JP2014052787A - 振動呈示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動呈示に伴う違和感を改善するとともに、操作性を向上させた振動呈示装置を提供する。
【解決手段】振動呈示装置は、複数の情報入力領域111を表示する表示部11と、使用者が情報入力領域111に触れた位置情報を検出するタッチセンサ部12と、タッチセンサ部12の位置情報に基づき情報入力領域111に振動を発生させて振動呈示を行う振動呈示部14と、振動呈示部14の振動呈示を制御する振動呈示制御部23とを備えている。振動呈示制御部23は、振動呈示時間の経過後に振動待機時間を設定する。
【選択図】図2
【解決手段】振動呈示装置は、複数の情報入力領域111を表示する表示部11と、使用者が情報入力領域111に触れた位置情報を検出するタッチセンサ部12と、タッチセンサ部12の位置情報に基づき情報入力領域111に振動を発生させて振動呈示を行う振動呈示部14と、振動呈示部14の振動呈示を制御する振動呈示制御部23とを備えている。振動呈示制御部23は、振動呈示時間の経過後に振動待機時間を設定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、操作者の手指に刺激操作感触を呈示する振動呈示装置に関するものである。
従来の振動呈示装置の一例としては、使用者がタッチパネルにタッチ操作するとき、タッチパネル面のタッチ操作の位置に応じてタッチパネルに振動呈示を行なうタッチパネル装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1記載の従来のタッチパネル装置は、タッチパネル面をなぞることでデータを入力する際に、そのデータをブラインドタッチ入力できる装置であり、タッチパネル面のタッチ位置を検出し、そのタッチ位置に応じた振動周波数、振動間隔又は振動強度で振動素子を振動させる構成となっている。
この従来のタッチパネル装置によれば、タッチパネル面のタッチ位置に応じて振動素子の振動周波数、振動間隔又は振動強度を制御してクリック感を変えているので、タッチパネル面のタッチ位置を使用者に感覚的に認識させることができるとしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来のタッチパネル装置は、上下左右方向の操作に対する振動フィードバック(以下、「振動呈示」ともいう。)の振動周波数、振動間隔又は振動強度を変化させるが、例えば日本語の五十音配列のソフトウェアキーボードのイメージ画面では選択可能な文字列が多いため、文字列に沿って素早くなぞり操作する場合は、振動呈示が短い間隔で多数回繰り返されることとなり、使用者が煩わしさを感じるという事態を生じる場合があった。
従って、本発明の目的は、振動呈示に伴う違和感を改善するとともに、操作性を向上させた振動呈示装置を提供することにある。
[1]本発明は、複数の情報入力領域を表示する表示部と、使用者が前記情報入力領域に触れた位置情報を検出するタッチセンサ部と、前記タッチセンサ部の位置情報に基づき前記情報入力領域に振動を発生させて振動呈示を行う振動呈示部と、前記振動呈示部の振動呈示を制御する振動呈示制御部と、を備えており、前記振動呈示制御部は、振動呈示時間の経過後に振動待機時間を設定することを特徴とする振動呈示装置にある。
[2]上記[1]記載の前記振動呈示制御部は、前記振動呈示時間に前記振動待機時間を加算した時間の合計を1回の実行時間として設定することを特徴としている。
[3]上記[1]又は[2]記載の前記振動待機時間は、使用者のなぞり操作により前記複数の情報入力領域を通過した数に応じて長く設定されることを特徴としている。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかに記載の前記振動呈示制御部は、使用者のなぞり操作により前記複数の情報入力領域を通過した数が所定の閾値を超えていることを条件として、前記振動待機時間を長く設定することを特徴としている。
本発明によれば、複数の情報入力領域に対して、使用者がなぞり操作を行っても、心地よい操作感が得られるとともに、操作性に優れた振動呈示装置が効果的に得られる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(車両の前部座席前方の構成)
図1において、車両1の前部座席の前方には、計器類や助手席用エアバッグなどが装着された合成樹脂製のインストルメントパネル2が車幅方向に配置されている。このインストルメントパネル2の中央部付近に配置されたセンタークラスタ3の意匠面側には、各種の選択画面を表示可能な入力装置10の表示部11が配置されている。
図1において、車両1の前部座席の前方には、計器類や助手席用エアバッグなどが装着された合成樹脂製のインストルメントパネル2が車幅方向に配置されている。このインストルメントパネル2の中央部付近に配置されたセンタークラスタ3の意匠面側には、各種の選択画面を表示可能な入力装置10の表示部11が配置されている。
(入力装置の構成)
この入力装置10は、図1及び図2に示すように、車両1に搭載されたナビゲーション装置5等の車載機器の操作や文字等の入力を行う装置である。他の車載機器としては、例えば空調装置、オーディオ装置や運転支援装置等が搭載される。そのナビゲーション装置5を含む車載機器と入力装置10とは、CAN(Controller Area Network)6により接続されており、車両電源7から供給される電力により動作するようになっている。
この入力装置10は、図1及び図2に示すように、車両1に搭載されたナビゲーション装置5等の車載機器の操作や文字等の入力を行う装置である。他の車載機器としては、例えば空調装置、オーディオ装置や運転支援装置等が搭載される。そのナビゲーション装置5を含む車載機器と入力装置10とは、CAN(Controller Area Network)6により接続されており、車両電源7から供給される電力により動作するようになっている。
この入力装置10の表示部11には、図1及び図2に示すように、使用者が触れることで入力操作を行うタッチセンサ部12が重ねて配置されている。このタッチセンサ部12に対して、使用者の指先でタッチやなぞり等の操作を行い、表示部11に表示された表示画面の情報入力領域に押し込み操作を行うことでオンされるスイッチ部15を介して、その情報入力領域に表示された文字や記号等の入力操作がなされる。
図示例では、表示部11とタッチセンサ部12とが同一面上に重ねられた状態で配置されているが、表示部11とタッチセンサ部12とは、別々に配置された構成であってもよい。その表示部11に代えて、タッチセンサ部12に対応した画像表示をセンターディスプレイ4に出力表示する構成とすることもできる。
(表示部の構成)
この表示部11としては、例えばTFT型等の公知の液晶ディスプレイが用いられる。この表示部11は、図2に示すように、ECU20に接続されている。このECU20から出力される表示信号に基づいて、表示部11の表示画面に画像が表示される。この画像は、制御対象である車載機器のメニュー画面や地図画面等のデータである。
この表示部11としては、例えばTFT型等の公知の液晶ディスプレイが用いられる。この表示部11は、図2に示すように、ECU20に接続されている。このECU20から出力される表示信号に基づいて、表示部11の表示画面に画像が表示される。この画像は、制御対象である車載機器のメニュー画面や地図画面等のデータである。
図3を参照すると、図3には、表示部11の表示画面110に表示される画像の一例が示されている。この表示画面110は、複数の情報入力領域111と、複数の情報入力領域111のそれぞれを取り囲む縦横方向の境界線112,113とを有する。この情報入力領域111には、50音の文字が割り当てられている。情報入力領域111に表示される文字は、押し込み操作用の仮想の操作ボタンとして機能する。その操作ボタンを押し込み操作することで、情報入力領域111の文字データがECU20に入力される。
(タッチセンサ部の構成)
このタッチセンサ部12は、図2及び図3に示すように、使用者の指先で触れた表示部11の表示画面110上のタッチ位置を検出するタッチセンサであり、表示画面110上のタッチ位置に応じた信号を出力するタッチ検出部13を有している。タッチセンサ部12としては、例えば静電容量方式、抵抗膜方式、赤外線方式やSAW方式等の公知のタッチパネルを用いることが可能である。
このタッチセンサ部12は、図2及び図3に示すように、使用者の指先で触れた表示部11の表示画面110上のタッチ位置を検出するタッチセンサであり、表示画面110上のタッチ位置に応じた信号を出力するタッチ検出部13を有している。タッチセンサ部12としては、例えば静電容量方式、抵抗膜方式、赤外線方式やSAW方式等の公知のタッチパネルを用いることが可能である。
このタッチセンサ部12は、図2及び図3に示すように、タッチパネルの横方向をX軸とし、縦方向をY軸とし、タッチパネルの左上の隅を原点としたとき、タッチ検出部13によりタッチ操作の位置(表示画面110上のX−Y座標値)を検出し、検出信号としてECU20に出力する。使用者の手指が表示画面110に対してタッチ操作を行うことで文字の入力操作ができる。この入力操作により入力内容が判断されることで、車載機器の操作を行うことが可能となる。
(ECUの構成)
このECU20は、プログラムに従って、取得したデータに演算や加工等を行うCPU、半導体メモリであるRAM、及びROM等により構成されたコンピュータである。このROMには、例えばCPUが動作するためのプログラム、画像情報や接続機器情報等が格納されている。一方のRAMは、例えば一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
このECU20は、プログラムに従って、取得したデータに演算や加工等を行うCPU、半導体メモリであるRAM、及びROM等により構成されたコンピュータである。このROMには、例えばCPUが動作するためのプログラム、画像情報や接続機器情報等が格納されている。一方のRAMは、例えば一時的に演算結果等を格納する記憶領域として用いられる。
この画像情報は、情報入力領域111、縦方向の境界線112、及び横方向の境界線113などの情報であり、一方の接続機器情報は、ナビゲーション装置5等の車載機器の情報である。
このECU20は、図2に示すように、表示部11の表示画面110に出力する画像を生成する表示画像生成部21と、表示画像生成部21から供給された画像の表示動作を制御する表示コントローラ22と、振動呈示部14の駆動を制御する振動呈示制御部23と、タッチセンサ部12の動作を制御するセンサコントローラ24と、電子機器の動作を制御する機器制御部25と、振動呈示の命令を蓄積するバッファ部26とを備えている。
この表示画像生成部21は、表示部11に表示させる画像情報をROMから読み出して表示コントローラ22に出力する。
この表示コントローラ22は、表示画像生成部21から供給された画像に基づいて表示部11を駆動し、表示部11に画像を表示する。
この振動呈示制御部23は、タッチセンサ部12から取得した検出信号に基づく表示画面110のX−Y座標値から、使用者の指先が接触した座標、あるいは接近した座標を算出する。この座標の算出方法としては、例えば加重平均を用いた方法等の周知の方法が用いられる。
この振動呈示制御部23は、検出されたX−Y座標値に基づいて、タッチ操作(なぞり操作)により表示画面110の情報入力領域111に達したか否かを判断する。情報入力領域111に達したと判断した場合は、振動呈示部14を駆動させることでタッチセンサ部12を加振制御して振動呈示を行う。
このセンサコントローラ24は、供給電圧の制御、供給時間の制御や読み取り動作のタイミングの制御等を行い、タッチセンサ部12を制御する。
この機器制御部25は、振動呈示制御部23が判定した操作と、その操作に割り付けられた機能を定義する制御情報とに基づいて、車両1に搭載されたナビゲーション装置5等の電子機器を制御する。
(振動呈示装置の構成)
この入力装置10は、操作者の手指に刺激操作感触を呈示する振動呈示装置を備えている。この振動呈示装置は、この実施の形態における主要な特徴部を有している。
この入力装置10は、操作者の手指に刺激操作感触を呈示する振動呈示装置を備えている。この振動呈示装置は、この実施の形態における主要な特徴部を有している。
この振動呈示装置は、図2及び図3に示すように、タッチセンサ部12に振動を発生させることで振動呈示を行う振動呈示部14と、タッチ検出部13により検出された位置及び表示部11に表示される表示画像に基づいて、なぞり操作により情報入力領域111を通過したとき振動呈示部14によりタッチセンサ部12を振動させるECU20とを備える。
この振動呈示部14は、図2に示すように、タッチセンサ部12に装着されており、タッチセンサ部12の検出面を振動させることで振動呈示を行う。この振動呈示部14としては、例えばピエゾ(電歪素子)、ソレノイド、モータや電磁コイル等の各種のアクチュエータを用いることができる。
このECU20の振動呈示制御部23は、表示画面110上における一つの情報入力領域111に対応して、振動呈示時間Tdと振動待機時間Twとの時間の合計(Td+Tw)を振動呈示の1回の実行時間Tとして設定する。
タッチ操作(なぞり操作)により情報入力領域111に触れることで振動呈示命令が発生する。振動呈示の実行時間T内に情報入力領域111を通過する数N(以下、「操作ボタン切替数N」ともいう。)に応じて、振動呈示制御部23から振動呈示部14に制御信号が出力される。この操作ボタン切替数Nが所定の閾値aを超えていない場合は、タッチ操作(なぞり操作)により情報入力領域111を通過する度に振動呈示部14が振動する。
この振動呈示制御部23により、図3に示す文字「あ」から文字「か」へ間欠的にタッチ操作(なぞり操作)がなされたと判断されたときは、情報入力領域111は文字「あ」及び文字「か」の二つであるから、1回の振動呈示が行われる。一方、文字「あ」から文字「か」を経て文字「さ」を順次横切る場合は、情報入力領域111は文字「あ」、文字「か」及び文字「さ」の三つであるから、2回の振動呈示が行われる。
上記振動呈示の動作によれば、情報入力領域111を通過するときに所定の回数だけ振動呈示を行うことで自然な振動呈示とすることができる。
一方、振動呈示の実行時間T内において、複数の情報入力領域111に対応する振動呈示命令が発生した場合は、この振動呈示命令数Nをバッファ部26に蓄積することで、振動回数を制限する動作が振動呈示制御部23により実行される。この振動呈示命令数Nは、情報入力領域111を通過する操作ボタン切替数Nに相当する。
この振動呈示命令数Nが所定の閾値aを超えた場合は、振動呈示制御部23により振動呈示命令数Nに応じて、振動待機時間Twの間隔が時間Twoずつ長く設定される。この振動待機時間Tw後に振動呈示命令がバッファ部26から出力される。
ここで、閾値aを1と仮定すれば、振動呈示命令数Nと時間Twoとにより振動待機時間Twを下記の数式(1)のように計算することができる。この閾値aは、使用者に煩わしさを感じさせないことに適した時間として定められた時間である。
この振動待機時間Twに対して、振動呈示命令数(N−1)に応じて増加する時間Twoを加算することで、振動待機時間Twが設定される。この振動待機時間Twにより、振動呈示の実行時間T(=振動呈示時間Td+振動待機時間Tw)の間隔が更新される。この実行時間Tについては特に規定されるものではないが、振動待機時間Twが長くなりすぎると、使用者に振動呈示の遅延を感じさせるため、振動待機時間Twを所定の時間に制限することが好適である。振動待機時間Twは、例えば200ms以下の時間に設定される。
(振動呈示のタイミング)
ここで、図4を参照すると、図4には、図3に示す五十音の「あ」段に沿って連続的になぞり操作した場合の情報入力領域111を通過する操作ボタン切替数と、バッファ部26に蓄積される振動呈示命令数と、振動呈示数との関係が例示されている。
ここで、図4を参照すると、図4には、図3に示す五十音の「あ」段に沿って連続的になぞり操作した場合の情報入力領域111を通過する操作ボタン切替数と、バッファ部26に蓄積される振動呈示命令数と、振動呈示数との関係が例示されている。
図4において、上記式1に基づき、振動呈示時間Tdを50msとし、振動待機時間Twを40msとし、時間Twoを10msに設定する。振動呈示の実行時間Tは、振動呈示時間Tdと振動待機時間Twとの時間の合計(Td+Tw)を振動呈示の1回の実行時間Tとし、T=90ms+(N−1)×10msに設定する。
図3に示す五十音の「あ」段に沿ってなぞり操作が連続的になされたときの振動呈示処理における操作ボタン切替数は12回であり、その操作ボタン切替位置を図4中に白抜き三角でプロットしている。振動呈示数は6回であり、その振動呈示位置を図4中に黒三角でプロットしている。
この振動呈示処理は、図4に示すように、先ず、五十音の文字「あ」及び文字「か」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置で振動呈示命令を出力する。次いで、文字「か」及び文字「さ」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置において一個の振動呈示命令をバッファ部26に蓄積し、その一個の振動呈示命令を文字「さ」の情報入力領域111で出力する。
続いて、文字「さ」及び文字「た」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置と文字「た」及び文字「な」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置とにおいて、二個の振動呈示命令をバッファ部26に蓄積し、その二個の振動呈示命令のうち一個の振動呈示命令を文字「な」の情報入力領域111で出力する。
続いて、文字「な」及び文字「は」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置において、一個の振動呈示命令をバッファ部26へ蓄積する。ここで、合計二個の振動呈示命令がバッファ部26に蓄積されていることから、上記式1に基づき、振動待機時間Twが10ms長く設定され(40ms+(2−1)×10ms)、振動呈示の実行時間Tは、100ms(50ms+50ms)の時間間隔に広げられる。
続いて、文字「な」及び文字「は」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置と文字「は」及び文字「ま」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置とにおいて、二個の振動呈示命令をバッファ部26へ溜め込み、合計三個の振動呈示命令がバッファ部26に蓄積される。その三個の振動呈示命令のうち一個の振動呈示命令を文字「ま」の情報入力領域111で出力する。
続いて、文字「ま」及び文字「や」の間の情報入力領域111の操作ボタン切替位置において、一個の振動呈示命令をバッファ部26に蓄積する。ここで、合計三個の振動呈示命令がバッファ部26に蓄積されていることから、上記式1に基づき、振動待機時間Twが20ms長く設定されることで(40ms+(3−1)×10ms)、振動呈示の実行時間Tが110ms(50ms+60ms)の時間間隔に広げられる。
以上の処理により、バッファ部26に蓄積されている振動呈示命令数Nに応じて、振動待機時間Twの間隔が制御される。バッファ部26に蓄積されている振動呈示命令数Nに応じて振動呈示命令を間引いて振動フィードバックの出力間隔を制御することが可能となる。
(振動呈示装置の動作)
図5を参照すると、図5には、上記のように構成された振動呈示制御部23の制御に基づく振動呈示装置の動作の一例が示されている。以下に、図2、図3及び図5を参照しながら、振動呈示装置の動作の一例を説明する。
図5を参照すると、図5には、上記のように構成された振動呈示制御部23の制御に基づく振動呈示装置の動作の一例が示されている。以下に、図2、図3及び図5を参照しながら、振動呈示装置の動作の一例を説明する。
いま、入力装置10が入力動作を開始する。ECU20は、スイッチ部15からのオン信号によりタッチされたか否かを判断する(ステップS1)。ステップS1の処理において、タッチされなければ、タッチされたか否かの判断を繰り返す。
ステップS1の処理においてタッチONを検出した場合は、ステップS2へ進む。ステップ2の処理において、タッチセンサ部12が、なぞり操作における表示画面11上の現在位置X,Yの検出を行う。タッチセンサ部12が現在位置X,Yを検出すると、ECU20は、複数の情報入力領域111に対応する画像情報の入力処理を行う。
振動呈示制御部23において、なぞり操作により情報入力領域111の操作ボタン切替位置を通過したか否かを判断する(ステップS3)。ステップS3の処理において、情報入力領域111の操作ボタン切替位置を通過していない場合は、操作ボタン切替位置の通過を待つ。
情報入力領域111の操作ボタン切替位置を通過したとき、振動呈示制御部23により振動呈示命令を出力する。その振動呈示命令をバッファ部26に一時的に蓄積する(ステップS4)。
振動呈示制御部23は、上記数式(1)に基づき、バッファ部26に蓄積されている振動呈示命令数Nに応じて振動待機時間Twの間隔を長くする(ステップS5)。この振動待機時間Tw後に振動呈示命令がバッファ部26から出力され、振動呈示部14を駆動させる。振動呈示部14によりタッチセンサ部12を加振制御して振動呈示を行う(ステップS6)。
ECU20がタッチOFFされたことを判断するまでの間、上記ステップS2から上記ステップS7に至る一連の動作を繰り返す(ステップS7)。ステップS7の処理において、ECU20がタッチOFFを検出したとき、ステップS8へ移行する。ステップS8の処理において、バッファ部26に蓄積されている振動呈示命令をクリアする。以上の動作により、振動呈示装置の動作が終了する。
(実施の形態の効果)
上記のように構成された振動呈示装置によれば、上記効果に加えて、次の効果が得られる。
上記のように構成された振動呈示装置によれば、上記効果に加えて、次の効果が得られる。
(1)使用者の手指の移動速度と操作ボタン移動数とに合わせて、振動フィードバックの出力間隔を調整することができる。
(2)複数の操作ボタン切替位置に沿ってタッチ操作(なぞり操作)を行った場合に、バッファ部26に蓄積されている振動呈示命令数Nが閾値a以下であるとき、使用者の手指の移動速度にかかわらず、操作ボタン切替数分だけ振動呈示することが可能である。
(3)早いなぞり操作を継続することで振動呈示命令数Nが閾値aを超えた場合は、振動呈示の実行時間Tの振動呈示間隔が少しずつ広がる。そのため、振動呈示が短い間隔で多数回繰り返されることを防止することができるようになり、使用者が煩わしさを感じることはない。
(4)確実性と心地よさとを両立させた振動フィードバックタイミング制御が得られる。
(2)複数の操作ボタン切替位置に沿ってタッチ操作(なぞり操作)を行った場合に、バッファ部26に蓄積されている振動呈示命令数Nが閾値a以下であるとき、使用者の手指の移動速度にかかわらず、操作ボタン切替数分だけ振動呈示することが可能である。
(3)早いなぞり操作を継続することで振動呈示命令数Nが閾値aを超えた場合は、振動呈示の実行時間Tの振動呈示間隔が少しずつ広がる。そのため、振動呈示が短い間隔で多数回繰り返されることを防止することができるようになり、使用者が煩わしさを感じることはない。
(4)確実性と心地よさとを両立させた振動フィードバックタイミング制御が得られる。
[変形例]
以上より、本発明における振動呈示装置の代表的な構成例を実施の形態、及び図示例を挙げて説明したが、上記実施の形態、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。本発明の技術思想の範囲内において種々の構成が可能であり、次に示すような変形例も可能である。
以上より、本発明における振動呈示装置の代表的な構成例を実施の形態、及び図示例を挙げて説明したが、上記実施の形態、及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。本発明の技術思想の範囲内において種々の構成が可能であり、次に示すような変形例も可能である。
(1)上記実施の形態に係るECU20は、CPUなどの各種の構成要素を実現する制御プログラム、制御プログラムを格納する記憶ユニット、外部接続用インターフェースを中心にハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せにより実現される。その方法や装置としては、従来周知の各種の方法や装置を用いることができることは当業者には理解されるところであり、特に規定されるものではない。
(2)空調装置、オーディオ装置やナビゲーション装置などを操作するための入力装置における振動呈示装置に限らず、例えば携帯電話機などの各種の携帯情報端末装置に適用することができることは勿論である。
(2)空調装置、オーディオ装置やナビゲーション装置などを操作するための入力装置における振動呈示装置に限らず、例えば携帯電話機などの各種の携帯情報端末装置に適用することができることは勿論である。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態を例示したが、上記実施の形態、変形例及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…車両、2…インストルメントパネル、3…センタークラスタ、4…センターディスプレイ、5…ナビゲーション装置、6…CAN、7…車両電源、10…入力装置、11…表示部、12…タッチセンサ部、13…タッチ検出部、14…振動呈示部、15…スイッチ部、20…ECU、21…表示画像生成部、22…表示コントローラ、23…振動呈示制御部、24…センサコントローラ、25…機器制御部、26…バッファ部、110…表示画面、111…情報入力領域、112,113…境界線
Claims (4)
- 複数の情報入力領域を表示する表示部と、
使用者が前記情報入力領域に触れた位置情報を検出するタッチセンサ部と、
前記タッチセンサ部の位置情報に基づき前記情報入力領域に振動を発生させて振動呈示を行う振動呈示部と、
前記振動呈示部の振動呈示を制御する振動呈示制御部と、
を備えており、
前記振動呈示制御部は、振動呈示時間の経過後に振動待機時間を設定することを特徴とする振動呈示装置。 - 前記振動呈示制御部は、前記振動呈示時間に前記振動待機時間を加算した時間の合計を1回の実行時間として設定することを特徴とする請求項1記載の振動呈示装置。
- 前記振動待機時間は、使用者のなぞり操作により前記複数の情報入力領域を通過した数に応じて長く設定されることを特徴とする請求項1又は2記載の振動呈示装置。
- 前記振動呈示制御部は、使用者のなぞり操作により前記複数の情報入力領域を通過した数が所定の閾値を超えていることを条件として、前記振動待機時間を長く設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の振動呈示装置。
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Cited By (2)
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WO2018025517A1 (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 株式会社デンソー | 表示操作装置 |
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2012
- 2012-09-06 JP JP2012196187A patent/JP2014052787A/ja active Pending
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