JP5079235B2 - 液体漂白剤組成物 - Google Patents
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Description
酸素系漂白剤としては、溶けやすさ、汚れのついた衣料に直接塗布できること等の簡便性の点から、液体タイプのものが主流となっている。
しかし、従来用いられている漂白剤は、水溶性のしみを対象としているため、疎水性汚れを除去する能力は満足できるものではなかった。
このような、特に汚れの落ちにくい疎水性繊維の疎水性汚れを落とす手段として、例えば、ソイルリースポリマー、SR剤等と称される水溶性ポリマー等の添加剤が検討されている(例えば下記特許文献1〜7参照)。
その例として、例えば特許文献3、4、6、7では、粒状洗剤を中心に、漂白剤を配合したものが開示されている。
しかしながら、液体中に過酸化水素と水溶性ポリマーとを共存させると、長期保存により、水溶性ポリマーが分解してしまい、性能が低下したり、また、過酸化水素が水溶性ポリマーを分解することにより、過酸化水素自身も分解し、これにより貯蔵容器が膨らんでしまうという問題がある。そのため、従来、上述した液体タイプの酸素系漂白剤に水溶性ポリマーを配合することは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、疎水性汚れ及び複合汚れの除去効果に優れた液体漂白剤組成物を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、(A)過酸化水素、(B)界面活性剤、(C)アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位と、オキシアルキレン単位とを有する水溶性ポリマー、及び(D)水酸基を有し、logP値[Pはオクタノールと水との間における分配係数を示す。]が1.0〜3.5であり、かつlogS値[Sは25℃の水に溶解する量(モル/L)を示す。]が−3.4〜0.2である有機溶媒を含有し、
前記(D)成分が、ジ(エチレングリコール)モノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、n−ヘキシルアルコール及びシクロヘキサノールから選ばれる少なくとも1種を含有し、
前記(D)成分の含有量が2〜10質量%であり、
前記(C)成分に対する前記(B)成分の含有量の比B/C(質量比)が、B/C>14.0であり、前記(C)成分に対する前記(D)成分の含有量の比D/C(質量比)が、D/C>2.0であることを特徴とする液体漂白剤組成物である。
[(A)成分(過酸化水素)]
液体漂白剤組成物中、(A)成分の配合量は、特に制限されるものではないが、通常、組成物全量に対して0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜6質量%が更に好ましい。(A)成分の配合量が0.1質量%以上であると、漂白性能が向上し、また10質量%以下であると、例えば家庭用として使用しやすい。
(B)成分としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。これらはいずれか1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
これらの界面活性剤の中でも、炭素数8〜24、特に炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル基を少なくとも1個有する界面活性剤;炭素数8〜24、特に10〜20のアルキル基で置換されたアリール基を少なくとも1個有する界面活性剤が好ましい。
上記アルキル基としては、例えばヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基等が挙げられる。
上記アルケニル基としては、上記アルキル基に対応するアルケニル基が挙げられ、例えばデセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤として、より具体的には、例えばポリオキシアルキレンアルキルエーテル、アルキル(ポリ)グリコシド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、脂肪酸モノグリセライド、アミンオキサイド等が挙げられる。
R11−O−(CH2CH2O)nav−H・・・(1)
[式(1)中、R11は炭素数7〜16のアルキル基又はアルケニル基を示し、navはエチレンオキサイドの平均付加モル数(EO平均付加モル数)を示す。]
また、アルケニル基としては、上記アルキル基に対応するアルケニル基が挙げられ、例えば、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基等が挙げられる。
一般式(1)で表されるノニオン界面活性剤は、R11が異なる化合物の混合物であってもよく、例えば2種類以上のアルコールにエチレンオキサイドを付加させたものでもよい。
上記一般式(1)において、EO平均付加モル数navは3〜15が好ましく、特に3〜6が好適である。
ここで、アルコールにエチレンオキサイドを反応させて得られるノニオン界面活性剤の場合、エチレンオキサイドの付加反応によって、通常、平均付加モル数navを中心として、付加モル数の異なる分布を有するノニオン界面活性剤が得られる。
上記一般式(1)で表されるノニオン界面活性剤において、EO平均付加モル数navが3〜15、特に3〜6の場合、付加モル数の分布がシャープなものを用いると、製品の香気が良好であるため、好ましい。付加モル数の分布がシャープなノニオン界面活性剤としては、上記一般式(1)で表されるノニオン界面活性剤の合計質量に対する、付加モル数が、(nav−2)から(nav+2)の範囲内に含まれるものの合計質量の割合(Yi)が55質量%以上のものが挙げられ、Yiは、より好ましくは70質量%以上、特に好ましくは80質量%以上である。
また、例えば、特定のアルコキシル化触媒を使用して脂肪族アルコール等にエチレンオキサイドを付加反応させることによって容易に得ることができる。
この場合、アルコキシル化触媒としては、例えば特公平6−15038号公報に記載されているアルコキシル化触媒を使用することができる。具体的には、Al3+、Ga3+、In3+、Tl3+、Co3+、Sc3+、La3+、Mn2+等の金属イオンを添加した酸化マグネシウム等を使用することができる。
アニオン界面活性剤として、より具体的には、例えばアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩;α−オレフィンスルホン酸塩;直鎖、または分岐のアルキル硫酸エステル塩;直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルのエチレンオキサイドを付加したアルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩;α−スルホ脂肪酸エステル塩;高級脂肪酸塩等が挙げられる。
これらの塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
α−オレフィンスルホン酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
アルキルエーテル硫酸エステル塩又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、炭素数10〜20の直鎖又は分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基を有し、平均0.5〜8モルのエチレンオキサイドを付加したのものが好ましい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
高級脂肪酸塩としては、炭素数10〜20のものが好ましい。
カチオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩が挙げられる。
第4級アンモニウム塩としては、従来提案されているどのようなものも使用でき、例えば、ジアルキル型第4級アンモニウム塩の場合は、長鎖アルキル基の炭素数は6〜24、特に10〜20が好ましく、短鎖アルキル基の炭素数は1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基が好ましい。
両性界面活性剤としては、例えばカルボベタイン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン等を挙げることができ、炭素数は10〜20が好ましい。
特に、ノニオン界面活性剤及びアニオン界面活性剤(特にアルキルベンゼンスルホン酸等のスルホン酸系アニオン)の両方を含有することが好ましい。これにより、液体漂白剤組成物を特に良好な粘度に調整できる。
「アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位と、オキシアルキレン単位とを有する」とは、下記(c1)単位を有し、かつ下記(c2)単位を有することを示す。
(c1)単位:アルキレンテレフタレート単位及びイソフタレート単位の一方あるいは両方。
(c2)単位:オキシアルキレン単位。
「水溶性ポリマー」とは、10gの当該ポリマーを、40℃の条件で、1000gの水に添加し、12時間、スターラー(太さ8mm、長さ50mm、1Lビーカー)で200rpm攪拌したとき、完全に溶解するものと定義する。
アルキレンテレフタレート単位は、下記一般式(I)で表されるものである。
アルキレンテレフタレート単位として、具体的には、エチレンテレフタレート単位、プロピレンテレフタレート単位、n−ブチレンテレフタレート単位、イソブチレンテレフタレート単位、sec−ブチレンテレフタレート単位、tert−ブチレンテレフタレート単位、及びこれらの混合物等が挙げられ、中でもプロピレンテレフタレート単位が好ましい。
アルキレンイソフタレート単位としては、具体的には、エチレンイソフタレート単位、プロピレンイソフタレート単位、n−ブチレンイソフタレート単位、sec−ブチレンテレフタレート単位、tert−ブチレンイソフタレート単位、及びこれらの混合物が挙げられ、中でもプロピレンイソフタレート単位が好ましい。
アルキレンテレフタレート単位とイソフタレート単位とは、通常、混合物で得られる。
オキシアルキレン単位は、一般式−(R’O)n−で表すことができる。
式中、R’は低級アルキレン基であり、Rの低級アルキレン基としては、式(I)中のRのアルキレン基と同様のものが挙げられ、エチレン基、プロピレン基、又はそれらの混合物が好ましい。
nは1以上の整数であり、好ましくは5〜150、さらに好ましくは10〜100である。
オキシアルキレン単位としては、例えばn=1のオキシエチレン単位、オキシプロピレン単位;nが2以上のポリオキシエチレン単位、ポリオキシプロピレン単位、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン単位等が挙げられ、特にオキシエチレン単位又はポリオキシエチレン単位が好ましい。
(C)成分中、(c2)単位から選ばれるものは1種または2種以上含まれていてもよい。
ここで重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミネーションクロマトグラフィー)で、溶媒:THF(テトラヒドロフラン)で測定した値を、PEG(ポリエチレングリコール)を較正曲線に用いて換算した値である。
重量平均分子量の下限値は、800以上であることがより好ましく、特に1000以上であることが好ましい。重量平均分子量の上限値は、8000以下であることがより好ましく、7000以下であることがさらに好ましく、特に6000以下が好ましい。
例えば、Journalof Polymer Science,第3巻,609〜630ページ(1948年)、Journal ofPolymer Science,第8巻,1〜22ページ(1951年)、特開昭61−218699号公報記載の方法を用いてもよく、それ以外の方法を用いて製造してもよい。
R1は、炭素数2〜4のアルキレン基である。
R2は、メチル基及び/または水素原子であり、メチル基が好ましい。
xは、0〜10であることが好ましく、0.5〜5がより好ましく、特に0.5〜2.5が好ましい。
yは、1〜100であり、好ましくは1〜80、特に好ましくは1〜50である。
x,yが上記範囲であると、性能が十分に発揮され、かつ水に対する溶解性が向上し、透明感の高い液体漂白剤組成物が得られる。
logP値は、疎水性パラメーターの1つである、オクタノールと水との間における分配係数Pから求められる。分配係数Pは、オクタノールと水との間における平衡状態での物質の活動比としてP=Co/Cw(Coはオクタノール中の濃度、Cwは水中の濃度)として表される。
logS値は、当該有機溶媒の溶解度Sから求められる。溶解度Sは、25℃、pH7における水に溶解する当該有機溶媒の限界量(モル/L)として表される。
本明細書及び特許請求の範囲に記載のlogP値、logS値は、Adovanced Chemistry Development社製ソフトウェアのACD/Labs 8.00 ver.8.08に搭載されたアプリケーションソフトACD/Chem Sketchで計算した値を使用した。
logS値は、好ましくは−3.3〜0.1であり、より好ましくは−3.0〜0.1である。当該有機溶媒の水への溶解性が低いほどS値が小さくなり、従ってlogS値も小さくなる。従って、(D)成分のlogS値が小さすぎると当該液体酸素系組成物の液外観が保てなくなり、その結果洗浄効果が十分発揮されなくなる。一方、有機溶媒の水への溶解性が高いほどS値が大きくなり、従ってlogS値も大きくなる。従って(D)成分のlogS値が大きすぎると当該液体漂白剤組成物の疎水性汚れへの親和性が乏しくなり、除去効果が低下すると推測される。
そして、本発明においては、当該液体漂白剤組成物が、logP値及びlogS値がそれぞれ上記範囲内である(D)成分を含有することにより、疎水性汚れ及び水溶性汚れの両方に対して良好な親和性を有するものとなり、更に、(D)成分と他の成分との相乗作用が生じることにより、疎水性汚れ及び水溶性汚れの混合物であって従来は非常に除去しにくかった複合汚れに対しても、優れた除去効果を発揮すると推測される。
液体漂白剤組成物中、(D)成分の配合量は、D/C>2.0を満たす量であれば特に制限されるものではないが、通常、組成物全量に対して0.2〜15質量%が好ましく、0.3〜10質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。(D)成分の配合量が上記範囲内であると、疎水性汚れ及び複合汚れに対する除去性能(漂白洗浄性能)が良好に発現する。
本発明の液体漂白剤組成物においては、前記(C)成分に対する前記(B)成分の含有量の比B/C(質量比)が、B/C>14.0であり、前記(C)成分に対する前記(D)成分の含有量の比D/C(質量比)が、D/C>2.0である必要がある。これにより、疎水性汚れ及び複合汚れの除去に優れた効果を発揮する。
B/Cは、15以上であることがより好ましく、20以上であることがさらに好ましい。B/Cの上限値は、特に制限はないが、(C)成分の効果を有効に発現させることを考慮すると、100以下であることが好ましく、70以下であることがより好ましい。
D/Cは、2.5以上であることがより好ましく、5.0以上であることがさらに好ましい。D/Cの上限値は、特に制限はないが、(C)成分の効果を有効に発現させることを考慮すると、70以下であることが好ましく、50以下であることがより好ましい。
本発明の液体漂白剤組成物は、上記以外の任意性分を含有してもよい。好ましい任意成分としては、(E)フェノール系ラジカルトラップ剤、及び(F)ホスホン酸系金属補足成分が挙げられる。
「フェノール系ラジカルトラップ剤」は、(D)成分に含まれないフェノール誘導体であって、ラジカルをトラップする作用を有するものである。
本発明の液体漂白剤組成物において、(E)成分は必須ではないが、(E)成分を配合することにより、(C)成分の分解を抑制するという効果が得られる。また、これにより、(A)成分の分解も抑制される。これは、フェノール系ラジカルトラップ剤は、他のラジカルトラップ剤よりラジカルをトラップする効果が高いためであると推測される。
フェノール化合物のエステル誘導体とは、フェノール化合物におけるフェノール性OH基の水素原子が置換されてエステル結合を形成している化合物(エステル化OH基を有する化合物)である。
フェノール化合物のエーテル誘導体とは、フェノール化合物におけるフェノール性OH基の水素原子が置換されてエーテル結合を形成している化合物(エーテル化OH基を有する化合物)である。
これらの化合物において、フェノール性OH基、エステル化OH基又はエーテル化OH基が結合したベンゼン環は、それぞれ、フェノール性OH基、エステル化OH基又はエーテル化OH基以外の置換基を有していてもよい。当該ベンゼン環がフェノール性OH基、エステル化OH基又はエーテル化OH基以外の置換基を有する場合、その置換位置は、フェノール性OH基、エステル化OH基又はエーテル化OH基に対してオルト位、メタ位、パラ位のいずれでもよい。
(E)成分としては、例えば分子量80〜250のものが好ましい。
更に好ましい化合物は、G.E.Penketh,J.Appl.Chem,7,512(1957)に記載された酸化還元電位が1.25V以下の化合物であり、特に好ましくは、0.75V以下の化合物である。
これらの化合物の中でも、好ましくはカテコール、ヒドロキノン、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)等を挙げることができる。
液体漂白剤組成物中、(E)成分の配合量は、特に制限されるものではないが、液体漂白剤組成物全量に対して0.01〜6質量%が好ましく、0.05〜5質量%がより好ましく、0.1〜3質量%が特に好ましい。0.1質量%以上では(C)成分の分解を良好に抑制し、また、(A)成分の分解も充分防止できる。また、6質量%以下であると、結晶の析出や液の分離が生じにくいなど、製剤の安定性が良好である。
本発明の液体漂白剤組成物において、(F)成分は必須ではないが、(F)成分を配合することにより、(A)、(C)成分の分解を抑制するという効果が得られる。
すなわち、組成物中に微量の鉄イオン、又は銅イオンが存在すると、漂白剤組成物の安定性が低下し、(A)、(C)成分が分解する。その結果、(C)成分の性能低下や(A)成分の分解により、ガス発生量が増加し容器の膨らみや亀裂などを引き起こす可能性がある。
これら金属イオンの影響を抑制するには、キレート効率の指標として、一般的に用いられているキレート安定度定数Kの対数値(logK)の値が多いものほど良いといえる。したがって、(F)成分としては、ホスホン構造を有し、Fe3+,Cu2+に対するキレート安定度定数の対数値(logK)がそれぞれ10以上であるものが好ましく、12以上であるものがより好ましい。
これらの中でも特に1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラキスメチレンホスホン酸などがより好ましい。
1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸の主な市販品としては、例えばオルブライトウィルソン社の製品名BRIQUEST ADPA、キレスト社の製品名キレストPH−210、モンサント社の製品名DEQUEST 2010等が挙げられる。これらの何れを使用しても同様の効果が得られる。
液体漂白剤組成物中、(F)成分の配合量は、特に制限されるものではないが、液体漂白剤組成物全量に対して0.05〜3質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましく、0.3〜3質量%が特に好ましい。この範囲であると、液外観も良好であり、漂白剤組成物の安定性、漂白成分の安定性も良好である。
・有機過酸前駆体
有機過酸前駆体を配合すると、さらに漂白効果を向上させることができる。
有機過酸前駆体の代表例としては、テトラアセチルエチレンジアミン、ペンタアセチルグルコース、オクタノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、デカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ウンデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、オクタノイルオキシ安息香酸、ノナノイルオキシ安息香酸、デカノイルオキシ安息香酸、ウンデカノイルオキシ安息香酸、ドデカノイルオキシ安息香酸、オクタノイルオキシベンゼン、ノナノイルオキシベンゼン、デカノイルオキシベンゼン、ウンデカノイルオキシベンゼン、ドデカノイルオキシベンゼン等を挙げることができる。これらの中でも特にノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、デカノイルオキシ安息香酸等がより好ましい。
本発明の液体漂白剤組成物には、香料等の各種成分を安定配合するために、本発明の効果を損なわない範囲で、(D)成分以外の他の有機溶媒を配合してもよい。かかる有機溶媒としては、一般に液体洗浄剤組成物や液体漂白剤組成物にハイドロトロープ剤として配合される有機溶媒が使用できる。
具体的には、例えば、エタノール、イソプロパノール、フェニルポリオキシエチレンアルコール等の1価のアルコール類や、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等のうち、logP値が1.0〜3.5の範囲外であるものや、logS値が−3.4〜0.2の範囲外であるもの等が使用できる。
香料としては、通常、下記香料原料を複数組み合わせ配合した香料組成物が好適に使用される。
香料として使用される香料原料のリストは、様々な文献、例えば「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.Iand II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)及び「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)及び「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)及び「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)及び「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)及び「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等で見られ、それぞれを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。
香料の配合量は、組成物全量に対して0.001〜20質量%が好適であり、より好ましくは、0.01〜10質量%配合される。
pHの調整は、酸性物質、アルカリ性物質を適宜選択し、適量添加することにより行うことができる。
酸性物質としては、例えば塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、クエン酸、ホスホン酸誘導体等の有機酸が好適なものとして挙げられる。
アルカリ性物質としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、アンモニア等が好適なものとして挙げられる。
本発明の液体漂白剤組成物は、常法により製造できる。例えば、上記必須とする材料と適宜選択される好ましい材料や任意成分等を、適度な濃度になる様に水に溶解して混合するとともに、上述の様に酸性物質やアルカリ性物質を用いてpHを調整することにより、製造することができる。
本発明の液体漂白剤組成物の使用方法は、特に制限はなく、一般的な液体漂白剤の使用方法と同様であってよい。例えば、本発明の液体漂白剤組成物を、汚れの付着した対象物に塗布し、当該対象物を、市販の洗剤を溶かした液等で洗浄すればよい。また、本発明の液体漂白剤組成物の一定量を市販の洗剤の溶液に加え、対象物を洗浄してもよい。
液体漂白剤組成物を収納する容器としては、特に限定することはなく、一般的に用いられている容器に収納することができる。かかる容器としては、例えば、計量キャップを備えたノズル型容器や中栓型容器、自動計量機構または簡易計量機構を備えたスクイズ容器やポンプ容器、液を吹きかけるあるいは泡状に塗布するトリガー容器やスクイズ容器、液を塗りつける塗布面を持った塗布容器、詰め替え容器(パウチ、薄肉ボトル、付け替えボトル等)等が挙げられる。
本発明の液体漂白剤組成物を収納する容器としては、例えば特開2003−338997号公報、特開平11−100594号公報等に提示されているような、過酸化水素製剤を収納する容器として提案されている容器が好ましい。
これらの必須成分のうち、(A)成分は、当該液体漂白剤組成物が、酸素系漂白剤として機能するために必須である。
また、(B)成分は、漂白洗浄効果の向上に寄与する。
(C)成分は、疎水性汚れの除去に優れた効果を発揮し、たとえばポリエステル繊維、アクリル繊維等の疎水性繊維に付着した疎水性汚れも除去できる。また、(C)成分の作用によって、当該液体漂白剤組成物は温度に対する粘度が安定であるので、環境温度が変化してもハンドリング性に変化が生じにくい。
(D)成分は、上述したように、疎水性汚れ及び水溶性汚れに対する当該液体漂白剤組成物の親和性を向上させる効果を有する。また、他の成分、特に(C)成分の効果を相乗的に高める効果を有する。
そして、(B)成分、(C)成分及び(D)成分をB/C>14.0、D/C>2.0の条件を満たすよう配合することにより、これらが相乗的に作用し、複合汚れに対する除去効果が発揮され、結果、疎水性汚れ及び複合汚れに対して優れた除去効果を発揮できると考えられる。
さらに、本発明においては、ポリエステル系繊維やアクリル系繊維等の疎水性繊維に付着した疎水性しみ汚れ及び複合汚れについても、優れた除去効果を発揮できる。
また、本発明の液体漂白剤組成物は、(A)成分(過酸化水素)及び(C)成分(水溶性ポリマー)が、液体組成物中に安定に配合されており、(A)成分や(C)成分の分解による上記性能の低下が抑制されたものである。
(参考例1〜3、実施例4〜8、比較例1〜7)
各例において、下記手順に従い、液体漂白剤組成物を調製した。
まず、撹拌槽に精製水を仕込み、これに、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び任意成分を添加し、撹拌して各成分を混合・溶解した。このとき、溶液のpHが極端に酸性又はアルカリ性にならないように、酸性物質とアルカリ性物質とを交互に添加する等、配合順序を考慮した。
次いで(A)成分を添加して混合し、表2,3に示す組成及びpHの液体漂白剤組成物を得た。
表中、配合量の単位は質量%であり、純分を示す。また、pHは、25℃における値を示す。
表2,3に示す硫酸又は水酸化ナトリウムはpH調整剤であり、(A)成分添加後のpHが所定のpHになるように、予め添加量を調整しておいた。
また、(B)成分は70質量%の水溶液の形態で撹拌槽に添加した。
<漂白洗浄性能評価>
(1)疎水性汚れ
5×5cmのポリエステルトロピカル布に、インジケーターとしてオイルレッドを0.05%添加した植物油(キャノーラ油:日清オイリオ社製)を0.015ml滴下後風乾して、疎水性汚れ評価用の汚染布を作製した。
次に、タオル上に上記汚染布を5枚載置し、汚染布1枚に対して各液体漂白剤組成物を0.025mL塗布し、5分放置した。環境温度は常温(20〜25℃)とした。
次に、製品名Terg−O−Tometer(U.S.Testing社製)(120rpm,25℃、4°DH水道水、浴比30、粉末洗剤(製品名トップ、ライオン社製)、標準使用濃度で10分間洗浄し、1分間脱水し、2分間流水すすぎを行い、1分間脱水した。
脱水後の汚染布をアイロンで乾燥後、当該汚染布の反射率(洗浄後反射率)を、反射率計(日本電色社製Σ90)を用いて測定した。また、同様にして、汚染前の汚染布(ポリエステルトロピカル布)の反射率(白布反射率)及び洗浄前の汚染布の反射率(洗浄前反射率)を測定した。それらの値から、下記数式1で表される式により漂白洗浄率を求めた。
(数式1)漂白洗浄率(%)=(洗浄前反射率−洗浄後反射率)/(洗浄前反射率−白布反射率)×100
上記のようにして、各液体漂白剤組成物それぞれについて、汚染布5枚について漂白洗浄率(%)を求め、その平均値から、以下の判定基準で漂白洗浄性能を評価した。
◎:漂白洗浄率が75%超100%以下。
○:漂白洗浄率が50%超75%以下。
△:漂白洗浄率が25%超50%以下。
×:漂白洗浄率が25%以下。
汚染布として、5×5cmのポリエステルトロピカル布に、ミートソース缶(カゴメ社製)を加温後、ガーゼでろ過したものを0.06mL滴下し、1.5cm大の円状に塗り伸ばし風乾して作製した複合汚れ評価用の汚染布を用いた以外は上記(1)と同様にして複合汚れに対する漂白洗浄性能を評価した。
これに対し、(A)成分を配合しなかった比較例1、(C)成分及び(D)成分を配合しなかった比較例4、(B)成分を配合しなかった比較例5では、疎水性汚れ及び複合汚れの両方に対して漂白洗浄性能が不良であり、特に比較例4は、疎水性汚れ及び複合汚れの両方に対して漂白洗浄性能が非常に悪かった。
(D)成分を配合しなかった比較例5は、複合汚れに対する漂白洗浄性能が不良であった。
また、(A)成分、(B)成分、(C)成分及び(D)成分を全て含有するものの、B/Cが10.0であり、D/Cが1.0である比較例2や、B/Cが10.0である比較例3は、疎水性汚れ及び複合汚れの両方に対して漂白洗浄性能が悪く、また、D/Cが1.3である比較例7は、複合汚れに対する漂白洗浄性能が悪かった。
*1:三菱瓦斯化学社製、35質量%水溶液。
*2、3:ライオン社製、一般式R1−O−(CH2CH2O)nav−H[R1はアルキル基、navはエチレンオキシド(EO)平均付加モル数。]で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル。
*2は、Yi=84%、R1:C12アルキル基とC14アルキル基との混合物(C12/C14=7/3(質量比))、EOの平均付加モル数nav=5である。
*3は、Yi=40%、R1:C12アルキル基、EOの平均付加モル数nav=6である。
ここで、Yiは、上記式で表されるノニオン性界面活性剤の合計質量に対するEO付加モル数n=(nav−2)〜(nav+2)のノニオン性界面活性剤の合計質量の割合を示す。
*4:ライオン社製、炭素数10〜14アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム。
*5:ライオン社製、リポランLB−440(炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム、40%品)。
*6:ライオン社製、アーカードT−800。
*7:クラリアント社製、SRN−100。
*8:クラリアント社製、SRN−300。
*9:日本乳化剤社製、フェニルジグリコールPhDG。
*10:日本乳化剤社製、フェニルプロピレングリコールPhFG。
*11:関東化学社製、p−エチルフェノール。
*12:関東化学社製、n−ヘキシルアルコール。
*13:関東化学社製、シクロヘキサノール。
*14:川口化学社製、MQ−F。
*15:オルブライトウィルソン社製、BRIQUEST ADPA(ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、60%品)。
*16:関東化学社製、ヒドロキノン。
*17:ドデカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、特開平06−316700号公報に記載の漂白活性化剤(I−3)の合成方法に準じて合成したもの。
*18:日本アルコール販売製、95%エタノール。
*19:三菱化学社製、エチレングリコールB。
*20:日本乳化剤社製、BA−P4Uグリコール。
*21:BORAX社製、BORAX(四ホウ酸ナトリウム十水和物)。
*22:特開2003−268398号報の表7〜14に記載の香料組成物A〜D。
Claims (2)
- (A)過酸化水素、(B)界面活性剤、(C)アルキレンテレフタレート単位及び/又はアルキレンイソフタレート単位と、オキシアルキレン単位とを有する水溶性ポリマー、及び(D)水酸基を有し、logP値[Pはオクタノールと水との間における分配係数を示す。]が1.0〜3.5であり、かつlogS値[Sは25℃の水に溶解する量(モル/L)を示す。]が−3.4〜0.2である有機溶媒を含有し、
前記(D)成分が、ジ(エチレングリコール)モノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、n−ヘキシルアルコール及びシクロヘキサノールから選ばれる少なくとも1種を含有し、
前記(D)成分の含有量が2〜10質量%であり、
前記(C)成分に対する前記(B)成分の含有量の比B/C(質量比)が、B/C>14.0であり、前記(C)成分に対する前記(D)成分の含有量の比D/C(質量比)が、D/C>2.0であることを特徴とする液体漂白剤組成物。 - 前記(C)成分の重量平均分子量が500〜8000である請求項1に記載の液体漂白剤組成物。
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