JP3095090U - 可撓膜製起伏堰 - Google Patents

可撓膜製起伏堰

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JP3095090U
JP3095090U JP2003000007U JP2003000007U JP3095090U JP 3095090 U JP3095090 U JP 3095090U JP 2003000007 U JP2003000007 U JP 2003000007U JP 2003000007 U JP2003000007 U JP 2003000007U JP 3095090 U JP3095090 U JP 3095090U
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tubular body
undulating weir
flexible film
central portion
tubular
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JP2003000007U
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Inventor
秀夫 黒谷
Original Assignee
大同機工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間起立状態でも越流が中央部に集中せず均
一に越流し、シワの発生による漏水を防止する可撓膜製
起伏堰を提供する。 【解決手段】 チューブ状本体1の外面の倒伏時の折れ
線Aの上側に垂れ防止帯21,22を蒲鉾状に設け、垂
れ防止体21はチューブ状本体1の最上部に中央部1a
と両端部1b,1bの接合部にかけて設けると共に河床
幅と同等の長さに設けられ、垂れ防止帯22はチューブ
状本体1の膨張・収縮の障害にならないように中央部1
aの内側の長さとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、起伏ゲートの一種である可撓膜製起伏堰に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可撓膜製起伏堰は重心が低く、床板の荷重および積載荷重が小さく、柔構造の チューブ状という形状のため、優れた耐震性があるばかりでなく、起立、倒伏の 操作機構が簡単で、操作の信頼性が高く、摺動部などの故障による機器操作不能 から起こる洪水等の2次災害を起すことがないという特長がある。
【0003】 ところが図1の(a)に示すように、エアーを一杯に満した完全起立状態では 、チューブ状本体1’の上縁はフラットになり、越流が均一に行なわれるが、図 1’の(b)に示すように、中間起立状態ではチューブ状本体1’は柔構造であ るため、上縁がフラットでなくなり、中央部が垂れて凹んだ状態になり横一線の 均一な越流が行なわれなくなり、滝のように中央部に集中した越流となってしま うため、次のような問題があった。
【0004】 すなわち、越流が中央に集中するため、落下音及びチューブ状本体1’の振動 音が増大し、騒音公害を生じ、近隣住民から、苦情を訴えられるケースがあるば かりでなく、越流の落下地点のコンクリート路床が侵食されるという問題点があ った。
【0005】 また中央部と両端部の接合部がシワとなり、そのシワから水が漏水するという 問題もあった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、中間起立状態でも越流が中央部に集中せず均一に越流し、シ ワの発生による漏水を防止する可撓膜製起伏堰を提供することを課題とするもの である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、第1の考案はチュー ブ状本体の上部に河川等の流れを横断する方向に垂れ防止帯を蒲鉾状に設けて、 チューブ状本件に剛性を付与して中間起立状態のときでも均一に越流するように したものである。
【0008】 第2の考案は、垂れ防止帯を倒伏時の折れ線Aの片側または両側に設けて、折 り畳みに支障がないようにしたものである。
【0009】 第3の考案は、垂れ防止帯を河床幅の長さに設けることにより、空気を抜いた 倒伏時の可動堰が完全に折り畳まれた時に、凹凸をなくすことで水流の疎外を軽 減するようにしたものである。
【0010】 第4の考案は、第1ないし第3の考案において、垂れ防止帯をチューブ状本体 の中央部と端部の接合部にかけて設け、接合部のシワによる漏水を防止するよう にしたものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
図2〜図4は本考案の実施例を示すもので、図2は平面図、図3は正面図、図 4は一部截断側面図である。
【0012】 図中、1はチューブ状本体、1a,1b,1bはチューブ状本体を構成する中 央部と両端部、21,22はゴム引布等の可撓性の材料から成る垂れ防止帯で、 この垂れ防止帯21,22は、図に示すようにチューブ状本体1の越流側の上部 で倒伏時の折れ線Aの上側に設けられており、図5に示すように垂れ防止帯21 または22の両端の接着部2a,2aを接着してチューブ状本体1との間に空間 部3を形成するように中高の蒲鉾状に取付けられている。
【0013】 垂れ防止帯21はチューブ状本体1の最上部に中央部1aと両端部1b,1b の接合部にかけて設けると共に河床幅と同等の長さに設けられ、接合部に発生す るシワによる漏水防止と、図6に示すように完全に倒伏した時に、チューブ状本 体は可撓膜であるため凹凸を生じて水流の流れを疎外するのを垂れ防止帯21の 剛性によりフラットにすることにより防止する。
【0014】 一方、垂れ防止帯22はチューブ状本体1の膨張・収縮の障害にならないよう に中央部1aの内側の長さとする。
【0015】 このように構成したことで、垂れ防止帯21,22はチューブ状本件1に剛性 を付与し、図1(b)のようにチューブ状本体1の中央部が垂れることを防止す る。また空気を抜いてチューブ状本体1を折り畳んだ場合に垂れ防止帯2,2が 折り畳みの障害になることはなく、流水の流れを疎外することもない。
【0016】 更に、垂れ防止帯2,2はチューブ状本体1の表面に突出しているためスポイ ラーの役目を果たすので、越流と起伏ゲートとゲート下部で囲まれる空洞による 騒音を防止することができる。
【0017】 尚、実施例では垂れ防止帯21,22を折れ線Aの片側に設けたが、折れ線A を挟んで折れ線Aの両側に設けてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、、チューブ状本体1の越流部は常に垂れ防止帯21, 22によってフラットの状態を維持されるので、従来のように中間起立状態にお いて、騒音が大きくなることがなく、また、路床が侵食されることがないので中 間起立状態の時、騒音が増加並びに路床の侵食が防止される効果があり、中央部 と両端部の接合部に生じるシワを浅くすることでシワからの漏水を防止する。
【0019】 そして、垂れ防止帯の長さを河床幅とすることで倒伏時の可撓膜の凹凸を滑ら かに直線的にすることで流水の疎外を防止することができる。
【0020】 また、垂れ防止帯は安価で構造が簡単で取付けも容易なため、棒状剛体を設け るより優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の可撓膜製起伏堰の問題点の説明。
【図2】本考案の実施例の平面図。
【図3】本考案の実施例の正面図。
【図4】本考案の実施例の一部截断側面図。
【図5】垂れ防止用帯の取付け状態を示す拡大断面図。
【図6】本考案の実施例の倒伏状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 チューブ状本体 1a 中央部 1b 端部 21,22 垂れ防止帯 2a 接着部 3 空間部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ状本体の上部に、河川等の流れ
    を横断する方向に垂れ防止帯を蒲鉾状に設けたことを特
    徴とする可撓膜製起伏堰。
  2. 【請求項2】垂れ防止帯を倒伏時の折れ線Aの片側また
    は両側に設けたことを特徴とする請求項1記載の可撓膜
    製起伏堰。
  3. 【請求項3】 垂れ防止帯を河床幅の長さに設けたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の可撓膜製起伏堰。
  4. 【請求項4】 垂れ防止帯をチューブ状本体の中央部と
    端部の接合部にかけて設けたことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか記載の可撓膜製起伏堰。
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