JP5071716B2 - 車両用ジャンクションボックス - Google Patents
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Description
このジャンクションボックスが、車室内に設けられている場合には、一般的にエンジンルームに設けられる前記車両用電源と、前記ジャンクションボックスとを接続するワイヤハーネス(第1のワイヤハーネス)と、前記車両に搭載された電装品と、前記ジャンクションボックスとを接続するワイヤハーネス(第2のワイヤハーネス)とが設けられている。
この結果、イグニッションスイッチがキー仕様の場合には、ジャンクションボックスに余剰システムを含んでしまい、重量の増加、及びコストアップの要因になるという不都合があった。
イグニッションスイッチがキー仕様の場合の電源システムにおいては、図10に示す如く、コントローラ制御ではないため、電源リレーなしで電源システムを構成することが可能である。
つまり、イグニッションスイッチがキー仕様の場合の電源システムにおいては、図10に示す如く、電源127と、この電源127に並列に接続する2個のフューズ128a、128bと、これら2個のフューズ128a、128bに接続するイグニッションスイッチ(キー仕様)129と、このイグニッションスイッチ(キー仕様)129に接続するジャンクションボックス(a)105aとを備えている。
そして、前記ジャンクションボックス(a)105aは、図10に示す如く、ACC用フューズ121やIG1用フューズ122、IG2用フューズ123を備えている。
つまり、プッシュスタートスイッチ仕様の場合の電源システムにおいては、図11に示す如く、電源227と、この電源に並列に接続する2個のフューズ228a、228bと、これら2個のフューズ228a、228bに接続するジャンクションボックス(b)205bと、プッシュスタートスイッチ252と、このプッシュスタートスイッチ252と前記ジャンクションボックス(b)205bとを接続する前記ボディ制御コントローラ251とを備えている。
そして、前記ジャンクションボックス(b)205bは、図11に示す如く、ACC用フューズ221やIG1用フューズ222、IG2用フューズ223を備えている一方、電源リレーであるACCリレー253やIG1リレー254、IG2リレー255を備えている。
この結果、キー仕様129に上述したジャンクションボックス(b)205bを共通使用すると、図12に示す如く、丸印の内側部分に位置する電源リレー部分が余剰システムとなり、重量の増加、及びコストアップの要因になるという不都合が生じていた。
また、前記ジャンクションボックスの車両搭載位置が、車両使用者が通常使用時には見えない位置、すなわちインパネ下方で、かつ車両側面(アクセルペダル斜め上方付近の側壁)であるため、一般的には車両を整備するものにとっては手が入り難い位置である。そこで、本発明は、車両を整備する際においては、整備者がもっとも整備し易い(整備者の手が入り易い、整備者が目視し易い)位置に、もっとも頻度の高いヒューズを接続し、さらに整備頻度の高い順にエリアを割り当てしたので、整備性の優れたジャンクションボックスを実現することができる。
図2において、1は車両、2はエンジンルーム、3は車室(「キャビン」ともいう。)である。
前記車両1は、図2に示す如く、ダッシュパネル4によって、車両前側の前記エンジンルーム2と車両後側の前記車室3とに区画されている。
そして、ジャンクションボックス5は、車室内に配設されている。
つまり、前記エンジンルーム2の車両用電源に接続するメインハーネス6は、図2に示す如く、このメインハーネス6の一部が前記ダッシュパネル4に形成される貫通孔部8を利用して、エンジンルーム2より車室3内に貫通し、さらにメインハーネス6の一部が分岐し、前記ジャンクションボックス5へと到達している。
つまり、前記車室3内に配設されるジャンクションボックス5に接続する前記フロアハーネス7は、図2に示す如く、このフロアハーネス7の一部が前記ジャンクションボックス5から車両後方へと延びている。
この図1を利用して、ジャンクションボックス5の上下方向における固定される位置を見ると、前記ダッシュパネル4にクランプされた前記メインハーネス6が下方に降りてくる途中、フロアパネル(図示せず)にクランプされた前記フロアハーネス7が上方に上がる途中、すなわち両者の中間位置に配置されることにより、ムダのない、また作業性のよい位置に前記ジャンクションボックス5を配置することができる。
このとき、前記ジャンクションボックス5には、図1〜図5に示す如く、本体部9の上部にサブジャンクションボックス12が着脱自在に取り付けられる。
また、これらのジャンクションボックス5用のメインコネクタ13a、13b、13cの下方には、図1〜図5に示す如く、複数個のリレーからなるジャンクションボックス5用のリレー類14が接続されている。
更に、前記本体部9の右側部位には、図1〜図5に示す如く、前記フロアハーネス7を接続するための複数個、例えば3個のジャンクションボックス5用のフロアコネクタ15a、15b、15cを設ける。
更にまた、前記ジャンクションボックス5用のリレー類14及びジャンクションボックス5用のフロアコネクタ15a、15b、15cの下方には、図1〜図5に示す如く、ヒューズ類16が接続されている。
また、前記サブジャンクションボックス12は、図7(b)に示す如く、電源リレーであるACCリレー24やIG1リレー25、IG2リレー26を備えている。
そして、キー仕様(プッシュスタート無し)の場合の回路構成は、図7(a)に示す如く、電源27に2個のフューズ28a、28bを介してイグニッションスイッチ29を接続し、このイグニッションスイッチ29に前記基本回路20を接続する。
更に、プッシュスタートスイッチ仕様の場合の回路構成は、図7(b)に示す如く、電源27に2個のフューズ28a、28bを介して前記サブジャンクションボックス12を接続し、この前記サブジャンクションボックス12をワイヤハーネス(電線)接続30によって前記基本回路20を接続する。
従って、前記ジャンクションボックス5の車両搭載位置が、車両使用者が通常使用時には見えない位置、すなわちインパネ下方で、かつ車両側面(アクセルペダル斜め上方付近の側壁)であるため、一般的には車両を整備するものにとっては手が入り難い位置である。そこで、本発明は、車両を整備する際においては、整備者が整備し易い(整備者の手が入り易い、整備者が目視し易い)位置に、すべての仕様に使用される回路を設け、相対的にあまり整備性がよくない(より見難い)上部領域(空いたスペース)32に特定の仕様のみに使用する回路(サブジャンクション)を設けたので、車両整備性を犠牲にすることのないジャンクションボックス5を実現することができる。
これにより、特殊な仕様専用(この実施例では、プッシュスタートスイッチ仕様)のジャンクションボックスを別に設けることなく、すなわち基本構成を変更することなく回路を追加するだけで特殊な仕様のためのジャンクションボックスを実現することができる。
つまり、プッシュスタートスイッチ仕様の有無に拘わらず、1種類で対応可能である。
更に、前記サブジャンクションボックス12は、前記ジャンクションボックス5に差し込んで固定するロツク固定方式であるため、専用の固定ブラケットなどの設定が不要となり、使い勝手を向上し得る。
更にまた、前記サブジャンクションボックス12には、図6に示す如く、差し込み式の係合部(「ロック機構」とも換言できる。)33を形成していることにより、車体のブラケット等34に係合させれば、前記サブジャンクションボックス12を単独ボックスとして使用することも可能である。
従って、前記ジャンクションボックス5の車両搭載位置が、車両使用者が通常使用時には見えない位置、すなわちインパネ下方で、かつ車両側面(アクセルペダル斜め上方付近の側壁)であるため、一般的には車両を整備するものにとっては手が入り難い位置である。そこで、本発明は、車両を整備する際においては、整備者がもっとも整備し易い(整備者の手が入り易い、整備者が目視し易い)位置に、もっとも頻度の高いヒューズを接続し、さらに整備頻度の高い順にエリアを割り当てしたので、整備性の優れたジャンクションボックス5を実現することができる。
従って、前記ジャンクションボックス5よりも車両前方側に搭載された電源27と接続した第1のワイヤハーネスであるメインハーネス6を、車両前方側領域35において接続したので、スムーズに接続することが可能である。これにより、製造工場の作業者、あるいは整備作業者が作業し易いジャンクションボックス5を実現することが可能である。
従って、前記プッシュボタン式エンジンスタートスイッチが搭載される仕様と、搭載されない仕様の両者がある場合においても、ムダのないジャンクションボックス5を実現することが可能である。これにより、両仕様のどちらのジャンクションボックス5においても、必要のない回路が搭載されることがない。
すなわち、図8に示す如く、前記ジャンクションボックス5に対してサブジャンクションボックス40をダイレクト結合するために、前記ジャンクションボックス5にメインコネクタ41を設ける一方、サブジャンクションボックス40にはサブコネクタ42を設け、メインコネクタ41とサブコネクタ42とによってダイレクト結合コネクタ構造とするものである。
さすれば、上述したダイレクト結合コネクタ構造によって、電源システムの最適化を図ることが可能である。
2 エンジンルーム
3 車室(「キャビン」ともいう。)
4 ダッシュパネル
5 ジャンクションボックス(「電源分配ボックス」ともいう。)
6 第1のワイヤハーネスであるメインハーネス
7 第2のワイヤハーネスであるフロアハーネス
8 貫通孔部
9 本体部
10 上部固定部材
11 下部固定部材
12 サブジャンクションボックス
13a、13b、13c メインコネクタ
14 ジャンクションボックス5用のリレー類
15a、15b、15c ジャンクションボックス5用のフロアコネクタ
16 ヒューズ類
17 サブジャンクションボックス12用のメインコネクタ
18 サブジャンクションボックス12用のフロアコネクタ
19a、19b、19c サブジャンクションボックス12用のリレー
20 基本回路(「ジャンクションボックス基本回路」ともいう。)
21 ACC用フューズ
22 IG1用フューズ
23 IG2用フューズ
24 ACCリレー
25 IG1リレー
26 IG2リレー
27 電源
28a、28b フューズ
29 イグニッションスイッチ
30 ワイヤハーネス(電線)接続
31 下部領域
32 上部領域
33 係合部(「ロック機構」とも換言できる。)
34 車体のブラケット等
35 車両前方領域
36 車両後方領域
Claims (3)
- 車室内にジャンクションボックスを設け、車両用電源と接続した第1のワイヤハーネスと、前記ジャンクションボックスとを接続し、車両に搭載された電装品と接続した第2のワイヤハーネスと、前記ジャンクションボックスとを接続し、特定の仕様にのみ必要な回路を備えたサブジャンクションボックスを、ジャンクションボックスに着脱自在に取り付け、前記ジャンクションボックスは、前記特定の仕様以外では、ジャンクションボックスのみで車両に搭載された電装品を稼働できる基本回路を備え、前記サブジャンクションボックスは、車両搭載状態において、前記ジャンクションボックスのジャンクションボックス基本回路が構成された領域より上部領域に取り付けられている車両用ジャンクションボックスにおいて、前記ジャンクションボックスおよび前記サブジャンクションボックスは、車両搭載状態において、車両前方領域に前記第1のワイヤハーネスとの接続領域を設け、車両後方領域に前記第2のワイヤハーネスとの接続領域を設けていることを特徴とする車両用ジャンクションボックス。
- 前記ジャンクションボックスは、車両搭載状態において、最上部から下方に向かって順に、前記サブジャンクションボックスに接続されたリレー類、前記サブジャンクションボックスに設けられ、かつ前記サブジャンクションボックスと接続するワイヤハーネス用コネクタ、前記ジャンクションボックスに設けられ、かつ前記ジャンクションボックスと接続するワイヤハーネス用コネクタ、ジャンクションボックスに接続されたヒューズとが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ジャンクションボックス。
- 特定の仕様は、プッシュボタン式エンジンスタートスイッチであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用ジャンクションボックス。
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