JP2008216745A - 画像書込み装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像書込み装置は、レーザ出射部から出射してポリゴンミラー302に入射し、ポリゴンミラー302で反射したレーザ光のうち、少なくとも第1のレーザ光を第1の方向に折り返す第1の折り返しミラーと、ポリゴンミラー302で反射したレーザ光のうち、第2のレーザを第2の方向に折り返す第2の折返しミラーとを備えている。そして上記第1の方向は、各ミラーからの反射光の光軸がそのミラーへの入射光の光軸に対して上側または下側になる方向であって、また上記第2の方向は、上記の上側または下側の方向のうち第1の方向とは異なる方向である。第1の折返しミラーはここではY用第1ミラー304であり、第2の折返しミラーはM用第1ミラー306である。このような構成により、光路設定を効率化し省スペース化を実現することができる。
【選択図】図3
Description
感光体ドラム101a〜101d、現像ユニット102a〜102d、帯電ローラ103a〜103d、中間転写ローラ13a〜13d、及びクリーニングユニット104a〜104dは、各色相に応じてそれぞれ4個ずつ設けられ、4つの画像形成部Pa〜Pdを構成している。画像形成部Pa〜Pdは、中間転写ベルト11の移動方向(副走査方向)に一列に配列されている。
露光ユニット1は、本発明に関わるレーザ書込み装置に該当するものであり、ここでは図示しない半導体レーザによるレーザ出射部、ポリゴンミラー及び反射ミラー等を備えており、KCMYの各色相の画像データによって変調されたレーザ光のそれぞれを感光体ドラム101a〜101dのそれぞれに照射することにより、感光体ドラム101a〜101dの表面に画像データに応じた潜像を形成する。感光体ドラム101a〜101dのそれぞれには、CMYKの各色相の画像データによる潜像が形成される。
本実施形態のレーザ書込みは、複数本のレーザ光によって複数の感光体ドラム3を同時に走査露光して各感光体ドラム3に互いに異なる色に対応する画像を書込み、各色に対応する画像を同一の転写媒体上に重ね合わせることによってカラー画像を形成する上記のようなタンデム方式の画像形成装置に適用される。
このような構成により、4つのレーザダイオード202a〜202dから出射したレーザ光は、主走査方向については全て一致し、副走査方向についてはずれ(高低差)を有して、それぞれのレーザ光の光軸が互いに平行となってシリンドリカルミラー205に入射する。そしてここでは、シリンドリカルミラー205に向かう各色用のレーザ光は、レーザ光が進行してもその光束の径が変わらない平行光である。
ここでは、シリンドリカルミラー205は、副走査方向にパワーを有しており、シリンドリカルミラー205からポリゴンミラー301までの光路長に従って、副走査方向にはポリゴンミラー301の反射面近傍でレーザ光が収束するように設定されている。すなわち、それぞれが平行光となってシリンドリカルミラー205に入射した各色用のレーザ光は、副走査方向ではポリゴンミラー301の反射面の表面でほぼ収束する。また同時に光軸が互いに平行となってシリンドリカルミラー205に入射した各色用のレーザ光は、副走査方向についてポリゴンミラー301の表面のほぼ同一位置に収束する。
この走査ラインの書き始めの位置を検出するために、光書込み装置には同期検出装置が設けられている。同期検出装置は上記非画像領域のレーザ光を同期検出光として検出するためのBDセンサ312と、BDセンサ312に同期検出光を導く案内手段であるBD折り返しミラー311が備えられている。
上記の主走査方向の書き出し位置を検出するBDセンサ312は、例えばK用レーザ光の光路上のみに備えられ、4つのレーザ光のうちのK用のレーザ光のみに対応させ、他の色用のレーザ光には、これを参照させることにより、予め決定された画像データの書き出し開始タイミングによって走査を開始させるようにしている。
本実施形態では、図2に示す実施形態におけるシリンドリカルミラー205の代わりに平面鏡である第3ミラー206を配置し、さらに第3ミラー206と第2ミラー204との間の光路上にシリンドリカルレンズ207を配置したことが特徴となっている。その他の構成については、図2と同様である。
その他の構成及び作用については、図2の構成と同様であるため、繰り返しの説明は省略する。
図4および図5において、300は2次光学系ユニット、301はポリゴンミラー、302はfθレンズ、303aはK用シリンドリカルレンズ、303bはC用シリンドリカルレンズ、303cはM用シリンドリカルレンズ、303dはY用シリンドリカルレンズ、304はY用第1ミラー、305はY用第2ミラー、306はM用第1ミラー、307はM用第2ミラー、308はC用第1ミラー、309はC用第2ミラー、310はK用第1ミラー、313は筐体である。
また分離されたM用のレーザ光(Mビーム)は、fθレンズ302を通過した後、M用第1ミラー306,M用第2ミラー307で順に反射して、M用シリンドリカルレンズ303cを通ってM用の感光体ドラム101cに入射する。
同様に、分離されたC用のレーザ光(Cビーム)は、fθレンズ302を通過した後、C用第1ミラー308,C用第2ミラー309で順に反射して、C用シリンドリカルレンズ303bを通ってC用の感光体ドラム101bに入射する。またK用のレーザ光(Kビーム)は、fθレンズ302を経て、K用第1ミラー310で反射し、K用シリンドリカルレンズ303aを通ってK用の感光体ドラム101aに入射する。つまりここでは、上下方向に整列されたレーザ光の配列順と、感光体ドラム101a〜101dの配列順とが一致するように、光学系による光路が設定されている。
また主走査方向については、上述のfθレンズ302で収束光となったレーザ光がそのまま感光体ドラム101a〜101d上で収束する。シリンドリカルレンズ303a〜303dは樹脂を用いて形成されている。画像書込み装置のような走査幅全域をカバーする長尺のシリンドリカルレンズ303a〜303dは樹脂レンズとすることが好適である。
また上記第1の折返しミラーをM用第1ミラー306とし、第2の折返しミラーをC用第1ミラー308と考えることもできる。ここではM用第1ミラー306における反射光は、その入射光の光軸よりも下側に向かっている。一方、C用第1ミラー308における反射光は、その入射光の光軸よりも上側に向かっている。このようにこれらM用第1ミラー306とC用第1ミラー308では、反射光の光軸と入射光の光軸との関係が上下方向に反対になっている。
このような構成により、小さなスペースでレーザ光の光路を設定することができ、薄型の画像書込み装置を構成することができる。
つまりここではKCMYの全てのレーザ光のうち、CMY用のレーザ光の光路に注目すると、上記のようにY用第1ミラー304では、その反射光が入射光の光軸よりも上側に向かい、M用第1ミラー306では、その反射光が入射光の光軸よりも下側に向かい、さらにC用第1ミラー308では、その反射光が入射光の光軸よりも上側に向かっている。このように、上に位置する光路から順に第1の方向と第2の方向が交互になるように光路が設定されている。これにより光路設定を効率化し、省スペース化を実現できる。
つまりここでは、ポリゴンミラー302で反射した各色用のレーザ光について、2回目の折返しを行う第2ミラーとして、Y用第2ミラー305と、M用第2ミラー307と、C用第2ミラー309とが設けられている。これら各第3ミラー305,307,309は、fθレンズ302の上下位置に分かれて配置している。つまりY用第2ミラー305と、C用第2ミラー309とがfθレンズ302より上側に配置し、M用第2ミラー307がfθレンズ302より下側に配置している。このような構成により、これにより光路設定を効率化し省スペース化を実現することができる。
Claims (8)
- 複数のレーザ光を出射する複数のレーザ出射部と、該レーザ出射部から出射したレーザ光を反射して出射方向を変位させる回転多面鏡とを有し、該複数のレーザ光が感光体を走査して露光することにより各前記感光体に潜像を書き込む画像書込み装置において、
前記回転多面鏡で反射したレーザ光のうち、第1のレーザ光を第1の方向に折り返す第1の折り返しミラーと、前記回転多面鏡で反射したレーザ光のうち、第2のレーザを前記第2の方向に折り返す第2の折返しミラーとを備え、
前記第1の方向は、前記折返しミラーからの反射光の光軸が該折返しミラーへの入射光の光軸に対して上側または下側になる方向であって、前記第2の方向は、前記上側または下側の方向のうち第1の方向とは異なる方向であることを特徴とする画像書込み装置。 - 請求項1に記載の画像書込み装置において、前記回転多面鏡で反射した複数のレーザ光の光路が上下方向に整列され、複数のレーザ光のそれぞれを折り返す折返しミラーを有し、該複数のレーザ光のそれぞれを折り返す折返しミラーのうち、少なくとも一部の折返しミラーは、上に光路が位置するレーザ光から順に、前記第1の方向と前記第2の方向とが交互になるように反射方向が設定されていることを特徴とする画像書込み装置。
- 請求項2に記載の画像書込み装置において、前記上下方向に整列されたレーザ光の配列順と、前記感光体の配列順とが一致するように、前記折返しミラーを含む光学系により各レーザ光の光路が設定されていることを特徴とする画像書込み装置。
- 請求項1に記載の画像書込み装置において、前記回転多面鏡を出射したレーザ光に作用するfθレンズと、前記複数のレーザ光のうち、少なくとも一部のレーザ光の光路中に、2回目の折返しを行う複数の折返しミラーとを備え、
該2回目の折返しを行う複数の折返しミラーは、前記fθレンズの上側と下側に分かれて配置していることを特徴とする画像書込み装置。 - 請求項1に記載の画像書込み装置において、前記複数のレーザ出射部は、共通の基板ユニットに一体的に平面状に配置されていることを特徴とする画像書込み装置。
- 請求項5に記載の画像書込み装置において、前記レーザ出射部と前記回転多面鏡との間の光路上に配置されたシリンドリカルミラーを備え、
前記共通の基板ユニットに配置された複数のレーザ出射部のうち、最上部に位置するレーザ出射部から出射したレーザ光は前記シリンドリカルミラーに直接入射し、該最上部を除く位置のレーザ照射部から出射したレーザ光は、折返しミラーにより折り返された後に前記シリンドリカルミラーに入射することを特徴とする画像書込み装置。 - 請求項5に記載の画像書込み装置において、前記レーザ出射部と前記回転多面鏡との間の光路上に配置されたシリンドリカルレンズを備え、
前記共通の基板ユニットに配置された複数のレーザ出射部のうち、最上部に位置するレーザ出射部から出射したレーザ光は前記シリンドリカルレンズに直接入射し、該最上部を除く位置のレーザ照射部から出射したレーザ光は、折返しミラーにより折り返された後に前記シリンドリカルレンズに入射することを特徴とする画像書込み装置。 - 感光体と、請求項1ないし7のいずれか1に記載の画像書込み装置とを備え、該画像書込み装置によって前記感光体に潜像を形成し、該潜像を顕像化することで画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007055465A JP2008216745A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 画像書込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007055465A JP2008216745A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 画像書込み装置 |
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Family
ID=39836842
Family Applications (1)
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JP2007055465A Pending JP2008216745A (ja) | 2007-03-06 | 2007-03-06 | 画像書込み装置 |
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JP (1) | JP2008216745A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017107229A (ja) * | 2017-02-20 | 2017-06-15 | シャープ株式会社 | 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001004948A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-01-12 | Asahi Optical Co Ltd | マルチビーム光源走査装置 |
JP2001033720A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-02-09 | Asahi Optical Co Ltd | マルチビーム光源走査装置 |
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2007
- 2007-03-06 JP JP2007055465A patent/JP2008216745A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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