JP5073431B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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本発明は、第1筐体と第2筐体とが連結機構を介して連結される携帯端末装置に関する。
従来、携帯電話機やノート型PC(Personal Computer)などの携帯端末装置は、2つの筐体がヒンジ機構を介して折り畳み可能に連結されて構成される折畳式のものがある。(例えば、特許文献1参照)
また、折り畳み可能に連結するだけでなく、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示部が配置されている一方の筐体を反転可能に構成して、折り畳み状態で表示部が露出した状態と露出していない状態とに遷移可能に構成される2軸ヒンジ式のものがある。(例えば、特許文献2参照)
そして、これら携帯端末装置には、2つの筐体が折り畳まれた状態において、互い対向する各筐体の外面同士が当接して傷付など発生しないように、少なくとも何れか一方の筐体の対向面に突出部材が配置されている。
具体的には、正面部にテンキーや機能キーなどの操作キーを有する操作部が配置される操作側筐体と、正面部に表示部が配置されている表示側筐体とが連結機構を介して連結されて、表示側筐体が操作側筐体の正面部に対向して位置される閉状態と該閉状態から開方向へ回動されて両筐体が展開される開状態との間で遷移される。
そして、操作側筐体の正面部には突出部材が配設されており、閉状態においては突出部材が表示側筐体の外面に当接されることにより、操作側筐体と表示側筐体の互いに対向する外面同士が当接することが抑制されている。
特開2003−184927 特開2005−222385
しかしながら、2軸ヒンジ式の携帯端末装置においては、2つの筐体が、折畳状態と展開状態との間での開閉可能に連結されるだけでなく、表示部を備えた一方側の筐体が表裏反転可能に連結されて、開閉軸及び反転軸の2つの回転軸を介して連結される構成であるため、折畳状態において2つの筐体に平面方向のズレが発生しやすくなるといった問題がある。
突出部材は、表示側筐体の外面に当接して両筐体の対向方向への変位を抑制するのみであるため、2つの筐体の平面方向のズレを抑制することはできない。
本発明は、表示部を有する第1筐体と操作部を有する第2筐体とが対向された状態での両筐体の平面方向へのズレを抑制できる携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯端末装置は、正面部に表示部が配置された第1筐体と、正面部に操作部が配置された第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記第1筐体の正面部が前記第2筐体の正面部に対向される第1状態、前記第1筐体の背面部が前記第2筐体の正面部に対向される第2状態、及び前記第1筐体の正面部と前記第2筐体の正面部とが露出される第3状態の何れかの状態に遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結し、前記第2筐体は、正面部に筐体表面よりも突出して配置されて、前記第1状態のときに前記第1筐体の正面部に当接されるとともに前記第2状態のときに前記第1筐体の背面部に当接される突出部が配設され、前記突出部は、前記第2筐体の短手方向に延設されるとともに、短手方向中央部よりも短手方向端部側がそれぞれ突出して形成されていることを特徴とする。
また、本発明の携帯端末装置は、正面部に表示部が配置された第1筐体と、正面部に操作部が配置された第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結機構と、を備え、前記連結機構は、前記第1筐体の正面部が前記第2筐体の正面部に対向される第1状態、前記第1筐体の背面部が前記第2筐体の正面部に対向される第2状態、及び前記第1筐体の正面部と前記第2筐体の正面部とが露出される第3状態の何れかの状態に遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結し、前記第2筐体は、正面部に筐体表面よりも突出して配置されて、前記第1状態のときに前記第1筐体の正面部に当接されるとともに前記第2状態のときに前記第1筐体の背面部に当接される突出部が配設され、前記突出部は、前記第2筐体の短手方向に延設されるとともに、前記連結機構と反対側に膨らむように湾曲して形成され、前記第1筐体は、背面部に前記第2状態で前記突出部の前記短手方向中央部に対向する位置に第2表示部が配設されていることを特徴とする。
また、前記第1筐体は、前記第1状態での前記突出部に対向する位置に前記突出部が挿嵌される凹部が形成されていることが好ましい。
また、前記突出部は、前記第2筐体の前記短手方向中央を挟んで対称な位置に配設されていることが好ましい。
また、前記複数の突出部は、一体的に構成され、前記凹部が、一体的に形成された前記突出部に対応して連続的に形成されることが好ましい。
また、前記連結機構は、前記第1筐体の長手方向一端側と前記第2筐体の長手方向一端側とを連結し、前記突出部は、前記第2筐体の前記長手方他端側に配設されることが好ましい。
また、前記第1筐体は、背面部に前記第2状態で前記突出部の前記短手方向中央部に対向する位置に第2表示部が配設されていることが好ましい。
また、前記突出部は、前記第1状態のときに前記凹部の前記短手方向端面に当接されることが好ましい。
また、前記第1筐体は、前記正面部に前記表示部をカバーするカバー部材が配設され、前記凹部は、前記カバー部材に形成されることが好ましい。
さらに、前記第1筐体は、受話スピーカが配置され、前記正面部に前記受話スピーカの音声出力孔が形成され、前記受話スピーカの音声出力孔は、前記凹部内に形成されていることが好ましい。
この発明の携帯端末装置にあっては、第1筐体の正面部が第2筐体の正面部に対向される第1状態のときに、第2筐体の正面部に配置された突出部が第1筐体の正面部に対向して形成された凹部に挿嵌されて第1筐体の正面部に当接することにより、第1筐体と第2筐体とが互いに対向する側に変位することが抑制されて、第1筐体や第2筐体の各正面部に傷付きなどの破損が発生することを抑制できる。また、突出部が第1筐体の正面部に形成された凹部に挿嵌することにより、第1筐体と第2筐体とが互いに平面方向に相対変位してズレが発生することを抑制でき、第1状態での外観を好適に保つことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明に係る携帯端末装置の一例である携帯電話装置1の開いた状態における正面図を示す。また、図2(A)は、携帯電話装置1を開いた状態における左側面図を示し、図2(B)は、携帯電話装置1を開いた状態における右側面図を示す。また、図3は、携帯電話装置1を開いた状態における背面図を示す。
携帯電話装置1は、表面がフロントケース2aとリアケース2bにより構成される操作部側筐体部(第2筐体)2と、表面がフロントケース3aとリアケース3bにより構成される表示部側筐体(第1筐体)3と、を備えて構成される。操作部側筐体部2は、フロントケース2a表面(正面部)に、操作キー群(操作部)11と、携帯電話装置1の使用者が通話時に発した音声が入カされる音声入カ部12とが露出するように構成される。また、操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能などの各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメールなどの文字などを入力するためのテンキーなどの入力操作キー14(14aはクリアキー)と、各種操作における決定を行う決定キー15aと、上下左右方向のスクロール等を行う十字キー15bと、から構成されている。
また、操作キー群11を構成する各キーには、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3の変形状態(オープン状態(第3状態)、クローズ状態(第1状態)、夕ーンクローズ状態(第2状態))や起動されているアプリケーションの種類に応じて、所定の機能の割り当て(キー・アサイン)が行われる。また使用者により操作キー群11を構成する各キーの押圧動作がされることにより、割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
また、操作部側筐体部2の一方の側面には、図2(A)に示すように、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース16と、へッドホン/マイク端子17と、着脱可能な外部メモリのインターフェース18と、充電端子19とが設けられている。なお、インターフェース16、へッドホン端子17及びイン夕ーフェース18は、着脱可能な防塵対策用のキャップで覆われている。
また、操作部側筐体部2の他方の側面には、図2(B)に示すように、一対のサイドキー20と、撮像用の操作キー21と、受信角度の調整可能な放送波受信用のアンテナ22とを備えている。また、サイドキー20には、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3の変形状態(オープン状態、クローズ状態、ターンクローズ状態)や起動されているアプリケーションの種類に応じて、所定の機能の割り当て(キー・アサイン)が行われる。また、使用者によりサイドキー20の押圧動作が行われることにより、割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
また、表示部側筐体部3のフロントケース3a表面(正面部)には、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ(表示部)30と、音声出力部として通話の相手側の音声を出力する受話スピーカ35を外部に連通するための音声出力孔31が配設されて構成される。
また、操作部側筐体部2のリアケース2b表面(背面部)には、図3に示すように、被写体を撮像するカメラ部23と、被写体に光を照射するライト部24と、が露出して形成されているまた、操作部側筐体部2のリアケース2bには、バッテリー90が着脱可能に格納されているバッテリー収納部を覆うバッテリーリッド25が設けられている。
また、表示部側筐体部3のリアケース3b表面(背面部)には、各種情報を表示するための所定形状のサブディスプレイ(第2表示部)32が露出して形成されている。
また、ディスプレイ30及びサディスプレイ32は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
また、操作部側筐体部2の長手方向一端側にある上端部と表示部側筐体部3の長手方向一端側にある下端部とは、図1乃至図3に示すように、連結部(連結機構)4により連結されている。連結部4の一方面側には、図3に示すように、一列に配列されて構成されている副操作キー群33を備えている。また、副操作キー群33を構成する各キーには、操作部側筐体2と表示部側筐体部3の変形状態(オープン状態、クーズ状態、ターンクローズ状態)や起動されているアプリケーションの種類に応じて、所定の機能の割り当て(キー・アサイン)が行われる。また、使用者により副操作キー群33を構成する各キーの押圧動作が行われることにより、割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
ここで、連結部4の構造と動作について図4乃至図7を用いて説明する。図4は、携帯電話装置1を開いた状態(オープン状態)における斜視図を示す。図5は、図4に示すオープン状態から携帯電話装置1の表示部側筐体部2と操作部側筐体部3を、連結部4の開閉軸Aを中心に矢印A2方向に閉回転し、閉じた状態(クローズ状態)の平面図を示す。図6は、図4に示すオープン状態から携帯電話装置1の表示部側筐体部2を、連結部4の回動軸Bを中心にして矢印B2方向に180°回動した状態(夕ーン状態)の斜視図を示す。図7は、図6に示すターン状態から携帯電話装置1の表示部側筐体部2を、連結部4 の開閉軸Aを中心に矢印A2方向に閉回転し、閉じた状態(ターンクローズ状態)の斜視図を示す。
連結部4は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを、開閉軸Aを中心にして任意の角度で開閉自在に支持し、且つ回動軸Bを中心に任意の角度で回動自在に支持する2軸ヒンジ機構により構成されている。
また、連結部4は、一方端側4aが図示しない連結部材により操作部側筐体部2の上端部と連結されており、他方端側4bが図示しない連結部材により表示部側筐体部3の下端部と連結されている。
連結部4の一方端4aには、該連結部4における表面から垂直に突出するように形成される凸形状の開閉部4cが形成されている。そして、操作部側筐体部2の上端部には、この凸形状の開閉部4cが挿嵌される凹形状の切り欠き部2cが形成されている。
この開閉部4cの開閉軸A方向における両側それぞれには、図示しない孔部Aが形成される。また、操作部側筐体部2の切り欠き部2cにおける両内側面には、図示しない孔部Bが形成される。そして、凸形状の開閉部4cが、凹形状の切り欠き部2cに挿嵌された状態において、孔部Aと孔部Bとは互いに近接して対向するように配置されると共に、孔部Aと孔部Bとの双方に円筒状の開閉連結部材が挿通される。これにより、操作部側筐体部2と連結部4とは、開閉可能に連結される。なお、開閉部4cは、操作部側筐体部2の上端部に挿縦される形状であれば良く、特に凸形状に限られず、また、操作部側筐体部2 の上端部の形状も凹形状に限られない。
また、連結部4の他方端側4bと表示部側筐体部3の下端部とは、回動連結部材により回動自在に軸着されている。連結部4における表示側管体部3側の側面には図示しない孔部Cが形成される。また、表示部側筐体部3における連結部4側の側面には、孔部Dが形成される。そして、孔部Cと孔部Dとの双方に回動連結部材が挿通されることで、操作部側筐体部2と連結部4とが回動軸Bを中心に回動可能に連結される。
携帯電話装置1は、上述したように、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが連結部4により連結されているので、開閉軸Aを中心にして、相対的に開閉動作させたり、回動軸Bを中心にして回動動作をさせたりすることにより様々な状態に変形することができる
例えば、開閉軸Aを中心にして、矢印A1方向に相対的に開動作をさせることにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを互いに開いた状態(開放(オープン)状態;第3状態)にすることができる。
また、開閉軸Aを中心にして、矢印A1方向に相対的に閉動作をさせることにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを折り畳んだ状態(折畳み(クローズ)状態;第1状態)にすることができる(図5を参照)。
また、オープン状態において、回動軸Bを中心に表示部側筐体部3を矢印B2方向に180°回動させ(図6及び図7を参照)、開閉軸Aを中心にして表示部側筐体部3を矢印A2方向に閉動作させてクローズ状態にすることにより、表示部側筐体部3のフロントケース3aが外側に露出したまま折畳んだ状態(回転折畳み(ターンクローズ)状態;第2状態)にすることができる(図8を参照)。
なお、本実施形態においては、連結部4による折り畳み式の携帯電話装置1の説明をしているが、折り畳み式ではなく、両筐体2、3を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(リ)式でも良い。
また、図8は、操作部側筐体部2に内蔵される部材の分解斜視図である。
操作部側筐体部2は、図8に示すように、フロントケース2aと、上述した操作キー群11を構成するキーシート40と、キースイッチ用のフレキシブルプリント配線基板50と、シールドケース60と、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板70と、アンテナ部80と、リアケース2bと、バッテリー90と、バッテリーリッド25と、を備える。また、バッテリー90は、リアケース2bの外側から装脱可能に収納される。
また、フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キーシート40と、フレキシブルプリント配線基板50と、シールドケース60と、回路基板70と、アンテナ部80と、がこの順番で構成されている。つまり、フレキシプルプリント配線基板50を覆うようにしてシールドケース60が積層配置され、また、フレキシブルプリント配線基板50の上面にキーシート40が積層配置される。
フロントケース2aには、携帯電話装置1を折り畳んだ状態で表示部側筐体部3のディスプレイ30と対向する内側面に、キー孔が複数形成される。複数のキー孔それぞれからは、機能設定操作キー13、入力操作キー14及十字キー15bの押圧面が露出する。この露出した操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び十字キー15bの押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチのそれぞれにおけるメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電的に導通する。
また、図9は、表示部側筐体部3に内蔵される部材の分解斜視図である。
表示部側筐体部3は、図9に示すように、フロントケース3aと、ディスプレイユニッ
ト100と、金属フレーム110と、基準電位パターン及びディスプレイ用の電子部品を
備える回路基板120と、サディスプレイユット130と、リアケース3bと、を備
える。
また、フントケース3aとリアケース3bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース3aとリアケース3bとの間には、ディスプレイユット100と、金属フレーム110と、回路基板120と、サディスプレイユニット130と、がこの順番で配置されている。ディスプレイユニット100は、ディスプレイ30と、当該ディスプレイ30を固定するホルダーとにより構成されている。金属フレーム110は、剛性確保として機能する。
回路基板120は、図示しないが、リアケース3bと向き合う面に各種電子部品が配置されている。当該各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路プロックを形成する。例えば、ディスプレイ30やサディスプレイ32の表示態様やそのタイミング等の表示制御を行う表示制御ブロックが形成されている。また、回路基板120には、金属フレーム110と向き合う面に導通部材が設けられており、当該導通部材を介して金属フレーム110と導通することにより、電気的に接地される。サディスプレイユニット130は、サブディスプレイ32と、当該サディスプレイ32を固定するホルダーとにより構成されている。
そして、フロントケース3aは、開口部3a′が形成されるとともに、この開口部3a′を閉塞するように筐体外面側にトリムプレート(カバー部材)3cが接着などにより取り付けられている。このトリムプレートは、アクリルなどの樹脂部材によって平面板状に形成され、透過性を有して構成されている。よって、フロントケース3aとリアケース3bとが結合されると、両者間に配設されているディスプレイユニット100がフロントケース3aの開口部3a′に挿入された状態となり、ディスプレイユニット100のディスプレイ30は、トリムプレート3cを介して外部に露出されることとなり、筐体外部からディスプレイ30に表示される画像を視認することができる。
また、表示部側筐体部3の連結部4側(長手方向一端側)とは反対側の端部側(長手方向他端側。図9における左端側)には、図示しない受話スピーカが配設されており、トリムプレート3cには、この受話スピーカからの音声を筐体外部に出力するために筐体外部と受話スピーカとを連通させる孔形状の音声出力部(音声出力孔)31が形成されている。
次に、本発明の要部について詳細に説明を行う。
図1乃至図6に示されるように、操作部側筐体部2のフロントケース(正面部)2aの連結部4側(長手方向一端側)とは反対側の端部側(長手方向他端側)には、フロントケース2aの筐体表面よりも突出して配置されるバンパー部材(突出部)26が配設されている。このバンパー部材26は、他端側に緩やかに湾曲した形状とされて、操作部側筐体部2の幅方向(短手方向)に延設されている。なお、このバンパー部材26は、弾性特性を有する樹脂部材で構成されている。また、このバンパー部材26と入力操作キー14との間の幅方向中央に音声入カ部12が配設されている。
また、表示部側筐体部3のトリムプレート3cには、図5に示されるクローズ状態において、操作部側筐体部2のフロントケースに配置されているバンパー部材26に対向する位置に、筐体内部側に窪んで形成され、このクローズ状態においてバンパー部材26の先端部が挿嵌される凹部34が配設されている。この凹部34は、バンパー部材26の形状に沿って、表示部側筐体部3の他端側に緩やかに湾曲して形成されている。また、凹部34の幅方向中央には、音声出力部31が配設されている。すなわち、トリムプレート3cの筐体他端側(長手方向他端側)には、幅方向(筐体短手方向)に延設される凹部と、この凹部の中央に音声出力部31が配設されている。
クローズ状態を示す図5におけるX−X線上の断面図を図10に示す。図10(A)は、断面全体概略図であり、図10(B)は、図10(A)の要部拡大断面図である。
図10(A)に示されるように、操作部側筐体部2のフロンケース2aの長手方向他端部には幅方向(短手方向)に溝状に形成される窪み部が延設されており、この窪み部にバンパー部材26が接着テープなどを用いて接着により装着されている。このバンパー部材がフロントケース2aに取り付けられた状態において、バンパー部材26は、突出先端部が筐体幅方向全域に亘ってフロントケース2Aの外面(筐体表面)よりも筐体外部側に突出するように形成されている。更に、バンパー部材26は、筐体外部側への突出量が筐体幅方向中央よりも筐体幅方向端部側で多くなるように形成されている。また、バンパー部材26は、筐体幅方向中央を挟んで対称となるように配設されている。
よって、クローズ状態においては、図10(A)に示すように、バンパー部材26が表示部側筐体部3のトリムプレート3cに形成された凹部34に挿嵌されることとなるが、バンパー部材26の幅方向両端部のみが表示部側筐体部3に当接する。
このように、クローズ状態では、操作部側筐体部2の筐体表面に突出して配設されるバンパー部材26が表示部側筐体部3の筐体表面に当接することとなり、表示部側筐体部3の筐体表面(トリムプレート3c)と操作部側筐体部2の筐体表面(フロントケース2a)との間の空隙を確保することができ、両筐体2,3のいずれかに互い対向する側への荷重が加えられた場合でも、両筐体2,3の筐体表面同士が接触することを抑制でき、筐体表面に傷付きや破損などが発生することを抑制できる。
また、バンパー部材26が、連結部4と連結される操作部側筐体部2の長手方向一端側とは反対側の長手方向他端側に配設されるので、クローズ状態での両筐体の当接を効果的に抑制することができる。
また、バンパー部材26は、筐体幅方向に延設されているため、筐体幅方向に亘って当接し表示部側筐体部3を支持することができ、クローズ状態での筐体のガタツキを抑制できる。特に、筐体幅方向の両端側で当接させることで、両筐体2,3の対向方向(図10(A)に示す上下方向)でのガタツキを好適に抑制することができる。なお、バンパー部材26の筐体幅方向中央部は、通常のクローズ状態では表示部側筐体部3の筐体表面(トリムプレート3c)には当接されないが、両筐体2,3の何れかに互い対向する方向(筐体厚さ方向)への荷重が加えられた場合には表示部側筐体部3の筐体表面に当接されて表示部側筐体部3を支持し、筐体幅方向中央での両筐体2,3間の空隙を確保して筐体表面同士が当接することを抑制する。
更に、本実施形態では、バンパー部材26が表示部側筐体部3の筐体表面(トリムプレート3c)に形成された凹部34に挿嵌されているため、両筐体2,3の対向する表面の平面上と略平行な方向の両筐体のズレを抑制することができる。特に、図10(B)に示されるように、筐体幅方向端部側では、バンパー部材26の筐体幅方向端面(図10(B)の右側端面)と凹部34の筐体幅方向端面に対向して位置されるため、両筐体2,3が筐体幅方向に変位しようとしても、バンパー部材26の筐体幅方向端面と凹部34の筐体幅方向端面とが当接されて、両筐体2,3の幅方向におけるズレの発生を抑制することができる。
さらには、本実施形態での携帯電話装置1は、表示部側筐体3と操作部側筐体部2とが、開閉軸Aと反転軸Bとの2つの回転軸を有する連結部4によって連結される構成であるため、両筐体2,3が互いに対向される状態においては、両筐体2,3の対向面と平行な方向への相対変位がバンパー部材26の凹部34への挿嵌によって抑制されるため、2つの回転軸を有する連結部4によって2つの筐体が連結される携帯電話装置1におけるクローズ状態でのズレを好適に抑制することができる。
図11は、クローズ状態での図5に示すY−Y線の要部拡大断面図である。この図11に示されるように、操作部側筐体部2の長手方向他端側に筐体表面よりも突出してバンパー部材26が配設され、表示部側筐体部3のバンパー部材26に対向する位置には凹部34が形成されており、バンパー部材26の突出先端部が凹部34に挿嵌されている。図11は、筐体幅方向中央での構成を示しているため、バンパー部材26は幅方向端部よりも低く形成されているため表示部側筐体部3の筐体表面(トリムプレート3c)に当接していない。
トリムプレート3cの凹部34には孔形状の音声出力部31が形成されており、この音声出力部31に対応した表示部側筐体部3の内部には受話スピーカ35が配設されている。また、操作部側筐体部2の筐体幅方向中央でのバンパー部材26に対応する筐体内部には音声入カ部12と連通されたマイク27が配置されている。
次に、ターンクローズ状態での構成について説明する。図12は、ターンクローズ状態での図10に対応する断面図であり、図12(A)は筐体幅方向での断面図を示し、図12(B)は図12(A)の筐体幅方向中央の要部拡大断面図を示している。
図12(A)に示されるように、バンパー部材26は筐体幅方向端部側が中央よりも突出して形成されているため、ターンクローズ状態でも表示部側筐体部3は、バンパー部材26と筐体幅方向両端側で当接し、筐体幅方向両端側で操作部側筐体部2に支持されることとなる。リアケース3bの筐体幅方向中央にはサディスプレイ32が配置されているが、バンパー部材26は幅方向中央部が両端側に対して低く形成されているため、通常のターンクローズ状態では、表示部側筐体部3のリアケース3bの幅方向両端側がバンパー部材26に当接し、該リアケース3bの幅方向中央に配置されているサディスプレイ32はバンパー部材26に当接されない。よって、通常のターンクローズ状態では、サディスプレイ32はバンパー部材26に当接されないので、サディスプレイ32の傷付などをより抑制できる。なお、表示部側筐体部3に筐体厚さ方向への荷重が加えられた場合、サディスプレイ32は、バンパー部材26に当接して操作部側筐体部2の筐体表面との当接が抑制されて、サディスプレイ32の傷付などをより抑制できる。
以上のように、本実施形態での携帯端末装置によれば、以下の効果がある。
操作部が配置される操作部側筐体部2のフロントケース2aに筐体表面よりも突出したバンパー部材26が配置され、クローズ状態において、ディスプレイ30が配置された表示部側筐体3のフロントケース3aのトリムプレート3cに形成された凹部34にバンパー部材26が挿嵌されるので、クローズ状態での両筐体2,3のズレを好適に抑制すことができ、外観上の美観を好適にすることができる。更には、バンパー部材26の突出先端部が凹部34に入り込むことにより、携帯電話装置1の筐体厚さ方向における小型化(薄型化)を図ることができる。
また、バンパー部材26は、連結部4に連結される筐体長手方向の一端側とは反対側の他端側に配置されるので、両筐体2,3のズレをより好適に抑制することができる。
また、バンパー部材26が、筐体幅方向に亘って延設されて、筐体幅方向の両端側で当接するので、表示部側筐体部3を好適に支持することができる。また、バンパー部材26が、筐体幅方向中央を挟んで対称に配設されているので、表示部側筐体部3をより好適に支持することができる。
また、バンパー部材26は、筐体幅方向両側で表示部側筐体を支持する部位が一体的に構成されているので、部品点数を削減でき安価に構成できるとともに、組付け作業を好適に行うことができる。
また、バンパー部材26は、筐体幅方向両端側が中央部よりも筐体外部に突出するように構成されているため、表示部側筐体部3を幅方向両端側で好適に支持することができ、ガタツキやズレを好適に抑制することができる。
また、表示部側筐体部3の背面側にサブディスプレイ32が配置される場合であっても、バンパー部材の幅方向中央部は低く形成されるので、ターンクローズ状態においてサブディスプレイ32が常時バンパー部材26に当接することが抑制され、サブディスプレイ32の傷付などを好適に抑制できる。
また、バンパー部材26は、クローズ状態のときに凹部34の筐体幅方向端面に当接されるので、筐体幅方向へのズレを好適に抑制することができる。
また、凹部34は、表示部側筐体部3のフロントケース3aに取り付けられるトリムプレート3cに形成されるので、フロントケース3aの構造を変更する必要が少なく、凹部34の簡素に形成することができる。
また、受話スピーカ35の音声出力孔31を凹部34内に形成したので、表示部側筐体部3の正面視のデザインを悪化させることなく、奥部34と音声出力孔31とを配設することができる。
次に、上述した実施形態の変形例について説明する。
上述した実施形態では、表示部側筐体部3のトリムプレート3cに凹部34が形成される構成としたが、本変形例では、トリムプレート3cに挿通孔34aが形成される構成となっている。この構成におけるクローズ状態での断面図を図13に示す。なお、操作部側筐体部2の構成は上述した実施形態の構成とほぼ同一となっている。
図13に示されるように、トリムプレート3cには、上述した実施形態での凹部34と同様に、操作部側筐体部2のフロントケース2aに配置されているバンパー部材26に対向する位置に、バンパー部材26に向けて開口する(言い換えれば、表示部側筐体部3のフロントケース(ケース部材)3aの外面を筐体外部へ露出させて、該フロントケース3aと筐体外部とを連通する)ように形成されており、このクローズ状態においてバンパー部材26の先端部が挿通される挿通孔34aが配設されている。この挿通孔34aは、バンパー部材26の形状に沿って、表示部側筐体部3の他端側に緩やかに湾曲して形成されている。また、挿通孔34aは、上述した実施形態における音声出力部31としても機能している。すなわち、トリムプレート3cの筐体他端側(長手方向他端側)には、幅方向(筐体短手方向)に延設されて、音声出力部としても機能する挿通孔34aが配設されている。
具体的には、表示部側筐体部3の正面部を形成するフロントケース3aにおける筐体長手方向の他端側の筐体内面に受話スピーカ35が配置されており、フロントケース3aには、受話スピーカ35に対向する位置に受話スピーカ35の音出力面と筐体外部とを連通して、受話スピーカ35から出力された音響を外部に出力するための音声出力孔31が形成されている。この音声出力孔31は、受話スピーカ35に対向するとともにクローズ状態でバンパー部材26に対向する位置に形成されている。そして、フロントケース3aの正面(図13における下面)に接着などによって固設されるトリムプレート3cは、クローズ状態でバンパー部材26に対向する位置にバンパー部材26の形状に沿って湾曲状に形成される挿通孔34aが形成されており、フロントケース3aに形成された音声出力孔31は挿通孔34aを介して筐体外部に露出される構成となっている。
図14は、図13における部分拡大断面図を示している。図13及び図14に示されるように、表示部側筐体部3のフロントケース3aには、挿通孔34aに対向する領域に筐体外部側に突出して形成される係合部3dが配置されている。そして、この係合部3dは、トリムプレート3cがフロントケース3aに結合された状態において、挿通孔34aに挿通されて係合することとなる。このように、トリムプレート3cの挿通孔34aに対向する領域に形成される係合部3dが挿通孔に係合する構成とされるため、トリムプレート3cのフロントケース3aへの取り付け時に、係合部3dが挿通孔34aに嵌挿されて、トリムプレート3cのフロントケース3aへの位置決めがなされて、トリムプレート3cのフロントケース3aへの取付作業性を向上させることができる。
なお、係合部3dは、その周縁部にさらに筐体外部側へ突出して形成される突起部3eが円周状に形成されており、クローズ状態でのバンパー部材26に対向する位置に周縁部に円周状に形成される突起部3eによって凹部3fが形成される構成とされている。よって、クローズ状態では、図13及び図14に示されるように、挿通孔34aに対向して配置されるバンパー部材26の先端部が挿通孔34aに挿嵌される係合部3dの凹部3fの底面に当接される。
バンパー部材26は、筐体幅方向の両端側に傾斜部26aが形成されており、図14に示すクローズ状態で傾斜部26aの傾斜面が突起部3eに対向して配置される。よって、図5に示されるクローズ状態であるときに、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との少なくとも一方に筐体幅方向(図14における左右方向)への応力が作用した場合、バンパー部材26の傾斜部26aが係合部3dの突起部3eに当接されることとなり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との筐体幅方向への相対変位が抑制されることとなり、両筐体2,3の幅方向におけるズレの発生を抑制することができる。
操作部側筐体部2のフロントケース2aには、バンパー部材26が配設される領域に筐体内部側に窪んで形成される溝形状の窪み部2dが配設され、この窪み部2dにバンパー部材26の底面部が挿嵌される。この窪み部2dは、筐体幅方向の両端部が筐体内部側にさらに窪んで形成されて、バンパー部材26の筐体幅方向両端部の底面とフロントケース2aとの間に空間部2eを形成して構成される。
バンパー部材26は、操作部側筐体部2のフロントケース2aに取り付けられた状態において、突出先端部が筐体幅方向全域に亘ってフロントケース2aの外面(筐体表面)よりも筐体外部側に突出するように形成されている。更に、バンパー部材26は、筐体外部側への突出量が筐体幅方向中央よりも筐体幅方向端部側で多くなるように形成されている。また、バンパー部材26は、筐体幅方向中央を挟んで対称となるように配設されている。
よって、クローズ状態においては、図13及び図14に示すように、バンパー部材26が表示部側筐体部3のトリムプレート3cに形成された挿通孔34aに挿嵌されるとともに、バンパー部材26の幅方向両端部のみが表示部側筐体部3のフロントケース3a(係合部3d)に当接する。よって、図13及び図14に示されるクローズ状態では、バンパー部材26の表示部側筐体部3への当接によって、表示部側筐体部3のトリムプレート3cと操作部側筐体部2のフロントケース2aとの間に空隙が確保されて、該トリムプレート3cとフロントケース2aとの当接が抑制されるので、当接による傷付きなどを抑制することができる。
さらに、図13及び図14に示すクローズ状態から、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との少なくとも一方に筐体厚さ方向(図13及び図14における上下方向)への外力が作用した場合、表示部側筐体部3に当接しているバンパー部材26の筐体幅方向の両端部が筐体厚さ方向などに弾性変形するとともに、バンパー部材26の筐体幅方向中央部が表示部側筐体部3に当接することとなり、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との筐体厚さ方向での互いに近づく方向への相対変位が規制されて、両筐体の間の該間隙が確保されて傷付きなどを好適に抑制することができる。
そして、フロントケース2aの窪み部2dには、筐体幅方向両端側でバンパー部材26との間に空間部2eが形成される構成であるため、バンパー部材26の筐体幅方向両端部が弾性変形によって空間部2eに変位されることとなり、バンパー部材26の弾性変形が好適に行える構成となっている。そして、バンパー部材26の空間部2eへの弾性変形によって、バンパー部材26による衝撃吸収が好適に行われることとなる。
また、図13及び図14に示されるクローズ状態では、バンパー部材26の筐体幅方向の両端側に、係合部3dの周縁部に配置されて凹部3fを形成する突起部3eが対向して配設されるため、携帯電話装置1の落下などによって操作部側筐体部2と表示部側筐体部3との少なくとも一方に筐体幅方向(図13及び図14の左右方向)の応力(衝撃)が作用した場合には、バンパー部材26は突起部3eへ当接し、トリムプレート3cの挿通孔34aの周縁部に当接することが抑制される。よって、いずれかの筐体に筐体幅方向の応力(衝撃)が加えられた場合であっても、係合部3d(突起部3e)の存在によりトリムプレート3cの挿通孔34aの周縁部に応力(衝撃)が作用することを抑制することができ、トリムプレート3cの破損(割れなど)を抑制することができる。
また、バンパー部材26の筐体幅方向両端部とフロントケース2aとの間に空間部2eを形成して、筐体幅方向への衝撃が作用した場合にバンパー部材26の両端部が空間部2eへ変位されるように、バンパー部材26の逃げ部を設けた構成としたため、筐体幅方向への衝撃が発生した場合にバンパー部材26がトリムプレート3cに当接することをより確実に抑制することができ、トリムプレート3cの破損などをより好適に抑制することができる。仮に、バンパー部材26の両端部がトリムプレート3cに当接したとしても、バンパー部材26の空間部2eへの変位によってバンパー部材26からトリムプレート3cに伝達される応力が軽減されて、トリムプレートの破損が抑制される。
なお、フロントケース3aに係合部3dを設けない構成(クローズ状態でバンパー部材26の筐体幅方向両端部がトリムプレート3cの挿通孔34aの周縁部に対向して配置される構成)とした場合であっても、同様にバンパー部材26の筐体幅方向両端部とフロントケース2aとの間に空間部2e(逃げ部)を形成する構成とすることにより、筐体に幅方向の衝撃が作用した場合にバンパー部材26の両端部が空間部2eへと変位されてトリムプレート3cに当接することを抑制でき、トリムプレート3cに衝撃(応力)が作用することを抑制でき、トリムプレート3cの破損を好適に抑制することができる。仮に、バンパー部材26の両端部がトリムプレート3cに当接したとしても、バンパー部材26の空間部2eへの変位によってバンパー部材26からトリムプレート3cに伝達される応力が軽減されて、トリムプレートの破損が抑制される。
なお、図7に示されるターンクローズ状態においても、バンパー部材26は、図12に示される上述した実施形態と同様に表示部側筐体部3の背面側を支持することができる。
以上のように、本変形例では、カバー部材としてのトリムプレート3cが、突出部としてのバンパー部材26に対応した位置に、ケース部材としての表示部側筐体部3のフロントケース3aと筐体外部とを連通して、クローズ状態でバンパー部材26の先端部が挿通される挿通孔34aを形成して構成される。
上述した実施形態では、凹部34としてトリムプレート3cに溝が形成される構成であるが、凹部としての溝(窪み)を切削加工にて形成する際には強度的な問題から0.3mm程度が限界となって凹部の深さが浅くなる。よって、上述した実施形態では、クローズ状態(図5参照)及びターンクローズ状態(図7参照)での筐体厚さを略同一にしようとすると、表示部側筐体部3の背面部に丸み(R形状)を持たせた形状とすることが難しくなりデザイン的な制約が生じる。
これに対して、本変形例では、トリムプレート3cにバンパー部材26が挿通される挿通孔34aを形成した構成としたので、上述した実施形態(凹部34)に対してバンパー部材26の表示部側筐体部3への挿嵌度合いをより高めることができ、表示部側筐体部3の背面部に丸みを持たせた形状としてもクローズ状態及びターンクローズ状態での筐体厚さを略同一にすることが可能となり、デザイン的に良好な形状とすることができる。
また、本変形例では、トリムプレート3cに挿通孔34aを形成する構成としたことにより、トリムプレート3cが表示部側筐体部3の長手方向他端まで配置される構成とすることができ、トリムプレート3cのフロントケース3aへの取付領域(接着面積)を拡大して、トリムプレート3cの取付強度を高めることができ、落下時などにLCD WINDOWが外れることを抑制することができる。また、取付領域の拡大によって、ディスプレイ30の表示領域を拡大することができ、表示画面の大型化が可能となる。
なお、トリムプレート3cを構成するアクリルなどの樹脂部材は、射出成形よりも切削加工により形成される方が強度を高くすることができるため、上述した実施形態及び本変形例では、トリムプレート3cは切削加工により形成されており、挿通孔34aも切削加工によって形成されているが、射出成形によってトリムプレート3c及び凹部34又は挿通孔34aを形成するように構成されても良い。
また、本変形例では、表示部側筐体部3のフロントケース3aには挿通孔34aに挿嵌されてトリムプレートと係合される係合部3dが配設される構成となっており、この係合部3dの挿通孔34aへの係合(挿嵌)によって、トリムプレート3cのフロントケース3aへの取り付けを容易に行うことができる。さらに、バンパー部材26は、フロントケース3aに形成された係合部3dに当接するとともに、この係合部3dの筐体幅方向両端側に突起部3eが配設される構成であるため、バンパー部材26が挿通孔34aを形成するトリムプレート3cのエッジ部に当接することが抑制され、両者が擦れたりバンパー部材26が削れたりすることを抑制することができる。
なお、本発明における携帯端末装置は、上述した実施形態及び変形例の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、携帯端末装置として、携帯電話装置1を一例として説明したが、携帯電話装置に限定されることなく、電子手帳やPDA(Personal Digital Assistants)やPC(Personal Computer)などの携帯端末装置にも適用可能である。
また、表示部側筐体部3の筐体幅方向両端側を支持するバンパー部材26を筐体幅方向に延設されて一体的に形成される構成としたが、筐体幅方向両端側を支持するバンパー部材26を筐体幅方向で分割して複数配置するような構成としてもよい。また、表示部側筐体部3に複数個所で当接して支持する構成でなくとも、筐体幅方向中央部のように少なくとも1箇所に当接させて支持するように構成してもよい。
また、バンパー部材26の配置は、筐体長手方向他端側に限定されることなく、筐体長手方向一端側であってもよい。
更には、表示部側筐体部3の背面部(リアケース3b)にもバンパー部材26に対向する位置に凹部を配設するように構成してもよい。ただし、表示部側筐体部3の背面部が露出される状態での使用頻度が高いため、表示部側筐体部3の正面部(トリムプレート3c)にのみ凹部を配設するのが好ましい。なお、上述した実施形態では、凹部34をフロントケース3aの前面全体を被覆するトリムプレート3cに形成する構成としたが、フロントケース3aのようにトリムプレート3c以外の部位に形成するように構成してもよい。
本発明に係る携帯電話装置の開いた状態における正面図である。 本発明に係る携帯電話装置の開いた状態における側面図である。 本発明に係る携帯電話装置の開いた状態における背面図である。 本発明に係る携帯電話装置の開いた状態における斜視図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(クーズ状態)における平面図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部を、連結部の回動軸を中心にして180°回動した状態(ターン状態)における斜視図である。 図6に示す表示部側筐体部を、連結部の開閉軸を中心に閉回転し、閉じた状態(ターンクローズ状態)における斜視図である。 本発明に係る携帯電話装置の操作部側筐体部に内蔵される部材の分解斜視図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部に内蔵される部材の分解斜視図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(クーズ状態)における断面図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(クーズ状態)における要部拡大断面図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(ターンクローズ状態)における断面図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(クローズ状態)における断面図である。 本発明に係る携帯電話装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(クローズ状態)における要部拡大断面図である。
符号の説明
1 携帯電話装置(携帯端末装置)、2 操作部側筐体部、2a,3a フロントパネル、2b,3b リアパネル、3 表示部側筐体部、3c トリムプレート、3d 係合部、3e 突起部、4 連結部、11 操作キー群(操作部)、12 音声入力部、26 バンパー部材(突出部)、30 ディスプレイ、31 音声出力部、32 サブディスプレイ、34 凹部、34a 挿通孔、35 受話スピーカ

Claims (11)

  1. 正面部に表示部が配置された第1筐体と、
    正面部に操作部が配置された第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結機構と、を備え、
    前記連結機構は、前記第1筐体の正面部が前記第2筐体の正面部に対向される第1状態、前記第1筐体の背面部が前記第2筐体の正面部に対向される第2状態、及び前記第1筐体の正面部と前記第2筐体の正面部とが露出される第3状態の何れかの状態に遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結し、
    前記第2筐体は、正面部に筐体表面よりも突出して配置されて、前記第1状態のときに前記第1筐体の正面部に当接されるとともに前記第2状態のときに前記第1筐体の背面部に当接される突出部が配設され、
    前記突出部は、前記第2筐体の短手方向に延設されるとともに、短手方向中央部よりも短手方向端部側がそれぞれ突出して形成されている
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 正面部に表示部が配置された第1筐体と、
    正面部に操作部が配置された第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを連結する連結機構と、を備え、
    前記連結機構は、前記第1筐体の正面部が前記第2筐体の正面部に対向される第1状態、前記第1筐体の背面部が前記第2筐体の正面部に対向される第2状態、及び前記第1筐体の正面部と前記第2筐体の正面部とが露出される第3状態の何れかの状態に遷移可能に前記第1筐体と前記第2筐体とを連結し、
    前記第2筐体は、正面部に筐体表面よりも突出して配置されて、前記第1状態のときに前記第1筐体の正面部に当接されるとともに前記第2状態のときに前記第1筐体の背面部に当接される突出部が配設され、
    前記突出部は、前記第2筐体の短手方向に延設されるとともに、前記連結機構と反対側に膨らむように湾曲して形成され、
    前記第1筐体は、背面部に前記第2状態で前記突出部の前記短手方向中央部に対向する位置に第2表示部が配設されている
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記第1筐体は、背面部に前記第2状態で前記突出部の前記短手方向中央部に対向する位置に第2表示部が配設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記連結機構は、前記第1筐体の長手方向一端側と前記第2筐体の長手方向一端側とを連結し、
    前記突出部は、前記第2筐体の前記長手方他端側に配設される
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記突出部は、前記第2筐体の前記短手方向中央を挟んで対称となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  6. 前記突出部は、一体的に構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  7. 前記第1筐体は、前記第1状態での前記突出部に対向する位置に前記突出部が挿嵌される凹部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  8. 前記突出部は、前記第1状態のときに前記凹部の前記短手方向端面に当接される
    ことを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置。
  9. 前記第1筐体は、受話スピーカが配置され、前記正面部に前記受話スピーカの音声出力孔が形成され、
    前記受話スピーカの音声出力孔は、前記凹部内に形成されている
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の携帯端末装置。
  10. 前記第1筐体は、前記正面部に前記表示部をカバーするカバー部材が配設され、
    前記凹部は、前記カバー部材に形成される
    ことを特徴とする請求項7乃至9の何れか1項に記載の携帯端末装置。
  11. 前記第1筐体は、前記カバー部材と前記カバー部材が取り付けられるケース部材とを有して構成され、
    前記カバー部材に形成される前記凹部は、前記第1筐体の外部と前記ケース部材と連通する挿通孔を有して形成され、
    前記ケース部材は、前記挿通孔に対向した位置に配置されて、前記カバー部材が取り付けられたときに前記挿通孔に挿通されて前記挿通孔に係合する係合部を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の携帯端末装置。
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