JP5078472B2 - メタルコア基板およびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、メタルコアに形成された貫通孔を貫通するスルーホールを有するメタルコア基板にプレスフィット技術を適用できるようにする技術に係り、より詳細には、従来実現できなかったスルーホールへのプレスフィット端子の信頼性の高いプレスフィット{即ち、圧入および固定(電気接続)}を可能にするメタルコア基板および該メタルコア基板の製造方法に関する。
メタルコアプリント配線板、メタルコア型プリント基板、メタルコアプリント回路板、等といったメタルコア基板は、その実装面上に実装された電気部品が発する熱を放熱するとともに均熱化するのに好適な電気回路基板であって、アルミニウム、銅、等といった熱伝導性の良好な金属板をメタルコア(即ち、メタルベース)とし、このメタルコアに樹脂を主体とする絶縁層を介して導体層を設けたものである。
絶縁層を形成するために、通常、プリプレグ(即ち、ガラス繊維を編んでシート状に形成したガラス繊維織物に絶縁樹脂として例えばエポキシ樹脂を含浸させたもの)が使用される。メタルコアにスルーホール用の貫通孔が設けられたメタルコア基板では、導体層とメタルコアとを絶縁するため、メタルコアの貫通孔が絶縁樹脂で埋められる。この孔埋めは、メタルコアにプリプレグを積層するように重ねたものを加熱加圧して一体化するときにプリプレグから流出する絶縁樹脂を貫通孔に流し込む方法によるのが一般的である(例えば、特許文献1〜3参照)。
スルーホールを有するメタルコア基板は、例えば、より具体的には次のように製造される。図4(a)〜図4(d)は、スルーホールを有するメタルコア基板の製造方法を説明するための図であって、工程それぞれにおける状態を示す断面図である。まず、ドリル加工、X線穴あけ(即ち、レーザードリル加工)、パンチング、等といった穴あけ加工によりスルーホール用の貫通孔1が板厚方向に形成された板状のメタルコア2を用意する{図4(a)参照}。
次いで、図4(b)に示されるように、メタルコア2の両主面側に複数のプリプレグ3および導電金属箔として銅箔4を順次積層し、この状態で加熱加圧成形を施す。すると、図4(c)に示されるような銅箔張り積層体5が得られる。つまり、メタルコア2に複数のプリプレグ3および銅箔4を積層した図4(b)に示される状態ではメタルコア2の貫通孔1は空隙を成しているが、前記加熱加圧成形により、プリプレグ3からの絶縁樹脂の流動、充填、そして硬化によって、前述の貫通孔1も一体的に埋められた状態を成した銅箔張り積層体5が得られる。
こうして得た銅箔張り積層体5に、メタルコア2の貫通孔1と同軸的に且つ、貫通孔1の径よりも小径の貫通孔6をドリル加工、X線穴あけ(即ち、レーザードリル加工)、等といった穴あけ加工により形成する{図4(d)参照}。その後、貫通孔6を画成する内壁面も含めて銅箔張り積層体5の表面全体にメッキ処理を施し、これにより導電金属製のスルーホールを形成し、そしてその後エッチング等による所要の回路パターン形成処理、レジスト形成処理、等を施すことによって、メタルコア基板が得られる。
特許文献4には、上述したようなメタルコア基板の製造工程中で銅箔張り積層体の貫通孔を形成するドリル加工時にメタルコアの貫通孔内の絶縁樹脂にクラック(即ち、亀裂)が発生することを防止するための参考例が開示されている。この参考例ではメタルコアに貫通孔を形成した後、この貫通孔に耐クラック性に優れる樹脂を充填する。
この耐クラック性に優れる樹脂には、プリプレグに用いる樹脂に比べて、硬化後でも十分な可撓性をもつ材料が用いられる。この耐クラック性に優れる樹脂としては、例えばエポキシ樹脂にアルミナやガラス短繊維等のフィラーを混入して、エポキシ樹脂だけの場合に発生し易いクラックを防ぐようにしたものが適する。この樹脂は、スキージ(即ち、へら)を用いてメタルコアに表面を擦ることにより、メタルコアの貫通孔に充填することができる。
このようにメタルコアの貫通孔を耐クラック性に優れる樹脂で充填し、そして或る程度硬化させた後、プリプレグを積層し、全体を硬化させる。そして小径のドリルを用いてメタルコアの貫通孔を貫通するように細い貫通孔を加工する。このとき、その細い貫通孔とメタルコアの貫通孔の内周面との間には耐クラック性に優れる樹脂の一部が環状に残る。この環状の樹脂(即ち、耐クラック層)は可撓性を持つから、ドリルで前述の細い貫通孔を加工する際に、亀裂が入りにくい。このためその後無電解銅メッキを施す際にメッキ液が耐クラック層に浸み込まないので、メタルコアとスルーホールメッキとの短絡(即ち、ショート)を防止することができる。
他方、プレスフィット技術は、周知のとおり、電気回路基板のスルーホールの径よりも大きな径あるいは幅を持つプレスフィット部を備えた導電金属製のプレスフィット端子をスルーホールに圧入し、プレスフィット部の弾性変形、つまり弾性復元力によるスルーホール内周面への圧接力で接触を維持する電気接続技術の一つである。
プレスフィット端子は、そのプレスフィット部に様々な形状を備えたものが従来から提案されており、例えば、ニードルアイタイプ、アクションピンタイプ、等といった分割梁型プレスフィット部を備えたものや、断面C形タイプ、断面Σ形(あるいは断面M形)タイプ、ボウタイタイプ、等といった断面形状変形型プレスフィット部を備えたもの等がある(例えば、特許文献5、6参照)。
プレスフィット技術導入のメリットとしては、ハンダを用いずに端子を電気回路基板のスルーホールに固定できるので環境保護の点で優れていること、同様に、電気回路基板のスルーホールへの端子フローハンダ付け工程を無くせるので実装作業の簡素化を図れること、ハンダ付けされた端子と比較して電気回路基板のスルーホールからの取り外しが容易であること(つまり、リサイクルを考慮して解体容易性が高いこと)、等を挙げることができる。
しかし、従来のメタルコア基板のスルーホールにプレスフィット端子をプレスフィット{即ち、圧入および固定(電気接続)}することは、信頼性を確保できず、実用化が困難であった。その理由について図5を参照しながら説明する。
図5は、従来のメタルコア基板のスルーホールにプレスフィット端子を圧入した状態を示す断面図である。尚、この図5では図4(a)〜図4(d)と同一の部分に同一符号を付しているので、それらの部分の説明については簡略化あるいは省略する。図5に示される例では、プレスフィット端子10のプレスフィット部10aに上述でも挙げた分割梁型(より詳細には、ニードルアイタイプ)のものを用いている。
図5に示されるように、このメタルコア基板50でも、上述の加熱加圧成形により、プリプレグ3のガラス繊維織物3aからの絶縁樹脂3bの流動、充填、そして硬化によって、メタルコア2の貫通孔1が埋められ、メッキ処理により形成されたスルーホール7とメタルコア2の貫通孔1の内周面との間に絶縁樹脂3bからなる環状の埋設樹脂部8が形成されている。
スルーホール7に圧入されたプレスフィット端子10は、そのプレスフィット部10aがスルーホール7の内周面の中央部分辺り、即ち、環状の埋設樹脂部8内のスルーホール7の内周面の部分に弾性接触する。
スルーホール7に対するプレスフィット端子10の挿入方向の位置決めは、例えば、特許文献7等で教示され、また、図6にも例示したように、コネクタハウジング70の下面70aからプレスフィット部10aを含むプレスフィット端子10の部分が突出するようにプレスフィット端子10を収容および保持するコネクタハウジング70の下面70aを基板80の上面80aに当接させるといった位置決め手段で行なわれるものであってもよいし、或いは、プレスフィット端子10を、そのプレスフィット部10aよりも上の端子本体の部分に位置決め突起を一体形成したものとし、その位置決め突起の下面をメタルコア基板50の上面に当接させるといった位置決め手段で行なわれるものであってもよいし、或いは、プレスフィット端子10をスルーホール7に圧入する圧入装置でスルーホール7へのプレスフィット端子10の挿入深度を調整するといった位置決め手段で行なわれるものであってもよく、こういった適宜な位置決め手段で行なわれる。
上述のように、プレスフィット部10aは環状の埋設樹脂部8内のスルーホール7の内周面の部分に弾性接触するのだが、埋設樹脂部8が、強度の低い絶縁樹脂3bからなるため、プレスフィット部10aの弾性復元力によって、スルーホール7と共にクリープ変形する(即ち、拡径する方向に凹んだままとなってしまう)。
そのため、本来求めているプレスフィット部10aのスルーホール7の内周面への接圧が得られず、信頼性の極めて低いプレスフィットになってしまう。尚、特許文献4に開示されている参考例に関しても同様に、本来求めているプレスフィット部10aのスルーホール7の内周面への接圧が得られないことは言うまでもない。
特開平2−89396号公報 特開平5−251836号公報 特開平10−41623号公報 特許第3688397号明細書 特開昭60−44983号公報 特公昭59−19416号公報 特開2007−103088号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、スルーホールへのプレスフィット端子のプレスフィットを高い信頼性をもって可能にするメタルコア基板および該メタルコア基板の製造方法を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るメタルコア基板は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) メタルコアと、該メタルコアにその板厚方向に形成された貫通孔を貫通する少なくとも一つのスルーホールと、を備えるメタルコア基板であって、
前記メタルコアの貫通孔内に、該貫通孔を画成する前記メタルコアの内周面と前記少なくとも一つのスルーホールの外周面との間を埋めるように配置された第1プリプレグと、
前記メタルコアの両主面上に前記板厚方向に積層された第2プリプレグと、を更に備え、
前記第1プリプレグおよび前記第2のプリプレグの材料が、ガラス繊維を編んで形成したガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させたものであり、
前記第1プリプレグのガラス繊維織物は、前記第2プリプレグのガラス繊維織物とは別体の、独立したものであり、
該第2プリプレグを前記少なくとも一つのスルーホールが貫通し、前記第2プリプレグが前記第1プリプレグと接合されており、
プレスフィット端子のプレスフィット部が、前記スルーホールに挿入されたとき、前記第1プリプレグ内に位置する前記スルーホールの内周面に拡径する方向の圧接力を持って接触し、これにより前記スルーホールとの電気接続を維持し、
前記スルーホールに挿入された前記プレスフィット部の弾性復元力によって前記スルーホールおよび前記第1プリプレグがクリープ変形することが防止されること。
(2) 上記(1)の構成のメタルコア基板において、
前記スルーホールが複数、一つの前記第1プリプレグ、および前記第2プリプレグを貫通するように設けられていること
上記(1)の構成のメタルコア基板では、ガラス繊維を編んで形成したガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させたものからなる第1プリプレグが、メタルコアの貫通孔内に該貫通孔を画成するメタルコアの内周面とスルーホールの外周面との間を埋めるように形成され、上述した従来のメタルコア基板における埋設樹脂部の代わりに配置されている。従って、この構成のメタルコア基板によれば、第1プリプレグの強度が高いため、スルーホールにプレスフィット端子のプレスフィット部が挿入されても、プレスフィット部の弾性復元力によってスルーホールと共に第1プリプレグがクリープ変形することが防止される(即ち、拡径する方向に凹んだままとなってしまうことが防止される)。よって、本来求めているプレスフィット部のスルーホールの内周面への接圧が得られ、信頼性の高いプレスフィットを実現することができる。また、上記(1)の構成のメタルコア基板によれば、第1プリプレグに接合されるようにメタルコアに積層された第2プリプレグが、第1プリプレグと同一の材料からなるので、第1プリプレグの絶縁樹脂が第2プリプレグの絶縁樹脂とよく馴染んで第1プリプレグと第2プリプレグとの接合強度が高められている。従って、第1プリプレグおよび第2プリプレグを貫通する少なくとも一つのスルーホールのプレスフィットに対する強度を高めることができる。また、上記(1)の構成のメタルコア基板によれば、第1プリプレグのガラス繊維織物が第2プリプレグのガラス繊維織物とは別体の、独立したものであるので、第1プリプレグおよび第2プリプレグを貫通する少なくとも一つのスルーホールのプレスフィットに対する強度をより高めることができる。
上記()の構成のメタルコア基板によれば、複数のスルーホールが一つの第1プリプレグ、および第2プリプレグを貫通するように設けられているので、独立した複数の貫通孔一つ一つに第1プリプレグを配置したメタルコア基板に比べ、製造し易いので、コストダウンを図ることができる。また、複数のスルーホールが貫通するメタルコアの一つの貫通孔に一つの第1プリプレグが用いられることで、各スルーホールのプレスフィットに対する強度も高めることができる
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るメタルコア基板の製造方法は、下記()〜()を特徴としている。
) メタルコアと、該メタルコアにその板厚方向に形成された貫通孔を貫通する少なくとも一つのスルーホールと、を備えるメタルコア基板の製造方法であって、
ガラス繊維を編んで形成した前記メタルコアの貫通孔と略同じ大きさを有するガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させた材料からなる第1プリプレグを前記貫通孔に嵌め込む第1プリプレグ嵌め込みステップと、
前記第1プリプレグと同一の材料からなり、前記第1プリプレグのガラス繊維織物とは別体の、独立したガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させたものからなる第2プリプレグが前記第1プリプレグに接合されるように、前記第2プリプレグを前記メタルコアの両主面上に前記板厚方向に積層する第2プリプレグ積層ステップと、
前記貫通孔を画成する前記メタルコアの内周面と前記少なくとも一つのスルーホールの外周面との間に全周に亘って前記第1プリプレグが介在するように該第1プリプレグと前記第2プリプレグとを貫通する前記少なくとも一つのスルーホールを形成するスルーホール形成ステップと、
を含み、以上のステップにより、
プレスフィット端子のプレスフィット部が、前記スルーホールに挿入されたとき、前記第1プリプレグ内に位置する前記スルーホールの内周面に拡径する方向の圧接力を持って接触し、これにより前記スルーホールとの電気接続を維持し、
前記スルーホールに挿入された前記プレスフィット部の弾性復元力によって前記スルーホールおよび前記第1プリプレグがクリープ変形することが防止されること。
) 上記()の製造方法において、
前記第2プリプレグ積層ステップにおいて、前記第2プリプレグおよび該第2プリプレグ上に導電金属箔を積層したものを加熱加圧して一体化し、これにより前記第1プリプレグおよび前記第2プリプレグが硬化した金属箔張り積層体を形成し、
前記スルーホール形成ステップにおいて、前記金属箔張り積層体に前記貫通孔内の前記第1プリプレグおよび前記第2プリプレグおよび前記導電金属箔を貫通する少なくとも一つの小径の貫通孔を形成し且つ、導電金属製の前記少なくとも一つのスルーホールが形成されるように前記少なくとも一つの小径の貫通孔を画成する内壁面も含めて前記金属箔張り積層体の表面全体にメッキ処理を施すこと。
) 上記(3)または(4)の製造方法において、
前記スルーホール形成ステップにおいて、前記スルーホールが複数、一つの前記第1プリプレグ、および前記第2プリプレグを貫通するように形成されること。
上記()のメタルコア基板の製造方法によれば、ガラス繊維を編んで形成したメタルコアの貫通孔と略同じ大きさを有するガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させた材料からなる第1プリプレグが、メタルコアの貫通孔内に該貫通孔を画成するメタルコアの内周面とスルーホールの外周面との間を埋めるように、上述した従来のメタルコア基板における埋設樹脂部の代わりに配置される。従って、このように製造されたメタルコア基板では、第1プリプレグの強度が高いため、スルーホールにプレスフィット端子のプレスフィット部が挿入されても、プレスフィット部の弾性復元力によってスルーホールと共に第1プリプレグがクリープ変形することが防止される(即ち、拡径する方向に凹んだままとなってしまうことが防止される)。よって、本来求めているプレスフィット部のスルーホールの内周面への接圧が得られ、信頼性の高いプレスフィットを実現することができる。また、上記(3)のメタルコア基板の製造方法によれば、第1プリプレグに接合されるようにメタルコアに積層された第2プリプレグが、第1プリプレグと同一の材料からなるので、第1プリプレグの絶縁樹脂が第2プリプレグの絶縁樹脂とよく馴染んで第1プリプレグと第2プリプレグとの接合強度が高められる。従って、第1プリプレグおよび第2プリプレグを貫通する少なくとも一つのスルーホールのプレスフィットに対する強度を高めることができる。
上記()のメタルコア基板の製造方法によれば、第1プリプレグ嵌め込みステップ以外は、上述した従来のメタルコア基板の製造方法と同じステップでよいので、製造が容易である。
上記()のメタルコア基板の製造方法によれば、複数のスルーホールが一つの第1プリプレグ、および第2プリプレグを貫通するように設けられているので、独立した複数の貫通孔一つ一つに第1プリプレグを嵌め込む場合に比べ、製造し易いので、コストダウンを図ることができる。また、複数のスルーホールが貫通するメタルコアの一つの貫通孔に一つの第1プリプレグが用いられることで、各スルーホールのプレスフィットに対する強度も高めることができる。
本発明によれば、メタルコア基板のスルーホールへのプレスフィット端子の信頼性の高いプレスフィットを実現できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係るメタルコア基板の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るメタルコア基板の実施形態の要部を示す図であって、メタルコア基板のスルーホールにプレスフィット端子を圧入した状態を示す断面図である。尚、図1では図5と同一の部分に同一符号を付しているので、それらの部分の説明については簡略化あるいは省略する。
図1に示されるように、メタルコア基板100は、メタルコア2と、該メタルコア2にその板厚方向に形成された貫通孔1を貫通するスルーホール7と、を備える電気回路基板である。このメタルコア基板100は、メタルコア2の貫通孔1内に、該貫通孔1を画成するメタルコア2の内周面とスルーホール7の外周面との間を埋めるように配置された第1プリプレグ9を更に備えている。
また、メタルコア基板100は、メタルコア2の両主面上に板厚方向に積層された第2プリプレグ3および銅箔4を更に備える。第2プリプレグ3は第1プリプレグ9に接合されている。スルーホール7は第2プリプレグ3を貫通する。第1プリプレグ9と第2プリプレグ3とは同一材料からなり、該材料はガラス繊維を編んで形成したガラス繊維織物3aに絶縁樹脂3bとしてエポキシ樹脂を含浸させたものである。
プレスフィット端子10のプレスフィット部10aが、メタルコア基板100のスルーホール7に挿入されると、第1プリプレグ9内に位置するスルーホール7の内周面に拡径する方向の圧接力を持って接触し、これによりスルーホール7との電気接続を維持する。
この構成のメタルコア基板100では、第1プリプレグ9の強度が高いため、スルーホール7にプレスフィット端子10のプレスフィット部10aが挿入されても、プレスフィット部10aの弾性復元力によってスルーホール7と共に第1プリプレグ9がクリープ変形することが防止される(即ち、拡径する方向に凹んだままとなってしまうことが防止される)。よって、本来求めているプレスフィット部10aのスルーホール7の内周面への接圧が得られ、信頼性の高いプレスフィットを実現するメタルコア基板100のスルーホール7とプレスフィット端子10とのプレスフィット構造を提供できる。
また、メタルコア2に積層された第2プリプレグ3が第1プリプレグ9と同一の材料からなるので、第1プリプレグ9の絶縁樹脂(3b)が第2プリプレグ3の絶縁樹脂3bとよく馴染んで第1プリプレグ9と第2プリプレグ3との接合強度が高められている。従って、第1プリプレグ9および第2プリプレグ3を貫通するスルーホール7のプレスフィットに対する強度を高めることができる。
また、第1プリプレグ9のガラス繊維織物が第2プリプレグ3のガラス繊維織物3aとは別体の、独立したものであるので、第1プリプレグ9および第2プリプレグ3を貫通するスルーホール7のプレスフィットに対する強度をより高めることができる。
次に、メタルコア基板100の製造方法を説明する。図2(a)〜(e)は、図1のメタルコア基板100の製造方法を説明するための図であって、工程それぞれにおける状態を示す断面図である。尚、図2(a)〜(e)では図4(a)〜(d)と同一の部分に同一符号を付しているので、それらの部分の説明については簡略化あるいは省略する。
まず、ドリル加工、X線穴あけ(即ち、レーザードリル加工)、パンチング、等といった穴あけ加工によりスルーホール用の貫通孔1が板厚方向に形成された板状のメタルコア2、およびガラス繊維を編んで形成した貫通孔1と略同じ大きさを有するガラス繊維織物(3a)に絶縁樹脂(3b)を含浸させた材料からなる第1プリプレグ9を用意する{図2(a)参照}。次いで、図2(b)に示されるように、第1プリプレグ9を貫通孔1に嵌め込む(即ち、第1プリプレグ嵌め込みステップ)。
次いで、図2(c)に示されるようにメタルコア2の両主面側に複数のプリプレグ(第2プリプレグ)3および導電金属箔として銅箔4を順次積層し、この状態で加熱加圧成形を施すと、図2(d)に示されるような銅箔張り積層体5Aが得られる(即ち、第2プリプレグ積層ステップ)。つまり、メタルコア2の貫通孔1が第1プリプレグ9により大体埋められ且つメタルコア2に複数の第2プリプレグ3および銅箔4が積層された図2(c)に示される状態から、前記加熱加圧成形により、第1プリプレグ9と第2プリプレグ3とが確実に接合されるとともに、それらの絶縁樹脂3bの僅かながらの流動および充填、そして硬化によって、メタルコア2の貫通孔1も一体的に埋められた状態を成した銅箔張り積層体5Aが得られる。
こうして得た銅箔張り積層体5Aに、メタルコア2の貫通孔1と同軸的に且つ、貫通孔1の径よりも小径の貫通孔6をドリル加工、X線穴あけ(即ち、レーザードリル加工)、等といった穴あけ加工により形成する{図2(e)参照}。その後、貫通孔6を画成する内壁面も含めて銅箔張り積層体5Aの表面全体にメッキ処理を施し、これにより導電金属製のスルーホールを形成する(即ち、スルーホール形成ステップ)。このスルーホール形成ステップでは、貫通孔1を画成するメタルコア2の内周面とスルーホール7の外周面との間に全周に亘って第1プリプレグ9(即ち、環状の第1プリプレグ9)が介在するように該第1プリプレグ9を貫通するスルーホール7が形成される。そしてその後、感光フィルム貼付、露光、現像、エッチング、感光フィルム剥離、等による所要の回路パターン形成処理、レジスト形成処理、等を施すことによって、図1に示されるようなメタルコア基板100が得られる。
このメタルコア基板100の製造方法によれば、ガラス繊維を編んで形成したメタルコア2の貫通孔1と略同じ大きさを有するガラス繊維織物(3a)に絶縁樹脂(3b)を含浸させた材料からなる第1プリプレグ9が、メタルコア2の貫通孔1内に該貫通孔1を画成するメタルコア2の内周面とスルーホール7の外周面との間を埋めるように、上述した従来のメタルコア基板50における埋設樹脂部8(図5参照)の代わりに配置される。従って、このように製造されたメタルコア基板100では、第1プリプレグ9の強度が高いため、スルーホール7にプレスフィット端子10のプレスフィット部10aが挿入されても、プレスフィット部10aの弾性復元力によってスルーホール7と共に第1プリプレグ9がクリープ変形することが防止される(即ち、拡径する方向に凹んだままとなってしまうことが防止される)。よって、本来求めているプレスフィット部10aのスルーホール7の内周面への接圧が得られ、信頼性の高いプレスフィットを実現することができる。
また、この製造方法によれば、メタルコア2に積層された第2プリプレグ3が第1プリプレグ9と同一の材料からなるので、第1プリプレグ9の絶縁樹脂(3b)が第2プリプレグ3の絶縁樹脂3bとよく馴染んで第1プリプレグ9と第2プリプレグ3との接合強度が高められる。従って、第1プリプレグ9および第2プリプレグ3を貫通するスルーホール7のプレスフィットに対する強度を高めることができる。
また、この製造方法では、第1プリプレグ嵌め込みステップ以外は、上述した従来のメタルコア基板50の製造方法と同じステップでよいので、製造が容易である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、組み合わせ、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
(メタルコア基板100の変形例)
図3(a)および(b)は、上述したメタルコア基板100の変形例を示す図であって、図3(a)はメタルコア2Aの大きめの貫通孔1Aにそれに対応する大きさの第1プリプレグ9Aを嵌め込む直前の状態を示す斜視図、そして図3(b)は完成したメタルコア基板100Aの平面図である。
このメタルコア基板100Aでは、複数(5つ)のスルーホール7Aが一つの第1プリプレグ9A、および第2プリプレグ3(図1等参照)を貫通するように設けられているので、独立した複数の貫通孔1A一つ一つに第1プリプレグ9Aを配置したメタルコア基板に比べ、製造し易いので、コストダウンを図ることができる。また、このメタルコア基板100Aのように、複数のスルーホール7Aが貫通するメタルコア2Aの一つの貫通孔1Aに一つの第1プリプレグ9Aが用いられることで、各スルーホール7Aのプレスフィットに対する強度も高めることができる。尚、参照符号4Aは、回路パターン形成処理により形成された、銅箔およびメッキからなる回路パターンである。
この変形例については、メタルコア2Aの大きめの貫通孔1Aにそれに対応する大きさの第1プリプレグ9Aを嵌め込んで貫通孔1Aを大体埋めること、および一つの第1プリプレグ9Aを貫通するように複数のスルーホール7Aを形成すること以外は、上述したメタルコア基板100の構造および製造方法と同じであるので、これ以上の説明は省略する。
(メタルコア基板100(100A)の製造方法の変更例)
尚、上述したメタルコア基板100の製造方法ならびにメタルコア基板100Aの製造方法は、メタルコア2(2A)の貫通孔1(1A)にそれに対応する大きさの第1プリプレグ9(9A)を嵌め込んで貫通孔1(1A)を大体埋める第1プリプレグ嵌め込みステップを含むものであった。しかし、この第1プリプレグ嵌め込みステップの代わりに、第2プリプレグ3のガラス繊維織物3aとは別体の、独立したガラス繊維織物(これは第1プリプレグ9を形成するためのものであって、第2プリプレグ3のガラス繊維織物3aと同じ材質のもの)をメタルコア2(2A)の貫通孔1(1A)に嵌め込んで貫通孔1(1A)の開口を大体埋めるガラス繊維織物嵌め込みステップを設けてもよい。
この場合のメタルコア基板100(100A)の製造方法を簡潔に述べると次の通りとなる。即ち、メタルコア2(2A)と、該メタルコア2(2A)にその板厚方向に形成された貫通孔1(1A)を貫通する少なくとも一つのスルーホール7(7A)と、を備えるメタルコア基板100(100A)の製造方法の変更例であって、ガラス繊維を編んで形成したメタルコア2(2A)の貫通孔面積と略同じ大きさを有する第1ガラス繊維織物を貫通孔1(1A)に嵌め込むガラス繊維織物嵌め込みステップと、ガラス繊維を編んで形成した第2ガラス繊維織物3aに絶縁樹脂3bを含浸させた材料からなる第2プリプレグ3をメタルコア2(2A)の両主面上に該メタルコア2(2A)の板厚方向に積層する第2プリプレグ積層ステップと、第2プリプレグ3および該第2プリプレグ3上に銅箔4を積層したものを加熱加圧して一体化し、これにより第2プリプレグ3の絶縁樹脂3bが前記第1ガラス繊維織物に含浸されるように第2プリプレグ3からメタルコア2(2A)の貫通孔1(1A)内に流動および充填されて該貫通孔1(1A)内に第1プリプレグ9(9A)が形成されるとともに当該第1プリプレグ9(9A)および第2プリプレグ3が硬化した銅箔張り積層体5Aを形成する金属箔張り積層体形成ステップと、貫通孔1(1A)を画成するメタルコア2(2A)の内周面と少なくとも一つのスルーホール7(7A)の外周面との間に全周に亘って第1プリプレグ9(9A)が介在するように該第1プリプレグ9(9A)を貫通する少なくとも一つのスルーホール7(7A)を形成するスルーホール形成ステップと、を含む製造方法である。
また、前記スルーホール形成ステップにおいて、銅箔張り積層体5Aに貫通孔1(1A)内の第1プリプレグ9(9A)および第2プリプレグ3および銅箔4を貫通する少なくとも一つの小径の貫通孔6を形成し且つ、導電金属製の少なくとも一つのスルーホール7(7A)が形成されるように少なくとも一つの小径の貫通孔6を画成する内壁面も含めて銅箔張り積層体5Aの表面全体にメッキ処理が施される。
この製造方法の変更例によれば、ガラス繊維を編んで形成した第1ガラス繊維織物に第2プリプレグ3からの絶縁樹脂3bが含浸されることにより形成された第1プリプレグ9(9A)が、メタルコア2(2A)の貫通孔1(1A)内に該貫通孔1(1A)を画成するメタルコア2(2A)の内周面とスルーホール7(7A)の外周面との間を埋めるように、上述した従来のメタルコア基板50における埋設樹脂部8の代わりに配置される。従って、このように製造されたメタルコア基板では、第1プリプレグ9(9A)の強度が高いため、スルーホール7(7A)にプレスフィット端子10のプレスフィット部10aが挿入されても、プレスフィット部10aの弾性復元力によってスルーホール7(7A)と共に第1プリプレグ9(9A)がクリープ変形することが防止される(即ち、拡径する方向に凹んだままとなってしまうことが防止される)。よって、本来求めているプレスフィット部10aのスルーホール7(7A)の内周面への接圧が得られ、信頼性の高いプレスフィットを実現することができる。その上、ガラス繊維織物嵌め込みステップ以外は、上述した従来のメタルコア基板50の製造方法と同じステップでよいので、製造が容易である。
本発明に係るメタルコア基板の実施形態の要部を示す図であって、メタルコア基板のスルーホールにプレスフィット端子を圧入した状態を示す断面図である。 (a)〜(e)は、図1のメタルコア基板の製造方法を説明するための図であって、工程それぞれにおける状態を示す断面図である。 本発明に係るメタルコア基板の実施形態の変形例を示す図であって、(a)はメタルコアの大きめの貫通孔にそれに対応する大きさのプリプレグ片(第2プリプレグ)を嵌め込む直前の状態を示す斜視図、そして(b)は完成したメタルコア基板の平面図である。 (a)〜(d)は、スルーホールを有する従来のメタルコア基板の製造方法を説明するための図であって、工程それぞれにおける状態を示す断面図である。 従来のメタルコア基板のスルーホールにプレスフィット端子を圧入した状態を示す断面図である。 メタルコア基板のスルーホールに対するプレスフィット端子の挿入方向の位置決めを行なうための位置決め手段の一例を示す断面図である。
符号の説明
1:貫通孔
2:メタルコア
3:第2プリプレグ
3a:ガラス繊維織物
3b:絶縁樹脂
4:銅箔(導電金属箔)
6:小径の貫通孔
7:スルーホール
9:第1プリプレグ
10:プレスフィット端子
10a:プレスフィット部
100:メタルコア基板

Claims (5)

  1. メタルコアと、該メタルコアにその板厚方向に形成された貫通孔を貫通する少なくとも一つのスルーホールと、を備えるメタルコア基板であって、
    前記メタルコアの貫通孔内に、該貫通孔を画成する前記メタルコアの内周面と前記少なくとも一つのスルーホールの外周面との間を埋めるように配置された第1プリプレグと、
    前記メタルコアの両主面上に前記板厚方向に積層された第2プリプレグと、を更に備え、
    前記第1プリプレグおよび前記第2のプリプレグの材料が、ガラス繊維を編んで形成したガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させたものであり、
    前記第1プリプレグのガラス繊維織物は、前記第2プリプレグのガラス繊維織物とは別体の、独立したものであり、
    該第2プリプレグを前記少なくとも一つのスルーホールが貫通し、前記第2プリプレグが前記第1プリプレグと接合されており、
    プレスフィット端子のプレスフィット部が、前記スルーホールに挿入されたとき、前記第1プリプレグ内に位置する前記スルーホールの内周面に拡径する方向の圧接力を持って接触し、これにより前記スルーホールとの電気接続を維持し、
    前記スルーホールに挿入された前記プレスフィット部の弾性復元力によって前記スルーホールおよび前記第1プリプレグがクリープ変形することが防止されることを特徴とするメタルコア基板。
  2. 前記スルーホールが複数、一つの前記第1プリプレグ、および前記第2プリプレグを貫通するように設けられていることを特徴とする請求項に記載したメタルコア基板。
  3. メタルコアと、該メタルコアにその板厚方向に形成された貫通孔を貫通する少なくとも一つのスルーホールと、を備えるメタルコア基板の製造方法であって、
    ガラス繊維を編んで形成した前記メタルコアの貫通孔と略同じ大きさを有するガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させた材料からなる第1プリプレグを前記貫通孔に嵌め込む第1プリプレグ嵌め込みステップと、
    前記第1プリプレグと同一の材料からなり、前記第1プリプレグのガラス繊維織物とは別体の、独立したガラス繊維織物に絶縁樹脂を含浸させたものからなる第2プリプレグが前記第1プリプレグに接合されるように、前記第2プリプレグを前記メタルコアの両主面上に前記板厚方向に積層する第2プリプレグ積層ステップと、
    前記貫通孔を画成する前記メタルコアの内周面と前記少なくとも一つのスルーホールの外周面との間に全周に亘って前記第1プリプレグが介在するように該第1プリプレグと前記第2プリプレグとを貫通する前記少なくとも一つのスルーホールを形成するスルーホール形成ステップと、
    を含み、以上のステップにより、
    プレスフィット端子のプレスフィット部が、前記スルーホールに挿入されたとき、前記第1プリプレグ内に位置する前記スルーホールの内周面に拡径する方向の圧接力を持って接触し、これにより前記スルーホールとの電気接続を維持し、
    前記スルーホールに挿入された前記プレスフィット部の弾性復元力によって前記スルーホールおよび前記第1プリプレグがクリープ変形することが防止されることを特徴とするメタルコア基板の製造方法。
  4. 前記第2プリプレグ積層ステップにおいて、前記第2プリプレグおよび該第2プリプレグ上に導電金属箔を積層したものを加熱加圧して一体化し、これにより前記第1プリプレグおよび前記第2プリプレグが硬化した金属箔張り積層体を形成し、
    前記スルーホール形成ステップにおいて、前記金属箔張り積層体に前記貫通孔内の前記第1プリプレグおよび前記第2プリプレグおよび前記導電金属箔を貫通する少なくとも一つの小径の貫通孔を形成し且つ、導電金属製の前記少なくとも一つのスルーホールが形成されるように前記少なくとも一つの小径の貫通孔を画成する内壁面も含めて前記金属箔張り積層体の表面全体にメッキ処理を施すことを特徴とする請求項に記載したメタルコア基板の製造方法。
  5. 前記スルーホール形成ステップにおいて、前記スルーホールが複数、一つの前記第1プリプレグ、および前記第2プリプレグを貫通するように形成されることを特徴とする請求項3または請求項に記載したメタルコア基板の製造方法。
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