JP5068515B2 - 描画データの作成方法、描画データの変換方法及び荷電粒子線描画方法 - Google Patents
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Description
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)における第1のアパーチャ410には、電子線442を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線442を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線442は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料に照射される。すなわち、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、試料440の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
回路の設計データから荷電粒子線を用いて描画するための描画データの作成方法において、
設計データに含まれるパターンデータに対応するパターンを配置するための配置データを含む配置データファイルを描画データの一部として作成する配置データファイル作成工程と、
上述したパターンデータを含むパターンデータファイルを描画データの一部として作成するパターン情報ファイル作成工程と、
配置データとパターンデータとをリンクさせるための情報と、リンクさせられるパターンデータのパターンのスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報との少なくとも1つとが定義されたリンクデータを含むリンクデータファイルを描画データの一部として作成するリンクデータファイル作成工程と、
を備えることを特徴とする。
複数のパターンの複数のパターンデータを含むパターンデータファイルと、複数のパターンを配置するための複数の配置データを含む配置データファイルと、複数のパターンデータと複数の配置データをリンクさせる情報と複数のパターンデータのスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報との少なくとも1つとが定義された複数のリンクデータを含むリンクデータファイルとを有する第1から第n番目までのチップ用に作成された第1から第n番目の描画データを入力し、
第1から第n番目までの複数の配置データファイル内のデータは同じアドレス単位値とスケーリングサイズになるように、かつ、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータは入力時のアドレス単位値とスケーリングサイズのままとした第1から第n番目までのチップの第1のデータ加工処理を行ない、
第1のデータ加工処理後、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータについて、対応するリンクデータファイルに少なくとも1つ以上含まれたスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報とに従って第2のデータ加工処理を行ない、
第2のデータ加工処理後のパターンデータと配置データとリンクデータに基づいて描画データを描画装置内で用いるための装置内フォーマットのデータに変換して出力することを特徴とする。
複数のパターンの複数のパターンデータを含むパターンデータファイルと、複数のパターンを配置するための複数の配置データを含む配置データファイルと、複数のパターンデータと複数の配置データをリンクさせる情報と複数のパターンデータのスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報との少なくとも1つとが定義された複数のリンクデータを含むリンクデータファイルとを有する第1から第n番目までのチップ用に作成された第1から第n番目の描画データを入力し、
第1から第n番目までの複数の配置データファイル内のデータは同じアドレス単位値とスケーリングサイズになるように、かつ、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータは入力時のアドレス単位値とスケーリングサイズのままとした第1から第n番目までのチップの第1のデータ加工処理を行ない、
第1のデータ加工処理後、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータについて、対応するリンクデータファイルに少なくとも1つ以上含まれたスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報とに従って第2のデータ加工処理を行ない、
第2のデータ加工処理後のパターンデータと配置データとリンクデータに基づいて描画データを描画装置内で用いるための装置内フォーマットのデータに変換し、
装置内フォーマットのデータに基づいて、試料に所定のパターンを描画することを特徴とする。
実施の形態1では、設計データが持つ階層構造を利用してデータ変換を行ない、階層的なフォーマットの描画データに出力する。これにより、変換時間の短縮と描画データ量の圧縮を可能とすることができる。他方、描画装置内部では、入力した描画データをさらに加工する処理が行なわれ、最終的には、ほぼフラットなデータ構造にする。ここで、データ変換を効率よく行なうことで、チップマージ処理も描画装置内で行なう構成について説明する。
図1に示すように、設計データ10を描画データ作成装置にて変換して描画データ12を作成する。そして、作成された描画データ12を描画装置内に入力して装置内部データ14に変換する。図1において、電子線描画データの作成方法は、配置情報ファイル作成工程の一例となるセル配置データファイル作成工程(S102)と、パターン情報ファイル作成工程の一例となるセルパターンデータファイル作成工程(S104)と、リンク情報ファイル作成工程の一例となるリンクデータファイル作成工程(S106)という一連の工程を実施する。電子線描画データの作成方法におけるこれらの工程は、描画データ作成装置内で処理される。そして、電子線描画データの変換方法は、入力工程(S108)と、チップマージ処理工程(S110)と、データ処理及び変換工程(S112)という一連の工程を実施する。そして、データ処理及び変換工程(S112)内では、セルパターンデータ加工処理工程(S202)とフォーマット変換工程(S204)という一連の工程を実施する。電子線描画データの変換方法におけるこれらの工程は、描画装置内で処理される。
図2において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。制御部160は、制御回路110、描画データ処理回路120を備えている。描画部150は、電子鏡筒102、描画室103を有している。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。また、描画室103内には、移動可能に配置されたXYステージ105が配置されている。また、XYステージ105上には、試料101とファラデーカップ209が配置されている。試料101として、例えば、ウェハにパターンを転写する露光用のマスクが含まれる。また、このマスクは、例えば、まだ何もパターンが形成されていないマスクブランクスが含まれる。また、図2では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分については記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。
図3において、描画データ作成装置300は、セル配置データファイル作成回路310、セルパターンデータファイル作成回路320、リンクデータファイル作成回路330を備えている。図3では、実施の形態1を説明する上で必要な構成部分については記載している。描画データ作成装置300にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。例えば、入出力手段等の図示は省略している。
設計データ10では、チップ上に複数のセルが配置され、そして、各セルには、かかるセルを構成する要素パターンとなる1つ以上の図形が配置されている。そして、描画データ12では、図4に示すように、描画領域が、チップの層、チップ領域を描画面と平行するある方向例えばy方向に向かって短冊状に仮想分割したフレームの層、フレーム領域を所定の大きさの領域に仮想分割したブロックの層、上述したセルの層、かかるセルを構成するパターンとなる図形の層といった一連の複数の内部構成単位ごとに階層化されている。そして、装置内部データ14は、さらに、クラスタの層を内部構成単位として有している。図4では、階層数が多い装置内部データ14を一例として記載している。尚、ここではフレームについてチップ領域をy方向(所定の方向)に向かって短冊状に分割した領域としてあるが、これは一例であり、描画面と平行しy方向と直交するx方向に分割する場合もありうる。或いは描画面と平行するその他の方向であっても構わない。
描画装置100でパターンを描画する際には、例えば、フレームを描画単位として描画される。図5では、一例として、あるチップにおける番号”n”で識別されるフレーム領域に位置しているデータについて説明する。そして、そのチップ用の描画データ12として、セル配置データ、リンクデータ、セルパターンデータが作成される。そして、これらのデータは、それぞれファイルを構成する。試料101に所望するパターンを描画する場合には、複数のチップが配置される場合が多い。そのような場合には、これらのファイルがチップごとに作成される。そして、これらのファイルで描画データ12を構成する。図5において、描画データ12は、一例として、セル配置データファイル22、リンクデータファイル24、セルパターンデータファイル26を有している。描画データ12は、さらに、複数のチップが配置される場合におけるチップ構成を定義するチップ構成ファイル20を有している。また、図5では、セル配置データファイル22とリンクデータファイル24とセルパターンデータファイル26内の各データの対応関係を示している。
各セル配置データLn32には、セル配置座標(PXn,PYn)、セルサイズ(SXn,SYn)、及びリンクデータインデックス(Km)が含まれている。かかるデータにより、セル配置データファイル22では、各ブロックに配置されるセルの位置を表す座標やセルのサイズ、そして後述するセルパターンデータへとリンクさせるための情報を把握することができる。
リンクデータファイル24には、ヘッダセグメントに続き、関係テーブルセグメント32とセルオペレーションテーブルセグメント36が格納されている。そして、関係テーブルセグメント32には、その一部として、図5でも示した関係データ(a),(b),(c),・・・が格納されている。各関係データ34には、それぞれ次のようなデータが格納されている。ここでは、一例として、関係データ(a)について示している。関係データ(a)には、パターンデータセグメント(0)ポインタとパターンデータ(i)ポインタとが格納されている。パターンデータセグメント(0)ポインタは、セルパターンデータファイル26内でのパターンデータセグメント(0)の先頭のアドレスを示している。そして、パターンデータ(i)ポインタは、パターンデータセグメント(0)内でのセルパターンデータ(i)の先頭アドレスを示している。これらは、セル配置データ(p)とセルパターンデータ(i)とをリンクさせるための情報となる。関係データ(a)には、さらに、リンクさせられるパターンデータ(i)の反転データと回転データとフォーマット種別情報とが定義(格納)されている。そして、さらに、セルオペレーションインデックスが定義されている。そして、セルオペレーションインデックスは、セルオペレーションテーブルセグメント36内でのセルオペレーションデータ(α)の先頭アドレスを示している。これら格納されるデータは、関係データ(b),(c)を含むその他の関係データ34についても同様である。
図8において、描画データ処理回路120は、チップマージ処理回路122、データ変換回路124を備えている。データ変換回路124内には、複数のCPU(演算処理装置)125が配置されている。図8では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画データ処理回路120にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。例えば、入出力手段等の図示は省略している。
図9では、一例として、図5に示した描画データ12で構成されるあるチップを含む複数のチップをマージした場合について説明する。また、図9では、一例として、マージ後のチップにおける番号”N”で識別されるフレーム領域に位置しているデータについて示している。チップマージ処理によって、描画データ12は、図9に示すように変換される。すなわち、チップマージ後の描画データ12は、一例として、セル配置データファイル82、リンクデータファイル84、セルパターンデータファイル86に再作成される。この描画データ12は、さらに、チップ構成ファイルもチップ構成ファイル80に再作成される。また、図9では、図5と同様、セル配置データファイル82とリンクデータファイル84とセルパターンデータファイル86内の各データの対応関係を示している。図9において、チップ構成ファイル80内には、チップマージによって1つにマージされたチップのAU値が格納されている。セル配置データファイル82内の各セル配置データ(p)〜(t)は、同じAU値とスケーリングサイズに変換されて格納される。変換する際のスケーリングサイズは、各チップの元々のリンクデータファイル内のスケーリング要素値から求めることができる。
例えば、試料101の描画領域40に”A”で示すチップ42と”B”で示すチップ44とを配置してマージする場合を説明する。ここで、AU値が1nmで定義されたチップ42をスケーリングサイズが80%で再構成する。AU値が1.25nmで定義されたチップ44をスケーリングサイズが100%で再構成する。そして、チップマージ処理後に、スケーリングサイズが100%、AU値が1nmになるようにマージする。この場合、チップマージ処理の際に、チップ42用の描画データでは、次のように加工処理される。すなわち、チップ構成ファイル20aでは、元々のAUが1nmの場合、変更がないのでデータ加工処理されない。しかし、セル配置データファイル22aでは、座標(PX,PY)とセルサイズ(SX,SY)について、80%にスケーリング変換加工処理を行なう。さらに、リンクデータファイル24a内のスケーリング値が1の場合、80%にスケーリング変換加工処理を行なう。しかし、セルパターンデータファイル26aについては、スケーリング変換を行なわず、そのままとする。他方、チップ44用の描画データでは、次のように加工処理される。すなわち、チップ構成ファイル20bでは、元々のAUが1.25nmの場合、1nmにAU変換を行なう。そして、セル配置データファイル22bでは、座標(PX,PY)とセルサイズ(SX,SY)について、1.25倍にスケーリング変換加工処理を行なう。そして、リンクデータファイル24b内のスケーリング値が1の場合、変更が無いのでそのままとする。そして、セルパターンデータファイル26bについては、同様に、スケーリング変換を行なわず、そのままとする。そして、変換された両チップの各データを合わせて、それぞれのデータファイルを作成する。このようにして、マージ後のチップ46の描画データ12を作成する。
ここで、セルパターンデータ加工処理とフォーマット変換処理は連続して、或いは一緒に行なうことが好適である。すなわち、セルパターンデータ加工処理後に一旦磁気ディスク装置等にファイルを記憶させ、フォーマット変換時に磁気ディスク装置から読み出すといった作業はしない。一旦磁気ディスク装置等にファイルを記憶させないで連続処理を行なうことで処理時間を短縮することができる。このようにして、装置内部データ14を作成する。そして、作成された装置内部データ14を出力する。
図11(a)には、描画データ15においてリンクデータファイルにオペレーション情報を格納しない場合の処理フローの一例を示している。或いは、描画データ15にリンクデータファイル自体が存在しない場合を示している。この場合には、チップマージ処理等のデータ加工処理(S210)を行なう際、セルパターンデータのオペレーションも行なわないとならない。そのため、データ加工処理に多大な時間がかかってしまう。よって、描画装置内で描画処理とリアルタイムに並行して処理を行なっていくことが困難となる。よって、一端、描画データ16を作成し、これを描画装置内に入力することになる。そして、データ処理及び変換工程(S212)として、マージ後の描画データ16について装置仕様に合わせたセルパターンデータのオペレーションをフォーマット変換を行なう際に再度行ない、装置内部データ17を作成することになる。
コンピュータとなるCPU50は、バス74を介して、RAM(ランダムアクセスメモリ)52、ROM54、磁気ディスク(HD)装置62、キーボード(K/B)56、マウス58、外部インターフェース(I/F)60、モニタ64、プリンタ66、FD68、DVD70、CD72に接続されている。ここで、RAM(ランダムアクセスメモリ)52、ROM54、磁気ディスク(HD)装置62、FD68、DVD70、CD72は、記憶装置の一例である。キーボード(K/B)56、マウス58、外部インターフェース(I/F)60、FD68、DVD70、CD72は、入力手段の一例である。外部インターフェース(I/F)60、モニタ64、プリンタ66、FD68、DVD70、CD72は、出力手段の一例である。
12,13,15,16 描画データ
14,17 装置内部データ
20,80 チップ構成ファイル
22,82 セル配置データファイル
24,84 リンクデータファイル
26,86 セルパターンデータファイル
32 関係テーブルセグメント
34 関係データ
36 セルオペレーションテーブルセグメント
38 セルオペレーションデータ
40,41 描画領域
42,44,46 チップ
50 CPU
52 RAM
54 ROM
56 K/B
58 マウス
60 I/F
62 HD装置
64 モニタ
66 プリンタ
68 FD
70 DVD
72 CD
74 バス
100 描画装置
101,440 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御回路
120 描画データ処理回路
122 チップマージ処理回路
124 データ変換回路
125 CPU
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
206,420 第2のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
207 対物レンズ
209 ファラデーカップ
300 描画データ作成装置
310 セル配置データファイル作成回路
320 セルパターンデータファイル作成回路
330 リンクデータファイル作成回路
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース
442 電子線
Claims (5)
- 回路の設計データから荷電粒子線を用いて描画するための描画データの作成方法において、
前記設計データに含まれるパターンデータに対応するパターンを配置するための配置データを含む配置データファイルを前記描画データの一部として作成する配置データファイル作成工程と、
前記パターンデータを含むパターンデータファイルを前記描画データの一部として作成するパターンデータファイル作成工程と、
前記配置データと前記パターンデータとをリンクさせるための情報と、リンクさせられるパターンデータのパターンのスケーリングデータと反転データと回転データとフォーマット種別データとの少なくとも1つとが定義されたリンクデータを含むリンクデータファイルを前記描画データの一部として作成するリンクデータファイル作成工程と、
を備えることを特徴とする描画データの作成方法。 - 前記配置データと前記パターンデータとで独立したアドレス単位値が定義されることを特徴とする請求項1記載の描画データの作成方法。
- 複数のパターンの複数のパターンデータを含むパターンデータファイルと、前記複数のパターンを配置するための複数の配置データを含む配置データファイルと、前記複数のパターンデータと前記複数の配置データをリンクさせる情報と前記複数のパターンデータのスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報との少なくとも1つとが定義された複数のリンクデータを含むリンクデータファイルとを有する第1から第n番目までのチップ用に作成された第1から第n番目の描画データを入力し、
第1から第n番目までの複数の配置データファイル内のデータは同じアドレス単位値とスケーリングサイズになるように、かつ、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータは入力時のアドレス単位値とスケーリングサイズのままとした第1から第n番目までのチップの第1のデータ加工処理を行ない、
前記第1のデータ加工処理後、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータについて、対応するリンクデータファイルに少なくとも1つ以上含まれたスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報とに従って第2のデータ加工処理を行ない、
前記第2のデータ加工処理後のパターンデータと配置データとリンクデータに基づいて前記描画データを描画装置内で用いるための装置内フォーマットのデータに変換して出力することを特徴とする描画データの変換方法。 - 前記第1のデータ加工処理後のパターンデータファイルは、前記第1から第n番目までの複数のパターンデータがアドレス単位値ごとに複数のセグメントにグループ化されて同一のパターンデータファイル内に定義されることを特徴とする請求項3記載の描画データの変換方法。
- 複数のパターンの複数のパターンデータを含むパターンデータファイルと、前記複数のパターンを配置するための複数の配置データを含む配置データファイルと、前記複数のパターンデータと前記複数の配置データをリンクさせる情報と前記複数のパターンデータのスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報との少なくとも1つとが定義された複数のリンクデータを含むリンクデータファイルとを有する第1から第n番目までのチップ用に作成された第1から第n番目の描画データを入力し、
第1から第n番目までの複数の配置データファイル内のデータは同じアドレス単位値とスケーリングサイズになるように、かつ、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータは入力時のアドレス単位値とスケーリングサイズのままとした第1から第n番目までのチップの第1のデータ加工処理を行ない、
前記第1のデータ加工処理後、第1から第n番目までの複数のパターンデータファイル内のデータについて、対応するリンクデータファイルに少なくとも1つ以上含まれたスケーリング情報と反転情報と回転情報とフォーマット種別情報とに従って第2のデータ加工処理を行ない、
前記第2のデータ加工処理後のパターンデータと配置データとリンクデータに基づいて前記描画データを描画装置内で用いるための装置内フォーマットのデータに変換し、
前記装置内フォーマットのデータに基づいて、試料に所定のパターンを描画することを特徴とする荷電粒子線描画方法。
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