JP5070925B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
近年、内燃機関(エンジン)と、バッテリに充電された電力を利用して作動する他の動力源と、を備え、バッテリに対しては外部電源から充電できるように構成された、いわゆるプラグインハイブリッド車両が知られている。このバッテリとしては、例えば、ニッケル水素(NiMH)電池やリチウム(Li)電池などの二次電池が用いられる。
以下の特許文献1には、バッテリの充電量がエンジンクランキングに必要な出力が得られる限界値に達するまでは、エンジンを始動せず、限界値に達した時点でその残存出力を用いてエンジンクランキングを行う技術が提案されている。
また、特許文献2には、バッテリに蓄電された電力によって電動機を駆動し、バッテリの充電量が所定値になると、原動機を駆動して発電機による発電を開始し、当該所定値より高い所定値になると、原動機の駆動を停止する技術が提案されている。特許文献3には、電気自動車において、走行履歴から充電量を決定する技術が提案されている。特許文献4には、ナビゲーションシステムの走行予測情報に基づいて、バッテリの充放電を許容する残容量範囲を変更する技術が提案されている。特許文献5には、充電後のバッテリからの放電量を検出して積算し、その積算放電量が所定値以上になるまでバッテリへの充電を禁止する技術が記載されている。
なお、以下の非特許文献1には、電気自動車で、走行距離10〜40マイルで目的地に到着する確率は、走行距離50マイル以上で目的地に到着する確率よりも高いことが記載されている。
特開2003−153402号公報 特開平9−98517号公報 特開2001−8380号公報 特開2003−235106号公報 特開平6−141408号公報 National Renewable Energy Laboratory(NREL)、Presented at Advanced Automotive Battery Conference Baltimore Maryland−May17−19、2006
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、バッテリの充電量を限界まで使用するため、バッテリの寿命が短くなってしまう。また、バッテリの充電量が残っているのにもかかわらず、エンジンを始動した場合は、バッテリの充電量を限界まで使用した場合と比較して、燃費が悪くなってしまう。この点について、特許文献2〜5では、特に検討がされていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、バッテリの寿命が短くなるのを防ぐと共に、燃費を改善することが可能なハイブリッド車両の制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関と、バッテリの電力により駆動される電動機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置は、前記電動機の駆動のみにより前記ハイブリッド車両が走行している状態で、前記バッテリの充電量が第1の所定値以下になったときに、前記内燃機関を始動して前記バッテリを充電する内燃機関始動手段と、前記内燃機関が始動した後、前記バッテリの充電量が、前記第1の所定値よりも高い第2の所定値を保持するように前記バッテリの充電を行う充電制御手段と、を備える。
上記のハイブリッド車両の制御装置は、内燃機関(エンジン)と、バッテリの電力により駆動される電動機(モータ)と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であり、内燃機関始動手段と、充電制御手段と、を備える。ここで、前記内燃機関始動手段及び前記充電制御手段は、例えば、ECU(Electric Control Unit)により実現される。前記内燃機関始動手段は、前記電動機の駆動のみにより前記ハイブリッド車両が走行している状態で、前記バッテリの充電量が第1の所定値以下になったときに、前記内燃機関を始動して前記バッテリを充電する。前記第1の所定値は、例えば、エンジンクランキングに必要な出力が得られる限界値である。従って、前記内燃機関始動手段により、内燃機関の負担を減らすことができ、燃費を改善することができる。また、前記充電制御手段は、前記内燃機関が始動した後、前記バッテリの充電量が、前記第1の所定値よりも高い第2の所定値を保持するように、前記バッテリの充電を行う。前記第2の所定値は、例えば、全容量の半分位の値である。従って、前記充電制御手段により、バッテリへのダメージを防ぐことができ、バッテリの寿命が短くなるのを防ぐことができる。つまり、本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、内燃機関の負担を減らして、燃費を改善することができると共に、バッテリへのダメージを防いで、バッテリの寿命が短くなるのを防ぐことができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置の他の一態様は、前記バッテリは、外部電源より供給される電力により充電される。つまり、上記のハイブリッド車両を、いわゆるプラグインハイブリッド車両とすることで、内燃機関を始動させずにバッテリを充電することができる。これにより、燃費をより改善することができる。
上記のハイブリッド車両の制御装置の他の一態様は、前記外部電源から電力が供給される際、前記ハイブリッド車両の走行履歴を取得する走行履歴取得手段と、前記走行履歴に基づいて、前回の走行後における前記バッテリの放電深度に応じて前記第2の所定値を変更する内燃機関始動所定値変更手段と、を備える。
本発明のハイブリッド車両の制御装置によれば、内燃機関の負担を減らして、燃費を改善することができると共に、バッテリへのダメージを防いで、バッテリの寿命が短くなるのを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[基本構成]
始めに、図1を参照して、本発明の制御装置が適用されたハイブリッド車両に係る実施形態の構成について説明する。ここに、図1は、各実施形態に係るハイブリッド車両の構成を概念的に示すブロック図である。
図1に示すように、ハイブリッド車両1は一動力源としての内燃機関であるエンジン11と、他の動力源としてのモータジェネレータ(以下、単に「モータ」と称する)12とを備えている。エンジン11は燃料としてガソリンを使用し、ガソリンの燃焼によって作動するガソリンエンジンとして構成されている。モータ12は不図示のインバータを介してバッテリ13に接続され、そのバッテリ13に充電された電力を利用して作動する一方で、状況に応じて発電した電力をバッテリ13に充電することができる。バッテリ13としては、ニッケル水素電池(NiMH)やリチウム電池(Li)などの二次電池が用いられる。バッテリ13には、SOCセンサ13aが取り付けられている。SOCセンサ13aは、バッテリ13の充電量を検出して、検出した当該充電量に対応する検出信号をECU19に供給する。
エンジン11とモータ12とはそれぞれの出力軸が動力分割機構16に接続されており、エンジン11及びモータ12のそれぞれの出力は動力分割機構16及びトランスアクスル17を介して駆動輪18に伝達される。ハイブリッド車両1ではエンジン11とモータ12とのそれぞれの駆動力配分が動力分割機構16により操作されて適正な運転が行われる。
エンジン11、モータ12及び動力分割機構16並びにバッテリ13の充放電のそれぞれの動作はECU(Electric Control Unit)19にて制御される。ECU19はハイブリッド車両1の運転を適正に制御するためのコンピュータとして構成されている。
また、ハイブリッド車両1においては、住宅等に設置された外部電源20からバッテリ13に対して充電できるように構成されている。外部電源20は、電力をバッテリ13の上限容量まで充電する。ここで「上限容量」とは、バッテリ13の充電量の上限のことである。このようなハイブリッド車両1は、外部電源による充電が不能なものと区別してプラグインハイブリッド車両と呼ばれる。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置について述べる。
まず、バッテリ13の充放電特性について述べる。図2のグラフは、ニッケル水素電池(NiMH)やリチウム電池(Li)などが用いられたバッテリ13の放電深度とサイクル数との関係を示すグラフである。ここで、「サイクル数」は、1回の充放電を1サイクルとして、可能な充放電の回数を示している。言い換えると、図2のグラフは、バッテリ13の寿命をサイクル数で示している。図2のグラフより分かるように、バッテリ13の放電深度とサイクル数の関係は、反比例の関係にあり、バッテリ13の放電深度が浅くなると、サイクル数は大きくなり、バッテリ13の放電深度が深くなると、サイクル数は小さくなる。つまり、バッテリ13の放電深度が浅くなると、バッテリ13の寿命は長くなり、バッテリ13の放電深度が深くなると、バッテリ13の寿命は短くなる。一般的には、バッテリ13を使い切り充電を繰り返して使用するよりも、バッテリ13の残量が全容量の半分位で推移するように使用するほうがバッテリ13へのダメージが少なく寿命が延ばせることが知られている。
図3のグラフ31〜33は、ハイブリッド車両の走行距離とバッテリの充電量との関係を示すグラフである。図3において、SOC_Mは、バッテリ自体の全容量、即ち、バッテリの定格容量に対して100%となる充電量を示している。一般的なハイブリッド車両では、バッテリの充電量は、車両の走行距離に対し、破線で示すグラフ32に示すような特性を示す。そして、ハイブリッド車両は、バッテリの充電量がSOC_MからSOC_L2になるまで、モータの駆動のみにより走行、即ち、EV走行(Electric Vehicle)する。ハイブリッド車両は、バッテリの充電量がSOC_L2以下になると、エンジンが始動して、ハイブリッド走行する。このとき、ハイブリッド車両がハイブリッド走行することにより、バッテリの充電量はSOC_L2に保たれる。ここで、SOC_L2は、全容量SOC_Mの概ね半分の値となっている。なぜならば、図2でも述べたように、一般に、バッテリを使い切り充電を繰り返して使用するよりも、バッテリの残存している充電量が全容量の半分位で推移するように使用する方がバッテリへのダメージが少なく寿命が延ばせるからである。なお、以下の説明において、ハイブリッド車両がハイブリッド走行するときに保持される充電量を、サステインSOCと呼ぶこととする。上述の例では、SOC_L2がサステインSOCとなる。
しかしながら、一般的なハイブリッド車両では、半分位の充電量を残すようにしてバッテリを使用するため、残された充電量に対応する電力の分、エンジンの負担が増え、その分だけ燃費が悪化してしまう。
一方、ハイブリッド車両が、破線で示すグラフ33に示すような特性に従って走行した場合、即ち、ハイブリッド車両が、バッテリの充電量がSOC_MからSOC_L1になるまで、モータの駆動のみによりEV走行し、バッテリの充電量がSOC_L1以下になったときに、エンジンが始動して、ハイブリッド走行する場合について考える。ハイブリッド車両がハイブリッド走行するときには、バッテリの充電量はSOC_L1に保たれる。つまり、サステインSOCは、SOC_L1となる。ここで、SOC_L1は、SOC_L2よりも低い値であり、例えば、エンジンクランキングに必要な出力が得られる限界値である。
この場合には、先に述べた、バッテリの充電量がSOC_L2以下になったときにエンジンを駆動する場合と比較して、エンジンの負担を減らすことができるので、燃費を改善することができる。しかしながら、サステインSOCは、SOC_L2よりも低いSOC_L1となるため、バッテリへのダメージが大きくなり、バッテリの寿命は短くなってしまう。
そこで、第1実施形態に係るハイブリッド車両1は、実線で示すグラフ31に示すような特性に従って走行することとする。つまり、ハイブリッド車両1は、バッテリ13の充電量がSOC_MからSOC_L1になるまで、モータ12の駆動のみによりEV走行し、バッテリ13の充電量がSOC_L1以下になったときに、エンジン11を始動することにより、ハイブリッド走行することとする。このとき、ハイブリッド車両1は、ハイブリッド走行することにより、バッテリ13を充電して、バッテリ13の充電量がSOC_L2になるように保持する。従って、第1実施形態に係るハイブリッド車両1では、SOC_L2がサステインSOCとなる。
詳しくは、ハイブリッド車両1がモータ12の駆動のみにより走行している状態で、ECU19は、SOCセンサ13aからの制御信号を基に、バッテリ13の充電量を検出し、バッテリ13の充電量がSOC_L1以下になったと判定した場合には、エンジン11を始動する。エンジン11が始動することにより、ハイブリッド車両1は、エンジン11の動力により走行すると共に、モータ12は、発電機として機能して、バッテリ13を充電する。このときから、ハイブリッド車両1は、ハイブリッド走行を行う。従って、ECU19は、本発明における内燃機関始動手段として機能し、SOC_L1は、本発明における第1の所定値となる。このようにすることで、エンジン11の負担を減らすことができ、燃費を改善することができる。
例えば、先にも述べたように、非特許文献1には、走行距離10〜40マイルで目的地に到着する確率は、走行距離50マイル以上で目的地に到着する確率よりも高いことが記載されている。従って、サステインSOCをSOC_L2からSOC_L1にすることで、ハイブリッド車両1が、モータ12の駆動のみにより、40マイル以上の距離を走行することができるようになれば、エンジン11を始動させる機会を減らすことができ、燃費をより改善することができる。
そして、ハイブリッド車両1がハイブリッド走行している状態で、ECU19は、SOCセンサ13aからの制御信号を基に、バッテリ13の充電量がSOC_L2よりも低いと判定した場合には、モータ12よりバッテリ13を充電する。つまり、ECU19は、バッテリ13の充電量がSOC_L2に保持されるように、エンジン11及びモータ12を制御する。従って、ECU19は、充電制御手段として機能し、SOC_L2は、本発明における第2の所定値となる。このとき、サステインSOCは、SOC_L2となるので、サステインSOCがSOC_L1となるときと比較して、バッテリ13へのダメージを防ぐことができ、バッテリ13の寿命が短くなるのを防ぐことができる。
以上に述べたことから分かるように、第1実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置では、モータ12の駆動のみによりハイブリッド車両1が走行している状態で、バッテリ13の充電量が第1のSOC_L1以下になったときに、エンジン11を始動してバッテリ13を充電し、エンジン11が始動した後、バッテリ13の充電量が、SOC_L2よりも低い場合には、バッテリ13の充電を行う。このようにすることで、エンジン11の負担を減らして、燃費を改善することができると共に、バッテリ13へのダメージを防いで、バッテリ13の寿命が短くなるのを防ぐことができる。
なお、第1実施形態に係るハイブリッド車両1は、外部電源20より電力が供給されるプラグインハイブリッド車両であるとしているが、これに限られない。代わりに、外部電源による充電が不能なハイブリッド車両を用いるとしてもよい。この場合には、外部電源20より電力が供給されることでバッテリ13が充電される代わりに、エンジン11が駆動することでバッテリ13が充電される。従って、外部電源20による充電が不能なハイブリッド車両に本発明を適用するよりも、プラグインハイブリッド車両に本発明を適用する方が、エンジン11を始動させずにバッテリ13を充電することができるので、燃費をより改善することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置について説明する。
図2のグラフの説明で述べたように、バッテリ13の放電深度とサイクル数の関係は、反比例の関係にあり、バッテリ13の放電深度が浅くなれば、バッテリ13の寿命は長くなり、バッテリ13の放電深度が深くなれば、バッテリ13の寿命は短くなる。つまり、放電深度が浅いところまでバッテリ13を使用した場合には、バッテリ13の寿命はその分長くなり、放電深度が深いところまでバッテリ13を使用した場合には、バッテリ13の寿命はその分短くなる。従って、放電深度が浅いところまでバッテリ13を使用した後であれば、次に、放電深度が深いところまでバッテリ13を使用しても、バッテリ13の寿命全体としては変わらないといえる。
そこで、第2実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置では、放電深度が浅いところまでバッテリ13が使用された場合には、ECU19は、次に外部電源20から電力が供給されることよりバッテリ13が充電される際に、サステインSOCを下げることとする。一方、放電深度が深いところまでバッテリ13が使用された場合には、ECU19は、次に外部電源20から電力が供給されることによりバッテリ13が充電される際に、サステインSOCを上げることとする。以下に具体的に述べる。
図4及び図5に示すグラフは、第2実施形態に係るハイブリッド車両1の走行距離とバッテリの充電量との関係を示すグラフである。
例えば、ハイブリッド車両1が、図4のグラフ41に示すような特性に従って走行した場合、即ち、バッテリ13の充電量がSOC_MからSOC_L2になるまで、モータの駆動のみによりEV走行し、バッテリ13の充電量がSOC_L2以下になったときに、エンジン11が始動してハイブリッド走行することにより、バッテリ13の充電量がSOC_L2に保たれる場合について考えてみる。
全容量SOC_Mまで充電された状態から、ハイブリッド車両1が走行距離LdだけEV走行することにより、次に外部電源20によりバッテリ13が充電される際に、残存している充電量がSOC_Ldとなっているとする。ここで、ハイブリッド車両1の走行距離Ldが小さい場合、即ち、全容量SOC_MとSOC_Ldとの差が小さい場合(バッテリ13の放電深度が浅い場合)には、ECU19は、サステインSOCを下げることとする。例えば、図4のグラフ42では、サステインSOCがSOC_L2からSOC_L3に下げられている。一方、ハイブリッド車両1の走行距離Ldが大きい場合、全容量SOC_MとSOC_Ldとの差が大きい場合(バッテリ13の放電深度が深い場合)には、ECU19は、サステインSOCを上げることとする。変更後のサステインSOCの値は、ハイブリッド車両1の走行履歴(例えば、バッテリ13の放電深度)を基に、バッテリ13の寿命が一定となるように決定される。
詳しくは、ECU19は、外部電源20から電力がバッテリ13に供給される際に、ハイブリッド車両1の走行履歴として、SOCセンサ13aの値に基づいて、バッテリ13の放電深度を取得し、又は、ハイブリッド車両1の車速や走行時間に基づいて、ハイブリッド車両1の走行距離を取得する。従って、ECU19は、本発明における走行履歴取得手段として機能する。そして、ECU19は、取得した走行履歴を基に、例えば、走行履歴とサステインSOCとのマップを用いて、サステインSOCを変更する。このマップには、走行履歴に対し、バッテリ13の寿命が一定となるように、変更後のサステインSOCが決められている。従って、ECU19は、本発明における内燃機関始動所定値変更手段として機能する。このようにすることで、バッテリ13の寿命を一定にしつつ、燃費を改善することができる。
上述の方法は、第1実施形態に係るハイブリッド車両1にも適用することができる。例えば、ハイブリッド車両1が、図5のグラフ51に示すような特性に従って走行した場合、即ち、バッテリ13の充電量がSOC_MからSOC_L1になるまで、モータの駆動のみによりEV走行し、バッテリ13の充電量がSOC_L1以下になったときに、エンジン11が始動してハイブリッド走行することにより、バッテリ13の充電量がSOC_L1よりも高いSOC_L2に保たれる場合について考えてみる。
この場合においても、全容量SOC_Mまで充電されてから、ハイブリッド車両1がEV走行した後、外部電源20によりバッテリ13が充電される際において、残存している充電量がSOC_Ldとなっているとする。ECU19は、全容量SOC_MとSOC_Ldとの差が小さい場合(バッテリ13の放電深度が浅い場合)には、ECU19は、サステインSOCを下げることとする。例えば、図5のグラフ52では、サステインSOCがSOC_L2からSOC_L3に下げられている。一方、全容量SOC_MとSOC_Ldとの差が大きい場合(バッテリ13の放電深度が深い場合)には、ECU19は、サステインSOCを上げることとする。この場合においても、変更後のサステインSOCの値は、ハイブリッド車両1の走行履歴を基に、バッテリ13の寿命が一定となるように決定される。
以上に述べたように、第2実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置は、外部電源20から電力が供給される際、ハイブリッド車両1の走行履歴を取得し、当該走行履歴に基づいて、サステインSOCを変更する。このようにすることで、バッテリ13の寿命を一定にしつつ、燃費を改善することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置について、図6を用いて説明する。図6は、時間に対するバッテリ13の充電量の変化を示すグラフである。
先にも述べたように、一般に、バッテリを使い切り充電を繰り返して使用するよりも、バッテリの残存している充電量が全容量の半分位で推移するように使用する方がバッテリへのダメージが少なく寿命が延ばせる。つまり、バッテリの残存している充電量が、全容量の半分よりも大きい状態で推移しても、全容量の半分よりも小さい状態で推移しても、バッテリの寿命は短くなってしまう。
そのため、図6に示すように、バッテリ13の放電深度が浅い状態で、バッテリ13が再充電されることが繰り返された場合、即ち、充電量が全容量の半分よりも大きい状態が継続した場合には、バッテリ13の寿命は短くなってしまう。
第3実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置では、ECU19は、外部電源20より電力が供給されることでバッテリ13が充電される際に、外部電源20より充電される前のバッテリ13の充電量、即ち、残存している充電量を検出する。次に、ECU19は、検出された残存している充電量が、所定値以上となる回数(例えば、図6でいうと、SOC_M2以上となる回数)を算出し、当該回数が所定回数以上の場合には、バッテリ13の上限容量を下げることとする。例えば、図6に示す例では、バッテリ13の上限容量は、SOC_MからSOC_M2に下げられている。つまり、このとき、第3実施形態に係るハイブリッド車両1の制御装置では、ECU19は、バッテリ13を全容量まで充電しないこととする。ここで、「所定値」及び「所定回数」は、バッテリ13の寿命が短くなる可能性のある、全容量の半分よりも大きい値及び回数であり、実験などにより予め求められている。これらの値は、ECU19のメモリなどに記憶されている。従って、ECU19は、本発明における充電量検出手段、算出手段、充電量低減手段として機能し、SOC_M2は、本発明における第3の所定値となる。このようにすることで、図6にも示すように、バッテリ13の充電量が大きい状態で推移することを回避できので、バッテリ13の寿命を長くすることができる。
なお、上述の例では、バッテリ13の上限容量は、ECU19により設定されるとしているが、これに限られるものではない。代わりに、外部電源20の制御装置によって、バッテリ13の上限容量が設定されるとして、外部電源20は、設定された上限容量までバッテリ13を充電するとしてもよい。
ハイブリッド車両の概略構成を示す図である。 バッテリの放電深度とサイクル数との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係るハイブリッド車両の走行距離と充電量との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係るハイブリッド車両の走行距離と充電量との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係るハイブリッド車両の走行距離と充電量との関係を示すグラフである。 時間に対するバッテリの充電量の変化を示すグラフである。
符号の説明
1 ハイブリッド車両
11 エンジン
13 バッテリ
19 ECU
20 外部電源

Claims (3)

  1. 内燃機関と、バッテリの電力により駆動される電動機と、を備えたハイブリッド車両の制御装置であって、
    前記電動機の駆動のみにより前記ハイブリッド車両が走行している状態で、前記バッテリの充電量が第1の所定値以下になったときに、前記内燃機関を始動して前記バッテリを充電する内燃機関始動手段と、
    前記内燃機関が始動した後、前記バッテリの充電量が、前記第1の所定値よりも高い第2の所定値を保持するように前記バッテリの充電を行う充電制御手段と、を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記バッテリは、外部電源より供給される電力により充電されることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記外部電源から電力が供給される際、前記ハイブリッド車両の走行履歴を取得する走行履歴取得手段と、
    前記走行履歴に基づいて、前回の走行後における前記バッテリの放電深度に応じて前記第2の所定値を変更する内燃機関始動所定値変更手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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