JP5075663B2 - 起伏ゲート - Google Patents

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本発明は、水路に設置される起伏ゲートに関する。
従来、図7(a)(b)に示すように、横断面が略逆台形状である水路1に設置され、水路1の底部で支持されて、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能な略方形状の扉体2と、この扉体2の左右の側部に内辺部3aが固定され、外辺部3bが水路の傾斜側壁1aに固定された略逆三角形状の可撓性膜体3とからなる起伏ゲート4がある(特許文献1参照)。
前記膜体3は、図7(a)(b)の無水状態(施工時)では、上辺部3cが真っ直ぐになるように設定されているが、図7(c)(d)の有水状態(使用時)では、水圧aの影響を受けて、上辺部3cが下向き湾曲状に変形し、この部分から越流bするようになるので、堰高H1が実質的にH2まで低下するという問題があった。
このために、可撓性膜体3にリンクチェーンと鋼棒群とを設けて、水圧で上辺部3cが下向き湾曲状に変形するのを抑制するものが提案されている(特許文献2参照)。
なお、流体の注排で膨張・収縮可能な中空袋に形成された膜体3も提案されている(特許文献3参照)。
特開昭47−21932号公報 特許第3988071号公報 実公昭58−49228号公報
しかしながら、特許文献2では、リンクチェーンや鋼棒群等を必要とするので、構造が複雑で高価になる。また、特許文献3では、水圧で上辺部が下向き湾曲状に変形するのを充分に抑制することが困難である。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、水圧で上辺部が下向き湾曲状に変形するのを充分に抑制できるとともに、構造がきわめて簡単で、コスト安な起伏ゲートを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1は、横断面が略逆台形状である水路に設置され、水路の底部で支持されて、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能な略方形状の扉体と、この扉体の左右の側部に内辺部が固定され、外辺部が水路の傾斜側壁に固定された略逆三角形状の可撓性膜体とからなる起伏ゲートであって、前記膜体は、流体の給排気で膨張・収縮可能な中空袋に形成されるとともに、この膜体の上辺部のほぼ全長に亘って、剛性の突起体が取付けられ、この突起体は、前記膜体と同様の素材であるゴム引き布の厚みを、前記膜体のゴム引き布の約2倍に厚くし、略Ω字状に折り重ねて約4倍の厚みとして剛性を高め、両下端部を前記膜体の上辺部に強固に接着していることを特徴とする起伏ゲートを提供するものである。
本発明の請求項2は、横断面が略逆台形状である水路に設置され、水路の底部で支持されて、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能な略方形状の扉体と、この扉体の左右の側部に内辺部が固定され、外辺部が水路の傾斜側壁に固定された略逆三角形状の可撓性膜体とからなる起伏ゲートであって、前記膜体の上辺部のほぼ全長に亘って、剛性のフロート体が取付けられ、このフロート体は、発泡ポリエチレン製等の固形棒状体であり、前記膜体の上辺部を外周囲に巻き付けて強固に接着し、前記水路の傾斜側壁には、前記扉体の倒伏位置で前記フロート体を収納するための収納溝が形成されていることを特徴とする起伏ゲートを提供するものである。
本発明の請求項1によれば、流体の給排気で膨張・収縮可能な中空袋に形成した膜体の上辺部のほぼ全長に亘って、剛性の突起体を取付けたから、この剛性の突起体により、水圧で上辺部が下向き湾曲状に変形するのを充分に抑制することができるので、堰高の低下を未然に防止できるようになる。また、膜体に突起体を取付けるだけであるから、構造がきわめて簡単で、コスト安になる。
本発明の請求項2によれば、膜体の上辺部のほぼ全長に亘って、剛性のフロート体を取付けたから、この剛性のフロートにより、水圧で上辺部が下向き湾曲状に変形するのを充分に抑制することができるので、堰高の低下を未然に防止できるようになる。また、膜体にフロートを取付けるだけであるから、構造がきわめて簡単で、コスト安になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜3は、第1実施形態の起伏ゲート6Aである。水路1は、横断面が略逆台形状に形成されていて、起伏ゲート6Aは、この水路1に設置されている。
水路1の底部1bには、ヒンジ部材7により、上流側の起立位置Uと下流側の倒伏位置Dとの間で回動可能な略方形状の鉄製扉体2が支持されている。
この扉体2の下流側の底部1bには、ゴム引き布製の空気袋8が配置されて、給排気パイプ9からの空気の給気による空気袋8の膨張で扉体2が起立位置Uに上回動されるとともに、空気の排気による空気袋8の収縮で扉体2が倒伏位置Dに下回動されるようになる。この起立位置Uの扉体2の上端高さが堰高H1となる。なお、5は、扉体2の引留帯である。
略逆三角形状のゴム引き布製の可撓性膜体3Aは、扉体2の左右の側部に内辺部3aが固定され、外辺部3bが水路1の傾斜側壁1aに固定されている。上辺部3cは、傾斜側壁1a側に向かって堰高H1よりも高くなるように徐々に傾斜させられている。
第1実施形態の膜体3Aは、特許文献3と同様に、空気(流体)の給排気で膨張・収縮可能な中空袋に形成されていて、扉体2の空気袋8とほぼ同じタイミングで空気が給排気されるようになる。すなわち、空気袋8の膨張で扉体2が起立位置Uに上回動される時に、給排気パイプ10からの空気の給気によって上下流方向に偏平状態で膨張するとともに、空気袋8の収縮で扉体2が倒伏位置Dに下回動される時に、給排気パイプ10からの空気の排気によって上下流方向に偏平状態で収縮するようになる。
この膜体3Aの上辺部3cのほぼ全長に亘って、剛性の突起体11が取付けられている。この突起体11は、図3(b)に詳細に示すように、膜体3Aと同様の素材であるゴム引き布の厚みを厚くし(本例では、膜体3のゴム引き布の約2倍)、略Ω字状に折り重ねて剛性を高めたもので(厚みtは約4倍となる。)、両下端部11aを膜体3Aの上辺部3cに強固に接着している。
第1実施形態の起伏ゲート6Aであれば、空気の給排気で膨張・収縮可能な中空袋に形成した膜体3Aの上辺部3cのほぼ全長に亘って、剛性の突起体11を取付けたから、この剛性の突起体11により、水圧で上辺部3cが下向き湾曲状に変形するのを充分に抑制することができるので、堰高H1の低下を未然に防止できるようになる。また、膜体3Aに突起体11を取付けるだけであるから、構造がきわめて簡単で、コスト安になる。
図4〜6は、第2実施形態の起伏ゲート6Bである。第2実施形態の膜体3Bは、第1実施形態の膜体3Aのような中空袋には形成されておらず、特許文献1と同様に、シート形状である。
この膜体3Bの上辺部3cのほぼ全長に亘って、剛性のフロート体12が取付けられている。このフロート体12は、図6(b)に詳細に示すように、発泡ポリエチレン製等の固形棒状体であり、膜体3Bの上辺部3cを外周囲に巻き付けて強固に接着している。
また、水路1の傾斜側壁1aには、扉体2の倒伏位置Uでフロート体12を収納するための収納溝1cが形成されている。
第2実施形態の起伏ゲート6Bであれば、膜体3Bの上辺部3cのほぼ全長に亘って、剛性のフロート体12を取付けたから、この剛性のフロート体12により、水圧で上辺部3cが下向き湾曲状に変形するのを充分に抑制することができるので、堰高H1の低下を未然に防止できるようになる。また、膜体3Bにフロート体12を取付けるだけであるから、構造がきわめて簡単で、コスト安になる。
本発明の第1実施形態の起伏ゲートの平面図である。 図1の正面図である。 (a)は図1の側面断面図、(b)は突起体の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態の起伏ゲートの平面図である。 図4の正面図である。 (a)は図5の側面断面図、(b)はフロート体の拡大断面図である。 従来の起伏ゲートであり、(a)は無水状態の半裁正面図、(b)は(a)の側面断面図、(c)は有水状態の半裁正面図、(d)は(c)の側面断面図である。
符号の説明
1 水路
1a 傾斜側壁
1b 底部
2 扉体
3A,3B 可撓性膜体
3a 内辺部
3b 外辺部
3c 上辺部
6A,6B 起伏ゲート
11 突起体
12 フロート体
U 起立位置
D 倒伏位置

Claims (2)

  1. 横断面が略逆台形状である水路に設置され、水路の底部で支持されて、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能な略方形状の扉体と、この扉体の左右の側部に内辺部が固定され、外辺部が水路の傾斜側壁に固定された略逆三角形状の可撓性膜体とからなる起伏ゲートであって、
    前記膜体は、流体の給排気で膨張・収縮可能な中空袋に形成されるとともに、この膜体の上辺部のほぼ全長に亘って、剛性の突起体が取付けられ
    この突起体は、前記膜体と同様の素材であるゴム引き布の厚みを、前記膜体のゴム引き布の約2倍に厚くし、略Ω字状に折り重ねて約4倍の厚みとして剛性を高め、両下端部を前記膜体の上辺部に強固に接着していることを特徴とする起伏ゲート。
  2. 横断面が略逆台形状である水路に設置され、水路の底部で支持されて、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能な略方形状の扉体と、この扉体の左右の側部に内辺部が固定され、外辺部が水路の傾斜側壁に固定された略逆三角形状の可撓性膜体とからなる起伏ゲートであって、
    前記膜体の上辺部のほぼ全長に亘って、剛性のフロート体が取付けられ
    このフロート体は、発泡ポリエチレン製等の固形棒状体であり、前記膜体の上辺部を外周囲に巻き付けて強固に接着し、
    前記水路の傾斜側壁には、前記扉体の倒伏位置前記でフロート体を収納するための収納溝が形成されていることを特徴とする起伏ゲート。
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