JP3146022U - 起伏ゲート - Google Patents

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春彦 松岡
中山  実
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株式会社丸島アクアシステム
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Abstract

【課題】Vノッチ状の座屈部の発生を簡単な構成で防止して、必要な止水高さを確保できるように工夫した起伏ゲートを提供する。
【解決手段】可撓性膜製の袋体2が水路(河川)1の流れを横断する方向に配置され、水路1の底面部1a、または水路1の底面部1aと両側面部1bに取付けられて、流体の供給で袋体2を膨張・起立させ、流体の排出で袋体2を収縮・倒伏させる起伏ゲート3である。袋体2の幅方向の中央部付近の上面部分に、袋体2よりも曲げ剛性の高い可撓性膜シート5を貼り合わせている。
【選択図】図1

Description

本考案は、起伏ゲートに関する。
従来、可撓性膜製の袋体が河川(水路)の流れを横断する方向に配置され、河川の底面部、または河川の底面部と両側面部に取付けられて、流体の供給で袋体を膨張・起立させ、流体の排出で袋体を収縮・倒伏させる起伏ゲート(起伏堰)がある(特許文献1参照)。
図3および図4は、水路(河川)1の底面部1aと両側面部1bに袋体2が取付けられた起伏ゲート3´の例である。図3(a)は、流体の排出で袋体2を収縮・倒伏させた状態を上流側から見た斜視図、図3(b)は、流体の供給で袋体2を膨張・起立させた状態を上流側から見た斜視図である。図4(a)は、流体の供給で袋体2を膨張・起立させた状態を上流側から見た正面図、図4(b)は、図4(a)の側面図である。
前記のように、袋体2を用いた起伏ゲート3´の場合、膨張・起立時に必要な止水高さ(堰高)Hが確保できれば問題は無い。
特開昭61−286410号公報
しかしながら、起伏ゲート3´が例えば径間長B/扉高H≦1.5のような短径間の場合、膨張・起立時に袋体2の中央部にVノッチ状の座屈部4が発生し、この座屈部4では、止水高さHがH´に低下する。そのために、必要な止水高さHが確保できなくなるという問題があった。
なお、引用文献1は、Vノッチ状の座屈部4の発生に起因する悪影響を防止するものであるが、検出手段や電動式排気弁等を必要とするから、構造が複雑でコスト高になる。
本考案は、前記問題を解消するためになされたもので、Vノッチ状の座屈部の発生を簡単な構成で防止して、必要な止水高さを確保できるように工夫した起伏ゲートを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本考案は、可撓性膜製の袋体が河川の流れを横断する方向に配置され、河川の底面部、または河川の底面部と両側面部に取付けられて、流体の供給で袋体を膨張・起立させ、流体の排出で袋体を収縮・倒伏させる起伏ゲートであって、前記袋体の幅方向の中央部付近の上面部分に、袋体よりも曲げ剛性の高い可撓性膜シートが貼り合わされていることを特徴とする起伏ゲートを提供するものである。
本考案によれば、袋体の上面部分に可撓性膜シートを貼り合わせ、この可撓性膜シートは、袋体の可撓性膜よりも曲げ剛性を高く設定している。これにより、膨張・起立時に、袋体の座屈が可撓性膜シートの曲げ剛性で抑制されるので、Vノッチ状の座屈部の発生が防止されて、必要な止水高さを確実に確保できるようになる。また、袋体の上面部分に可撓性膜シートを面対面で貼り合わせるだけであるから、構造がきわめて簡単でコスト安であり、既存の起伏ゲートの袋体にも簡単に採用することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2は、水路(河川)1の底面部1aと両側面部1bに袋体2が取付けられた起伏ゲート3の例である。図1(a)は、流体(空気や水等の膨張媒体)の排出で袋体2を収縮・倒伏させた状態を上流側から見た斜視図、図1(b)は、流体の供給で袋体2を膨張・起立させた状態を上流側から見た斜視図である。図2(a)は、流体の供給で袋体2を膨張・起立させた状態を上流側から見た正面図、図2(b)は、図2(a)の側面図である。
袋体2、および袋体2を水路1に取付ける構成は、図3,4の背景技術の起伏ゲート3´と同じである。
本実施形態の起伏ゲート3は、袋体2の幅方向の中央部付近の上面部分に、袋体2よりも曲げ剛性の高い四角形状の可撓性膜シート5を面対面で貼り合わせたものである。なお、各図では、可撓性膜シート5を分かりやすくするために、クロスハッチングで示している。この可撓性膜シート5としては、多層ゴム引き布等が適当である。剛性を高くするためには、硬度の高いゴムや厚いゴム等を用いることができる。
この実施形態によれば、袋体2の上面部分に可撓性膜シート5を面対面で貼り合わせ、この可撓性膜シート5は、袋体2の可撓性膜よりも曲げ剛性を高く設定している。
これにより、膨張・起立時に、袋体2の座屈が可撓性膜シート5の曲げ剛性で抑制されるので、Vノッチ状の座屈部4の発生が防止されて、必要な止水高さHを確実に確保できるようになる。
また、袋体2の上面部分に可撓性膜シート5を面対面で貼り合わせるだけであるから、構造がきわめて簡単でコスト安であり、既存の起伏ゲートの袋体にも簡単に採用することができる。
前記実施形態は、水路1の底面部1aと両側面部1bに袋体2を取付けたものであったが、底面部1aだけに袋体2を取付けたものであっても良い。
前記実施形態は、河川、水路等に設置される起伏ゲートであったが、堤防の嵩上げ堰や地下空間に対する防水扉にも適用することができる。
本考案の起伏ゲートの実施形態であり、(a)は、流体の排出で袋体を収縮・倒伏させた状態を上流側から見た斜視図、(b)流体の供給で袋体を膨張・起立させた状態を上流側から見た斜視図である。 本考案の起伏ゲートの実施形態であり、(a)は、流体の供給で袋体を膨張・起立させた状態を上流側から見た正面図、(b)は、(a)の側面図である。 従来の起伏ゲートであり、(a)は、流体の排出で袋体を収縮・倒伏させた状態を上流側から見た斜視図、(b)流体の供給で袋体を膨張・起立させた状態を上流側から見た斜視図である。 従来の起伏ゲートであり、(a)は、流体の供給で袋体を膨張・起立させた状態を上流側から見た正面図、(b)は、(a)の側面図である。
符号の説明
1 水路(河川)
1a 底面部
1b 側面部
2 袋体
3 起伏ゲート
4 Vノッチ状の座屈部
5 可撓性膜シート

Claims (1)

  1. 可撓性膜製の袋体が河川の流れを横断する方向に配置され、河川の底面部、または河川の底面部と両側面部に取付けられて、流体の供給で袋体を膨張・起立させ、流体の排出で袋体を収縮・倒伏させる起伏ゲートであって、
    前記袋体の幅方向の中央部付近の上面部分に、袋体よりも曲げ剛性の高い可撓性膜シートが貼り合わされていることを特徴とする起伏ゲート。
JP2008005804U 2008-08-20 2008-08-20 起伏ゲート Expired - Lifetime JP3146022U (ja)

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