JP5092570B2 - 紡績機 - Google Patents

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この発明は紡績機に関し、特に旋回気流を利用して紡績糸を製造する紡績機に関するものである。
旋回気流を利用して紡績糸を製造する紡績機は、繊維束から紡績糸が製造される糸送り方向に沿って、ドラフト装置と紡績装置とを備えている。紡績装置は、ニードルを有するニードルブロックと、繊維束が導入される空間部が形成されたノズルブロックと、その空間部に挿入されたスピンドルとを備えている。ノズルブロックには、上記空間部に開口する出口を有するエアーノズルが形成されている。上記空間部の周壁であるノズルブロックの内周壁は、糸送り方向下流側にむかって末広がり状に拡大傾斜している。スピンドルには、その軸方向に中空の糸通過孔が形成され、スピンドルの先端は円錐台状に形成されている。上記エアーノズルの出口の一部は、ニードルブロックとスピンドルの先端との間のスペースである反転室に面するような位置に設定されている。このように構成される紡績機では、エアーノズルからスピンドルの先端部に向かってエアーが噴射され、ノズルブロックとスピンドルとの間に形成されたスペースである旋回気流発生室に旋回気流が生じる。この旋回気流により、ドラフト装置から送り出されて旋回気流発生室に導入された繊維束の一部の繊維、即ち巻付き繊維が反転し、ノズルブロックの内周壁に沿って旋回する。そして、その巻付き繊維は糸通過孔に導入され続けている繊維束の中心の繊維、即ち芯繊維に巻き付き、糸通過孔を介して紡績糸が製造される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−193337号公報
上記のような従来の紡績機では、エアーのエネルギーを効率的に利用して旋回気流を効果的に発生させるために旋回気流発生室が狭く構成され、反転する巻付き繊維の繊維長に対して、旋回気流発生室部分の上記空間部の径が小さい場合がある。この場合、反転した繊維同士が旋回気流発生室を旋回中に互いに絡まり易くなっている。反転した繊維同士が旋回中に絡まると、それらの繊維は巻付き形態が乱れてスピンドルの糸通過孔内に引き込まれてしまう。このようにして製造された紡績糸には不要な凹凸が生じ、風合い等の紡績糸の物性を損ねてしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、旋回中の反転した巻付き繊維同士が互いに絡まりにくくすることができる紡績機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、繊維束の一部の繊維を旋回気流により旋回させて紡績糸を製造する紡績機であって、繊維束を狭持しながら送り出すフロントローラ対を有するドラフト装置と、ドラフト装置に対して、糸送り方向下流側に設置された紡績装置とを備え、紡績装置は、空間部を有すると共にその空間部に旋回気流を発生させるためのエアーノズルが形成されたノズルブロックと、空間部に挿入されると共に紡績糸が通過する糸通過孔が形成されたスピンドルとを含み、前記空間部は、円柱状に形成され、前記円柱状に形成された空間部の径をTとし、前記円柱状に形成された空間部の軸方向に直交する平面に対する前記エアーノズルの傾斜角度をθとし、前記フロントローラ対の狭持点から前記糸通過孔の入口の中心までの長さをLとすると、T=Lcosθ/πの関係を有するものである。
このように構成すると、旋回気流により反転して巻付き繊維となるべき繊維は、反転時かつ空間部の軸方向からみた平面視において1本の繊維の中で重ならない。即ち、1本の繊維がノズルブロック内周壁面に沿って一周以上にわたって存在することがないため、1本の繊維の端が再び当該繊維と干渉することがない。よって、自らの繊維同士が絡まることがない。
このように構成すると、旋回気流により反転して巻付き繊維となるべき繊維が反転時かつ空間部の軸方向からみた平面視において空間部の周壁面に沿って円を描く。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、紡績装置は、ノズルブロックの糸送り方向の上流側に設置されると共に、フロントローラ対から送り出されてきた繊維束が導入される導入通路が形成され、糸通過孔の入口に向かうように空間部に先端が突出したガイド部材を有するガイド部材支持体を更に含むものである。
このように構成すると、旋回する繊維の糸送り方向下流側の端部がガイド部材に巻付きながら拘束されて糸通過孔に導入される。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、旋回気流により反転して巻付き繊維となるべき繊維は、反転時かつ空間部の軸方向からみた平面視において1本の繊維の中で重ならないため、旋回中の繊維同士が互いに絡まりにくくなる。よって、風合いのよい紡績糸を製造することができる。
また、旋回気流により反転して巻付き繊維となるべき繊維が反転時かつ空間部の軸方向からみた平面視において空間部の周壁に沿って円を描くため、繊維がスムーズに旋回し繊維同士が更に互いに絡まりにくくなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、旋回する繊維の糸送り方向下流側の端部がガイド部材に巻付きながら拘束されて糸通過孔に導入されるため、紡績糸になることなく破棄される繊維を減少させることができる。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による紡績機の概略構成を示した斜視図である。
図1を参照して、紡績機10は、繊維束17から紡績糸18が製造される糸送り方向に沿って上流側から、ケンス11と、ドラフト装置12と、紡績装置13と、糸送り装置14と糸欠点検出装置15と、巻取り装置16とを備えている。ケンス11には、練条機で生成された繊維束17が収容されている。
ドラフト装置12は、ケンス11から引き出された繊維束17をローラで挟み込んで延伸する装置であり、糸送り方向上流側から、バックローラ対19、サードローラ対20、セカンドローラ対21及びフロントローラ対22の4組のローラを備えている。セカンドローラ対21の各ローラにはエプロンベルト26が装着されている。
紡績装置13は、ドラフト装置12のフロントローラ対22から送り出されてきた繊維束17に旋回気流を与えて紡績糸18を製造する装置であり、詳細については後述する。
糸送り装置14は、紡績装置13で製造された紡績糸18を、糸送り方向下流側に配置された巻取り装置16へ送り出す装置である。糸送り装置14は、デリベリローラ23と、デリベリローラ23に接触・離反自在に設けられたニップローラ24とを備え、デリベリローラ23とニップローラ24との間に挟持された紡績糸18が、デリベリローラ23の回転駆動により巻取り装置16へ送られる。
糸欠点検出装置15は、巻取り装置16へ送られる途中の紡績糸18の糸欠点を検出する装置である。この糸欠点検出装置15による糸欠点検出情報に基づいて、紡績糸18の欠点部分が除去され、不良な糸のパッケージ25への巻取りが防止される。尚、糸欠点検出装置15は、糸欠点の検出に応じて紡績糸18を切断する図示しない切断装置を備え、紡績機10は、一旦切断された紡績糸18の両端を繋ぐ図示しない糸継ぎ装置を備えている。
巻取り装置16は、紡績装置13で製造された紡績糸18を図示しないボビンホルダーに支持されたボビン27に巻き取って、パッケージ25を製造する装置である。
次に、上述した紡績装置13について説明する。
図2は図1で示した紡績装置のスピンドル先端付近の概略構成を示した縦断面図であり、図3は図1で示した紡績装置のエアーノズル付近の概略構成を示した横断面図である。
図2及び図3を参照して、紡績装置13は、繊維束17から紡績糸18が製造される糸送り方向に沿って、ガイド部材支持体30と、空間部55が形成されたノズルブロック33と、上記空間部55に糸送り方向下流側からその先端42側が挿入されたスピンドル38とを備えている。空間部55は、具体的には、円柱状に形成された円柱状空間部43と、円柱状空間部43の下流側に接続されると共に、接続される上流側の面の径が円柱状空間部43の径と同一で下流側にむかって拡大する円錐台状空間部49とから構成されている。ノズルブロック33とスピンドル38とは同軸に配置されている。スピンドル38は、ガイド部材支持体30及びノズルブロック33の双方と接触しないように離間して配置されている。ガイド部材支持体30には、ドラフト装置12から送られてきた繊維束17が導入される導入通路32が糸送り方向に貫通して形成されている。又、ガイド部材支持体30とスピンドル38の先端42との間に円柱状のスペース、即ち反転室36が形成され、ノズルブロック33の内周壁44とスピンドル38の外周壁45との間に円筒状のスペース、即ち旋回気流発生室37が形成されている。スピンドル38には、スピンドル38の軸方向に貫通して軸心位置に糸通過孔39が形成されている。上記の導入通路32、旋回気流発生室37及び糸通過孔39は、反転室36を介して互いに連通している。
ガイド部材支持体30は、糸通過孔39の入口に向かうように円柱状空間部43の一部である反転室36内に先端が突出した針状のガイド部材31を備えている。このガイド部材31により、反転室36に導入された繊維束17の一部、即ち繊維束17の中心に位置する芯繊維が糸通過孔39に誘導される。尚、ガイド部材31の糸通過孔39側への突出量は調整自在である。
ノズルブロック33には、円柱状空間部43に向かって糸送り方向下流側に少し傾斜して断面が円形を有する複数のエアーノズル34・34・・・が形成されている。エアーノズル34・34・・・の出口35・35・・・は、円柱状空間部43の周壁面であるノズルブロック33の内周壁44に開口している。又、図3で示すようにエアーノズル34・34・・・の各々は、ノズルブロック33の内周壁44が構成する円の接線方向に等間隔に6つ形成されている。図示しないエアー供給手段により、このエアーノズル34・34・・・の各々から均一にエアーが噴射されると、反転室36や旋回気流発生室37にスピンドル38の軸回り方向に一定の速さで旋回する旋回気流が発生する。又、エアーノズル34・34・・・は糸送り方向下流側に少し傾斜しているため、エアーの流れは旋回成分だけではなく、糸送り方向へ向かう成分も有している。
スピンドル38は、ノズルブロック33の円柱状空間部43の外形を僅かに小さくして、先端42の角が面取りされた円柱部40と、糸送り方向上流側の接続される面の径が円柱部40の径と同一で下流側に向かって拡大する円錐台部41とを備え、紡績糸18が通過する上述の糸通過孔39が形成されている。スピンドルの先端42から円錐台部41の中間部分までがノズルブロック33の空間部55に挿入されている。
次に、紡績糸18の製造工程について説明する。
図4は、図2及び図3で示したノズルブロックの円柱状空間部の周壁面に沿って巻付き繊維が旋回している状態を概略的に示した図である。
図4を中心に参照して、先ず、ドラフト装置12のフロントローラ対22から送り出された繊維束17が、ガイド部材支持体30に形成された導入通路32を介して反転室36に導入される。繊維束17はガイド部材31に半周程度巻き付けられている。この反転室36や反転室36の糸送り方向下流側に接続される旋回気流発生室37には、図2及び図3の矢印で示された方向に旋回気流が発生している。この旋回気流は上述のように糸送り方向に向かう成分を有しているため、導入通路32から外気が吸引され、繊維束17が反転室36に導入され易くなっている。
次に、反転室36に導入された繊維束17の中心の繊維、即ち芯繊維はガイド部材31に巻き付きながら、糸通過孔39に導入される。一方、繊維束17のその他の繊維、即ち巻付き繊維46・46・・・は、糸送り方向下流側の端部が上記芯繊維に巻き付きながら、糸通過孔39に導入される。そして、巻付き繊維46・46・・・は、糸送り方向上流側の端部がフロントローラ対22から外れて、旋回気流の糸送り方向へ向かう成分により図2の2点鎖線で示したように反転して、旋回気流発生室37に導入される。尚、巻付き繊維46・46・・・の糸送り方向下流側の端部がガイド部材31に巻付きながら拘束されて糸通過孔39に導入されるため、紡績糸18になることなくファイバーロスとなる繊維を減少させることができる。
次に、反転した巻付き繊維46・46・・・は、図4で示したようにノズルブロック33の内周壁44に沿って旋回気流の旋回成分により旋回し、糸通過孔39に導入され続けている芯繊維に巻き付く。
次に、巻付き繊維46・46・・・が巻き付いた芯繊維が糸通過孔39を介して紡績装置13から送り出される。このようにして、紡績糸18は製造される。
ここで、ノズルブロック33に形成された円柱状空間部43の径について説明する。
図2を中心に参照して、円柱状空間部43の径をTとし、円柱状空間部43の軸方向に直交する平面に対するエアーノズル34の傾斜角度をθとし、フロントローラ対22に狭持されている巻付き繊維46・46・・・が解放される狭持点Pから糸通過孔39の入口の中心Rまでの長さをLとする。尚、繊維束17には所定の幅があるため、フロントローラ対22に狭持されている巻付き繊維46・46・・・が解放される狭持点にもフロントローラ対22の軸方向に所定の幅がある。狭持点Pは、上記所定の幅のある狭持点のうち、繊維束17が走行することができる最短経路を構成する狭持点である。又、上記長さLはフロントローラ対22の狭持点Pから糸通過孔39の入口の中心Rまでの繊維束17が走行する経路の長さにほぼ等しい。更に、上記長さLは、反転時の巻きつき繊維46の糸通過孔39の入口から外方に出ている部分の長さ、即ち反転時に旋回する部分の長さにほぼ等しい。そして、
T=Lcosθ/π
の関係を有するようにすると、旋回気流により反転した巻付き繊維46・46・・・が、反転時かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において、円柱状空間部43の周壁面、即ちノズルブロック33の内周壁44に沿ってほぼ一周する。尚、巻付き繊維46・46・・・の繊維長は一定ではないため、必ずしも全ての巻付き繊維46・46・・・がほぼ一周するわけではない。
図5は、その(1)が所定長さの範囲における図2及び図3で示したノズルブロックの円柱状空間部の周壁面の展開図であり、その(2)がその(1)の展開図に複数の巻付き繊維が連続して旋回している状態を示した模式図であり、その(3)がその(1)より円柱状空間部の径が小さい場合の展開図に複数の巻付き繊維が連続して旋回している状態を示した模式図である。
図5の(1)を参照して、上記式T=Lcosθ/πの関係を有する紡績装置13では、円柱状空間部43の軸方向における所定長さHの範囲かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において、上記長さLがノズルブロック33の内周壁44に沿って一周している。ここで、所定長さHは、巻付き繊維46・46・・・が旋回する領域の円柱状空間部43の軸方向における長さである。図5の(2)を参照して、図5の(1)で示した展開図に例えば反転時における上記長さLと一致する複数の巻付き繊維50・51・52・53が連続して旋回している状態が模式的に示されている。この巻付き繊維50・51・52・53の各々は反転時かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において、ノズルブロック33の内周壁44に沿って一周している。例えば、1本の巻付き繊維50の中では重なる部分が生じていない。次に、図5の(3)を参照して、図5の(1)より円柱状空間部43の径が小さい場合の展開図に図5の(2)と同様に例えば反転時における上記長さLと一致する複数の巻付き繊維50・51・52・53が連続して旋回している状態が模式的に示されている。この場合、図5の(1)より円柱状空間部43の径が小さいため、巻付き繊維50・51・52・53の各々は反転時かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において、一周以上している。例えば、1本の巻付き繊維50の中では重なる部分が生じている。
ところで、上述したように反転した巻付き繊維46・46・・・は、ノズルブロック33の内周壁44に沿って旋回し、糸通過孔39に導入され続けている芯繊維に巻き付いて紡績糸18が製造される。このとき、反転した巻付き繊維46・46・・・は、旋回気流発生室37を旋回しながら徐々に糸通過孔39に導入されることとなる。したがって、図5の(3)で示したように、巻付き繊維50・51・52・53の各々が、反転時かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において一周以上している場合、巻付き繊維50・51・52・53の各々が糸通過孔39に導入されるときに互いに絡まり易くなってしまう。一方、図5の(2)で示したように、巻付き繊維50・51・52・53の各々が、反転時かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において一周すると、巻付き繊維50・51・52・53の各々が糸通過孔39に導入されるときに互いに絡まりにくくなる。尚、円柱状空間部43の径Tを大きくすれば、巻付き繊維46・46・・・は一周以上しなくなるが、旋回気流発生室37の大きさが大きくなりすぎて旋回気流が安定しない等の不具合が生じ、紡績装置13全体の大きさに影響してしまうこととなる。したがって、単純に円柱状空間部43の径Tだけを大きくすることは適切ではない。
このような紡績装置13を備えた紡績機10では、旋回気流により反転した巻付き繊維46・46・・・が、反転時かつ円柱状空間部43の軸方向からみた平面視において、円柱状空間部43の周壁面に沿って円を描きながらほぼ一周する、即ち1本の巻付き繊維46の中で重ならない。そのため、巻付き繊維46・46・・・がスムーズに旋回すると同時に、旋回中の巻付き繊維46・46・・・同士が互いに絡まりにくくなり、風合いのよい紡績糸18を製造することができる。
尚、上記の実施の形態では、ノズルブロックの空間部の一部が円柱状に形成されているが、空間部の軸方向からみた平面視において巻付き繊維が空間部の周壁面に沿ってほぼ一周すれば、円錐台状等他の形状であってもよい。
又、上記の実施の形態では、ノズルブロックの空間部の一部が円柱状に形成されているが、空間部の全部が円柱状に形成されてもよい。
更に、上記の実施の形態では、エアーノズルが6つ形成されているが、必ずしもこのように構成する必要はなく、他の数でもよい。
この発明の第1の実施の形態による紡績機の概略構成を示した斜視図である。 図1で示した紡績装置のスピンドル先端付近の概略構成を示した縦断面図である。 図1で示した紡績装置のエアーノズル付近の概略構成を示した横断面図である。 図2及び図3で示したノズルブロックの円柱状空間部の周壁面に沿って巻付き繊維が旋回している状態を概略的に示した図である。 その(1)が所定長さの範囲における図2及び図3で示したノズルブロックの円柱状空間部の周壁面の展開図であり、その(2)がその(1)の展開図に複数の巻付き繊維が連続して旋回している状態を示した模式図であり、その(3)がその(1)より円柱状空間部の径が小さい場合の展開図に複数の巻付き繊維が連続して旋回している状態を示した模式図である。
符号の説明
10 紡績機
12 ドラフト装置
13 紡績装置
17 繊維束
18 紡績糸
22 フロントローラ対
30 ガイド部材支持体
31 ガイド部材
32 導入通路
33 ノズルブロック
34 エアーノズル
38 スピンドル
39 糸通過孔

Claims (2)

  1. 繊維束の一部の繊維を旋回気流により旋回させて紡績糸を製造する紡績機であって、
    前記繊維束を狭持しながら送り出すフロントローラ対を有するドラフト装置と、
    前記ドラフト装置に対して、糸送り方向下流側に設置された紡績装置と
    を備え、
    前記紡績装置は、
    空間部を有すると共にその空間部に前記旋回気流を発生させるためのエアーノズルが形成されたノズルブロックと、
    前記空間部に挿入されると共に前記紡績糸が通過する糸通過孔が形成されたスピンドルと
    を含み、
    前記空間部は、円柱状に形成され、
    前記円柱状に形成された空間部の径をTとし、前記円柱状に形成された空間部の軸方向に直交する平面に対する前記エアーノズルの傾斜角度をθとし、前記フロントローラ対の狭持点から前記糸通過孔の入口の中心までの長さをLとすると、
    T=Lcosθ/π
    の関係を有する、
    紡績機。
  2. 前記紡績装置は、前記ノズルブロックの前記糸送り方向の上流側に設置されると共に、
    前記フロントローラ対から送り出されてきた前記繊維束が導入される導入通路が形成され、前記糸通過孔の入口に向かうように前記空間部に先端が突出したガイド部材を有するガイド部材支持体を更に含む、請求項1記載の紡績機。
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