JP5079473B2 - 車載機器操作装置 - Google Patents

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本発明は、運転者がステアリングを握ったままで操作できる車載機器操作装置に関する。
従来、車両には複数の車載機器が備えられ、各車載機器が複数の機能を有しており、各種の機能に対応して各種の操作が行われる。例えば、エアーコンディショナの場合、温度調整、自動空調設定、風量調整、風向調整などの操作が行われる。また、ナビゲーション装置の場合、地図操作及び目的地設定などの操作が行われる。また、オーディオ機器の場合、CD、MD、カセットテープ、DVD、ラジオなどに関連する操作が行われる。そして、近年は、車両に多くの情報技術が適用されるにつれ、乗員が利用できる機能が増加しており、操作の種類も増加する傾向にある。
このような各種機器の各種機能に対応して個別にボタンやスライドバーなどのインタフェースを車内(特に運転席と助手席の間付近)に設けると、機能増加に伴って多数のインタフェース操作が必要になってしまい、これにより個々の車載機器の操作が複雑化して、分かりにくくなる。さらには、多数の機械的なデザインのボタンやスライドバーが車内に配置されることになり、美観の面でも不利である。
そこで、特許文献1は、単一の入力装置で複数の車載機器を操作する技術を提案している。この従来技術では、運転席と助手席の間に操作レバーが配置され、この操作レバーにボタンが設置される。そして、レバー及びボタンの操作によって複数の車載機器を利用できる。
また、特許文献2では、タッチパネルがステアリング上に設置され、このタッチパネルを用いて複数の車載機器が操作される。この従来技術によれば、ステアリングを持ったままで車載機器を操作することができる。
さらに、特許文献2の操作装置は、誤操作を防止するために以下のように構成されている。すなわち、この従来装置は、運転者が最初にタッチパネルに触れたとき、接触位置を操作中心位置として認識する。そして、操作中心位置を中心として複数の選択項目に対応して複数の接触領域がパネル上に設定される。これにより、グリップ位置や手のサイズといった個人差に起因する誤操作を防止できる。
特開2007−30814号公報 特開2005−119540号公報
しかしながら、従来技術においては、運転者が意図せずに操作装置に触ったときに誤操作が発生するという問題がある。例えば、運転者が大きくステアリングをきったときなどには、意図せずに手がタッチパネルに触れることがあり得る。ボタンのようにオンオフのみを検知する単純な操作入力部材と比較すると、タッチパネルやジョイスティックなどの入力装置は敏感であり、運転者が軽く触れただけでも入力が発生したと解釈してしまい、誤操作を生じさせる。特許文献2の従来技術は、手のサイズなどの個人差に起因する誤操作を防止しているものの、このような不用意な接触による誤操作を防止することはできない。
また、操作装置には、直感的な操作ですばやく目的の機能を利用できることが求められるが、機能の増加に伴い、こうした操作性の要求に応えることが容易でなくなってきている。例えば、特許文献1では操作の種類がレバーの傾倒と、レバー上のボタンの押下げである。また例えば、特許文献2では、操作の種類が、タッチパネルに設定された複数の操作領域のいずれかへの接触である。これら操作は、複数の候補から目的の機能を選択及び決定するものであり、機能の種類に拘わらず操作が同じであり、しかも、運転者は目的の機能に到達するまで同じ操作を何回も繰り返す必要がある。このように従来技術では、操作が単調で自由度が小さく、実際の機能との操作の関連性も薄く、そのため、操作が非直感的になる傾向がある。
本発明は、上記背景の下でなされたもので、その目的は、ステアリングを握ったままで操作でき、誤操作を防止するとともに操作を容易にできる車載機器操作装置を提供することにある。
本発明の一の態様は、車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、を備え、前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する。
上記発明によれば、複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化して操作信号を生成するので、操作部材への意図しない接触による誤操作を防止できる。また、複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成するので、操作の自由度が増大し、操作対象の機能に応じた直観的な操作が可能となる。
本発明において、複数の操作入力部は、上記のようにストローク入力を受け付け可能な構成であり、具体的には例えばタッチパネル及びジョイスティックである。また、2つの操作入力部が設けられ、それら2つの操作入力部が同時に操作されたときに操作が有効化してよい。また、3つ以上の操作入力部が設けられてよく、それら3つ以上の操作入力部のうちの少なくとも2つが操作入力を受け付けたときに操作が有効化してよい。
また、前記複数の操作入力部の各々は、前記入力部材に対する入力位置に応じた前記入力位置情報を連続的に生成してよく、前記操作信号処理部は、前記複数の入力位置情報から複数のストローク入力をそれぞれ解析する複数のストローク解析部と、複数のストローク入力の組合せに対応する機器操作を記憶する組合せ操作パターン記憶部と、前記複数のストローク解析部にて複数のストローク入力が同時に得られたときに、前記前記組合せ操作パターン記憶部を参照して前記複数のストローク入力の組合せに対応する前記機器操作を決定する多点ストローク解析部と、前記多点ストローク解析部により決定された前記機器操作に対応する操作信号を生成する操作信号生成部と、を有してよい。この構成により、複数のストローク入力の組合せに応じて操作信号を好適に異ならせることができる。
前記ストローク解析部は、所定のノイズ判定レベルに基づいてノイズと判定される操作入力を除去するノイズ除去機能を有してよい。これにより、操作入力がノイズと判断されたときは操作が無効になり、誤操作をさらに低減できる。
前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含んでよい。これら左右の操作入力部を設けることにより、両方の操作入力部に誤って接触することを防止でき、誤操作を好適に防止できる。また、左右のストローク入力を組み合わせることにより操作の自由度が増し、例えば両手の指で広げる、狭めるといった従来にない特有の操作を実現でき、目的の機能を、当該目的の機能に関連性をもった左右の操作と対応づけることも可能になり、操作を直観的に分かりやすくすることができる。
前記車載機器は表示装置でよく、前記操作信号処理部は、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに離れるストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を拡大する操作信号を生成してよく、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに近づくストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を縮小する操作信号を生成してよい。これにより、両手の指の距離を広げるように左右の操作入力部を操作すると表示が拡大し、両手の指の距離を狭めるように左右の操作入力部を操作すると表示が縮小する。したがって、目的の機能である表示の拡大及び縮小と両手の操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
前記車載機器は地図表示装置でよく、前記操作信号処理部は、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに離れるストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大する操作信号を生成してよく、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに近づくストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を縮小する操作信号を生成してよい。これにより、両手の指の距離を広げるように左右の操作入力部を操作すると地図が拡大し、両手の指の距離を狭めるように左右の操作入力部を操作すると地図が縮小する。したがって、目的の機能である地図の拡大及び縮小と両手の操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含んでよい。これら表裏の操作入力部を設けることにより、両方の操作入力部に誤って接触することを防止でき、誤操作を好適に防止できる。また、表裏のストローク入力を組み合わせることにより操作の自由度が増し、例えば両手の指でつまむように指を交差させるといった従来にない特有の操作を実現でき、目的の機能を、当該目的の機能に関連性をもった操作と対応づけることも可能になり、操作を直観的に分かりやすくすることができる。
前記車載機器は表示装置でよく、前記操作信号処理部は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を拡大又は縮小する操作信号を生成し、表示拡大に対応するストローク方向の組合せが、表示縮小に対応するストローク方向の組合せと反対でよい。これにより、片手の複数の指を反対に動かすことで、表示を拡大したり、縮小できる。しかも、指を動かす方向を反転することにより、拡大と縮小を切り換えられる。したがって、目的の機能である表示の拡大及び縮小と操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
前記車載機器は地図表示装置でよく、前記操作信号処理部は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大又は縮小する操作信号を生成し、地図拡大に対応するストローク方向の組合せが、地図縮小に対応するストローク方向の組合せと反対でよい。これにより、片手の複数の指を反対に動かすことで、地図を拡大したり、縮小できる。しかも、指を動かす方向を反転することにより、拡大と縮小を切り換えられる。したがって、目的の機能である地図の拡大及び縮小と操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
前記車載機器は地図表示装置でよく、前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図を移動する操作信号を生成してよい。入力位置が移動するストローク入力を移動入力又は移動ストローク入力といってもよく、入力位置が静止した静止入力を静止ストローク入力といってもよく、移動入力の移動方向に地図が移動されてよい。これにより、誤操作を防止しつつ、地図移動操作を直観的に分かりやすくできる。
ここで、入力位置の静止とは、入力位置の移動量が0であること(ストローク量が0であること)でもよく、入力位置の移動量が所定量以下の微少量であること(ストローク量が所定量以下の微少量であること)でもよい(以下同じ)。
前記車載機器は地図表示装置でよく、前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図の傾きを変更する操作信号を生成してよい。入力位置が移動するストローク入力を移動入力又は移動ストローク入力といってもよく、入力位置が静止した静止入力を静止ストローク入力といってもよく、移動入力の移動方向に応じて地図の傾きが変更されてよい。これにより、誤操作を防止しつつ、地図傾き変更の操作を直観的に分かりやすくできる。
前記操作信号処理部は、前記ストローク入力のストローク量に応じて前記地図表示の変化量を異ならせるように前記操作信号を生成してよい。これにより、誤操作を防止しつつ、地図表示の変化量を直観的に調整でき、操作を直観的に分かりやすくできる。
前記操作信号処理部は、複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて選択項目を選択する操作信号を生成し、続けて、前記ストローク入力を受け付けていた前記操作入力部が静止入力を受け付け、前記静止入力を受け付けていた前記操作入力部がストローク入力を受け付けたときに、ストローク入力のストローク方向およびストローク量に応じて選択項目に対する設定を行う操作信号を生成してよい。これにより、両手の指が操作入力部に触れてから離れるという一連の動作だけで選択と設定の両方を終えることができるため、目的の機能設定に速やかに到達しやすくなり、直感的で分かりやすい操作を実現することができる。
本発明の車載機器操作装置は、操作が有効になったこと及び操作が終了したことの少なくとも一方を、前記運転者に、表示及び音の少なくとも一方によって報知する報知部を有してよい。これにより、操作が有効になった瞬間や、操作が終わった瞬間を運転者が認識しやするなるため、操作が更に直感的に分かりやすくなる。
また、本発明の別の態様は、車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する。この態様によっても上述した本発明の利点が得られる。
また、本発明の別の態様は、車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得し、前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理を前記車載機器操作装置に行わせる。この態様によっても上述した本発明の利点が得られる。
本発明の別の態様は、移動体を利用するために操作される移動体操作装置であって、前記移動体に設置され、ユーザによる操作入力を検知する複数の操作入力部と、前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記移動体を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、を備え、前記複数の操作入力部の各々は、前記ユーザによる操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する。この態様は、移動体に適用される。移動体は、車両でもよい。また、移動体は、例えば電動車椅子である。この態様は任意の移動体に適用されてよい。また、操作対象は移動体でもよく、移動体に搭載される機器でもよい。この態様によっても、誤操作を防止するとともに操作を容易にできるといった本発明の利点が得られる。
本発明は、ステアリングに設けられた複数の操作入力部を設け、それら複数の操作入力部によりストローク入力を同時に受け付けたときに操作を有効化し、複数のストローク入力の組合せに応じて操作信号を異ならせており、これにより、ステアリングを握ったままで操作でき、誤操作を防止するとともに操作を容易にできる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る車載機器操作装置を示すブロック図である。車載機器操作装置1は、車載機器3を利用するために運転者により操作される。車載機器3は例えばナビゲーション装置であり、また例えばエアーコンディショナであり、また例えばオーディオ機器である。車載機器操作装置1は複数の車載機器3を操作するように構成されることが好適である。
図1に示すように、車載機器操作装置1は、左操作入力部5及び右操作入力部7と、操作信号処理部9とを備える。左操作入力部5及び右操作入力部7は、本発明の複数の操作入力部に相当し、ステアリング11に設置され、入力検知機能を有し、運転者による操作入力を検知する。操作信号処理部9は、左操作入力部5及び右操作入力部7により検知された操作入力に応じて、車載機器3を制御する操作信号を生成する。
図2は、左操作入力部5及び右操作入力部7のステアリング11上での配置を示している。図示のように、左操作入力部5及び右操作入力部7は、ステアリング11の運転者側の面の左側部分と右側部分にそれぞれ設けられ、運転者がステアリング11を握った状態で左手の親指と右手の親指でそれぞれ操作される場所に配置されている。
本実施の形態では、左操作入力部5及び右操作入力部7は、位置情報の連続的な入力であるストローク入力を受け付けるように構成されている。ストローク入力は直線的なストロークには限定されない。各操作入力部5、7は、入力部材(操作部材)に対する入力位置に応じた入力位置信号(入力位置情報)を連続的に生成し、この連続的な位置信号からストロークが求められる。ストローク入力は、ストローク方向とストローク量とを含む。ストローク方向は、入力位置の変化の方向であり、ストロークに沿った方向、又は、ストローク上の2点間の方向である。ストローク量は、入力位置の変化量であり、ストロークに沿った長さ、又は、ストローク上の2点間の距離である。
各操作入力部5、7は具体的にはタッチパネルである。操作者がパネルに指を接触したまま移動させることにより、ストローク入力が受け付けられる。このとき、パネル上の接触位置の座標信号が入力位置信号として連続的に出力される。ただし、本発明の範囲内で操作入力部はタッチパネルに限定されず、例えば、操作入力部がジョイスティックであってもよい。
図1に戻り、操作信号処理部9は、左操作入力部5及び右操作入力部7と接続されており、左操作入力部5及び右操作入力部7から入力される入力位置信号を処理して、車載機器3を制御する操作信号を生成する。操作信号が車載機器3に出力され、車載機器3が操作信号に従って動作する。
本実施の形態では、特に、操作信号処理部9が、左操作入力部5及び右操作入力部7にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、操作信号を生成するように構成されている。また、操作信号処理部9は、左操作入力部5及び右操作入力部7にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成するように構成されている。
上記機能を実現するために、操作信号処理部9は、左ストローク解析部21、右ストローク解析部23、組合せ操作パターン記憶部25、多点ストローク解析部27、操作信号生成部29及び報知部31を有する。
左ストローク解析部21は、左操作入力部5にて生成された入力位置信号から左ストローク入力を解析する。入力位置信号は前述のようにタッチパネル上での入力位置の座標情報である。操作者が接触状態を保ったまま指を動かすと、入力位置信号が順次変化する。一連の入力位置信号から、入力位置の軌跡が求められ、この軌跡からストローク方向とストローク量が特定される。一つのストローク入力の全体について見ると、ストローク方向及びストローク量は、ストロークの開始点と終了点の間の方向及び距離である。右ストローク解析部23も同様に右操作入力部7にて生成された入力位置信号から右ストローク入力を解析する。
上述したストローク解析部21、23は、所定のノイズ判定レベルに基づいてノイズと判定される操作入力を除去するノイズ除去機能を有している。このノイズ除去機能は、ノイズと判断される程度の微小な操作入力、あるいは大きすぎる操作入力を除去し、ストローク入力として多点ストローク解析部27へ供給しないように処理する機能である。ノイズ判定レベルは、例えば、タッチパネルの接触面積で規定される。この場合、接触面積が所定の下限しきい面積以下、あるいは所定の上限しきい面積以上であれば、操作入力がノイズとして無視される。また、ノイズ判定レベルは、例えば、タッチパネルの接触時間により規定される。この場合、接触時間が所定のしきい時間以下であれば、操作入力がノイズとして無視される。上記の接触面積と接触時間の両方のパラメータを用いてノイズが判定されてよい。この場合、接触面積が所定の下限しきい面積以下、あるいは、接触面積が所定の上限しきい面積以上、あるいは、接触時間が所定のしきい時間以下であれば、操作入力がノイズとして無視されてよい。また、変形例として既に述べたように操作入力部がジョイスティックである場合は、接触時間のしきい値によってノイズを判定することが好適である。このようなノイズ除去機能を設けたことで、操作入力がノイズと判断されたときは操作が無効になり、誤操作をさらに低減できる。
組合せ操作パターン記憶部25は、左ストローク入力及び右ストローク入力の組合せに対応する機器操作を記憶する構成であり、複数の組合せパターンにそれぞれ対応する複数の機器操作を記憶しており、左ストローク入力と右ストローク入力の組合せによって機器操作が異なっている。多点ストローク解析部27は、左ストローク解析部21及び右ストローク解析部23の組合せを解析する処理を行う。多点ストローク解析部27は、左ストローク解析部21及びうらストローク解析部23にて左ストローク入力と右ストローク入力が同時に得られたときに、組合せ操作パターン記憶部25を参照して、2つのストローク入力の組合せに対応する機器操作を決定し、決定した機器操作の情報を操作信号生成部29に供給する。そして、操作信号生成部29が、多点ストローク解析部27により決定された機器操作に対応する操作信号を生成し、生成した操作信号を車載機器3に供給する。
報知部31は、操作が有効になったこと及び操作が終了したことを、運転者に表示及び音により報知する構成である。報知用の表示装置は、例えば、ヘッドアップディスプレイ又はメータパネル内ディスプレイである。表示装置は、操作対象の車載機器であってよい。また、報知用の音は、スピーカから出力される。このスピーカも、操作対象の車載機器であってよい。
報知部31は、操作が有効になったこと、及び操作が終了になったことを、多点ストローク解析部27から通知される。多点ストローク解析部27は、左右のストローク入力を同時に検知したとき、操作信号生成の指示を操作信号生成部29に供給すると共に、報知指示を報知部31に供給される。報知指示の内容は操作信号生成指示と同様でよい。そして、報知部31は、報知指示に応答して、操作有効化に対応する報知を表示装置及びスピーカに出力させる。また、多点ストローク解析部27は、操作終了指示を操作信号生成部29に供給すると共に、操作終了報知指示を報知部31に供給する。これを受けて、報知部31は、操作終了に対応する報知を表示装置及びスピーカに出力させる。報知部31を設けたことにより、操作が有効になった瞬間や、操作が終わった瞬間を運転者が認識しやするなるため、操作が更に直感的に分かりやすくなる。
また、操作が有効になった瞬間の報知の内容と、操作が終わった瞬間の報知の内容は異なっていてよい。例えば、報知部31は、操作が有効になった瞬間を高い音階の音で報知し、操作が終わった瞬間を低い音階の音で報知するように構成されてよい。これにより、運転者は、報知の意味する内容をより直感的に分かりやすくなる。
操作信号処理部9はコンピュータ等の処理装置によって実現されてよい。操作信号処理部9の機能を実現するプログラムがコンピュータにて実行されてよい。この処理装置は、他の装置と一体化されていてよい。例えば、ナビゲーション装置等の任意の車載機器が、操作信号処理部9としても機能してよい。この場合、操作信号処理部9を内蔵する車載機器は、機器自身にて操作信号を使用してよい。
上記のように、本実施の形態では、左ストローク入力と右ストローク入力が同時に検知されたときに限り、操作が有効になる。次に、操作を有効にするケースと、操作を無効にするケースについて、図3及び図4を参照して詳細に説明する。
図3は、操作を有効にするケースの例である。図3において、上半部は左操作入力部5に対する左ストローク入力を示しており、下半部は右操作入力部7に対する右ストローク入力を示している。図3では、横軸が時間であり、縦軸が入力位置(接触位置)である。実際には入力位置が2次元座標上で変化するが、図3は左右方向の一次元の入力位置のみを示している。図中のラインがストローク入力(入力位置変化)を示している。
図3においては、時間t1にてまず左操作入力部5に左手の指が接触し、左ストローク入力が開始し、入力位置が移動しはじめる。左操作入力部5の接触が保たれたまま、時間t2にて右操作入力部7に右手の指が接触し、右ストローク入力が開始し、入力位置が移動し始める。その後、時間t3で、左手の指が左操作入力部5から離れ、左ストローク入力が終了する。さらに、時間t4で、右手の指が右操作入力部7から離れ、右ストローク入力が終了する。
上記においては、時間t2から時間t3の間で、左操作入力部5と右操作入力部7が同時に操作されている。このように、左操作入力部5及び右操作入力部7の操作入力期間が部分的に重なっていれば、多点ストローク解析部27は左操作入力部5及び右操作入力部7が同時に操作されたと判断し、そして、操作信号生成部29が操作信号を生成する。
また、図3において、左ストローク解析部21及び右ストローク解析部23の各々は、2つの操作が同時に行われている期間のみの操作を検出してよい。すなわち、期間t2〜t3の右ストローク入力及び左ストローク入力が検出されていよい。この場合、左ストローク入力のストローク方向は、左操作入力部5の時間t2の入力位置に対する時間t3の入力位置の方向であり、ストローク量はそれら入力位置の距離である。同様に、右ストローク入力のストローク方向は、右操作入力部7の時間t2の入力位置に対する時間t3の入力位置の方向であり、ストローク量はそれら入力位置の距離である。この計測法の場合、図中では、左ストロークのストローク方向が左で、ストローク量がS1であり、右ストロークのストローク方向が右で、ストローク量がS3である。
あるいは、図3において、左ストローク解析部21及び右ストローク解析部23の各々は、各ストロークの開始から終了までのストローク入力を解析してよい。この場合、左ストローク入力のストローク方向は、左操作入力部5の時間t1の入力位置に対する時間t3の入力位置の方向であり、ストローク量は、これらの入力位置の距離である。同様に、右ストローク入力のストローク方向は、右操作入力部7の時間t2の入力位置に対する時間t4の入力位置の方向であり、ストローク量は、これらの入力位置の距離である。この計測法の場合、図中では、左ストロークのストローク方向が左で、ストローク量がS2であり、右ストロークのストローク方向が右で、ストローク量がS4である。
上記の例で説明したストローク方向及びストローク量は、ストローク入力の全体に関する値である。この全体のストローク入力の情報が得られる前に、逐次得られるストロークの情報を用いて機器操作が開始されてよい。つまり、操作信号処理部9は、左右のストローク入力が開始した時から(図3の時間t2から)、操作信号の供給のための処理を開始してよい。より詳細には、左ストローク解析部21、右ストローク解析部23の各々は、所定の処理間隔(サイクル)でストローク入力の解析結果を多点ストローク解析部27に供給し続ける。多点ストローク解析部27も、所定の処理間隔ごとに、2つのストローク入力の組合せに応じて機器操作の決定し、操作信号生成部29が所定の処理間隔で操作信号を生成する。
図4は、操作を無効にするケースを示している。図4の例では、左操作入力部5の操作期間と右操作入力部7の操作期間が重複しない。このように、どちらか一方の操作入力部のみの入力が検知されているときは、操作が無効になる。これにより、不用意に操作入力部に接触したときの操作が無効になるので、誤操作が防止される。
図5は、組合せ操作パターン記憶部25に記憶された組合せ操作テーブルを示している。組合せ操作テーブルは、左ストローク入力、右ストローク入力及び機器操作のテーブルである。多点ストローク解析部27は、この組合せ操作テーブルを参照して、左ストロークと右ストロークの組合せに対応する機器操作を特定する。
図5の例は、車載機器3が地図表示装置であり、つまりナビゲーション装置である場合に対応している。ナビゲーション装置は、地図記憶部、地図画像処理部及びディスプレイを備える。地図画像処理部が、地図記憶部から地図情報を読み出し、操作信号処理部9から供給される操作信号に従って地図を変換する画像処理を行い、こうして生成された地図画像がディスプレイに表示される。
以下、図5の組合せ操作テーブルに規定された各々の操作について説明する。まず、(1)の地図拡大と(2)の地図縮小について説明する。
(1)左ストローク入力のストローク方向が左であり、右ストローク入力のストローク方向が右の場合、機器操作は地図拡大である。
(2)左ストローク入力のストローク方向が右であり、右ストローク入力のストローク方向が左の場合、機器操作は地図縮小である。
図6は、上記の(1)、(2)のケースに対応する操作を示している。図示のように、地図を拡大するときは、左右の指が互いに離れる方向へ、すなわち外側へと広げられる。その結果、左操作入力部5の入力位置が左へ移動し、右操作入力部7の入力位置が右へ移動し(時間t1〜t2)、ストローク解析結果が(1)の組合せになり、地図拡大の操作信号が生成される。同様に、地図を縮小するときは、左右の指が互いに近づく方向へ、すなわち内側へと狭められる。その結果、左操作入力部5の入力位置が右へ移動し、右操作入力部7の入力位置が左へ移動し(時間t3〜t4)、ストローク解析結果が(2)の組合せになり、地図縮小の操作信号が生成される。
前述したように、2つのストローク入力が同時に検知された時から機器操作が開始してよく、この例では、時間t1から地図拡大が開始し、時間t3から地図縮小が開始してよい。そして、所定サイクル毎にストローク入力(入力位置変化)が検知され、ストローク入力に応じて地図が拡大、縮小されてよい。
上記の処理においては、ストローク入力の横方向成分が処理されてよい。これにより、斜め方向のストローク入力も、右方向又は左方向のストローク入力と判断される。あるいは、横方向の軸に対して上下に所定範囲の角度に入る操作が、左右方向の操作と判断されてもよい。
また、上記の拡大及び縮小処理においては、ストローク量に応じて縮尺変化量を変化させることが好適である。ここでは、左ストローク量と右ストローク量の和が、縮尺変化量を決定するストローク量として処理されてよい。また例えば、左ストローク量と右ストローク量の平均が、縮尺変化量を決定するストローク量として処理されてよい。予め、ストローク量と縮尺変化量を対応付けるテーブルが記憶されていて、このテーブルから縮尺変化量が求められてよい。縮尺変化量が演算により求められてもよい。
上記のように、本実施の形態によれば、左右の指を互いに離れる方向へ動かすと地図が拡大される。この操作は、ちょうど対象物を押し広げて伸ばす動作に似ている。一方、左右の指を互いに近づく方向へ動かすと地図が縮小する。この操作は、対象物を小さく縮める動作に似ている。このようにして、目的の機能である地図の拡大及び縮小と両手の操作が対応するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
次に、図5の組合せ操作テーブルにおける(3)地図移動と(4)傾き変更について説明する。
(3)左ストローク入力が静止入力であり、右ストローク入力がいずれかのストローク方向のストローク入力である場合、機器操作は、ストローク方向への地図移動である。
(4)左ストローク入力が、いずれかのストローク方向のストローク入力であり、右ストローク入力が静止入力の場合、機器操作は、ストローク方向に応じた地図の傾きの変更である。
上記において、静止入力は、指が静止しており、入力位置も静止している状態に相当する。入力位置の静止とは、入力位置の移動量が0であること(ストローク量が0であること)でもよく、入力位置の移動量が所定量以下の微少量であること(ストローク量が所定量以下の微少量であること)でもよい(以下同じ)。このように、静止入力は、ストローク量が0または微少量の操作であり、したがって、本発明では静止入力がストローク入力の一種として扱われ、左ストローク解析部21及び右ストローク解析部23により検出される。上記の2種の入力を、移動入力及び静止入力といってもよく、また、移動ストローク入力及び静止ストローク入力といってもよい(移動入力又は移動ストローク入力は、入力位置が移動する入力であり、上記のいずれかのストローク方向のストローク入力であり、機器操作がストローク方向すなわち移動方向に応じる)。
図7は、上記の(3)のケースに対応する操作を示している。図示のように、左手の指が左操作入力部5上で静止され、右手の指が右操作入力部7上で動かされたとする。図7のグラフに示されるように、左操作入力部5の入力位置は変化せず、右操作入力部7の入力位置が時間経過に従って変化する。この場合、右操作入力部7の入力位置が変化する方向へと、地図が移動し、すなわちスクロールされる。地図は、上下左右に限られず、斜めにも動かされてよい。
機器操作は、2つのストローク入力が同時に検知された時から開始してよく、すなわち、時間t1から地図移動が開始してよい。そして、所定サイクル毎にストローク入力(入力位置変化)が検知され、ストローク入力に応じて地図が移動されてよい。図7のグラフでは、右ストローク入力の入力位置が上昇し、下降し、それからまた上昇している。このストローク入力の変化に応じて、地図も上方に移動し、下方に移動し、それからまた上方に移動する。最終的には、ストローク入力の開始時よりも終了時の位置が上であり、そして、より上方の地図が表示される。
上記の図7の操作において、入力位置を移動する操作は、対象物を移動方向に動かす動作に似ている。したがって、目的の機能である地図移動と操作が対応するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
上記の地図移動においては、ストローク量に応じて地図移動量を変化させることが好適である。予め、ストローク量と地図移動量を対応付けるテーブルが記憶されていて、このテーブルから地図移動量が求められてよい。地図移動量が演算により求められてもよい。
図8は、上記(4)のケースに対応する操作を示している。図示のように、右手の指が右操作入力部7上で静止され、左手の指が左操作入力部5上で動かされたとする。図8のグラフに示されるように、右操作入力部7の入力位置は変化せず、左操作入力部5の入力位置が時間経過に従って変化する。この場合、左操作入力部5の入力位置が変化に応じて、地図傾き(傾き角度)が変更される。傾きは、視点角度に応じて変わる。視点の角度が真上でなくなり、地図が傾くと、傾いた方向を見渡す鳥瞰図(バードビュー)が表示される。入力位置が上方に変化し、すなわちストローク方向が上であれば、傾きが大きくなり(視点が低くなり)、地図が向こうに傾いて、遠くを見渡す地図が表示される。逆に入力位置が下がれば、傾きが小さくなり(視点が高くなり)、地図が手前に傾く。また、ストローク方向が左右であれば、左右方向の傾きが変更される。また、ストローク方向が斜めであれば、地図も斜め方向に傾けられる。例えば、ストローク方向が右上であれば、地図は、向こう側であって、右側に傾けられる。これにより、向こう側かつ右側(北が上であれば、北東の方向)を見渡す地図が表示される。
この例でも、機器操作は、2つのストローク入力が同時に検知された時から機器操作が開始してよく、すなわち、時間t1から傾き変更が開始してよい。そして、所定サイクル毎にストローク入力(入力位置変化)が検知され、ストローク入力に応じて傾きが変更されてよい。図8のグラフでは、縦軸は上下方向の入力位置である。そして、時間t1〜時間t2の間に、左ストローク入力の入力位置が上昇し、それから下降している。このストローク入力の変化に応じて、傾きも大きくなり、それから小さくなる。最終的には、ストローク入力の開始時よりも終了時の入力位置が上であり、地図傾きは操作開始時より大きくなる。
上記の図8の操作において、入力位置を上げる操作は、対象物を手前から奥に倒す動作に似ている。逆に入力位置を下げる操作は、物を奥から手前に倒す動作に似ている。また、指を左右に動かす操作も、対象物を左右に傾ける操作に似ている。したがって、目的の機能である地図傾き変更と操作が対応するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
また、上記の地図移動においては、ストローク量に応じて傾き変化量を変化させることが好適である。予め、ストローク量と傾き変化量を対応付けるテーブルが記憶されていて、このテーブルから傾き変化量が求められてよい。傾き変化量が演算により求められてもよい。
次に、本実施の形態に係る車載機器操作装置1の動作を説明する。左操作入力部5は、運転者の指が触れると、入力位置信号を左ストローク解析部21に供給する。左ストローク解析部21は、入力位置信号を処理して左ストローク入力を解析し、解析結果を多点ストローク解析部27に供給する。同様に、右操作入力部7は、運転者の指が触れると、入力位置信号を右ストローク解析部23に供給する。右ストローク解析部23は、入力位置信号を処理して右ストローク入力を解析し、解析結果を多点ストローク解析部27に供給する。
運転者が左操作入力部5及び右操作入力部7を同時に操作すると、左ストローク解析部21、右ストローク解析部23の両方が同時に左ストローク入力及び右ストローク入力の情報を多点ストローク解析部27に供給する。このとき、多点ストローク解析部27は、左ストローク入力と右ストローク入力の組合せが組合せ操作パターン記憶部25に記憶されているか否かを判定する。両ストローク入力の組合せが記憶されていれば、その組合せに対応する機器操作が特定される。この機器操作が操作信号生成部29に指示され、機器操作に対応する操作信号が生成される。この操作信号が、機器操作に対応する車載機器3へと出力される。上記の例では、ナビゲーション装置へと地図表示変更の操作信号が供給される。
運転者が左操作入力部5及び右操作入力部7の一方だけを操作すると、一方のストローク入力の情報のみが多点ストローク解析部27に供給される。この場合は、多点ストローク解析部27は機器操作を特定する処理を行わず、操作信号生成部29も操作信号を生成しない。したがって、運転者が意図せずに片方の操作入力部に触れたような場合には、機器操作が行われない。
上記の例では、本発明が、地図表示の操作に適用された。しかし、本発明は、地図以外の任意の表示の操作に適用されてよい。車載機器3がナビゲーション装置である場合、本発明は、ナビゲーション装置の表示画面における任意の画像の操作に適用されてよい。この場合、上記の地図拡大、縮小と同様の操作が好適に適用される。具体的には、左ストローク入力のストローク方向が左であり、右ストローク入力のストローク方向が右の場合、機器操作は表示拡大である。一方、左ストローク入力のストローク方向が右であり、右ストローク入力のストローク方向が左の場合、機器操作は表示縮小である。拡大、縮小は、表示画面の全体に対して行われてもよく、一部に対して行われてもよい。このような構成により、両手の指の距離を広げるように左右の操作入力部を操作すると表示が拡大し、両手の指の距離を狭めるように左右の操作入力部を操作すると表示が縮小する。したがって、目的の機能である表示の拡大及び縮小と両手の操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
次に、図9を参照し、さらに別の操作への本発明の適用例を説明する。この例では、メニュー選択操作に本発明が適用される。操作画面は表示装置に表示され、表示装置は複数の選択項目(機能・操作対象)を表示し、表示装置上で操作が行われる。図9では、下記の(1)、(2)の操作が行われる。
(1)右手で機能を選択
右操作入力部7が右手の指による右ストローク入力を受け付ける。左操作入力部5では指が静止しており、静止入力状態にある。両ストローク入力が受け付けられるので、操作が有効化する。そして、右手の指の位置に応じて選択項目が変化する。選択された項目は、大きく拡大して表示される。この例では、車載機器3がエアコンであり、温度調整機能が選択されている。
(2)左手で設定
右手の選択を保ったままで、左操作入力部5が左手による左ストローク入力を受け付ける。左右方向のストローク入力に応じて、温度設定が変化する。ストローク量が大きいほど、温度設定の変化量も大きくなる。
図10は、上記の操作に対応する左操作入力部5及び右操作入力部7の入力位置変化を示している。まず、時間t1にて右操作入力部7への入力が開始し、入力位置が変化する。時間t2にて左操作入力部5への入力が開始し、操作が有効化する。そして、右操作入力部7への入力位置の変化に応じて、メニュー画面上の選択項目が変化する。時間t3で右操作入力部7の入力位置が静止し、選択項目が温度調整に決定される。時間t3以降は、右操作入力部7の入力位置が固定され、選択項目も温度調整に固定される。
時間t4にて、左手の指が移動し始め、左操作入力部5への入力位置が変化し始める。この例では、入力位置が右側へ変化する。したがって、ストローク方向が右方向であり、温度設定が高い方へ変わる。時間t5にて右手が離され、さらに時間t6にて左手が離されて、操作が終了する。
上記の説明では、操作画面が表示装置に表示され、表示装置が複数の選択項目等を表示した。この表示装置(図示せず)は、車載機器操作装置1の構成要素として機能する。この表示装置は、例えば、カーナビゲーション装置の表示装置であってよい。すなわち、カーナビゲーション装置の表示装置が、車載機器操作装置1の表示装置として機能してよい。さらに、車載機器操作装置1がカーナビゲーション装置に備えられてよい。そして、上記のエアコン操作のために、カーナビゲーション装置がエアコン操作機能を備えてよい。
上記の例では、右手で操作機器を選択し、そのまま左手で設定を行っており、両方の手を使って目的の機能の操作を行っている。このように、本実施の形態によれば、2つの操作入力部を設けたことにより、一方の操作入力部への入力により操作機器を選択し、そのまま他方の操作入力部への入力によって設定を行うというように、2つの操作入力部を使ってすばやく目的の機能にアクセスすることが可能となる。
また、本実施の形態では、車載機器操作装置1は、下記のような「操作のキャンセル」の処理を行うように構成されてよい。操作信号処理部9は、複数の操作入力部から得た複数のストローク入力が、組み合わせ操作パターン記憶部25に格納されている「キャンセル」を意味するパターンと合致したときは、直前までの操作をキャンセルする。具体的構成例としては、上記実施の形態では、ステアリング左右にタッチパネルがある。「キャンセル」のパターンは、両手の指を互いに異なる方向へすばやく(こするように)繰り返し動かすストローク入力である。この「キャンセル」のパターンと、左右のストロークと入力が一致したとき、操作信号処理部9は、直前までの操作をキャンセルする。
上記構成例によれば、左ストローク入力が、左へ移動、右へ移動、左へ移動、離すといった順番で検出されたとする。また、右ストローク入力が、右へ移動、左へ移動、右へ移動、離すといった順番で検出されたとする。これらのストローク入力の組合せが、組合せ操作パターン記憶部25に記憶された「キャンセル」のパターンと一致し、その結果、直前までの操作がキャンセルされる。上記の例では、例えば、地図の縮尺が元の値又はデフォルト値に変更される。また、例えば、元のメニュー選択画面が表示される。
次に、図11及び図12を参照し、本発明の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と第2の実施の形態では、操作入力部の配置が異なっており、それに伴ってストローク入力の組合せパターンが異なっている。以下では、上述の実施の形態と共通する事項の説明を省略し、相違点について説明する。
図11及び図12に示すように、本実施の形態では、車載機器操作装置51が、表操作入力部53と裏操作入力部55とを備えている。表操作入力部53及び裏操作入力部55は、ステアリング11の運転者側の表(おもて)面57及びその反対側の裏面59にそれぞれ備えられ、運転者がステアリング11を握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される。この例では、表操作入力部53及び裏操作入力部55はステアリング11の左側部分に配置され、左手の親指及び人差し指でそれぞれ操作される。表操作入力部53及び裏操作入力部55は第1の実施の形態と同様にタッチパネルである。
表操作入力部53及び裏操作入力部55に対応して、操作信号処理部9は表ストローク解析部61及び裏ストローク解析部63を備えている。ストローク解析部61は、表操作入力部53に対する表ストローク入力を解析し、裏ストローク解析部63は、裏操作入力部55に対する裏ストローク入力を解析する。
図13は、組合せ操作パターン記憶部25に記憶された組合せ操作テーブルを示している。組合せ操作テーブルは、図示のように、表ストローク入力、裏ストローク入力及び機器操作のテーブルである。この例でも、車載機器3は地図表示装置であり、機器操作は地図表示操作である。多点ストローク解析部27は、この組合せ操作テーブルを参照して、表ストロークと裏ストロークの組合せに対応する機器操作を特定する。
以下、図13の組合せ操作テーブルに規定された各々の操作について説明する。まず、(1)の地図拡大と(2)の地図縮小について説明する。
(1)表ストローク入力のストローク方向が上であり、裏ストローク入力のストローク方向が下の場合、機器操作は地図拡大である。
(2)表ストローク入力のストローク方向が下であり、裏ストローク入力のストローク方向が上の場合、機器操作は地図縮小である。
図14は、上記の(1)、(2)のケースに対応する操作を示している。図中のグラフにおいて、横軸は時間であり、縦軸は上下方向の入力位置である。図示のように、地図を拡大または縮小するときは、運転者は、物をつまむようにして親指と人差し指を交差させる。これにより、親指と人差し指は、反対方向へ動く。表側の親指が上へ動き、裏側の人差し指が下へ動くと、表操作入力部53および裏操作入力部55の入力位置も同様に移動し(時間t1〜t2)、これによりストローク解析結果が(1)の組合せになり、地図拡大の操作信号が生成される。ストローク方向の組合せが反転すると、ストローク解析結果が(2)の組合せになり、地図縮小の操作信号が生成される。
上記の処理においては、ストローク入力の上下方向成分が処理されてよい。これにより、斜め方向のストローク入力も、上方向又は下方向のストローク入力と判断される。あるいは、上下方向の軸に対して所定範囲の角度に入る操作が、上下方向の操作と判断されてもよい。
また、第1の実施の形態と同様に、上記の拡大及び縮小処理においては、ストローク量に応じて縮尺変化量を変化させることが好適である。
上記のように、本実施の形態によれば、片手の2本の指を反対に動かすことで、地図を拡大したり、縮小できる。しかも、指を動かす方向を反転することにより、拡大と縮小を切り換えられる。表側の指を上に動かすとともに裏側の指を下に動かす操作は、対象物を上にずらす動作であり、対象物を伸ばす動作に似ている。逆に、表側の指を下に動かすとともに裏側の指を上に動かす操作は、対象物を下にずらす動作であり、対象物を縮める動作に似ている。したがって、目的の機能である地図の拡大及び縮小と操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
次に、図13の組合せ操作テーブルにおける(3)地図移動と(4)傾き変更について説明する。
(3)表ストローク入力がいずれかのストローク方向のストローク入力であり、裏ストローク入力が静止入力である場合、機器操作は、ストローク方向への地図移動である。
(4)表ストローク入力が静止入力であり、裏ストローク入力がいずれかのストローク方向のストローク入力の場合、機器操作は、ストローク方向に応じた地図傾きの変更である。
図15は、上記の(3)のケースに対応する操作を示している。図示のように、人差し指が裏操作入力部55上で静止され、親指が表操作入力部53上で動かされたとする。図15のグラフに示されるように、裏操作入力部55の入力位置は変化せず、表操作入力部53の入力位置が時間経過に従って変化する。この場合、表操作入力部53の入力位置が変化する方向へと、地図が移動し、すなわちスクロールされる。地図は、上下左右に限られず、斜めにも動かされてよい。入力位置を移動する操作は、対象物を移動方向に動かす動作に似ている。したがって、目的の機能である地図移動と操作が対応するので、操作を直観的に分かりやすくできる。第1の実施の形態と同様、ここでも、ストローク量に応じて地図移動量を変化させることが好適である。
図16は、上記(4)のケースに対応する操作を示している。図示のように、親指が表操作入力部53上で静止され、人差し指が裏操作入力部55上で動かされたとする。図16のグラフに示されるように、表操作入力部53の入力位置は変化せず、裏操作入力部55の入力位置が時間経過に従って変化する。この場合、裏操作入力部55の入力位置の変化に応じて、地図の傾きが変更される。入力位置が上方に変化し、すなわちストローク方向が上であれば、傾きが小さくなり、地図が手前に傾く。逆に入力位置が下がれば、傾きが大きくなり、地図が向こうに傾き、遠くを見渡す地図が表示される。また、ストローク方向が左右である場合も、傾きが左右に変更される。さらに、ストローク方向が斜めで有れば、傾きも斜め方向に変更される。ここで、ステアリング11の裏側にて指を上げる操作は、対象物を奥から手前に倒す操作に似ている。逆に、裏側にて指を下げる操作は、対象物を手前から奥に倒す操作に似ている。また、指を左右に動かす操作も、対象物を左右に傾ける操作に似ている。したがって、目的の機能である地図傾き変更と操作が対応するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
ここでも、第1の実施の形態と同様、ストローク量に応じて傾き変化量を変化させることが好適である。
また、上記の例では、地図操作が行われたが、その他の操作も表操作入力部53及び裏操作入力部55を用いて実現される。例えば、第1の実施の形態でも述べたように、本発明は、地図以外の任意の表示の操作に適用されてよい。この場合、表ストローク入力のストローク方向が上であり、裏ストローク入力のストローク方向が下の場合、機器操作は表示拡大である。表ストローク入力のストローク方向が下であり、裏ストローク入力のストローク方向が上の場合、機器操作は表示縮小である。拡大、縮小は、表示画面の全体に対して行われてもよく、一部に対して行われてもよい。このような構成により、片手の複数の指を反対に動かすことで、表示を拡大したり、縮小できる。しかも、指を動かす方向を反転することにより、拡大と縮小を切り換えられる。したがって、目的の機能である表示の拡大及び縮小と操作が関連するので、操作を直観的に分かりやすくできる。
また、第1の実施の形態と同様に、メニュー選択が行われてよい。第1の実施の形態では、図9及び図10を用いて説明したように、右手で機能が選択され、左手で設定が行われた。第2の実施の形態では、例えば、親指を用いた表操作入力部53への入力により機能が選択され、人差し指を用いた裏操作入力部55への入力により設定が行われる。逆に人差し指を用いて機能が選択され、親指を用いて設定が行われてもよい。このような操作により、第1の実施の形態と同様、2つの操作入力部を使ってすばやく目的の機能にアクセスすることが可能となる。
以上に、本発明の好適な実施の形態について説明した。本発明によれば、複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化して操作信号を生成するので、操作部材への意図しない接触による誤操作を防止できる。また、複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成するので、操作の自由度が増大し、操作対象の機能に応じた直観的な操作が可能となる。
また、第1の実施の形態において説明したように、左右の操作入力部を設けることにより、両方の操作入力部に誤って接触することを防止でき、誤操作を好適に防止できる。また、左右のストローク入力を組み合わせることにより操作の自由度が増し、例えば両手の指で広げる、狭めるといった従来にない特有の操作を実現でき、目的の機能を、当該目的の機能に関連性をもった左右の操作と対応づけることも可能になり、操作を直観的に分かりやすくすることができる。
また、第2の実施の形態において説明したように、表裏の操作入力部を設けることにより、両方の操作入力部に誤って接触することを防止でき、誤操作を好適に防止できる。また、表裏のストローク入力を組み合わせることにより操作の自由度が増し、例えば両手の指でつまむように指を交差させるといった従来にない特有の操作を実現でき、目的の機能を、当該目的の機能に関連性をもった操作と対応づけることも可能になり、操作を直観的に分かりやすくすることができる。
また、図9及び図10を参照し、第1、第2の実施の形態にて説明したように、操作信号処理部は、複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、ストローク入力のストローク方向に応じて選択項目を選択する操作信号を生成し、続けて、ストローク入力を受け付けていた操作入力部が静止入力を受け付け、静止入力を受け付けていた操作入力部がストローク入力を受け付けたときに、ストローク入力のストローク方向およびストローク量に応じて選択項目に対する設定を行う操作信号を生成してよい。上述の例では、選択項目としてエアコンの温度調整機能が選択され、続けて、温度設定が行われた。このような本発明によれば、両手の指が操作入力部に触れてから離れるという一連の動作だけで選択と設定の両方を終えることができるため、目的の機能設定に速やかに到達しやすくなり、直感的で分かりやすい操作を実現することができる。
なお、上記の実施の形態では、各操作入力部がタッチパネルであった。しかし、本発明の範囲で操作入力部はタッチパネルに限定されない。操作入力部は前述の通りジョイスティックでもよく、この場合もストローク入力を受け付け可能である。また、これらタッチパネルおよびジョイスティックは2軸の入力装置であり、2次元の位置入力が可能である。しかし、1軸または3軸の入力装置が適用されてもよい。さらに述べると、本発明に適用される操作入力部は、オンオフのようなデジタルな値でなく、連続的な値を入力する装置といえる。この観点では、本発明の操作入力部は、アナログ入力装置と呼ぶこともできる。ここでは、アナログという用語は、連続的な値を意味している。例えば、タッチパネル上で操作者が指を動かすと、連続的な位置変化の信号がアナログ情報として得られる。
また、上記の実施の形態では、2つの操作入力部が設けられ、それら2つの操作入力部が同時に操作されたときに操作が有効化した。しかし、本発明の範囲内で、3つ以上の操作入力部が設けられてよく、それら3つ以上の操作入力部のうちの少なくとも2つが操作入力を受け付けたときに操作が有効化してよい。すなわち、全部の操作入力部により入力が検知されたときに操作が有効になってよく、あるいは、一部の複数の操作入力部が操作入力を検知したときに操作が有効になってよい。例えば、第1の実施の形態と第2の実施の形態が組み合わされて、ステアリングの表面の左右と、裏面の左右とに、合計4つの操作入力部が設けられてよい。任意の(2つ〜4つの)操作入力部の組合せごとに、上述の実施の形態で説明したようにストローク入力の組合せに応じて異なる機器操作が設定されてよい。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施の形態に限定されず、当業者が本発明の範囲内で上述の実施の形態を変形可能なことはもちろんである。
以上のように、本発明は、車載機器の誤操作を防ぎ、操作を用意にできる技術として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る車載機器操作装置を示す図である。 ステアリングに設けられた左操作入力部及び右操作入力部を示す図である。 左右の操作入力部の操作入力が同時に検知されて操作が有効化されるときの入力位置変化を示す図である。 左右の操作入力部の操作入力が同時に検知されず、操作が有効化されないときの入力位置変化を示す図である。 組合せ操作パターン記憶部に記憶された組合せ操作テーブルの例を示す図である。 左右の操作の組合せによる地図の拡大及び縮小操作を示す図である。 左右の操作の組合せによる地図移動操作を示す図である。 左右の操作の組合せによる地図傾きを変更する操作を示す図である。 左右の操作の組合せによるメニュー選択操作を示す図である。 左右の操作の組合せによるメニュー選択操作を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車載機器操作装置を示す図である。 ステアリングに設けられた表操作入力部及び裏操作入力部を示す図である。 組合せ操作パターン記憶部に記憶された組合せ操作テーブルの例を示す図である。 表裏の操作の組合せによる地図の拡大及び縮小操作を示す図である。 表裏の操作の組合せによる地図移動操作を示す図である。 表裏の操作の組合せによる地図傾きを変更する操作を示す図である。
符号の説明
1 車載機器操作装置
3 車載機器
5 左操作入力部
7 右操作入力部
9 操作信号処理部
11 ステアリング
21 左ストローク解析部
23 右ストローク解析部
25 組合せ操作パターン記憶部
27 多点ストローク解析部
29 操作信号生成部

Claims (22)

  1. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含み、
    前記車載機器は表示装置であり、
    前記操作信号処理部は、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに離れるストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を拡大する操作信号を生成し、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに近づくストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を縮小する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記操作信号処理部は、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに離れるストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大する操作信号を生成し、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに近づくストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を縮小する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作装置。
  3. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含み、
    前記車載機器は表示装置であり、
    前記操作信号処理部は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を拡大又は縮小する操作信号を生成し、表示拡大に対応するストローク方向の組合せが、表示縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作装置。
  4. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記操作信号処理部は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大又は縮小する操作信号を生成し、地図拡大に対応するストローク方向の組合せが、地図縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作装置。
  5. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図を移動する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作装置。
  6. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図の傾きを変更する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作装置。
  7. 前記操作信号処理部は、前記ストローク入力のストローク量に応じて表示変化量を異ならせるように前記操作信号を生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車載機器操作装置。
  8. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置であって、
    車両のステアリングに設置され、前記運転者による操作入力を検知する複数の操作入力部と、
    前記複数の操作入力部により検知された操作入力に応じて、前記車載機器を制御する操作信号を生成する操作信号処理部と、
    を備え、
    前記複数の操作入力部の各々は、前記運転者による操作入力として、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部にて同時に操作入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成し、
    前記操作信号処理部は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて選択項目を選択する操作信号を生成し、続けて、前記ストローク入力を受け付けていた前記操作入力部が静止入力を受け付け、前記静止入力を受け付けていた前記操作入力部がストローク入力を受け付けたときに、ストローク入力のストローク方向およびストローク量に応じて選択項目に対する設定を行う操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作装置。
  9. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作方法は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大又は縮小する操作信号を生成し、地図拡大に対応するストローク方向の組合せが、地図縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作方法。
  10. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大又は縮小する操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせるものであり、地図拡大に対応するストローク方向の組合せが、地図縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作プログラム。
  11. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作方法は、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに離れるストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大する操作信号を生成し、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに近づくストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を縮小する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作方法。
  12. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの左側部分と右側部分にそれぞれ設置され、運転者が前記ステアリングを握った状態で左手と右手でそれぞれ操作される左操作入力部及び右操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに離れるストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大する操作信号を生成し、前記左操作入力部及び前記右操作入力部により互いに近づくストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を縮小する操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせることを特徴とする車載機器操作プログラム。
  13. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含み、
    前記車載機器は表示装置であり、
    前記車載機器操作方法は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を拡大又は縮小する操作信号を生成し、表示拡大に対応するストローク方向の組合せが、表示縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作方法。
  14. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含み、
    前記車載機器は表示装置であり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記表示装置における表示画面の全体又は一部を拡大又は縮小する操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせるものであり、表示拡大に対応するストローク方向の組合せが、表示縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作プログラム。
  15. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作方法は、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大又は縮小する操作信号を生成し、地図拡大に対応するストローク方向の組合せが、地図縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作方法。
  16. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記複数の操作入力部は、前記ステアリングの運転者側の面及びその反対側の面にそれぞれ備えられ、運転者がステアリングを握った状態で片方の手の異なる指でそれぞれ操作される表操作入力部及び裏操作入力部を含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記表操作入力部及び前記裏操作入力部により互いに反対のストローク方向のストローク入力の組合せが受け付けられたときに、前記地図表示装置に表示される地図を拡大又は縮小する操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせるものであり、地図拡大に対応するストローク方向の組合せが、地図縮小に対応するストローク方向の組合せと反対であることを特徴とする車載機器操作プログラム。
  17. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作方法は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図を移動する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作方法。
  18. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図を移動する操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせることを特徴とする車載機器操作プログラム。
  19. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作方法は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図の傾きを変更する操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作方法。
  20. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記車載機器は地図表示装置であり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて地図の傾きを変更する操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせることを特徴とする車載機器操作プログラム。
  21. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置に適用され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作方法であって、
    前記車載機器操作方法は、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々により、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力を受け付け、
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成することを含み、
    前記車載機器操作方法は、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて選択項目を選択する操作信号を生成し、続けて、前記ストローク入力を受け付けていた前記操作入力部が静止入力を受け付け、前記静止入力を受け付けていた前記操作入力部がストローク入力を受け付けたときに、ストローク入力のストローク方向およびストローク量に応じて選択項目に対する設定を行う操作信号を生成することを特徴とする車載機器操作方法。
  22. 車載機器を利用するために運転者により操作される車載機器操作装置にて実行され、運転者による操作に応じて前記車載機器を制御する操作信号を生成する車載機器操作プログラムであって、
    前記車載機器操作プログラムは、
    車両のステアリングに設置された複数の操作入力部の各々から、入力部材に対する入力位置情報の連続的入力であるストローク入力の情報を取得する処理と
    前記複数の操作入力部にて同時にストローク入力が検知されたときに操作を有効化し、前記複数の操作入力部にてそれぞれ受け付けられた複数のストローク入力の組合せに応じて異なる操作信号を生成する処理と、
    を前記車載機器操作装置に行わせるものであり、
    前記車載機器操作プログラムは、前記複数の操作入力部により、入力位置が移動するストローク入力と、入力位置が静止した静止入力とがそれぞれ受け付けられたときに、前記ストローク入力のストローク方向に応じて選択項目を選択する操作信号を生成し、続けて、前記ストローク入力を受け付けていた前記操作入力部が静止入力を受け付け、前記静止入力を受け付けていた前記操作入力部がストローク入力を受け付けたときに、ストローク入力のストローク方向およびストローク量に応じて選択項目に対する設定を行う操作信号を生成する処理を、前記車載機器操作装置に行わせることを特徴とする車載機器操作プログラム。
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