JP5070943B2 - 紡績装置 - Google Patents

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この発明は紡績装置に関し、特に旋回気流を利用して紡績糸を製造する紡績装置に関するものである。
旋回気流を利用して紡績糸を製造する紡績装置は、繊維束から紡績糸が製造される糸送り方向に沿って、ニードルを有するニードルブロックと、繊維束が導入される空間部が形成されたノズルブロックと、その空間部に挿入されたスピンドルとを備えている。ノズルブロックには、上記空間部に開口する出口を有するエアーノズルが形成されている。上記空間部の周壁であるノズルブロックの内周壁は、糸送り方向下流側にむかって末広がり状に拡大傾斜している。スピンドルには、その軸方向に中空の糸通過孔が形成され、スピンドルの先端は円錐台状に形成されている。上記エアーノズルの出口の一部は、ニードルブロックとスピンドルの先端との間のスペースである反転室に面するような位置に設定されている。このように構成される紡績装置では、エアーノズルからスピンドルの先端部に向かってエアーが噴射され、ノズルブロックとスピンドルとの間に形成されたスペースである旋回気流発生室に旋回気流が生じる。この旋回気流により、旋回気流発生室に導入された繊維束の一部の繊維、即ち巻付き繊維が反転し、ノズルブロックの内周壁に沿って旋回する。そして、その巻付き繊維は糸通過孔に導入され続けている繊維束の中心の繊維、即ち芯繊維に巻き付き、糸通過孔を介して紡績糸が製造される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−193337号公報
上記のような従来の紡績装置では、安定して旋回気流を発生させるために、エアーノズルの軸方向に直交する平面におけるエアーノズルの出口の径に対して、ノズルブロックの内周壁とスピンドルの外周壁との間隔を適切な大きさにする必要がある。上記間隔が大きすぎると、エアーノズルから噴射されるエアーが拡散してしまい、逆に、上記間隔が小さすぎると、エアーが停滞したり逆流したりしてしまうこととなる。安定して旋回気流を発生させることができなければ、反転した巻付き繊維は芯繊維に均一に巻き付きにくくなり、その結果、糸強力の弱い紡績糸が製造される。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ノズルブロックの内周壁とスピンドルの外周壁との間隔を適切な大きさに設定し、旋回気流を安定させ、所定の糸強力を有する紡績糸を製造することができる紡績装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、繊維束の繊維を旋回気流により旋回させて紡績糸を製造する紡績装置であって、糸送り方向に向かって円柱状空間部と円錐台状空間部とが連続して形成される空間部が形成され、該円柱状空間部に開口する出口から前記旋回気流を発生させるためのエアーが噴射されるエアーノズルが形成されたノズルブロックと、糸送り方向に向かって円柱部と円錐台部とが連続して形成され、前記空間部に挿入されると共に、前記紡績糸が通過する糸通過孔が形成されたスピンドルとを備え、前記ノズルブロックの内周壁と前記スピンドルの外周壁との間隔が、前記スピンドルの軸方向における所定長さの範囲で一定となるように設定され、前記所定長さとは、前記スピンドルの円柱部の糸送り方向最上流側の面から前記ノズルブロックの円柱状空間部の最下流側の面までの長さであって、前記一定の間隔をSとし、前記エアーノズルの軸方向に直交する平面における前記出口の径をDとすると、0.7D≦S≦1.3Dの関係を有するものである。
このように構成すると、ノズルブロックの内周壁とスピンドルの外周壁との間を旋回する旋回気流が拡散、停滞及び逆流しにくくなり安定する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、範囲におけるスピンドル及び空間部の形状が各々円柱状に形成されたものである。
このように構成すると、旋回気流がスムーズに流れる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、所定長さは、少なくとも繊維が旋回する領域のスピンドルの軸方向における長さより大きいものである。
このように構成すると、旋回する繊維全体に安定した旋回気流が与えられる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、ノズルブロックの内周壁とスピンドルの外周壁との間を旋回する旋回気流が拡散、停滞及び逆流しにくくなり安定するため、繊維束の外側の繊維である巻付き繊維の旋回も安定する。よって、所定の糸強力を有する紡績糸を製造することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、旋回気流がスムーズに流れるため、旋回気流を効率的に発生させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、旋回する繊維全体に安定した旋回気流が与えられるため、旋回気流を更に効率的に発生させることができる。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による紡績装置を備えた紡績機の概略構成を示した斜視図である。
図1を参照して、紡績機10は、繊維束17から紡績糸18が製造される糸送り方向に沿って上流側から、ケンス11と、ドラフト装置12と、紡績装置13と、糸送り装置14と糸欠点検出装置15と、巻取り装置16とを備えている。ケンス11には、錬条機で生成された繊維束17が収容されている。
ドラフト装置12は、ケンス11から引き出された繊維束17をローラで挟み込んで延伸する装置であり、糸送り方向上流側から、バックローラ対19、サードローラ対20、セカンドローラ対21及びフロントローラ対22の4組のローラを備えている。セカンドローラ対21の各ローラにはエプロンベルト26が装着されている。
紡績装置13は、ドラフト装置12のフロントローラ対22から送られてきた繊維束17に旋回気流を与えて紡績糸18を製造する装置であり、詳細については後述する。
糸送り装置14は、紡績装置13で製造された紡績糸18を、糸送り方向下流側に配置された巻取り装置16へ送り出す装置である。糸送り装置14は、デリベリローラ23と、デリベリローラ23に接触・離反自在に設けられたニップローラ24とを備え、デリベリローラ23とニップローラ24との間に挟持された紡績糸18が、デリベリローラ23の回転駆動により巻取り装置16へ送られる。
糸欠点検出装置15は、巻取り装置16へ送られる途中の紡績糸18の糸欠点を検出する装置である。この糸欠点検出装置15による糸欠点検出情報に基づいて、紡績糸18の欠点部分が除去され、不良な糸のパッケージ25への巻取りが防止される。尚、糸欠点検出装置15は、糸欠点の検出に応じて紡績糸18を切断する図示しない切断装置を備え、紡績機10は、一旦切断された紡績糸18の両端を繋ぐ図示しない糸継ぎ装置を備えている。
巻取り装置16は、紡績装置13で製造された紡績糸18を図示しないボビンホルダーに支持されたボビン27に巻き取って、パッケージ25を製造する装置である。
次に、上述した紡績装置13について説明する。
図2は図1で示した紡績装置のスピンドル先端付近の概略構成を示した縦断面図であり、図3は図1で示した紡績装置のエアーノズル付近の概略構成を示した横断面図である。
図2及び図3を参照して、紡績装置13は、繊維束17から紡績糸18が製造される糸送り方向に沿って、ガイド部材支持体30と、空間部55が形成されたノズルブロック33と、上記空間部55に糸送り方向下流側からその先端42側が挿入されたスピンドル38とを備えている。空間部55は、具体的には、円柱状に形成された円柱状空間部43と、円柱状空間部43の下流側に接続されると共に、接続される上流側の面の径が円柱状空間部43の径と同一で下流側にむかって拡大する円錐台状空間部49とから構成されている。ノズルブロック33とスピンドル38とは同軸に配置されている。スピンドル38は、ガイド部材支持体30及びノズルブロック33の双方と接触しないように離間して配置されている。ガイド部材支持体30には、ドラフト装置12から送られてきた繊維束17が導入される導入通路32が糸送り方向に貫通して形成されている。又、ガイド部材支持体30とスピンドル38の先端42との間に円柱状のスペース、即ち反転室36が形成され、ノズルブロック33の内周壁44とスピンドル38の外周壁45との間に円筒状のスペース、即ち旋回気流発生室37が形成されている。スピンドル38には、スピンドル38の軸方向に貫通して軸心位置に糸通過孔39が形成されている。上記の導入通路32、旋回気流発生室37及び糸通過孔39は、反転室36を介して互いに連通している。
ガイド部材支持体30は、糸通過孔39に向かって円柱状空間部43の一部である反転室36内に先端が突出した針状のガイド部材31を備えている。このガイド部材31により、反転室36に導入された繊維束17の一部、即ち繊維束17の中心に位置する芯繊維が糸通過孔39に誘導される。尚、ガイド部材31の糸通過孔39側への突出量は調整自在である。
ノズルブロック33には、円柱状空間部43に向かって糸送り方向下流側に少し傾斜して断面が円形を有する複数のエアーノズル34・34・・・が形成されている。そのエアーノズル34・34・・・の出口35・35・・・の各々は、円柱状空間部43の周壁であるノズルブロック33の内周壁44に開口して形成されている。図3で示すようにエアーノズル34・34・・・の各々は、ノズルブロック33の内周壁44が構成する円の接線方向に等間隔に6つ形成されている。図示しないエアー供給手段により、このエアーノズル34・34・・・の各々から均一にエアーが噴射されると、反転室36や旋回気流発生室37にスピンドル38の軸回り方向に一定の速さで旋回する旋回気流が発生する。又、エアーノズル34・34・・・は糸送り方向下流側に少し傾斜しているため、エアーの流れは旋回成分だけではなく、糸送り方向へ向かう成分も有している。
スピンドル38は、ノズルブロック33の円柱状空間部43の外径を僅かに小さくして、先端42の角が面取りされた円柱部40と、糸送り方向上流側の接続される面の径が円柱部40の径と同一で下流側に向かって拡大する円錐台部41とを備え、紡績糸18が通過する上述の糸通過孔39が形成されている。スピンドルの先端42から円錐台部41の中間部分までがノズルブロック33の空間部55に挿入されている。
次に、紡績糸18の製造工程について説明する。
図2を中心に参照して、先ず、ドラフト装置12のフロントローラ対22から送り出された繊維束17が、ガイド部材支持体30に形成された導入通路32を介して反転室36に導入される。繊維束17はガイド部材31に半周程度巻き付けられている。この反転室36や反転室36の糸送り方向下流側に接続される旋回気流発生室37には、図2及び図3の矢印で示された方向に旋回気流が発生している。この旋回気流は上述のように糸送り方向に向かう成分を有しているため、導入通路32から外気が吸引され、繊維束17が反転室36に導入され易くなっている。
次に、反転室36に導入された繊維束17の中心の繊維、即ち芯繊維はガイド部材31に巻き付きながら、糸通過孔39に導入される。一方、繊維束17のその他の繊維、即ち巻付き繊維46・46・・・は、糸送り方向下流側の端部が上記芯繊維に巻き付いた状態で、糸通過孔39に導入される。そして、巻付き繊維46・46・・・は、糸送り方向上流側の端部がフロントローラ対22から外れて、旋回気流の糸送り方向へ向かう成分により図2の2点鎖線で示したように反転して、旋回気流発生室37に導入される。
次に、反転した巻付き繊維46・46・・・はノズルブロック33の内周壁44に沿って旋回気流の旋回成分により旋回し、糸通過孔39に導入され続けている芯繊維に巻き付く。
次に、巻付き繊維46・46・・・が巻き付いた芯繊維が糸通過孔39を介して紡績装置13から送り出される。このようにして、紡績糸18は製造される。
ここで、ノズルブロック33の内周壁44とスピンドル38の外周壁45との間隔とエアーノズル34・34・・・の出口35・35・・・の径との関係について説明する。
図2及び図3を参照して、スピンドル38の軸方向における所定長さHの範囲におけるノズルブロック33の内周壁44とスピンドル38の外周壁45との間隔をSとし、エアーノズル34・34・・・の軸方向に直交する平面における出口35・35・・・の径をDとする。長さHは、スピンドル38の面取り部分を除いた円柱部40の糸送り方向最上流側の面からノズルブロック33に形成された円柱状空間部43の最下流側の面までのスピンドル38の軸方向における長さである。長さHの範囲において、ノズルブロック33の内周壁44を構成する円柱状空間部43とスピンドル38の円柱部40とは、同一の軸を中心とした円柱状に形成されている。したがって、上記間隔は、長さHの範囲においてSで一定である。
又、長さHは、少なくとも巻付き繊維46・46・・・が旋回する領域のスピンドル38の軸方向における長さよりは大きく設定されている。換言すれば、フロントローラ対22の狭持点からスピンドル38の糸通過孔39の入口の中心までの繊維束17が走行することができる最短経路をLとし、円柱状空間部43の半径をRとし、円柱状空間部43の軸方向に直交する平面に対するエアーノズル34・34・・・の傾斜角度をθとすると、長さHは、(L−R)sinθの長さよりは大きく設定されている。巻付き繊維46・46・・・が旋回する領域のスピンドル38の軸方向における長さは、ほぼ(L−R)sinθである。尚、上記最短経路Lは、使用する繊維の有効繊維長より短いものとする。有効繊維長は、「繊維便覧−加工編」丸善株式会社、昭和61年1月20日第2版第4刷発行、10.標準試験法、10・1・2繊維長(1093〜1094頁)に定義されている。長さHは上記のように設定されているため、旋回する巻付き繊維46・46・・・全体に安定した旋回気流が与えられ、旋回気流を効率的に発生させることができる。
ここで、紡績装置13を0.7D≦S≦1.3Dの関係を有するように構成すると、次に説明する所定の糸強力を有する紡績糸18を製造することができる。尚、エアーノズル34・34・・・の各々から噴射されるエアーの噴射圧は、径Dの大きさに関わらず一定とする。即ち、出口35・35・・・の各々から吐出されるエアーの単位時間あたりの噴射量は、径Dの大きさに比例して変化する。
図4は、最大値を100%としたときの糸強力比と間隔S/エアーノズル出口の径Dとの関係を示した図である。
図4を参照して、縦軸には、最大値を100%としたときの糸強力比が採られ、横軸には、所定範囲の間隔S/エアーノズル出口の径Dが採られている。間隔S/径Dを、0.5、0.7、0.8、1.0、1.2、1.3、1.5としたときの、糸強力比の各々が結ばれた曲線が示されている。間隔S/径Dが0.5のとき糸強力比は約78%であり、同様に0.7のときは約87%であり、同様に0.8のときは約95%であり、同様に1.0のときはほぼ100%であり、同様に1.2のときは約92%であり、同様に1.3のときは約87%であり、同様に1.5のときは約77%である。
間隔S/径Dが0.5のときは、間隔Sが小さすぎて、エアーノズルから噴射されるエアーが停滞したり逆流してしまい、安定して旋回気流を発生させることができない。そのため、反転した巻付き繊維46・46・・・は芯繊維に均一に巻き付きにくくなり、糸強力が大幅に低下していると考えられる。一方、間隔S/径Dが1.5のときは、間隔Sが大きすぎて、エアーノズルから噴射されるエアーが拡散してしまい、安定して旋回気流を発生させることができない。そのため、反転した巻付き繊維46・46・・・は芯繊維に均一に巻き付きにくくなり、糸強力が大幅に低下していると考えられる。
紡績糸18を製造するにあたって、最大値を100%としたときの許容することができる糸強力比の低下割合は15%程度である。又、紡績糸18は、糸強力の他に風合いやファイバーロス等を考慮する必要があり、風合いやファイバーロスの減少を優先させて糸強力を多少低下させる場合もある。糸強力比の低下割合が15%、即ち糸強力比が85%となるのは、間隔S/径Dが約0.67と約1.33のときである。したがって、間隔S/径Dを0.7から1.3の範囲に設定すれば、糸強力比は85%以上となる。即ち、紡績装置13を0.7D≦S≦1.3Dの関係を有するように構成すれば、その紡績装置13で製造される紡績糸18の糸強力比は15%の範囲の低下に抑えることができる。
0.7D≦S≦1.3Dの関係を有するように構成された紡績装置13にあっては、ノズルブロック33の内周壁44とスピンドル38の外周壁45との間を旋回する旋回気流が拡散、停滞及び逆流しにくくなり安定するため、繊維束17のうちの旋回気流発生室に導入された繊維である巻付き繊維46・46・・・の旋回も安定する。よって、所定の糸強力、即ち最大値を100%としたときの糸強力比で85%以上の糸強力比を有する紡績糸を製造することができる。又、長さHの範囲におけるスピンドル38及び円柱状空間部43の形状が各々円柱状に形成されているため、旋回気流がスムーズに流れ、旋回気流を効率的に発生させることができる。
尚、上記の実施の形態では、所定の範囲でノズルブロックの空間部及びスピンドルが円柱状に形成されているが、ノズルブロックの内周壁とスピンドルの外周壁との間隔が一定であれば、円錐台状等他の形状であってもよい。
又、上記の実施の形態では、ノズルブロックの空間部の一部が円柱状に形成されているが、空間部の全部が円柱状に形成されてもよい。
更に、上記の実施の形態では、エアーノズルが6つ形成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、他の数でもよい。
この発明の第1の実施の形態による紡績装置を備えた紡績機の概略構成を示した斜視図である。 図1で示した紡績装置のスピンドル先端付近の概略構成を示した縦断面図である。 図1で示した紡績装置のエアーノズル付近の概略構成を示した横断面図である。 最大値を100%としたときの糸強力比と間隔S/エアーノズル出口の径Dとの関係を示した図である。
符号の説明
13 紡績装置
17 繊維束
18 紡績糸
33 ノズルブロック
34 エアーノズル
35 出口
38 スピンドル
39 糸通過孔
44 内周壁
45 外周壁
55 空間部

Claims (3)

  1. 繊維束の繊維を旋回気流により旋回させて紡績糸を製造する紡績装置であって、
    糸送り方向に向かって円柱状空間部と円錐台状空間部とが連続して形成される空間部が形成され、該円柱状空間部に開口する出口から前記旋回気流を発生させるためのエアーが噴射されるエアーノズルが形成されたノズルブロックと、
    糸送り方向に向かって円柱部と円錐台部とが連続して形成され、前記空間部に挿入されると共に、前記紡績糸が通過する糸通過孔が形成されたスピンドルとを備え、
    前記ノズルブロックの内周壁と前記スピンドルの外周壁との間隔が、前記スピンドルの軸方向における所定長さの範囲で一定となるように設定され、
    前記所定長さとは、前記スピンドルの円柱部の糸送り方向最上流側の面から前記ノズルブロックの円柱状空間部の最下流側の面までの長さであって、
    前記一定の間隔をSとし、前記エアーノズルの軸方向に直交する平面における前記出口の径をDとすると、
    0.7D≦S≦1.3D
    の関係を有する、紡績装置。
  2. 前記範囲における前記スピンドル及び前記空間部の形状が各々円柱状に形成された、請求項1記載の紡績装置。
  3. 前記所定長さは、少なくとも前記繊維が旋回する領域の前記スピンドルの軸方向における長さより大きい、請求項1又は請求項2記載の紡績装置。
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