JP5073390B2 - 冷却装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却装置および画像形成装置に関するものである。
従来から、例えば、パーソナルコンピュータにおけるCPU、画像形成装置における定着装置などの装置内の発熱体を冷却する冷却装置が知られている。
冷却装置としては、特許文献1〜3に記載のように、液体を循環させて発熱体を冷却する液冷方式がある。具体的には冷却部と発熱体との間で水などの液体を循環させるための冷却管を設け、冷却管内の液体を、ポンプなど用いて循環させる。冷却部で冷却された液体は、冷却管内を発熱体へ向けて流れ、冷却された冷却管内の液体が発熱体の熱を奪って発熱体を冷却する。発熱体によって加熱された冷却管内の液体は、冷却部へ流れ、冷却部の放熱手段などによって液体の熱が放熱されて冷却される。そして、冷却された冷却管内の液体は、再びポンプによって発熱体へ向けて送られる。
また、特許文献4には、外管内に内管を配置した2重管構造にして、内管に冷却部で冷却させた液体を流通させ、外管に気体を流通させる冷却装置が記載されている。このように、構成することで、外管に流通させる気体によって、内管の冷却液を断熱することができ、冷却部で冷却された液体が、発熱体へ移動するまでの間に装置内の熱の影響を受けて加熱されることを抑制することができ、冷却効率の低下を抑制することができる。
特開平5−335454号公報 特開平6−97338号公報 特開2001−350357号公報 特開2006−3028号公報
近年、装置の小型化を図るために、装置内に管を通すだけの十分なスペースを確保するのが難しくなってきており、部材と部材との間などの限られたスペースに管を配置している。このため、管を急角度に屈曲させたりする必要が生じ、外管(断熱管)がつぶれてしまうという問題があった。外管がつぶれてしまうと、つぶれた箇所の外管(断熱管)内周面と内管(冷却管)外周面と間の隙間が狭まってしまい、断熱効果が低下してしまう。
本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、外管のつぶれを防止して、断熱効果の低下を抑制することのできる冷却装置、画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、装置内の発熱体を冷却するための液体を冷却する冷却部と、前記発熱体と前記冷却部との間で前記液体循環させるための冷却管と、前記冷却管を内部に配置し空気を流通させて、前記冷却管を断熱する断熱管とを備えた冷却装置において、前記断熱管内の少なくとも屈曲部分に、前記断熱管のつぶれを防止するつぶれ防止部材と、前記断熱管に前記断熱管内を流通した空気を前記装置内に送風するための送風口とを設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の冷却装置において、前記つぶれ防止部材として、コイル部材を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の冷却装置において、前記つぶれ防止部材に、前記冷却管を保持する保持部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかひとつの冷却装置において、前記つぶれ防止部材の少なくとも一方の端部の外径を前記冷却管の内径よりも大きくし、かつ、前記つぶれ防止部材の他の部分の外径を、前記冷却管の内径よりも小さくしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかひとつの冷却装置において、前記冷却管内の少なくとも屈曲部分に、前記冷却管のつぶれを防止する冷却管つぶれ防止部材を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかひとつの冷却装置において、前記冷却管内の液体の温度に基づいて、前記断熱管への流体の流通を制御することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の冷却装置において、前記冷却管の前記冷却部の出口と、前記液体が発熱体から熱を受ける受熱部の入口とに温度センサを設け、これら温度センサの検知結果に基づいて、前記断熱管への流体の流通を制御することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の冷却装置において、前記冷却部の出口の液体の温度と受熱部の入口の液体の温度との差が動作開始設定値を越えた場合に、前記断熱管に流体を流通させて前記冷却管を断熱し、前記温度センサの値が動作設定値から所定の値まで低下したら、前記断熱管への流体の流通を停止することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1乃至8いずれかの冷却装置において、前記送風口または、前記送風口近傍に温度センサを設け、前記温度センサの値が動作設定値を越えたら、前記断熱管へ空気を送り、前記温度センサの値が動作設定値から所定の値まで低下したら、前記断熱管への空気の流入を停止することを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至いずれかひとつの冷却装置において、前記断熱管に前記装置内の空気を吸引するための吸引口を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項10の冷却装置において、前記吸引口または、前記吸引口近傍に湿度センサあるいはガスセンサを設け、設定温湿度あるいは設定ガス濃度を越えたら、前記装置内の空気を吸引し、設定温湿度あるいは設定ガス濃度から所定の値まで低下したら、前記装置内の空気の吸引を停止することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1乃至11いずれかの冷却装置を備えた画像形成装置。
また、請求項13の発明は、請求項12の画像形成装置において、前記画像形成装置が、電子写真複写機であることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、請求項12の画像形成装置において、前記画像形成装置が、レーザービームプリンタであることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、請求項12の画像形成装置において、前記画像形成装置が、ファクシミリであることを特徴とするものである。
本発明によれば、断熱管内の少なくとも屈曲部分に設けたつぶれ防止部材が、断熱管のつぶれを防止するので、断熱管の内周面と冷却管の外周面との距離が狭まって、断熱効果が低下するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用する画像形成装置としての複写機の一例を示す概略構成図である。
図1において、符号100は複写機本体であり、符号200はそれを載せる給紙テーブルであり、符号300は複写機本体100上に取り付けるスキャナであり、符号400はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)である。この複写機は、タンデム型で中間転写(間接転写)方式を採用する電子写真複写機である。
複写機本体100には、その中央に、像担持体としての中間転写体である中間転写ベルト10が設けられている。この中間転写ベルト10は、3つの支持回転体としての支持ローラ14,15,16に掛け渡されており、図中時計回り方向に回転移動する。これらの3つの支持ローラのうちの第2支持ローラ15の図中左側には、トナー像の転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーニング装置17が設けられている。また、3つの支持ローラのうちの第1支持ローラ14と第2支持ローラ15との間に張り渡したベルト部分には、そのベルト移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成部18が並べて配置されたタンデム画像形成部20が対向配置されている。本実施形態においては、第3支持ローラ16を駆動ローラとしている。また、タンデム画像形成部20の上方には、潜像形成手段としての露光装置21が設けられている。
また、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20の反対側には、第2の転写手段としての2次転写装置22が設けられている。この2次転写装置22においては、2つのローラ23間に記録材搬送部材としての2次転写ベルト24が掛け渡されている。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10を介して第3支持ローラ16に押し当てられるように設けられている。この2次転写装置22により、中間転写ベルト10上のトナー像を記録材であるシートに転写する。また、この2次転写装置22の図中左方には、シート上に転写されたトナー像を定着するための定着手段としての定着装置25が設けられている。この定着装置25は、内部に熱源を備えた加熱ローラ26に加圧ローラ27が押し当てられた構成となっている。上述した2次転写装置22には、トナー像の転写後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送機能も備わっている。もちろん、2次転写装置22として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて持たせることが難しくなる。また、本実施形態では、このような2次転写装置22および定着装置25の下に、上述したタンデム画像形成部20と平行に、シートの両面にトナー像を記録すべくシートを反転するシート反転装置28も設けられている。
上記複写機を用いてコピーをとるときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さえる。その後、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動する。他方、コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動する。次いで、第1走行体33および第2走行体34を走行する。そして、第1走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
この原稿読取りに並行して、図示しない駆動モータで駆動ローラ16を回転駆動させる。これにより、中間転写ベルト10が図中時計回り方向に移動するとともに、この移動に伴って残り2つの支持ローラ(従動ローラ)14,15が連れ回り回転する。また、これと同時に、個々の画像形成部18において潜像担持体としての感光体ドラム40Y,40M,40C,40Kを回転させ、各感光体ドラム上に、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の色別情報を用いてそれぞれ露光現像し、単色のトナー像(顕像)を形成する。そして、各感光体ドラム40Y,40M,40C,40K上のトナー像を中間転写ベルト10上に互いに重なり合うように順次転写して、中間転写ベルト10上に合成トナー像を形成する。
このようなトナー像形成に並行して、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成トナー像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート上にトナー像を転写する。トナー像転写後のシートは、2次転写ベルト24で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱と圧力とを加えてトナー像を定着して後、カール矯正装置70を通過する。カール矯正装置70を通過したシートは、切換爪55で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
なお、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去のためにバイアスを印加することも可能である。
この複写機を用いて、黒のモノクロコピーをとることもできる。その場合には、図示しない手段により、中間転写ベルト10を感光体ドラム40Y,40M,40Cから離れるようにする。これらの感光体ドラム40Y,40M,40Cは、一時的に駆動を止めておく。黒用の感光体ドラム40Kのみが中間転写ベルト10に接触させ、画像の形成と転写を行う。
また、本実施形態においては、上述したタンデム画像形成部20、中間転写ベルト10、2次転写装置22等によりトナー像形成手段が構成されている。
次に、本実施形態の特徴点である冷却装置について説明する。
複写機内には、定着装置25やスキャナ300、電源装置、露光装置21、現像装置など、稼動時に熱を発生する部材やユニットが多く設置されている。特に、定着装置25は、内部にあるハロゲンランプや抵抗加熱ヒータによって、シリコンゴム等で作られた定着ローラを180℃程度の温度に加熱し、トナーを紙に融着させるものであり、積極的に熱を利用するプロセスであるため、稼動時に高温になる。一方で、熱を発生する部材の周辺には、感光体ドラム40Y〜Cや現像装置などの熱を嫌う部材がある。これは、温度の高い雰囲気下では感光体ドラムや現像装置内のトナー等の特性が変化して良好な画像が得られなくなるため、感光体ドラム40Y〜Cや現像装置周囲の熱を発生する部材を、冷却しなければならない。
図2は、装置内の熱を発生する部材を冷却する冷却装置80の概略斜視図であり、図3は、冷却装置80の概略構成図である。
図に示すように、冷却装置80は、装置内の定着装置25やスキャナ300、電源装置、露光装置21、現像装置などの発熱体たる発熱部材Xを冷却するための液体を冷却する冷却部81と、発熱部材Xと接触して、液体が発熱体から熱を受ける受熱部82と、液体を受熱部82と冷却部81との間で循環させるための冷却管83と、液体を管路内で循環させるための冷却ポンプ84とを有している。
冷却管83内には、水などの冷却液が充填されており、冷却部81で冷却された冷却液は、冷却ポンプ84によって冷却管83内を通って受熱部82へと送られる。受熱部82に送られた冷却管83内の冷却液は、受熱部82で発熱部材Xから熱を奪って加熱される。受熱部82で加熱された冷却液は、冷却部81へと移動し、冷却部81で冷却液の熱が放出されて冷却液が冷却される。そして、再び冷却ポンプ84によって受熱部82へ搬送される。
冷却管83は、図4(a)に示すように、冷却管83よりも大径で冷却管83を断熱するための断熱管85内に配置されている。また、図4(b)に示すように、径が最も小さい内管を冷却管83として、その他の管を断熱管85a、85bとしてもよい。
断熱管85は、エアポンプ92と接続されており、エアポンプ92から断熱管85へ外気が送風される。
図3に示すように、冷却管83に充填された冷却液は、冷却ポンプ84によって冷却管83内を通って受熱部82へと送られる。このとき、エアポンプ92によって断熱管85内に吸引された空気(外気)によって、装置内のその他の発熱部材からの熱を断熱して、冷却ポンプ84から受熱部82へ冷却液が移動する間の冷却液の加熱を抑制することができる。これにより、効率よく発熱部材を冷却することができる。
受熱部82に送られた冷却管83内の冷却液は、受熱部82で冷却部材Xから熱を奪って加熱される。受熱部82で加熱された冷却液は、装置本体内の雰囲気温度よりも熱くなっているが、断熱管内の空気によって断熱して、冷却液の熱が装置内に放出されるのを抑制することができる。冷却液などによって加熱された断熱管85内の空気は、装置外部へ排気され、冷却管内の冷却液は、冷却部81で冷却される。
従来の画像形成装置は比較的筐体も大きな設計が可能であったが、最近では省スペース化のため、小型化でありながら、しかも性能上は高速化でかつフルカラー化も要求されるなど、従来よりも多機能であるにも拘わらず、筐体の大きさは小さくなっている。 そのため、装置内に組み込まれる各種ユニットや部材は小型化されるとともに、ユニットが高密度に配置されるため、発熱する部材を冷却するための管路の配置スペース確保が困難となり、管路を急角度に屈曲させるなどして配置させる必要が生じてきた。
しかしながら、管路を急角度に屈曲させたりすると、外管である断熱管85が屈曲部で潰れてしまい、つぶれた箇所の断熱管85内周面と冷却管83外周面と間の隙間が狭まってしまい、断熱効果が低下してしまう。
そこで、本実施形態の冷却装置においては、断熱管85内の少なくとも屈曲部分に、断熱管85のつぶれを防止するつぶれ防止部材を設けて、断熱管85のつぶれを防止している。以下に、具体的に説明する。
図5の(a)〜(d)は、冷却装置80におけるそれぞれ異なる位置における管の断面図である。外管である断熱管85内には、断熱管85の屈曲部における潰れを防止するための外管コイル部材851が設けられており、内管である冷却管83内には、冷却管83の屈曲部における潰れを防止するための内管コイル部材831が設けられている。外管コイル部材851の外径φD´は、一端部の固定部を除いて、断熱管85(外管)の内径φC´よりも小さくなっており、図8(c)に示す、外管コイル部材851の一端部の固定部の外径φD´は、断熱管85の内径φC´以上となっている。
内管コイル部材831の外径φDは、一端部の固定部を除いて、冷却管(内管)83の内径φCよりも小さくなっており、図5(c)に示す、内管コイル部材831の一端部の固定部の外径φDは、冷却管(内管)83の内径φC以上となっている。
図5(b)〜(d)に示すように、外管コイル部材851には、冷却管(内管)83を保持する保持部851aが設けられている。この保持部851aは、外管コイル部材851の他の部分に比べて、内径φEが小さくなっている。このように、外管コイル部材851によって冷却管83(内管)を保持することで、断熱管(外管)85内で冷却管(内管)83に片寄りが生じることなく、断熱管(外管)85で冷却管(内管)83の断熱を良好に行うことができる。また、図8(c)に示すように、外管コイル部材851の一端部における保持部851aの内径φEは、冷却管(内管)83の外径φFよりも小さくなっており、その他の保持部851aの内径φEは、冷却管(内管)83の外径φFよりも小さくなっている。このように構成することで、外管コイル部材851の保持部851aに冷却管(内管)83を容易に挿入することができ、組み立て性を向上させることができる。
このように、断熱管85内に外管コイル部材851を挿入することで、図6に示すように、断熱管85を屈曲させても外管コイル部材851によって断熱管85が潰れるのを防止することができる。これにより、断熱管85の屈曲部で断熱管85の内周面と冷却管83の内周面との距離が狭まって断熱効率が低下するのを抑制することができる。また、断熱管85内に流通する外気が、屈曲部で流れにくくなるのを抑制することができる。
また、内管である冷却管83内に、冷却管83の屈曲部における潰れを防止するための内管コイル部材831を設けることで、冷却管83の潰れを防止することができ、冷却管83の屈曲部で冷却液の流れが悪くなることを防止することができる。
また、図7に示すように、断熱管端部から外管コイル部材端部までの距離Bは、ポンプ接合部92bおよび受熱部接合部82bの接合部長さA以上にすることで、コイル部材851の端部と接合部92bおよび受熱部接合部82bの端部とが当接することがなく好ましい。
また、本実施形態においては、図5(b)、(d)からわかるように、内管コイル部材831は、管路の屈曲部位に断続的に設け、外管コイル部材851は、冷却管83に片寄りが生じないように、複数箇所で保持する必要があるため、管路内に連続的に設けている。もちろん、外管コイル部材851を図2に示す屈曲部A〜Hに設けてあればよい。また、コイル部材831、851の断面形状は、円形状でなく四角形状であってもよい。また、コイル部材831、851のねじれ方向もばらばらでもよい。
また、図3に示すように、冷却管83の冷却ポンプ84の出口付近および受熱部82の入口付近にそれぞれ温度センサ91、93を設けて、温度センサ91、93の検知結果に基づいて、断熱管85に外気を送風してもよい。
具体的には、受熱部入口付近に配置された温度センサ93の検知温度T2、ポンプ出口付近に配置された温度センサ91の検知温度T1から、冷却ポンプ84から受熱部82に到るまでの冷却液の温度上昇(T2−T1)を検出する。冷却液の温度上昇(T2−T1)が発熱部材の冷却効果に影響のある温度上昇値t(例えば、受熱部入口付近の温度が、ポンプの温度に対して20%上昇)となった場合は、エアポンプ92の駆動を開始して、断熱管85に流れ込む外気によって、冷却管内の液体の冷却と、装置内のその他の発熱部材からの断熱を行って、冷却ポンプ84から受熱部82に到るまでの冷却液の温度上昇を防止する。そして、冷却ポンプ84から受熱部82に到るまでの冷却液の温度上昇(T2−T1)が、発熱部材の冷却効果に影響のある温度上昇値tから、α分低下したら、エアポンプの動作を停止する。また、α=tとして、温度上昇(T2−T1)が0となるまで、エアポンプ92を動作させてもよい。
また、受熱部入口付近に配置された温度センサ93の検知温度T2の温度検知結果に基づいて、エアポンプ92の動作を制御してもよい。この場合、温度センサ93の温度検知結果が、発熱部材の冷却効果に影響のある温度t1となったら、エアポンプ92を駆動させて、温度センサ93の検知温度T2が所定温度t2まで下がるまで、エアポンプを駆動させる。
このように、発熱部材の冷却効果に影響のある温度上昇(温度)となったときにのみエアポンプ92を動作させることで、装置の低電力化、低騒音化を実現することができる。
また、上述では、断熱管85に空気(外気)を流通させているが、断熱管85に水などの冷却液を流通させて冷却管83を断熱してもよい。
次に、冷却装置80の変形例について、説明する。
[変形例1]
まず、変形例1について説明する。
定着後の紙から発生する水蒸気によって、複写機内に結露が生じる。また、作像回りで発生するオゾンなどのガスによって感光体ドラムが劣化するなどの不具合が発生するため、複写機内のオゾンなどのガスや水蒸気などを装置内に排気する必要がある。しかし、冷却管83の経路とは別に複写機内のオゾンなどのガスや水蒸気などを吸引して排気する吸引管の経路を設けた場合、冷却管83を通すための空間とは別に吸引管を通すための空間を複写機に設ける必要があり、装置が大型化してしまう。
そこで、変形例1においては、断熱管85に吸引口を設けて、この吸引口で装置本体内の水蒸気やガスを吸引するようにして、冷却管の経路と吸引管の経路とを同じにしたものである。
図8は、変形例1の冷却装置80の概略構成図である。
図に示すように断熱管85のオゾンなどのガスや水蒸気などが発生する危惧がある箇所に吸引口85aを設ける。また、排気側には、吸引手段としてエアポンプ95を設ける。エアポンプ95によって吸引管86内の空気を吸引することによって、吸引口85aから複写機内の空気をオゾンなどのガスや水蒸気とともに吸引し、排気する。また、エアポンプ95で外気を断熱管86へ吸引することで、断熱管86内を外気が流通し、冷却管83を断熱することができる。
このように、変形例1においては、断熱管85を用いて、装置本体内のオゾンなどのガスや水蒸気などを吸引するように構成したので、吸引管と吸引装置とを別に備えるものに比べて、装置の小型化を図ることができるとともに、装置のコストダウンを図ることができる。
また、図8に示すように、吸引口85aや、複写機内の特定の部位に温湿度センサ97や、ガス(オゾン)濃度センサ98を設けて、温湿度センサ97およびガス濃度センサ98の検知結果に基づいて、エアポンプ95の駆動を制御してもよい。
具体的には、温湿度センサ97の検知した湿度の値tbが、設定値Tb1(例えば、80%)以上となったら、エアポンプ95の駆動を開始して、装置内の空気を吸引口から吸引して装置外へ排気する。そして、温湿度センサの湿度の値tbが、所定値αb下がって湿度が設定下限値tb2以下となったら(例えば、50%)エアポンプ95による吸引を停止する。
また、ガス濃度センサ98の濃度値tcが、所定値Tc1となったら、エアポンプ95の駆動を開始して、装置内の空気を吸引口85aから吸引して装置外へ排気する。そして、ガス濃度センサの濃度値tcが、所定値αc下がってガス濃度が設定下限値tc2以下となったらエアポンプ95による吸引を停止する。
ガス濃度センサ98と温湿度センサ97との両方を設けた場合は、ガス濃度センサ98の濃度値tcが、所定値Tc1以上となったとき、あるいは、湿度の値tbが、設定値Tb1(例えば、80%)以上となったときにエアポンプ95の駆動を開始する。そして、ガス濃度値tcが設定下限値Tc2以下でかつ湿度の値tbが設定下限値Tb2以下となったらエアポンプ95を停止する。
また、ガス濃度センサ98、温湿度センサ97を断熱管85のエアポンプ95入口付近に配置してもよい。
また、冷却管83の冷却ポンプ84の出口付近および受熱部82の入口付近にそれぞれ温度センサ91、93を設けて、温度センサ91、93の検知結果も、エアポンプ95の制御に用いてもよい。この場合は、温度上昇(T2−T1)、湿度tb、濃度値tcのいずれか一つが設定値以上となったら、エアポンプの駆動を開始して、温度上昇(T2−T1)、湿度tb、濃度値tcの全てが下限設定値以下となったら、エアポンプの駆動を停止する。
[変形例2]
次に、変形例2について説明する。
変形例2は、断熱管85に送風口を設けて、装置内の温度上昇が危惧される部位に外気を送風する送風するように構成したものである。
図9は、変形例3の冷却装置80の概略構成図である。
この変形例3の冷却装置80は、図9に示すように送風口87aを備えた第1断熱管87と、吸引口86aを備えた第2断熱管86とを備えている。第1断熱管87が、冷却管83の冷却ポンプ84から受熱部82を越えて、受熱部82と冷却部81との間まで延在している。第1断熱管87の一方の端部は、第1断熱管87に外気を送り込む第1エアポンプ92に接続されており、他方の端部は、装置内の温度上昇が危惧される箇所で開口する送風口87aを形成している。
また、第2断熱管86が、第1断熱管87の送風口87aよりも冷却液移動方向下流側から冷却部81にまで延びている。第2断熱管86の一方の端部は、第1断熱管87の空気を吸引する吸引手段たる第2エアポンプ95に接続されており、他端は装置内のオゾンなどのガスや水蒸気などが発生する危惧がある箇所で開口する吸引口86aを形成している。
また、図10に示すように、第1断熱管87の他端をゴム部材などの栓部材99で塞いで、第1断熱管87の外周面の装置内の温度上昇が危惧される箇所に送風穴87aを設けてもよい。また、第2断熱管86の他端をゴム部材などの栓部材99で塞いで、第2断熱管86の外周面の装置内のオゾンなどのガスや水蒸気などが発生する危惧がある箇所に吸引穴86aを設けてもよい。
この変形例2の冷却装置80においては、第1エアポンプ92によって第1断熱管87に送風された外気によって、冷却ポンプ84から受熱部82までの冷却管83内の冷却液を断熱する。また、第1断熱管87に設けられた送風口87aから装置内の温度上昇が危惧される部位に第1断熱管87内の空気を送風することによって、装置内の温度を下げることができ、感光体ドラムの特性変化やトナーの特性変化をより一層抑制することができる。また、第2エアポンプ95によって、第2断熱管86の吸引口86aから吸引した装置内の空気によって冷却管83内の受熱部で加熱された冷却液を断熱して、冷却液の熱が装置内に放出されるのを抑制することができる。また、第2エアポンプ95によって、断熱管86の吸引口86aからオゾンなどのガスや水蒸気などを吸引して、排気するので、装置内の部品に結露が生じたり、感光体ドラムなどがオゾンなどのガスによって劣化したりするのを抑制することができる。
また、送風口87aや、複写機内の特定の部位に温度センサ90を設けて、温度センサ90の検知結果に基づいて、エアポンプ92の駆動を制御してもよい。
具体的には、温度センサ90の検知した温度の値tdが、設定値Td1以上となったら、エアポンプ92の駆動を開始して、第1断熱管87に外気を送風し、装置内に外気を送り込んで、装置内を冷却する。そして、温度センサ90の温度の値tdが、所定値αd下がって温度が設定下限値td2以下となったらエアポンプ92による外気の取り込みを停止する。このように構成することで、複写機内の温度が高くなったときにのみエアポンプ92を動作させることで、装置の低電力化、低騒音化を実現することができる。
また、上述同様、冷却管83の冷却ポンプ84の出口付近および受熱部82の入口付近にそれぞれ温度センサ91、93を設けて、温度センサ91、93の検知結果も、エアポンプ92の制御に用いてもよい。この場合は、温度上昇(T2−T1)、温度tdのいずれか一つが設定値以上となったら、エアポンプ92の駆動を開始して、温度上昇(T2−T1)、温度tdの全てが下限設定値以下となったら、エアポンプ92の駆動を停止する。
また、変形例2同様、吸引口86aや、複写機内の特定の部位に温湿度センサ97や、ガス(オゾン)濃度センサ98を設けて、温湿度センサ97およびガス濃度センサ98の検知結果に基づいて、エアポンプ95の駆動を制御してもよい。
また、エアポンプ92、95の駆動を次のようにして制御してもよい。すなわち、温度センサ90の検知した温度の値td、ガス濃度センサ98の濃度値tc、温湿度センサ97の検知した湿度の値tbのいずれかひとつが設定値以上となったら、エアポンプ92の駆動を開始して、装置本体内に外気を送風するとともに、エアポンプ95の駆動を開始して、装置本体内の空気を外気へ排気する。そして、温度td、湿度tb、ガス濃度tcの全てが下限設定値以下となったら、エアポンプ92、95の駆動を停止する。
なお、以上の説明では、本発明の冷却装置を画像形成装置に適用した例について説明したが、パーソナルコンピュータのCPUなどを冷却する冷却装置にも本発明を適用することができる。また、上述においては、電子写真複写機に本発明の冷却装置を適用した例について説明したが、レーザープリンタやファクシミリなど画像形成装置にも本発明を適用することができる。
以上、本実施形態の冷却装置によれば、装置内の発熱体を冷却するための液体を冷却する冷却部81と、液体を発熱体たる発熱部材Xと冷却部81との間で循環させるための冷却管83と、冷却管83を内部に配置し流体を流通させて、冷却管83を断熱する断熱管85とを備えている。装置内の発熱体を冷却するための液体を冷却する冷却部81と、液体を発熱体たる発熱部材Xと冷却部81との間で循環させるための冷却管83とを備えている。そして、断熱管内85の少なくとも屈曲部分に、断熱管83のつぶれを防止するつぶれ防止部材を設けている。このように構成することで、屈曲部分で断熱管85が潰れるのを防止することができ、断熱管85の内周面と冷却管83の外周面との距離が狭まって、断熱効果が低下するのを抑制することができる。また、断熱管内の流体たる外気の流れが低下するのを抑制することができる。
また、つぶれ防止部材として、外管コイル部材851を用いることで、断熱管85を容易に屈曲することができるとともに、屈曲部における断熱管85のつぶれを防止することができる。
また、外管コイル部材851に、冷却管83を保持する保持部を設けた。このように構成することによって、冷却管83が断熱管85内で片寄ることを抑制することができ、断熱効果が低下するのを抑制することができる。
また、つぶれ防止部材たる外管コイル部材851の少なくとも一方の端部の外径φD´を断熱管85の内径φC´よりも大きくした固定部とし、外管コイル部材851の他の部分の外径φD´を、断熱管85の内径φC´よりも小さくしている。これにより、外管コイル部材851を固定部と反対側の端部から断熱管85内へ挿入することで、外管コイル部材851を断熱管85内に容易に挿入することができる。また、外管コイル部材851の少なくとも一方の端部の外径φD´を断熱管85の内径φC´よりも大きくした固定部によって、断熱管85内の所定の位置に外管コイル部材851を固定することができる。
また、冷却管83内の少なくとも屈曲部分に、冷却管83のつぶれを防止する冷却管つぶれ防止部材たる内管コイル部材831を設けることで屈曲部における冷却管のつぶれを防止することができ、冷却液の流れが低下して、冷却効率が低下するのを抑制することができる。
また、冷却管83内の液体の温度に基づいて、断熱管85への流体の流通を制御することによって、冷却管83内の冷却液の温度が高いときにだけ、断熱管85内に流体を流通させて、断熱と冷却液の冷却とを行うことができる。よって、常に、断熱管85へ流体を流通させるものに比べて、消費電力を低減できるとともに、断熱管85へ流体を流通させるためのポンプなどの騒音を抑えることができる。
また、冷却管83の冷却部81の出口と、液体が発熱体から熱を受ける受熱部82の入口とに温度センサ91、93を設け、これら温度センサ91、93の検知結果に基づいて、断熱管85への流体の流通を制御する。このように構成することで、受熱部82の入口温度センサ93が検知した温度T2と、冷却部81の出口の温度センサ91が検知した温度T1との差分(T2−T1)から、液体が冷却部81から受熱部82まで移動する間の温度上昇を把握することができる。この温度上昇から、冷却管83の断熱が必要か否かを把握することができ、これに基づいて、断熱管85への流体の流通を制御することで、装置内部からの熱の影響を受けるタイミングで、断熱管85への流体の流通を開始することが可能となる。
また、冷却部83の出口の液体の温度と受熱部の入口の液体の温度との差が動作開始設定値を越えた場合に、断熱管85に流体を流通させて冷却管83を断熱し、温度センサ91、93の値が動作設定値から所定の値まで低下したら、断熱管85への流体の流通を停止する。これにより、装置内部からの熱の影響を受けるタイミングで、断熱管85への流体の流通を開始することができ、冷却効率が十分確保できる段階で、断熱管85への流体の流通を停止することができる。
また、変形例2の冷却装置によれば、断熱管に前記断熱管内を流通した外気を前記装置内に送風するための送風口を設けることで、断熱管85内に流通する外気によって、装置本体内を冷やすことができ、装置本体内の温度上昇を抑えることができる。また、装置本体内を空冷するための送風管や、ポンプなどを別に設けるものに比べて、装置を小型化することができるとともに、装置のコストダウンを図ることができる。
また、送風口87aまたは、送風口近傍に温度センサ90を設け、温度センサ90の値が動作設定値を越えたら、断熱管85へ空気を送り、温度センサ90の値が動作設定値から所定の値まで低下したら、断熱管85への空気の送風を停止する。これにより、装置本体の温度が高くなったタイミングで装置本体に空気を送風することができ、装置本体内が異常高温になるのを抑制することができる。また、装置本体内が十分冷えた段階で送風を停止することができ、常に、装置本体に空気を送風するものに比べて、消費電力を低減でき、かつ、騒音を抑えることができる。
また、変形例2の冷却装置によれば、断熱管に前記装置内の空気を吸引するための吸引口を設けることで、装置本体で発生したガスや水蒸気を装置本体から排出することができ、ガスによる部品の劣化や、水蒸気による結露などの発生を抑制することができる。また、装置本体内のガスや水蒸気を吸引管や、ポンプなどを別に設けるものに比べて、装置を小型化することができるとともに、装置のコストダウンを図ることができる。
また、吸引口86aまたは、吸引口近傍に湿度センサ97あるいはガス濃度センサ98を設け、設定湿度あるいは設定ガス濃度を越えたら、装置内の空気を吸引し、設定温湿度あるいは設定ガス濃度から所定の値まで低下したら、前記装置内の空気の吸引を停止する。これにより、装置本体の湿度あるいはガス濃度が高くなったタイミングで装置本体の空気を機外へ排出することができ、装置本体内に結露が生じたり、装置本体の部品がガスによって劣化したりするのを抑制することができる。また、装置本体内の湿度あるいはガス濃度が十分低下した段階で吸引を停止することができ、常に、装置本体の空気を吸引するものに比べて、消費電力を低減でき、かつ、騒音を抑えることができる。
また、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に上述の冷却装置を用いることで、定着装置、スキャナ300、電源装置、露光装置21、現像装置など、稼動時に熱を発生する部材を冷却装置で効率よく冷却することができる。
実施形態に係る複写機の概略構成図。 同複写機に設けられている冷却装置の概略斜視図。 同冷却装置の概略構成図。 (a)は、2重管構造の断面斜視図。(b)は、3重管構造の断面斜視図。 (a)〜(d)は、冷却装置80におけるそれぞれ異なる位置における管の断面図。 断熱管の屈曲部の断面図。 断熱管の両端部の断面図。 変形例1の冷却装置の概略構成図。 変形例2の冷却装置の概略構成図。 変形例3の冷却装置の別の構成例を示す図。
符号の説明
80:冷却装置
81:冷却部
82:受熱部
83:冷却管
84:冷却ポンプ
85:断熱管
86:第1断熱管
87:第2断熱管
100:複写機本体
831:内管コイル部材
851:外管コイル部材

Claims (15)

  1. 装置内の発熱体を冷却するための液体を冷却する冷却部と、前記発熱体と前記冷却部との間で前記液体循環させるための冷却管と、前記冷却管を内部に配置し空気を流通させて、前記冷却管を断熱する断熱管とを備えた冷却装置において、
    前記断熱管内の少なくとも屈曲部分に、前記断熱管のつぶれを防止するつぶれ防止部材と、
    前記断熱管に前記断熱管内を流通した空気を前記装置内に送風するための送風口とを設けたことを特徴とする冷却装置。
  2. 請求項1の冷却装置において、
    前記つぶれ防止部材として、コイル部材を用いたことを特徴とする冷却装置。
  3. 請求項1または2の冷却装置において、
    前記つぶれ防止部材に、前記冷却管を保持する保持部を設けたことを特徴とする冷却装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかひとつの冷却装置において、
    前記つぶれ防止部材の少なくとも一方の端部の外径を前記冷却管の内径よりも大きくし、かつ、前記つぶれ防止部材の他の部分の外径を、前記冷却管の内径よりも小さくしたことを特徴とする冷却装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかひとつの冷却装置において、
    前記冷却管内の少なくとも屈曲部分に、前記冷却管のつぶれを防止する冷却管つぶれ防止部材を設けたことを特徴とする冷却装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかひとつの冷却装置において、
    前記冷却管内の液体の温度に基づいて、前記断熱管への流体の流通を制御することを特徴とする冷却装置。
  7. 請求項6の冷却装置において、
    前記冷却管の前記冷却部の出口と、前記液体が発熱体から熱を受ける受熱部の入口とに温度センサを設け、これら温度センサの検知結果に基づいて、前記断熱管への流体の流通を制御することを特徴とする冷却装置。
  8. 請求項7の冷却装置において、
    前記冷却部の出口の液体の温度と受熱部の入口の液体の温度との差が動作開始設定値を越えた場合に、前記断熱管に流体を流通させて前記冷却管を断熱し、前記温度センサの値が動作設定値から所定の値まで低下したら、前記断熱管への流体の流通を停止することを特徴とする冷却装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかの冷却装置において、
    前記送風口または、前記送風口近傍に温度センサを設け、前記温度センサの値が動作設定値を越えたら、前記断熱管へ空気を送り、前記温度センサの値が動作設定値から所定の値まで低下したら、前記断熱管への空気の流入を停止することを特徴とする冷却装置。
  10. 請求項1乃至いずれかひとつの冷却装置において
    記断熱管に前記装置内の空気を吸引するための吸引口を設けたことを特徴とする冷却装置。
  11. 請求項10の冷却装置において、
    前記吸引口または、前記吸引口近傍に湿度センサあるいはガスセンサを設け、設定温湿度あるいは設定ガス濃度を越えたら、前記装置内の空気を吸引し、設定温湿度あるいは設定ガス濃度から所定の値まで低下したら、前記装置内の空気の吸引を停止することを特徴とする冷却装置。
  12. 請求項1乃至11いずれかの冷却装置を備えた画像形成装置。
  13. 請求項12の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、電子写真複写機であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、レーザービームプリンタであることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項12の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、ファクシミリであることを特徴とする画像形成装置。
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