JP5071528B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置に関し、特に、被走査面にビームを走査する光走査装置に関する。
従来の光走査装置としては、例えば、特許文献1に記載の光走査装置が知られている。該光走査装置は、面発光レーザ、回転多面鏡、ハーフミラー、受光素子及び制御部を備えており、感光体ドラムに対して複数のビームを同時に走査する。
面発光レーザは、複数のビームを放射する。回転多面鏡は、複数のビームを偏向し、感光体ドラムに複数のビームを走査する。ハーフミラーは、面発光レーザと回転多面鏡との間に設けられ、複数のビームのそれぞれの一部を反射する。受光素子は、ハーフミラーが反射したビームを受光し、ビームの光量に応じた電圧を有する信号を生成する。制御部は、受光素子が生成した信号に基づいて、面発光レーザを制御する。これにより、面発光レーザの出力がフィードバック制御されるようになる。
ところで、特許文献1に記載の光走査装置では、複数のビームの一部がハーフミラーにより受光素子側へと反射されている。そのため、回転多面鏡により偏向されたビームの光量は、面発光レーザが放射したビームの光量に対して、ハーフミラーにて反射されたビームの光量の分だけ低下している。回転多面鏡により偏向されたビームの光量が低下すると、主走査同期信号の検知に用いられるビームの光量も低下する。その結果、主走査同期信号の検知に用いられるビームの光量が不十分となり、主走査同期信号を正確に生成することができないおそれがある。
特開2002−40350号公報
そこで、本発明の目的は、偏向手段により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる光走査装置を提供することである。
本発明の一形態に係る光走査装置は、 被走査面にビームを走査する光走査装置であって、一方向に複数のビームを放射する面発光レーザーと、前記ビームを偏向する偏向手段と、前記ビームの光量を検知する検知手段と、前記ビームが前記光源から前記偏向手段へと進行する第1の経路と、該ビームが該光源から前記検知手段へと進行する第2の経路とに、該ビームの経路を切り替える切り替え手段と、前記検知手段が検知した前記ビームの光量に基づいて、前記光源の出力を制御する制御手段と、を備えており前記切り替え手段は、前記複数のビームの内、主走査同期信号の生成に用いられる前記ビームの経路のみを切り替える1つの反射型液晶素子からなる第1の切り替え手段と、前記主走査同期信号の生成に用いられる前記ビーム以外の全ての前記ビームの経路を切り替える1つの反射型液晶素子からなる第2の切り替え手段と、を含んでいること、を特徴とする。
本発明によれば、偏向手段により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。
画像形成装置の全体構成を示した図である。 光走査装置の外観斜視図である。 光走査装置の印刷時におけるタイミングチャートである。 光走査装置の印刷時におけるタイミングチャートである。 光走査装置の構成図である。 光走査装置の印刷時におけるタイミングチャートである。 光走査装置の構成図である。 光走査装置の印刷時におけるタイミングチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係る光走査装置について図面を参照しながら説明する。
(画像形成装置の構成)
以下に、本発明の実施形態に係る光走査装置を備えた画像形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を合成するように構成したものである。該画像形成装置1は、スキャナにより読み取った画像データに基づいて、用紙Pに画像を形成する機能を有し、図1に示すように、印刷部2、給紙部15、タイミングローラ対19、定着装置20、排紙トレイ21及び制御部30を備えている。
制御部30は、画像形成装置1全体の動作を制御し、CPUにより実現される。給紙部15は、用紙Pを1枚ずつ供給する役割を果たし、用紙トレイ16及び給紙ローラ17を含む。用紙トレイ16には、印刷前の状態の用紙Pが複数枚重ねて載置される。給紙ローラ17は、用紙トレイ16に載置された用紙Pを1枚ずつ取り出す。タイミングローラ対19は、印刷部2においてトナー画像が用紙Pに2次転写されるように、タイミングを調整しながら用紙Pを搬送する。
印刷部2は、給紙部15から供給されてくる用紙Pにトナー画像を形成し、作像部22(22Y,22M,22C,22K)、光走査装置6(6a〜6c)、転写部8(8Y,8M,8C,8K)、中間転写ベルト11、駆動ローラ12、従動ローラ13、2次転写ローラ14及びクリーニング装置18を含んでいる。また、作像部22(22Y,22M,22C,22K)は、感光体ドラム4(4Y,4M,4C,4K)、帯電器5(5Y,5M,5C,5K)、現像装置7(7Y,7M,7C,7K)、クリーナー9(9Y,9M,9C,9K)及びイレーサ10(10Y,10M,10C,10K)を含んでいる。
帯電器5は、感光体ドラム4の周面(被走査面)を帯電させる。光走査装置6は、制御部30の制御により、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面に対してビームBY,BM,BC,BKを走査する。これにより、感光体ドラム4Y,4M,4C,4Kの周面には静電潜像が形成される。
現像装置7(7Y,7M,7C,7K)は、図1に示すように、現像ローラ72(72Y,72M,72C,72K)、供給ローラ74(74Y,74M,74C,74K)、撹拌ローラ76(76Y,76M,76C,76K)及び収容部78(78Y,78M,78C,78K)を備えている。図1では、図面が煩雑になることを防止するために、現像装置7Yの現像ローラ72Y、供給ローラ74Y、撹拌ローラ76Y及び収容部78Yのみ参照符号を付してある。
収容部78は、現像装置7の本体を構成しており、トナーを収容していると共に、現像ローラ72、供給ローラ74及び撹拌ローラ76を格納している。撹拌ローラ76は、収容部78内のトナーを撹拌して負に帯電させる。供給ローラ74は、負に帯電しているトナーを現像ローラ72に供給する。現像ローラ72は、感光体ドラム4にトナーを付与する。具体的には、感光体ドラム4と現像ローラ72との間に現像電界を形成するための負の現像バイアス電圧が現像ローラ72に対して印加されている。トナーは、負に帯電しているので、現像電界による影響を受けて、現像ローラ72から感光体ドラム4へと移動する。そして、感光体ドラム4には、静電潜像が形成されているので、静電潜像に基づいてトナーが感光体ドラム4に付着する。これにより、静電潜像に基づいたトナー画像が感光体ドラム4に現像される。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12と従動ローラ13との間に張り渡されており、感光体ドラム4に現像されたトナー画像が1次転写される。転写部8は、中間転写ベルト11の内周面に対向するように配置されており、1次転写電圧を印加されることにより、感光体ドラム4に形成されたトナー画像を中間転写ベルト11に1次転写する役割を果たす。クリーナー9は、1次転写後に感光体ドラム4の周面に残存しているトナーを回収する役割を果たす。イレーサ10は、感光体ドラム4の周面の電荷を除去する。駆動ローラ12は、中間転写ベルト駆動部(図1には記載せず)により回転させられることにより、中間転写ベルト11を矢印αの方向に駆動させる。これにより、中間転写ベルト11は、トナー画像を2次転写ローラ14まで搬送する。
2次転写ローラ14は、中間転写ベルト11と対向し、ドラム形状をなしている。そして、2次転写ローラ14は、転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト11との間を通過する用紙Pに対して、中間転写ベルト11が担持しているトナー画像を2次転写する。より詳細には、駆動ローラ12は接地電位に保たれている。また、中間転写ベルト11は、駆動ローラ12に接触しているので、接地電位に近い正の電位に保たれている。そして、2次転写ローラ14の電位が駆動ローラ12及び中間転写ベルト11の電位よりも高くなるように、2次転写ローラ14に対して正の転写電圧が印加されている。トナー画像は、負に帯電しているので、駆動ローラ12と2次転写ローラ14との間に発生している電界によって、中間転写ベルト11から用紙Pに対して転写される。
クリーニング装置18は、用紙Pへのトナー画像の2次転写後に、中間転写ベルト11に残存しているトナーを除去する。
トナー画像が2次転写された用紙Pは、定着装置20に搬送される。定着装置20は、用紙Pに対して加熱処理及び加圧処理を施すことにより、トナー画像を用紙Pに定着させる。排紙トレイ21には、印刷済みの用紙Pが載置される。
(第1の実施形態)
(光走査装置の構成)
以下に、第1の実施形態に係る光走査装置6aの構成について図面を参照しながら説明する。図2は、光走査装置6aの外観斜視図である。図2では、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成のみが記載されている。また、実際の光走査装置6aには、ミラー等の光学素子が設けられているが、説明を簡単にするために図2では省略してある。また、以下では、感光体ドラム4Kの長手方向を主走査方向と定義し、感光体ドラム4Kが回転時に周面が進行する方向を副走査方向と定義する。主走査方向と副走査方向とは直行している。また、各ビームBKにおいて、進行方向に向かって平面視したときにおいて左方向を主走査方向と呼び、進行方向に向かって平面視したときにおいて上方向を副走査方向と呼ぶ。
光走査装置6aは、光源60K、コリメータレンズ61K、シリンドリカルレンズ62K、偏向器(偏向手段)64、走査レンズ66K,68K、ミラー80K、センサ82K、反射型液晶素子(切り替え手段)84K、センサ86Kを備えている。また、図2には図示していない制御部30も、光走査装置6aの一部を構成している。
光源60Kは、面発光レーザ(VCSEL)であり、ビームBK1〜BK4を一方の方向のみに放射する。より詳細には、光源60Kは、複数の半導体層が積層されてなる半導体素子であり、発光点60K−1〜60K−4を有している。そして、発光点60K−1〜60K−4はそれぞれ、半導体素子の積層方向の一方の方向にのみに、拡散光であるビームBK1〜BK4を放射する。ビームBK1は、主走査同期信号(SOS信号)の生成に用いられ、ビームBK2〜BK4は、静電潜像の形成に用いられる。発光点60K−1〜60K−4は、副走査方向に一列に並んでおり、ビームBK1〜BK4も、副走査方向に一列に並んでいる。また、図1のビームBKは、ビームBK1〜BK4の総称である。
コリメータレンズ61Kは、拡散光であるビームBK1〜BK4を平行光に変換する。シリンドリカルレンズ62Kは、偏向器64の反射面上で線状となるように、ビームBK1〜BK4を副走査方向に集光する。
偏向器64は、ポリゴンミラー及びモータにより構成されており、ビームBK1〜BK4を主走査方向に等角速度で偏向する。走査レンズ66K,68Kは、偏向されたビームBK1〜BK4の収差を補正する。これにより、ビームBK1〜BK4は、感光体ドラム4Kの周面に結像する。感光体ドラム4Kは、図示しないモータ等の駆動手段により、所定速度で回転駆動される。そして、ビームBK2〜BK4による主走査と感光体ドラム4Kの回転による副走査にて2次元の画像(静電潜像)が形成される。
ミラー80Kは、感光体ドラム4Kの主走査方向の上流端近傍に設けられ、ビームBK1を反射する。センサ82Kは、ミラー80Kが反射したビームBK1を受光し、主走査同期信号(SOS信号)を生成する。具体的には、センサ82Kは、ビームBK1が入射していないときには、ハイレベルの電位の信号を出力しており、ビームBK1が入射したときには、ローレベルの電位の信号を出力する。そして、制御部30は、SOS信号がローレベルになったことを検知したら、所定期間経過後に光源60KにビームBK2〜BK4を放射させて、静電潜像の書き込みを開始する。
反射型液晶素子84Kは、ビームBK1〜BK4が光源60Kから偏向器64へと進行する経路R1と、ビームBK1〜BK4が光源60Kからセンサ86Kへと進行する経路R2とを切り替える。より詳細には、反射型液晶素子84Kは、コリメータレンズ61Kとシリンドリカルレンズ62Kとの間に設けられている。そして、反射型液晶素子84Kは、ハイレベルの電圧が印加されている状態では、ビームBK1〜BK4を透過させる。すなわち、ビームBK1〜BK4は、偏向器64に向かって進行する。一方、反射型液晶素子84Kは、ローレベルの電圧が印加されている状態では、ビームBK1〜BK4を反射させる。すなわち、ビームBK1〜BK4は、センサ86Kに向かって進行する。
センサ86Kは、反射型液晶素子84Kが反射したビームBK1〜BK4を受光し、検知したビームBK1〜BK4の光量に応じた電圧を有する検知信号を生成する。制御部30は、センサ86Kの検知信号に基づいて、光源60Kの出力(すなわち、ビームBK1〜BK4の光量)を制御する。なお、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の感光体ドラム4Y,4M,4Cの周面にビームBY,BM,BCを照射するための構成は、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成と同じであるので、説明を省略する。
(光走査装置の動作)
以下に、光走査装置6aの動作について図面を参照しながら説明する。以下では、制御部30が印刷指示を受け付けてから印刷動作を開始するまでの間に、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成が行う動作について説明する。図3は、光走査装置6aの印刷時におけるタイミングチャートである。
制御部30は、印刷指示を受け付けると、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量になるように、光源60Kの出力を調整する。具体的には、制御部30は、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御すると共に、印字許可信号を印字禁止状態とする。そして、時刻t1において、制御部30は、発光点60K−1をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−1は、ビームBK1を放射する。ビームBK1は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK1の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK1の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−1をONからOFFに切り替える(時刻t2)。
時刻t2において、制御部30は、発光点60K−2をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−2は、ビームBK2を放射する。ビームBK2は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK2の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK2の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−2をONからOFFに切り替える(時刻t3)。
時刻t3において、制御部30は、発光点60K−3をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−3は、ビームBK3を放射する。ビームBK3は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK3の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK3の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−3をONからOFFに切り替える(時刻t4)。
時刻t4において、制御部30は、発光点60K−4をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−4は、ビームBK4を放射する。ビームBK4は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK4の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK4の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−4をONからOFFに切り替える(時刻t5)。以上の動作により、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量に設定される。
時刻t5において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを透過状態に制御すると共に、発光点60K−1をOFFからONに切り替える。反射型液晶素子84Kが透過状態となっているので、発光点60K−1が放射したビームBK1は、反射型液晶素子84Kを透過し、偏向器64により偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp1が発生する。
パルスp1の発生から所定時間が経過した時刻t6から時刻t7までの間において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御する。そして、制御部30は、発光点60K−4、発光点60K−3、発光点60K−2、発光点60K−1の順に、ビームBK4、ビームBK3、ビームBK2、ビームBK1を放射させる。ビームBK4、ビームBK3、ビームBK2、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいて、発光点60K−1〜60K−4の出力(ビームBK1〜BK4の光量)を調整する。
時刻t7において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを透過状態に制御する。このとき、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp2が発生する。
パルスp2の発生から所定時間が経過した時刻t8から時刻t9までの間において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御する。そして、制御部30は、発光点60K−4、発光点60K−3、発光点60K−2、発光点60K−1の順に、ビームBK4、ビームBK3、ビームBK2、ビームBK1を放射させる。ビームBK4、ビームBK3、ビームBK2、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいて、発光点60K−1〜60K−4の出力(ビームBK1〜BK4の光量)を調整する。
時刻t9において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを透過状態に制御すると共に、印字許可信号を印刷許可状態にする。このとき、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp3が発生する(時刻t10)。なお、パルスp1とパルスp2との間で行われている発光点60K−1〜60K−4の出力の調整と、パルスp2とパルスp3との間で行われている発光点60K−1〜60K−4の出力の調整とは略同じ動作である。時刻t1〜t10に示した動作により、光走査装置6aの印刷準備動作が完了する。
時刻t10から所定時間が経過した時刻t11から時刻t12において、制御部30は、画像データに基づいて、発光点60K−1〜60K−4にビームBK1〜BK4を放射させる。反射型液晶素子84Kが透過状態に制御されているので、ビームBK1〜BK4は、偏向器64により偏向され、感光体ドラム4Kの周面を走査される。これにより、時刻t11から時刻t12において、3ライン分の静電潜像が感光体ドラム4Kに形成される。この後、時刻t13において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御する。この後、時刻t13から時刻t15において行われる動作は、時刻t8から時刻t10において行われる動作と同じである。よって、詳細な説明を省略する。時刻t15以降には、時刻t10から時刻t15において行われた動作が繰り返されることにより、3ラインずつ静電潜像が形成される。
(効果)
以上のように構成された光走査装置6aによれば、以下に説明するように、偏向器64により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。より詳細には、特許文献1に記載の光走査装置では、複数のビームの一部がハーフミラーにより受光素子側へと反射されている。そのため、回転多面鏡により偏向されたビームの光量は、面発光レーザが放射したビームの光量に対して、ハーフミラーにて反射されたビームの光量の分だけ低下している。
そこで、光走査装置6aでは、反射型液晶素子84Kは、ビームBK1〜BK4が光源60Kから偏向器64へと進行する経路R1と、ビームBK1〜BK4が光源60Kからセンサ86Kへと進行する経路R2とを切り替えることができる。よって、制御部30は、SOS信号のパルスの生成時及び静電潜像の形成時には、反射型液晶素子84Kを透過状態に制御でき、発光点60K−1〜60K−4の出力の調整時には、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御できる。これにより、SOS信号のパルスの生成時及び静電潜像の書き込み時に、反射型液晶素子84KによってビームBK1〜BK4が反射されて、ビームBK1〜BK4の光量が低下することが抑制される。すなわち、光走査装置6aによれば、偏向器64により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。
光走査装置6aは、面発光レーザが光源60Kとして用いられた場合に、特に有効である。より詳細には、通常のレーザは、前後の2方向にビームを放射する。そのため、一方のビームを用いて静電潜像の形成及びSOS信号のパルスの生成を行い、他方のビームを用いて、発光点の出力の調整を行うことができる。したがって、通常のレーザが光源として用いられた光走査装置では、ビームを分離したり、ビームの経路を切り替えたりして、発光点の出力の調整を行う必要がない。
一方、面発光レーザは、一方の方向にのみビームを放射する。そのため、一方の方向に放射されたビームを用いて、静電潜像の形成、SOS信号のパルスの生成及び発光点の出力の調整を行う必要がある。したがって、面発光レーザが光源として用いられた光走査装置では、ビームを分離したり、ビームの経路を切り替えたりして、発光点の出力の調整を行う必要がある。そこで、光走査装置6aでは、反射型液晶素子84Kを用いて、ビームBK1〜BK4の経路を切り替えている。これにより、面発光レーザが光源60Kとして用いられている光走査装置6aにおいて、偏向器64により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。
更に、以下の理由によっても、光走査装置6aは、面発光レーザが光源60Kとして用いられた場合に、特に有効である。より詳細には、面発光レーザは、通常のレーザに比べて、少ない光量のビームしか放射できない。そのため、面発光レーザが光源として用いられた光走査装置では、偏向器により偏向されたビームの光量の低下の問題はより顕著になる。そこで、光走査装置6aのように、反射型液晶素子84Kを用いてビームBK1〜BK4の経路を切り替えることにより、面発光レーザが光源60Kとして用いられることにより顕著となるビームの光量の低下の問題を効果的に解消できる。
(変形例)
次に、光走査装置6aの変形例に係る動作について図面を参照しながら説明する。図4は、光走査装置6aの印刷時におけるタイミングチャートである。
制御部30は、印刷指示を受け付けると、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量になるように、光源60Kの出力を調整する。具体的には、制御部30は、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御すると共に、印字許可信号を印字禁止状態とする。そして、時刻t1において、制御部30は、発光点60K−1をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−1は、ビームBK1を放射する。ビームBK1は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK1の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK1の光量が設定光量に到達したと判定したら、反射型液晶素子84Kを透過状態に制御する(時刻t2)。
時刻t2において、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp1が発生する。
パルスp1の発生から所定時間が経過した時刻t3から時刻t4までの間において、制御部30は、反射型液晶素子84Kを反射状態に制御する。そして、制御部30は、発光点60K−4、発光点60K−3、発光点60K−2、発光点60K−1の順に、ビームBK4、ビームBK3、ビームBK2、ビームBK1を放射させる。ビームBK4、ビームBK3、ビームBK2、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK4,BK3,BK2の光量は、増加していく。ただし、発光点60K−1〜60K−4がビームBK1〜BK4を放射する期間が短いために、ビームBK1〜BK4の光量は、設定光量には到達していない。ただし、ビームBK1は、時刻t2においてすでに設定光量に設定されている。
時刻t4において、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp2が発生する。この後、パルスp2とパルスp3との間、パルスp3とパルスp4との間及びパルスp4とパルスp5との間では、パルスp1とパルスp2との間と同じ動作が行われる。これにより、ビームBK2〜BK4の光量が設定光量に設定される。
この後、パルスp5とパルスp6との間において、制御部30は、3ライン分の静電潜像を感光体ドラム4Kの周面に形成する。ただし、図4のパルスp5とパルスp6との間において光走査装置6aが行う動作は、図3のパルスp3とパルスp4との間において光走査装置6aが行う動作と同じであるので説明を省略する。
以上のような動作を行う光走査装置6aにおいても、偏向器64により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。
(第2の実施形態)
(光走査装置の構成)
以下に、第2の実施形態に係る光走査装置6bの構成について図面を参照しながら説明する。図5は、光走査装置6bの構成図である。図5では、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成のみが記載されている。また、実際の光走査装置6bには、ミラー等の光学素子が設けられているが、説明を簡単にするために図5では省略してある。
光走査装置6bは、反射型液晶素子84Ka,84Kbを備えている点において、光走査装置6aと異なっている。具体的には、反射型液晶素子84Kaは、SOS信号の生成に用いられるビームBK1の経路を切り替える。反射型液晶素子84Kbは、ビームBK1以外のビームBK2〜BK4の経路を切り替える。すなわち、光走査装置6bでは、ビームBK1の経路とビームBK2〜BK4の経路とを独立して切り替えることができる。なお、光走査装置6bのその他の構成は、光走査装置6aと同じであるので、説明を省略する。
(光走査装置の動作)
以下に、光走査装置6bの動作について図面を参照しながら説明する。以下では、制御部30が印刷指示を受け付けてから印刷動作を開始するまでの間に、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成が行う動作について説明する。図6は、光走査装置6bの印刷時におけるタイミングチャートである。
制御部30は、印刷指示を受け付けると、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量になるように、光源60Kの出力を調整する。具体的には、制御部30は、反射型液晶素子84Ka,84Kbを反射状態に制御すると共に、印字許可信号を印字禁止状態とする。そして、時刻t1において、制御部30は、発光点60K−1をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−1は、ビームBK1を放射する。反射型液晶素子84Kaは反射状態に制御されているので,ビームBK1は、反射型液晶素子84Kaにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK1の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK1の光量が設定光量に到達したと判定したら、反射型液晶素子84Kaを透過状態に制御する(時刻t2)。
時刻t2において、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kaを透過し、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp1が発生する。
時刻t3において、制御部30は、発光点60K−2をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−2は、ビームBK2を放射する。反射型液晶素子84Kbは反射状態に制御されているので、ビームBK2は、反射型液晶素子84Kbにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK2の光量は、増加していく。
時刻t4において、制御部30は、反射型液晶素子84Kaを反射状態に制御する。この後、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK2の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−2をONからOFFに切り替える(時刻t5)。
時刻t6において、制御部30は、反射型液晶素子84Kaを透過状態に制御する。このとき、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kaを透過し、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp2が発生する。
時刻t7において、制御部30は、発光点60K−3をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−3は、ビームBK3を放射する。反射型液晶素子84Kbは反射状態に制御されているので、ビームBK3は、反射型液晶素子84Kbにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK3の光量は、増加していく。
時刻t8において、制御部30は、反射型液晶素子84Kaを反射状態に制御する。この後、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK3の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−3をONからOFFに切り替える(時刻t9)。
時刻t10において、制御部30は、反射型液晶素子84Kaを透過状態に制御する。このとき、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kaを透過し、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp3が発生する。
時刻t11において、制御部30は、発光点60K−4をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−4は、ビームBK4を放射する。反射型液晶素子84Kbは反射状態に制御されているので、ビームBK4は、反射型液晶素子84Kbにて反射され、センサ86Kに入射する。センサ86Kが受光しているビームBK4の光量は、増加していく。
時刻t12において、制御部30は、反射型液晶素子84Kaを反射状態に制御する。この後、制御部30は、センサ86Kからの検知信号に基づいてビームBK4の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−4をONからOFFに切り替える(時刻t13)。
時刻t14において、制御部30は、反射型液晶素子84Ka,84Kbを透過状態に制御すると共に、印字許可信号を印字許可状態とする。このとき、制御部30は、発光点60K−1をONにしたままである。そのため、ビームBK1は、反射型液晶素子84Kaを透過し、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp4が発生する。以上の動作により、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量に設定される。
この後、パルスp4とパルスp5との間において、制御部30は、3ライン分の静電潜像の形成を行う。図6のパルスp4とパルスp5との間において光走査装置6bが行う動作は、図3のパルスp3とパルスp4との間において光走査装置6aが行う動作と同じであるので、説明を省略する。
(効果)
以上のように構成された光走査装置6bによれば、光走査装置6aと同様に、偏向器64により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。
また、光走査装置6bでは、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量に設定されるまでの準備時間(図6の時刻t1〜t14)を短縮できる。より詳細には、光走査装置6a,6bにおいて、準備時間において、ビームBK1〜BK4が感光体ドラム4Kの周面に走査されることは、準備時間の短縮化の観点から好ましくない。したがって、反射型液晶素子84Kを一つしか有していない光走査装置6aでは、図3に示すように、最初に、各ビームBK1〜BK4の光量を設定光量に設定している。
しかしながら、図3の場合には、制御部30は、各ビームBK1〜BK4の光量を設定光量に設定し終えるまで、SOS信号のパルスを発生させることができない。SOS信号のパルスの発生が遅れると、光走査装置6aにおいて同期を取るタイミングが遅れる。その結果、光走査装置6aにおいて、準備時間が長くなってしまう。
また、光走査装置6aでは、図4に示すように、感光体ドラム4Kの周面がビームBK1〜BK4により走査されない期間を利用して、各ビームBK1〜BK4の光量を設定光量に設定している。
しかしながら、この場合には、制御部30は、短い時間で複数回に分けて発光点60K−1〜60K−4をON/OFFさせて、各ビームBK1〜BK4の光量を設定光量に設定する必要がある。その結果、光走査装置6aにおいて、準備時間が長くなってしまう。
一方、光走査装置6bでは、反射型液晶素子84Ka,84Kbが設けられているので、ビームBK1の経路とビームBK2〜BK4の経路とを独立して切り替えることができる。よって、例えば、時刻t3〜t5において、反射型液晶素子84Kbを反射状態に制御して、ビームBK2の光量を設定光量に設定し、時刻t6において、ビームBK1を透過状態から反射状態に制御して、SOS信号のパルスp2を発生させることができる。すなわち、光走査装置6bでは、各ビームBK1〜BK4の光量を設定光量に設定しつつ、SOS信号のパルスを発生させることができる。その結果、光走査装置6bでは、光走査装置6aに比べて、準備時間を短くすることができる。
(第3の実施形態)
(光走査装置の構成)
以下に、第3の実施形態に係る光走査装置6cの構成について図面を参照しながら説明する。図7は、光走査装置6cの構成図である。図7では、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成のみが記載されている。また、実際の光走査装置6cには、ミラー等の光学素子が設けられているが、説明を簡単にするために図7では省略してある。
光走査装置6cは、反射型液晶素子84Ka〜84Kd及びセンサ86Ka〜86Kdを備えている点において、光走査装置6aと異なっている。具体的には、反射型液晶素子84Ka〜84Kdは、ビームBK1〜BK4のそれぞれに対応するように設けられており、ビームBK1〜BK4の経路を切り替える。すなわち、光走査装置6cでは、ビームBK1〜BK4の経路をそれぞれ独立して切り替えることができる。センサ86Ka〜86Kdはそれぞれ、ビームBK1〜BK4を受光する。なお、光走査装置6cのその他の構成は、光走査装置6aと同じであるので、説明を省略する。
(光走査装置の動作)
以下に、光走査装置6cの動作について図面を参照しながら説明する。以下では、制御部30が印刷指示を受け付けてから印刷動作を開始するまでの間に、K(ブラック)の感光体ドラム4Kの周面にビームBKを照射するための構成が行う動作について説明する。図8は、光走査装置6cの印刷時におけるタイミングチャートである。
制御部30は、印刷指示を受け付けると、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量になるように、光源60Kの出力を調整する。具体的には、制御部30は、反射型液晶素子84Ka〜84Kbを反射状態に制御すると共に、印字許可信号を印字禁止状態とする。そして、時刻t1において、制御部30は、発光点60K−1〜60K−4をOFFからONに切り替える。応じて、発光点60K−1〜60K−4は、ビームBK1〜BK4を放射する。反射型液晶素子84Ka〜84Kdは反射状態に制御されているので,ビームBK1〜BK4は、反射型液晶素子84Ka〜84Kbにて反射され、センサ86Ka〜86Kdに入射する。センサ86Ka〜86Kdが受光しているビームBK1〜BK4の光量は、増加していく。そして、制御部30は、センサ86Ka〜86Kdからの検知信号に基づいてビームBK2〜BK4の光量が設定光量に到達したと判定したら、発光点60K−2〜60K−4をONからOFFに切り替える(時刻t2)。更に、時刻t2において、制御部30は、反射型液晶素子84Ka〜84Kdを透過状態に制御する。なお、時刻t2において、制御部30は、発光点60K−1についてはONのままに制御する。
反射型液晶素子84Ka〜84Kdが透過状態に制御されると、ビームBK1は、偏向器64により偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp1が発生する。以上の動作により、光源60Kの各発光点60K−1〜60K−4が放射するビームBK1〜BK4の光量が設定光量に設定される。
時刻t3において、制御部30は、反射型液晶素子84Ka〜84Kdを反射状態に制御する。その後、時刻t4において、制御部30は、発光点60K−1〜60K−4にビームBK1〜BK4を同時に放射させる。ビームBK1〜BK4は、反射型液晶素子84Ka〜84Kdにて反射され、センサ86Ka〜86Kdに入射する。制御部30は、センサ86Ka〜86Kdからの検知信号に基づいて、発光点60K−1〜60K−4の出力(ビームBK1〜BK4の光量)を調整する。そして、時刻t5において、制御部30は、発光点60K−2〜60K−4をONからOFFに切り替えると共に、反射型液晶素子84Ka〜84Kdを透過状態に制御する。
時刻t5において、制御部30は、発光点60K−1についてはONのままに制御する。そのため、発光点60K−1が放射したビームBK1は、反射型液晶素子84Kaを透過し、偏向器64によって偏向される。そして、ビームBK1がセンサ82Kに入射すると、SOS信号には、ローレベルのパルスp2が発生する。
この後、パルスp2とパルスp3との間において光走査装置6aが行う動作は、パルスp1とパルスp2との間において光走査装置6aが行う動作と同じであるので、説明を省略する。そして、パルスp3とパルスp4との間では、制御部30は、3ライン分の静電潜像を感光体ドラム4Kの周面に形成する。なお、静電潜像が形成される動作については、既に説明を行った動作と同じであるので説明を省略する。
(効果)
以上のように構成された光走査装置6cによれば、光走査装置6aと同様に、偏向器64により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる。
また、光走査装置6cでは、各ビームBK1〜BK4に対応するようにセンサ86Ka〜86Kdが設けられている。そのため、ビームBK1〜BK4をセンサ86Ka〜86Kdに同時に入射させることが可能となる。その結果、図8に示すように、光走査装置6cでは、ビームBK1〜BK4の光量を設定光量に同時に設定できる。その結果、光走査装置6cにおいて、準備時間を短くすることが可能となる。
なお、光走査装置6a〜6cにおいて、切り替え手段として反射型液晶素子84K,84Ka〜84Kdを用いるものとした。しかしながら、切り替え手段は、これに限らない。切り替え手段は、例えば、ミラーとモータとの組み合わせにより構成されていてもよい。そして、反射状態では、ミラーがビームBK1〜BK4を反射する。一方、透過状態では、モータによりミラーが移動させられて、ビームBK1〜BK4は、直進する。また、その他の構成によって、ビームBK1〜BK4の経路が切り替えられてもよい。
本発明は、光走査装置に有用であり、特に、偏向器により偏向されたビームの光量の低下を抑制できる点において優れている。
R1,R2 経路
1 画像形成装置
2 印刷部
4Y,4M,4C,4K 感光体ドラム
6a,6b,6c 光走査装置
30 制御部
60K 光源
61K コリメータレンズ
62K シリンドリカルレンズ
64 偏向器
66K,68K 走査レンズ
80K ミラー
82K,86K,86Ka〜86Kd センサ
84K,84Ka〜84Kd 反射型液晶素子

Claims (2)

  1. 被走査面にビームを走査する光走査装置であって、
    一方向に複数のビームを放射する面発光レーザーと、
    前記ビームを偏向する偏向手段と、
    前記ビームの光量を検知する検知手段と、
    前記ビームが前記光源から前記偏向手段へと進行する第1の経路と、該ビームが該光源から前記検知手段へと進行する第2の経路とに、該ビームの経路を切り替える切り替え手段と、
    前記検知手段が検知した前記ビームの光量に基づいて、前記光源の出力を制御する制御手段と、
    を備えており
    前記切り替え手段は、
    前記複数のビームの内、主走査同期信号の生成に用いられる前記ビームの経路のみを切り替える1つの反射型液晶素子からなる第1の切り替え手段と、
    前記主走査同期信号の生成に用いられる前記ビーム以外の全ての前記ビームの経路を切り替える1つの反射型液晶素子からなる第2の切り替え手段と、
    を含んでいること、
    を特徴とする光走査装置。
  2. 前記検知手段は、前記複数のビームのそれぞれに対応するように複数設けられていること、
    を特徴とする請求項に記載の光走査装置。
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