JP5075567B2 - 手差しトレイ及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に適用可能な、カットペーパーやOHPシートのような用紙を手差しで機器本体内に送り込むための手差しトレイに関する。また、この手差しトレイを備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンタに代表される画像形成装置では、カットペーパーなどの用紙の給紙用として、用紙供給装置が使用されている。用紙供給装置は、トレイに積み上げられた用紙(カットペーパー)のうち、最上層、或いは最下層から1枚ずつ分離して供給する。このような用紙供給装置は、画像形成装置のカセット式給紙装置や手差し給紙装置、原稿送り装置として用いられる。
カセット式給紙装置は、給紙カセットを備え、この給紙カセット内に決められたサイズの用紙を予め多数ストックして給紙する。これに対して、手差し給紙装置は、手差しトレイを備え、給紙カセットに入っていないサイズの用紙や、厚紙、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものを手差しトレイに載置して給紙する。手差しトレイは通常、画像形成装置本体に対して収納、展開両様の姿勢をとり得るように構成され、必要に応じて展開するようになっている。
このような手差しトレイを備えた画像形成装置の例を、特許文献1及び2に見ることができる。特許文献1及び2に記載された画像形成装置は、装置側面に収納、展開が可能な手差しトレイを備えている。
特開2006−298625号公報(第4頁、図1−2) 特開2007−254137号公報(第4−5頁、図1−2)
ここで、多くの種類の原稿を複写する場合、これから複写を行う原稿と、すでに複写が済んだ原稿とを取り扱う必要がある。それらを手で持って作業しようとすると、原稿の管理が困難になることがあるので、原稿を置くスペースを探す必要があるが、一般的な画像形成装置にはそのような余分なスペースは存在しない。このような状況で複写を行う場合、通常、作業台を別途用意するか、装置周辺に一時的に原稿を置くスペースを確保するかといった方法で対処される。
しかしながら、原稿を置くために別途作業台を用意するのは、大幅な出費が必要となり、問題がある。また、一時的に作業台として活用できるものを探す場合でも、うまく利用できるものが直ぐに見つからないことがある。そして、装置周辺に一時的に原稿を置くスペースが見つかったとしても、原稿の管理が容易にできるほど広くなかったり、原稿を置くのが不安定な場所であったりすることがある。これにより、原稿が落下したり、複数種類の原稿が混ざってしまったりする恐れがある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、多くの種類の原稿を複写する場合に、原稿を置く作業台として活用することができ、使い勝手の向上が図られた手差しトレイを提供することを目的とする。また、このような手差しトレイを備え、低コスト化が考慮された画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、機器本体に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る、用紙を手差しで機器本体内に送り込むための手差しトレイにおいて、用紙搬送方向下流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第1の支軸と、用紙搬送方向上流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第2の支軸とを備えるとともに、第1の支軸で前記機器本体に支持され、用紙搬送方向上流側を自由端とした第1の展開姿勢と、第2の支軸で前記機器本体に支持され、用紙搬送方向下流側を自由端とした第2の展開姿勢とをとり得ることとした。
また、上記構成の手差しトレイにおいて、前記第1の支軸は収納姿勢にあるときの下端部近傍に、前記第2の支軸は収納姿勢にあるときの上端部近傍に各々設けられるとともに、第1の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第1の支軸に対応する箇所で前記機器本体に支持され、第2の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第2の支軸に対応する箇所で前記機器本体に支持されることとした。
また、上記構成の手差しトレイにおいて、前記第1の展開姿勢にあるときには、その上面が用紙搬送方向上流側から下流側に向かって徐々に低くなる傾斜した形で支持され、前記第2の展開姿勢にあるときには、その上面が略水平になる形で支持されることとした。
また、上記構成の手差しトレイにおいて、前記第2の展開姿勢にあるとき、用紙搬送方向下流部から斜め下方に、前記機器本体まで延び、用紙搬送方向下流部を支持する支持部材を備えることとした。
また本発明では、上記構成の手差しトレイを画像形成装置に備えることとした。
本発明の構成によれば、機器本体に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る、用紙を手差しで機器本体内に送り込むための手差しトレイにおいて、用紙搬送方向下流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第1の支軸と、用紙搬送方向上流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第2の支軸とを備えるとともに、第1の支軸で機器本体に支持され、用紙搬送方向上流側を自由端とした第1の展開姿勢と、第2の支軸で機器本体に支持され、用紙搬送方向下流側を自由端とした第2の展開姿勢とをとり得ることとしたので、第1の展開姿勢で用紙を手差しで機器本体内に送り込む通常の手差しトレイの形態にすることができ、第2の展開姿勢で上面に置いたものが機器本体内に送り込まれることがない台状の形態にすることができる。これにより、第2の展開姿勢において、手差しトレイを作業台として利用することができる。したがって、多くの種類の原稿を複写する場合に、原稿を置く作業台として活用することができ、使い勝手の向上が図られた手差しトレイを得ることができる。
また、手差しトレイは、前記第1の支軸は収納姿勢にあるときの下端部近傍に、前記第2の支軸は収納姿勢にあるときの上端部近傍に各々設けられるとともに、第1の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第1の支軸に対応する箇所で前記機器本体に支持され、第2の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第2の支軸に対応する箇所で前記機器本体に支持されることとしたので、第1及び第2の展開姿勢に展開するとき、あらためて別の場所に設置し直す必要がなく、その場で展開することが可能である。そして、通常の手差しトレイの形態にするのに必要なスペースとほぼ同じ広さで、台状の形態にすることができる。さらに、手差しトレイを支持するための機構を、別の箇所に設ける必要がない。このようにして、手差しトレイの使い勝手の向上に加えて、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
また、手差しトレイは、前記第1の展開姿勢にあるときには、その上面が用紙搬送方向上流側から下流側に向かって徐々に低くなる傾斜した形で支持され、前記第2の展開姿勢にあるときには、その上面が略水平になる形で支持されることとしたので、第1の展開姿勢で上面の用紙を供給し易くして、第2の展開姿勢で上面に原稿などを載置し易くすることが可能である。したがって、用紙供給の安定性が向上するとともに、多くの種類の原稿を複写する際の作業性の向上を図ることが可能な手差しトレイを得ることができる。
また、手差しトレイは、第2の展開姿勢にあるとき、用紙搬送方向下流部から斜め下方に、機器本体まで延び、用紙搬送方向下流部を支持する支持部材を備えることとしたので、略水平な状態を強固に保持することが可能である。これにより、手差しトレイ上に、重さが比較的重いものを置くことができる。したがって、より一層多くの種類の原稿を置くことが可能になり、複写に係る使い勝手の更なる向上を図ることができる。
また本発明では、上記構成の手差しトレイを画像形成装置に備えることとしたので、多くの種類の原稿を複写する場合に、手差しトレイを、原稿を置く作業台として活用することができ、別途あらためて作業台を用意する必要がない、低コスト化が考慮された画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る手差しトレイを備えた画像形成装置について、図1及び図2を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の模型的垂直断面正面図、図2は画像形成装置の外観斜視図である。なお、図1において、実線矢印は用紙の搬送経路及び搬送方向を、一点鎖線矢印はレーザ光Lを示す。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の内部下方には、カセット式給紙装置20が備えられている。カセット式給紙装置20は、上下2段にして配置された給紙カセット21を備えている。給紙カセット21は、その内部に、印刷前のカットペーパー等の用紙Pを積載して収容している。そして、この用紙Pは、図1において給紙カセット21の左上方に向けて、1枚ずつ分離されて送り出される。給紙カセット21は、本体2の正面側から水平に引き出すことが可能である。
本体2の内部であって、カセット式給紙装置20の左方には、第1用紙搬送部3が備えられている。第1用紙搬送部3は、本体2の左側面に沿って略垂直に形設されている。そして、第1用紙搬送部3は、給紙カセット21から送り出された用紙Pを受け取り、本体2の左側面に沿って垂直上方に転写部10まで搬送する。
カセット式給紙装置20の上方であって、第1用紙搬送部3が形設された本体2の左側面とは反対側の側面である右側面の箇所には、手差し給紙装置30が備えられている。手差し給紙装置30は、図1及び図2に示すように、本体2に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る手差しトレイ40を備えている。手差しトレイ40には、給紙カセット21に入っていないサイズの用紙Pや、厚紙、OHPシートのように、1枚ずつ手差しで本体2内に送り込みたいものが載置される。手差しトレイ40は、使用しないとき、図1及び図2に示すような収納姿勢をとる。この手差しトレイ40とその周辺の詳細な構成は後述する。
図1に示すように、手差し給紙装置30の左方には、第2用紙搬送部4が備えられている。第2用紙搬送部4は、カセット式給紙装置20のすぐ上方にあって、手差し給紙装置30から第1用紙搬送部3まで略水平に延び、第1用紙搬送部3に合流している。そして、第2用紙搬送部4は、手差し給紙装置30から送り出された用紙P等を受け取り、略水平に第1用紙搬送部3まで搬送する。
一方、図1及び図2に示すように、画像形成装置1の本体2の上部には画像読み取り部5が、さらにその上方には原稿押さえ6が備えられている。ユーザーが原稿の複写を行う場合には、原稿押さえ6を上方に持ち上げることによって現れる画像読み取り部5上面に備えられたプラテンガラス(図示せず)上に文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を1枚ずつ載置する。そして、原稿を原稿押さえ6でプラテンガラス表面に押さえ付け、画像読み取り部5によって原稿に描かれた画像が読み取られる。
原稿画像の読み取り、すなわち印刷の開始は、本体2の上部であって、画像読み取り部5の正面側に備えられた操作パネル7(図2参照)を用いて実行される。ユーザーは、この操作パネル7から、使用する用紙サイズや拡大縮小、両面印刷の有無といった印刷条件などを入力して設定することが可能である。
原稿の画像データの情報は、第2用紙搬送部4の上方であって、本体2の中央部に配置された露光装置8(図1参照)に送られる。露光装置8により、画像データに基づいて制御されたレーザ光Lが、画像形成部9に向かって照射される。
第1用紙搬送部3の上方であって、露光装置8の左方には、画像形成部9及び転写部10が備えられている。画像形成部9では、露光装置8によって照射されたレーザ光Lにより原稿画像の静電潜像が形成され、この静電潜像からトナー像が現像される。トナーは、露光装置8の上方に備えられたトナーコンテナ11から画像形成部9に補給される。画像形成部9で形成されたトナー像は、第1用紙搬送部3によって同期をとって送られてきた印刷前の用紙Pに、転写部10にて転写される。
転写部10の上方には、定着装置12が備えられている。転写部10にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着装置12へと送られ、熱ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着装置12の上方には、分岐部13が備えられている。定着装置12から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合、分岐部13から画像形成装置1の胴内に設けられた用紙排出空間である胴内用紙排出部14(図2参照)に排出される。
分岐部13から胴内用紙排出部14に向かって用紙Pが排出されるその排出口部分は、スイッチバック部15としての機能を果たす。両面印刷を行う場合には、このスイッチバック部15において、定着装置12から排出された用紙Pの搬送方向が切り替えられる。そして、用紙Pは、分岐部13、定着装置12の左方、及び転写部10の左方を通って下方に送られ、再度第1用紙搬送部3を経て転写部10へと送られる。
続いて、手差しトレイ40とその周辺の詳細な構成について、図1及び図2に加えて、図3〜図5を用いて説明する。図3は手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図、図4は図3と同様の手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、手差しトレイの取り外し途中の状態を示すもの、図5は図4と同様の手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、手差しトレイを取り外した状態を示すものである。なお、図3〜図5は、手差しトレイ40の背面側の支軸部の箇所における垂直断面正面図であって、手差しトレイ40の主要部分を二点鎖線で描画している。
図1〜図3に示すように、手差しトレイ40は、手差し給紙装置30に備えられ、本体2の右側の側面に沿う形で配置されている。手差しトレイ40は、前述のように、本体2に対して収納、展開両様の姿勢をとり得るものであって、図1〜図3はその収納姿勢を示している。手差しトレイ40は、収納姿勢にあるとき、略垂直に直立した形で、その外側の一面が本体2の右側面の外装面と略面一になるように、本体2に収納される。
手差しトレイ40は、図3に示すように、その主要部分であるトレイ部41が、比較的薄い直方体形状、すなわち板状で構成されている。そして、手差しトレイ40は、第1の支軸42と、第2の支軸43とを備えている。
第1の支軸42は、トレイ部41の用紙搬送方向下流端近傍、すなわち収納状態を示した図3における下端部近傍に設けられている。第1の支軸42は、用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向の両外側に、トレイ部41から突出する形で設けられ、略水平方向に延びている。
第2の支軸43は、トレイ部41の用紙搬送方向上流端近傍、すなわち収納状態を示した図3における上端部近傍に設けられている。第2の支軸43も、第1の支軸42と同様に、用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向の両外側に、トレイ部41から突出する形で設けられ、略水平方向に延びている。
このような構成の手差しトレイ40に対して、手差し給紙装置30の本体2側には、第1の支持部31と、第2の支持部32とを備えている。
第1の支持部31は、手差し給紙装置30の用紙搬送空間の下部であって、本体2の外装面近傍の箇所に設けられている。第1の支持部31は、第1の軸受31a、及び係止部31bを備えている。
第1の軸受31aは、収納姿勢にある手差しトレイ40の第1の支軸42の箇所に対応して、用紙搬送空間の用紙幅方向の両外側、すなわち前面側及び背面側のそれぞれの側壁に設けられている。第1の軸受31aは、第1の支軸42を受け入れ可能な大きさ、形状をなす、略上下方向に延びる溝で構成されている。第1の軸受31aの上端の箇所は、略直角に折れ曲がって本体2右側面の外装面まで延び、外側から第1の軸受31aの溝内に、第1の支軸42を出し入れできるようになっている。第1の軸受31aの下端の箇所は、係止部31bの形状に沿うように、斜め下方、内側方向に延びている。
係止部31bは、展開した手差しトレイ40の用紙搬送方向下流端部が係合する凹部で構成されている。係止部31bは、用紙搬送方向において、上流側より下流側が下方になるように傾斜をなして窪んでいる。
第2の支持部32は、手差し給紙装置30の用紙搬送空間の上部であって、本体2の外装面近傍の箇所に設けられている。第2の支持部32は、第2の軸受32a、及び係止部32bを備えている。
第2の軸受32aは、第1の軸受31aと同様に、収納姿勢にある手差しトレイ40の第2の支軸43の箇所に対応して、用紙搬送空間の用紙幅方向の両外側、すなわち前面側及び背面側のそれぞれの側壁に設けられている。第2の軸受32aは、第2の支軸43を受け入れ可能な大きさ、形状をなす、正面から見た断面がT字形の溝で構成されている。第2の軸受32aの上端の箇所は、略水平をなし、外側に向かって本体2右側面の外装面まで延び、外側から第2の軸受32aの溝内に、第2の支軸43を出し入れできるようになっている。第2の軸受32aの上端の内側は、係止部32bの形状に沿うように、内側方向に延びている。
係止部32bは、展開した手差しトレイ40の用紙搬送方向上流端部が係合する凹部で構成されている。係止部32bは、略水平に内側に向かって窪んでいる。
上記の構成により、手差しトレイ40は、第1の支軸42が本体2の第1の支持部31で支持され、第2の支軸43が本体2の第2の支持部32で支持され、図3に示す収納姿勢をとっている。このとき、手差しトレイ40の上部では第2の支軸43が第2の軸受32aの下端側に進入し、下部では下端が本体2の内部フレームに当接して、収納姿勢が保持される。
そして、手差しトレイ40は、図4に示すように略垂直上方に持ち上げ、外側に引き出すことにより、第1の支軸42と第1の支持部31との係合、及び第2の支軸43と第2の支持部32との係合を解除して、図5に示すように本体2から取り外すことが可能である。
次に、手差しトレイ40の展開方法に関して、その詳細を、図5に加えて、図6〜図10を用いて説明する。図6は第1の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図、図7は第1の展開姿勢をとる手差しトレイと手差し給紙装置を示す垂直断面部分拡大正面図、図8は第2の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図、図9は図8と同様の第2の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、支持部材の展開途中の状態を示すもの、図10は図9と同様の第2の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、支持部材を展開した状態を示すものである。なお、図7では、第1の支持部31及び第2の支持部32の描画を省略している。
手差しトレイ40は、図5に示す本体2より取り外した状態から、第1の支軸42のみを、収納姿勢にあるときの第1の支軸42に対応する箇所である、第1の支持部31の第1の軸受31aに係合させ、用紙搬送方向上流側を自由端とすることで、図6に示す第1の展開姿勢をとる。
手差しトレイ40は、第1の展開姿勢において、下流側端部の箇所を、凹部で構成された第1の支持部31の係止部31bに差し込むことで、上流側から下流側に向かって徐々に低くなる傾斜した形で支持される。これにより、図7に示すように、手差し給紙装置30において、手差しトレイ40と、その内側の内部トレイ33の用紙載置面が略面一となり、用紙をスムーズに第2用紙搬送部4へと送り込むことができる。
一方、手差しトレイ40は、図5に示す本体2より取り外した状態から、第2の支軸43のみを、収納姿勢にあるときの第2の支軸43に対応する箇所である、第2の支持部32の第2の軸受32aに係合させ、用紙搬送方向下流側を自由端とすることで、図8に示す第2の展開姿勢をとる。
手差しトレイ40は、第2の展開姿勢において、上流側端部の箇所を、凹部で構成された第2の支持部32の係止部32bに差し込むことで、通常の手差しトレイとして利用した際の用紙載置面が下方になる略水平な形で支持される。これにより、第2の展開姿勢をとる手差しトレイ40の上面を、原稿などを載置することが可能な作業台として利用することができる。
なお、手差しトレイ40は、図8に示すように、支持部材44を備えている。支持部材44は、手差しトレイ40が第2の展開姿勢にあるとき、その下方に向かって展開可能であり、2本のリンク部材44a、44b、及びストッパ44cを備えている。
支持部材44は、図9に示すように、リンク部材44aの一端で、手差しトレイ40の用紙搬送方向下流部、すなわち第2の展開姿勢における自由端側部分に取り付けられている。この箇所においてリンク部材44aは、略水平な支軸を中心として垂直面内で回転可能にして取り付けられている。リンク部材44aは、図8に示す収納状態から反時計方向に回転させて、展開することができる(図9参照)。
リンク部材44aの他端には、リンク部材44bの一端が連結されている。この箇所においてリンク部材44bは、略水平な支軸を中心として垂直面内で回転可能にして取り付けられている。リンク部材44bも、リンク部材44aと同様に、図8に示す収納状態から反時計方向に回転させて、展開することができる(図9参照)。
リンク部材44aと44bとの連結箇所には、ストッパ44cが設けられている。ストッパ44cは、図10に示すように、直線状をなすように展開したリンク部材44aと44bとに対して、その状態を超えてさらにリンク部材44bが反時計方向に回転しないように作用している。
直線状をなすようにリンク部材44aと44bを展開した支持部材44は、リンク部材44bの自由端が、凹部で構成された第1の支持部31の係止部31bに係合する。このようにして、支持部材44は、手差しトレイ40の用紙搬送方向下流部から斜め下方に、本体2まで延びることで、第2の展開姿勢にある手差しトレイ40の用紙搬送方向下流部を支持している(図10参照)。
上記のように、機器である画像形成装置1の本体2に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る、用紙Pを手差しで本体2内に送り込むための手差しトレイ40において、用紙搬送方向下流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第1の支軸42と、用紙搬送方向上流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第2の支軸43とを備えるとともに、第1の支軸42で本体2に支持され、用紙搬送方向上流側を自由端とした第1の展開姿勢と、第2の支軸43で本体2に支持され、用紙搬送方向下流側を自由端とした第2の展開姿勢とをとり得るので、第1の展開姿勢で用紙Pを手差しで本体2内に送り込む通常の手差しトレイ40の形態にすることができ、第2の展開姿勢で上面に置いたものが本体2内に送り込まれることがない台状の形態にすることができる。これにより、第2の展開姿勢において、手差しトレイ40を作業台として利用することができる。したがって、多くの種類の原稿を複写する場合に、原稿を置く作業台として活用することができ、使い勝手の向上が図られた手差しトレイ40を得ることができる。
また、手差しトレイ40に関して、第1の支軸42は収納姿勢にあるときの下端部近傍に、第2の支軸43は収納姿勢にあるときの上端部近傍に各々設けられるとともに、第1の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第1の支軸42に対応する箇所で本体2に支持され、第2の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第2の支軸43に対応する箇所で本体2に支持されるので、第1及び第2の展開姿勢に展開するとき、あらためて別の場所に手差しトレイ40を設置し直す必要がなく、その場で展開することが可能である。そして、通常の手差しトレイの形態にするのに必要なスペースとほぼ同じ広さで、台状の形態にすることができる。さらに、手差しトレイ40を支持するための機構を、別の箇所に設ける必要がない。このようにして、手差しトレイ40の使い勝手の向上に加えて、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
そして、手差しトレイ40は、第1の展開姿勢にあるときには、その上面が用紙搬送方向上流側から下流側に向かって徐々に低くなる傾斜した形で支持され、第2の展開姿勢にあるときには、その上面が略水平になる形で支持されるので、第1の展開姿勢で上面の用紙Pを供給し易くして、第2の展開姿勢で上面に原稿などを載置し易くすることが可能である。したがって、用紙供給の安定性が向上するとともに、多くの種類の原稿を複写する際の作業性の向上を図ることが可能な手差しトレイ40を得ることができる。
さらに、手差しトレイ40は、第2の展開姿勢にあるとき、用紙搬送方向下流部から斜め下方に、本体2まで延び、用紙搬送方向下流部を支持する支持部材44を備えているので、略水平な状態を強固に保持することが可能である。これにより、手差しトレイ40上に、重さが比較的重いものを置くことができる。したがって、より一層多くの種類の原稿を置くことが可能になり、複写に係る使い勝手の更なる向上を図ることができる。
また本発明では、上記構成の手差しトレイ40を画像形成装置1に備えたので、多くの種類の原稿を複写する場合に、手差しトレイ40を、原稿を置く作業台として活用することができ、別途あらためて作業台を用意する必要がない、低コスト化が考慮された画像形成装置1を提供することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、機器本体に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る手差しトレイにおいて利用可能である。
本発明の実施形態に係る手差しトレイを備えた画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1に示す画像形成装置の外観斜視図である。 図1に示す手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図である。 図3と同様の手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、手差しトレイの取り外し途中の状態を示すものである。 図4と同様の手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、手差しトレイを取り外した状態を示すものである。 第1の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図である。 第1の展開姿勢をとる手差しトレイと手差し給紙装置を示す垂直断面部分拡大正面図である。 第2の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図である。 図8と同様の第2の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、支持部材の展開途中の状態を示すものである。 図9と同様の第2の展開姿勢をとる手差しトレイ周辺の垂直断面部分拡大正面図にして、支持部材を展開した状態を示すものである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体
30 手差し給紙装置
31 第1の支持部
32 第2の支持部
40 手差しトレイ
41 トレイ部
42 第1の支軸
43 第2の支軸
44 支持部材

Claims (4)

  1. 機器本体に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る、用紙を手差しで機器本体内に送り込むための手差しトレイにおいて、
    用紙搬送方向下流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第1の支軸と、用紙搬送方向上流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第2の支軸とを備えるとともに、第1の支軸で前記機器本体に支持され、用紙搬送方向上流側を自由端とした第1の展開姿勢と、第2の支軸で前記機器本体に支持され、用紙搬送方向下流側を自由端とした第2の展開姿勢とをとり
    前記第1の支軸が収納姿勢にあるときの下端部近傍に、前記第2の支軸が収納姿勢にあるときの上端部近傍に各々設けられるとともに各々前記機器本体に支持されて前記機器本体に対して着脱可能であって、第1の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第1の支軸に対応する箇所で前記機器本体に支持され、第2の展開姿勢にするときには、収納姿勢にあるときの第2の支軸に対応する箇所で前記機器本体に支持されることを特徴とする手差しトレイ。
  2. 機器本体に対して収納、展開両様の姿勢をとり得る、用紙を手差しで機器本体内に送り込むための手差しトレイにおいて、
    用紙搬送方向下流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第1の支軸と、用紙搬送方向上流端近傍に設けられ、用紙搬送方向と直角をなす略水平方向に延びる第2の支軸とを備えるとともに、第1の支軸で前記機器本体に支持され、用紙搬送方向上流側を自由端とした第1の展開姿勢と、第2の支軸で前記機器本体に支持され、用紙搬送方向下流側を自由端とした第2の展開姿勢とをとり、
    前記第1の展開姿勢にあるときには、その上面が用紙搬送方向上流側から下流側に向かって徐々に低くなる傾斜した形で支持され、前記第2の展開姿勢にあるときには、その上面が略水平になる形で支持されることを特徴とする手差しトレイ。
  3. 前記第2の展開姿勢にあるとき、用紙搬送方向下流部から斜め下方に、前記機器本体まで延び、用紙搬送方向下流部を支持する支持部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の手差しトレイ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の手差しトレイを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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