JP5068677B2 - 金属箔成形体 - Google Patents

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Description

この発明は金属箔成形体に関し、特に調理用油除け等の、プレス成形された金属箔成形体に関するものである。
従来のアルミニウム箔よりなる金属箔成形体は、周端部に設けられた縁巻が抵抗となって、折り曲げにくいものとなっていた。
そこで、特許文献1及び特許文献2に示されているような金属箔成形体が提案されている。
上記の金属箔成形体では、折曲げ線の延長線と交わる縁巻の一辺の巻径が、縁巻の他辺の巻径よりも小さく形成されている。このように構成すると、縁巻の一辺が縁巻の他辺と比べて折り曲げに対する抵抗が小さくなり、この巻径の小さい縁巻において金属箔成形体の折り曲げが容易となる。
しかし、上記の金属箔成形体では、巻径が小さい縁巻の部分が広範囲であり、折り曲げ位置を特定することが困難であった。尚、爪等で縁巻を潰して折り曲げ位置を特定させる方法があるが、位置がずれてしまうおそれがあり、この方法は正確性に欠ける。
そこで、以下に示すような金属箔成形体が提案されている。
図7は、第1の従来技術による金属箔成形体よりなる調理用油除けの正面図である。
図を参照して、調理用油除け1は、アルミニウム箔をプレス成形したものからなり、矩形形状の正面パネル3と、正面パネル3の両端に前方に折り曲げ自在に接続する矩形形状の側面パネル5a及び5bとを備える。正面パネル3の下部には前後に折り曲げ自在の正面下方フラップ4が接続され、側面パネル5a及び5bの下部には前後に折り曲げ自在の側面下方フラップ6a及び6bが接続されている。正面パネル3と側面パネル5a及び5bとの境界には複数の折曲線よりなり、折曲線を選択できる折曲部7a及び7bが設けられ、側面パネル5a及び5bと側面下方フラップ6a及び6bとの境界には折曲線8a及び8bが、正面パネル3と正面下方フラップ4との境界には折曲線8cがそれぞれ設けられている。正面下方フラップ4、側面下方フラップ6a及び6bは、いずれも折曲部7a及び7bに近づくにつれて縦方向の長さが小さくなる形状に形成されていることから、折曲部7a及び7bの下方には、フラップのない隙間9a及び9bが生じている。
図8は、図7で示した調理用油除けの第1形態における使用状態を示した斜視図である。
図を参照して、調理用油除け1は、折曲部7a及び7bの各々の外方側の折曲線の1つで側面パネル5a及び5bのみが前方に折り曲げられ、コの字型に変形された状態(以下「第1形態」と称する。)で個別五徳32aを取り囲むようにガスコンロ31のトッププレート上に載置されている。この時、折曲部7aの位置と個別五徳32bの位置とが平面視で重なるが、隙間9に個別五徳32bが入り込むことから、個別五徳32bと折曲部7aの下部とが触れ合わない。よって、調理用油除け1は、第1形態においては、調理用油除け1で取り囲む個別五徳32a以外の個別五徳32等の位置に影響されることなく、載置位置を決めることができる。
図9は、図7で示した調理用油除けの第2形態を示した斜視図である。
図を参照して、調理用油除け1は、上記の第1形態からさらに、折曲線8a〜8cで正面下方フラップ4と、側面下方フラップ6a及び6bとを前方に折り曲げている(以下、「第2形態」と称する)。このように変形させると、正面下方フラップ4の面と、側面下方フラップ6a及び6bの面とが足場となり、調理用油除け1の載置状態がより安定したものとなる。よって、調理用油除け1は、第2形態においては、IHクッキングヒーターや全面五徳が用いられたガスコンロなど、表面が平坦なガスコンロ等に使用する場合に使い勝手がよい。
このように、調理用油除け1は、正面下方フラップ4と、側面下方フラップ6a及び6bとを前方に折り曲げる前と後とで、異なる効果を有するものである。
図10は、図8で示した“Y”部分の拡大斜視図である。
図を参照して、折曲線8の延長線と、縁巻15とが交差する地点に縁巻凹部61が形成されている。尚、縁巻凹部61は、縁巻15を叩いて扁平に変形させたものである。
このように構成すると、縁巻15の厚みが縁巻凹部61の部分で薄くなり、折り曲げ易くなる。
図11は、第2の従来技術による金属箔成形体よりなる調理用油除けの拡大斜視図であって、先の第1の従来技術の図10に対応する図である。
図を参照して、第1の従来技術による調理用油除け1のうち、縁巻凹部61が縁巻切欠き部62に置き換えられている。尚、他の調理用油除け1の構成要素は第1の従来技術によるものと同一であるため、ここでの説明は繰り返さない。縁巻切欠き部62は、縁巻15の一部を切り欠いて形成されており、縁巻端部63a及び63bと、金属箔端部64とを有する。
このように構成すると、縁巻15の一部が無くなり、折り曲げ易くなる。
特開2000−329383 特開平9−89273
上記のような従来の金属箔成形体は、どちらも折り曲げに適しており、折り曲げ位置を特定することも容易であったが、長手方向に自重や圧縮力が加わると容易に座屈変形してしまい、立設状態での使用には適していなかった。又、第2の従来技術による金属箔成形体は、縁巻切欠き部で手を切ってしまうおそれがあり、安全性にも問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、折り曲げ位置の特定及び折り曲げが容易でありながら折り曲げない場合には保形性を確保し、かつ、安全性に優れた金属箔成形体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、厚さが40〜150μmからなる金属箔よりなる金属箔成形体であって、プレス成形された金属箔本体と、金属箔本体に接続され、その周縁部に沿った長手方向を巻き中心とすると共に、金属箔本体の側の周壁が整列するように形成された縁巻とを備え、縁巻は、巻径が2〜4mmの範囲で一定である第1縁巻部と、第1縁巻部の端部にその一端が接続されると共に巻径が徐々に減少し、且つ長手方向の長さが8〜15mmである第1縁巻変化部と、第1縁巻変化部の他端にその一端が接続され、巻径が1.2〜1.8mmの範囲で一定であると共に第1縁巻部に対する巻径比率が1/3〜2/3であり、且つ長手方向の長さが3〜7mmである縁巻最小部と、縁巻最小部の他端にその一端が接続されると共に巻径が徐々に拡大し、且つ長手方向の長さが8〜15mmである第2縁巻変化部と、第2縁巻変化部の他端に接続され、巻径が2〜4mmの範囲で一定である第2縁巻部とからなり、縁巻最小部の第2縁巻部に対する巻径比率が1/3〜2/3であり、縁巻の各部の各々の巻数は1.2〜1.8であるものである。
このように構成すると、縁巻の一部が細くなって、縁巻の外側の周壁が金属箔本体の側に向かって凹む形状となるとともに、縁巻最小部の長手方向の長さは、第1縁巻変化部及び第2縁巻変化部の長手方向の長さよりも短いものとなる。又、縁巻が連続で形成され、その巻数が1以上となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、縁巻最小部は、縁巻の一部であって、長手方向に圧縮力が加わると共に、その位置で長手方向に交差する方向を折り曲げ位置として折り曲げ可能性のある部分に形成されるものである。
このように構成すると、縁巻最小部が圧縮に対して抵抗となると共に、曲げに対して曲げ易さを発揮する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、金属箔成形体は、調理用油除けの側面パネルと側面パネルの下部に接続される側面下方フラップとを含み、縁巻最小部は、側面パネルと側面下方フラップとの境界に位置するものである。
このように構成すると、取付対象に応じて立設状態又は曲げ状態となる側面下方フラップと側面パネルとの境界において縁巻最小部が位置する。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、縁巻の一部が細くなって、縁巻の外側の周壁が金属箔本体の側に向かって凹む形状となるとともに、縁巻最小部の長手方向の長さは、第1縁巻変化部及び第2縁巻変化部の長手方向の長さよりも短いものとなるので、縁巻は長手方向に加わる圧縮力によっては座屈変形しにくいが、長手方向に交差する方向に加わる力に対しては、曲げ強度が強い部分と弱い部分を有するものとなる。又、金属箔本体の周縁部を触るだけで、縁巻が細くなっている部分を特定することができる。更に、縁巻が連続で形成され、その巻数が1以上となるので、巻端部及び縁巻端部によって手を切ったりするおそれがなくなり安全性が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、縁巻最小部が圧縮に対して抵抗となると共に、曲げに対して曲げ易さを発揮するので、圧縮状態及び曲げ状態のいずれの使用にも適する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、取付対象に応じて立設状態又は曲げ状態となる側面下方フラップと側面パネルとの境界において縁巻最小部が位置するので、立設状態及び曲げ状態のいずれの使用にも適する。
図1は、この発明の第1の実施の形態による金属箔成形体よりなる調理用油除けの拡大斜視図であって、先の第1の従来技術の図10に対応する図である。
図を参照して、厚さが100μmのアルミニウム箔をプレス成形した第1の従来技術による調理用油除け1のうち、縁巻凹部61が縁巻漸縮部20に置き換えられている。尚、他の調理用油除け1の構成要素は第1の従来技術によるものと同一であるため、ここでの説明は繰り返さない。縁巻漸縮部20は、第1縁巻部21と、第1縁巻部21の端部にその一端が接続されると共に巻径が徐々に減少する第1縁巻変化部22と、第1縁巻変化部22の他端にその一端が接続される縁巻最小部23と、縁巻最小部23の他端にその一端が接続されると共に巻径が徐々に拡大する第2縁巻変化部24と、第2縁巻変化部24の他端に接続する第2縁巻部25とからなる。尚、折曲線8の延長線と長手方向に交差する位置に縁巻最小部23が形成されている。
このように構成すると、折り曲げ位置において、縁巻15の一部が細くなる。
又、折曲線8の延長線と交差するのが縁巻最小部23であるため、調理用油除け1を折曲線8において折り曲げ易くなる。
図2は、図1で示した縁巻漸縮部の展開図である。
図を参照して、金属箔本体10の周端部が巻きしろ11となる。尚、図2においてはハッチングを施した部分が巻きしろ11である。巻端部12は金属箔本体10の側に向かって凹む形状に成形されている。
図3は、図2で示した巻端部を金属箔本体の側に図示しないプレス機で巻き込んで形成した状態を示した図である。
図を参照して、金属箔本体10の周端部であって長手方向に圧縮力が加わる部分に縁巻漸縮部20が形成されている。尚、縁巻漸縮部20の巻き中心は、金属箔本体10の周端部に沿った長手方向である。この時、縁巻漸縮部20は、第1縁巻部21及び第2縁巻部25の巻径Dが3mmとなり、第1縁巻変化部22及び第2縁巻変化部24の長手方向の長さLが12mmとなり、縁巻最小部23の巻径Dが巻径Dの1/2である1.5mmであって、且つ長手方向の長さlが5mmとなるように形成されている。尚、縁巻漸縮部20の周壁26は巻径に関わらず金属箔本体10の側で整列している。
このように構成すると、縁巻最小部23の長さが他の縁巻漸縮部20の部分より短いため、位置の特定が容易となると共に、親指、人差指及び中指を支点として容易に折り曲げることができる。
又、縁巻漸縮部20の外側の周壁が金属箔本体10の側に向かって凹む形状となるため、金属箔本体10の周縁部を触るだけで、縁巻最小部23の位置を特定することができる。
図4は、図3で示したIV−IVラインの断面図であり、図5は、図3で示したV−Vラインの断面図であり、図6は、図3で示したVI−VIラインの断面図である。
これらの図を参照して、第1縁巻部21と、第1縁巻変化部22と、縁巻最小部23と、第2縁巻変化部24と、第2縁巻部25とは、いずれもその巻数が1.5で形成されている。すなわち、縁巻漸縮部20の各部の各々の巻数が、同数の巻数になるように形成されている。
このように構成すると、縁巻漸縮部20は長手方向に交差する方向に加わる力に対して、曲げ強度の強い部分と弱い部分を有するようになり、その中でも縁巻最小部23が最も曲げ強度が弱く、折り曲げ易い部分となる。
又、縁巻漸縮部20は長手方向に加わる自重や圧縮力によっては座屈変形しにくくなり、圧縮強度は縁巻漸縮部20のどの部分においても大きくは変わらない。
更に、縁巻漸縮部20から巻端部12が露出することで手を切ったりする虞がなくなり、安全性が向上する。
よって、第1の実施の形態による縁巻漸縮部20は、図8で示した調理用油除け1の第1形態においては、座屈変形しにくいという利点を有すると共に、図9で示した調理用油除け1の第2形態においては、縁巻最小部23において折り曲げ易いという利点を有する。
ここで、第1の実施の形態と、第1の従来技術及び第2の従来技術とを、折り曲げやすさ、保形性及び安全性の3項目で比較する。
尚、比較は3段階で行い、結果の良いほうから順に、○、△、×とする。
比較結果を下記の表に表す。
Figure 0005068677
まず、第1の実施の形態では、上述のように3項目のいずれもが問題ない。
次に、第1の従来技術では、上述のように長手方向に自重や圧縮力が加わると容易に座屈変形してしまう。又、縁巻凹部は縁巻を叩いて形成されるものであるから、その周端部の形状が尖ったものとなって手を引っ掛けたりするおそれがあるため、安全性にも少し難がある。
更に、第2の従来技術では、上述のように長手方向に自重や圧縮力が加わると容易に座屈変形してしまうと共に、縁巻切欠き部で手を切ってしまう危険性があることから、保形性と安全性のどちらにも難がある。
よって、第1の実施の形態の縁巻漸縮部の構成が、第1の従来技術及び第2の従来技術と比較してより有利な効果が認められることが分かる。
尚、上記の実施の形態では、金属箔成形体として調理用油除けを例として示しているが、調理用油除け以外の金属箔成形体にも同様に適用できる。特に、長手方向に圧縮力が加わると共に、その位置で長手方向に交差する方向を折り曲げ位置として折り曲げ可能性のある部分に縁巻最小部が形成される金属箔成形体にも同様に適用できる。
又、上記の実施の形態では、縁巻最小部は側面パネルと側面下方フラップとの境界である折曲線の延長線上に位置していたが、それ以外の折り曲げ位置として折り曲げ可能性のある部分にも同様に適用できる。
更に、上記の実施の形態では、第1縁巻部及び第2縁巻部の巻径は好ましい例として3mmとしていたが、2mm〜4mmの範囲内で一定であればよい。なぜなら、巻径が2mm未満であると縁巻最小部と、第1縁巻変化部及び第2縁巻変化部の加工が困難となり、4mmを超えると縁巻が変形しやすくなり調理用油除けの保形性が低下するからである。
更に、上記の実施の形態では、アルミニウム箔の厚さは好ましい例として100μmとしていたが、40〜150μmの範囲内であればよい。なぜなら、厚みが40μm未満であると調理用油除けの保形性が低下し、150μmを超えると縁巻の加工が困難になるからである。
更に、上記の実施の形態では、縁巻最小部の巻径は好ましい例として1.5mmとしていたが、1.2mm〜1.8mmの範囲内で一定であればよい。なぜなら、巻径が1.2mm未満であると加工が困難になり、1.8mmを超えると任意の位置で折り曲げにくくなるからである。
更に、上記の実施の形態では、縁巻最小部の巻径の第1縁巻部及び第2縁巻部の巻径に対する巻径比率は好ましい例として1/2としていたが、第1縁巻部及び第2縁巻部の巻径に対する巻径比率は1/3〜2/3の範囲内であればよい。なぜなら、巻径比率が1/3未満であると第1縁巻変化部及び第2縁巻変化部の加工が困難となり、2/3を超えると任意の位置で折り曲げにくくなるからである。
更に、上記の実施の形態では、縁巻最小部の長手方向の長さは好ましい例として5mmとしていたが、3mm〜7mmの範囲内であればよい。なぜなら、長さが3mm未満であると加工が困難となる上、縁巻最小部に割れが発生するおそれがあるからである。又、7mmを超えると任意の位置で折り曲げにくくなるからである。
更に、上記の実施の形態では、第1縁巻変化部及び第2縁巻変化部の長手方向の長さは好ましい例として12mmとしていたが、8mm〜15mmの範囲内であればよく、同一でなくてもよい。なぜなら、長さが8mm未満であると加工が困難になり、15mmを超えると任意の位置で折り曲げにくくなるからである。
更に、上記実施の形態では、縁巻漸縮部の各部の各々の巻数は好ましい例として1.5としていたが、1.2〜1.8の範囲内であればよく、同数でなくてもよい。なぜなら、巻数が1.2未満であると縁巻漸縮部が変形しやすくなり調理用油除けの保形性が低下する上、巻端部が露出してその部分で指を切るおそれがあり危険となるからである。又、1.8を超えると、縁巻最小部と、第1縁巻変化部及び第2縁巻変化部との加工が困難となるからである。
更に、上記の実施の形態では、縁巻漸縮部の周囲には何の形状も施されていなかったが、折り曲げ位置をより簡単に把握して折り曲げ容易にするために凸部等の目印を設けてもよい。
更に、上記の実施の形態では、アルミニウム箔成形品に適用しているが、それ以外の金属箔成形品にも同様に適用できる。又、保形性や意匠性の向上のために、エンボス箔やリブを設けた金属箔を使用してもよい。
この発明の第1の実施の形態による金属箔成形体よりなる調理用油除けの拡大斜視図であって、第1の従来技術の図10に対応する図である。 図1で示した縁巻漸縮部の展開図である。 図2で示した巻端部を金属箔本体の側に図示しないプレス機で巻き込んで形成した状態を示した図である。 図3で示したIV−IVラインの断面図である。 図3で示したV−Vラインの断面図である。 図3で示したVI−VIラインの断面図である。 第1の従来技術による金属箔成形体よりなる調理用油除けの正面図である。 図7で示した調理用油除けの第1形態における使用状態を示した斜視図である。 図7で示した調理用油除けの第2形態を示した斜視図である。 図8で示した“Y”部分の拡大斜視図である。 第2の従来技術による金属箔成形体よりなる調理用油除けの拡大斜視図であって、先の第1の従来技術の図10に対応する図である。
符号の説明
1…調理用油除け
5…側面パネル
6…側面下方フラップ
10…金属箔本体
20…縁巻漸縮部
21…第1縁巻部
22…第1縁巻変化部
23…縁巻最小部
24…第2縁巻変化部
25…第2縁巻部
26…周壁
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. 厚さが40〜150μmからなる金属箔よりなる金属箔成形体であって、
    プレス成形された金属箔本体と、
    前記金属箔本体に接続され、その周縁部に沿った長手方向を巻き中心とすると共に、前記金属箔本体の側の周壁が整列するように形成された縁巻とを備え、
    前記縁巻は、
    巻径が2〜4mmの範囲で一定である第1縁巻部と、
    前記第1縁巻部の端部にその一端が接続されると共に巻径が徐々に減少し、且つ前記長手方向の長さが8〜15mmである第1縁巻変化部と、
    前記第1縁巻変化部の他端にその一端が接続され、巻径が1.2〜1.8mmの範囲で一定であると共に前記第1縁巻部に対する巻径比率が1/3〜2/3であり、且つ前記長手方向の長さが3〜7mmである縁巻最小部と、
    前記縁巻最小部の他端にその一端が接続されると共に巻径が徐々に拡大し、且つ前記長手方向の長さが8〜15mmである第2縁巻変化部と、
    前記第2縁巻変化部の他端に接続され、巻径が2〜4mmの範囲で一定である第2縁巻部とからなり、
    前記縁巻最小部の前記第2縁巻部に対する巻径比率が1/3〜2/3であり、
    前記縁巻の各部の各々の巻数は1.2〜1.8である、金属箔成形体。
  2. 前記縁巻最小部は、前記縁巻の一部であって、前記長手方向に圧縮力が加わると共に、その位置で前記長手方向に交差する方向を折り曲げ位置として折り曲げ可能性のある部分に形成される、請求項1記載の金属箔成形体。
  3. 前記金属箔成形体は、調理用油除けの側面パネルと前記側面パネルの下部に接続される側面下方フラップとを含み、
    前記縁巻最小部は、前記側面パネルと前記側面下方フラップとの境界に位置する、請求項2記載の金属箔成形体。
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