JP6143067B2 - 指示計器 - Google Patents

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Description

本発明は、光源からの照射光線で表示板などを透過照明表示する指示計器に関するものである。
従来、例えば建設機械などの特殊車輌や船舶、あるいは自動車、オートバイ等の指示計器として、速度計,回転計や燃料計などの運転状況を指示する指針式の指示計器が設けられている。
光源からの照射光線で表示板を透過照明表示する従来の指示計器として、例えば特許文献1などによって知られているように、透過照明可能な目盛や文字などからなる表示部が施された文字板(表示板)と、その文字板の背後に光源の光を拡散、均一化して文字板の裏面に入射させるための拡散板を配置し、文字板の背面側にグラデーション印刷による透過光調整層を施すことにより、奥行きを感じさせる透過照明式の指示計器が提案されている。
特開平9−96546号公報
しかしながら前述の特許文献1による指示計器にあっては、照明時においてグラデーション印刷による明暗表示であるため、文字板全体を見た場合、グラデーション印刷によって濃淡表示されたりあるいは光源により明暗照明されるなど見映えが良くなるものの、文字板自体の奥行き感、立体感に欠けるという側面がある。加えて、文字板以外にも拡散板などの部材が必要となり、部品点数が増え、かつコストも高くなるといった問題点もあった。
そこで本発明は、前述の問題点に着目し、部品点数を抑えるとともに、奥行き感・立体感を得ることができ、また斬新な見映えを実現できる指示計器を提供することを目的とするものである。
本発明は前述した課題を解決するため、請求項1では、
計器本体に設けられた回転軸の先端側に取り付けられた指針と、
この指針の回動指示する位置に対応して、透光性の基板に遮光性の地色層による地色部と目盛・文字などの透過性の表示層による指標部とが施された表示板と、
この表示板の背後側に設けられた光源と、
を備えてなる指示計器において、
前記表示板の表面には、前記指針の指示部が指し示す外郭周縁領域に設けられた透過性の表示層からなる前記指標部と、前記指標部の領域を除く前記表示板の前記外郭周縁領域の表面に遮光性の地色層からなる環状に施された前記地色部と、を有し、
前記表示板の前記外郭周縁領域より内側に位置した前記表示板の表面側の円形状からなる中央部領域には、前記光源からの光を前記表示板の前面側へと案内するための複数の傾斜面を持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を有し、
前記表示板の裏面には、前記凹凸部と対応する前記中央部領域に前記回転軸を起点として前記外郭周縁領域に向けて濃淡が徐々に淡くなるように形成された表示色層からなるグラデーション表示層を有してなること
を特徴とする指示計器である。
このように構成することによって、指針の指示状態を表示板の外郭周縁領域に設けられた指標部にて良好に指示状態を判別することができるとともに、表示板の表面に設けられた環状からなる地色部を施していない中央部領域箇所の表示板の表面側に複数の傾斜面を持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を設けてなることによって、表示板の表面の中央部領域が立体的に見えるものであり、また表示板の裏面にグラデーション表示層が施されているため、凹凸部の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層が屈折,拡散,反射されて見えたりするものであり、見映えが良好となる。この際、地色部箇所の境目と表示板の中央箇所との間において表示板の肉厚寸法が段差として見えるため、奥行き感が強調され、しかもグラデーション表示層の濃淡を基調として前面側に設けられた透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部との組み合わせによってさらに見映えも良好となる指示計器を提供できる。
また、光源による表示板の照明時においては、外郭周縁領域では表示板の遮光性の地色部を背景にして指標部をくっきりと透過照明することができ、また中央部領域においては表示板の肉厚寸法が段差として見えると同時に、グラデーション表示層の濃淡に応じて透過照明された光が表示板の前面側に設けられた透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部へと導かれることにより、凹凸部の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層が屈折,拡散,反射された光が目に届くため奥行き感が強調されて光り輝いて見える。また、従来のような拡散板を表示板の背後に配置することなく綺麗な照明効果を得ることができるため、コストも抑えながら立体的で見映えの良好な指示計器を構成することができる。
また請求項2では、前記表示板裏面の前記中央部領域には、前記グラデーション表示層の背後に背景色となる透過性の背景地色層を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の指示計器である。
このように構成することにより、背景地色層の色合いとグラデーション表示層との色合いが複数の凹凸部を介して見えることとなり、さらに見映えが良好となるものであり、これにより斬新な指示計器を提供することができる。
また請求項3では、前記グラデーション表示層は、透過性の表示色層からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示計器である。
このように構成することにより、表示板の背面に施された背景地色層とともにグラデーション表示層も透過照明される際に、透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を介して明るくグラデーション表示層の濃淡状態に合わせて透過照明され、奥行き感とともに明暗表示と相まって、斬新な見映えを実現できる指示計器を提供することができる。
また請求項4では、前記グラデーション表示層は、遮光性の表示色層からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示計器である。
このように構成することにより、表示板の背面に施されたグラデーション表示層が遮光性の背景地色層によって形成されるため、表示板の透過照明される際においては、透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を介してグラデーション表示層の濃淡状態(粗密状態)に合わせてシルエットとして浮かび上がって見えるため、奥行き感に加えて明暗によるボカシ効果も強調した透過照明を得ることが期待できる。
本発明では、計器本体に設けられた回転軸の先端側に取り付けられた指針と、この指針の回動指示する位置に対応して、透光性の基板に遮光性の地色層による地色部と目盛・文字などの透過性の表示層による指標部とが施された表示板と、この表示板の背後側に設けられた光源と、を備えてなる指示計器において、前記表示板の表面には、前記指針の指示部が指し示す外郭周縁領域に設けられた透過性の表示層からなる前記指標部と、前記指標部の領域を除く前記表示板の前記外郭周縁領域の表面に遮光性の地色層からなる環状に施された前記地色部と、を有し、前記表示板の前記外郭周縁領域より内側に位置した前記表示板の表面側の中央部領域には、前記光源からの光を前記表示板の前面側へと案内するための複数の傾斜面を持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を有し、前記表示板の裏面には、前記凹凸部と対応する前記中央部領域に濃淡の表示色層からなるグラデーション表示層を有してなることを特徴とする指示計器であるため、指針の指示状態を表示板の外郭周縁領域に設けられた指標部にて良好に指示状態を判別することができるとともに、表示板の表面に設けられた環状からなる地色部を施していない中央部領域箇所の表示板の表面側に複数の傾斜面を持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を設けてなることによって、表示板の表面の中央部領域が立体的に見えるものであり、また表示板の裏面にグラデーション表示層が施されているため、透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層が屈折,拡散,反射されて見えものであり、見映えが良好となる。この際、地色部箇所の境目と表示板の中央箇所との間において表示板の肉厚寸法が段差として見えるため、奥行き感が強調され、しかもグラデーション表示層の濃淡を基調として前面側に設けられた透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部との組み合わせによってさらに見映えも良好となる指示計器を提供できる。また、光源による表示板の照明時においては、外郭周縁領域では表示板の遮光性の地色部を背景にして指標部をくっきりと透過照明することができ、また中央部領域においては表示板の肉厚寸法が段差として見えると同時に、グラデーション表示層の濃淡に応じて透過照明された光が表示板の前面側に設けられた透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部へと導かれることにより、凹凸部の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層が屈折,拡散,反射された光が目に届くため奥行き感が強調されて光り輝いて見える。また、従来のような拡散板を表示板の背後に配置することなく綺麗な照明効果を得ることができるため、コストも抑えながら立体的で見映えの良好な指示計器を構成することができる。
本発明の第1の実施形態である車両用の指示計器を示す正面図である。 図2は、図1の指示計器の全体構造を示す断面図である。 図3は、図1の指示計器の要部箇所を示す正面図およびその断面図である。 図4は、図3の表示板の裏側を示す背面図である。 図5は、本発明の第2の実施形態である指示計器の要部箇所を示す正面図およびその断面図である。
本発明の対象とする指示計器として車両用の指示計器を例にして詳述する。以下本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1から図4は本発明の指示計器の第1の実施形態を示すもので、計器本体1の回転軸1Aの先端側に固定され、回転軸1Aを中心に回転する指針2と、この指針2の背面側に位置し透過照明される目盛や数字や記号などの表示層3Aからなる指標部3および遮光性の地色層4Aからなる地色部4が施された表示板5と、この表示板5の背面側に位置するガラスエポキシ樹脂からなる硬質の回路基板6と、この回路基板6上に設けられ、それぞれ指針2と表示板5を照明する光源である発光ダイオード7,8と、指針2を照明するための発光ダイオード7と表示板5側の指標部3箇所を照明するための照明領域を区画する合成樹脂製の枠体9に設けられた円筒形の仕切壁9Aと、によってそれぞれ照明する区域を区画して構成している。なお、前記回路基板6の背後には前記回転軸1Aを回動する計器本体1が取付固定されている。
指針2は、表示板5に設けられた指標部3を指し示す指示部20と回転軸1Aに固定される指針基部21が透明な合成樹脂で一体に形成されており、指針基部21は遮光性の合成樹脂からなる指針キャップ22で覆われている。この際、指示部20は発光ダイオード7の光を受けて発光するものである。
表示板5は透明な合成樹脂からなる平板状の基板50からなり、その表面(図2中上側の面)に、目盛や数字あるいは記号などの指標部3箇所に溶剤希釈型の透過性のインク例えば白色の表示層3Aを形成し、その指標部3の領域を除いて表示板5の表面側の外郭周縁箇所にドーナツ状からなる遮光性の黒色の地色層4Aが溶剤希釈型の透過性のインクによって形成されている。
また指針発光用としての発光ダイオード7は枠体9から一体に設けられた円筒形の仕切壁9Aの内側に位置し、回転軸1Aの近傍に回転軸1Aを中心として円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード7の照射光線を円筒形の仕切壁9Aを介して指針2の指針基部21から指示部20側へと導くようにしている。
また、表示板5の指標部3を透過照明する発光ダイオード8は円筒形の仕切壁9Aの外側を円形状に取り巻いて複数設けられ、この発光ダイオード8からの照射光線を直接的に表示板5に設けた指標部3を透過照明したり、あるいは発光ダイオード8からの照射光線を間接的に表示板5の指標部3側へと導くために枠体9から一体に設けられたライトケース9Bの内面にて反射導光するように形成している。
この場合、ライトケース9Bの内面側の周辺部には反射面9Cが形成され、この反射面9Cは、表示板5側に向けて湾曲しており、その反射面9Cの内面部分によって発光ダイオード8からの射出された光線を指標部3側に反射拡散するように構成している。反射面9Cの断面形状を曲面とすることにより、反射した光が指標部3方向に効率よく反射拡散することができるようにしている。
また本実施形態では、表示板5の表面には、指針2の指示部20が指し示す外周縁領域AR1側に設けられた透過性の表示層3Aからなる指標部3と、指標部3の領域を除く表示板5の外郭周縁部分の表面に遮光性の地色層4Aからなる地色部4が施されている。また、指標部3の領域と地色部4とによる環状からなる外郭周縁領域AR1を除く表示板5の表面側に設けられた円形状からなる中央部領域AR2には、光源となる発光ダイオード8からの光を表示板5の基板50の前面側へと屈折,拡散,反射などによって案内するための複数の傾斜面51Aを持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部51がスクリーン印刷などの手段によって形成されている。
この際、本実施形態における透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部51は、その凹凸部51に紫外線ランプを照射することによって紫外線のエネルギーで光化学反応を起こし、液状から固形へと変化して固まり、凹凸部51が表示板5の表面に簡単に形成することができるものであり、また、透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部51の膜厚は、印刷用版の紗の厚みやレジスト部分の厚みあるいは紫外線硬化性樹脂の粘度などによって変更が可能であり、特に厚膜に形成したい場合にあっては重ねて印刷するようにしても良い。
また、表示板5の裏面には、表示板5の中央部領域AR2に設けられた凹凸部51と対応する円形状からなる中央部領域AR2に、例えば青色系の透過性のドット印刷による濃淡の表示色層からなるグラデーション表示層G1が施され、このグラデーション表示層G1の背後側に背景色となる例えば白色による透過性の背景地色層400が施されている。
本実施形態における透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部51としては、図1や図3などに示されているように、ダイヤカット模様からなる傾斜面51Aを有する凹凸部51として形成している。
また本実施形態のグラデーション表示層G1は、回転軸1Aを基点として外側に向けて濃淡が徐々に淡くなるように形成されている。この濃淡としてはドットの密度あるいはドットの大きさの変化などによって設定している。
このように構成された本実施形態における指示計器では、指針2の指示状態を表示板5の外郭周縁領域AR1に設けられた指標部3にて良好に指示状態を判別することができるとともに、表示板5の表面に設けられた環状からなる地色部4を施していない中央部箇所(中央部領域AR2)の表示板5の表面にスクリーン印刷などの手段によって形成された複数の傾斜面51Aからなる透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51(ダイヤカット模様から凹凸部51)が表示板5の表面が立体的に見え、凹凸部51の表面反射によって煌びやかに見えるものであり、見映えが良好であり、斬新な指示計器を提供することができる。
また、表示板5の裏面にグラデーション表示層G1と、そのグラデーション表示層G1の背面側に背景色となる背景地色層400を設けてなることによって、透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51を介して地色部4箇所の境目と表示板5の中央部箇所(中央部領域AR2)との間において表示板5の肉厚寸法がそのまま段差として見えるため奥行き感が強調され、しかも背景となる表示板5の裏面に設けられた背景地色層400の表面側に設けられたグラデーション表示層G1の濃淡によってさらに見栄えも良好となる指示計器を提供することができる。すなわち、透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層G1が屈折,拡散,反射されて見えるものであり、グラデーション表示層G1の濃淡を基調として前面側に設けられた凹凸部51との組み合わせによってさらに見映えが良好となる。
本実施形態における指示計器の照明時においては、指針発光用としての発光ダイオード7から照射される光線は、前述したように枠体9から一体に設けた円筒形の仕切壁9Aの内部側にて導かれ、指針2に設けられた指針基部21へと入光し、反射面などを介して指示部20へと導かれて指示部20が発光する。
また指示計器の照明時において発光ダイオード8から照射される光線は、その発光ダイオード8からの直接光による照射光線と、枠体9と一体に形成されたライトケース9Bの内面(反射面9Cなど)にて反射導光された照射光線によって表示板5の背面側へと導かれ、表示板5の外郭周縁領域AR1では表示板5の遮光性の地色部4を背景にして指標部3をくっきりと透過照明することができ、また中央部領域AR2においては表示板5の肉厚寸法が段差として見えると同時に、グラデーション表示層G1の濃淡に応じて透過照明された光が表示板5の前面側に設けられた複数の傾斜面51Aからなる透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51へと導かれることにより、凹凸部51の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層G1が屈折,拡散,反射された光が目に届くため奥行き感が強調されて光り輝いて見える。なお、従来のような拡散板を表示板の背後に配置することなく綺麗な照明効果を得ることができるため、コストも抑えながら立体的で見映えの良好な指示計器を構成することができる。
またグラデーション表示層G1は、回転軸1Aを基点として外側に向けて濃淡が徐々に淡くなるように形成してなることによって、指針2の回動支点である回転軸1Aを基点として同心円状にして外側に行くに従い漸次明るさが明るくなるように背景地色層400を透過照明することが可能となり、表示板5の表面側に施してある地色部4との境目を強調することもできるものであり、これにより奥行き感もさらに強調することができる。
また透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51は、紫外線ランプの照射によって表示板5の表面に簡単に形成することができるものであり、表示板5の表面側に地色部4や指標部3などを簡単に印刷によって施すことが可能となる。
なお、本実施形態においては、発光式の指針照明として構成しているために、指針2に設けられた指針基部21から表示板5の表面側に光洩れがあったとしても、指針基部21周りの表示板5箇所に透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51が形成されているために、その凹凸部51に形成された傾斜面51Aに光が当たり、照明効果をさらに強調することが可能となる。
図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、前述した第1の実施形態と同一部分、均等部箇所については同一符号を付して説明する。
同図において、第1の実施形態と同様にして、表示板5は透明な合成樹脂からなる平板状の基板50からなり、その表面(図5中上側の面)に、目盛や周囲あるいは記号などの指標部3箇所に例えば白色の表示層3Aを形成し、その指標部3箇所を除いて表示板5の表面側の外郭周縁領域AR1箇所にドーナツ状(環状)からなる遮光性の黒色の地色層4Aを施している。
そして本実施形態においては、指標部3の領域と地色部4とによる環状からなる外郭周縁領域AR1を除く表示板5の裏面側に設けられた円形状からなる中央部領域AR2に、例えば黒色の遮光性のドット印刷による濃淡の表示色層からなるグラデーション表示層G2が施され、このグラデーション表示層G2の背後側に背景色となる例えば青色による透過性の背景地色層400Aが施されている。
本実施形態のグラデーション表示層G2は、回転軸1Aを基点として外側に向けて濃淡が徐々に淡くなるように形成されている。この濃淡としてはドットの密度あるいはドットの大きさの変化などによって設定している。
また、指標部3の領域と地色部4とによる環状からなる外郭周縁領域AR1を除く表示板5の表面側に設けられた円形状からなる中央部領域AR2には、光源となる発光ダイオード8からの光を表示板5の基板50の前面側へと屈折,拡散,反射などによって案内するための複数の傾斜面511を持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部510がスクリーン印刷などの手段によって形成されている。
本実施形態における透光性の紫外線硬化性樹脂層による凹凸部510としては、回転軸1Aを基点として同心円状に凸部と凹部とによる傾斜面511が交互に形成された同心円状模様からなる凹凸部510として形成している。
上記構成からなる表示板5にあっては、前述した第1の実施形態とほぼ同様にして、指針2の指示状態を表示板5の外郭周縁領域AR1に設けられた指標部3にて良好に指示状態を判別することができるとともに、表示板5の表面に設けられた環状からなる地色部4を施していない中央部箇所(中央部領域AR2)の表示板5の表面に形成された複数の傾斜面511からなる紫外線硬化性樹脂層による凹凸部510(凸部と凹部とからなる複数の傾斜面511が交互に形成された同心円状模様の凹凸部510)によって表示板5の表面が立体的に見え、凹凸部510の表面反射によって煌びやかに見えるものであり、見映えが良好であり、斬新な指示計器を提供することができる。
表示板5の表面に設けられた環状からなる地色部4を施していない中央部箇所(中央部領域AR2)の表示板5の裏面に、黒色の遮光性のドット印刷による濃淡の表示色層からなるグラデーション表示層G2と、そのグラデーション表示層G2の背面側に青色の透過性の背景色となる背景地色層400Aを設けてなることによって、地色部4箇所の境目と表示板5の中央部箇所(中央部領域AR2)との間において表示板5の肉厚寸法がそのまま段差として見えるため、奥行き感が強調され、しかも背景となる表示板5の裏面に設けられた背景地色層400Aの表面側に設けられたグラデーション表示層G2の濃淡によってさらに見栄えも良好となる指示計器を提供することができる。すなわち、同心円状からなる凹凸部510の形状に合わせて視線方向に応じてグラデーション表示層G2が屈折,拡散,反射されて見えるものであり、グラデーション表示層G2の濃淡を基調として前面側に設けられた紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部510との組み合わせによってさらに見映えが良好となる。
この場合、表示板5は表面側に施した黒色からなる遮光性の地色層4Aと、表示板5の背面側に施した遮光性の黒色からなるグラデーション表示層G2とを同系色に合わせることによって表示板5全体を黒色系に統一して表示することができ、落ち着いた色合いにて表示板5全体を表示することができる。
また指示計器の照明時において発光ダイオード8から照射される光線は、前述した第1の実施形態と同様にして、発光ダイオード8からの直接光による照射光線と、枠体9と一体に形成されたライトケース9Bの内面(反射面9Cなど)にて反射導光された照射光線によって表示板5の背面側へと導かれ、表示板5の外郭周縁領域AR1では表示板5の遮光性の地色部4を背景にして指標部3が白色でくっきりと透過照明される。
また表示板5の中央部領域AR2においては、表示板5の背面に施された遮光性の黒色からなるグラデーション表示層G2が透過性の背景地色層400Aによって透過照明される際に、シルエットとして浮かび上がって見え、しかもグラデーション表示層G2の濃淡状態に合わせてシルエットとして浮かび上がって見えるため、奥行き感に加えて明暗によるボカシ効果も強調した透過照明を得ることが期待できるものであり、しかも指針2の回転軸1Aを基点として外側に向けて濃淡が徐々に淡くなるようにグラデーション表示層G2形成してなることにより、同心円状にして外側に行くに従い漸次明るさが明るくなるように背景地色層400Aを透過照明することが可能となり、同心円状の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部510と相まって表示板5の表面側に施してある地色部4との境目を強調することもできるものであり、これにより奥行き感もさらに強調することができる。
また前述した各実施形態においては、複数のダイヤカット模様からなる傾斜面51Aを有する紫外線硬化性樹脂層による凹凸部51あるいは凸部と凹部とからなる複数の傾斜面511が交互に形成された同心円状模様の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部510を例に説明したが、複数の亀甲模様からなる傾斜面を有する紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部や複数の三角錐などの反射面を有する凹凸部など凹凸部の形状は任意に設定すればよいものである。
なお本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、例えば表示板5に設けた指標部3やグラデーション表示層G1,G2による図柄を介して照明される照明色を変更する場合、光源である発光ダイオード8の発光色を変更したりあるいは着色フィルタを介して透過照明することにより、照明色を適宜設定することも可能である。また指標部3としては、実施形態においては白色の透過性の表示層を設けていたが、透過性のスモーク印刷層からなる表示層を設けてもよいものであり、表示層の色合いも任意に設定すればよいものである。また奥行き感を出すために、色合いを変更したり、表示板5の板厚を変更したり、あるいはグラデーションによる図柄(実施形態ではドット印刷により形成)を変更することにより立体感を強調することが可能となるものである。この場合、グラデーションによる図柄として丸形状に限らず格子状の模様や亀甲模様などにて濃淡度の度合いが変化するように設定することによりデザイン性に優れ、加えて照明ムラのない透過照明を行うことが可能となる。また、指針2を発光照明する必要のない指示計器であれば、発光ダイオード7を設ける必要はなく、表示板5専用の発光ダイオード8のみ設ける構成としても良い。
また、実施形態における表示板5は透明な合成樹脂からなる平板状の基板50を用いていたが、比較的に肉薄のシート状の透過性の合成樹脂基板からなる表示板5であっても同様な効果を期待することができるものである。
また、前述した実施形態において詳述したように、自動車などの車両用の指示計器を例にして説明したが、車両用計器に限らず船舶用計器あるいは農業用機械や建設機械などの特殊車両の指示計器などにおいても適用することが可能である。
AR1 外郭周縁領域
AR2 中央部領域
G1,G2 グラデーション表示層
1 計器本体
1A 回転軸
2 指針
3 指標部
3A 表示層
4 地色部
4A 地色層
5 表示板
6 回路基板
7,8 発光ダイオード(光源)
9 枠体
9A 仕切壁
9B ライトケース
9C 反射面
20 指示部
21 指針基部
22 指針キャップ
50 基板
51,510 凹凸部
51A,511 傾斜面
400,400A 背景地色層

Claims (4)

  1. 計器本体に設けられた回転軸の先端側に取り付けられた指針と、
    この指針の回動指示する位置に対応して、透光性の基板に遮光性の地色層による地色部と目盛・文字などの透過性の表示層による指標部とが施された表示板と、
    この表示板の背後側に設けられた光源と、
    を備えてなる指示計器において、
    前記表示板の表面には、
    前記指針の指示部が指し示す外郭周縁領域に設けられた前記指標部と、
    前記指標部の領域を除く前記表示板の前記外郭周縁領域の表面に前記地色部と、を有し、
    前記表示板の前記外郭周縁領域より内側に位置した前記表示板の表面側の円形状からなる中央部領域には、
    前記光源からの光を前記表示板の前面側へと案内するための複数の傾斜面を持つ透光性の紫外線硬化性樹脂層からなる凹凸部を有し、
    前記表示板の裏面には、
    前記凹凸部と対応する前記中央部領域に前記回転軸を起点として前記外郭周縁領域に向けて濃淡が徐々に淡くなるように形成された表示色層からなるグラデーション表示層を有してなること
    を特徴とする指示計器。
  2. 前記表示板裏面の前記中央部領域には、
    前記グラデーション表示層の背後に背景色となる透過性の背景地色層を形成してなること
    を特徴とする請求項1に記載の指示計器。
  3. 前記グラデーション表示層は、透過性の表示色層からなること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示計器。
  4. 前記グラデーション表示層は、遮光性の表示色層からなること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示計器。
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