JP5074835B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

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本発明は、ベルトやチェーン等の無端可撓の搬送部材によって物品を搬送する物品搬送装置に関する。
ベルトやチェーン等の無端可撓の搬送部材によって物品を搬送する電動式の物品搬送装置には、停電等で電動機が停止した時に、搬送中の物品の重さで搬送部材が逆転すなわち正規の搬送動作とは逆方向へ動作するのを防止するよう、逆転防止機構が設けられる。そして、この物品搬送装置の逆転防止機構として、例えば、ラチェットを利用したものが従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭51−104590号公報
ところで、ベルトやチェーン等の無端可撓の搬送部材によって物品を搬送する物品搬送装置では、搬送中の物品を搬送部材と周囲壁面等の間に噛み込んだ場合には、搬送部材を緊急停止させて、挟まっている物品を取り除く必要があるが、物品を噛み込むと、場合によっては、搬送部材を停止させただけでは取り除くことが難しく、搬送部材を逆転すなわち正規の搬送動作とは逆方向に動作させて噛み込みを解除することにより、ようやく物品を取り除くことが可能となる。しかし、物品搬送装置にはラチェット等を利用した逆転防止機構が設けられているため、搬送部材を逆転させるには、逆転防止機構を解除する必要があり、逆転防止機構を解除した後、搬送部材を逆転させて、噛み込みを解除し、それから物品を取り除くという手間のかかる作業を強いられていた。
本発明は、逆転防止機能を備えるとともに、物品の噛み込みに対する解除機能を備え、噛み込んだ物品を容易に取り除くことが可能な物品搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の物品搬送装置は、物品を搬送する無端可撓の搬送部材と、搬送部材に搬送動作のための駆動力を伝達する駆動回転部材と、駆動回転部材を駆動する駆動手段とを備えた物品搬送装置であって、駆動回転部材の、搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向への回転(逆転)を所定量までは許容するとともに該逆方向への回転(逆転)が所定量を超えるのを規制する逆転規制手段を備え、逆転規制手段は、駆動回転部材に回動可能に連結された規制板と、該規制板に固定され、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時には駆動回転部材と規制板を連動させ、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作の方向へ回転する時には駆動回転部材と規制板との連動を解除して規制板に対し駆動回転部材を回転フリーとする一方向連動手段と、当該物品搬送装置の枠体に固定され、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時に駆動回転部材と連動状態にある規制板を停止させて駆動回転部材の逆方向への回転を規制する逆転規制部と、規制板に設けられ、駆動回転部材の逆方向への回転が所定量に達するまでは逆転規制部による規制板の停止を猶予して駆動回転部材の逆方向への回転を許容する逆転許容部とで構成されている。搬送する物品は、例えば、メダル等の遊技媒体、コイン、その他の小物品である。そして、搬送部材は、例えば、ベルト、チェーン等であり、駆動回転部材は、ローラ、スプロケット等である。また、駆動手段は、例えば、モータ(電動機)である。
この物品搬送装置によれば、駆動回転部材は、逆転すなわち搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向への回転が、所定量までは許容されるとともに、所定量を超えないように規制される。そのため、この物品搬送装置は、停電等で電動機が停止する等の緊急停止時の搬送部材の逆転を防止する逆転防止機構としての機能(逆転防止機能)を備えるとともに、物品の噛み込みに対する解除機能を備え、搬送中の物品を搬送部材と周囲壁面等の間に噛み込んだ場合に、容易に搬送部材を逆転させ、噛み込みを解除して物品を取り除くことができる。
この物品搬送装置は、搬送部材が、物品を掬い上げて保持する物品保持部を有し、物品保持部に物品を収容して下方位置から上方位置へと搬送するものであってよい。
この場合、駆動回転部材の逆転すなわち搬送部材の逆転(正規の搬送動作とは逆方向への回転)が、所定量を超えないように規制されることにより、停電等による緊急停止時に、物品保持部に保持されている搬送途中の物品の重みで搬送部材が許容量を超えて逆転してしまうのを防ぐことができ、また、搬送中の物品を搬送部材と周囲壁面等の間に噛み込んだ場合に、容易に搬送部材を逆転させ、噛み込みを解除して物品を取り除くことができる。
この物品搬送装置において、逆転規制手段は、当該物品搬送装置の枠体に固定され、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時に駆動回転部材と連動状態にある規制板を停止させて駆動回転部材の逆転(逆方向への回転)を規制する逆転規制部と、規制板に設けられ、駆動回転部材の逆転(逆方向への回転)が所定量に達するまでは逆転規制部による規制を猶予して駆動回転部材の逆転(逆方向への回転)を許容する逆転許容部とを有している
逆転規制手段は、このような逆転規制部と逆転許容部を有するものとすることにより、簡単な構造で、駆動回転部材を所定量だけ逆転させることができ、容易に噛み込みを解除して物品を取り除くことができる。
また、この物品搬送装置は、駆動回転部材に回動可能に連結された規制板と、該規制板に固定され、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時(逆転時)には駆動回転部材と規制板を連動させ、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作の方向へ回転する時(正転時)には、駆動回転部材と規制板との連動を解除して規制板に対し駆動回転部材を回転フリーとする一方向連動手段を有している
このような一方向連動手段を設けることで、簡単な構造の逆転規制手段により、駆動回転部材の搬送部材の正転(正規の搬送動作の方向への回転)に支障を生じることなく、駆動回転部材を所定量だけ逆転させて容易に物品の噛み込みを解除し物品を取り除くようにすることができる。
また、この物品搬送装置は、駆動手段に所定以上の負荷が掛かると駆動手段の駆動を停止させる駆動停止手段と、駆動回転部材が搬送部材の正転(正規の搬送動作の方向へ回転)している時に駆動停止手段により駆動手段の駆動が停止させられると、停止後、駆動手段を逆転駆動(搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ駆動)させる逆転駆動手段とを備えたものとするのがよい。
このような逆転駆動手段を設けることで、物品を噛み込んだ時に自動的に駆動回転部材を所定量だけ逆転させて物品の噛み込みを解除することが可能となる。
このように、本発明の物品搬送装置は、緊急停止時の搬送部材の逆転を防止できるとともに、搬送中の物品を噛み込んだ場合に、容易に搬送部材を逆転させて噛み込みを解除し物品を取り除くことができる。
また、本発明の物品搬送装置は、特に、搬送部材が、物品を掬い上げて収容する物品保持部を有し、物品保持部に保持した物品を下方位置から上方位置へと搬送するものである場合、停電等による緊急停止時に、物品保持部に収容されている搬送途中の物品の重みで搬送部材が許容量を超えて逆転してしまうのを防ぐことができ、また、搬送中の物品を搬送部材と周囲壁面等の間に噛み込んだ場合に、容易に搬送部材を逆転させて噛み込みを解除し物品を取り除くことができる。
また、本発明の物品搬送装置は、逆転規制手段を、当該物品搬送装置の枠体に固定され、駆動回転部材が搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時に駆動回転部材と連動状態にある規制板を停止させて駆動回転部材の逆転を規制する逆転規制部と、規制板に設けられ、駆動回転部材の逆転が所定量に達するまでは逆転規制部による規制を猶予して駆動回転部材の逆転を許容する逆転許容部とを有するものとすることにより、簡単な構造で、駆動回転部材を所定量だけ逆転させて物品の噛み込みを容易に解除し物品を取り除くようにすることができる。
また、本発明の物品搬送装置は、駆動回転部材に回動可能に連結された規制板と、該規制板に固定され、駆動回転部材が搬送部材の逆転時には駆動回転部材と規制板を連動させ、駆動回転部材が搬送部材の正転時には、駆動回転部材と規制板との連動を解除して規制板に対し駆動回転部材を回転フリーとする一方向連動手段を有するものとすることで、簡単な構造の逆転規制手段により、駆動回転部材の搬送部材の正転に支障を生じることなく、駆動回転部材を所定量だけ逆転させて物品の噛み込みを容易に解除し物品を取り除けるようにすることができる。
また、本発明の物品搬送装置は、駆動手段に所定以上の負荷が掛かると駆動手段の駆動を停止させる駆動停止手段と、駆動回転部材が搬送部材が正転している時に駆動停止手段により駆動手段の駆動が停止させられると、停止後、駆動手段を逆転駆動させる逆転駆動手段とを備えたものとすることで、物品を噛み込んだ時に自動的に駆動回転部材を所定量だけ逆転させて物品の噛み込みを解除することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の実施形態の物品搬送装置の一例を示している。図1は物品搬送装置の全体概略図、図2は逆転規制機構の展開斜視図、図3は逆転規制機構の動作を説明するもので、(a)は通常停止時の動作説明図、(b)は正転時の動作説明図、(c)は逆転時の動作説明図である。
この実施形態の物品搬送装置は、メダル等の遊技媒体のような比較的小さな物品を下方位置から上方位置へと搬送するベルトコンベア装置1である。このベルトコンベア装置1の概略構成は、図1に示すとおりで、搬送前の物品を貯留するよう下方位置に下タンク2が設けられ、搬送後の物品を貯留するよう上方位置に上タンク3が設けられている。そして、上タンク3と並ぶ高さ位置に駆動回転部材である駆動ローラ4が配置され、下タンク4と並ぶ高さ位置に従動ローラ5(従動回転部材)が配置され、これら駆動ローラ4と従動ローラ5の間に、無端可撓の搬送部材であるベルト6が掛け渡されている。また、このベルトコンベア装置1は、図2に示すように、駆動ローラ4(駆動回転部材)を駆動させるための駆動手段であるモータ7を備え、モータ7の駆動力が駆動ローラ4に伝達されるよう、モータ7と駆動ローラ4が駆動軸8で連結されている。そして、これらが枠体9に収容されている。そして、このベルトコンベア装置1は、モータ7を制御する制御部(図示せず)を備えている。
ベルト6には、図1に示すように、物品を掬い上げて保持するバケット状の物品保持部10が複数設けられている。図1は、ベルト6が正規の搬送動作の方向に回転(正転)し、下タンク2の物品を掬い上げて上タンク3へとリフト搬送している状態を示している。
また、このベルトコンベア装置1は、駆動ローラ4の、ベルト6の逆転(正規の搬送動作とは逆方向への回転)を所定量までは許容するとともに逆転が所定量を超えるのを規制する逆転規制手段を備えている。
逆転規制手段は、図2に示すように、モータ7の駆動力を駆動ローラ4に伝達する駆動軸8の先端部に回動可能に連結される規制板11と、駆動ローラ4の逆転時には駆動ローラ4(駆動軸8)と規制板11を連動させ、駆動ローラ4の正転時には駆動ローラ4(駆動軸8)と規制板11との連動を解除して規制板11に対し駆動ローラ4を回転フリーにするよう規制板11中央の駆動軸8との連結部に設けられた一方向連動手段としてのワンウェイクラッチ12と、規制板11の両側部に対称となる配置で設けられた逆転許容部である左右一対の縦方向に長い長孔13A,13Bと、これら長孔13A,13Bに嵌まり込み、規制板11の回動につれて長孔13A,13B内を縦方向に相対移動するよう、ベルトコンベア装置1の枠体9に固定された逆転規制部である左右一対のショルディック14A,14B(段つきネジ)とで構成される。長孔13A,13Bとショルディック14A,14Bは、通常停止時には、図3の(a)に示すように、長孔13A,13Bの端縁がショルディック14A,14Bに当接せず、あるいは、離接自在に当接する配置となっている。図3の(a)は、左右のショルディック14A,14Bがそれぞれ長孔13A,13Bの縦方向略中央にあって、長孔13A,13Bの端縁がショルディック14A,14Bに当接していない状態を示している。
ワンウェイクラッチ12は規制板11に固定されている。そして、このワンウェイクラッチ12に駆動軸8の先端が填り込み、駆動軸8が正転方向(下タンク2の物品を掬い上げて上タンク3へとリフト搬送する方向)へ回転する時には、ワンウェイクラッチ12が駆動軸8を滑らせて、駆動軸8と規制板11の連結を解除し、駆動軸8が逆転方向に回転する時には、ワンウェイクラッチ12が駆動軸8に引っ掛かって、駆動軸8を規制板11に連結するよう逆転規制手段が構成されている。
このように逆転規制手段が構成され、駆動ローラ4の正転時(ベルト6の正規の搬送動作の方向に回転する時)には、ワンウェイクラッチ12が連動解除状態となり、規制板11に対し駆動ローラ4(駆動軸8)は回転フリーとなって、支障なく搬送動作が行われる。この時、規制板11は微小な摩擦力により図3の(b)に示すように駆動軸8の回動方向(矢印で示す正転方向)に回転して傾き、左側の長孔13Aの上端縁がショルディック14Aに当接し、右側の長孔13Bの下端縁がショルディック14Bに当接して、その位置に停止する。
一方、駆動ローラ4の逆転時には、ワンウェイクラッチ12が連動状態となって、駆動ローラ4(駆動軸8)の回転に規制板11が連動する。そして、図3の(c)に示すように、規制板11は駆動軸8の回動方向(矢印で示す逆転方向)に回転するが、規制板11が傾いて、左側の長孔13Aの下端縁がショルディック14Aに当接し、右側の長孔13Bの上端縁がショルディック14Bに当接すると、ショルディック14A,14Bは枠体9に固定されているので、規制板11はそれ以上回転することができず、その位置に停止し、駆動ローラ4(駆動軸8)もそれ以上逆転することができない。つまり、枠体9に固定されたショルディック14A,14Bが逆転規制部として機能し、規制板11の長孔13A,13Bが逆転許容部として機能する。そして、駆動ローラ4は、長孔13A,13Bの長さ分だけの回転角度(所定量)までは規制が猶予されて逆転が許容され、それを超える逆転は規制される。
また、このベルトコンベア装置1のモータ7には、所定以上の負荷が掛かっているかどうかを検知するセンサ(図示せず)が取り付けられている。そして、ベルトコンベア装置1の制御部は、モータ7に所定以上の負荷が掛かるとモータ7を停止させる。
このベルトコンベア装置1の正転時、すなわち駆動ローラ4がベルト6の正規の搬送動作の方向(正転方向)へ回転している時の動作(正転動作)は次のとおりである。
モータ7が正転方向に回転すると、駆動軸8に取り付けられている駆動ローラ4が回転し、ベルト6が正転方向に回転する。そして、ベルト6に取り付けられている物品保持部10が、下タンク2に収納されている物品を掬い上げて保持し、ベルト6の回転に伴って上昇し、物品を上タンク3へと搬送する。そして、物品保持部10は、上タンク3の上方位置で、ベルト6の回転に連れて駆動ローラ4の周縁に沿って傾き、物品保持部10に保持されて搬送されてきた物品は、上タンク3内へ落下し、上タンク3内に収容される。そして、空になった物品保持部10はベルト6の回転に伴って下降し、下タンク2の位置まで移動する。そして再び下タンク2内の物品を掬い上げ、上タンク3へと搬送する。
正転動作の開始前(通常停止時)には、図3の(a)に示すように、規制板11の長孔13A,13Bが上下いずれの端縁においてもショルディック14A,14Bに当接せず、あるいは当接しても離接自在な状態である。この状態でモータ7が正転方向に回転し、駆動軸8を介して駆動ローラ4が正転方向に駆動される。そして、駆動ローラ4が正転すると、ワンウェイクラッチ12は連動解除状態となり、規制板11に対し駆動ローラ4(駆動軸8)は回転フリーとなり、規制板11は、微小な摩擦力により図3の(b)に示すように左側の長孔13Aの上端がショルディック14Aに当接し、右側の長孔13Bの下端がショルディック14Bに当接する位置に停止する。そして、モータ7は回転を続けると、ワンウェイクラッチ12が駆動軸8を滑らせるので、駆動軸8および駆動軸8に取り付けられている駆動ローラ4は回転を続け、ベルト6が正転方向に動作し続ける。
そして、このベルトコンベア装置1は、搬送中の物品をベルト6(物品保持部10)と周囲壁面等の間に噛み込んだ場合に、駆動ローラ4を逆転させて噛み込みを解除することができる。その噛み込み解除の動作は次のとおりである。
搬送中に物品が噛み込んだ場合、噛み込みによりモータ7に負荷(過負荷)が掛かり、ベルトコンベア装置1の制御部は、その負荷を検知したセンサの信号を受けてモータ7の正転方向の回転を停止させる。すると、物品保持部10に保持されている物品の重みでベルト6が逆転方向に回転し、ワンウェイクラッチ12が駆動軸8に引っ掛かって駆動軸8と規制板11が連動状態となり、駆動軸8の逆転に伴って規制板11も逆転方向へと回転する。そして、図3の(c)に示すように、左側の長孔13Aの下端縁がショルディック14Aに当接し、右側の長孔13Bの上端縁がショルディック14Bに当接して、規制板11はその位置に停止し、規制板11と連動状態にある駆動軸8およびその駆動軸8に取り付けられている駆動ローラ4もそれ以上逆転することができなくなる。つまり、駆動ローラ4は、長孔13A,13Bの長さ分だけの回転角度(所定量)までは規制が猶予されて逆転が許容され、それを超える逆転は規制される。そして、このように駆動ローラ4が所定量だけ逆転し、ベルト6が逆転することによって、噛み込んでいた物品の噛み込みが解除される。
また、このように駆動ローラ4は、所定量までの逆転が許容されるが、所定量を超える逆転は規制されるため、停電等による緊急停止時にベルト6が許容量を超えて逆転してしまうのを防ぐことができる。
なお、上記実施形態のベルトコンベア装置1では、搬送中の物品を噛み込んだ場合に、物品の重さでベルト6が逆転することを利用して噛み込み解除を行うようにしているが、噛み込み解除のための逆転動作を、モータ7の逆転駆動によって行うようにしてもよい。この場合、駆動ローラ4が正転している時に過負荷を検出してモータ7の駆動を停止した後で、モータ7を逆転駆動させるよう、ベルトコンベア装置1の制御部を構成する。また、逆転方向の回転に対しても、所定以上の負荷が掛かるとモータ7を停止させるよう制御部を構成する。これにより、物品を噛み込んだ時には、モータ7が停止し、その後、自動的にモータ7が逆転し、規制板11の長孔13A,13Bとショルディック14A,14Bとが当接して負荷が掛かり、モータ7が停止する。こうして自動的に駆動ローラ4を所定量だけ逆転させ、物品の噛み込みを解除するようにできる。
また、上記実施形態は、物品を下方から上方へとリフト搬送する構成のベルトコンベア装置に適用したものであるが、本発明は、その他、物品を横方向へ搬送する構成のベルトコンベア装置や、斜め上方へ搬送する構成のベルトコンベア装置への適用も可能である。
また、本発明は、上記実施形態のような、搬送部材として無端可撓のベルトを使用するベルトコンベア装置以外に、搬送部材として無端可撓のチェーンを利用するものなど、無端可撓の搬送部材を使用する様々な物品搬送装置に適用することができる。また、搬送する物品は、メダル等の遊技媒体の他、コイン等、様々な小物品あってよい。
本発明の実施形態の物品搬送装置の全体概略図である。 本発明の実施形態の物品搬送装置における逆転規制機構の展開斜視図である。 本発明の実施形態の物品搬送装置における逆転規制機構の動作を説明するもので、(a)は通常停止時の動作説明図、(b)は正転時の動作説明図、(c)は逆転時の動作説明図である。
符号の説明
1 ベルトコンベア装置
2 下タンク
3 上タンク
4 駆動ローラ
5 従動ローラ
6 ベルト
7 モータ
8 駆動軸
9 枠体
10 物品保持部
11 規制板
12 ワンウェイクラッチ
13A、13B 長孔
14A、14B ショルディック

Claims (3)

  1. 物品を搬送する無端可撓の搬送部材と、前記搬送部材に搬送動作のための駆動力を伝達する駆動回転部材と、前記駆動回転部材を駆動する駆動手段とを備えた物品搬送装置であって、
    前記駆動回転部材の、前記搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向への回転を所定量までは許容するとともに該逆方向への回転が所定量を超えるのを規制する逆転規制手段を備え
    前記逆転規制手段は、前記駆動回転部材に回動可能に連結された規制板と、該規制板に固定され、前記駆動回転部材が前記搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時には前記駆動回転部材と前記規制板を連動させ、前記駆動回転部材が前記搬送部材の正規の搬送動作の方向へ回転する時には前記駆動回転部材と前記規制板との連動を解除して前記規制板に対し前記駆動回転部材を回転フリーとする一方向連動手段と、当該物品搬送装置の枠体に固定され、前記駆動回転部材が前記搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ回転する時に前記駆動回転部材と連動状態にある前記規制板を停止させて前記駆動回転部材の前記逆方向への回転を規制する逆転規制部と、前記規制板に設けられ、前記駆動回転部材の前記逆方向への回転が所定量に達するまでは前記逆転規制部による前記規制板の停止を猶予して前記駆動回転部材の前記逆方向への回転を許容する逆転許容部とで構成されていることを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記搬送部材は、物品を掬い上げて保持する物品保持部を有し、該物品保持部に物品を保持して下方位置から上方位置へと搬送することを特徴とする請求項1記載の物品搬送装置。
  3. 前記駆動手段に所定以上の負荷が掛かると該駆動手段の駆動を停止させる駆動停止手段と、前記駆動回転部材が前記搬送部材の正規の搬送動作の方向へ回転している時に前記駆動停止手段により前記駆動手段の駆動が停止させられると、停止後、前記駆動手段を前記搬送部材の正規の搬送動作とは逆方向へ駆動させる逆転駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の物品搬送装置。
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