JP5071171B2 - リチウム二次電池 - Google Patents
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Description
(1)リチウムイオンを吸蔵/放出可能な正極および負極と、リチウムイオン導電性物質とを有し、リチウムイオン導電性物質は、下記式(1)で表される化合物および、プロピレンカーボネートを含有し、負極構成材料の一部としてカルボキシル基または水酸基を有する化合物を含有し、当該カルボキシル基または水酸基を有する化合物は、酢酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、トリフルオロ酢酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、アクリル酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、アルギン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、芳香族カルボン酸を具備するポリイミド樹脂、及びポリビニルアルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種である、リチウム二次電池。
(2) 電子分光化学分析(ESCA)による負極活物質表面分析において、硫黄元素の2p結合エネルギースペクトルの最大ピーク値が168〜172eVの間に存在する上記(1)のリチウム二次電池。
(3) 上記式(1)で表される化合物は、最低非占有軌道(LUMO)の分子軌道エネルギーが+0.005〜+0.07eVである上記(1)または(2)のリチウム二次電池。
(4) 上記プロピレンカーボネートを50体積%超含有する上記(1)〜(3)のいずれか1つのリチウム二次電池。
(5) 上記式(1)で表される化合物を、0.01〜30質量%含有する上記(1)〜(4)のいずれか1つのリチウム二次電池。
(6) 負極は、カルボシキル基または水酸基を有する化合物を0.01〜10質量%含有する上記(1)〜(5)のいずれか1つのリチウム二次電池。
(7) 前記負極は、活物質として人造黒鉛を含有する上記(1)〜(6)のいずれか1つのリチウム二次電池。
(a)この式(1)で表される化合物のR1,R2,R3およびR4であらわされる置換基のうち、いずれか1つのみがアルキル基であるか、
(b)前記負極構成材料の一部としてカルボキシル基または水酸基を有する化合物を含有し、前記リチウムイオン導電性物質中にプロピレンカーボネートを含有するか、
(c)正極活物質がリチウムを含む遷移金属化合物であり、負極活物質が炭素材料であり、
リチウムイオン導電性物質中に非水電解液として、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートの混合溶媒に、低粘度溶媒として鎖状カーボネートを含有するか、
前記(a),(b)または(c)のいずれかの構成を有するものである。
本発明の第1の態様においては、上記式(1)で表される化合物のR1,R2,R3およびR4であらわされる置換基のうち、いずれか1つのみがアルキル基である。つまり、本発明の第1の態様では、リチウム二次電池は、正極と、リチウムイオンを吸蔵/放出可能な負極と、リチウムイオン導電性物質とを有し、このリチウムイオン導電性物質中に下記式(2)で示される化合物を含有するものである。
本発明の第2の態様は、上記式(1)の化合物を含有するに際し、負極構成材料の一部としてカルボキシル基または水酸基を有する化合物を含有し、前記リチウムイオン導電性物質中にプロピレンカーボネートを含有するものである。すなわち、第2の態様におけるリチウム二次電池は、リチウムイオンを吸蔵/放出可能な正極および負極と、リチウムイオン導電性物質とを有し、前記負極構成材料の一部としてカルボキシル基または水酸基を有する化合物を含有し、前記リチウムイオン導電性物質中にプロピレンカーボネートと上記式(1)で示される化合物を含有するものである。
本発明の第3の態様は、上記式(1)で表される化合物を含有するに際し、正極活物質がリチウムを含む遷移金属化合物であり、負極活物質が炭素材料であり、リチウムイオン導電性物質中に非水電解液として、プロピレンカーボネートおよびエチレンカーボネートの混合溶媒に、低粘度溶媒として鎖状カーボネートを含有するものである。
〔参考例A−1〕
正極活物質としてLiCoO2(90重量部)と、導電助剤としてカーボンブラック(6重量部)および結着剤としてPVdF(4重量部)を混合して正極合剤とし、N−メチル−2−ピロリドンを溶剤として分散させ、スラリー状にした。集電体であるAl箔上に得られたスラリーを塗布して乾燥し、正極とした。
電解液としてプロピレンカーボネート75容量%と、エチレンカーボネート25容量%を混合した混合溶媒に対して、4−メチル−1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した電解液を用いたこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
電解液としてプロピレンカーボネート50容量%とエチレンカーボネート50容量%を混合した混合溶媒に対して、4−メチル−1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した電解液を用いたこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
非水電解液の溶媒としてプロピレンカーボネートに4−エチル−1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した電解液を用いたこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
電解液としてエチレンカーボネート70容量%とジエチルカーボネート30容量%を混合した混合溶媒に対して、4−メチル−1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した電解液を用いたこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
非水電解液の溶媒としてプロピレンカーボネートに1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を混合したこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
非水電解液の溶媒としてプロピレンカーボネートにエチレンサルファイト(5重量部)を混合したこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
非水電解液の溶媒としてプロピレンカーボネートに1,3−プロパンスルトン(5重量部)を混合したこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
非水電解液の溶媒としてプロピレンカーボネートにビニレンカーボネート(5重量部)を混合したこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
非水電解液の溶媒としてエチレンカーボネート70容量%とジエチルカーボネート30容量%を混合した混合溶媒を用いたこと以外は参考例A−1と同様にして電池を作製した。
〔実施例B−1〕
負極の作製には、負極活物質として塊状人造黒鉛(96重量部)を、結着剤としてスチレンブタジエンゴム:SBR(3重量部)とカルボキシメチルセルロースCMC(1重量部)を用い、これらを混合して蒸留水を加え、スラリーとした。このスラリーをドクターブレード法によって集電体である電解銅箔に塗布し、110℃で乾燥し、乾燥後に圧延を行い、これを負極として用いた。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比9:1を用いたこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比1:1を用いたこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:CMC=95:1:4(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:CMC=96:2:2(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:CMC=96:3.3:0.7(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:CMC=96:3.7:0.3(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極活物質として人造黒鉛(92重量部)を、結着剤としてPVdF(7重量部)を用い、CMCを1重量部加えて混合した。N−メチル−2−ピロリドンを加えて分散させ、スラリーとし、ドクターブレード法によって集電体である電解銅箔に塗布し、110℃で乾燥した。乾燥後に圧延を行い、これを負極として用いた。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比9:1を用いたこと以外は実施例B−8と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比1:1を用いたこと以外は実施例B−8と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:CMC=92:4:4(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:CMC=92:6:2(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:CMC=92:7.3:0.7(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:CMC=92:7.7:0.3(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:アクリル酸ナトリウム=96:1:3(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:アクリル酸ナトリウム=92:7:1(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:アルギン酸ナトリウム=96:2:2(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:アルギン酸ナトリウム=92:7:1(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:メチルセルロース:酢酸ナトリウム=95:2:2:1(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:酢酸ナトリウム=92:7:1(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:メチルセルロース:トリフルオロ酢酸ナトリウム=95:2:2:1(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:PVdF:トリフルオロ酢酸ナトリウム=92:7:1(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:ポリイミド樹脂=92:8(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:ポリビニルアルコール=90:2:8(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−2と同様にして電池を作製した。
負極活物質として人造黒鉛(92重量部)を用い、結着剤としてPVdF(8重量部)を用いて、実施例B−1と同様の手法によって負極を作製し、それ以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比9:1を用いたこと以外は比較例B−1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比1:1を用いたこと以外は比較例B−1と同様にして電池を作製した。
負極の組成を人造黒鉛:SBR:メチルセルロース=96:2:2(重量比)となるように混合したこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒がプロピレンカーボネートであり、1mol dm−3のLiPF6を溶質とした電解液を用いており、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を含んでいないこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比9:1を用いたこと以外は比較例B−4と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてプロピレンカーボネート:エチレンカーボネート=体積比1:1を用いたこと以外は比較例B−4と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒がプロピレンカーボネートであり、1mol dm−3のLiPF6を溶質とした電解液を用いており、エチレンサルファイト(5重量部)を含むこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒がプロピレンカーボネートであり、1mol dm−3のLiPF6を溶質とした電解液を用いており、1,3−プロパンスルトン(5重量部)を含むこと以外は実施例1と同様にして電池を作製した。
電解液の溶媒としてエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=体積比3:7を用いたこと以外は実施例B−1と同様にして電池を作製した。
〔参考例C−1〕
正極活物質としてLiNi0.33Mn0.33Co0.33O2(90重量部)と、導電助剤としてカーボンブラック(6重量部)および結着剤としてPVdF(4重量部)を混合して正極合剤とし、N−メチル−2ピロリドンを溶剤として分散させ、スラリー状にした。集電体であるAl箔上に得られたスラリーを塗布して乾燥し、正極とした。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比1:1:8を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比3:1:6を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LIPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比4:1:5を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比5:1:4を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積仕6:1:3を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比7:1:2を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として2.0mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比2:1:7を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液としてPCとEC、粘性率が0.65mPa・sのメチルエチルカーボネート(MEC)を体積比:2対1対7で混合したものを溶媒とし、LiPF6を1.5mol dm−3の割合で溶質とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液としてPCとEC、粘性率が0.59mPa・sのジメチルカーボネート(DMC)を体積比:2対1対7で混合したものを溶媒とし、LiPF6を1.5mol dm−3の割合で溶質とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+EC+DECの体積比4対1対5を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイドを混合しなかったこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.0mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+ECの体積比1:1を溶媒とし、1,3,2−ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、PC+ECの体積比1:1を溶媒とし、1,3,2ジオキサチオラン−2,2−ジオキサイド(5重量部)を溶解した非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
電解液として1.5mol dm−3LiPF6を溶質とし、EC+DECの体積比3:7を溶媒とした非水電解液を用いたこと以外は参考例C−1と同様にして電池を作製した。
実施例B−1において得られた電池のサイクル前(但し1サイクル充放電後)と500サイクル後の負極活物質を取り出して洗浄し、その表面をESCA(Electron Spectroscopyfor Chemical Analysis:電子分光化学分析)でスキャンし、Sの2p結合エネルギーのピークを測定した。使用機器:島津製作所製「AXIS−HSX」・使用条件:X線源(Mg−Kα線)、12kV−20mA・スキャン速度:300ms/step、0.1eVstep・パスエネルギー:40eV。結果をそれぞれ図7,8に示す。なお、他の実施例でもほぼ同様な結果が得られた。
Claims (7)
- リチウムイオンを吸蔵/放出可能な正極および負極と、リチウムイオン導電性物質とを有し、
前記リチウムイオン導電性物質は、下記式(1)で表される化合物および、プロピレンカーボネートを含有し、
前記負極構成材料の一部としてカルボキシル基または水酸基を有する化合物を含有し、
前記カルボキシル基または水酸基を有する化合物は、酢酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、トリフルオロ酢酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、アクリル酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、アルギン酸のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、芳香族カルボン酸を具備するポリイミド樹脂、及びポリビニルアルコールからなる群より選ばれる少なくとも一種である、
リチウム二次電池。
[式(1)中、nは0または1の整数であり、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ水素原子、または炭素数1〜5のアルキル基のいずれかを表す。] - 電子分光化学分析(ESCA)による負極活物質表面分析において、硫黄元素の2p結合エネルギースペクトルの最大ピーク値が168〜172eVの間に存在する請求項1のリチウム二次電池。
- 前記式(1)で表される化合物は、最低非占有軌道(LUMO)の分子軌道エネルギーが+0.005〜+0.07eVである請求項1または2のリチウム二次電池。
- 前記プロピレンカーボネートを50体積%超含有する請求項1〜3のいずれか一項のリチウム二次電池。
- 前記式(1)で表される化合物を、0.01〜30質量%含有する請求項1〜4のいずれか一項のリチウム二次電池。
- 前記負極は、カルボシキル基または水酸基を有する化合物を0.01〜10質量%含有する請求項1〜5のいずれか一項のリチウム二次電池。
- 前記負極は、活物質として人造黒鉛を含有する請求項1〜6のいずれか一項のリチウム二次電池。
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