JP2000205578A - フェンス - Google Patents

フェンス

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JP2000205578A
JP2000205578A JP11008756A JP875699A JP2000205578A JP 2000205578 A JP2000205578 A JP 2000205578A JP 11008756 A JP11008756 A JP 11008756A JP 875699 A JP875699 A JP 875699A JP 2000205578 A JP2000205578 A JP 2000205578A
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surface portion
fence
continuous
coupling
facing
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JP11008756A
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Ryoichi Tozawa
良一 兎澤
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MA Aluminum Corp
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 加熱器具に安定状態で配設できる立設安定性
及び形状安定性に優れたフェンスの提供。 【解決手段】 加熱器具に配設される金属箔から構成さ
れたフェンスであって、背面部1と、この背面部に隣接
する第1の側面部2と、この第1の側面部と対向しかつ
前記背面部に隣接する第2の側面部3と、前記第1の側
面部における前記加熱器具に面する側の周縁から連続す
るよう設けられた前記第1の側面部と直交する第1の底
面部4と、前記第2の側面部における前記加熱器具に面
する側の周縁から連続するよう設けられた前記第2の側
面部と直交する第2の底面部5と、前記背面部における
前記加熱器具に面する側の周縁から連続するよう設けら
れた前記背面部と直交する第3の底面部6とを具備し、
前記第1の底面部の一端と前記第3の底面部の一端とが
結合されかつ前記第2の底面部の一端と前記第3の底面
部の他端とが結合されてなるフェンス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、家庭の台
所や料理店の厨房にて、油汚れを防止するためにコンロ
などの加熱器具に配設されるフェンスに関するものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】天ぷらやフライ等の揚
げ物を作る際、加熱器具が設置された調理設備の天板や
室内の壁が、飛び散った油で汚れないようにするため、
加熱器具の周囲には、よくフェンスが設置される。こう
したフェンスとしては、図4に示すごとく、コ字形に折
り曲げて使用されるアルミニウム箔製のものが一般的で
ある。なお、図4中、21はフェンスの背面部、22,
23はフェンスの側面部である。これらの面部21〜2
3は連続したものとなっており、その全面には、プレス
によって凸部24が複数形成されている。
【0003】ところで、近年、こうした従来型のフェン
スが使用できないケースが増えてきている。更に詳しく
言えば、加熱器具上に、鍋やフライパン等の調理器具を
支持する支持枠体(一般に「ごとく」と呼ばれる)とし
ては、現在、全ての加熱器具を覆うようなタイプのもの
が主流になっている。こうした支持枠体は、調理器具の
仮想載置面が連続しているので、調理器具を加熱器具間
で移動させるのには便利であるが、上記フェンスの設置
には極めて不利である。すなわち、従前のごとく支持枠
体が加熱器具個々に対応して独立したものとなっていれ
ば、加熱器具の周囲に、フェンスの安定設置が可能な平
坦面を確保できる。しかし、現在主流となっているタイ
プの支持枠体は、上述したように、複数の加熱器具に跨
がる連続した構造であるから、加熱器具の周囲に、こう
した平坦面を確保できない。つまり、フェンスを支持枠
体上に直接立設せざるを得ない。このため、非常に安定
性(立設安定性および形状安定性)が悪く、早急な改善
が望まれている。
【0004】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、加熱器具に安定状態で配設できる、立設安定性お
よび形状安定性に優れたフェンスを提供することであ
る。特に、調理器具の支持枠体が、複数の加熱器具に跨
がる連続した構造のものである場合でも、その上に安定
状態で配設できる、立設安定性および形状安定性に優れ
たフェンスを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、加熱器具に
配設される、金属箔から構成されたフェンスであって、
背面部と、この背面部に隣接する第1の側面部と、この
第1の側面部と対向し、かつ、前記背面部に隣接する第
2の側面部と、前記第1の側面部における前記加熱器具
に面する側の周縁から連続するよう設けられた、前記第
1の側面部と直交する第1の底面部と、前記第2の側面
部における前記加熱器具に面する側の周縁から連続する
よう設けられた、前記第2の側面部と直交する第2の底
面部と、前記背面部における前記加熱器具に面する側の
周縁から連続するよう設けられた、前記背面部と直交す
る第3の底面部とを具備し、前記第1の底面部の一端と
前記第3の底面部の一端とが結合され、かつ、前記第2
の底面部の一端と前記第3の底面部の他端とが結合され
てなることを特徴とするフェンスによって解決される。
【0006】また、上記の課題は、加熱器具に配設され
る、金属箔から構成されたフェンスであって、背面部
と、この背面部に隣接する第1の側面部と、この第1の
側面部と前記背面部を挟んで対向するよう前記背面部に
隣接する第2の側面部と、前記第1の側面部における前
記加熱器具に面する側の周縁から連続するよう設けられ
た第1の底面部と、前記第2の側面部における前記加熱
器具に面する側の周縁から連続するよう設けられた第2
の底面部と、前記背面部における前記加熱器具に面する
側の周縁から連続するよう設けられた、前記第1の底面
部および前記第2の底面部から独立した第3の底面部
と、前記第1の底面部の一端と前記第3の底面部の一端
とを結合するための第1の結合手段と、前記第2の底面
部の一端と前記第3の底面部の他端とを結合するための
第2の結合手段とを具備してなることを特徴とするフェ
ンスによって解決される。
【0007】すなわち、本発明では、フェンスを、背面
部、及びその左右に位置する第1、第2の側面部と共
に、第1〜第3の底面部を更に具備してなる構造とし
た。言い換えれば、本発明に係るフェンスは、第1〜第
3の底面部と、これら第1〜第3の底面部に、それぞれ
立設させた背面部、及び第1、第2の側面部とを備え、
第1の底面部の一端と第3の底面部の一端とを、また、
第2の底面部の一端と第3の底面部の他端とを結合した
構造となっている。このため、加熱器具の周囲に配設す
る際、本発明のフェンスは、それが載置される物体と面
で接触するようになり、従来品に比べて立設安定性が飛
躍的に向上する。特に、本発明のフェンスが載置される
物体が調理器具の支持枠体である場合でも、本発明のフ
ェンスは、この支持枠体と面で接触するから、十分な立
設安定性を確保できる。つまり、複数の加熱器具に跨が
る連続した構造の支持枠体上に、安定状態で配設するこ
とが可能となる。また、互いに連結される第1〜第3の
底面部の存在により、背面部と第1の側面部および第2
の側面部との位置関係の変化、すなわち変形が抑えられ
るから、本発明のフェンスは、従来品に比べて格段に優
れた形状安定性を発揮する。
【0008】なお、本発明に係るフェンスは、第1の底
面部の一端と第3の底面部の一端とが重なり合い、か
つ、第2の底面部の一端と前記第3の底面部の他端とが
重なり合い、この重なり合う部分で、前記第1の底面部
の一端と前記第3の底面部の一端とが結合され、かつ、
前記第2の底面部の一端と前記第3の底面部の他端とが
結合されるような構造とすることができる。これによっ
て、フェンスの安定性、特に形状安定性が更に向上す
る。
【0009】そして、本発明のフェンスを、第1の結合
手段および第2の結合手段を備えた構造とする場合、第
1の結合手段を、第1の底面部の一端に設けられた第1
の結合部材と、第3の底面部の一端に設けられ、前記第
1の結合部材に止着する第2の結合部材とを具備してな
るものとし、かつ、第2の結合手段を、第2の底面部の
一端に設けられた第3の結合部材と、前記第3の底面部
の他端に設けられ、前記第3の結合部材に止着する第4
の結合部材とを具備してなるものとすることができる。
更に言えば、この第1、第2の結合部材は、その両方を
磁石に、あるいは一方を磁石、他方を着磁材(例えば鉄
片等)にすることができ、また、第3、第4の結合部材
についても、その両方を磁石に、あるいは一方を磁石、
他方を着磁材にすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の一実施形態とし
て説明するフェンスは、加熱器具に配設される、金属箔
から構成されたものであり、背面部と、これに隣接する
第1の側面部と、この第1の側面部と対向し、かつ、背
面部に隣接する第2の側面部と、第1の側面部における
加熱器具に面する側の周縁から連続するよう設けられ
た、第1の側面部と直交する第1の底面部と、第2の側
面部における加熱器具に面する側の周縁から連続するよ
う設けられた、第2の側面部と直交する第2の底面部
と、背面部における加熱器具に面する側の周縁から連続
するよう設けられた、背面部と直交する第3の底面部と
を具備し、第1の底面部の一端と第3の底面部の一端と
が結合され、かつ、第2の底面部の一端と第3の底面部
の他端とが結合されてなることを特徴とする。言い換え
れば、本発明の一実施形態として説明するフェンスは、
背面部と、これに隣接する第1の側面部と、この第1の
側面部と背面部を挟んで対向するよう背面部に隣接する
第2の側面部と、第1の側面部における加熱器具に面す
る側の周縁から連続するよう設けられた第1の底面部
と、第2の側面部における加熱器具に面する側の周縁か
ら連続するよう設けられた第2の底面部と、背面部にお
ける加熱器具に面する側の周縁から連続するよう設けら
れた、第1の底面部および第2の底面部から独立した第
3の底面部と、第1の底面部の一端と第3の底面部の一
端とを結合するための第1の結合手段と、第2の底面部
の一端と第3の底面部の他端とを結合するための第2の
結合手段とを具備している。
【0011】特に、本実施形態では、第1の底面部の一
端と第3の底面部の一端とが重なり合い、かつ、第2の
底面部の一端と第3の底面部の他端とが重なり合うよう
構成しており、この重なり合う部分で、第1の底面部の
一端と第3の底面部の一端とが結合され、かつ、第2の
底面部の一端と第3の底面部の他端とが結合されるよう
になっている。更に、上記第1の結合手段は、第1の底
面部の一端に設けられた第1の結合部材と、第3の底面
部の一端に設けられ、第1の結合部材に止着する第2の
結合部材とを具備してなり、かつ、上記第2の結合手段
は、第2の底面部の一端に設けられた第3の結合部材
と、第3の底面部の他端に設けられ、第3の結合部材に
止着する第4の結合部材とを具備してなる。そして、本
実施形態における第1、第2の結合部材は、一方が磁石
であり、他方が着磁材(鉄片)である。また、第3、第
4の結合部材についても、一方が磁石であり、他方が着
磁材(鉄片)である。
【0012】続いて、図1〜図3を用い、本発明の実施
形態を更に詳しく説明する。なお、図1は本発明の実施
形態に係るフェンスの使用状態での外観図、図2は同フ
ェンスの展開図、図3も同フェンスの要部透視図であ
る。本発明の実施形態に係るフェンス(以下、本フェン
スと言う)は、図1に示すように、加熱器具(コンロ)
Kに配設されるものである。正確に言うと、本フェンス
は、調理器具の支持枠体(ごとく)Sの上方に、加熱器
具Kを取り囲むように配設される。但し、図1に示す調
理器具の支持枠体Sは、複数の加熱器具Kに跨がる連続
したタイプのもの、つまり各加熱器具Kの周囲に平坦面
を確保できない構造のものである。
【0013】さて、本フェンスは、一枚のアルミニウム
箔(厚さ30〜150μm)を所定形状に打ち抜き、縁
部を巻き締め処理すると共に、プレスによって後述する
凸部を複数形成して得られたものである。展開した状態
(組立前の状態)を示す図2からも判るように、本フェ
ンスは、背面部1と、この背面部1に隣接する第1の側
面部2と、組立完了時、この第1の側面部2と対向す
る、背面部1に隣接した第2の側面部3とを具備する。
【0014】これに加えて、本フェンスは、組立完了
時、第1の側面部2と直交(内側に折曲)する第1の底
面部4、第2の側面部3と直交(内側に折曲)する第2
の底面部5、そして背面部1と直交(内側に折曲)する
第3の底面部6を有する。このうち第1の底面部4は、
第1の側面部2における加熱器具Kに面する側の周縁2
aから連続するよう設けられている。また、第2の底面
部5も、第2の側面部3における加熱器具Kに面する側
の周縁3aから連続するよう設けられている。更に、第
3の底面部6に関しても、背面部1における加熱器具K
に面する側の周縁1aから連続するよう設けられてい
る。なお、使用時にあっては、後に詳述するように、第
1の底面部4の一端と第3の底面部6の一端とが結合さ
れ、かつ、第2の底面部5の一端と第3の底面部6の他
端とが結合されることになる。
【0015】組立前の状態に着目すれば、本フェンスの
構造は、次のように言うこともできる。すなわち本フェ
ンスは、背面部1、第1の側面部2、第2の側面部3、
第1の底面部4、第2の底面部5、そして第3の底面部
6を有する。これら構成要素のうち、第1の側面部2は
背面部1に隣接して設けられ、また、第2の側面部3
は、第1の側面部2と背面部1を挟んで対向するよう、
この背面部1に隣接して設けられている。更に、第1の
底面部4及び第2の底面部5は、それぞれ第1の側面部
2及び第2の側面部3における、使用時、加熱器具Kに
面することになる下端側の周縁2a,3aから連続する
よう設けられている。これに対して、第3の底面部6
は、背面部1における、使用時、加熱器具Kに面するこ
とになる下端側の周縁1aから連続するよう設けられて
いるが、第1の底面部4及び第2の底面部5からは独立
した格好となっている。
【0016】なお、上記背面部1、第1の側面部2、及
び第2の側面部3には、面強度(ときにはこれに加えて
美観)を向上させるため、先にも述べたとおり、プレス
によって長円形の凸部7が複数形成されている。この凸
部7は、各面の全域に等間隔で存在するが、図1及び図
2では、その一部しか示していない。また、本実施形態
では、上記第1〜第3の底面部4,5,6の幅寸法を全
て同じ大きさ(3〜5cm程度)としている。加えて、
展開状態では、第1の底面部4と第3の底面部6との
間、及び第2の底面部5と第3の底面部6との間に隙間
が存在するよう構成した。正確に言えば、第1の底面部
4の長手方向に沿った寸法(以下、長さと言う)を第1
の側面部2の下端側周縁2aの長さよりも小さくし、ま
た、第2の底面部5の長さを第2の側面部3の下端側周
縁3aの長さよりも小さくし、更に、第3の底面部6の
長さを背面部1の下端側周縁1aの長さよりも小さくし
ている。そして、第1の底面部4の一端(図2中、左
端)と第3の底面部6の一端(図2中、右端)とが重な
り合い、かつ、第2の底面部5の一端(図2中、右端)
と第3の底面部6の他端(図2中、左端)とが重なり合
うよう構成している。ちなみに、この重なり合う部分
で、後述する第1の結合手段を用いて、第1の底面部4
の一端と第3の底面部6の一端とが、また、同じく後述
する第2の結合手段を用いて、第2の底面部5の一端と
第3の底面部6の他端とが結合されることになる。
【0017】本フェンスは、上述した構成要素に加え、
更に第1の結合手段及び第2の結合手段を具備する。こ
れらは、図2に示す展開状態のフェンスを、図1に示す
使用状態に組み立てる際に使用されるものであり、すな
わち、前者は第1の底面部4の一端(図2中、左端)と
第3の底面部6の一端(図2中、右端)とを結合するの
に利用される。一方、後者は、第2の底面部5の一端
(図2中、右端)と第3の底面部6の他端(図2中、左
端)とを結合するのに利用される。
【0018】このうち第1の結合手段について更に詳し
く言うと、この第1の結合手段は、第1の底面部4の一
端に設けられた第1の結合部材8と、第3の底面部6の
一端に設けられ、第1の結合部材8に止着する第2の結
合部材9とからなる。なお、ここでは、第1の結合部材
8としてゴム磁石を、また、第2の結合部材9として第
1の結合部材8と同形状の鉄片(着磁材)を使用した。
【0019】一方、第2の結合手段は、第2の底面部5
の一端に設けられた第3の結合部材10と、第3の底面
部6の他端に設けられ、第3の結合部材10に止着する
第4の結合部材11とからなる。そして、この第2の結
合手段についても、第3の結合部材10としてゴム磁石
を、また、第4の結合部材11として第3の結合部材1
0と同形状の鉄片(着磁材)を使用した。
【0020】但し、第1の結合部材8(第3の結合部材
10)が鉄片で、第2の結合部材9(第4の結合部材1
1)がゴム磁石であってもよく、あるいは全ての結合部
材をS極およびN極を有する薄型磁石から構成してもよ
い。なお、本フェンスは、ほぼ全ての角部分に丸みが付
与されているが、特に、第1の底面部4、第2の底面部
5、そして第3の底面部6の角部分については、折り曲
げる際に指先を怪我しないよう十分な丸みを持たせてあ
る。
【0021】上記フェンスの組立(図1に示す使用時の
形態への組立)は、次のようにして行われる。なお、以
下の説明は、はじめフェンスが図2に示す展開状態であ
ることを前提としているが、実際の製品は折り畳んだ状
態で販売されることになる。ちなみに、図2において一
点鎖線で示すラインが、組立時の折線である。さて、本
フェンスの組立に際しては、まず、第3の底面部6を背
面部1に対して直角に折り曲げる。但し、この際、第2
の結合部材9及び第4の結合部材11が上側となるよう
にする。また、第1の底面部4及び第2の底面部5につ
いてもそれぞれ第1の側面部2及び第2の側面部3に対
して直角に折り曲げる。なお、この際、第1の結合部材
8及び第3の結合部材10が下側となるようにする。
【0022】これが完了したならば、次に、第1の側面
部2を背面部1に対して直角に折り曲げる。但し、この
時、第1の底面部4は第3の底面部6の上に載った状態
とする。一方、第2の側面部3についても、第2の底面
部5が第3の底面部6の上に載った状態となるよう背面
部1に対して直角に折り曲げる。これによって本フェン
スは、図1に示す使用時の形態となるが、この変形処理
完了時の要部の状態は、左隅側の様子を示す図3のとお
りである(但し、図3では、便宜上、第2の底面部5の
一部をカットし、その輪郭のみを二点鎖線で示してあ
る)。すなわち、この状態では、第3の結合部材10と
第4の結合部材11とが強固に結び付いており、多少の
外力が作用しても、第2の底面部5と第3の底面部6と
が分離することはない。こうした状況は、図示していな
い右隅側の部分についても同じである。
【0023】上述したように本実施形態のフェンスは、
背面部1、及びその左右に位置する第1、第2の側面部
2,3と共に、第1〜第3の底面部4,5,6を更に具
備している。言い換えれば、本実施形態のフェンスは、
第1〜第3の底面部4,5,6と、これらにそれぞれ立
設させた背面部1、及び第1、第2の側面部2,3とを
備え、第1の底面部4の一端と第3の底面部6の一端と
を、また、第2の底面部5の一端と第3の底面部6の他
端とを結合した構造となっている。したがって加熱器具
の周囲に配設する際、複数の加熱器具に跨がる連続した
構造の支持枠体(ごとく)上に載置せざるを得ない場合
でも、本実施形態のフェンスは、この支持枠体と面で接
触するから、十分な立設安定性を確保できる。つまり、
加熱器具の周囲に平坦面を確保できない連続した構造の
支持枠体上にも、安定状態で配設することが可能であ
る。また、本実施形態のフェンスは、互いに連結される
第1〜第3の底面部4,5,6の存在により、背面部1
と、第1の側面部2及び第2の側面部3との位置関係の
変化、つまり変形が抑えられるから、従来品に比べて格
段に優れた形状安定性を発揮する。
【0024】なお、本実施形態では、結合手段として、
ゴム磁石と鉄片とからなる組合せを使用したが、この結
合手段は、こうした形態に限定されるものではない。こ
れ以外にも、例えば両面粘着テープやクリップ、接着剤
など様々なものを利用することができる。また、ここで
は、第1の底面部4と第2の底面部5とが、第3の底面
部6の上に位置するよう構成したが、この関係は逆であ
ってもよい。すなわち、第3の底面部6が、第1の底面
部4及び第2の底面部5の上に位置する構造となってい
てもよい。つまり、底面部の上下関係は特に限定されな
い。
【0025】更に、本実施形態ではフェンスの素材とし
て、その分野では最も一般的な金属材料であるアルミニ
ウム系のものを用いた。しかし、当然ながら、本発明
は、これに限定されるわけではなく、例えば更なる耐熱
性や耐久性が要求される場合には、これ以外の金属材料
(単体・合金いずれでも可)を適宜利用することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明のフェンスは、立設安定性および
形状安定性に優れ、加熱器具に安定状態で配設できる、
特に、調理器具の支持枠体が、複数の加熱器具に跨がる
連続した構造のものである場合でも、その上に安定状態
で配設できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフェンスの使用状態で
の外観図
【図2】本発明の実施形態に係るフェンスの展開図
【図3】組立完了後のフェンスの要部透視図
【図4】従来型フェンスの外観図
【符号の説明】
K 加熱器具(コンロ) S 調理器具の支持枠体(ごとく) 1 背面部 1a 背面部の周縁 2 第1の側面部 2a 第1の側面部の周縁 3 第2の側面部 3a 第2の側面部の周縁 4 第1の底面部 5 第2の底面部 6 第3の底面部 7 凸部 8 第1の結合部材(ゴム磁石) 9 第2の結合部材(鉄片) 10 第3の結合部材(ゴム磁石) 11 第4の結合部材(鉄片)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱器具に配設される、金属箔から構成
    されたフェンスであって、 背面部と、 この背面部に隣接する第1の側面部と、 この第1の側面部と対向し、かつ、前記背面部に隣接す
    る第2の側面部と、 前記第1の側面部における前記加熱器具に面する側の周
    縁から連続するよう設けられた、前記第1の側面部と直
    交する第1の底面部と、 前記第2の側面部における前記加熱器具に面する側の周
    縁から連続するよう設けられた、前記第2の側面部と直
    交する第2の底面部と、 前記背面部における前記加熱器具に面する側の周縁から
    連続するよう設けられた、前記背面部と直交する第3の
    底面部とを具備し、 前記第1の底面部の一端と前記第3の底面部の一端とが
    結合され、かつ、前記第2の底面部の一端と前記第3の
    底面部の他端とが結合されてなることを特徴とするフェ
    ンス。
  2. 【請求項2】 加熱器具に配設される、金属箔から構成
    されたフェンスであって、 背面部と、 この背面部に隣接する第1の側面部と、 この第1の側面部と前記背面部を挟んで対向するよう前
    記背面部に隣接する第2の側面部と、 前記第1の側面部における前記加熱器具に面する側の周
    縁から連続するよう設けられた第1の底面部と、 前記第2の側面部における前記加熱器具に面する側の周
    縁から連続するよう設けられた第2の底面部と、 前記背面部における前記加熱器具に面する側の周縁から
    連続するよう設けられた、前記第1の底面部および前記
    第2の底面部から独立した第3の底面部と、 前記第1の底面部の一端と前記第3の底面部の一端とを
    結合するための第1の結合手段と、 前記第2の底面部の一端と前記第3の底面部の他端とを
    結合するための第2の結合手段とを具備してなることを
    特徴とするフェンス。
  3. 【請求項3】 第1の底面部の一端と第3の底面部の一
    端とが重なり合い、かつ、第2の底面部の一端と前記第
    3の底面部の他端とが重なり合うよう構成されてなり、
    この重なり合う部分で、前記第1の底面部の一端と前記
    第3の底面部の一端とが結合され、かつ、前記第2の底
    面部の一端と前記第3の底面部の他端とが結合されるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のフェンス。
  4. 【請求項4】 第1の結合手段は、第1の底面部の一端
    に設けられた第1の結合部材と、第3の底面部の一端に
    設けられ、前記第1の結合部材に止着する第2の結合部
    材とを具備してなり、かつ、第2の結合手段は、第2の
    底面部の一端に設けられた第3の結合部材と、前記第3
    の底面部の他端に設けられ、前記第3の結合部材に止着
    する第4の結合部材とを具備してなることを特徴とする
    請求項2又は請求項3に記載のフェンス。
  5. 【請求項5】 第1、第2の結合部材は、その両方が磁
    石であるか、あるいは一方が磁石で、かつ、他方が着磁
    材であり、第3、第4の結合部材は、その両方が磁石で
    あるか、あるいは一方が磁石で、かつ、他方が着磁材で
    あることを特徴とする請求項4に記載のフェンス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009180450A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toyo Aluminum Ekco Products Kk 金属箔成形体

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