JP2013205538A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤を良好に重ねることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置(カラープリンタ1)は、並列配置され、光ビームBの照射によって形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される複数の感光体ドラム61と、感光体ドラム61の表面に光ビームBを照射する露光装置5とを備え、各感光体ドラム61に接触しながら感光体ドラム61の配列方向の一方に向けて移動する用紙Sに対して各感光体ドラム61上の現像剤像を転写する。露光装置5は、用紙Sの移動方向最上流側に配置された感光体ドラム61Yに照射する光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径が、用紙Sの移動方向最下流側に配置された感光体ドラム61Kに照射する光ビームBKの感光体ドラム61K上でのビーム径よりも大きくなるように構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置(カラープリンタ1)は、並列配置され、光ビームBの照射によって形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される複数の感光体ドラム61と、感光体ドラム61の表面に光ビームBを照射する露光装置5とを備え、各感光体ドラム61に接触しながら感光体ドラム61の配列方向の一方に向けて移動する用紙Sに対して各感光体ドラム61上の現像剤像を転写する。露光装置5は、用紙Sの移動方向最上流側に配置された感光体ドラム61Yに照射する光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径が、用紙Sの移動方向最下流側に配置された感光体ドラム61Kに照射する光ビームBKの感光体ドラム61K上でのビーム径よりも大きくなるように構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、並列配置された複数の感光体を備える画像形成装置に関する。
従来、カラープリンタなどの画像形成装置として、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応した感光ドラムが用紙の搬送方向に沿って並べて配置されたタンデム式のものが知られている(特許文献1参照)。このような画像形成装置では、各感光ドラムに対応して転写ローラが設けられ、この転写ローラに転写バイアスが印加されることで、感光ドラムと転写ローラとの間で用紙を搬送する際に、感光ドラム上のトナーが用紙上に転写される。
ところで、タンデム式の画像形成装置では、用紙に転写された1色目のトナーが凝集していると、その部分の電位が高くなることがある。そして、電位が高い1色目のトナーの上に他の色のトナーを重ねて転写しようとすると、1色目のトナーによって他の色のトナーが弾かれ、その周囲に飛散してしまうという問題が生じる。このような問題は、1色目のトナーが下流側の感光ドラムと転写ローラの間を通過する際に帯電量が高くなること(以下、本明細書において「チャージアップ」という。)によって、1色目のトナーの上に最下流側に配置された感光ドラムからのトナーを重ねて転写しようとする場合に顕著となる。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、トナー(現像剤)を良好に重ねることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための本発明は、並列配置され、光ビームの照射によって形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される複数の感光体と、感光体の表面に光ビームを照射する露光装置とを備え、各感光体に接触しながら感光体の配列方向の一方に向けて移動する被転写媒体に対して各感光体上の現像剤像を転写する画像形成装置である。
そして、露光装置は、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射する光ビームの当該感光体上でのビーム径が、被転写媒体の移動方向最下流側に配置された感光体に照射する光ビームの当該感光体上でのビーム径よりも大きくなるように構成されている。
そして、露光装置は、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射する光ビームの当該感光体上でのビーム径が、被転写媒体の移動方向最下流側に配置された感光体に照射する光ビームの当該感光体上でのビーム径よりも大きくなるように構成されている。
このような構成によれば、最上流側の感光体に照射する光ビームの感光体上でのビーム径を大きくすることで、光ビームの照射部分(露光部分)の面積が大きくなるため、露光部分に載る現像剤の凝集を抑え、当該部分に現像剤を拡散させて載せることができる。これにより、最上流側の感光体から被転写媒体に転写された現像剤も拡散して転写されることになるので、被転写媒体上での現像剤の層厚が薄くなり、この部分の電位の上昇を抑えることができる。その結果、最上流側で転写された現像剤の上に他の感光体からの現像剤が載りやすくなるため、現像剤を良好に重ねることが可能となる。
前記した画像形成装置は、イエローの現像剤像が形成される感光体が被転写媒体の移動方向最上流側に配置され、ブラックの現像剤像が形成される感光体が被転写媒体の移動方向最下流側に配置された構成とすることができる。
被転写媒体に対して最上流側でイエローの現像剤が転写され、最下流側でブラックの現像剤が転写される構成では、他の場合よりも現像剤(ブラック)の飛散が目立ちやすくなるが、上記配置とすることで、現像剤を良好に重ねることができるので、画質を向上させることができる。
前記した各画像形成装置は、標準画質モードと、標準画質モードよりも被転写媒体に転写可能な現像剤像の密度が高い高画質モードとを切り替える制御装置と、感光体の表面に照射される光ビームの感光体上でのビーム径の大きさを変更する変更手段とを備える構成とすることができる。
この場合、制御装置は、高画質モードのときに、変更手段を制御して、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射される光ビームの当該感光体上でのビーム径を、標準画質モードのときよりも大きくする構成とすることができる。
この場合、制御装置は、高画質モードのときに、変更手段を制御して、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射される光ビームの当該感光体上でのビーム径を、標準画質モードのときよりも大きくする構成とすることができる。
被転写媒体に転写可能な現像剤像の密度が高い高画質モードでは、現像剤の飛散により特に階調の乱れが目立ちやすくなるが、上記構成とすることで、現像剤を良好に重ねることができるので、良好な階調の画像を得ることができる。
前記した各画像形成装置において、露光装置は、照射する光ビームの感光体上でのビーム径が、被転写媒体の移動方向上流側に配置された感光体ほど大きくなるように構成されていてもよい。
このような構成によれば、被転写媒体に対して上流側で転写された現像剤の上に下流側の感光体上の現像剤を良好に重ねることができる。
前記した各画像形成装置は、感光体の表面に照射される光ビームの感光体上でのビーム径の大きさを変更する変更手段と、カラー画像を含む印刷データが入力されたときに、変更手段を制御して、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射される光ビームの当該感光体上でのビーム径を、文字のみからなる印刷データが入力されたときよりも大きくする制御装置とを備える構成とすることができる。カラー画像は、一例として写真画像である。
カラー画像、特に、写真画像などの色数が多いカラー画像では、現像剤の飛散により特に階調の乱れが目立ちやすくなるが、上記構成とすることで、現像剤を良好に重ねることができるので、良好な階調の画像を得ることができる。
前記した各画像形成装置において、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に光ビームを出射する光源の出力は、被転写媒体の移動方向最下流側に配置された感光体に光ビームを出射する光源の出力よりも大きいことが望ましい。
光ビームの感光体上でのビーム径を大きくすることで、最上流側の感光体上における光ビームの強度が小さくなる場合がある。この場合、露光部分と非露光部分との電位差が小さくなって露光部分に必要な現像剤が十分に供給されず、現像剤像の色が薄くなるおそれがあるが、上記構成とすることで、光ビームの強度を確保できるので、露光部分に必要な現像剤が十分に供給され、画質を向上させることができる。
本発明によれば、被転写媒体の移動方向最上流側の感光体に照射する光ビームの感光体上でのビーム径が、最下流側の感光体に照射する光ビームの感光体上でのビーム径よりも大きくなるように構成されていることで、現像剤を良好に重ねることができる。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分である露光装置5の構成について詳細に説明する。また、以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分である露光装置5の構成について詳細に説明する。また、以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの概略構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体2内に、用紙Sを供給する給紙部3と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部4とを主に備えている。そして、画像形成部4は、露光装置5と、4つのプロセスユニット6と、転写ユニット7と、定着ユニット8とを主に備えている。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体2内に、用紙Sを供給する給紙部3と、供給された用紙Sに画像を形成する画像形成部4とを主に備えている。そして、画像形成部4は、露光装置5と、4つのプロセスユニット6と、転写ユニット7と、定着ユニット8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、被転写媒体の一例としての用紙Sを収容する給紙トレイ31と、給紙トレイ31から用紙Sを画像形成部4に供給する給紙機構32とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Sは、給紙機構32によって1枚ずつ分離されて画像形成部4に供給される。
露光装置5は、本体筐体2内の上部に設けられ、印刷データに基づく光ビームBを各感光体ドラム61の表面に照射することで、感光体ドラム61の表面を露光して静電潜像を形成するように構成されている。露光装置5の詳細については後述する。
4つのプロセスユニット6は、給紙トレイ31と露光装置5の間で前後方向に沿って並列配置されており、それぞれ、感光体の一例としての感光体ドラム61と、帯電器62と、現像ローラ63と、供給ローラ64と、層厚規制ブレード65と、正帯電性のトナー(現像剤)を収容するトナー収容部66とを主に備えている。
プロセスユニット6は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー(図示省略)が収容された6Y,6M,6C,6Kの符号で示すものが前側(用紙Sの搬送方向上流側)からこの順で並んで配置されている。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム61などを特定する場合には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに対応させて、Y、M、C、Kの記号を付することとする。
転写ユニット7は、給紙トレイ31とプロセスユニット6との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設された無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、外側の面が各感光体ドラム61に接しており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム61との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着ユニット8は、プロセスユニット6および転写ユニット7の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。
画像形成部4では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に正帯電された後、露光装置5からの光ビームBの照射によって露光されることで、感光体ドラム61上に印刷データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部66内のトナーは、供給ローラ64を介して現像ローラ63に供給され、現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。なお、この過程において、トナーは、現像ローラ63と供給ローラ64の間や、現像ローラ63と層厚規制ブレード65の間などで正に摩擦帯電される。そして、現像ローラ63上に担持されたトナーが感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像(現像剤像)が形成される。
給紙部3から供給された用紙Sは、搬送ベルト73上を各感光体ドラム61に接触しながら前から後ろ(感光体ドラム61の配列方向の一方)に向けて移動する。この過程において、各感光体ドラム61上のトナー像は、感光体ドラム61と、転写バイアスが印加された転写ローラ74との間で用紙S上に順次重ね合わせて転写される。そして、トナー像が転写された用紙Sは、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を通過することでトナー像が熱定着され、搬送ローラ23によって本体筐体2内から外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
<露光装置の詳細構成>
図2および図3に示すように、露光装置5は、筐体50内に、4つの光源装置51と、2つの反射鏡52と、2つのシリンドリカルレンズ53と、ポリゴンミラー54と、2つのfθレンズ55と、複数の反射鏡56と、4つの補正レンズ57とを主に備えている。
図2および図3に示すように、露光装置5は、筐体50内に、4つの光源装置51と、2つの反射鏡52と、2つのシリンドリカルレンズ53と、ポリゴンミラー54と、2つのfθレンズ55と、複数の反射鏡56と、4つの補正レンズ57とを主に備えている。
光源装置51は、光ビームBを出射する装置であり、それぞれ、光源の一例としての半導体レーザLDと、開口絞りAPと、カップリングレンズCLとを主に備えて構成されている。開口絞りAPは、略矩形状の開口を有する板状の部材であり、半導体レーザLDから出射されたレーザ光の径を規定する。カップリングレンズCLは、レーザ光を集光して光ビーム(平行光束)に変換するレンズである。光源装置51Yと51Cは、前後方向に並んで配置されており、光源装置51Mと51Kは、前後に互いに向かい合った状態で、出射する光ビームBM,BKが、光源装置51Y,51Cが出射する光ビームBY,BCに対して略直交するように配置されている。
反射鏡52は、光源装置51M,51Kからの光ビームBM,BKをポリゴンミラー54に向けて反射する部材である。なお、光源装置51Y,51Cからの光ビームBY,BCは、それぞれ、反射鏡52の上を通過してポリゴンミラー54に入射される。
シリンドリカルレンズ53は、ポリゴンミラー54の面倒れを補正するため、光ビームBを屈折させて副走査方向に収束し、ポリゴンミラー54の反射面上で主走査方向に長い線状に結像させるレンズである。
シリンドリカルレンズ53は、ポリゴンミラー54の面倒れを補正するため、光ビームBを屈折させて副走査方向に収束し、ポリゴンミラー54の反射面上で主走査方向に長い線状に結像させるレンズである。
ポリゴンミラー54は、回転軸から等距離に設けられた6つのミラー面(反射面)を有し、ミラー面が回転軸を中心に一定速度で回転することで、シリンドリカルレンズ53を通過した光ビームBを反射して主走査方向(図2の左右方向)に偏向する部材である。
fθレンズ55は、ポリゴンミラー54の面倒れを補正するため、光ビームBを屈折させて副走査方向に収束し、感光体ドラム61の表面上で点状に結像させるレンズである。また、fθレンズ55は、ポリゴンミラー54によって等角速度で走査された光ビームBを感光体ドラム61の表面で主走査方向に等速度で走査するfθ特性を有している。
fθレンズ55は、ポリゴンミラー54の面倒れを補正するため、光ビームBを屈折させて副走査方向に収束し、感光体ドラム61の表面上で点状に結像させるレンズである。また、fθレンズ55は、ポリゴンミラー54によって等角速度で走査された光ビームBを感光体ドラム61の表面で主走査方向に等速度で走査するfθ特性を有している。
反射鏡56は、fθレンズ55を通過した光ビームBを補正レンズ57に向けて反射する部材である。
補正レンズ57は、ポリゴンミラー54の面倒れを補正するため、光ビームBを屈折させて副走査方向に収束し、感光体ドラム61の表面上に結像させるレンズである。
補正レンズ57は、ポリゴンミラー54の面倒れを補正するため、光ビームBを屈折させて副走査方向に収束し、感光体ドラム61の表面上に結像させるレンズである。
露光装置5では、図2に示すように、光源装置51Y,51Cからの光ビームBY,BCは、シリンドリカルレンズ53を通過して、ポリゴンミラー54で主走査方向に偏向される。また、光源装置51M,51Kからの光ビームBM,BKは、反射鏡52で反射されて進路をポリゴンミラー54に向けた後、シリンドリカルレンズ53を通過して、ポリゴンミラー54で主走査方向に偏向される。そして、図3に示すように、ポリゴンミラー54で偏向された光ビームBは、fθレンズ55を通過し、反射鏡56で反射され、補正レンズ57と筐体50の底面に形成された露光口50Aを通過した後、感光体ドラム61の表面を走査露光する。
本実施形態において、露光装置5は、最も前側(用紙Sの移動方向最上流側)に配置された感光体ドラム61Yに照射する光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径が、最も後側(用紙Sの移動方向最下流側)に配置された感光体ドラム61Kに照射する光ビームBKの感光体ドラム61K上でのビーム径よりも大きくなるように構成されている。具体的には、図4(a),(b)に示すように、光ビームBYを出射する光源装置51Yの開口絞りAPYは、開口AYの大きさが、光ビームBKを出射する光源装置51Kの開口絞りAPKの開口AKの大きさよりも小さくなっている。一例として、開口絞りAPYの開口AYの大きさ(主走査方向の幅)は、およそ2.0〜3.0mmであり、開口絞りAPKの開口AKの大きさ(主走査方向の幅)は、およそ4.2mmである。
これにより、半導体レーザLDから出射されて、開口絞りAPYの開口AYを通過したレーザ光のカップリングレンズCLYの入射面上での径は、開口AKを通過したレーザ光のカップリングレンズCLKの入射面上での径よりも小さくなる。そして、カップリングレンズCLによって光ビーム(平行光束)に変換された後の光ビームBYのビーム径も、光ビームBKのビーム径よりも小さくなる。
ここで、fθレンズ55は、入射された光ビームのビーム径が大きいと感光体ドラム61上での光ビームのビーム径が小さくなり、入射された光ビームのビーム径が小さいと感光体ドラム61上での光ビームのビーム径が大きくなるという特性を有している。そのため、fθレンズ55にビーム径が小さい光ビームBYが入射されることで、感光体ドラム61Y上での光ビームBYのビーム径BDYは、感光体ドラム61K上でのビーム径BDKよりも大きくなる。一例として、ビーム径BDYは、およそ167μmであり、ビーム径BDKは、およそ60μmである。なお、図4では、シリンドリカルレンズ53やポリゴンミラー54などの図示を省略しているとともに、ビーム径BDを実際よりも強調して示している。
また、本実施形態において、光源装置51Yの半導体レーザLDYは、その出力が、光源装置51Kの半導体レーザLDKの出力よりも大きくなるように設定されている。ここで、仮に、半導体レーザLDYの出力が半導体レーザLDKの出力と同じであると、開口絞りAPYの開口AYが小さいことで、開口AYを通過するレーザ光の光量が少なくなるので、感光体ドラム61Y上での光ビームBYの強度が感光体ドラム61K上での光ビームBKの強度よりも小さくなる。そこで、本実施形態では、半導体レーザLDYの出力を半導体レーザLDKの出力よりも大きく設定している。
半導体レーザLDYの出力は、感光体ドラム61Y上での光ビームの単位時間当たりのエネルギーが、感光体ドラム61K上での光ビームの単位時間当たりのエネルギーと略等しくなるような出力に設定されている。具体的には、感光体ドラム61Y上での光ビームBYの強度分布が図5(a)に示したような傾向として現れ、感光体ドラム61K上での光ビームBKの強度分布が図5(b)に示したような傾向として現れるので、図5(a)のハッチングを付した部分の面積が、図5(b)のハッチングを付した部分の面積と略等しくなるように、半導体レーザLDYの出力を半導体レーザLDKの出力よりも大きく設定する。
なお、本実施形態では、開口絞りAPM,APCは、開口の大きさが、開口絞りAPKの開口AKの大きさと同じとなっている。これにより、光ビームBM,BCの感光体ドラム61M,61C上でのビーム径は、光ビームBKの感光体ドラム61K上でのビーム径と同じとなっている。また、光源装置51M,51Cの半導体レーザLDM,LDCは、その出力が、光源装置51Kの半導体レーザLDKの出力と同じになるように設定されている。
<カラープリンタの作用効果>
次に、以上のように構成されたカラープリンタ1の作用効果について、用紙S上に、移動方向最上流側でイエローのトナーを転写し、その後、移動方向最下流側でブラックのトナーをイエローのトナーの上に重ねて転写する場合を例に説明する。
図6(a)に示すように、帯電器62による帯電直後の感光体ドラム61Yの表面は、一様に正帯電されている。そして、図6(b)に示すように、露光装置5からの光ビームBYの照射によって露光されることで、露光部分の電位が下がって静電潜像が形成される。
次に、以上のように構成されたカラープリンタ1の作用効果について、用紙S上に、移動方向最上流側でイエローのトナーを転写し、その後、移動方向最下流側でブラックのトナーをイエローのトナーの上に重ねて転写する場合を例に説明する。
図6(a)に示すように、帯電器62による帯電直後の感光体ドラム61Yの表面は、一様に正帯電されている。そして、図6(b)に示すように、露光装置5からの光ビームBYの照射によって露光されることで、露光部分の電位が下がって静電潜像が形成される。
このとき、図6(e)に示すように、仮に、感光体ドラム61Y上での光ビームBYのビーム径が小さかった場合、光ビームBYの照射部分(露光部分)の面積が小さくなる。その後、図6(f)に示すように、現像ローラ63からイエローのトナーTYが供給されると、トナーTYは、面積が小さい露光部分に積み重なって凝集した状態で感光体ドラム61Yの表面に載り、図6(g)に示すように、この凝集した状態で感光体ドラム61Yから用紙S上に転写される。用紙S上に転写されたトナーTYは、凝集により層厚が厚くなっているので、トナーTYの層は、全体として電位が高くなる。
その後、感光体ドラム61KからブラックのトナーTKがトナーTYの上に転写されるとき、トナーTKは、電位が高いトナーTYの層に弾かれて、トナーTYの周囲に飛散し、用紙S上に直接載ってしまうことがある。また、用紙Sの移動方向最上流側で転写されるトナーTYは、感光体ドラム61M,61Cと転写ローラ74の間を通過する際にチャージアップするため、凝集によって電位が高くなっている状態から、さらに電位(帯電量)が高くなるので、用紙Sの移動方向最下流側で転写されるトナーTKは、トナーTYの上にマゼンタやシアンのトナーを転写する場合よりも弾かれ、飛散しやすくなる。
一方、図6(b)に示す本実施形態のように、感光体ドラム61Y上での光ビームBYのビーム径が大きいと、露光部分の面積が大きくなる。その後、図6(c)に示すように、現像ローラ63からトナーTYが供給されると、トナーTYは、面積が大きい感光体ドラム61Yの露光部分に拡散した状態で載り、図6(d)に示すように、この拡散した状態で感光体ドラム61Yから用紙S上に転写される。用紙S上に転写されたトナーTYは、拡散により層厚が薄くなっているので、トナーTYの層は、全体として電位の上昇が抑えられる。
これにより、感光体ドラム61KからトナーTKがトナーTYの上に転写されるとき、トナーTKは、トナーTYの上に載りやすくなるため、トナーTY,TKを良好に重ねることが可能となる。その結果、カラープリンタ1では、トナーの飛散に起因する画質の低下を抑制することができる。なお、トナーTYがチャージアップしたとしても、転写直後のトナーTYの電位の上昇が抑えられていることで、チャージアップによる電位の上昇も抑えられるため、この場合であっても、トナーTY,TKを良好に重ねることが可能となる。また、仮に、トナーTKがチャージアップしたトナーTYによって弾かれたとしても、トナーTYが拡散して転写されていることで、トナーTYの層の上を動くだけで済み、用紙Sに直接載るようなことは抑制することができる。
ちなみに、本実施形態のように、イエローのトナー像が形成される感光体ドラム61Yが用紙Sの移動方向最上流側に配置され、ブラックのトナー像が形成される感光体ドラム61Kが最下流側に配置されている構成では、仮に、イエローのトナーの下地に対してブラックのトナーが飛散し、用紙S上に直接載ると、他の色の組み合わせの場合よりも、用紙S上の画像に飛散の影響が現れやすい。しかし、本実施形態のカラープリンタ1では、トナーを良好に重ねることができるので、イエローのトナーの下地に対するブラックのトナーの飛散を抑えることができ、従来技術と比較して、画質を向上させることが可能となる。また、イエローのトナーは、拡散された状態で用紙S上に転写されても目立ちにくいため、他の色を用紙Sの移動方向最上流側で転写する場合よりも、画質を良好なものとすることができる。
また、本実施形態では、半導体レーザLDYの出力が半導体レーザLDKの出力よりも大きいので、光ビームBYのビーム径BDYを光ビームBKのビーム径BDKよりも大きくしただけの場合と比較して、画質を向上させることができる。補足すると、特に、本実施形態のように、開口絞りAPYの開口AYを小さくすることで光ビームBYのビーム径BDYを大きくする構成では、開口AYを通過するレーザ光の光量が少なくなるため、半導体レーザLDの出力が同じであると、感光体ドラム61Y上での光ビームBYの強度が小さくなる。そうすると、感光体ドラム61Y上の露光部分と非露光部分との電位差が小さくなり、露光部分に必要なトナーが十分に供給されず、用紙Sに形成された画像中のイエローの色が薄くなるおそれがある。しかし、本実施形態のように、半導体レーザLDYの出力を大きくすることで、感光体ドラム61Y上での光ビームBYの強度を確保できるので、露光部分と非露光部分との電位差を大きくすることができる。これにより、露光部分に必要なトナーを十分に供給することができるので、イエローの色が薄くなるような不具合を解消して画質を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、先に説明した実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
本実施形態のカラープリンタ1は、光源装置51Yの開口絞りAPYを移動させることで、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を変更可能に構成されている。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、先に説明した実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
本実施形態のカラープリンタ1は、光源装置51Yの開口絞りAPYを移動させることで、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を変更可能に構成されている。
具体的に、本実施形態のカラープリンタ1は、前記した第1実施形態と同様の構成(図1〜3参照)を備えるほか、さらに、図7(a),(b)に示すように、変更手段9と制御装置10を備えている。そして、本実施形態のカラープリンタ1では、光源装置51Yの開口絞りAPYの開口AYの大きさが、他の開口絞りAPM,APC,APKの開口の大きさと同じとなっている。
変更手段9は、開口絞りAPYを光ビームBYの光軸方向にスライド移動させることで、感光体ドラム61Yの表面に照射される光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径BDの大きさを変更する機構であり、露光装置5の筐体50内に設けられている。この変更手段9は、図示しないモータなどの駆動源や、駆動源からの駆動力を開口絞りAPYに伝達するギヤなどからなる駆動力伝達機構などを主に有して構成されている。
変更手段9は、開口絞りAPYを図7(a)に示す位置から図7(b)に示すカップリングレンズCLYに近づける方向に移動させることで、レーザ光のカップリングレンズCLYの入射面上での径を小さくする。これにより、カップリングレンズCLによって変換されてfθレンズ55に入射される光ビームBYのビーム径が小さくなるため、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径が大きくなる(BDLとなる)。
また、変更手段9は、開口絞りAPYを図7(b)に示す位置から図7(a)に示すカップリングレンズCLYから遠ざける方向に移動させることで、レーザ光のカップリングレンズCLYの入射面上での径を大きくする。これにより、カップリングレンズCLによって変換されてfθレンズ55に入射される光ビームBYのビーム径が大きくなるため、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径が小さくなる(BDSとなる)。なお、図7では、ビーム径BDを実際よりも強調して示している。
制御装置10は、カラープリンタ1の各部(動作)を制御する装置であり、本体筐体2内の適宜な位置に配置されている。この制御装置10は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備えて構成されており、各種センサの検出結果や予め設定されたプログラムなどに基づいて各演算処理を行うことで制御を実行する。
制御装置10は、ユーザの選択により、標準画質モードと、標準画質モードよりも用紙Sに転写可能なトナー像の密度が高い(転写可能なドットの数が多い)高画質モードとを切り替え可能に構成されている。具体的に、制御装置10は、高画質モードのときには、感光体ドラム61を露光する際の半導体レーザLDの単位時間当たりの点滅回数を、標準画質モードのときよりも多くする。なお、標準画質モードと高画質モードの切り替えは、例えば、ユーザがカラープリンタ1の図示しない操作パネルなどを操作してモードを選択したときに行ってもよいし、ユーザがパーソナルコンピュータなどからカラープリンタ1に対して印刷の指示や印刷データを含む印刷ジョブを出力する際に併せてモードを選択したときに行ってもよい。
本実施形態では、標準画質モードのとき、開口絞りAPYは、図7(a)に示すカップリングレンズCLYから遠い位置にあり、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径BDSが、他の光ビームBM,BC,BKの感光体ドラム61M,61C,61K上でのビーム径と同じとなっている。そして、制御装置10は、高画質モードのとき(標準画質モードから高画質モードに切り替えたとき)に、変更手段9を制御して、開口絞りAPYを図7(b)に示す位置に移動させ、印刷時における、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を、標準画質モードのとき(BDS)よりも大きいBDLとする。また、制御装置10は、高画質モードから標準画質モードに切り替えたときに、変更手段9を制御して、開口絞りAPYを図7(b)に示す位置から図7(a)に示す位置に移動させ、印刷時における、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を、高画質モードのとき(BDL)よりも小さいBDSとする。
なお、本実施形態のカラープリンタ1は、標準画質モードのとき、半導体レーザLDYの出力が、他の半導体レーザLDM,LDC,LDKの出力と同じとなっている。そして、高画質モードのとき、半導体レーザLDYの出力は、制御装置10によって、他の半導体レーザLDM,LDC,LDKの出力よりも大きくなるように制御される。これにより、イエローの色が薄くなるような不具合を解消して画質を向上させることができる。
次に、制御装置10の制御について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。制御装置10は、図8に示すフローチャートの処理を繰り返し実行している。
図8に示すように、制御装置10は、モードの選択がされたか否かを判定する(S201)。そして、モードの選択がされた場合(S201,Yes)、制御装置10は、高画質モードが選択されたのか、標準画質モードが選択されたのかを判定する(S202)。
図8に示すように、制御装置10は、モードの選択がされたか否かを判定する(S201)。そして、モードの選択がされた場合(S201,Yes)、制御装置10は、高画質モードが選択されたのか、標準画質モードが選択されたのかを判定する(S202)。
高画質モードのとき(S202,Yes)、制御装置10は、変更手段9を制御して、開口絞りAPYを図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置に移動させてカップリングレンズCLYに近づける(S203)。また、標準画質モードのとき(S202,No)、制御装置10は、変更手段9を制御して、開口絞りAPYを図7(b)に示す位置から図7(a)に示す位置に移動させてカップリングレンズCLYから遠ざける(S204)。ステップS203,204の実行後、制御装置10は、ステップS205へ進む。
なお、開口絞りAPYがもともと各モードに対応する位置にある場合には、制御装置10は、開口絞りAPYを移動させずに、ステップS205へ進む。また、ステップS201において、モードの選択がされなかった場合(S201,Yes)、制御装置10は、現在のモード(開口絞りAPYの位置)を維持して、ステップS205へ進む。
ステップS205において、制御装置10は、印刷ジョブが入力されているか否かを判定する。そして、印刷ジョブ(印刷データ)が入力されている場合(Yes)、制御装置10は、印刷を開始する(S206)。その後、制御装置10は、印刷が終了したか否かを判定し(S207)、印刷が終了した場合(Yes)、図8に示すフローチャートの処理を終了する。なお、ステップS205において、印刷ジョブ(印刷データ)が入力されていない場合(No)、制御装置10は、図8に示すフローチャートの処理を終了する。
以上説明した本実施形態においても、前記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態のように、用紙Sに転写可能なドットの数が多い高画質モードを実行可能なカラープリンタ1では、特に高画質モードのときに、トナーの飛散によって階調の乱れが画像に現れやすくなるが、トナーを良好に重ねることができることで、良好な階調の画像を得ることができる。
また、本実施形態のように、用紙Sに転写可能なドットの数が多い高画質モードを実行可能なカラープリンタ1では、特に高画質モードのときに、トナーの飛散によって階調の乱れが画像に現れやすくなるが、トナーを良好に重ねることができることで、良好な階調の画像を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、制御装置10の機能の一部(開口絞りAPYを移動させる条件)が前記した第2実施形態と異なっているだけであり、その他の構成や制御は、前記した第2実施形態と同様である。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、制御装置10の機能の一部(開口絞りAPYを移動させる条件)が前記した第2実施形態と異なっているだけであり、その他の構成や制御は、前記した第2実施形態と同様である。
本実施形態の制御装置10は、入力された印刷データに、カラー画像、具体的には、カラー写真画像が含まれているか否かを判定可能に構成されている。なお、具体的な判定方法については、広く公知の方法を採用することができるので、本明細書では詳細な説明を省略する。
制御装置10は、カラー写真画像を含む印刷データ(以下、写真データという。)が入力されたときに、変更手段9を制御して、開口絞りAPYを図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置に移動させ、印刷時における、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を、他の種類の印刷データ、例えば、文字のみからなる印刷データ(以下、文字データという。)が入力されたときよりも大きくする。また、制御装置10は、文字データが入力されたときには、開口絞りAPYを図7(a)に示す位置に維持する。
さらに、制御装置10は、文字データが入力されたときの印刷時には、半導体レーザLDYの出力が、他の半導体レーザLDM,LDC,LDKの出力と同じとなり、写真データが入力されたときの印刷時には、半導体レーザLDYの出力が、他の半導体レーザLDM,LDC,LDKの出力よりも大きくなるように、半導体レーザLDYの出力を制御する。
次に、本実施形態の制御装置10の制御について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。制御装置10は、図9に示すフローチャートの処理を繰り返し実行している。
図9に示すように、制御装置10は、印刷ジョブが入力されたか否かを判定し(S301)、印刷ジョブが入力された場合(Yes)、入力された印刷データが写真データであるか否かを判定する(S302)。
図9に示すように、制御装置10は、印刷ジョブが入力されたか否かを判定し(S301)、印刷ジョブが入力された場合(Yes)、入力された印刷データが写真データであるか否かを判定する(S302)。
そして、写真データである場合(S302,Yes)、制御装置10は、変更手段9を制御して、開口絞りAPYを図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置に移動させてカップリングレンズCLYに近づけ(S303)、印刷を開始する(S304)。一方、写真データでない場合(例えば、文字データである場合)(S302,No)、制御装置10は、開口絞りAPYを図7(a)に示す位置に維持して、印刷を開始する(S304)。
その後、制御装置10は、印刷が終了したか否かを判定し(S305)、印刷が終了した場合(Yes)、制御装置10は、開口絞りAPYが図7(b)に示す位置にあるときは、図7(a)に示す元の位置に戻して(S306)、図9に示すフローチャートの処理を終了する。
以上説明した本実施形態においても、前記した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、カラー写真画像などの色数が多いカラー画像では、トナーの飛散により特に階調の乱れが目立ちやすくなるが、写真データが入力されたときの印刷時に光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を大きくする本実施形態によれば、トナーを良好に重ねることができるので、良好な階調の画像を得ることができる。
なお、カラー写真画像などの色数が多いカラー画像では、トナーの飛散により特に階調の乱れが目立ちやすくなるが、写真データが入力されたときの印刷時に光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径を大きくする本実施形態によれば、トナーを良好に重ねることができるので、良好な階調の画像を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記第1実施形態では、露光装置5は、光ビームBM,BC,BKの感光体ドラム61M,61C,61K上でのビーム径が互いに同じであり、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径だけが他のものより大きくなるように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図2,3を参考にして説明すると、露光装置5は、照射する光ビームBの感光体ドラム61上でのビーム径が、用紙Sの移動方向上流側に配置された感光体ドラム61ほど大きくなるように構成されていてもよい。すなわち、露光装置5は、感光体ドラム61上でのビーム径が、光ビームBK,BC,BM,BYの順に、大きくなるように構成されていてもよい。具体的には、開口絞りAPの開口の大きさを、APK,APC,APM,APYの順に、小さくしていくことで上記構成を実現することができる。これによれば、用紙Sに対して上流側で転写されたトナーの上に下流側のトナーを良好に重ねることができる。
また、例えば、露光装置5は、光ビームBY,BMの感光体ドラム61Y,61M上でのビーム径が互いに同じであり、かつ、光ビームBC,BKの感光体ドラム61C,61K上でのビーム径よりも大きくなるように構成されていてもよい。また、露光装置5は、光ビームBY,BM,BCの感光体ドラム61Y,61M,61C上でのビーム径が互いに同じであり、かつ、光ビームBKの感光体ドラム61K上でのビーム径よりも大きくなるように構成されていてもよい。
前記第2および第3実施形態では、標準画質モードのときや文字データが入力されたときの光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径が、他の光ビームBM,BC,BKの感光体ドラム61M,61C,61K上でのビーム径と同じであったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、標準画質モードのときや文字データが入力されたときの光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径は、他の光ビームBM,BC,BKの感光体ドラム61M,61C,61K上でのビーム径よりも大きくてもよい。この場合、高画質モードのときや写真データが入力されたときに、開口絞りAPYがカップリングレンズCLY側に移動することで、光ビームBYの感光体ドラム61Y上でのビーム径は、標準画質モードのときや文字データが入力されたときのビーム径よりもさらに大きくなることとなる。
前記第2および第3実施形態で示した変更手段9の具体的な構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、変更手段は、選択されたモードや入力された印刷データなどに応じて、開口の径の異なる複数の開口絞りのうちの1つを光ビームの光路上に移動させるように構成されていてもよい。また、変更手段は、光ビームの感光体上でのビーム径を大きくする際に、光ビームを拡散して透過させるすりガラスのような部材を光ビームの光路上に進入させるように構成されていてもよい。
前記第3実施形態では、カラー画像として写真画像を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カラー画像は、階調を有する写真画像以外の画像(ハーフトーン画像)や、塗りつぶし部分が多い画像などであってもよい。
前記実施形態では、感光体ドラム61Y,61M,61C,61Kが用紙Sの搬送方向上流側からこの順で並んで配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。言い換えれば、本発明において、感光体の配列順(色の配置)は任意である。
前記実施形態で示した露光装置5の具体的な構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態の露光装置5では、開口絞りAPが半導体レーザLDとカップリングレンズCLの間に配置されていたが、これに限定されず、開口絞りがカップリングレンズの光ビームの進行方向下流側に配置されていてもよい。また、前記実施形態の露光装置5は、回転することで光ビームを偏向するポリゴンミラー54を備えていたが、これに限定されず、例えば、ポリゴンミラーの代わりに、揺動することで光ビームを偏向する振動ミラーなどを備えていてもよい。
前記実施形態では、被転写媒体として用紙Sを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、被転写媒体は、いわゆる中間転写ベルトなどであってもよい。言い換えれば、本発明は、感光体上の現像剤像を用紙に直接転写する方式のプリンタに限定されず、中間転写方式のプリンタに適用することもできる。
前記実施形態では、光ビームは平行光束であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、光ビームは、収束光束であってもよいし、発散光束であってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタ1(プリンタ)を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。また、前記実施形態では、正帯電性のトナー(現像剤)を使用する画像形成装置に本発明を適用した例を示したが、これに限定されず、本発明は、負帯電性の現像剤を使用する画像形成装置にも適用することができる。
1 カラープリンタ
5 露光装置
9 変更手段
10 制御装置
61K 感光体ドラム
61Y 感光体ドラム
BK 光ビーム
BY 光ビーム
LDK 半導体レーザ
LDY 半導体レーザ
S 用紙
TK トナー
TY トナー
5 露光装置
9 変更手段
10 制御装置
61K 感光体ドラム
61Y 感光体ドラム
BK 光ビーム
BY 光ビーム
LDK 半導体レーザ
LDY 半導体レーザ
S 用紙
TK トナー
TY トナー
Claims (7)
- 並列配置され、光ビームの照射によって形成された静電潜像に現像剤が供給されることで現像剤像が形成される複数の感光体と、前記感光体の表面に光ビームを照射する露光装置とを備え、各感光体に接触しながら感光体の配列方向の一方に向けて移動する被転写媒体に対して各感光体上の現像剤像を転写する画像形成装置であって、
前記露光装置は、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射する光ビームの当該感光体上でのビーム径が、被転写媒体の移動方向最下流側に配置された感光体に照射する光ビームの当該感光体上でのビーム径よりも大きくなるように構成されたことを特徴とする画像形成装置。 - イエローの現像剤像が形成される感光体が被転写媒体の移動方向最上流側に配置され、ブラックの現像剤像が形成される感光体が被転写媒体の移動方向最下流側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 標準画質モードと、前記標準画質モードよりも被転写媒体に転写可能な現像剤像の密度が高い高画質モードとを切り替える制御装置と、
前記感光体の表面に照射される光ビームの感光体上でのビーム径の大きさを変更する変更手段とを備え、
前記制御装置は、前記高画質モードのときに、前記変更手段を制御して、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射される光ビームの当該感光体上でのビーム径を、前記標準画質モードのときよりも大きくすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記露光装置は、照射する光ビームの感光体上でのビーム径が、被転写媒体の移動方向上流側に配置された感光体ほど大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記感光体の表面に照射される光ビームの感光体上でのビーム径の大きさを変更する変更手段と、
カラー画像を含む印刷データが入力されたときに、前記変更手段を制御して、被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に照射される光ビームの当該感光体上でのビーム径を、文字のみからなる印刷データが入力されたときよりも大きくする制御装置とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記カラー画像は、写真画像であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 被転写媒体の移動方向最上流側に配置された感光体に光ビームを出射する光源の出力は、被転写媒体の移動方向最下流側に配置された感光体に光ビームを出射する光源の出力よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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