JP2011162007A - 車両用シート調整装置 - Google Patents

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JP2011162007A JP2010025476A JP2010025476A JP2011162007A JP 2011162007 A JP2011162007 A JP 2011162007A JP 2010025476 A JP2010025476 A JP 2010025476A JP 2010025476 A JP2010025476 A JP 2010025476A JP 2011162007 A JP2011162007 A JP 2011162007A
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Ayano Ito
綾野 伊藤
Nobuaki Mizui
伸朗 水井
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Abstract

【課題】車両用シートの移動スピードとは関係なく操作者のタイミングで操作でき、操作時間の短縮が可能で操作性に優れた車両用シート調整装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載され複数の調整部位を備えた車両用シートである車載シート100と、画像を表示する表示部201とこの表示部201の表示に対応した位置情報を生成する入力操作部としてのタッチ入力部202からなるタッチ操作部200と、表示部201上に表示された画像に対応してタッチ入力部202により生成された位置情報に基づいて、表示部201に所定の画像を表示させる画像表示制御を行なうシート制御ECU300と、シート制御ECU300から出力される制御信号を一時的に保存するバッファ部401を備え、このバッファ部401に保存された制御信号に基づいて複数の調整部位からタッチ入力部202により選択された調整部位を駆動制御する駆動部としての駆動ECU400と、を有して構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シート調整装置に関し、特に、その制御に特徴を有する車両用シート調整装置に関する。
車両に搭載される車載シートは、運転の安全性を確保し運転者の快適性を向上させるために、その調整部位(調整箇所)が増加している。多くの調整部位を誤操作なく調整可能とするために、種々の提案がされている。例えば、表示画面上にシートの外観の形状を示すシート形状画像とシートの調整部位の名称をそれぞれ示す調整項目ボタンを表示し、調整項目ボタンのいずれかの表示画面上の位置に対応するタッチパネル上の位置にタッチされたとき、この調整項目ボタンに対応する調整部位の移動可能な方向を示す調整方向矢印を表示画面上に表示する車両用シート調整装置がある(例えば、特許文献1)。
この車両用シート調整装置において、表示制御部は、制御部から通知される位置情報を取得し、これに基づいて制御部からの指示に応じて、シート形状画像の一部を動かすアニメーション表示(動画表示)をする。使用者が表示/操作部の表示画面上の調整方向矢印を継続してタッチして、特定のシートの調整部位を移動させている間は、この調整部位に対応する箇所のシート形状画像の一部をアニメーション表示させることができる。そして、制御部が調整部位の移動停止に応じて停止部位に対応する箇所のシート形状画像の一部のアニメーション表示を停止させることができる。したがって、実際に移動しているシートの調整部位の移動の様子を表示/操作部の表示画面上に再現することができ、使用者に理解しやすい表示を提供することができるとされている。
特開2009−23390号公報
特許文献1の車両用シート調整装置によれば、シート調整のスピードに合わせて制御部が調整部位の移動および停止を表示/操作部の表示画面上にアニメーション表示する。しかし、この調整部位を大きく位置調整する場合には、実際のシート調整の動きに律速されるので表示画面上でのアニメーション表示に時間を要する。また、複数のシート調整部位のシート移動を連続してアニメーション表示することができず、シート移動の前に予めシート調整動作を確認することができないという問題があった。
従って、本発明の目的は、車両用シートの移動スピードとは関係なく操作者のタイミングで操作でき、操作時間の短縮が可能で操作性に優れた車両用シート調整装置を提供することにある。
[1]本発明は上記目的を達成するため、車両に搭載され複数の調整部位(調整箇所)を備えた車両用シートと、画像を表示する表示部と、前記表示部の表示に対応した位置情報を生成する入力操作部と、前記表示部上に表示された画像に対応して前記入力操作部により生成された位置情報に基づいて、前記表示部に所定の画像を表示させる画像表示制御を行なう制御部と、前記制御部から出力される制御信号を一時的に保存するバッファ部を備え、このバッファ部に保存された制御信号に基づいて前記複数の調整部位から前記入力操作部により選択された調整部位を駆動制御する駆動部と、を有し、前記制御部は、前記車両用シートの選択された前記調整部位の位置情報に対応した調整用画像を前記表示部に画像表示させると共に、前記入力操作部により入力される調整位置情報に基づいて前記表示部上の前記画像表示を動画表示することを特徴とする車両用シート調整装置を提供する。
[2]前記動画表示は、前記入力操作部により選択された複数の調整部位が順次連続して行なわれることを特徴とする上記[1]に記載の車両用シート調整装置であってもよい。
[3]また、前記動画表示は、前記車両用シートのシート移動速度よりも速い移動速度で前記表示部上に表示されることを特徴とする上記[1]に記載の車両用シート調整装置であってもよい。
本発明によれば、車両用シートの移動スピードとは関係なく操作者のタイミングで操作でき、操作時間の短縮が可能で操作性に優れた車両用シート調整装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10を構成する車載シート100とその調整操作に使用するタッチ操作部200の配置例を示す概観斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10の構成ブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における車載シート100の調整部位(調整可能箇所)と調整方向を示す全体斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における表示部201に表示された車載シート100の調整用表示画像である。 図5は、図4に示す調整部位が選択された場合に表示部201に表示される車載シート100の調整用表示画像例である。 図6A(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における表示部201に表示された車載シート100の調整用表示画像例であり、調整部位を連続して調整した場合の調整用表示画像とその動きの一部を示したものである。尚、図6A(a)から図6A(b)は、動画表示を表すものであり、その途中状態での画像は図示を省略している。 図6B(c)、(d)は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における表示部201に表示された車載シート100の調整用表示画像例であり、調整部位を連続して調整した場合の調整用表示画像とその動きの一部を示したものである。尚、図6B(c)から図6B(d)は、動画表示を表すものであり、その途中状態での画像は図示を省略している。 図7は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10の動作を示すフローチャート図である。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10を構成する車載シート100とその調整操作に使用するタッチ操作部200の配置例を示す概観斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10は、車両に搭載され複数の調整部位を備えた車両用シートである車載シート100と、画像を表示する表示部201とこの表示部201の表示に対応した位置情報を生成する入力操作部としてのタッチ入力部202からなるタッチ操作部200と、表示部201上に表示された画像に対応してタッチ入力部202により生成された位置情報に基づいて、表示部201に所定の画像を表示させる画像表示制御を行なうシート制御ECU300と、シート制御ECU300から出力される制御信号を一時的に保存するバッファ部401を備え、このバッファ部401に保存された制御信号に基づいて複数の調整部位からタッチ入力部202により選択された調整部位を駆動制御する駆動部としての駆動ECU400と、を有して構成されている。このシート制御ECU300は、車載シート100の選択された調整部位の位置情報に対応した調整用画像を表示部201に画像表示させると共に、タッチ入力部202により入力される調整位置情報に基づいて、表示部201上の画像表示を動画表示する。
上記示したタッチ操作部200、シート制御ECU300は、それぞれCAN通信等の車載LANの車両通信バス600を介して相互に接続されている。また、後述するように、車載シート100は、その複数の調整部位をそれぞれ駆動する駆動部としての駆動モータ112、122、132、142、152、162、172、182、駆動ECU400を介してシート制御ECU300により遠隔操作により調整動作が行なわれる。
図3は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における車載シート100の調整部位(調整可能箇所)と調整方向を示す全体斜視図である。車載シート100は、着座部としてのシートクッション101と、乗員の背もたれ部としてのバッククッション102と、乗員の頭部を受けるヘッドレスト103とからなり、車両1内の床部にシートベース104を介して配置されている。
車載シート100には、シートクッション101(座席全体)を矢印a1,a2方向に進退動作させる機能(スライド調整)の他、シートクッション101の前方端部を矢印b1,b2方向に揺動動作させる機能(フロントバーチカル調整)、シートクッション101の後方端部を矢印c1,c2方向に揺動動作させる機能(リフター調整)、シートクッション101を矢印d1,d2方向に長さ調整する機能(クッション長調整)、背もたれ面を進退面としてバッククッション102を矢印e1,e2方向に進退動作させる機能(ランバーサポート前後調整)、バッククッション102を矢印f1,f2方向に進退動作させる機能(ランバーサポート上下調整)、バッククッション102を矢印g1,g2方向に揺動動作させる機能(リクライニング調整)、及び、ヘッドレスト103を矢印h1,h2方向に進退動作させる機能(ヘッドレスト調整)がある。
この車載シート100の上記示したそれぞれの部位の調整は、図2に示すように、シート制御ECU300に接続された駆動ECU400、各駆動モータ112、122、132、142、152、162、172、182を介して、スライド調整機構111、フロントバーチカル調整機構121、リフター調整機構131、クッション長調整機構141、ランバーサポート前後調整機構151、ランバーサポート上下調整機構161、リクライニング調整機構171、ヘッドレスト調整機構181を駆動して調整を行なう。
タッチ操作部200は、表示部201を備えたタッチ入力部202で構成され、図1に示すように、操作者が手指で操作できる位置に配置されている。このタッチ操作部200は、表示部201に表示される表示情報に対してタッチ入力部202から選択・決定操作等を行なうことにより車載シート100を遠隔調整操作するための入力表示装置である。例えば、ITO膜が形成された上部電極および下部電極が所定間隔で配置され、手指で触れるとITO膜間で接触・導通することにより入力を検知する抵抗感圧式タッチパネルや、手指のパネル表面への接触や移動を光学的に検出することにより入力を検知する光学式タッチパネル、手指のパネル表面への接触や移動により静電容量の変化を電圧変化として検出することにより入力を検知する静電容量式タッチパネル等が使用できる。
操作者が、表示部201に表示されたタッチ入力部202で調整部位(調整可能箇所)が表示された車載シート100の画像を手指でタッチすると、そのタッチされた位置情報(座標情報)Pxyを後述するシート制御ECU300に出力する。尚、この位置情報(座標情報)Pxyは、1回のタッチで1の位置情報(座標情報)Pxyを出力する。また、手指をタッチ入力部202上でタッチしたまま移動させたときは、所定の時間間隔毎に位置情報(座標情報)Pxyを連続的に出力することができる。
シート制御ECU300は、主に判断処理を行なうマイコン(CPU)、演算処理の作業領域としてのRAM等から構成され、記憶部310と接続されている。記憶部310には、処理演算プログラム、表示部201に表示されるシート調整画面の画像データ等が記憶されている。画像データとしては、後述する図4、5等に示す、車載シート100の調整部位(調整可能箇所)と調整方向、および、調整部位の一覧表を示す画像データの他、調整用のスクロール表示画像、シートの移動(動き)を順次または連続的に示す動画表示のための動画情報が記憶格納されている。
ここで、動画情報は、それぞれの調整部位の車載シート100の可動範囲について、所定の動画フォーマット(MPEG−1、MPEG−2、AVI形式、Windows Media形式等)で記憶部310に記憶されている。あるいは、それぞれの調整部位の車載シート100の可動範囲について、所定の移動間隔、角度で調整変化したシート形状が記憶部310に記憶されている。これらの動画情報は、後述するシート制御ECU300で実行される処理演算プログラムによる車両用シート調整装置10の動作フローに基づいて、移動画像またはアニメーション画像として再生される。
シート制御ECU300は、タッチ入力部202から入力される位置情報Pxyとその時に表示部201上に表示されている表示画像とを対比して、そのタッチ入力による位置あるいは機能を特定する。すなわち、表示画像に対応した位置情報Pxyにより調整部位の選択、機能の選択を行ない、それに基づいて種々の制御を行なう。また、所定の時間内に同一の位置情報Pxyが入力された場合にはダブルタッチとしてその選択された機能を決定してこの機能を実行する制御を行なうことができる。これらの表示画像と位置情報Pxyにより定義された機能は、上記した記憶部310にテーブルとして記憶され、シート制御ECU300による制御時に必要に応じて随時参照される。また、タッチ入力部202へのタッチ状態のまま連続して位置情報Pxyが入力された場合には、後述するスクロール操作と判断し、連続タッチに追従した連続調整を行なうことができる。
また、シート制御ECU300には、車載シート100のスライド調整機構111、フロントバーチカル調整機構121、リフター調整機構131、クッション長調整機構141、ランバーサポート前後調整機構151、ランバーサポート上下調整機構161、リクライニング調整機構171、ヘッドレスト調整機構181を各駆動モータ112、122、132、142、152、162、172、182で駆動するための駆動ECU400が接続されている。
この駆動ECU400は、シート制御ECU300からの制御信号に基づいて各駆動モータを駆動するためのドライブ回路402を備えると共に、シート制御ECU300からの制御信号(シート調整ジョブ)を一時的に保存しておくバッファ部401を備えている。このバッファ部401により、シート制御ECU300からの制御信号に基づくシート調整ジョブを一時的に保存できる。これにより、それぞれの調整機構により駆動されるシート移動の速度とは関係なく、タッチ入力部202によるシート調整操作を行ない、これに基づく制御信号をシート制御ECU300から駆動ECU400に出力することができる。さらに、タッチ入力部202によるシート調整操作を複数の調整部位について連続的に行なっても、シート移動の完了を待つことなく、これに基づく制御信号を連続的に駆動ECU400に出力することができる。
すなわち、駆動ECU400がバッファ部401を備えているので、シート移動の速度とは関係なくシート調整操作に基づく制御信号をシート制御ECU300から駆動ECU400に出力することができ、特に、複数の調整部位について連続的にシート調整操作を行なう先行操作が可能となる。これにより、後述するアニメーション等の動画表示と実際のシート移動とを互いに独立して実行することが可能となる。
駆動ECU400には、ドライブ回路402を介して各駆動モータ112、122、132、142、152、162、172、182が接続されている。これらの駆動により、車載シート100のスライド調整機構111、フロントバーチカル調整機構121、リフター調整機構131、クッション長調整機構141、ランバーサポート前後調整機構151、ランバーサポート上下調整機構161、リクライニング調整機構171、ヘッドレスト調整機構181が駆動され、車載シート100の各調整部位が移動して調整される。
図4は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における表示部201に表示された車載シート100のシート調整画像210である。図5は、図4に示す調整部位が選択された場合に表示部201に表示される車載シート100の調整用表示画像例である。また、図6A(a)、図6A(b)、図6B(c)、図6B(d)は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10における表示部201に表示された車載シート100の調整用表示画像例であり、調整部位を連続して調整した場合の調整用表示画像とその動きの一部を示したものである。また、図7は、本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10の動作を示すフローチャート図であり、以下、これらにより車両用シート調整装置の動作を説明する。
本発明の実施の形態に係る車両用シート調整装置10の動作フローがスタートすると、まずタッチ操作部200の表示部201に図4に示すような制御対象となっているシート調整画像210が表示される(Step1)。シート調整画像210は、車載シート100の調整可能部位215がすべて表示され、また、これに対応した調整可能部位の一覧表220が表示される。調整可能部位215は、例えば、A〜Hまでの8箇所で、調整方向が矢印で表示される。また、このA〜Hに対応した一覧表220には、それぞれの調整項目が文字により表示される。
次に、調整可能部位215のいずれかの調整部位がタッチ入力部202により選択されたかどうかを判断する(Step2)。すなわち、表示部201に表示されている表示画像とタッチ入力部202から入力される位置情報Pxyから、選択された調整部位を特定し、シート調整画像210上の調整可能部位215の矢印、記号(A〜H)または一覧表220の記号(A〜H)、項目がタッチ入力により選択されたかどうかを判断する。この調整部位は、位置情報Pxyと表示画像からシート制御ECU300により記憶部310のテーブルが参照されて、特定および判断される。調整部位が選択されたと判断された場合は、Step3へ進み、調整部位が選択されたと判断されない場合は、Step2を繰り返し実行する。
シート制御ECU300は、表示部201に表示された車載シート100の調整用表示画像にスクロール表示240を行なう(Step3)。例えば、Step2で、Gのリクライニングが選択された場合は、図5に示すように、車載シート100の調整用表示画像のリクライニングの部位Gに、スクロール表示240を重畳して表示する。
Step4では、「戻る」ボタンが選択されたかどうかを判断する。すなわち、図5において、「戻る」ボタン260が表示部201でタッチ入力により選択された場合は、シート調整を終了し、選択されない場合は、Step5へ進む。
次に、スクロール表示240がタッチされたかどうか判断する(Step5)。シート制御ECU300は、タッチ入力部202から入力される位置情報Pxyとその時に表示部201上に表示されているスクロールバー245の位置を対比して、そのタッチ入力がスクロール操作かどうかを判断する。スクロール操作がされたと判断された場合はStep6へ進み、スクロール操作と判断されない場合はStep4へ戻る。
Step6では、スクロール表示240において、スクロールバー245を移動表示して車載シート100の調整を行なう。スクロール表示240は、中立位置から調整可能な両方向へスライド可能とされるスクロールバー245とその可動範囲を示す枠部246から構成される。ここで、スクロールとは、移動対象とするもの、すなわち、車載シート100の調整部位を表示部201上でスクロールバー245をスライドさせて表示する手法である。すなわち、操作者は、スクロール表示240の中立位置にあるスクロールバー245を、図6A(a)に示す状態からタッチ入力部202から手指でタッチしたままシート移動したい方向へ移動させたい量だけ移動させる。例えば、スクロールバー245を手指でタッチしたまま枠部246の右方向へスクロール操作すると、スクロールバー245が枠部246の中で右方向へ移動して表示される。
上記のスクロールバー245の移動表示と共に、図6A(b)に示すように、シート100のリクライニング部Gがスクロールバー245の移動量に応じて後方へ移動する(倒れる)アニメーションにより動画表示される。すなわち、シート制御ECU300は、記憶部310に記憶されている動画情報にアクセスして、スクロールバー245の移動量に応じたリクライニング部Gのアニメーション画像を表示する。
Step7では、シート制御ECU300から駆動ECU400へ制御信号を出力してシート駆動を行なう。すなわち、シート制御ECU300からの制御信号(シート調整ジョブ)を駆動ECU400に出力すると、駆動ECU400のバッファ部401に一時的に保存される。駆動ECU400は、このシート調整ジョブを、ドライブ回路402から各駆動モータ112、122、132、142、152、162、172、182を介してそれぞれ車載シート100のスライド調整機構111、フロントバーチカル調整機構121、リフター調整機構131、クッション長調整機構141、ランバーサポート前後調整機構151、ランバーサポート上下調整機構161、リクライニング調整機構171、ヘッドレスト調整機構181を駆動する。これにより、タッチ入力部202からシート調整操作を行ない、車載シート100のシート移動調整を行なうことができる。
上記のStep6でのアニメーション表示とStep7での実際の車載シート100のシート移動とは、互いに独立して実行することが可能である。駆動ECU400のバッファ部401にシート調整ジョブが一時的に保存され、これに基づいて各調整機構が駆動されるからである。
次に、Step8で、「戻る」ボタンが選択されたかどうかを判断する。すなわち、図6A(b)において、「戻る」ボタン260が表示部201でタッチ入力により選択された場合は、シート調整を終了し、選択されない場合は、Step9へ進む。
次に、スクロール表示240がタッチされたかどうか判断する(Step9)。Step5と同様に、シート制御ECU300は、タッチ入力部202から入力される位置情報Pxyとその時に表示部201上に表示されているスクロールバー245の位置とを対比して、そのタッチ入力がスクロール操作かどうかを判断する。スクロール操作がされたと判断された場合はStep6へ戻り、繰り返してスクロール操作を実行し、スクロール操作と判断されない場合はStep2へ戻って調整部位の選択を行なう。
上記示したStep9かStep2へ戻った場合に、例えば、次の調整部位がヘッドレスト調整Hの場合には、図6B(c)に示すように、シート制御ECU300は、車載シート100の調整用表示画像のヘッドレストの部位Hに、スクロール表示240を重畳して表示する。さらに、図6B(d)に示すように、シート制御ECU300は、記憶部310に記憶されている動画情報にアクセスして、スクロールバー245の移動量に応じたヘッドレストHのアニメーション画像を表示する。
このように、Step2からStep9まで、必要なだけ複数の調整部位が順次選択されて、アニメーション画像の表示と実際のシート移動とを独立して実行することができる。
(本発明の実施の形態の効果)
本発明の実施の形態によれば、以下のような効果を有する。
(1)駆動ECU400は、シート制御ECU300からの制御信号に基づいて各駆動モータを駆動するためのドライブ回路402を備えると共に、シート制御ECU300からの制御信号(シート調整ジョブ)を一時的に保存しておくバッファ部401を備えている。このバッファ部401を備えることにより、シート制御ECU300からの制御信号に基づくシート調整ジョブを一時的に保存できる。これにより、それぞれの調整機構により駆動されるシート移動の速度とは関係なく、タッチ入力部202によるシート調整操作を行ない、これに基づく制御信号をシート制御ECU300から駆動ECU400に出力することができる。特に、動画表示を、実際のシート移動速度よりも速い移動速度(表示速度)で表示部上に表示することができる。従って、車両用シートの移動スピードとは関係なく操作者のタイミングで操作でき、操作時間の短縮が可能で操作性に優れた車両用シート調整装置を提供することが可能となる。
(2)タッチ入力部202によるシート調整操作を複数の調整部位について連続的に行なっても、シート移動の完了を待つことなく、これに基づく制御信号を連続的に駆動ECU400に出力することができる。すなわち、駆動ECU400がバッファ部401を備えているので、シート移動の速度とは関係なくシート調整操作に基づく制御信号をシート制御ECU300から駆動ECU400に出力することができ、特に、複数の調整部位について連続的にシート調整操作を行なう先行操作が可能となる。これにより、アニメーション等の動画表示と実際のシート移動とを互いに独立して実行することが可能となる。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
1…車両
6…センターコンソール
8…インスツルメントパネル
10…車両用シート調整装置
100…車載シート
101…シートクッション
102…バッククッション
103…ヘッドレスト
104…シートベース
111…スライド調整機構
112、122、132、142、152、162、172、182…駆動モータ
121…フロントバーチカル調整機構
131…リフター調整機構
141…クッション長調整機構
151…ランバーサポート前後調整機構
161…ランバーサポート上下調整機構
171…リクライニング調整機構
181…ヘッドレスト調整機構
200…タッチ操作部
201…表示部
202…タッチ入力部
210…シート調整画像
215…調整可能部位
220…一覧表
240…スクロール表示
245…スクロールバー
246…枠部
300…シート制御ECU
310…記憶部
400…駆動ECU
401…バッファ部
402…ドライブ回路
600…車両通信バス

Claims (3)

  1. 車両に搭載され複数の調整部位を備えた車両用シートと、
    画像を表示する表示部と、
    前記表示部の表示に対応した位置情報を生成する入力操作部と、
    前記表示部上に表示された画像に対応して前記入力操作部により生成された位置情報に基づいて、前記表示部に所定の画像を表示させる画像表示制御を行なう制御部と、
    前記制御部から出力される制御信号を一時的に保存するバッファ部を備え、このバッファ部に保存された制御信号に基づいて前記複数の調整部位から前記入力操作部により選択された調整部位を駆動制御する駆動部と、を有し、
    前記制御部は、前記車両用シートの選択された前記調整部位の位置情報に対応した調整用画像を前記表示部に画像表示させると共に、前記入力操作部により入力される調整位置情報に基づいて前記表示部上の前記画像表示を動画表示することを特徴とする車両用シート調整装置。
  2. 前記動画表示は、前記入力操作部により選択された複数の調整部位が順次連続して行なわれることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート調整装置。
  3. 前記動画表示は、前記車両用シートのシート移動速度よりも速い移動速度で前記表示部上に表示されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート調整装置。
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