面にアルミニウムなどによりカソード(共通電極)15を形成し、このカソード15上には、酸素や水分を遮断するための保護膜16を形成する。
しかしながら、上記のように製作される有機ELディスプレイは、各画素領域を駆動回路がほとんど占めるため、開口率が非常に低下するという問題があった。
また、補償回路を適用する場合、各画素領域ごとに駆動回路が占める領域がさらに大きくなるので、開口率が著しく低下するという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、駆動回路が形成される画素領域においても発光することで、開口率を向上できる有機ELディスプレイおよびその製造方法を提供することにある。
また、他の目的は、一つの基板を用いて前面および後面に発光することで、両方向に視聴できる有機ELディスプレイおよびその製造方法を提供することにある。
さらに、他の目的は、一つの基板に2個の有機ELディスプレイを同時に製作することで、工程が単純であり、製造価格が低廉な有機ELディスプレイおよびその製造方法を提供することにある。
本発明に係る有機ELディスプレイは、第1領域と第2領域とに分けられた第1透明基板および前記第1透明基板に対向する第2透明基板と、前記第1透明基板の第領域に形成されるトランジスタと、前記第1透明基板の第領域に形成され、前記トランジスタに電気的に接続される透明な電極である画素電極と、前記画素電極上に形成される、透過性を有する薄い薄膜金属である第1カソードと、前記第1カソード上に形成される第1有機EL層と、前記第1有機EL層上に形成される、反射性を有する金属電極である第1アノードと、前記第2透明基板の所定領域に形成される、透明な電極である第2アノードと、前記第2アノード上に形成される第2有機EL層と、前記トランジスタをカバーするように前記第2有機EL層上に形成され、前記トランジスタまたは画素電極に電気的に接続される、反射性を有する金属電極である第2カソードと、を含み、前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする。
また、本発明に係る有機ELディスプレイ製造方法は、第1領域と第2領域とに分けられた多数の画素領域を有する透明基板を準備する段階と、前記画素領域の第2領域に形成されるように、前記透明基板上にトランジスタを形成する段階と、前記トランジスタに電気的に接続されるように、前記画素領域の第1領域に透明な第1アノードを形成する段階と、前記第1アノードを含む透明基板の前面に第1絶縁層を形成する段階と、前記第1絶縁層の所定領域を除去して前記トランジスタのドレイン電極の一部を露出する段階と、前記露出されたトランジスタに電気的に接続され、前記画素領域の第2領域に形成されるように前記第1絶縁層上に反射性を有する金属電極である第2アノードを形成する段階と、前記第1絶縁層の一部を除去して前記第1アノードを露出する段階と、前記露出された第1および第2アノードを含む前面に有機EL層を形成する段階と、前記有機EL層上に透明な第1カソードを形成する段階と、反射性を有する金属電極である第2カソードを前記画素領域の第1領域に形成されるように前記第1カソード上に形成する段階と、を含み、前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする。
また、本発明に係る有機ELディスプレイ製造方法は、第1領域と第2領域とに分けられた多数の画素領域を有する透明基板を準備する段階と、前記画素領域の第2領域に形成されるように、前記透明基板上にトランジスタを形成する段階と、前記トランジスタに電気的に接続されるように透明な第1アノードを形成する段階と、前記第1アノードを含む透明基板の前面に第1絶縁層を形成する段階と、前記第1絶縁層の所定領域を除去し、前記トランジスタのドレイン電極の一部を露出する段階と、前記露出されたトランジスタに電気的に接続され、前記画素領域の第2領域に形成されるように前記第1絶縁層上に反射性を有する金属電極である第2アノードを形成する段階と、前記第1絶縁層の一部を除去して前記第1アノードを露出する段階と、前記露出された第1および第2アノードを含む前面に有機EL層を形成する段階と、透明な第1カソードを前記画素領域の第2領域に形成されるように前記有機EL層上に形成する段階と、反射性を有する金属電極である第2カソードを前記画素領域の第1領域に形成されるように前記有機EL層上に形成する段階と、を含み、前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする。
また、本発明に係る有機ELディスプレイ製造方法は、第1領域と第2領域とに分けられた第1透明基板を準備する段階、前記第1透明基板の第2領域上にトランジスタを形成する段階、前記トランジスタに電気的に接続されるように前記第1透明基板の第1領域上に画素電極を形成する段階、前記画素電極を含む透明基板の前面に絶縁層を形成する段階、前記絶縁層の所定領域を除去し、前記トランジスタのドレイン電極の一部および画素電極を露出する段階、及び前記露出された画素電極上に透明な第1カソード、有機EL層、反射性を有する金属電極である第1アノードを順次形成する段階からなる第1有機EL素子の製作段階と、第2透明基板を準備する段階、前記第2透明基板上に透明な第2アノードを形成する段階、前記第2アノード上に前記第2領域の一部に対応して隔壁を形成する段階、及び前記隔壁を含む第2アノード上に有機EL層と反射性を有する金属電極である第2カソードを順次形成する段階からなる第2有機EL素子の製作段階と、前記第2有機EL素子の第2カソードと前記第1有機EL素子のトランジスタとを電気的に接続するように、前記第1、第2有機EL素子の接着段階と、を含み、前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする。
さらに、本発明に係る有機ELディスプレイ製造方法は、第1領域と第2領域とに分けられた第1透明基板を準備する段階、前記第1透明基板の第2領域上にトランジスタを形成する段階、前記トランジスタを含む前面に第1絶縁層を形成する段階、前記第1絶縁層の所定領域を除去し、前記トランジスタのドレイン電極の一部を露出する段階、前記露出されたトランジスタに電気的に接続されるように前記第1透明基板の第1および第2領域上に透明な画素電極を形成する段階、及び前記透明基板の第1領域の画素電極上に透明な第1カソード、有機EL層、反射性を有する金属電極である第1アノードを順次形成する段階とからなる第1有機EL素子の製作段階と、第2透明基板を準備する段階、前記第2透明基板上に第2アノードを形成する段階、前記第2アノード上に前記第2領域の一部に対応して隔壁を形成する段階、及び前記隔壁を含む透明な第2アノード上に有機EL層と反射性を有する金属電極である第2カソードを順次形成する段階からなる第2有機EL素子の製作段階と、前記第2有機EL素子の第2カソードと前記第1有機EL素子の露出された画素電極とを電気的に接続する前記第1、第2有機EL素子の接着段階と、を含み、前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする。
なお、本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基づく各実施形態の詳細な説明により明白になるであろう。
本発明は、同一の駆動トランジスタを用いて背面発光および前面発光を同時に実現することで、イメージを両側から見られる新しい概念のディスプレイ製作が可能であり、経済的価値も非常に高い。
また、本発明に係る有機ELディスプレイを移動用電話機に用いる場合、一つのディスプレイモジュールにより外部窓用ディスプレイおよび内部窓用ディスプレイの実現が可能であり、低廉な移動用電話機を開発できる。
また、本発明は、既存の工程条件を用いるので、工程が単純であり、量産性に優れている。
また、前面発光用のカソード電極と背面発光用のカソード電極とが互いに分離されるので、第1有機EL素子と第2有機EL素子とを独立的に駆動できる。
以下、本発明に係る有機ELディスプレイおよびその製造方法の好適な実施の形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の概念は、画素領域のうち画素駆動素子がない領域には、背面発光型有機EL素子を実現し、画素領域のうち駆動回路がある領域には、前面発光型有機EL素子を同時に実現するか、または、背面発光型有機EL素子上に前面発光型有機EL素子を接着してそれぞれ独立的に駆動できる両面発光型ディスプレイを製作することにある。
図1は、本発明に係る有機ELディスプレイの構造を示した回路図であり、この回路図は、多様な形態に構成される。
図1に示すように、本発明は、一つの画素駆動回路部および二つの有機EL素子を有する。
ここで、第1有機EL素子は、画素領域のうち第1領域に形成されて一側方向に発光する。
また、第2有機EL素子は、画素領域のうち第2領域に形成され、第1有機EL素子の発光方向と反対に発光する。
駆動回路部に形成された薄膜トランジスタのうち駆動用トランジスタは、第1および第2有機EL素子に電気的に接続されて第1および第2有機EL素子を駆動する。
ここで、画素領域のうち第1領域は、トランジスタが形成されない第1基板表面であり、画素領域のうち第2領域は、トランジスタが形成される第1基板表面である。
これに対する説明は、後述することにする。
図2は、本発明の第1実施形態に係る有機ELディスプレイの構造を示した平面図で、図3A乃至3Jは、図2のII-II線断面図である。
図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る画素領域は、画素をスイッチングおよび駆動するスイッチング用薄膜トランジスタ/駆動用薄膜トランジスタ、貯蔵キャパシタ、第1および第2アノード(画素電極)、有機発光層、第1および第2カソード(共通電極)により構成される。
本発明の透明基板は、多数の画素領域を有しており、各画素領域は、第1領域と第2領域とに分けられる。
ここで、第1領域は、発光領域であり、第2領域は、駆動回路領域である。
本発明の第1実施形態では、駆動回路領域である第2領域も、発光領域として製作する。
そのため、画素領域のうち第1領域には、透明基板の下部に発光する第1有機EL素子を形成し、画素領域のうち第2領域には、透明基板の上部に発光する第2有機EL素子を形成する。
ここで、第2領域には、第1有機EL素子および第2有機EL素子を駆動するトランジスタが形成される。
また、第1有機EL素子および第2有機EL素子は、同一のトランジスタに電気的に接続されて駆動されるか、互いに異なるトランジスタに電気的に接続される。
本発明の第1実施形態において、第2アノードは、透明基板の第2領域に形成されてトランジスタに電気的に接続され、第1アノードは、透明基板の第1領域に形成されてトランジスタに電気的に接続される。
また、有機EL層は、第1および第2アノード上に形成され、第1カソードは、透明基板の第1および第2領域の有機EL層上に形成され、第2カソードは、透明基板の第1領域の第1カソード上に形成される。
このとき、第1アノードは、ITOなどの透明でかつ仕事関数の高い透明電極であり、第2カソードは、Alなどの反射率が高く仕事関数の低い導電性(conductive)金属電極である。
また、第2アノードは、Al、Cr、Agなどの反射率の高い金属電極であり、第1カソードは、透過率を有する(透過性の)薄い金属電極である。
ここで、第1カソードは、アルミニウムを数nm蒸着した後、Al上にAgを数nm〜15nm蒸着するか、Mg:Agなどの合金を数nm〜15nm蒸着するか、仕事関数の低い導電性物質により形成することもできる。
以下、上記のように構成された本発明の第1実施形態に係る有機ELディスプレイの製造工程を説明する。
図3A乃至3Jは、図2のII-II線工程断面図であり、まず、図6Aに示すように、第1領域(発光領域)と第2領域(駆動回路領域)とに分けられた複数個の画素領域を有する透明基板21を準備する。
次いで、透明基板21の第2領域上に、薄膜トランジスタの活性層として用いられる多結晶シリコンなどの半導体層22を形成してパターニングする。
次いで、半導体層22を含む透明基板21の前面にゲート絶縁膜23を形成した後、ゲート絶縁膜23上にゲート電極24を形成する。
次いで、ゲート電極24をマスクとして半導体層22内に不純物を注入して熱処理し、薄膜トランジスタのソース領域22aおよびドレイン領域22cを形成する。
次いで、ゲート電極24を含む透明基板21の前面に層間絶縁膜25を形成してパターニングし、ソース領域22aおよびドレイン領域22cの一部を露出する。
次いで、ソース領域22aおよびドレイン領域22cに電気的に接続される電極26を形成し、薄膜トランジスタを形成する。
次いで、図3Bに示すように、層間絶縁膜25上にITO、IZOなどの透明でかつ仕事関数値の高い透明導電性物質を形成してパターニングし、後面発光用の第1アノード27を形成する。
ここで、第1アノード27は、薄膜トランジスタの電極26に電気的に接続されるように画素領域の第1領域に形成する。
次いで、図3Cに示すように、表面を平坦化するために、前面に絶縁物質である平坦化膜28を形成してパターニングし、ドレイン領域22cの電極26の一部が露出されるようにコンタクトホール29を形成する。
次いで、図3Dに示すように、画素領域のうち第2領域にある平坦化膜28上にCr、Al、Mo、Ag、Auなどの反射率の高い導電性物質を形成してパターニングし、前面発光用の第2アノード30を形成する。
次いで、図3Eに示すように、平坦化膜28の一部を除去して第1アノード27を露出する。
次いで、図3Fに示すように、前面に絶縁膜31を形成してパターニングし、第2アノード30と電極26との電気的接続領域および第2アノード30の縁領域上のみに前記絶縁膜31を残す。
次いで、図3Gに示すように、露出された第1および第2アノード27,30上に正孔注入層32、正孔輸送層33、有機発光層34、電子輸送層35および電子注入層36を順次形成し、有機EL層を形成する。
次いで、図3Hに示すように、有機EL層の電子注入層36上に第1カソード37を形成する。
ここで、第1カソード37は、透過率を有する薄い金属電極であり、アルミニウムを数nm蒸着した後、Al上にAgを数nm〜15nm蒸着するか、Mg:Agなどの合金を数nm〜15nm蒸着するか、仕事関数の低い導電性物質により形成することもできる。
次いで、図3Iに示すように、第1シャドーマスク38を用いて、画素領域のうち第1領域の第1カソード37上に後面発光用の第2カソード39を形成する。
ここで、第2カソード39は、アルミニウムなどの反射率が高く仕事関数の低い導電性物質により形成する。
最後に、図3Jに示すように、有機EL層への酸素や水分の侵入を遮断するために、前面に保護膜40を形成し、保護キャップ(図示せず)を覆う。
図4は、本発明の第2実施形態に係る有機ELディスプレイの構造を示した平面図であり、図5A乃至5Jは、図4のIII-III線工程断面図である。
図4に示すように、本発明の第2実施形態は、本発明の第1実施形態と比べると、第1カソードの形成位置のみが異なる。
本発明の第2実施形態の第1カソードは、画素領域のうち第2領域のみに形成される。
一方、本発明の第2実施形態は、本発明の第1実施形態と類似しているので、その詳しい説明を省略する。
以下、上記のように構成される本発明の第2実施形態に係る有機ELディスプレイの製造工程を説明する。
本発明の第2実施形態を示した図5A乃至図5Gは、本発明の第1実施形態を示した図3A乃至図3Gと同一であるので、その説明を省略する。
図5Hに示すように、第2シャドーマスク41を用いて、画素領域のうち第2領域の電子注入層36上に前面発光用第1カソード37を形成する。
ここで、第1カソード37は、透過率を有する薄い金属電極であって、アルミニウムを数nm蒸着した後、Al上にAgを数nm〜15nm蒸着するか、Mg:Agなどの合金を数nm〜15nm蒸着するか、仕事関数の低い導電性物質により形成することもできる。
次いで、図5Iに示すように、第1シャドーマスク38を用いて、画素領域のうち第1領域の電子注入層36上に後面発光用第2カソード39を形成する。
ここで、第2カソード39は、アルミニウムなどの反射率が高く仕事関数の低い導電性物質により形成する。
最後に、図5Jに示すように、有機EL層への酸素や水分の侵入を遮断するために、前面に保護膜40を形成し、保護キャップ(図示せず)を覆う。
本発明の第3および第4実施形態では、第1有機EL素子および第2有機EL素子をそれぞれ製作して接着することで、両面発光型有機ELディスプレイを製作する。
図6A乃至図6Fは、本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した工程断面図で、図7は、本発明の第3実施形態に係る第2有機EL素子を示した平面図である。
まず、図6Aに示すように、透明基板21の第2領域上に薄膜トランジスタを形成し、図9Bに示すように、層間絶縁膜25上にITO、IZOなどの透明な導電性物質を形成してパターニングし、画素電極50を形成する。
ここで、画素電極50は、薄膜トランジスタの電極26に電気的に接続されるように透明基板21の第1領域に形成する。
次いで、表面を平坦化するために、前面に絶縁物質である平坦化膜28を形成してパターニングし、ドレイン領域22cの電極26の一部および画素電極50を露出する。
次いで、図6Cに示すように、第1シャドーマスク38を用いて、露出された画素電極50上に第1カソード39、電子注入層36、電子輸送層35、有機発光層34、正孔輸送層33、正孔注入層32および第1アノード27を順次形成し、第1有機EL素子を製作する。
ここで、第1カソード39は、透過率を有する薄い金属電極であり、アルミニウムなどの仕事関数の低い導電性物質を数nm蒸着するか、AgやMg:Agなどの金属を数nm〜15nm形成した後、アルミニウムなどの仕事関数の低い導電性物質を数nm形成することができる。
また、第1アノード27には、Cr、Al、Mo、Ag、Auなどの反射率および仕事関数の高い導電性物質を使用することができる。
このとき、第1アノード27は、同一の色を発光する各画素を互いに電気的に接続する。
したがって、第1シャドーマスク38には、スロット状でない、ストライプ状のものが使用される。
一方、第2有機EL素子は、次のように製作される。
図7は、第2有機EL素子の平面図であり、図6Dは、図7のIV-IV線断面図である。
図6Dおよび図7に示すように、第2透明基板51上に仕事関数値の高い透明導電性物質を形成してパターニングし、第2アノード30を形成する。
次いで、第2アノード30を含む前面にポリイミドなどの絶縁性物質を用いてセパレータ53を形成した後、他の絶縁物質を用いて島状の隔壁52を形成する。
次いで、隔壁52を含む第2アノード30上に正孔注入層32、正孔輸送層33、有機発光層34、電子輸送層35および電子注入層36を順次形成し、有機EL層を形成する。
次いで、有機EL層上にアルミニウムなどの仕事関数の低い導電性物質を蒸着してパターニングし、第2カソード37を形成することで、第2有機EL素子を製作する。
次いで、図6Eおよび図6Fに示すように、第2有機EL素子の第2カソード37が第1有機EL素子の薄膜トランジスタの電極26に電気的に接続されるように第1および第2有機EL素子を接着する。
したがって、本発明では、一つの駆動用トランジスタを用いて、二つの有機EL素子を同時に駆動するか、または、それぞれ分離して駆動することができる。
二つの有機EL素子は、内部を真空状態にした後、シーラント54を用いて密封する。
図8A乃至図8Cは、本発明の第4実施形態に係る有機ELディスプレイを示した工程断面図である。
本発明の第4実施形態および本発明の第3実施形態は、第1有機EL素子の製造工程において差がある。
まず、図8Aに示すように、透明基板21の第2領域上に薄膜トランジスタを形成する。
次いで、表面を平坦化するために、前面に絶縁物質である平坦化膜28を形成してパターニングし、ドレイン領域22cの電極26の一部を露出する。
次いで、露出された電極26に電気的に接続されるように、平坦化膜28上にITO、IZOなどの透明な導電性物質を形成してパターニングし、画素電極50を形成する。
ここで、画素電極50は、薄膜トランジスタの電極26に電気的に接続されるように透明基板21の第1および第2領域に形成する。
次いで、画素電極50と薄膜トランジスタの電極26との電気的接続領域および画素電極50の縁領域上に、絶縁層31を形成する。
次いで、図8Bに示すように、第1シャドーマスク38を用いて、露出された画素電極50上に第1カソード39、電子注入層36、電子輸送層35、有機発光層34、正孔輸送層33、正孔注入層32および第1アノード27を順次形成し、第1有機EL素子を製作する。
次いで、図8Cに示すように、図6Eのような方法で製作された第2有機EL素子と第1有機EL素子とを接着し、両面発光型有機ELディスプレイを製作することができる。
なお、本発明は、本発明の技術思想から逸脱しない範囲内で多様に変更・修正することができる。
したがって、本発明の技術的範囲は、実施形態に限られるものでなく、特許請求の範囲によって定められるべきである。
本発明に係る有機ELディスプレイの構造を示した回路図である。 本発明の第1実施形態に係る有機ELディスプレイの構造を示した平面図である。 図2の第1実施形態において、第1工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第2工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第3工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第4工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第5工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第6工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第7工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第8工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第9工程のII-II線断面図である。 図2の第1実施形態において、第10工程のII-II線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る有機ELディスプレイの構造を示した平面図である。 図4の第2実施形態において、第1工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第2工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第3工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第4工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第5工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第6工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第7工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第8工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第9工程のIII-III線断面図である。 図4の第2実施形態において、第10工程のIII-III線断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第1工程断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第2工程断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第3工程断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第4工程断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第5工程断面図である。 本発明の第3実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第6工程断面図である。 本発明の第3実施形態に係る第2有機EL素子を示した平面図である。 本発明の第4実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第1工程断面図である。 本発明の第4実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第2工程断面図である。 本発明の第4実施形態に係る有機ELディスプレイを示した第3工程断面図である。 一般的な有機ELディスプレイの構造を示した回路図である。 一般的な有機ELディスプレイの構造を示した平面図である。 図10のI-I線断面図である。
符号の説明
21 透明基板
22 半導体層
22a,22c ソース/ドレイン領域
22b チャネル領域
23 ゲート絶縁膜
24 ゲート電極
25 層間絶縁膜
26 電極
27 第1アノード
28 平坦化膜
29 コンタクトホール
30 第2アノード
31 絶縁膜
32 正孔注入層
33 正孔輸送層
34 有機発光層
35 電子輸送層
36 電子注入層
37 第1カソード
38 第1シャドーマスク
39 第2カソード
40 保護膜
41 第2シャドーマスク
50 画素電極
51 第2透明基板
52 隔壁
53 セパレータ
54 シーラント

Claims (11)

  1. 第1領域と第2領域とに分けられた第1透明基板および前記第1透明基板に対向する第2透明基板と、
    前記第1透明基板の第2領域に形成されるトランジスタと、
    前記第1透明基板の第1領域に形成され、前記トランジスタに電気的に接続される透明な電極である画素電極と、
    前記画素電極上に形成される、透過性を有する薄い薄膜金属である第1カソードと、
    前記第1カソード上に形成される第1有機EL層と、
    前記第1有機EL層上に形成される、反射性を有する金属電極である第1アノードと、
    前記第2透明基板の所定領域に形成される、透明な電極である第2アノードと、
    前記第2アノード上に形成される第2有機EL層と、
    前記トランジスタをカバーするように前記第2有機EL層上に形成され、前記トランジスタまたは画素電極に電気的に接続される、反射性を有する金属電極である第2カソードと、を含み、
    前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする
    とを特徴とする有機ELディスプレイ。
  2. 前記第2アノードの所定領域には、隔壁が形成されることを特徴とする請求項1記載の有機ELディスプレイ。
  3. 前記第2カソードは、前記隔壁の上部に形成され、前記トランジスタまたは画素電極に電気的に接続されることを特徴とする請求項2記載の有機ELディスプレイ。
  4. 第1領域と第2領域とに分けられた多数の画素領域を有する透明基板を準備する段階と、
    前記画素領域の第2領域に形成されるように、前記透明基板上にトランジスタを形成する段階と、
    前記トランジスタに電気的に接続されるように、前記画素領域の第1領域に透明な第1アノードを形成する段階と、
    前記第1アノードを含む透明基板の前面に第1絶縁層を形成する段階と、
    前記第1絶縁層の所定領域を除去して前記トランジスタのドレイン電極の一部を露出する段階と、
    前記露出されたトランジスタに電気的に接続され、前記画素領域の第2領域に形成されるように前記第1絶縁層上に反射性を有する金属電極である第2アノードを形成する段階と、
    前記第1絶縁層の一部を除去して前記第1アノードを露出する段階と、
    前記露出された第1および第2アノードを含む前面に有機EL層を形成する段階と、
    前記有機EL層上に透明な第1カソードを形成する段階と、
    反射性を有する金属電極である第2カソードを前記画素領域の第1領域に形成されるように前記第1カソード上に形成する段階と、を含み、
    前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする
    ことを特徴とする有機ELディスプレイ製造方法。
  5. 前記第1アノードを露出する段階後、
    前記第2アノードと前記トランジスタとの電気的接続領域および前記第2アノードの縁領域上に、第2絶縁層を形成することを特徴とする請求項4記載の有機ELディスプレイ製造方法。
  6. 前記有機EL層を形成する段階は、
    前記第1アノードを含む前面に正孔注入層を形成する段階と、
    前記正孔注入層上に正孔輸送層を形成する段階と、
    前記正孔輸送層上に発光層を形成する段階と、
    前記発光層上に電子輸送層を形成する段階と、
    前記電子輸送層上に電子注入層を形成する段階と、を含むことを特徴とする請求項記載の有機ELディスプレイ製造方法。
  7. 第1領域と第2領域とに分けられた多数の画素領域を有する透明基板を準備する段階と、
    前記画素領域の第2領域に形成されるように、前記透明基板上にトランジスタを形成する段階と、
    前記トランジスタに電気的に接続されるように透明な第1アノードを形成する段階と、
    前記第1アノードを含む透明基板の前面に第1絶縁層を形成する段階と、
    前記第1絶縁層の所定領域を除去し、前記トランジスタのドレイン電極の一部を露出する段階と、
    前記露出されたトランジスタに電気的に接続され、前記画素領域の第2領域に形成されるように前記第1絶縁層上に反射性を有する金属電極である第2アノードを形成する段階と、
    前記第1絶縁層の一部を除去して前記第1アノードを露出する段階と、
    前記露出された第1および第2アノードを含む前面に有機EL層を形成する段階と、
    透明な第1カソードを前記画素領域の第2領域に形成されるように前記有機EL層上に形成する段階と、
    反射性を有する金属電極である第2カソードを前記画素領域の第1領域に形成されるように前記有機EL層上に形成する段階と、を含み、
    前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする
    ことを特徴とする有機ELディスプレイ製造方法。
  8. 前記第1アノードを露出する段階後、
    前記第2アノードと前記トランジスタとの電気的接続領域および前記第2アノードの縁領域上に、第2絶縁層を形成することを特徴とする請求項7記載の有機ELディスプレイ製造方法。
  9. 第1領域と第2領域とに分けられた第1透明基板を準備する段階、前記第1透明基板の第2領域上にトランジスタを形成する段階、前記トランジスタに電気的に接続されるように前記第1透明基板の第1領域上に画素電極を形成する段階、前記画素電極を含む透明基板の前面に絶縁層を形成する段階、
    前記絶縁層の所定領域を除去し、前記トランジスタのドレイン電極の一部および画素電極を露出する段階、及び
    前記露出された画素電極上に透明な第1カソード、有機EL層、反射性を有する金属電極である第1アノードを順次形成する段階からなる第1有機EL素子の製作段階と、
    第2透明基板を準備する段階、前記第2透明基板上に透明な第2アノードを形成する段階、前記第2アノード上に前記第2領域の一部に対応して隔壁を形成する段階、及び前記隔壁を含む第2アノード上に有機EL層と反射性を有する金属電極である第2カソードを順次形成する段階からなる第2有機EL素子の製作段階と、
    前記第2有機EL素子の第2カソードと前記第1有機EL素子のトランジスタとを電気的に接続するように、前記第1、第2有機EL素子の接着段階と、を含み、
    前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする
    ことを特徴とする有機ELディスプレイ製造方法。
  10. 第1領域と第2領域とに分けられた第1透明基板を準備する段階、
    前記第1透明基板の第2領域上にトランジスタを形成する段階、
    前記トランジスタを含む前面に第1絶縁層を形成する段階、前記第1絶縁層の所定領域を除去し、前記トランジスタのドレイン電極の一部を露出する段階、
    前記露出されたトランジスタに電気的に接続されるように前記第1透明基板の第1および第2領域上に透明な画素電極を形成する段階、及び
    前記透明基板の第1領域の画素電極上に透明な第1カソード、有機EL層、反射性を有する金属電極である第1アノードを順次形成する段階とからなる第1有機EL素子の製作段階と、
    第2透明基板を準備する段階、前記第2透明基板上に第2アノードを形成する段階、前記第2アノード上に前記第2領域の一部に対応して隔壁を形成する段階、及び前記隔壁を含む透明な第2アノード上に有機EL層と反射性を有する金属電極である第2カソードを順次形成する段階からなる第2有機EL素子の製作段階と、
    前記第2有機EL素子の第2カソードと前記第1有機EL素子の露出された画素電極とを電気的に接続する前記第1、第2有機EL素子の接着段階と、を含み、
    前記トランジスタの駆動に従って、前記第1領域は背面発光し、前記第2領域は前面発光を同時にする
    ことを特徴とする有機ELディスプレイ製造方法。
  11. 前記第1有機EL素子の製作段階では、
    前記画素電極を形成する段階後、前記画素電極と前記トランジスタとの電気的接続領域および前記画素電極の縁領域上に、第2絶縁層を形成することを特徴とする請求項10記載の有機ELディスプレイ製造方法。
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