JP5076492B2 - 計器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源からの照射光線で表示板を透過照明する計器装置に関するものである。
従来、建設機械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車、オートバイ等に搭載される計器装置、たとえば速度計,回転計や燃料計などの運転状況を指示する指示計器の表示板を、その表示板の背後側から光源による照射光線によって透過照明するタイプの計器装置が特許文献1などで知られている。
特開2003−214912号
このような表示板を透過照明する計器装置の一般的な構成としては、図10と図11に示すように、計器本体1の回転軸2の先端側に固着され、回転軸2を中心に回転する指針3と、この指針3の回動指示する位置に対応して透過照明される目盛部からなる指標部4と数字・文字・記号などの表記部5とが施された表示板6と、この表示板6の背面側に位置する硬質の回路基板7と、この回路基板7上に設けられ、それぞれ指針3と表示板6を照明する光源である発光ダイオード8,9と、それぞれの計器本体1を区画するとともに、指針3を照明するための発光ダイオード8と表示板6側を照明するための照明領域を区画する合成樹脂製の枠体からなる計器ハウジング10と、この計器ハウジング10に設けられた円筒形(筒状)の仕切壁10aと、によってそれぞれ照明する区域に区画して構成している。なお、前記回路基板7の背後には前記回転軸2を回動する計器本体1が取付固定されている。
また、発光照明(透過照明)される指針3としては、指示部3aと指針軸2側に固定される回転中心領域となる指針本体3bが透明な合成樹脂、例えばアクリル樹脂などによって一体に形成されており、指針本体3bは遮光性の合成樹脂からなる指針キャップ3cで覆われている。指示部3aは発光ダイオード8の光を受けて発光するものである。
表示板6は透明な合成樹脂からなる平板状の基板からなり、表示板6の表面(図中上側の面)には、目盛部からなる指標部4と数字・文字・記号などの表記部5箇所とにたとえば白色の透過層6aが形成され、その指標部4や表記部5箇所を除いて表示板6の表面全体に遮光性の黒色の地色層(遮光層)6bが施されている。
また指針発光用としての発光ダイオード8は円筒形の仕切壁10aの内側に位置し、指針軸2の近傍に指針軸2を中心として円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード8の照射光線を指針3側へと導くように構成している。また、表示板6に設けられた指標部4や表記部5を透過照明する発光ダイオード9は円筒形の仕切壁10aの外側を円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード9からの照射光線を表示板6に設けた指標部4や表記部5側へと導くようにハウジング10と一体に形成されたライトケース10bを介して反射導光して照明するように構成している。なお、10cは、ライトケース10bの背後に計器本体1を覆ってなるハウジング10のアンダーカバーである。
ところで、特許文献1や従来例からなる計器装置にあっては、計器本体1の回転軸2に取り付け固定された指針3の指示を表示板6に設けた目盛部からなる指標部4や数字・文字・記号などの表記部5などと対比して読み取ることができるように構成している。この際、日中時においては、外光にて表示板6上の全体表面部分が黒色の地色層6bの色合いにて視認され、指標部4や表記部5などがそのまま白色である透過層6aの色合いにて視認される。また夜間照明時においては、指標部4と表記部5とが光源である発光ダイオード9からの照射光線によって表示板6の背面側から白色である透過層6aの色合いにて透過照明される。なお、透過照明色を異なる色合いに照明表示する手段として、本願出願人はたとえば実公昭58−13299号公報などにて提案しているように図示はしないが白色である透過層6aの背後側に着色透明層(たとえば緑色)を施すことによって、着色透明層の色合いである緑色が表示板6の指標部4や表記部5箇所に施された白色である透過層6aを介して緑色にて透過照明される。従って、表示板6に施された指標部4や表記部5は透過照明によって表示板6上に鮮明に浮き出て表示されるという利点がある。
しかしながら従来の計器装置にあっては、表示板6上に設けられる指標部4や表記部5において、特に目盛部からなる指標部4が込み入って形成されていると透過照明時において連続して細かく並べて設けられた目盛部による指標部4全体が光輝するため目障りなイメージとして感じ取られることがある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、表示板に施される目盛部からなる指標部の見栄えを良好としえる斬新な透過光タイプの計器装置を提供することを目的とする。
本発明は、前述した課題を解決するため、請求項1では、計器本体に設けられた回転軸の先端側に固着された指針と、この指針の回動指示する位置に対応して配設され、透光性の基板に遮光層部分と透過層部分とによる印刷を施してなる帯状の指標部および表記部が設けられた表示板と、この表示板の背後側に設けられた光源と、を備えてなる計器装置において、前記表示板に設けられた前記帯状の指標部は、前記表記部と対応して配置される透過層からなる第1の目盛部と、前記第1の目盛部の間に補助目盛部として配置される遮光層からなる第2の目盛部と、前記第1の目盛部と前記第2の目盛部との領域を除く帯状の指標部領域に設けられ前記第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部と、からなり、前記光源にて透過照明される帯状透過部の透過輝度に対し、前記第1の目盛部の透過輝度を高く設定してなることを特徴とする計器装置である。
このように構成することにより、表示板上に設けられた帯状の指標部に沿って指針が指示されるため、指針の先端側指示部が指し示している状態を良好に判別することができるものであり、また、表示板の透過照明時において、第1の目盛部をそのまま透過照明するように形成するとともに、第2の目盛部を遮光層によって形成し、かつ第1の目盛部と前記第2の目盛部との領域を除く帯状の指標部領域に第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部を形成することによって、第1の目盛部を目立つ状態に透過照明することができるとともに、第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部を透過照明することによって全体の帯状指標部を色分けしながら透過照明することができるため、表示板上の第1の目盛部と帯状透過部とを際立たせて透過照明することができ、その目盛部を含む帯状の指標部に対して指針の指示を良好に判別することが可能となる。また、透過照明される第1の目盛部を明るく照らし出すことができ、指針によって指示する状態を第1の目盛部に対して良好に対比判読することができる。
(削除)
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また請求項2では、請求項1記載の計器装置において、前記表示板には、その表面部分に少なくとも前記帯状の指標部の領域に対応して白色による透過層を設けるとともに、その白色の透過層上に少なくとも前記第1の目盛部の領域を除いてスモーク印刷層を重ね印刷して前記帯状透過部を形成し、この帯状透過部の表面上の一部に遮光層からなる第2の目盛部を設けてなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、透過照明される第1の目盛部を白色の透過層によって明るく照らし出すことができるとともに、帯状透過部を白色の透過層とスモーク印刷層との合成色にて透過照明することができるものであり、この際、帯状透過部は第1の目盛部の透過輝度に対して、白色の透過層とスモーク印刷層とを重ね印刷したことによって透過輝度を低く抑えた状態にて着色透過照明することができ、さらに第2の目盛部を帯状透過部の表面上に設けてなることによって、帯状透過部を背景として遮光層からなる第2の目盛部をシルエットとして浮かび上がらせて周りを透過照明することができるものであり、帯状の指標部を段階的に明暗照明表示することができ、これにより指標部の見栄えを良好にして斬新な指標部の透過照明を行うことができる。
また請求項3では、請求項1または請求項2に記載の計器装置において、前記第2の目盛部となる遮光層と、前記表示板に施される遮光性の地色層とを同一色で同一印刷工程にて形成してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、表示板上の地色層と第2の目盛部との印刷工程を個別に行うことなく同一印刷工程にて行うことができ、印刷工程数の削減を図ることができる。
また請求項4では、請求項3に記載の計器装置において、前記第1の目盛部の周囲を取り巻くように遮光性の前記地色層にて縁取り部を形成してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、第1の目盛部の輪郭となる縁取り部によって境目を明確にすることができるものであり、見やすい指標部を形成することができる。
また請求項5では、請求項3または請求項4に記載の計器装置において、前記帯状透過部の領域に前記地色層によってグラデーション処理を施してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、比較的に広い領域である帯状透過部の領域箇所に遮光層による地色層にてグラデーション処理を施すことによって、帯状透過部の領域を濃淡表示することができるため奥行き感を助長することができ、加えて帯状透過部の領域の透過照明の際に、立体感のある見栄えの良好な表示板の照明効果が期待できる。
本発明では、表示板に設けられた帯状の指標部は、表記部と対応して配置される透過層からなる第1の目盛部と、前記第1の目盛部の間に補助目盛部として配置される遮光層からなる第2の目盛部と、前記第1の目盛部と前記第2の目盛部との領域を除く帯状の指標部領域に設けられ前記第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部と、からなり、光源にて透過照明される前記帯状透過部の透過輝度に対し、前記第1の目盛部の透過輝度を高く設定してなることを特徴とする計器装置であるため、帯状の指標部に沿って指針が指示されるため、指針の先端側指示部が指し示している状態を良好に判別することができるものであり、また、表示板の透過照明時において、第1の目盛部をそのまま透過照明するように形成するとともに、第2の目盛部を遮光層によって形成し、かつ第1の目盛部と前記第2の目盛部との領域を除く帯状の指標部領域に第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部を形成することによって、第1の目盛部を目立つ状態に透過照明することができるとともに、第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部が透過照明されることによって全体の帯状指標部を色分けしながら透過照明することができるため、表示板上の第1の目盛部と帯状透過部とを際立たせて透過照明することができ、その目盛部を含む帯状の指標部に対して指針の指示を良好に判別することが可能となるものであり、また、透過照明される第1の目盛部を明るく照らし出すことができ、指針によって指示する状態を第1の目盛部に対して良好に対比判読することができ、これにより所期の目的を達成することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明を車両用の計器装置に適用した実施形態に基づいて説明する。
図1から図4は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は計器装置の主要部を示す正面図、図2は表示板の要部を示す正面図、図3は図1の計器装置の要部を示す断面図、図4は図1のA−A線箇所の表示板を示す要部の断面図である。
本実施形態による計器装置として、車両用の計器装置を例にして説明する。計器本体11の回転軸12の先端側に固着され、回転軸12を中心に回転する指針13と、この指針13の回動指示する領域に沿って目盛部を含んで帯状に形成された指標部14と数字・文字・記号などの表記部15とが設けられた表示板16と、この表示板16の背面側に位置する硬質の回路基板17と、この回路基板17上に設けられ、それぞれ指針13と表示板16を照明する光源である発光ダイオード18,19と、それぞれの計器本体11を区画するとともに、指針13を照明するための発光ダイオード18と表示板16側を照明するための照明領域を区画する合成樹脂製の枠体からなる計器ハウジング20と、この計器ハウジング20に設けられた円筒形(筒状)の仕切壁20aと、によってそれぞれ照明する区域に区画して構成している。なお、前記回路基板17の背後には前記回転軸12を回動する計器本体11が取付固定されている。
また、発光照明(透過照明)される指針13としては、従来例とほぼ同様にして指示部13aと回転軸12側に固定される回転中心領域となる指針本体13bが透明な合成樹脂、たとえばアクリル樹脂などによって一体に形成されており、指針本体13bは遮光性の合成樹脂からなる指針キャップ13cで覆われている。指示部13aは発光ダイオード18の光を受けて発光するものである。
表示板16は透明な合成樹脂からなる平板状の基板からなり、表示板16の表面(図中上側の面)には、指針13の回動指示する領域に沿って目盛部からなる帯状の指標部14が形成されるとともに、数字・文字・記号などの表記部15が形成され、少なくとも前記指標部14箇所と前記表記部15箇所とにたとえば白色の透過層16aが形成されている。また、その指標部14や表記部15箇所を除いて表示板16の表面全体に遮光性の黒色の地色層(遮光層)16bが施されている。
また表示板16には、その表面部分に少なくとも帯状の指標部14の領域に対応して前述したように白色による透過層16aが設けられるとともに、その白色の透過層16a上に少なくとも第1の目盛部14aの領域を除いてスモーク印刷層16cを重ね印刷して帯状透過部14bが形成され、この帯状透過部14bの表面上の一部に濃紺の色による遮光層16dからなる第2の目盛部14cが設けられている。
また、第1の実施形態にあっては、表示板16に設けられる数字・文字・記号などの表記部15の外周を取り巻くように、かつ回転軸12を中心とした円弧形状からなる帯状の指標部14が形成されており、帯状の指標部14に設けられた第1の目盛部14aと対応して前記表記部15(数字)が配置されている。また、第1の目盛部14aの間に配置される第2の目盛部14cを補助目盛として形成している。
従って、表示板16上に設けられた帯状の指標部14に沿って指針13が指示されるため、指針13の先端側指示部13aが指し示している状態を良好に判別することができるものであり、また、表示板16を照明する光源である発光ダイオード19が不点灯時にあっては、外光にて表示板16上の全体表面部分が黒色の地色層16bの色合いにて視認され、数字による表記部15箇所が白色である透過層16aの色合いにて視認される。また帯状の指標部14の領域では、第1の目盛部14a箇所が表記部15と同様に白色である透過層16aの色合いにて視認されるとともに、白色である透過層16a上にスモーク印刷層16cを重ね印刷した帯状透過部14b箇所は白色をベースとしてスモーク印刷層16cの色合いが合成された色彩(グレー色)にて視認されるものであり、補助目盛である第2の目盛部14cは帯状透過部14bのグレー色を背景として濃紺の色合いにて視認される。
また光源である発光ダイオード19の点灯時にあっては、表記部15と第1の目盛部14aとが白色の透過層16aの色合いにて透過照明されるものであり、帯状透過部14b箇所は白色をベースとしてスモーク印刷層16cの色合いが合成されたグレー色による色彩にて着色透過照明される。また、補助目盛である第2の目盛部14cを帯状透過部14bの表面上に設けてなることによって、第2の目盛部14cは帯状透過部14bを背景として遮光層16dからなる第2の目盛部14cをシルエットとして浮かび上がるように周りが着色透過照明される。
この際、帯状透過部14bは第1の目盛部14aの透過輝度に対して、白色の透過層16aとスモーク印刷層16cとを重ね印刷したことによって透過輝度を低く抑えた状態にて着色透過照明することができ、さらに第2の目盛部14cを帯状透過部14bの表面上に設けてなることによって、帯状透過部14bを背景として遮光層16dからなる第2の目盛部14cをシルエットとして浮かび上がらせて周りを透過照明することができるものであり、帯状の指標部14を段階的に明暗照明表示することができ、これにより指標部14の全体の見栄えを良好にして斬新な透過照明を行うことができる。
図5から図7は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、図5は計器装置の表示板を示す正面図、図6は、図5の表示板の目盛部である帯状の指標部を主体に示した正面図、図7は図6の要部を示す表示板の断面図であり、この場合、表示板26は、前述した第1の実施形態例と同様にして、透明な合成樹脂からなる平板状の基板によって形成されている。
また表示板26の表面には、指針23の回動指示する領域に沿って円弧状からなる帯状の指標部24が形成されるとともに、数字・文字・記号などの表記部25が形成され、少なくとも前記指標部24箇所と前記表記部25箇所とにたとえば白色からなる透過層26aが形成されている。また、その指標部24や表記部25箇所を除いて表示板26の表面全体に遮光性の黒色からなる地色層(遮光層)26bが施されている。
また表示板26には、その表面部分に少なくとも帯状の指標部24の領域に対応して前述したように白色による透過層26aが設けられるとともに、その白色からなる透過層26a上に少なくとも第1の目盛部24aの領域を除いてスモーク印刷層26cを重ね印刷して帯状透過部24bが形成され、この帯状透過部24bの表面上の一部に前記地色層(遮光層)26bを施すことによって第2の目盛部24cが形成されている。
また、第2の実施形態にあっては、表示板26に設けられる数字・文字・記号などの表記部25の外周を取り巻くように、かつ指針23の回転中心を軸心とした円弧形状からなる帯状の指標部24が形成されており、帯状の指標部24に設けられた第1の目盛部24a(主目盛部)と対応して数字による前記表記部25が配置されている。また、主目盛部である第1の目盛部24aの間に配置される第2の目盛部24cを補助目盛部として形成しており、前記第1の目盛部24aによる主目盛部と前記第2の目盛部24cによる補助目盛部との間をつなぐように前記帯状透過部24bによって帯状目盛部として形成している。
なお、第1の目盛部24aの周囲を取り巻くように地色層(遮光層)26bによって印刷することにより第1の目盛部24aの縁取り部24dが形成されるものであり、第1の目盛部24aの輪郭となる縁取り部24dによって境目を明確にすることができる。
このように構成された第2の実施形態にあっては、表示板26を照明する光源である発光ダイオード29が不点灯時にあっては、外光にて表示板26上の全体表面部分が黒色の地色層26bの色合いにて視認され、数字による表記部25箇所が白色である透過層26aの色合いにて視認される。また帯状の指標部24の領域にあっては、主目盛部となる第1の目盛部24a箇所が表記部25と同様に白色である透過層26aの色合いにて視認されるとともに、白色である透過層26a上にスモーク印刷層26cを重ね印刷した帯状目盛部となる帯状透過部24b箇所は白色をベースとしてスモーク印刷層26cの色合いが合成された色彩(グレー色)にて視認されるものであり、補助目盛部である第2の目盛部24cは帯状透過部24bのグレー色を背景として地色層26bの色合いである黒色にて視認される。
また光源である発光ダイオード29の点灯時にあっては、数字による表記部25と主目盛部である第1の目盛部24aとが白色の透過層26aの色合いにて透過照明されるものであり、帯状目盛部となる帯状透過部24b箇所は白色をベースとしてスモーク印刷層26cの色合いが合成されたグレー色による色彩にて着色透過照明される。また、補助目盛である第2の目盛部24cを帯状透過部24bの表面上に設けてなることによって、帯状透過部24bを背景として黒色による地色層26bからなる第2の目盛部24cがシルエットとして浮かび上がるように周りが着色透過照明される。
この際、帯状透過部24bは主目盛部となる第1の目盛部24aの透過輝度に対して、白色の透過層26aとスモーク印刷層26cとを重ね印刷したことによって透過輝度を低く抑えた状態にて着色透過照明することができ、さらに補助目盛部となる第2の目盛部24cを帯状透過部24bの表面上に設けてなることによって、帯状透過部24bを背景として地色層26bからなる第2の目盛部24cをシルエットとして浮かび上がらせて周りを透過照明することができるものであり、帯状の指標部24を段階的に明暗照明表示することができ、これにより指標部24の全体の見栄えを良好にして斬新な透過照明を行うことができる。
従って、表示板26の透過照明時において、主目盛部となる第1の目盛部24aを白色の透過層26aにてそのまま透過照明するように形成するとともに、補助目盛部となる第2の目盛部24cを地色層(遮光層)26bによって形成し、かつ第1の目盛部24aと前記第2の目盛部24cとの領域を除く帯状の指標部24領域に第1の目盛部24aの色合いと異なる色彩(たとえばグレー色)からなる帯状目盛部である帯状透過部24bを形成することによって、第1の目盛部24aを目立つ状態に透過照明することができるとともに、第1の目盛部24aの色合いと異なる色彩からなる帯状透過部24bを着色透過照明することによって全体の帯状の指標部24を色分けしながら透過照明することができるため、表示板26上の第1の目盛部24aと帯状透過部24bとを際立たせて透過照明することができ、それぞれの目盛部を含む帯状の指標部24に対して指針23の指示を良好に判別することが可能となる。
また、第1の目盛部24aの周囲を取り巻くように地色層(遮光層)26bにて縁取り部24dを形成してなることにより、第1の目盛部24aの輪郭となる縁取り部24dによって境目を明確にすることができるものであり、見やすい指標部24を形成することができる。
図8および図9は、本発明の第3の実施形態を示す計器装置の表示板であり、図8は計器装置の表示板を示す正面図、図9は図8の表示板の目盛部である帯状の指標部を主体に示した断面図であり、この場合、表示板26は、前述した第2の実施形態の変形例を示すものである。
ここでは、前述した第2の実施形態と同様にして、表示板26には、その表面部分に少なくとも帯状の指標部24の領域と数字・文字・記号などの表記部25の領域とに対応して白色による透過層26aが設けられるとともに、その白色からなる透過層26a上に少なくとも第1の目盛部24aの領域を除いてスモーク印刷層26cを重ね印刷して帯状透過部24bが形成され、この帯状透過部24bの表面上の一部に地色層(遮光層)26bを施すことによって第2の目盛部24cが形成されている。
また、表示板26には、帯状の指標部24に設けられた第1の目盛部24a(主目盛部)と対応して数字による表記部25が配置されている。また、主目盛部である第1の目盛部24aの間に配置される第2の目盛部24cを補助目盛部として形成しており、第1の目盛部24aによる主目盛部と第2の目盛部24cによる補助目盛部との間をつなぐように帯状透過部24bによって帯状目盛部として形成している。
また、第1の目盛部24aの周囲を取り巻くように地色層(遮光層)26bによって印刷することにより、第1の目盛部24aの縁取り部24dが形成されるものであり、また帯状透過部24bの領域には、地色層(遮光層)26bによって網点状のドットパターンからなるグラデーション処理Gが施されている。
このように構成された第3の実施形態にあっては、前述の第2の実施形態と同様にして、外光にて表示板26上の全体表面部分が黒色の地色層26bの色合いにて視認され、数字による表記部25箇所が白色である透過層26aの色合いにて視認される。また帯状の指標部24の領域にあっては、主目盛部となる第1の目盛部24a箇所が表記部25と同様に白色である透過層26aの色合いにて視認されるとともに、第1の目盛部24aの輪郭となる縁取り部24dによって境目が明確となるため、第1の目盛部24aを見やすくすることができる。
また、白色である透過層26a上にスモーク印刷層26cを重ね印刷した帯状目盛部となる帯状透過部24b箇所は白色をベースとしてスモーク印刷層26cの色合いが合成された色彩(グレー色)にて視認されるものであり、この際、帯状透過部24bの領域には、地色層(遮光層)26bによって網点状のドットパターンからなるグラデーション処理Gを施すことによって、帯状透過部24bの領域を濃淡表示することができるため奥行き感を助長することができる。また、補助目盛部である第2の目盛部24cは帯状透過部24bのグレー色を背景として地色層26bの色合いである黒色にて視認される。
また、表示板26の透過照明時においては、数字による表記部25と主目盛部である第1の目盛部24aとが白色の透過層26aの色合いにて透過照明されるものであり、帯状目盛部となる帯状透過部24b箇所は白色をベースとしてスモーク印刷層26cの色合いが合成されたグレー色による色彩にて着色透過照明される。この際、帯状透過部24bの領域には、地色層(遮光層)26bによって網点状のドットパターンからなるグラデーション処理Gを施すことによって、帯状透過部24bの領域の透過照明の際に、立体感のある見栄えの良好な表示板の照明効果が期待できる。
また、補助目盛である第2の目盛部24cを帯状透過部24bの表面上に設けてなることによって、帯状透過部24bを背景として黒色による地色層26bからなる第2の目盛部24cがシルエットとして浮かび上がるように周りが着色透過照明される。
従って、帯状透過部24bは主目盛部となる第1の目盛部24aの透過輝度に対して、白色の透過層26aとスモーク印刷層26cとを重ね印刷したことによって透過輝度を低く抑えた状態にて着色透過照明することができるとともに、帯状透過部24bの領域に、地色層(遮光層)26bによる網点状のドットパターンからなるグラデーション処理Gを施すことによって、帯状透過部24bの領域の透過照明の際に、立体感のある透過照明を行うことができる。
また、補助目盛部となる第2の目盛部24cを帯状透過部24bの表面上に設けてなることによって、帯状透過部24bを背景として地色層26bからなる第2の目盛部24cをシルエットとして浮かび上がらせて周りを透過照明することができるものであり、帯状の指標部24を段階的に明暗照明表示することができ、これにより指標部24の全体の見栄えを良好にして斬新な透過照明を行うことができる。
また、本実施形態においては、指針を照明する必要のない計器装置であれば、発光ダイオード(光源)を設ける必要はなく、表示板専用の発光ダイオード(光源)のみ設ける構成としてもよいし、計器本体は回路基板の背面側に固定して設けていたが、回路基板の前面側に計器本体を配設するタイプであっても同様に表示板の照明装置を適用することが可能である。
なお本発明は、前述した実施例に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。たとえば、各実施形態においては、表示板上に設けられる帯状の指標部として指針を基点とした円弧状からなる帯状の指標部として形成していたが、楕円状であったり枠状など適宜に設定すればよいものであり、また帯状の指標部に設けられる第1の目盛部や第2の目盛部および帯状透過部の形状や幅寸法などは仕様に合わせて適宜設定すればよいものであり、表示色についても適宜変更することによって任意に設定することができる。また、スモーク印刷層などの濃度を変えることにより、色合いと透過光量が任意に設定することができるものであり、場合によっては印刷の厚みを変えたりあるいは重ね印刷を施すことにより透過率を変えることも可能である。また、第3の実施形態において、帯状透過部の領域に網点状のドットパターンからなるグラデーション処理を施すようにしていたが、グラデーションによる濃淡度の度合いによって、帯状透過部領域から透過される光量も設定することも可能であり、この場合、グラデーションによる図柄として格子状の模様や亀甲模様などにて濃淡度の度合いが変化するように設定することによりデザイン性に優れ、奥行き感を引き出すことも可能である。また、グラデーション処理としては、帯状透過部の領域に限らず、第1の目盛部においても適用することが可能である。
図1は、本発明の第1の実施形態である計器装置を示す正面図。 図2は、図1の表示板の要部箇所を示す正面図。 図3は、図1の計器装置の要部を示す断面図。 図4は、図1のA−A線箇所の表示板を示す要部の断面図。 図5は、本発明の第2の実施形態を示す計器装置の正面図。 図6は、図5の表示板の要部箇所を示す正面図。 図7は、図6の要部を示す表示板の断面図。 図8は、本発明の第3の実施形態を示す計器装置の正面図。 図9は、図8の表示板の要部箇所を示す正面図。 図10は、従来の計器装置を示す正面図。 図11は、図10の計器装置の要部を示す断面図。
11 計器本体
12 回転軸
13,23 指針
14,24 帯状の指標部
14a,24a 第1の目盛部
14b,24b 帯状透過部
14c,24c 第2の目盛部
15,25 表記部
16,26 表示板
16a,26a 透過層
16b,26b 遮光層(地色層)
16c,26c スモーク印刷層
16d 遮光層
17 回路基板
18 発光ダイオード(光源)
19,29 発光ダイオード(光源)
20 計器ハウジング
G グラデーション処理

Claims (5)

  1. 計器本体に設けられた回転軸の先端側に固着された指針と、この指針の回動指示する位置に対応して配設され、透光性の基板に遮光層部分と透過層部分とによる印刷を施してなる帯状の指標部および表記部が設けられた表示板と、この表示板の背後側に設けられた光源と、を備えてなる計器装置において、前記表示板に設けられた前記帯状の指標部は、前記表記部と対応して配置される透過層からなる第1の目盛部と、前記第1の目盛部の間に補助目盛部として配置される遮光層からなる第2の目盛部と、前記第1の目盛部と前記第2の目盛部との領域を除く帯状の指標部領域に設けられ前記第1の目盛部の色合いと異なる色彩からなる帯状透過部と、からなり、前記光源にて透過照明される前記帯状透過部の透過輝度に対し、前記第1の目盛部の透過輝度を高く設定してなることを特徴とする計器装置。
  2. 前記表示板には、その表面部分に少なくとも前記帯状の指標部の領域に対応して白色による透過層を設けるとともに、その白色の透過層上に少なくとも前記第1の目盛部の領域を除いてスモーク印刷層を重ね印刷して前記帯状透過部を形成し、この帯状透過部の表面上の一部に遮光層からなる第2の目盛部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記第2の目盛部となる遮光層と、前記表示板に施される遮光性の地色層、を同一色で同一印刷行程にて形成してなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置。
  4. 前記第1の目盛部の周囲を取り巻くように遮光性の前記地色層にて縁取り部を形成してなることを特徴とする請求項に記載の計器装置。
  5. 前記帯状透過部の領域に前記地色層によってグラデーション処理を施してなることを特徴とする請求項または請求項に記載の計器装置。
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