JP5069505B2 - エレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法 - Google Patents

エレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法 Download PDF

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本発明は、調速機ロープが昇降路内機器に引掛かったと想定され得る場合に、調速機ロープの引掛りを解除させるエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法に関する。
大きな地震が発生し、地震計が動作したエレベーターが停止した場合、このエレベーターを復帰させるには、まず地震計を元に戻し、保守員が低速運転で乗りかごを往復運転させるようになっていた。本復帰手段では、調速機ロープが昇降路内の突起物に引掛かっていても気付かず、調速機ロープを切断し、当分の間使用不能に陥る問題があった。そのため、簡単な方法によって調速機ロープの点検を行なうことで問題の解決を図る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−86822号
上記特許文献1によれば、調速機ロープの引掛り状態を点検することはできるが、調速機ロープが何らかのものに引掛かっていた場合、その引掛り状態を解除することはできない。即ち、引掛りが確認された場合、保守員が引掛り箇所を特定後、引掛りを外す作業を行なう必要があり、エレベーターの復旧時間が遅れるという課題があった。
本発明の目的は、保守員が調速機ロープの引掛りを外す作業を行なう必要のないエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法を提供するにある。
本発明は上記目的を達成するため、上下動する乗りかごに設けられたリンクに、調速機プーリと調速機ウエートプーリに巻き掛けられた調速機ロープの両端を連結したエレベーターにあって、通常は調速機ロープ上端付近に、引っ掛かりを解除させる重量ある解除体をフックで固定し、前記乗りかごが地震によって異常停止して調速機ロープが昇降路内機器に引掛かったと想定され得る場合、昇降路外からのワイヤー操作により前記解除体のフック固定を外し、前記解除体を自由落下させて調速機ロープの引掛りを解除させるようにしたことを特徴とする。
このように、調速機ロープに重量ある解除体を、調速機上部に緩く係合させ、前記解除体を自由落下させることにより、引掛り部分に衝撃を与え、引掛り状態を解除するものである。
本発明によれば、簡単な方法で調速機ロープの引掛りを解除し、エレベーターの復旧時間を短縮できるという利点がある。
以下本発明のエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法の実施の形態を図に基き説明する。
図1は本発明の一実施例になるエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法を用いて解除作業を行なっている状態を示すエレベーターの全体概略説明図、図2および図3は図1のイ部及びロ部の要部拡大斜視図、図4は図3の要部拡大断面図である。
図1において、1は機械室でこの機械室1には調速機プーリ2Aを備えた調速機2が設けられている。3は調速機ロープで、この調速機ロープ3は、調速機プーリ2Aと、ピットに設けられた調速機ウェートプーリ4に巻き掛けられている。6は乗りかごで、この乗りかご6上部にはリンク7が設けられ、このリンク7に調速機ロープ3の両端部が連結されている。8は乗りかご6のガイドレール、9はガイドレール同士を接続する継目板であり、ガイドレール8にはブラケット10などが設けられている。11は調速機ロープ3が、図2に示す継目板部ボルト・ナット12や、図3に示すブラケット固定ボルト13といった昇降路内の突起物に引っ掛かっていた場合に、その引掛りを解除させる重量ある解除体で、この解除体11は、リング状フックあるいはネジ(図示せず)などを開いて調速機ロープ3に嵌合するようになっている。
調速機ロープが昇降路内機器に引掛かったと想定され得る場合、現場の保守員は、機械室に入り、解除体11を調速機プーリ2Aと調速機ウェートプーリ4との間の調速機ロープ3Aの上端に緩く嵌合させ、下端へと自由落下させる。調速機ロープ3Aが昇降路内の突起物と引掛りがなければ、前記解除体11は下端まで自由落下する。もし、図2、図3に示すように調速機ロープ3Aが昇降路内の突起物12あるいは13に引掛っていた場合、解除体11の落下過程で、図4に示すようにおもり重力の作用により引掛り状態を解除させる。おもり重力の作用で引掛り状態が解除されない場合は、図2、図3に示すように解除体11が調速機ロープ引掛り状態にある地点に到達した際の衝突で調速機ロープ3Aの引掛り状態を解除させる。
以上のことから、調速機ロープの引掛り状態を解除させ、エレベーターの復旧時間を短縮させることができる。ここで、解除体11の少なくとも表面部は、合成樹脂またはゴム材を選択することで、図2、図3に示すように解除体11が調速機ロープ引掛り状態にある地点に到達した際の衝突により、調速機ロープの引掛り状態の解除効果を高めることが期待できる。また、予期しない不具合で解除体11が下端に到達しなかった場合を考え、解除体11を暗い昇降路内でも見つけやすいように、発光塗料の塗布や発光装置内蔵により発光性を有する表面としておけば、どこに解除体11があるのかを容易に確認することができる。
以上の手順を、調速機プーリ2Aとリンク7間の調速機ロープ3Bについても実施し、解除体11をリンク7まで自由落下させる。更に、乗りかご6の上に上がり、リンク7と調速機ウェートプーリ4との調速機ロープ3Cの上端に解除体11を嵌合させ自由落下させる。以上の作業で、全て解除体11を下端まで自由落下させることで、調速機ロープ3の引掛り状態を解除することができる。
なお、上記実施例では、調速機ロープ3A、3B、3C全てに解除体11の嵌合、自由落下を実施するようにしたが、例えば、乗りかご6が最下階に停止している場合、乗りかご6下での引掛りはほとんど考えられないため、乗りかご6上の調速機ロープ3A、3Bについてのみ前述作業を実施し、調速機ロープ3Cは乗りかご6上より目視点検、引掛りが確認された場合のみ、前述作業を実施して引掛りを解除する作業を行うことができる。なお、この時、調速機ロープ3Aの点検時に解除体11が下端まで落下しないよう乗りかご6上で調速機ロープ3Aにクリップを取付け、これにより下方に落下しないようにし、ピット内作業を省略することもできる。もしリンク7が乗りかごの下方に設けられた場合であっても、調速機ロープ3A、3Bにクリップを取付け、これにより下方に落下しないようにし、ピット内作業を省略することもできる。
更に、最上階付近で乗りかご6が停止した時は、調速機ロープ3Aと3Cのみに解除体11の嵌合、自由落下を実施し、調速機ロープ3Bは乗りかご6上より目視点検、引掛りが確認された場合のみ、前述作業を実施して引掛りを解除する作業を行うことができる。また、階高が低い建物例えば5階床用エレベーターの場合、乗りかご6が中間階で停止した際は、調速機ロープ3Aのみに解除体11の嵌合、自由落下を実施し、調速機ロープ3B、3Cは目視点検、引掛りが確認された場合のみ、作業員による引掛り戻し作業か、前述作業を実施して引掛りを解除する作業を行うことができる。
図5は、調速機2が昇降路内に配置される機械室レスエレベータに、本発明の一実施例になるエレベーター用調速機ロープの引掛り方法を用いて解除作業を行う場合のエレベーターの全体概略説明図である。図1と同一符号は同一物を示している。
図5に示すように、通常は解除体11をフック14で固定しておき、調速機ロープ3が昇降路内機器に引掛かったと想定され得る場合において、昇降路外からワイヤー15を操作し、解除体11のフック固定を外すことで解除体11を自由落下させ、前述のエレベーター用調速機ロープの引掛りを解除する作業を行うことができる。
本発明の一実施例になるエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法を用いて解除作業を行なっている状態を示すエレベーターの全体概略説明図である。 図1のイ部要部拡大斜視図である。 図1のロ部要部拡大斜視図である。 図3の要部拡大断面図である。 本発明の一実施例になるエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法を機械室レスエレベータに用いて解除作業を行う場合のエレベーターの全体概略説明図である。
符号の説明
1 機械室
2 調速機
2A 調速機プーリ
3、3A、3B、3C 調速機ロープ
4 調速機ウェートプーリ
5 調速機ウェート
6 乗りかご
7 リンク
8 ガイドレール
9 継目板
10 ブラケット
11 解除体
12 継目板部ボルト・ナット
13 ブラケット固定ボルト
14 フック
15 ワイヤー

Claims (1)

  1. 上下動する乗りかごに設けられたリンクに、調速機プーリと調速機ウエートプーリに巻き掛けられた調速機ロープの両端を連結したエレベーターにあって、通常は調速機ロープ上端付近に、引っ掛かりを解除させる重量ある解除体をフックで固定し、前記乗りかごが地震によって異常停止して調速機ロープが昇降路内機器に引掛かったと想定され得る場合、昇降路外からのワイヤー操作により前記解除体のフック固定を外し、前記解除体を自由落下させて調速機ロープの引掛りを解除させるようにしたことを特徴とするエレベーター用調速機ロープの引掛り解除方法。
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