JP4833154B2 - 起伏ゲート - Google Patents

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本発明は、起伏ゲートに関する。
従来、図5に示すように、水路1の底部1aで、上流側の起立位置Uと下流側の倒伏位置D(二点鎖線参照)との間で回動可能にクランプされた扉体3と、扉体3の下流側に設置された袋体(エアーバッグ)4と、扉体3の下流側で扉体3の上部と水路1の底部1aとの間を連結する可撓性連結部材7とが設けられて、給排気管8からの空気の供給による袋体4の膨張で扉体3が起立方向に回動されるとともに、空気の排出による袋体4の収縮で扉体3が倒伏方向に回動される一方、連結部材7によって扉体3の起立位置Uの上限が規制されるようになった起伏ゲートがある(特許文献1参照)。
特開2002−309547号公報
しかしながら、扉体3が倒伏した時、連結部材7の折れ曲がり部7aが扉体3の下流側にはみ出し、扉体3の先端部3aに押し付けられて折れ曲がり部7aが損傷するおそれがあるとともに、水路1の増水時には、土石等の流下物によって、はみ出した折れ曲がり部7aが損傷するおそれがあるという問題があった。
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、連結部材の損傷を確実に防止できるようにした起伏ゲートを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、水路の底部で、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能にクランプされた扉体と、扉体の下流側に設置された袋体と、扉体の下流側で扉体の上部と水路の底部との間を連結する可撓性連結部材とが設けられて、空気の供給による袋体の膨張で扉体が起立方向に回動されるとともに、空気の排出による袋体の収縮で扉体が倒伏方向に回動される一方、前記連結部材によって扉体の起立位置の上限が規制されるようになった起伏ゲートにおいて、前記連結部材は、扉体の起立位置では展張され、倒伏位置では、扉体と水路の底部との間に折り畳まれるようになっており、この連結部材には、扉体の倒伏位置で、扉体の下面内に折り畳まれるように曲げ剛性を高めた折り癖が形成されていることを特徴とする起伏ゲートを提供するものである。
請求項2のように、前記連結部材は、ゴムまたはゴム引布製であり、前記折り癖は、厚みを増して剛性を高めた増厚部である構成とすることができる。
請求項3のように、前記折り癖は、連結部材の長さ方向のほぼ中間に形成されている構成とすることができる。
請求項4のように、前記連結部材の両端部の近傍に、曲がり方向を規制する曲がり規制部が形成されている構成とすることができる。
本発明によれば、可撓性連結部材に曲げ剛性を高めた折り癖を形成しているから、連結部材は、扉体の倒伏位置で、折り癖によって扉体の下面内に自然に折り畳まれるようになるので、扉体の先端部に押し付けられなくなって、損傷を確実に防止できるようになる。また、連結部材は、扉体の下面内からはみ出さないので、土石等の流下物があっても、損傷を確実に防止できるようになる。
請求項2によれば、連結部材がゴムまたはゴム引布製である場合、厚みを増して剛性を高めた増厚部を折り癖とすれば、ゴムまたはゴム引布を製造する際に、曲げ剛性を調整しながら折り癖を簡単に形成することができる。
請求項3によれば、連結部材の長さ方向のほぼ中間の折り癖により、連結部材を正確に二つ折りすることができる。
請求項4によれば、連結部材の両端部の近傍の曲がり規制部により、中間の折り癖と相俟って、連結部材を正確に四つ折りすることができ、連結部材がコンパクトに折り畳まれることで、扉体の下面内からはみ出すおそれが無くなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、背景技術と同一構成・作用の箇所は、同一番号を付して詳細な説明を省略する。
図1および図2に示すように、河川や水路1を横切るように設けられる起伏ゲート10は、水路1の底部1aで、上流側の起立位置Uと下流側の倒伏位置Dとの間で回動可能にクランプされた扉体3と、この扉体3の下流側に設置された袋体(エアーバッグ)4とが設けられて、空気の供給による袋体4の膨張で扉体3が起立方向に回動されるとともに、空気の排出による袋体4の収縮で扉体3が倒伏方向に回動されるようになっている。
袋体4には、具体的に図示しないが、コンプレッサ、圧縮空気タンクおよび三方電磁切換弁を介して空気の給排気管8(図5参照)が接続されて、三方電磁切換弁の切換によって、袋体4に空気を給気するとともに、袋体4から空気を排気するようになっている。
鋼製の扉体3は、横長長方形状に形成されて、下端部が底部1aにヒンジ部材11で回動可能にクランプされるとともに、上部と底部1aとの間がゴムまたはゴム引布製の可撓性連結部材(引留帯)12の上端部12aと下端部12bでそれぞれ連結されて、この連結部材12の展張によって扉体3の起立位置Uの上限が規制されるようになる。
袋体4は、横長枕状に形成されて、下部が底部1aに固定されることにより、上方に膨張すると共に、下方に収縮するようになる。
連結部材12は、扉体3の起立位置Uでは展張され、倒伏位置Dでは、扉体3と水路1の底部1aとの間に折り畳まれるようになっており、この連結部材12には、扉体3の倒伏位置Dで、扉体3の下面内につづら折れ状に折り畳まれるように曲げ剛性を高めた1箇所の折り癖12cと、2箇所の曲がり規制部12dとが形成されている。
連結部材12に折り癖12cと曲がり規制部12dを形成する方法の一例を次に説明する。
図3(a)のように、未加硫の生ゴムシートまたはゴム引布a,bを2枚重ね(2枚重ねに限らない。)で貼り合わせ、上端部12aと下端部12bとに巻き芯13を入れた状態で巻き丸める。この巻き芯13は、連結部材12が固定部から抜け出すことを防止するためのロッドである。
そして、連結部材12の長さ方向のほぼ中間に折り癖12cを形成して、内向きの折り癖を付けるには、その外側の面に生ゴムシートまたはゴム引布cを2枚重ね(2枚重ねに限らない。)で貼り合わせて、厚みを増して剛性を高めた増厚部12fとする。
加えて、連結部材12の両端部12a,12bの近傍に、曲がり規制部12dをそれぞれ形成して、内向きに曲がり、外向きに曲がらないように曲げを規制するには、その外側の面に生ゴムシートまたはゴム引布cを1枚(1枚に限らない。)だけ貼り合わせて、厚みを増して剛性を高めた増厚部12gとする。
なお、中間の折り癖12cの増厚部12fは、両端部12a,12bの近傍の曲がり規制部12dの増厚部12gと比較して、厚みが2倍であるから、剛性が高く、強い折り癖となる。
次に、図3(b)のように、増厚部12fを外向きにして、生ゴムシートまたはゴム引布a,bと増厚部12fとを二つ折りとした状態で、加硫成型する。加硫成型は、生ゴムを加圧、加温し、性状を安定させる処理である。
この加硫成型によって、連結部材12が完成し、図3(c)に矢印で示すように、中間の増厚部12fに、剛性が高く、内向きの強い折り癖12cが形成されるようになる。なお、折り癖12cは、増厚部12f以外の構造でも良い。この折り癖12cの原理を説明すれば、図4のように、自動車のタイヤ15を例にすると、側面部分15aに対して接地部分15bが折り癖(増厚部)となっており、矢印のように側面部分15aを手で外方に折り曲げても、手を離せば、元の形状に自然に復元する。
また、図3(d)のように、連結部材12の両端部12a,12bの近傍の曲がり規制部12dは、内向きに曲がり、外向きに曲がらないように曲げが規制されるようになる。なお、曲がり規制部12dは、増厚部12g以外の構造でも良い。また、曲がり規制部12dは、省略することも可能である。
このようにして、折り癖12cと曲がり規制部12dとを形成した連結部材12は、前記のように、上端部12aを扉体3の上部に連結し、下端部12bを底部1aに連結することで、図2(a)のように、袋体4の膨張で扉体3が起立方向に回動され、これに伴う連結部材12の展張によって、扉体3の起立位置Uの上限が規制されるようになる。
そして、水位を制御するために、図2(b)(c)のように、袋体4を収縮させると、上流側からの水圧によって、扉体3が倒伏方向に回動されるようになる。
この扉体3の倒伏方向の回動時には、連結部材12の長さ方向の中間に折り癖12cを形成しているから、連結部材12は、内向きの強い折り癖12cによって、自然に二つ折り状態で畳まれるとともに、外向きの曲げを規制する曲がり規制部12dによって、折り癖12cと両端部12a,12bとの間が自然に二つ折り状態で折り畳まれる、つまり、合計四つ折り(つづら折り)状態で折り畳まれるようになる。
このように、連結部材12は、扉体3の倒伏位置Dで、折り癖12cによって扉体3の下面内に自然に折り畳まれるようになるので、背景技術のように、扉体3の先端部に押し付けられなくなって、損傷を確実に防止できるようになる。
また、連結部材12は、扉体3の下面内からはみ出さないので、土石等の流下物があっても、損傷を確実に防止できるようになる。
さらに、連結部材12をゴムまたはゴム引布製として、厚みを増して剛性を高めた増厚部12fを折り癖12cとしているので、ゴムまたはゴム引布を製造する際に、曲げ剛性を調整しながら折り癖12cを簡単に形成することができる。
また、折り癖12cを連結部材12の長さ方向のほぼ中間に形成しているので、この折り癖12cにより、連結部材12を正確に二つ折りすることができる。
さらに、連結部材12の両端部12a,12bの近傍に、曲がり方向を規制する曲がり規制部12dを形成しているので、この曲がり規制部12dにより、中間の折り癖12cと相俟って、連結部材12を正確に四つ折りすることができ、連結部材12がコンパクトに折り畳まれることで、扉体3の下面内からはみ出すおそれが無くなる。
本発明の実施形態に係る起伏ゲートを下流側から見た斜視図である。 図1の起伏ゲートの略画図であり、(a)は起立位置の側面断面図、(b)は倒伏途中の側面断面図、(c)は倒伏位置の側面断面図である。 (a)〜(d)は、連結部材の製造工程図である。 折り癖の原理を示すタイヤの断面図である。 背景技術の起伏ゲートの側面断面図である。
符号の説明
1 水路
1a 底部
3 扉体
4 袋体
10 起伏ゲート
11 ヒンジ部材
12 可撓性連結部材
12a 上端部
12b 下端部
12c 折り癖
12d 曲がり規制部
12f,12g 増厚部
U 起立位置
D 倒伏位置

Claims (4)

  1. 水路の底部で、上流側の起立位置と下流側の倒伏位置との間で回動可能にクランプされた扉体と、扉体の下流側に設置された袋体と、扉体の下流側で扉体の上部と水路の底部との間を連結する可撓性連結部材とが設けられて、空気の供給による袋体の膨張で扉体が起立方向に回動されるとともに、空気の排出による袋体の収縮で扉体が倒伏方向に回動される一方、前記連結部材によって扉体の起立位置の上限が規制されるようになった起伏ゲートにおいて、
    前記連結部材は、扉体の起立位置では展張され、倒伏位置では、扉体と水路の底部との間に折り畳まれるようになっており、この連結部材には、扉体の倒伏位置で、扉体の下面内に折り畳まれるように曲げ剛性を高めた折り癖が形成されていることを特徴とする起伏ゲート。
  2. 前記連結部材は、ゴムまたはゴム引布製であり、前記折り癖は、厚みを増して剛性を高めた増厚部であることを特徴とする請求項1に記載の起伏ゲート。
  3. 前記折り癖は、連結部材の長さ方向のほぼ中間に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の起伏ゲート。
  4. 前記連結部材の両端部の近傍に、曲がり方向を規制する曲がり規制部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の起伏ゲート。
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