JP5072885B2 - ショットピーニング加工条件の設定方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係るショットピーニング加工方法のフローチャートである。ショットピーニング加工方法は、ステップS1及びS2を含む。ステップS1において、ショットピーニング加工条件を決定する。ステップS2において、ステップS1で決定した条件に基づいて被加工物を加工する。
本発明の第2の実施形態に係るショットピーニング加工条件の設定方法は、ステップS20が最適投射条件を決定するステップS210で置き換えられている点を除いて第1の実施形態に係るショットピーニング加工条件の設定方法と同じである。
本発明の第3の実施形態に係るショットピーニング加工条件の設定方法は、ステップS20がステップS220で置き換えられ、ステップS30が除かれている点を除いて第1又は第2の実施形態に係るショットピーニング加工条件の設定方法と同じである。
2…被加工物面
3…被加工物
4…中心線
4A〜4C…移動軌跡
5…試験片
6…中心位置
7…面積率算出領域
10…飽和曲線
11…飽和点
Claims (13)
- ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のアークハイト値の投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいて飽和時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記複数の投射条件の条件因子は、第1条件因子と、第2条件因子とを含み、
前記複数の投射条件は、第1投射条件と、前記第1投射条件と前記第1条件因子の水準のみが異なる第2投射条件と、第3投射条件と、前記第3投射条件と前記第2条件因子の水準のみが異なる第4投射条件とを含み、
前記第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定する前記ステップは、
前記第1投射条件における第1飽和時間と前記第2投射条件における第2飽和時間とに基づいて、前記第1最適投射条件における前記第1条件因子の水準を決定するステップと、
前記第3投射条件における第3飽和時間と前記第4投射条件における第4飽和時間とに基づいて、前記第1最適投射条件における前記第2条件因子の水準を決定するステップと
を含む
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - 前記ショットピーニング加工装置は、空気を用いてメディアをノズルから投射し、
前記第1条件因子及び前記第2条件因子は、メディア流量、空気の圧力、前記ノズルと被処理面との距離、前記ノズルと被処理面との角度、前記ノズルの内径、及び、前記ノズルの移動速度から選択される任意の二つである
請求項1のショットピーニング加工条件の設定方法。 - 前記ショットピーニング加工装置は、インペラーを用いてメディアを投射し、
前記第1条件因子及び前記第2条件因子は、前記インペラーの回転速度、前記インペラーと被処理面との距離、前記インペラーと被処理面との角度、噴射口の大きさ、及び、被処理物の移動速度、及び被処理物の回転速度から選択される任意の二つである
請求項1のショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のアークハイト値の投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいて飽和時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定するステップと、
前記ショットピーニング加工装置が前記第1最適投射条件において試験片にメディアを投射するステップと、
前記試験片における圧痕面積率の分布と投射時間の関係を求めるステップと、
前記圧痕面積率の分布と投射時間の関係に基づいて、前記試験片における前記圧痕面積率が飽和している領域の面積又は幅と前記投射時間との関係を求めるステップと
を具備し、
前記圧痕面積率は、単位面積当たりのメディアによる圧痕が占める面積を示す
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - 前記面積又は前記幅と前記投射時間との関係に基づいてスポット移動条件を決定するステップを更に具備し、
前記スポット移動条件は、前記ショットピーニング加工装置が被加工物を加工しているときにメディアが当たっている前記被加工物の領域としてのスポットが移動する互いに平行な移動軌跡のピッチを示す
請求項4のショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のアークハイト値の投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいて飽和時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記第1最適投射条件に対応するインテンシティが被加工物に要求されるインテンシティに合わないとき、
ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第2組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、飽和時間を求めるステップと、
前記第2組み合わせに対応する第2最適投射条件を前記第2組み合わせに対応する前記飽和時間に基づいて決定するステップと
を更に具備する
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のアークハイト値の投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいて飽和時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定するステップと、
前記第1最適投射条件におけるインテンシティを求めるステップと
を具備する
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のアークハイト値の投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいて飽和時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定するステップと、
前記飽和時間を求めるステップにおいて使用したアルメン試験片を用いて、前記複数の投射条件の各々においてカバレージが100%となる投射時間としてのカバレージ時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第3最適投射条件を前記カバレージ時間に基づいて決定するステップと、
前記第1最適投射条件及び前記第3最適投射条件に基づいて第4最適投射条件を決定するステップと
を具備する
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工装置が試験片にメディアを投射するステップと、
前記試験片における圧痕面積率の分布と投射時間の関係を求めるステップと、
前記圧痕面積率の分布と投射時間の関係に基づいて、前記試験片における前記圧痕面積率が飽和している領域の面積又は幅と前記投射時間との関係を求めるステップと
を具備し、
前記圧痕面積率は、単位面積当たりのメディアによる圧痕が占める面積を示す
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のカバレージの投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいてカバレージが100%となる投射時間としてのカバレージ時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する最適投射条件を前記カバレージ時間に基づいて決定するステップと
を具備し、
前記複数の投射条件の条件因子は、第1条件因子と、第2条件因子とを含み、
前記複数の投射条件は、第1投射条件と、前記第1投射条件と前記第1条件因子の水準のみが異なる第2投射条件と、第3投射条件と、前記第3投射条件と前記第2条件因子の水準のみが異なる第4投射条件とを含み、
前記最適投射条件を前記カバレージ時間に基づいて決定する前記ステップは、
前記第1投射条件における第1カバレージ時間と前記第2投射条件における第2カバレージ時間とに基づいて、前記最適投射条件における前記第1条件因子の水準を決定するステップと、
前記第3投射条件における第3カバレージ時間と前記第4投射条件における第4カバレージ時間とに基づいて、前記最適投射条件における前記第2条件因子の水準を決定するステップと
を含む
ショットピーニング加工条件の設定方法。 - ショットピーニング加工条件を決定するステップと、
前記ショットピーニング加工条件に基づいて被加工物を加工するステップと
を具備し、
前記ショットピーニング加工条件を決定する前記ステップは、
ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のアークハイト値の投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいて飽和時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定するステップと
を含み、
前記複数の投射条件の条件因子は、第1条件因子と、第2条件因子とを含み、
前記複数の投射条件は、第1投射条件と、前記第1投射条件と前記第1条件因子の水準のみが異なる第2投射条件と、第3投射条件と、前記第3投射条件と前記第2条件因子の水準のみが異なる第4投射条件とを含み、
前記第1最適投射条件を前記飽和時間に基づいて決定する前記ステップは、
前記第1投射条件における第1飽和時間と前記第2投射条件における第2飽和時間とに基づいて、前記第1最適投射条件における前記第1条件因子の水準を決定するステップと、
前記第3投射条件における第3飽和時間と前記第4投射条件における第4飽和時間とに基づいて、前記第1最適投射条件における前記第2条件因子の水準を決定するステップと
を含む
金属部品の製造方法。 - ショットピーニング加工条件を決定するステップと、
前記ショットピーニング加工条件に基づいて被加工物を加工するステップと
を具備し、
前記ショットピーニング加工条件を決定する前記ステップは、
ショットピーニング加工装置が試験片にメディアを投射するステップと、
前記試験片における圧痕面積率の分布と投射時間の関係を求めるステップと、
前記圧痕面積率の分布と投射時間の関係に基づいて、前記試験片における前記圧痕面積率が飽和している領域の面積又は幅と前記投射時間との関係を求めるステップと、
前記面積又は前記幅と前記投射時間との関係に基づいてスポット移動条件を決定するステップと
を含み、
前記圧痕面積率は、単位面積当たりのメディアによる圧痕が占める面積を示し、
前記スポット移動条件は、前記ショットピーニング加工装置が前記被加工物を加工しているときにメディアが当たっている前記被加工物の領域としてのスポットの移動条件を示す
金属部品の製造方法。 - ショットピーニング加工条件を決定するステップと、
前記ショットピーニング加工条件に基づいて被加工物を加工するステップと
を具備し、
前記ショットピーニング加工条件を決定する前記ステップは、
ショットピーニング加工装置とメディアの組み合わせとしての第1組み合わせに対する複数の投射条件の各々において、アルメン試験片のカバレージの投射時間に対する変化を示す飽和曲線に基づいてカバレージが100%となる投射時間としてのカバレージ時間を求めるステップと、
前記第1組み合わせに対応する最適投射条件を前記カバレージ時間に基づいて決定するステップと
を含み、
前記複数の投射条件の条件因子は、第1条件因子と、第2条件因子とを含み、
前記複数の投射条件は、第1投射条件と、前記第1投射条件と前記第1条件因子の水準のみが異なる第2投射条件と、第3投射条件と、前記第3投射条件と前記第2条件因子の水準のみが異なる第4投射条件とを含み、
前記最適投射条件を前記カバレージ時間に基づいて決定する前記ステップは、
前記第1投射条件における第1カバレージ時間と前記第2投射条件における第2カバレージ時間とに基づいて、前記最適投射条件における前記第1条件因子の水準を決定するステップと、
前記第3投射条件における第3カバレージ時間と前記第4投射条件における第4カバレージ時間とに基づいて、前記最適投射条件における前記第2条件因子の水準を決定するステップと
を含む
金属部品の製造方法。
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