JP5077339B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置に関するものである。
不在中に電話装置に録音されたメッセージを、外出中のユーザへ転送する転送機能が知られている。特許文献1には、メッセージを録音した場合、予め登録されている電話番号に自動的にダイヤルして、録音したメッセージを転送する電話装置が開示されている。特許文献2には、外出中のユーザから着信があった場合、自動応答し、外出中のユーザの電話装置から送られてくるDTMF信号によるリモコン操作を受け付け、メッセージを外出中のユーザへ転送する電話装置が開示されている。
特開平4−341038号公報 特開2002−77367号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、外出中のユーザにとって都合の良いタイミングでメッセージを転送できず、利便性が悪いという問題点があった。例えば、会社内に設置された電話装置にメッセージが録音される度に、商談のために外出している社員の携帯電話へメッセージが転送されてしまうのでは、煩わしく不便である。
また、特許文献2に記載された技術では、外出中のユーザに通信料が課金されてしまうので、利便性が悪いという問題点があった。例えば、仕事上の必要に迫られて会社の電話装置に録音されたメッセージを確認するために、社員が個人で所有する携帯電話から電話をかける場合、その社員個人が通信料を負担することとなり、理不尽である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、利便性の良い保存データ転送機能を有する通信装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明の通信装置は、外部装置からの着信がある場合に通信網から送られてくる前記外部装置の発信電話番号を受信する発信電話番号受信手段と、前記着信がある場合に前記通信網から送られてくる呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、前記呼出信号受信手段により前記呼出信号を受信した後、前記通信網に応答信号を送信することにより、前記着信に応答する応答手段と、前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合、前記発信電話番号受信手段により受信した前記発信電話番号に発呼し、データ記憶手段に保存された保存データを、前記外部装置へ転送する転送手段と、前記転送手段により前記保存データの転送を実行する場合、その転送の実行日時を示す最終留守録転送時刻データを、転送先の外部装置の電話番号に対応づけて記憶する転送日時記憶手段とを備え、前記転送手段は、前記発信電話番号受信手段により受信した発信電話番号に対応づけて前記転送日時記憶手段に記憶された前記最終留守録転送時刻データを取得する転送日時取得手段と、前記転送日時取得手段により取得した前記最終留守録転送時刻データで示される転送の実行日時よりも後に前記データ記憶手段に保存された保存データを抽出する抽出手段とを備え、前記抽出手段により抽出された前記保存データを転送するものである
上記の通信装置において、さらに、前記呼出信号受信手段による呼出信号の受信回数を計数する計数手段を備え、前記転送手段は、前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき、前記保存データを転送するものであっても良い。
あるいは、この目的を達成するために、本発明の通信装置は、外部装置からの着信がある場合に通信網から送られてくる前記外部装置の発信電話番号を受信する発信電話番号受信手段と、前記着信がある場合に前記通信網から送られてくる呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、前記呼出信号受信手段により前記呼出信号を受信した後、前記通信網に応答信号を送信することにより、前記着信に応答する応答手段と、前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合、前記発信電話番号受信手段により受信した前記発信電話番号に発呼し、データ記憶手段に保存された保存データを、前記外部装置へ転送する転送手段と、前記呼出信号受信手段による呼出信号の受信回数を計数する計数手段と、前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が0であるとき、前記保存データの転送を禁止する転送禁止手段とを備え、前記転送手段は、前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき、前記保存データを転送するものである
なお、本発明は、通信装置、該通信装置を制御する通信制御装置、該通信装置を含む通信システム、通信方法、通信装置を制御する通信制御プログラム、該通信制御プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の通信装置によれば、外部装置からの着信に応答する前に当該着信が終了した場合、前記外部装置の発信電話番号に発呼がされ、保存データが転送される。よって、外部装置側のユーザにとって都合の良いタイミングで、保存データの転送が実行されるので、利便性が良いという効果がある。また、発呼側の装置に通信料が課金される仕組みの通信サービスを利用する場合、保存データの転送元である通信装置の側に通信料が課金されるので、保存データの転送先である外部装置側のユーザにかかる料金的な負担が軽減され、利便性が良いという効果がある。
また、保存データの転送が実行される場合、その転送の実行日時を示す最終留守録転送時刻データが、転送先の外部装置の電話番号に対応づけて記憶される。そして、その最終留守録転送時刻データで示される転送の実行日時よりも後に保存された保存データが転送される。よって、請求項7記載の通信装置によれば、請求項1から6のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、どの時点で保存された保存データから転送すれば良いかを、電話番号毎に管理することができるので、複数台の外部装置から保存データ転送機能を利用する場合であっても、利便性が良いという効果がある。
請求項2記載の通信装置によれば、請求項1記載の通信装置の奏する効果に加え、呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき保存データが転送されるので、外部装置側のユーザから見れば、通信装置における呼出信号の受信回数が所定回数未満である間に、外部装置から通信装置への発呼を終了するという簡単な指示動作で、保存データの転送を通信装置に実行させることができ、利便性が良いという効果がある。
請求項3記載の通信装置によれば、請求項2に記載の通信装置の奏する効果に加え、着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、呼出信号の受信回数が0であるとき、保存データの転送が禁止されるので、外部装置側のユーザが誤操作により通信装置に発呼した場合にまで、保存データの転送を実行してしまうことを抑制できるという効果がある。
請求項4記載の通信装置によれば、外部装置からの着信に応答する前に当該着信が終了した場合、前記外部装置の発信電話番号に発呼がされ、保存データが転送される。よって、外部装置側のユーザにとって都合の良いタイミングで、保存データの転送が実行されるので、利便性が良いという効果がある。また、発呼側の装置に通信料が課金される仕組みの通信サービスを利用する場合、保存データの転送元である通信装置の側に通信料が課金されるので、保存データの転送先である外部装置側のユーザにかかる料金的な負担が軽減され、利便性が良いという効果がある。
また、呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき保存データが転送されるので、外部装置側のユーザから見れば、通信装置における呼出信号の受信回数が所定回数未満である間に、外部装置から通信装置への発呼を終了するという簡単な指示動作で、保存データの転送を通信装置に実行させることができ、利便性が良いという効果がある。
更に、着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、呼出信号の受信回数が0であるとき、保存データの転送が禁止されるので、外部装置側のユーザが誤操作により通信装置に発呼した場合にまで、保存データの転送を実行してしまうことを抑制できるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項2から4のいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、呼出信号の受信回数が所定回数未満である間、呼出音の鳴動が禁止されるので、保存データの転送を指示する着信であるにも拘わらず、通信装置側のユーザがその着信に応答してしまうことを抑制できるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項記載の通信装置の奏する効果に加え、発信電話番号取得手段により取得した発信電話番号について記憶された設定データが、保存データを転送することを示す場合において、呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき、呼出音の鳴動が禁止されるので、保存データの転送を指示する着信である可能性が高い場合に、呼出音の鳴動を禁止できるという効果がある。
請求項記載の通信装置によれば、請求項2からのいずれかに記載の通信装置の奏する効果に加え、呼出信号を所定回数未満、受信した後、所定時間以上継続して呼出信号を受信しない場合に、回線が閉結されるので、外部装置からの着信終了後、保存データ転送のための発呼を行う前に、他の装置の着信を受けて回線が使用されてしまうことを抑制できるという効果がある。
本発明の通信装置の一実施形態であるMFPの電気的構成を示したブロック図である。 (a)は電話帳メモリの構成を模式的に示す図であり、(b)は留守録データメモリの構成を模式的に示す図であり、(c)は通常着呼開始RING回数設定メモリの構成を模式的に示す図である。 MFPが有する留守録転送機能の概要を説明する図である。 MFPにおいて実行される留守録転送指示受付処理を示すフローチャートである。 MFPにおいて実行される留守録転送実行処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の通信装置の一実施形態である多機能周辺装置(以下、「MFP(Multi Function Peripheral)」と称す)1の電気的構成を模式的に示すブロック図である。このMFP1は、電話機能、ファクシミリ機能の他に、留守録機能と留守録転送機能とを有する。留守録機能は、電話回線網100を介して他の電話装置から送られてくる入来メッセージをメモリに保存する機能である。留守録転送機能は、留守録機能により保存した入来メッセージを電話回線網100を介して外部装置へ転送する機能である。特に、MFP1は、利便性の良い留守録転送機能を有している。
電話回線網100は、公衆回線電話網である。図1では図示を省略しているが、電話回線網100は、さらに、携帯電話網など他の回線網とも相互に接続されており、他の回線網に接続される電話装置(例えば携帯電話)とも通信できるようになっている。
MFP1は、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、操作キー15、LCD16、スキャナ21、プリンタ22、ハンドセット23、アンプ24、スピーカ25、NCU26、モデム27などを主に有している。
CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14は、バスライン28を介して互いに接続されている。また、操作キー15、LCD16、スキャナ21、プリンタ22、ハンドセット23、アンプ24、NCU26、モデム27、バスライン28などは、入出力ポート29を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12などに記憶される固定値やプログラムまたはNCU26を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御や、入出力ポート29と接続された各部を制御するものである。
ROM12は、プログラムなどを格納した書換不能なメモリである。CPU11は、ROM12に格納された制御プログラムに基づいて、図4,図5に示す処理を実行する。RAM13は、書換可能な揮発性のメモリであり、RING信号受信回数カウンタ13aと、発信電話番号メモリ13bとが設けられる。
RING信号受信回数カウンタ13aは、RING信号の受信回数(以下、RING信号受信回数と称する)を計数するためのカウンタである。ここで、RING信号は、MFP1への着信がある場合に、電話回線網100からMFP1へ送られてくる呼出信号である。RING信号受信回数カウンタ13aの初期値は「0」であり、MFP1は、RING信号を1回受信する毎に、RING信号受信回数カウンタ13aの値をカウントアップする。
発信電話番号メモリ13bは、発信電話番号を記憶するメモリである。MFP1が「ナンバーディスプレイ(登録商標)」や「CallerID」と称される発信電話番号表示サービスに加入している場合、電話回線網100の交換機からMFP1へは、上記RING信号に加え、発呼側装置の発信電話番号を含む信号(以下、CallerID信号と称する)が送られてくる。MFP1は、CallerID信号を受信すると、当該信号に含まれる発信電話番号を留守録転送対象番号として、発信電話番号メモリ13bに記憶する。
フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリであり、電話帳メモリ14a、留守録データメモリ14b、通常着呼開始RING回数設定メモリ14cが設けられている。MFP1は、留守録機能を実行する留守録モードの設定中において、他の電話装置から着信を受けると、自動応答する。そして、MFP1は、前記他の電話装置から音声信号として送られてくる入来メッセージを、内蔵のCODEC(図示せず)によりデジタルデータに変換し、留守録データメモリ14bに保存する。なお、留守録データメモリ14bに保存された入来メッセージを、以下、留守録データと称する。メモリ14a,14b,14cの構成については、図2を参照して後述する。
操作キー15には、電話番号を入力するためのテンキーなどが設けられる。LCD16は、MFP1の状態を表す画面を表示する。また、MFP1は、スキャナ21により読み取った画データをFAX送信することができるように構成され、また、FAX受信した画データをプリンタ22により印刷出力できるように構成されている。
ハンドセット23は、非通話時にはMFP1の本体に設けられた図示しないフック上に置かれ、通話時にはフックから取り上げて使用される。アンプ24は、NCU26においてRING信号を受信した際、スピーカ25からベル音(呼出音)を鳴動する。
NCU26は、電話回線網100に通じる回線30の閉結と開放とを制御するものである。NCU26は、電話回線網100から送られてくるRING信号やCallerID信号などの各種信号を受信し、また、発呼時にダイヤル信号を送出したり、通信時に音声信号の送受信を行う。モデム27は、FAX送信する画データを、電話回線網100に伝送可能な信号に変調しNCU26を介して送信したり、電話回線網100からNCU26を介して入力された信号を、画データへ復調する。また、モデム27は、電話回線網100から受信したCallerID信号をデジタルデータに変換して出力する。
図2(a)は、電話帳メモリ14aの構成を模式的に示す図である。電話帳メモリ14aには、名前エリア14a1と、電話番号エリア14a2と、留守録転送登録エリア14a3と、最終留守録転送時刻エリア14a4と、留守録転送登録時刻エリア14a5とが設けられる。
名前エリア14a1は氏名または名称を記憶するエリアであり、電話番号エリア14a2は電話番号を記憶するエリアである。ユーザは、操作キー15を用いて、任意の氏名や電話番号等を入力することにより、これらのデータを電話帳メモリ14aに登録できる。
留守録転送登録エリア14a3は、電話番号エリア14a2に記憶された電話番号の各々について、留守録データを転送するか否かを示した設定データを記憶するエリアである。設定データとして「有」が対応づけられた電話番号に対して、MFP1は、留守録データを転送する。一方、設定データとして「無」が対応付けられた電話番号に対して、MFP1は、留守録データを転送しない。なお、この設定データは、ユーザが適宜変更することができる。
最終留守録転送時刻エリア14a4は、設定データとして「有」が対応づけられた各電話番号について、最終留守録転送時刻データを記憶するエリアであり、留守録転送登録時刻エリア14a5は、設定データとして「有」が対応づけられた各電話番号について、留守録転送登録時刻データを記憶するエリアである。MFP1は、ある外部装置に対して留守録データの転送を実行した場合、MFP1が内蔵する時計から、その転送の実行日時を取得し、最終留守録転送時刻データとして、転送先の外部装置の電話番号に対応づけて最終留守録転送時刻エリア14a4に記憶する。すなわち、最終留守録転送時刻データは、対応づけられた電話番号の外部装置に対して、最後に留守録データの転送を行った日時を表している。また、MFP1は、ある電話番号についての設定データとして「有」が登録された場合、その登録の実行日時を、留守録転送登録時刻データとして取得し、前記電話番号に対応付けて留守録転送登録時刻エリア14a5に記憶する。
図2(b)は、留守録データメモリ14bの構成を模式的に示す図である。留守録データメモリ14bには、データ番号エリア14b1と、録音時間エリア14b2と、留守録データエリア14b3とが設けられる。MFP1は、留守録データに1対1に対応するデータ番号をデータ番号エリア14b1に格納する。また、留守録データを保存した日時を表す録音時間データを、留守録データに1対1に対応付けて録音時間エリア14b2に格納する。MFP1は、操作キー15において再生が指示された場合、または、後述する留守録転送の指示を受け付けた場合、留守録データエリア14b3に保存された留守録データを内蔵の音声CODECにより音声信号に変換し、出力または転送する。
図2(c)は、通常着呼開始RING回数設定メモリ14cの構成を模式的に示す図である。通常着呼開始RING回数設定メモリ14cに設定された値を、以下、通常着呼開始RING回数と称する。MFP1は、RING信号受信回数が、通常着呼開始RING回数以上となった場合、その着信を、通話等を要求する通常の着信であると判断する。通常着呼開始RING回数は、ユーザが任意に設定可能である。なお、以下の説明において、通常着呼開始RING回数は「5」に設定されているものとする。
図3は、MFP1が有する留守録転送機能の概要を説明する図である。まず、図3(a)に示すように、Aさんの携帯電話200から、会社に設置されたMFP1に発呼する。なお、Aさんの携帯電話200の電話番号は、図2(a)を参照して説明した電話帳メモリ14aに登録されており、その電話番号について記憶されている設定データは、留守録データを転送することを示す「有」である。MFP1が受信するRING信号が5回未満である間に、Aさんが携帯電話200からの発呼を終了し、回線を切断すると、MFP1は、当該着信を、留守録転送指示であると判断する。
換言すれば、着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、RING信号受信回数が5回未満であるとき、MFP1は、その着信を、留守録転送指示であると判断し、図3(b)に示すように、受信した発信電話番号(図3に示す例ではAさんの携帯電話の電話番号)に発呼する。そして被呼側の外部装置がその発呼に応答したら、MFP1は、留守録データメモリ14bに保存された留守録データを音声信号に変換し、電話回線網100を介して被呼側の外部装置へ転送する。一方、被呼側の外部装置においては、受信した留守録データが、音声として送話器から出力される。
このようにすれば、外部装置側のユーザ(図3に示す例ではAさん)にとって都合の良いタイミングで、留守録データの転送が実行されるので、利便性が良い。また、発呼側の装置に通信料が課金される仕組みの通信サービスを利用する場合は、留守録データの転送元であるMFP1の側に通信料が課金されるので、留守録データの転送先である外部装置側のユーザにかかる料金的な負担が軽減され、利便性が良い。
また、外部装置側のユーザから見れば、MFP1におけるRING信号受信回数が所定回数未満である間に、外部装置からMFP1への発呼を終了するという簡単な指示動作で、留守録データの転送をMFP1に実行させることができ、利便性が良い。
なお、図2(a)を参照して説明した電話帳メモリ14aにおいて、Bさんの携帯電話202の電話番号については、設定データ「無」が登録されている。また、C会社固定電話204の電話番号は、電話帳メモリ14aに記憶されていない。よって、Bさんの携帯電話202またはC会社固定電話204からの着信を受けた場合、MFP1は、当該着信を通常の着信と同様に処理し、留守録データの転送を行わない。よって、セキュリティが確保される。
図4は、MFP1のCPU11が実行する留守録転送指示受付処理を示すフローチャートである。この処理は、留守録転送指示を受け付ける処理である。MFP1に対する着信があったとき、電話回線網100の交換機は、回線30の極性を反転した後、発信電話番号を通知する着信であることを伝える情報受信端末起動信号を、MFP1へ送出する。MFP1は、情報受信端末起動信号を検出した場合に、この留守録転送指示受付処理を開始する。
まず、CPU11は、情報受信端末起動信号に対する応答を示す一次応答信号を、交換機へ送信することにより、MFP1をCallerID信号受信可能な状態とする(S401)。電話回線網100の交換機はMFP1から一次応答信号を受信すると、MFP1に対し、CallerID信号を送出する。
次に、CPU11は、電話回線網100から送られてくるCallerID信号を受信する(S402)。このCallerID信号は、モデム27によりデジタルデータに変換される。次に、CPU11は、CallerID信号に含まれて交換機から送信されてきた発信電話番号が、電話帳メモリ14aに記憶されているか否かを判断する(S404)。S404の判断が肯定される場合(S404:Yes)、CPU11は、受信した発信電話番号が留守録転送対象の電話番号か否かを判断する(S406)。具体的には、取得した発信電話番号について留守録転送登録エリア14a3に記憶された設定データが、留守録データを転送することを示す「有」であるか否かを判断する。
S406の判断が肯定される場合(S406:Yes)、CPU11は、留守録転送指示の着呼モードへMFP1を移行させる(S408)。留守録転送指示の着呼モードにおいて、CPU11は、留守録転送指示の着呼中である旨を、LCD16に表示し(S410)、アンプ24によるベル音の鳴動を禁止し(S412)、さらにハンドセット23およびフックキー(図示せず)を無効化する(S414)。すなわち、操作キー15に設けられた通話開始キーの押下や、ハンドセット23を上げることによるオフフックが検出されたとしても、NCU26において回線30を閉結しないように設定する。
このようにすれば、LCD16の表示により、着信中であることをユーザに知らせることができる。また、ベル音は鳴動されないので、留守録転送指示である可能性が高い着信を、MFP1側のユーザが通常の着信と勘違いしてしまうことを抑制できる。さらに、ハンドセット23およびフックキーの無効化により、MFP1側のユーザが着信に応答してしまうことを防止できる。留守録転送指示の着信であるにも拘わらず、MFP1側のユーザが着信に応答してしまうと、留守録転送機能が正常に機能しなくなることに加え、発呼元の外部装置に通信料が課金されてしまうという不都合が生じるのである。
次に、CPU11は、受信した発信電話番号を、留守録転送対象番号として、発信電話番号メモリ13bに記憶し(S415)、RING信号受信回数を0回にクリアする(S416)。そして、CPU11は、回線30を開放し、MFP1をRING信号受信可能な状態とする(S417)。次に、電話回線網100の交換機は、RING信号をMFP1へ送出する。なお、交換機は、MFP1に対して送出したRING信号と同じ数の呼出音(リングバックトーン)を、発呼元の外部装置に対して送出する。したがって、発呼元の外部装置は、呼出音の回数を聞くことにより、MFP1におけるRING信号受信回数を知ることができる。
次に、CPU11は、RING信号が送信されてきたか否かを判断し(S418)、S418の判断が肯定される場合は(S418:Yes)、RING信号を受信し(S420)、RING信号受信回数をカウントアップする(S422)。
次に、CPU11は、RING信号受信回数が、通常着呼開始RING回数に到達したか否かを判断する(S424)。S424の判断が否定される場合(S424:No)、CPU11は、S418から処理を繰り返す。すなわち、RING信号受信回数が、通常着呼開始RING回数未満である間、ベル音の鳴動を禁止するのである。
S404或いはS406の判断が否定される場合(S404,S406:No)、または、S424の判断が肯定される場合(S424:Yes)、CPU11は、S426において、MFP1を通常着呼モードへ移行させる(S426)。通常着呼モードにおいて、CPU11は、LCD16の画面を通常着呼表示に変更し(S428)、RING信号受信時には、アンプ24によりスピーカ25からベル音を鳴動するように設定し(S430)、ハンドセット23およびフックキーを有効化する(S432)。
このようにすれば、RING信号受信回数が、通常着呼開始RING回数以上となった場合、すなわち、留守録転送指示ではないことが確定した場合、MFP1のユーザは、通常の着信と同様、LCD16の表示またはベル音により着信に気づき、その着信に応答することができる。一方、外部装置からMFP1に発呼するユーザにとっては、通常の通話をしたい場合には、MFP1におけるRING信号受信回数が通常着呼開始RING回数以上となるまで、発呼を継続すれば良い。このようにすれば、MFP1においてベル音を鳴動させ、MFP1側のユーザに着信に気づかせ、通話することができる。
また、受信した発信電話番号が電話帳メモリ14aに記憶されていない場合、または受信した電話番号に対応づけられた設定データが留守録データを転送しないことを示すものである場合、その着信は留守録転送指示ではないことが明らかであるため、RING信号受信回数に拘わらず、MFP1は、通常着呼モードに移行する。よって、MFP1側のユーザは、通常の着信と同様、その着信に応答し通話することができる。
次に、CPU11は、RING信号受信回数を0にクリアする(S434)。このようにすれば、RING信号受信回数がユーザ設定値を超えた場合において、所定の処理(例えば、自動応答してFAX受信を開始する処理)を実行するようにMFP1が構成されているとき、ベル音が鳴り出してからのRING信号受信回数に基づいて、所定の処理を実行することができる。
そして、発信電話番号メモリ13bに記憶された留守録転送対象番号をクリアし(S436)、通常着呼処理(S438)に移行し、処理を終了する。この通常着呼処理(S438)において、操作キー15に設けられた通話開始キーの押下や、ハンドセット23を上げることによるオフフックが検出された場合、CPU11は、電話回線網100に二次応答信号を送信することにより、着信に応答する。通常着呼処理は公知の処理であるため、詳細な説明は省略する。
一方、S418の判断が否定される場合(S418:No)、CPU11は、CallerID信号またはRING信号を最後に受信してからの経過時間が、所定時間を超えたか否かを判断する(S440)。ここで、「所定時間」は、この時間以上継続して、交換機から信号が送られてこない場合に着信が終了したと判断できるよう設定された値である。例えば、電話回線網100の交換機が、RING信号を1秒送出した後に、2秒間の信号オフ期間を経て、再びRING信号を送出するように構成されているものとする。この場合は、誤差を加味して、前記「所定時間」を、例えば2.1秒以上に設定すれば、着信が終了したか否かを好適に判断できる。なお、内線交換機にMFP1が接続される内線環境においては、内線交換機の仕様によりMFP1におけるRING信号の受信間隔が異なる場合があるため、前記「所定時間」をより長く設定しても良いが、なるべく短時間で着信の終了を判断できるよう、前記「所定時間」は、6秒以下に設定すると良い。
S440の判断が否定される場合(S440:No)、CPU11は、S418に戻り処理を繰り返す。一方、S440の判断が肯定される場合(S440:Yes)、CPU11は、RING信号受信回数が0回か否かを判断する(S442)。S442の判断が否定される場合(S442:No)、CPU11は、留守録転送実行処理(S444)を実行することにより、留守録データを転送し、S446の処理に移行する。なお、留守録転送実行処理(S444)については、図5を参照して後述する。
一方、S442の判断が肯定される場合(S442:Yes)、CPU11は、MFP1を着信待ちモードに移行させる(S446)。着信待ちモードにおいて、CPU11は、LCD16の画面を待機表示に変更し(S448)、RING信号受信時にはベル音を鳴動するように設定し(S450)、ハンドセット23およびフックキーを有効化する(S452)。すなわち、着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、RING信号受信回数が0であるとき、留守録データの転送を禁止する。このようにすれば、外部装置側のユーザが誤操作によりMFP1に発呼した場合にまで、留守録データの転送を実行してしまうことを回避できる。CallerID信号は受信したが、RING信号は受信せずに着信が終了したという状況は、発呼元の外部装置側の誤操作の可能性が高いからである。
次に、CPU11は、RING信号受信回数を0にクリアし(S454)、留守録転送対象番号として発信電話番号メモリ13bに記憶された発信電話番号をクリアし(S456)、処理を終了する。
図5は、留守録転送実行処理(S444)を示すフローチャートである。この留守録転送実行処理(S444)は、留守録データを転送する処理である。
まず、CPU11は回線30を閉結する(S502)。すなわち、RING信号を5回未満、受信した後、所定時間以上継続してRING信号を受信しないことを条件として、回線30を閉結するのである。このようにすれば、外部装置からの着信終了後、留守録データ転送のための発呼を開始する前に、他の装置からの着信を受けて回線30が使用されてしまうことを防止できる。その結果、留守録転送指示に遅滞なく応答できる。
次に、CPU11は、一定時間ウエイトする(S504)。すなわち、外部装置への発呼を開始する前に、一定時間をおく。このようにすれば、外部装置側のユーザにとっては、留守録転送指示のためにMFP1へ発呼して電話を切った後、少しの間を置いてから、MFP1からの呼び出しを受けることとなるので、落ち着いて着信に応答することができる。
次に、CPU11は、現在時刻を今回留守録転送時刻として取得し(S506)、留守録転送対象番号の電話番号に対応づけた最終留守録転送時刻データが、電話帳メモリ14aに記憶されているか否かを判断する(S508)。S508の判断が否定される場合(S508:No)、CPU11は、留守録転送対象番号の電話番号に対応づけて、留守録転送登録時刻エリア14a5に記憶されている留守録転送登録時刻データを取得し、最終留守録転送時刻データとして、最終留守録転送時刻エリア14a4に設定する(S510)。なお、S508の判断が肯定される場合(S508:Yes)、CPU11は、S510をスキップする。
次に、CPU11は、留守録転送対象番号に対応づけられた最終留守録転送時刻データを取得し、その最終留守録転送時刻データで示される最終留守録転送時刻から今回留守録転送時刻までの間に、留守録データメモリ14bに新たに登録された留守録データをリストアップして、転送対象とする(S512)。すなわち、最終留守録転送時刻データで示される日時よりも後に、留守録データメモリ14bに保存された留守録データを、転送対象として抽出する。
上述したように、電話帳メモリ14a(図2(a)参照)には、各電話番号に対応づけて最終留守録転送時刻データを記憶しているので、MFP1は、どの時点で保存された留守録データから転送すれば良いかを、電話番号毎に管理することができる。したがって、複数台の外部装置から留守録転送機能を利用する場合であっても、利便性が良い。また、最終留守録転送時刻データが記憶されていない電話番号に対しては、留守録転送登録時刻データを基準として、転送対象とすべき留守録データが抽出されるので、適切な期間の留守録データを転送することができる。ある電話番号についての設定データが「有」に設定される前に保存された留守録データまで遡って、その電話番号の外部装置へ転送する必要性は低いからである。
そして、留守録転送対象番号へ発呼し(S514)、その発呼に対し、相手側の外部装置が回線を閉結することにより応答したか否かを判断する(S516)。S516の判断が否定される場合(S516:No)、CPU11は回線30を開放し(S517)、一定時間待機し(S518)、S502に戻る。すなわち、一定時間後、留守録データの転送をリトライする。なお、S518において、一定時間の待機を行う間、MFP1が他者からの着信を受け付けることができるよう、CPU11は、S517において回線を開放した後、図4に示すS446からS454の処理を実行しても良い。また、所定回数リトライしても、留守録データの転送を実行できなかった場合は、留守録転送実行処理(S444)を終了するように構成しても良い。
一方、S516の判断が肯定される場合(S516:Yes)、CPU11は、暗証番号の入力を受け付ける(S519)。相手側の外部装置において、正しい暗証番号の入力が行われたことを条件として、次に、CPU11は、留守録転送対象件数が0件であるか否かを判断する(S520)。
S520の判断が否定される場合(S520:No)、CPU11は、転送対象件数分の留守録データを音声信号に変換し、電話回線網100へ送出する(S522)。すなわち、S512において抽出された留守録データを全件、転送する。
一方、S520の判断が肯定される場合(S520:Yes)、CPU11は、転送対象は、0件である旨のメッセージを送出する(S524)。このメッセージは、着呼側の外部装置の受話器から出力されるので、留守録転送を指示した外部装置のユーザは、転送すべき留守録データが0件であったことを知ることができる。
次に、CPU11は、回線30を開放し(S526)、今回留守録転送時刻を、最終留守録転送時刻データとし、留守録転送対象番号の電話番号に対応づけて、電話帳メモリ14aの最終留守録転送時刻エリア14a4に記憶する(S528)。すなわち、正常に転送できた転送日時を示す最終留守録転送時刻データを記憶する。このようにすれば、今回の留守録転送対象の電話番号に、次回、転送を行う際に、転送済みの留守録データを再び転送してしまうことを回避できる。
上記実施形態において、電話回線網100が通信網の一例に相当し、留守録転送機能が保存データ転送機能の一例に相当し、S402を実行するCPU11が発信電話番号受信手段の一例に相当し、RING信号が呼出信号の一例に相当し、S420を実行するCPU11が呼出信号受信手段の一例に相当し、二次応答信号が応答信号の一例に相当し、S438を実行するCPU11が応答手段の一例に相当し、留守録データメモリ14bがデータ記憶手段の一例に相当し、留守録データが保存データの一例に相当し、S444を実行するCPU11が転送手段の一例に相当し、RING信号受信回数カウンタ13aが計数手段の一例に相当し、通常着呼開始RING回数設定メモリ14cに記憶される回数が所定回数の一例に相当し、アンプ24およびスピーカ25が鳴動手段の一例に相当し、S412の処理を実行するCPU11が鳴動禁止手段の一例に相当し、電話番号エリア14a2が電話番号記憶手段の一例に相当し、留守録転送登録エリア14a3が設定記憶手段の一例に相当し、NCU26が回線制御手段の一例に相当し、S502を実行するCPU11が回線閉結手段の一例に相当し、S442の判断が肯定された場合の処理を実行するCPU11が転送禁止手段の一例に相当し、最終留守録転送時刻エリア14a4が転送日時記憶手段の一例に相当し、S512を実行するCPU11が転送日時取得手段および抽出手段の一例に相当する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態において、保存データの一例である留守録データは、デジタルデータとして保存されるものとして説明したが、特許請求の範囲および明細書に記載する「保存データ」とは、アナログデータおよびデジタルデータの両者を含む上位概念を意味している。
また、上記実施形態において、MFP1は、留守録データに対応づけられたデータ番号や録音時間データを読み上げる音声を合成し、留守録データと共に転送するように構成しても良い。その場合は、データ番号、録音時間データ、留守録データが、それぞれ保存データの一例に相当する。
また、上記実施形態では、S512の処理により転送対象として抽出された留守録データを全て転送していた。これに代えて、例えば、留守録データを転送する前に、抽出された留守録データの件数と、抽出された留守録データのデータ番号とを音声メッセージとして送出し、発呼先の電話装置から、DTMF信号を利用して指定されたデータ番号の留守録データのみを転送するように構成しても良い。このようにすれば、ユーザが聞きたい留守録データのみを転送することができる。
また、上記実施形態では、留守録データを転送する場合に本発明を適用するものとして説明した。しかしながら、例えば、通話中に発呼側と被呼側の相互の通話を録音したデータをメモリに保存し、外部装置へ転送する通信装置、あるいは、FAX受信した画データをメモリに保存し、外部装置へ転送する通信装置においても、本発明を適用可能である。その場合、通話を録音したデータ、画データが、それぞれ保存データの一例に相当する。
また、上記実施形態では、RING信号受信回数が所定回数未満である間、呼出音の鳴動を禁止していたが、これに加え、またはこれに代えて、「受話器を取らないで下さい」などの音声メッセージをスピーカから音声出力するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、転送対象の留守録データが0件である場合、外部装置へメッセージを送出していたが、転送対象の留守録データが0件である場合は、例えば、外部装置を所定回数呼び出した後、発呼を終了することにより、転送対象の留守録データがないことを知らせても良い。
また、MFP1は、留守録転送専用の電話番号を有していても良い。その場合は、外部装置から着信があり、その着信に応答する前に当該着信が終了したとき、一律に留守録データを、前記外部装置へ転送する構成としても良い。すなわち、RING信号受信回数や、電話番号が登録されているか否か、また、設定データの如何に関わらず、留守録データを転送する構成としても良い。
また、上記実施形態において、MFP1は、公衆電話回線である電話回線網100を介した通信を行うものとして説明したが、インターネット回線などを介し、パケット単位でデータをやりとりするIP電話通信を行う場合にも、本発明を適用可能である。
1 MFP
13a RING信号受信回数カウンタ
14a 電話帳メモリ
14b 留守録データメモリ
24 アンプ
25 スピーカ
26 NCU
100 電話回線網

Claims (7)

  1. 外部装置からの着信がある場合に通信網から送られてくる前記外部装置の発信電話番号を受信する発信電話番号受信手段と、
    前記着信がある場合に前記通信網から送られてくる呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、
    前記呼出信号受信手段により前記呼出信号を受信した後、前記通信網に応答信号を送信することにより、前記着信に応答する応答手段と、
    前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合、前記発信電話番号受信手段により受信した前記発信電話番号に発呼し、データ記憶手段に保存された保存データを、前記外部装置へ転送する転送手段と
    前記転送手段により前記保存データの転送を実行する場合、その転送の実行日時を示す最終留守録転送時刻データを、転送先の外部装置の電話番号に対応づけて記憶する転送日時記憶手段とを備え、
    前記転送手段は、
    前記発信電話番号受信手段により受信した発信電話番号に対応づけて前記転送日時記憶手段に記憶された前記最終留守録転送時刻データを取得する転送日時取得手段と、
    前記転送日時取得手段により取得した前記最終留守録転送時刻データで示される転送の実行日時よりも後に前記データ記憶手段に保存された保存データを抽出する抽出手段とを備え、
    前記抽出手段により抽出された前記保存データを転送するものである通信装置。
  2. 前記呼出信号受信手段による呼出信号の受信回数を計数する計数手段を備え、
    前記転送手段は、前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき、前記保存データを転送するものである請求項1記載の通信装置。
  3. 前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が0であるとき、前記保存データの転送を禁止する転送禁止手段を備える請求項2に記載の通信装置。
  4. 外部装置からの着信がある場合に通信網から送られてくる前記外部装置の発信電話番号を受信する発信電話番号受信手段と、
    前記着信がある場合に前記通信網から送られてくる呼出信号を受信する呼出信号受信手段と、
    前記呼出信号受信手段により前記呼出信号を受信した後、前記通信網に応答信号を送信することにより、前記着信に応答する応答手段と、
    前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合、前記発信電話番号受信手段により受信した前記発信電話番号に発呼し、データ記憶手段に保存された保存データを、前記外部装置へ転送する転送手段と
    前記呼出信号受信手段による呼出信号の受信回数を計数する計数手段と、
    前記応答手段により前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が0であるとき、前記保存データの転送を禁止する転送禁止手段とを備え、
    前記転送手段は、前記着信に応答する前に当該着信が終了した場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が所定回数未満であるとき、前記保存データを転送するものである通信装置。
  5. 前記呼出信号を受信した際に呼出音を鳴動する鳴動手段と、
    前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が前記所定回数未満である間、前記鳴動手段による前記呼出音の鳴動を禁止する鳴動禁止手段とを備える請求項2から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 電話番号を記憶する電話番号記憶手段と、
    前記電話番号記憶手段に記憶された各電話番号について、前記保存データを転送するかを示す設定データを記憶する設定記憶手段とを備え、
    前記鳴動禁止手段は、
    前記発信電話番号取得手段により取得した前記発信電話番号について前記設定記憶手段に記憶された前記設定データが前記保存データを転送することを示す場合において、前記計数手段により計数した前記呼出信号の受信回数が前記所定回数未満であるとき、前記呼出音の鳴動を禁止する請求項記載の通信装置。
  7. 前記通信網に通じる回線の閉結と開放とを制御する回線制御手段と、
    前記回線を開放した状態において、前記呼出信号を前記所定回数未満、受信した後、所定時間以上継続して前記呼出信号を受信しない場合、前記回線制御手段により前記回線を閉結する回線閉結手段とを備える請求項2からのいずれかに記載の通信装置。
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