JP5069771B2 - 用紙残量検出装置、画像形成装置 - Google Patents

用紙残量検出装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、用紙残量検出装置、及び、画像形成装置に関するものである。
特許文献1記載の用紙残量検出装置は、用紙をセットする用紙セット部を備えており、当該用紙セット部上の用紙が順次給紙されるようになっている。
当該用紙残量検出装置は、用紙セット部における用紙残量を検出するために、用紙セット部の最上位置の用紙と自身との間の距離を測定する測距センサが配置されている。
この用紙残量検出装置では、用紙セット部上の用紙が減少するにつれて、用紙セット部上の用紙と測距センサとの間の距離が増加するので、当該用紙残量検出装置は、前記距離が増加するにつれて、用紙残量が少なくなるように当該用紙残量を検出する。
特開平7−172623号公報
図10は、測距センサの出力特性を示した図である。図10に示すように、測距センサにより得られる電圧値(レベル値)Voutは、測距センサと測定対象物との間の距離Lが2cmに満たないときには距離Lが長くなるにつれて順次大きくなる。そして、距離Lが2cmであるときに電圧値Voutがピークとなり、その後、距離Lが2cmを超えると、距離Lが増加するにつれて、電圧値Voutが順次低下する。
以上の出力特性から、例えば、電圧値Voutが2.0Vであるときには、電圧値Voutに対応する距離として、距離「1cm」と距離「4cm」とが得られることが判る。
ところで、用紙残量検出装置が、測距センサにより測定された距離を用いて用紙残量を検出するには、測距センサにより得られた電圧値に対応する距離として、1つの距離が定まらないといけない。
そのため、測距センサでは、電圧値Voutがピークになる距離が、仕様上の最低検出距離(図10の出力特性を有する測距センサの場合には2.0cm)として定められている。そして、当該測距センサが、当該測距センサが最低検出距離に満たない距離を測定しないように、当該測距センサと測定対象物との間の最小距離が最低検出距離を超えるように配置される。
図11は、用紙を収容するストッカを示した図である。尚、図11において、331はストッカ33の下面を示す。このストッカ33では、第1トレイ334及び第2トレイ335は、当該トレイ上面が最下位置PLに位置した状態で予め定められた最大枚数の用紙SHが補給された後、トレイ上面の用紙が取り出されるにつれて、最上位置PHに向けて押し上げられる。
これにより、トレイ上面の用紙が取り出されるにつれて、トレイ上面と測距センサS1及びS2との間の距離が最小距離L(min)に向けて順次小さくなる。
このようなストッカ33でも、測距センサS1及びS2により得られる電圧値に対応する1つの距離が得られるように、測距センサは、最小距離L(min)が当該測距センサの最低検出距離を超えるように配置されている。
以上のように、測距センサは、当該測距センサと測定対象物との間の最小距離が、当該測距センサの最低検出距離を超えるように離して配置されなければならないため、測距センサの配置位置が制約されてしまう。
また、測距センサは、測定可能な距離が長くなるほど、最低検出距離が長くなる性質があるため、測距センサの配置位置がさらに制約されることとなる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、測距センサの配置位置の自由度を高めることができる用紙残量検出装置、及び、画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る用紙残量検出装置は、用紙を収容する用紙収容部と、前記用紙を載置するために設けられ、前記用紙収容部の内部で上下方向に移動可能なトレイと、前記トレイを前記上下方向に移動させるモータと、前記トレイ上面と対向して設けられており、自身と当該トレイ上面との間の前記上下方向の距離をレベル値で表す測定信号を出力し、前記距離が所定のピーク距離であるときには前記レベル値がピーク値となり、前記距離がピーク距離に満たないときには、当該距離が増加するにつれて、前記レベル値が順次増加し、前記距離が前記ピーク距離を超えるときには、前記距離が増加するにつれて、前記レベル値が順次減少する出力特性を有する測距センサと、前記距離が前記ピーク距離に満たないこと、及び、前記距離が前記ピーク距離を超えることを検出する検出部と、前記ピーク距離に満たない距離範囲において前記距離と前記レベル値とを対応付ける第1情報と、前記ピーク距離を超える距離範囲において前記距離と前記レベル値とを対応付ける第2情報とを記憶する記憶部と、前記検出部により前記距離が前記ピーク距離に満たないことが検出されたときには、前記第1情報において、前記測距センサにより得られたレベル値と対応付けられている距離を取得し、前記検出部により前記距離が前記ピーク距離を超えることが検出されたときには、前記第2情報において、前記測距センサにより得られたレベル値と対応付けられている距離を取得する距離取得部と、前記距離取得部により取得された前記距離を用いて前記用紙の残量を検出する残量検出部と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、検出部により、測距センサとトレイ上面との間の距離がピーク距離に満たないことが検出されているときには、前記距離の範囲がピーク範囲に満たない距離範囲に対応する第1情報において、測距センサにより得られたレベル値に対応付けられている距離を取得する。
その一方で、検出部により、測距センサとトレイ上面との間の距離がピーク距離を超えていることが検出されているときには、前記距離の範囲がピーク範囲を超える距離範囲に対応する第2情報において、測距センサにより得られたレベル値に対応付けられている距離を取得する。
これにより、測距センサが、当該測距センサとトレイ上面との間の最小距離がピーク距離に満たないように配置されている場合でも、測距センサにより得られたレベル値に対応する距離が1つ定まる。
その結果、測距センサを、当該測距センサの最低検出距離を考慮せずに配置することができるため、測距センサの配置位置の自由度を高めることができる。
さらにまた、測距センサを、最低検出距離を考慮せずに配置することができるため、用紙収容部のサイズを小さくすることができ、ひいては、用紙残量検出装置のサイズを小さくすることができる。
上記構成において、前記検出部は、前記測距センサから前記ピーク距離だけ前記上下方向に離れた位置である基準位置に配置されており、前記トレイが当該基準位置を通過したときに切り換えられるスイッチを備えており、前記スイッチのオンオフ状態によって、前記距離が前記ピーク距離に満たないか、前記距離が前記ピーク距離を超えているかが表されていることが好ましい(請求項2)。
この構成によれば、スイッチのオンオフ状態によって、測距センサとトレイ上面との間の距離がピーク距離に満たないか、前記距離がピーク距離を超えているかが表されている。
これにより、測距センサとトレイ上面との間の距離がピーク距離に満たないか当該ピーク距離を超えているかが容易に判る。
上記構成において、前記基準位置を取得する基準位置取得部をさらに備えており、前記基準位置取得部は、前記モータを駆動させて、前記トレイを、前記用紙収容部の内部で予め設定された最下位置から、当該内部で予め設定された最上位置に向けて予め設定された速度で移動させ、前記移動を開始させてから前記測距センサにより前記ピーク値が得られるまでの時間を計測し、当該時間を用いて前記基準位置を取得することが好ましい(請求項3)。
この構成によれば、モータを駆動させて、トレイを、用紙収容部の内部で予め設定された最下位置から、当該内部で予め設定された最上位置に向けて予め設定された速度で移動させ、移動を開始させてから測距センサによりピーク値が得られるまでの時間を計測し、当該時間を用いて基準位置を取得する。
これにより、測距センサの特性、例えば、出力バラツキにより、当該測距センサの出力特性、つまり、測距センサにより得られたレベル値と当該レベル値に対応する距離との対応関係が異なる場合でも、測距センサに応じて適切な基準位置を取得することができる。
上記構成において、前記基準位置取得部により取得された基準位置を通知する通知部をさらに備えることが好ましい(請求項4)。
この構成によれば、基準位置取得部により取得された基準位置を通知するため、スイッチをどこに配置させればよいのかが容易に判る。
上記構成において、前記用紙収容部には、当該用紙収容部の底部と前記測距センサとの間で、前記トレイの移動方向に沿って複数の目盛りが設けられていることが好ましい(請求項5)。
この構成によれば、用紙収容部には、当該用紙収容部の底部と測距センサとの間で、トレイの移動方向に沿って複数の目盛りが設けられているため、用紙残量検出装置の製造時において、測距センサからピーク距離だけ離れた位置である基準位置がどこに存在するかが容易に判る。
また、本発明における画像形成装置は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙残量検出装置と、前記用紙収容部に収容された用紙を取り出して搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送された用紙に画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする(請求項6)。
この構成によれば、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙残量検出装置を備えているため、請求項1乃至請求項5のいずれか一項の効果を奏する画像形成装置を提供することができる。
本発明によれば、測距センサが、当該測距センサとトレイ上面との間の最小距離がピーク距離に満たないように配置されている場合でも、測距センサにより得られたレベル値に対応する距離が1つ定まる。
その結果、測距センサを、当該測距センサで予め定められた最低検出距離を考慮せずに配置することができるため、測距センサの配置位置の自由度を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示した概略断面図である。 ストッカの外観の一例を概念的に示した図である。 用紙残量検出装置の機能モジュールの一例を示したブロック図である。 対応付け情報の一例を示した図である。 スイッチがオンとなる動作について説明するための図である。 スイッチがオフとなる動作について説明するための図である。 ストッカの外観の他の例を概念的に示した図である。 距離判断処理の概要の一例を示したフローチャートである。 基準位置取得処理の概要の一例を示したフローチャートである。 従来の用紙残量検出装置の問題点について説明するための図である。 従来の用紙残量検出装置の問題点について説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態に係る用紙残量検出装置及び画像形成装置を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示した概略断面図である。尚、図1に示す画像形成装置には、本発明の一実施形態に係る用紙残量検出装置が含まれている。
図1に示すように、画像形成装置Aは、略直方体に形成された筐体2と、筐体2の内部空間下部に配設されるとともに用紙SHが蓄えられる貯留部3と、貯留部3から用紙SHを取り出すとともに搬送する搬送部4と、搬送途中の用紙SHの面にトナー画像を形成する画像形成部5と、用紙上に形成されたトナー画像を用紙SHの面上に定着させる定着部6と、トナー画像が定着された用紙SHを筐体2外に排出する排出部7とを備える。筐体2の上部には、原稿の画像を読み取るための原稿読取部8が配設される。原稿読取部8は、原稿の画像を読み取り、電子データ化する。
貯留部3は、少量の用紙SHの束を収容する第1カートリッジ31及び第2カートリッジ32を含む。第2カートリッジ32は、第1カートリッジ31の上方に配設される。貯留部3は、第1カートリッジ31及び第2カートリッジ32が収容可能な枚数以上の用紙SHを収容するためのストッカ(用紙収容部)33をさらに含む。ストッカ33は、第2カートリッジ32の上方に配設される。
ストッカ33は、略矩形板状の底部331と、底部331の周縁から上方に向かって延出する周壁部332とを含む。周壁部332の上縁は、ストッカ33の開口部を形成する。底部331と周壁部332とで定められるストッカ33の内部空間に収容された用紙SHは、ストッカ33の上部に形成される開口部を通じて、搬送部4により取り出され、画像形成部5に向けて搬送される。第1カートリッジ31、第2カートリッジ32及びストッカ33は、筐体2内部から引き出し可能に設けられている。
ストッカ33は、当該ストッカ33の内部空間を横切って配設される仕切板333を含む。仕切板333は、底部331から上方に延出し、図1中において、ストッカ33の内部空間を左右に互いに隣接する小空間に仕切る。左方に形成される小空間は第1収容部33Aを形成しており、右方に形成される小空間は第2収容部33Bを形成している。
搬送部4は、貯留部3の右側で上下方向に延びる搬送路43を含む。用紙取りだしローラ413A及び414Aによりストッカ33から取り出された用紙SHは、ベルト装置412により搬送路43に搬送され、搬送路43を通じて画像形成部5に向かう。
用紙取りだしローラ413Aは第1ローラ装置413に設けられており、用紙取りだしローラ414Aは第2ローラ装置414に設けられている。第1ローラ装置413及び第2ローラ装置414は、筐体2に対して回動可能に取り付けられており、ストッカ33に載置されている用紙SHに上方向に押されることにより水平面との間の角度が変動する。
そして、第1ローラ装置413及び第2ローラ装置414の水平面との間の角度が予め設定された角度となったときに、第1ローラ装置413及び第2ローラ装置414を上方向に押す力を発生させるモータの駆動が停止する。
搬送部4は更に、第1カートリッジ31及び第2カートリッジ32の右上部角隅部近傍に配設されるピックアップローラ44及びピックアップローラ44の近傍下流に配設される分離・給紙ローラ45を含む。ピックアップローラ44及び分離・給紙ローラ45は、第1カートリッジ31及び第2カートリッジ32から1枚ずつ用紙SHを取り出し、搬送路43へ搬送する。搬送部4は更に、搬送路43に沿って配設される複数の搬送ローラ46を含む。搬送ローラ46は、ストッカ33、第1カートリッジ31又は第2カートリッジ32から送り出された用紙SHを、搬送路43を通じて、画像形成部5へ搬送する。
画像形成部5は、筐体2に回転可能に支持される略円筒形状の感光体ドラム51と、感光体ドラム51の上方に配設される帯電器52とを含む。感光体ドラム51は、図1中、時計回りに回転する。帯電器52は、感光体ドラム51に電荷を付与し、感光体ドラム51周面を一様に帯電させる。画像形成部5は更に、露光装置53を備える。露光装置53は、原稿読取部8が原稿の画像を読み取ることにより得られた画像データに基づき、レーザ光を感光体ドラム51の帯電された周面に照射する。この結果、レーザ光は感光体ドラム51上の電荷を消失させるため、感光体ドラム51上には画像データに一致する静電潜像が形成されることとなる。画像形成部5は更に、現像装置54を備える。現像装置54は、トナーを収容するトナーコンテナ55を備え、トナーコンテナ55から静電潜像が形成された感光体ドラム51の周面にトナーを供給する。この結果、感光体ドラム51の周面に、静電潜像に一致するトナー像が形成されることになる。
画像形成部5は更に、感光体ドラム51の下方に配設される転写ベルト56を含む。搬送路43を通じて、用紙SHは、感光体ドラム51と転写ベルト56との間に送り込まれる。感光体ドラム51と転写ベルト56との間を用紙SHが通過するとき、感光体ドラム51の周面に形成されたトナー像は、トナーの帯電と逆の極性の逆バイアスの印加により用紙SHに転写されることとなる。
画像形成部5は更に、用紙SHへトナー像を転写した後の感光体ドラム51の周面上に残留するトナーを除去するクリーニング装置57と、残留トナーの除去がなされた感光体ドラム51の周面から残留電荷を除去する除電装置58とを含む。
画像形成部5にて、トナー像の転写がなされた用紙SHは、定着部6へ送られる。定着部6は、定着ローラ61と、定着ローラ61に圧接される加圧ローラ62とを含む。定着ローラ61の内部には熱源63が配設され、定着ローラ61と加圧ローラ62との間を通過する用紙SH上のトナーが溶融されるとともに、加圧ローラ62からの圧力により用紙SH上にトナーが定着される。これにより、用紙SH上へのトナー像の定着がなされることとなる。
排出機構7は、定着部6の下流に配設されるとともに筐体2の内壁面近傍に取り付けられる排出ローラ71と、排出ローラ71から筐体2外に排出された用紙SHを受け止める排出トレイ72とを含む。
図1に示される画像形成装置Aは、ストッカ33と画像形成部5/定着部6との間に両面印刷用の搬送路47を備える。排出ローラ71は、スイッチバック方式で搬送路47へ用紙SHを送り出すことも可能である。搬送路47は、搬送路43の途中に配設されたレジストローラ48の直前で合流する。搬送路47を通過した用紙SHは、レジストローラ48により画像形成部5へ送り出され、画像形成部5内でトナー像が定着されていない面にトナー像の転写がなされる。その後、定着ユニット6により新たに転写されたトナー像の用紙SHへの定着がなされる。最後に、用紙SHは排出ローラ71により排紙トレイ72上に排紙されることとなる。
図2は、ストッカ33の外観の一例を概念的に示した図である。尚、図2において、図1と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図2において、測距センサS1及びS2と、第1トレイ334及び第2トレイ335との間の距離がLで表されている。また、距離Lのうち最小距離がL(min)で表されている。尚、最小距離L(min)は0であってもよい。さらには、距離Lのうち最大距離がL(max)で表されている。
図2に示すストッカ33において、第1収容部33Aには、第1トレイ334が配設されている。また、第2収容部33Bには第2トレイ335が配設されている。第1トレイ334は、用紙SHの束を載置するための上面を備える。また、第2トレイ335も、用紙SHの束を載置するための上面を備える。
第1トレイ334及び第2トレイ335は、ストッカ33の内部において、予め設定された、最下位置PLと最上位置PHとの間で上下方向に移動可能に構成されている。
尚、最下位置PLは、第1トレイ334及び第2トレイ335がストッカ33の底部331に当接するときにトレイ上面が位置する位置である。最上位置PHは、第1トレイ334及び第2トレイ335上の最上位置の用紙SHを取り出すための位置である。
第1トレイ334及び第2トレイ335は、モータMOが駆動することにより、ストッカ33の上下方向に移動する。モータMOは、制御部10により制御されて駆動する。
また、ストッカ33では、第1トレイ334の上面と対向する位置に、第1トレイ334に載置されている用紙SHの残量を検出するための測距センサS1が配置されている。また、第2トレイ335の上面と対向する位置に、第2トレイ335に載置されている用紙SHの残量を検出するための測距センサS2が配置されている。
測距センサS1は、いわゆる三角測距法により、当該測距センサS1と第1トレイ334の上面との間の距離を測定し、測定した距離を電圧値(レベル値)で表す電圧信号(測定信号)を出力する。また、測距センサS2は、三角測距法により、当該測距センサS2と第2トレイ335の上面との間の距離を測定し、測定した距離を電圧値(レベル値)で表す電圧信号(測定信号)を出力する。
測距センサS1及びS2は、距離Lがピーク距離SLであるときには電圧値がピーク値となり、距離Lがピーク距離SLに満たないときには、距離Lが増加するにつれて、電圧値が順次増加し、距離Lがピーク距離SLを超えるときには、距離Lが増加するにつれて、電圧値が順次減少する出力特性を有する。かかる出力特性としては、例えば、図10に示す出力特性が挙げられる。
ここにおいて、ピーク距離SLとは、測距センサS1及びS2により得られる電圧値がピークとなる距離Lをいい、測距センサS1及びS2には、得られる電圧値がピークとなるピーク距離SLが最低検出距離として仕様上定められている。図10の例では、ピーク距離SLは、2.0cmである。
尚、測距センサS1及びS2は、測定した距離に応じたレベル値の測定信号を出力するものであればよく、三角測距法により距離を測定するセンサには限られない。また、測定信号は電圧信号に限られず、電流信号やデジタル信号であってもよい。
つまり、第1トレイ334及び第2トレイ335の上面と自身との間の距離が、予め定められた最低検出距離であるときにピーク値が得られ、最低検出距離に満たない距離範囲では距離の増加に応じて出力電圧値が増加し、最低検出距離を超える距離範囲では距離の増加に応じて出力電圧値が減少する出力特性を有していればよい。
また、ストッカ33には、測距センサS1及びS2からピーク距離SLだけ上下方向に離れた基準位置SPに、スイッチSW1及びSW2が配置されている。尚、用紙残量検出装置1の製造時に作業者がスイッチSW1及びSW2を配置すべき位置を容易に判るようにする観点から、ストッカ33には、底部331と測距センサS1及びS2との間で、第1トレイ334及び第2トレイ335の移動方向に沿って複数の目盛りMが設けられていることが好ましい。
このような構成のストッカ33では、第1トレイ334及び第2トレイ335は、当該第1トレイ334及び第2トレイ335の上面に予め設定された最大枚数の用紙SHが載置されたときには、モータMOによって最下位置PLに下げられてストッカ33の底部331に当接する。
このとき、第1トレイ334及び第2トレイ335の上面に載置された用紙SHのうち最上位置の用紙SHが、最上位置PHに位置する。最上位置の用紙SHが最上位置PHに位置するときには、当該最上位置の用紙SHが、用紙取りだしローラ413A及び414Aと当接する。
そして、第1トレイ334及び第2トレイ335上の最上位置の用紙SHが順次取り出されると、第1トレイ334及び第2トレイ335上の用紙SHの枚数が減少する。すると、第1トレイ334及び第2トレイ335上の用紙SHのうち最上位置の用紙SHが用紙取りだしローラ413A及び414Aと当接しなくなる。
したがって、第1トレイ334及び第2トレイ335上の用紙SHの枚数が減少するにつれて、第1トレイ334及び第2トレイ335は、モータMOの駆動力を受けて上方向に移動する。すると、第1トレイ334及び第2トレイ335上の用紙SHのうち最上位置の用紙SHが最上位置PHに位置することとなる。これにより、第1トレイ334及び第2トレイ335の用紙SHの枚数が減少しても、最上位置にある用紙SHを順次取り出すことができる。
以上のように、ストッカ33では、トレイ上の用紙SHの枚数が減少するにつれて、トレイ上面が最下位置PLから最上位置PHに向けて移動するので、当該移動の過程では、測距センサS1及びS2と第1トレイ334及び第2トレイ335上面との間の距離Lが、最大距離L(max)から最小距離L(min)に向けて減少する。
そしてまた、第1トレイ334及び第2トレイ335が最下位置PLから最上位置PHに向けて移動している過程では、トレイ上面が基準位置SPよりも下に位置するときには、スイッチSW1及びSW2がオフとなり、第1トレイ334及び第2トレイ335が基準位置SPよりも上に位置するときには、スイッチSW1及びSW2がオンとなる。
つまり、トレイ上面と測距センサとの間の距離Lが、ピーク距離SLに満たないときには、スイッチSW1及びSW2がオフとなり、距離Lが、ピーク距離SLを超えるときには、スイッチSW1及びSW2がオンとなる。
以下、図2のストッカ33を備える用紙残量検出装置1について説明する。図3は、用紙残量検出装置1の機能モジュールの一例を示したブロック図である。
尚、図3において、測距センサS2、スイッチSW2、及び、第2トレイ335については、測距センサS1、スイッチSW1、及び、第1トレイ334と同様であるため、説明及び図示を省略する。
用紙残量検出装置1は、制御部10、記憶部40、表示部(通知部)60、モータMO、及び、ストッカ33を備える。
制御部10は、例えば、CPUやA/Dコンバータなどで構成されており、用紙残量検出装置1を統括的に制御する。制御部10は、距離取得部11、残量検出部12、及び、基準位置取得部13を備える。
距離取得部11は、測距センサS1により得られた電圧値Voutに対応する距離Lを取得する。距離取得部11は、後述する距離取得処理を行う。残量検出部12は、距離取得部11により取得された距離Lを用いて第1トレイ334上の用紙残量を検出する。
残量検出部12は、例えば、以下のようにして用紙残量を検出する。第1トレイ334上面と測距センサS1との間の距離Lは、第1トレイ334上の用紙残量の変化に応じて線形的に変化する。このような距離Lと用紙残量との対応関係を表す回帰直線をデータとして記憶部40に記憶させておく。
そして、残量検出部12が、距離取得部11により判断された距離Lに対応する用紙残量を、前記回帰直線を表すデータを用いて検出し、検出した用紙残量を表示部(通知部)60に表示させる。
基準位置取得部13は、基準位置SPを取得する。基準位置取得部13は基準位置SPを取得するために、タイマ14を備える。基準位置取得部13は、後述する基準位置取得処理を行う。
記憶部40には、測距センサS1の出力特性を表す情報が、対応付け情報Iとして記憶されている。かかる対応付け情報Iの一例としては、測距センサS1が図10に示す出力特性を有する場合には、当該出力特性を表す情報が挙げられる。
また、記憶部40には、後述する基準位置取得部13が基準位置取得処理を行うために、最大距離L(max)と第1トレイ334が最大距離L(max)を移動するのに要する時間T(max)との比率を表す情報が記憶されている。
図4は、対応付け情報Iの一例を示した図である。対応付け情報Iは、先述したように、測距センサS1の出力特性を表す情報である。図4には、測距センサS1が図10に示す出力特性を有する場合の対応付け情報Iが示されている。
図4に示す対応付け情報Iは、ピーク距離SL(ここでは2.0cm)を基準として、当該ピーク距離SLに満たない距離範囲の距離Lに対応する電圧値Voutを表す第1情報領域(第1情報)IA1と、当該ピーク距離SLを超える距離範囲の距離Lに対応する電圧値Voutを表す第2情報領域(第2情報)IA2とに区分されている。
第1情報領域IA1では、距離Lと当該距離Lに対応する電圧値Voutとが、距離Lが増加するにつれて、当該距離Lに対応する電圧値Voutが、ピーク距離SLに対応するピーク値Peakに向けて順次増加するように設定されている。
第2情報領域IA2では、距離Lと当該距離Lに対応する電圧値Voutとが、距離Lが増加するにつれて、当該距離Lに対応する電圧値Voutが、前記ピーク値Peakから、順次減少するように設定されている。
表示部60は、例えば、液晶パネルなどの表示回路で構成されており、残量検出部12により検出された用紙残量や、基準位置取得部13により取得された基準位置SPを表示する。
モータMOは、例えば、DCモータで構成されており、制御部10により制御されて、第1トレイ334をストッカ33の内部で上下方向に移動させる。
ストッカ33には、第1トレイ334及び測距センサS1の他に、検出部50、最上位置センサS3、及び、最下位置センサS4を備える。
検出部50は、先述したスイッチSW1を含んでおり、第1トレイ334上面と測距センサS1との間の距離Lが、ピーク距離SLに満たないか、当該ピーク距離SLを超えているかを検出する。そして、検出部50は、スイッチSW1のオンオフ状態によって、距離Lが、ピーク距離SLに満たないか、当該ピーク距離SLを超えているかを表す。
最上位置センサS3及び最下位置センサS4は、基準位置取得部13により基準位置SPを取得するために配置されている。最上位置センサS3は、第1トレイ334上面が最上位置PHに位置することを検知して検知信号を制御部10に向けて出力する。また、最下位置センサS4は、第1トレイ334上面が最下位置PLに位置することを検知して検知信号を制御部10に向けて出力する。
検出部50において、スイッチSW1は以下のように動作する。以下、スイッチSW1の動作について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、スイッチSW1がオンとなる動作について説明するための図であり、図6は、スイッチSW1がオンとなる動作について説明するための図である。
スイッチSW1は、図5に示すように、上方向に移動する第1トレイ334の上面が基準位置SPを通過したときにオンとなる。
例えば、図5(a)のように、第1トレイ334が基準位置SPに向けて上方向に移動していると仮定する。第1トレイ334上面が基準位置SPを通過するときには、図5(b)のように、第1トレイ334上面がスイッチSW1のレバー部材20に当接して当該レバー部材20を跳ね上げる。これにより、スイッチSW1がオンとなる。
そして、第1トレイ334がさらに上方向に移動して、当該第1トレイ334上面がスイッチSW1のレバー部材20から離れると、図5(c)のように、当該レバー部材20が元の待機位置に戻る。そして、スイッチSW1は、レバー部材20が待機位置から跳ね下げられるまで、オンの状態を維持する。
図6は、スイッチSW1がオフとなる動作について説明するための図である。スイッチSW1は、図6に示すように、下方向に移動する第1トレイ334上面が基準位置SPを通過したときにオフとなる。
例えば、図6(a)のように、第1トレイ334が基準位置SPに向けて下方向に移動していると仮定する。第1トレイ334上面が基準位置SPを通過するときには、図6(b)のように、第1トレイ334下面がスイッチSW1のレバー部材20に当接して当該レバー部材20を跳ね下げる。これにより、スイッチSW1がオフとなる。
そして、第1トレイ334がさらに下方向に移動して、当該第1トレイ334下面がスイッチSW1のレバー部材20から離れると、図6(c)のように、当該レバー部材20が元の待機位置に戻る。そして、スイッチSW1は、レバー部材20が待機位置から跳ね上げられるまで、オフの状態を維持する。
尚、本実施形態に係る用紙残量検出装置1は、スイッチSW1を用いて、距離Lがピーク距離SLに満たないか当該ピーク距離SLを超えているかを検出している。しかしながら、本発明ではこの例には限られず、発光部と受光部とからなる遮光センサを、第1トレイ334を挟むように基準位置SPに配置することにより、距離Lがピーク距離SLに満たないか当該ピーク距離SLを超えているかを検出してもよい。
従って、本実施形態に係る用紙残量検出装置1は、図2に示すストッカ33の代わりに、以下のストッカを備えていても良い。
図7は、ストッカ33の外観の他の例を概念的に示した図である。図7に示すストッカ33Aは、スイッチSW1及びSW2の代わりに遮光センサS5及びS6を設けた点と、第1トレイ334及び第2トレイ335に遮光部材70A及び70Bを設けた点とで、図2に示すストッカ33とは異なる。
尚、その他の構成については、図2に示すストッカ33と同様であるため、説明を省略する。
第1トレイ334の左端には、遮光部材70Aが、当該遮光部材70Aの上端面が第1トレイ334上面と同じ高さとなるように、第1トレイ334に取り付けられている。また、第2トレイ335の右端には、遮光部材70Bが、当該遮光部材70Bの上端面が第2トレイ335上面と同じ高さとなるように、第2トレイ335に取り付けられている。
遮光センサS5は、ストッカ33の左端に取り付けられている。遮光センサS5は、発光部S51から受光部S52に向けて出力される光が遮光部材70Aによって遮光されるように取り付けられている。
遮光センサS6は、ストッカ33の右端に取り付けられている。遮光センサS6は、発光部S61から受光部S62に向けて出力される光が遮光部材70Bによって遮光されるように取り付けられている。
以下、測距センサS1と第1トレイ334上面との間の距離Lが、ピーク距離SLに満たないか当該ピーク距離SLを超えているかを検出する処理について、説明する。尚、測距センサS2と第2トレイ335上面との間の距離Lが、ピーク距離SLに満たないか当該ピーク距離SLを超えているかを検出する処理については、以下の処理と同様であるため、説明を省略する。
第1トレイ334の上面が基準位置SPよりも下に位置するときには、遮光センサS5において、発光部S51からの光が遮断されずに受光部S52に到達する。このとき、遮光センサS5からは、光が遮光されていないことを表す信号が出力される。
一方で、第1トレイ334の上面が基準位置SPよりも上に位置するときには、遮光センサS5において、発光部S51から受光部S52に向かう光が遮光部材70Aにより遮光される。このとき、遮光センサS5からは、光が遮光されていないことを表す信号が出力される。
以上により、第1トレイ334上面と測距センサS1との間の距離Lがピーク距離SLに満たないときには、遮光センサS5から光が遮光されていないことを表す信号が出力され、距離Lがピーク距離SLを超えるときには、遮光センサS5から光が遮光されたことを表す信号が出力される。
これにより、距離Lがピーク距離SLに満たないか当該ピーク距離SLを超えているかを検出することができる。
本実施形態に係る用紙残量検出装置1では、距離取得部11は、例えば、以下のようにして、距離Lを判断する距離判断処理を行う。図8は、距離判断処理の概要の一例を示したフローチャートである。
距離取得部11は、測距センサS1により得られた電圧値Voutを取得したときには(ステップS1)、スイッチSW1のオンオフ状態を判断する(ステップS2)。
ステップS2において、スイッチSW1がオンであると判断したときには(ステップS2のYES)、対応付け情報Iのうち第1情報領域IA1において、ステップS1で取得した電圧値Voutに対応して設定されている距離Lを取得する(ステップS3)。
一方で、ステップSW1がオフであると判断したときには(ステップS2のNO)、対応付け情報Iのうち第2情報領域IA2において、ステップS1で取得した電圧値Voutに対応して設定されている距離Lを取得する(ステップS4)。
ついで、距離取得部11は、ステップS3又はS4で取得した距離Lを残量検出部12に通知する(ステップS5)。
本実施形態に係る用紙残量検出装置1によれば、以上のように、距離Lが、基準距離Lに満たないか当該基準距離Lを超えているかに応じて、測距センサS1により得られた電圧値Voutに対応する2つの距離Lのうちいずれか一方の距離Lが取得される。
これにより、測距センサS1が、当該測距センサS1と第1トレイ334上面との間の最小距離L(min)がピーク距離SLに満たないように配置されている場合でも、測距センサS1により得られた電圧値Voutに対応する距離Lが1つ定まる。
その結果、測距センサS1を、当該測距センサS1で予め定められた最低検出距離を考慮せずに配置することができるため、測距センサS1の配置位置の自由度を高めることができる。
尚、上記した実施形態では、距離Lがピーク距離SLに満たないことがスイッチSW1のオンにより表され、距離Lがピーク距離SLを超えることがスイッチSW1のオフにより表されているが、この例には限られず、距離Lがピーク距離SLに満たないことがスイッチSW1のオフにより表され、距離Lがピーク距離SLを超えることがスイッチSW1のオンにより表されていてもよい。
また、本実施形態に係る用紙残量検出装置1では、基準位置取得部13は、例えば、以下のようにして、基準位置SPを取得する基準位置取得処理を行う。図9は、基準位置取得処理の概要の一例を示したフローチャートである。
以下の説明では、基準位置取得部13は、第1トレイ334の移動の過程で測距センサS1により得られる電圧値Voutのピーク値Vpeakを取得し、ピーク値Vpeakが得られるまでの時間Tを用いて基準位置SPを取得している。
尚、第2トレイ335の移動の過程で測距センサS2により得られる電圧値のピーク値を取得し、当該ピーク値が得られるまでの時間を用いて基準位置を取得する処理については、以下に示す処理と同様であるため、説明を省略する。
基準位置取得部13は、まず、タイマ14をオンさせて、時間の経時を開始する(ステップS10)。そして、基準位置取得部13は、第1トレイ334を最下位置PLから最上位置PHに向けて、予め設定された速度で上昇させる(ステップS11)。
尚、第1トレイ334を定速度で上昇させるため、第1トレイ334には用紙SHが載置されていない状態とされていることが好ましい。また、第1トレイ334上面が最下位置PLに位置することは、最下位置センサS4により出力される検知信号を受け付けることにより判る。
そして、基準位置取得部13は、第1トレイ334が最下位置PLから最上位置PHに到達するまでの間、測距センサS1により得られる電圧値Voutを監視する(ステップS12)。尚、第1トレイ334上面が最上位置PHに位置することは、最上位置センサS3により出力される検知信号を受け付けることにより判る。
ついで、基準位置取得部13は、監視した電圧値Voutのピーク値Vpeakを検出する(ステップS13)。
ここにおいて、基準位置取得部13は、例えば、以下のようにしてピーク値Vpeakを取得する。これについて、図2及び図4を用いて説明する。
第1トレイ334が最下位置PLから最上位置PHに向けて移動すると、距離Lは、最下位置PLに対応する距離L、つまり、図2における距離L(max)から、最上位置PHに対応する距離、つまり、図2における距離L(min)に向けて順次小さくなる。
このように距離Lが順次小さくなる過程では、図4に示すように、距離Lがピーク距離SL(例えば、図4における2.0cm)よりも大きい間は、距離Lが小さくなるにつれて、測距センサS1により得られる電圧値Voutが順次増加する(図4参照)。そして、距離Lがピーク距離SLよりも小さくなると、距離Lが小さくなるにつれて、電圧値Voutが順次減少する(図4参照)。
測距センサS1は、以上の出力特性を有するので、基準位置取得部13は、電圧値Voutの変化が増加から減少に転じるときの電圧値Voutを、ピーク値Vpeakとして取得する。
基準位置取得部13は、ピーク値Vpeakを取得すると(ステップS13のYES)、タイマ14をオフし(ステップS14)、ピーク値Vpeakが取得されるまでの間にタイマ14により計測された時間Tを取得する(ステップS15)。
そして、基準位置取得部13は、ステップS15で取得した時間Tの間に第1トレイ334が移動した距離Lをピーク距離SLとして取得する(ステップS16)。基準位置取得部13は、例えば、距離Lと時間Tとの比率が、最大距離L(max)と第1トレイ334が最大距離L(max)を移動するのに要する時間T(max)との比率と等しくなるような距離Lを取得する。
すなわち、基準位置取得部13は、距離L:時間T=距離L(max):時間T(max)で表される式を計算して、距離Lを求める。
ついで、基準位置取得部13は、測距センサS1から距離L、つまり、ピーク距離SLだけ離れた位置を基準位置SPとして取得し(ステップS17)、取得した基準位置SPを表示部60により表示する(ステップS18)。
ステップS18では、基準位置取得部13は、例えば、ストッカ33の上下方向において、基準位置SPが測距センサS1から離れている距離、つまり、ピーク距離SLを通知する。
本実施形態に係る用紙残量検出装置1によれば、基準位置取得部13は、電圧値Voutのピーク値Vpeakを実測して、基準位置SPを取得するため、測距センサS1の特性、例えば、出力バラツキにより、当該測距センサS1の出力特性、つまり、測距センサS1により得られた電圧値Voutと当該電圧値Voutに対応する距離Lとの対応関係が異なる場合でも、測距センサS1に応じて適切な基準位置SPを取得することができる。
また、取得した基準位置SPを表示するため、用紙残量検出装置1の製造時に、スイッチSW1を取り付けるべき位置が容易に判る。
尚、本実施形態に係る用紙残量検出装置1は、第1トレイ334上の用紙残量が減少するにつれて減少する距離Lを取得して当該用紙残量を検出しているが、この例には限られず、第1トレイ334を固定的に配置しておき、当該第1トレイ334上の用紙残量が減少するにつれて増加する、測距センサS1と第1トレイ334上の最上位置の用紙SHとの間の距離を取得して、用紙残量を検出してもよい。
A 画像形成装置
1 用紙残量検出装置
4 搬送部
5 画像形成部
11 距離取得部
12 残量検出部
13 基準位置取得部
33、33A ストッカ
40 記憶部
50 検出部
60 表示部
334 第1トレイ
335 第2トレイ
IA1 第1情報領域
IA2 第2情報領域
M 目盛り
MO モータ
S1、S2 測距センサ
SH 用紙
SL ピーク距離
SP 基準位置
SW1、SW2 スイッチ

Claims (6)

  1. 用紙を収容する用紙収容部と、
    前記用紙を載置するために設けられ、前記用紙収容部の内部で上下方向に移動可能なトレイと、
    前記トレイを前記上下方向に移動させるモータと、
    前記トレイ上面と対向して設けられており、自身と当該トレイ上面との間の前記上下方向の距離をレベル値で表す測定信号を出力し、前記距離が所定のピーク距離であるときには前記レベル値がピーク値となり、前記距離がピーク距離に満たないときには、当該距離が増加するにつれて、前記レベル値が順次増加し、前記距離が前記ピーク距離を超えるときには、前記距離が増加するにつれて、前記レベル値が順次減少する出力特性を有する測距センサと、
    前記距離が前記ピーク距離に満たないこと、及び、前記距離が前記ピーク距離を超えることを検出する検出部と、
    前記ピーク距離に満たない距離範囲において前記距離と前記レベル値とを対応付ける第1情報と、前記ピーク距離を超える距離範囲において前記距離と前記レベル値とを対応付ける第2情報とを記憶する記憶部と、
    前記検出部により前記距離が前記ピーク距離に満たないことが検出されたときには、前記第1情報において、前記測距センサにより得られたレベル値と対応付けられている距離を取得し、前記検出部により前記距離が前記ピーク距離を超えることが検出されたときには、前記第2情報において、前記測距センサにより得られたレベル値と対応付けられている距離を取得する距離取得部と、
    前記距離取得部により取得された前記距離を用いて前記用紙の残量を検出する残量検出部と、
    を備える
    ことを特徴とする用紙残量検出装置。
  2. 前記検出部は、
    前記測距センサから前記ピーク距離だけ前記上下方向に離れた位置である基準位置に配置されており、前記トレイが当該基準位置を通過したときに切り換えられるスイッチを備えており、
    前記スイッチのオンオフ状態によって、前記距離が前記ピーク距離に満たないか、前記距離が前記ピーク距離を超えているかが表されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙残量検出装置。
  3. 前記基準位置を取得する基準位置取得部をさらに備えており、
    前記基準位置取得部は、
    前記モータを駆動させて、前記トレイを、前記用紙収容部の内部で予め設定された最下位置から、当該内部で予め設定された最上位置に向けて予め設定された速度で移動させ、前記移動を開始させてから前記測距センサにより前記ピーク値が得られるまでの時間を計測し、当該時間を用いて前記基準位置を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の用紙残量検出装置。
  4. 前記基準位置取得部により取得された基準位置を通知する通知部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の用紙残量検出装置。
  5. 前記用紙収容部には、当該用紙収容部の底部と前記測距センサとの間で、前記トレイの移動方向に沿って複数の目盛りが設けられている
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の用紙残量検出装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の用紙残量検出装置と、
    前記用紙収容部に収容された用紙を取り出して搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送された用紙に画像を形成する画像形成部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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