JP5066892B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
高速で画像を形成する大型のプリンタにおいては、用紙が搬送されてから、出力されるまでの搬送経路が長くなっている。このため、従来より、搬送の途中でジャム等が発生し、用紙が正常出力されない場合があった。
しかし、一般的なプリンタにおいては、正常印刷されて出力された用紙のカウントのみが行われており、途中で除去された用紙や異常出力の用紙を排出する異常出力トレイに搬送された用紙がカウントされていない。このため、ジャム等が発生した場合には、プリンタに給紙された用紙の枚数と、プリンタから出力された用紙の枚数とが一致しなかった。
従来では、機密情報の印刷時に、ジャム発生等による搬送の停止にが起こった場合にも、正常出力されなかった用紙の管理が充分にされていない問題が起こっていた。
これに対し、プリンタ装置内にページ識別子行列を設け、このページ識別子行列に現在のプリンタ装置の状態やページ識別子の情報(例えばジャムや、給紙、搬送出力等の各種状態の情報)を記憶させ、上位装置から印刷データのページ識別子の情報取得の要求があると、当該要求に従ってページ識別子行列に記憶するプリンタ装置の情報を対応する上位装置に送信することにより、上位装置がプリンタ装置の状態を知ることができる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−273115公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、ページ識別子を用いているため、例えば白紙が搬送されてしまった場合には、白紙は識別はされないため、正常出力された用紙と異常出力された用紙の両方の搬送状態の管理がされない場合がある、という問題が起こり得る。
本発明は上記問題を解決するために成されたもので、ジャム等の発生により正常出力されなかった用紙も含め、用紙の搬送状態の管理のできる画像形成装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、用紙トレイに収納された用紙を、該用紙を搬送する搬送路に給紙する給紙手段と、前記用紙に転写するための画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により形成された画像を前記用紙に転写するように前記搬送路の途中に設けられた転写手段と、前記転写手段により転写された画像を前記用紙に定着させるように前記搬送路の前記転写手段よりも下流側に設けられた定着手段と、前記定着手段により画像が定着された前記用紙を収容するように前記搬送路の前記定着手段よりも下流側に設けられた収容手段と、前記搬送路の前記転写手段よりも上流側の領域内に存在する用紙を検出する第1検出手段と、前記搬送路の前記転写手段よりも下流側で、且つ、前記定着手段より上流側の領域内に存在する用紙を検出する第2検出手段と、前記搬送路の前記定着手段よりも下流側で、且つ、前記収容手段より上流側の領域内に存在する用紙を検出する第3検出手段と、ジャム発生時、前記第1検出手段、前記第2検出手段、及び前記第3検出手段による検出結果に基づいて、前記搬送路内に残留する用紙のうち、画像転写前の用紙、画像転写後で且つ未定着の用紙、及び画像定着後の用紙の各々の状態であって、少なくとも両面定着済み、表面定着済み且つ裏面未定着、表面定着済み且つ裏面白紙、表面未定着且つ裏面白紙、表面及び裏面白紙の状態が含まれる用紙の状態、枚数、及び前記搬送路上での位置を表示するよう制御する制御手段と、を備えている。
請求項1の発明では、給紙手段が用紙トレイに収納された用紙を搬送路に給紙すると、該搬送路の途中に設けられた転写手段が画像形成手段により形成された画像を該用紙に転写し、転写手段よりも下流側に設けられた定着手段が、転写された画像を用紙に定着させ、画像が定着された用紙は、定着手段よりも下流側に設けられた収容手段に収容される。
一方、第1検出手段が、搬送路の前記転写手段よりも上流側の領域内に存在する用紙を検出し、第2検出手段が、搬送路の前記転写手段よりも下流側で、且つ、定着手段より上流側の領域内に存在する用紙を検出し、第3検出手段が、前記搬送路の前記定着手段よりも下流側で、且つ、前記収容手段より上流側の領域内に存在する用紙を検出する。制御手段が、ジャム発生時、前記第1検出手段、前記第2検出手段、及び前記第3検出手段による検出結果に基づいて、前記搬送路内に残留する用紙のうち、画像転写前の用紙、画像転写後で且つ未定着の用紙、及び画像定着後の用紙の各々の状態、枚数、及び前記搬送路上での位置を表示するよう制御する。
これにより、形成された画像が未定着の用紙も含め、画像形成中の用紙の枚数の把握できる。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記制御手段が、前記第1検出手段、前記第2検出手段、及び前記第3検出手段の何れか一つによって用紙が検出された状態が所定時間以上継続した場合、前記ジャムが発生したと判定するように構成したものである
請求項の発明は、前記用紙の状態に、少なくとも両面定着済み、表面定着済み且つ裏面未定着、表面定着済み且つ裏面白紙、表面未定着且つ裏面白紙、表面及び裏面白紙の状態が含まれるものである。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、搬送路の転写手段よりも下流側で、且つ、収容手段より上流側の領域内に存在する用紙の枚数を計測しているので、画像形成中の用紙の枚数の把握をすることができ、ジャム等の発生により正常出力されなかった用紙も含め、用紙の搬送状態の管理ができる、という効果が得られる。
請求項記載の発明によれば、転写手段よりも下流側に設けられた検出手段によって検出が行われる検出位置を実際に通過した用紙を検出することにより、用紙の枚数を計数するので、漏れのない計測を行うことができる、という効果が得られる。
請求項記載の発明によれば、搬送路内の複数の要所における検出によって,給紙トレイから給紙された用紙の各々の画像形成の状態を管理することができる、という効果が得られる。
請求項記載の発明によれば、特別な検出機構を設けることなく、画像が未定着状態の用紙も含め、画像形成中の用紙の枚数の把握ができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ10は、用紙の表面(又は裏面)に印刷する画像形成手段としての印刷部12、用紙を給紙する給紙手段としての用紙トレイ14、及び用紙がA方向に搬送される搬送路16を備えている。また、プリンタ10は、プリンタ10全体を制御する制御部(図示省略)を備えている。制御部は、ホストシステムやクライアントPC等の上位装置(図示省略)から受信した印刷ジョブに基づき、印刷部12を制御し、用紙に印刷する。
印刷部12において、B方向に回転する感光体18は、帯電機構部20により一様に帯電された後、印刷ジョブから展開されたイメージデータに基づいてレーザ光学機構部22により露光される。これによって、感光体18にイメージデータに応じた静電潜像が形成される。感光体18に形成された静電潜像は、現像機24により現像されトナー像となる。
用紙トレイ14から印刷部12へ供給された用紙は搬送機構によって転写手段としての転写部26に搬送され、転写部26により感光体18表面のトナー像が用紙の表面へ転写される。
トナー像が転写された用紙は、搬送機構によって定着手段としての定着部28へ搬送され、トナー像が用紙の表面(又は裏面)に定着される。トナー像が定着された用紙のうち、両面印刷の対象で、次工程で裏面の印刷がされる用紙は、スイッチバック部30へ搬送される。一方、印刷部12での処理が終了した用紙は、収容手段としての正常出力トレイ32又は異常搬送出力トレイ34へ排出される。
正常出力トレイ32は、正常に印刷が完了した用紙が排出されるトレイであり、異常搬送出力トレイ34は、搬送の異常、印刷の異常があった用紙が排出されるトレイである。
このプリンタ10には、用紙の搬送タイミングを監視するために、検出手段として、用紙トレイ14から給紙された用紙を検出するAセンサ(Tray1センサ)40A、用紙の垂直移動を検出するBセンサ(Vertical Transportセンサ)40B、レジストレーションずれを検出するCセンサ(Registrationセンサ)40C、転写前の用紙を検出するDセンサ(Pre−Fuserセンサ)40D、転写後の用紙を検出するEセンサ(Post−Fuserセンサ)40E、プリンタ10内の上部の搬送を検出するFセンサ(Top Transportセンサ)40F、スイッチバック部30の用紙を検出するGセンサ(Duplexセンサ)40G、正常出力トレイ32又は異常搬送出力トレイ34に出力される前の用紙を検出するHセンサ(Pre−Stackerセンサ)40H、正常出力トレイ32に出力される用紙を検出するIセンサ(Stackerセンサ)40I、異常搬送出力トレイ34に出力される用紙を検出するJセンサ(Purgeセンサ)40J(以下、それぞれを区別しない場合には、センサ40と記載する)が設けられている。各々のセンサ40は、例えば、発光素子と受光素子とで構成されており、用紙によって光が遮断されると、’On’信号を出力し、用紙がなくなって、発光素子からの光が受光素子で受光されると’Off’信号を出力する。
次に、図2に基づいて、制御部42の主要部を説明する。
図2に示すように、制御部42は、バス44と、ネットワークインターフェース46と、液晶表示装置等で構成された提示手段としてのユーザーインターフェース48と、ROM52と、RAM54と、HDD54、計測手段としてのCPU50と、I/Oポート58とを少なくとも含んで構成されている。
バス44は、各構成要素同士の情報のやりとりを行う際に使用される。ネットワークインターフェース46は、ネットワークに接続するためのものであり、NIC(Network Interface Card)やそのドライバで構成される。ユーザーインターフェース48は、制御部42に関する情報をオペレータに表示すると共に、オペレータが制御部42の操作や情報を入力する際に用いられるものである。
ROM50は、制御部42の起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている不揮発性の記憶装置である。
RAM52は、プリンタ10の作動中に取得される各種のログデータを記憶すると共に、印刷部12で印刷処理するときの印刷位置を決定する位置情報や、印刷濃度などの印刷品質を決定する画質情報などの各種の情報(パラメータ)の設定値を一時的に記憶する記憶装置である。またRAM52は、印刷ジョブがイメージ番号毎に処理され、プリンタ10に応じたビットマップデータに展開されたイメージ番号毎のイメージデータが記憶される揮発性の記憶装置である。
さらに、RAM52には、図3に示されるような、給紙された用紙番号の表面又は裏面の、各々のセンサ40位置におけるセンサ状態とイメージ番号とを格納するテーブル(以下、センサ状態テーブル)が記憶されている。
印刷ジョブに基づく印刷が開始されると、センサ状態テーブルに記録される各々のセンサ40のセンサ状態とイメージ番号とが逐次更新される。
HDD54は、OS(オペレーティングシステム)やRIP処理を実行するプログラム、及び後述する処理ルーチンを実行するプログラム、並びにホストシステム等の上位装置(図示省略)から、ネットワークインターフェース46を介して取り込んだ印刷ジョブなどが格納される不揮発性の記憶装置である。
CPU56は、制御部42の全体の動作を司るものであり、後述する処理ルーチンを実行する。CPU56は、I/Oポート58を介して、センサ40と情報の送受信ができるようになっており、各々のセンサ40が監視する搬送路16上の搬送情報であるセンサ情報を受取るようになっている。また、搬送される用紙の各面(表面及び裏面)毎のセンサ情報は、RAM52に記録されるようになっている。
さらに、CPU56は、センサ40からセンサ情報を受取り、センサ情報からプリンタ10内でジャムが発生したと判断した場合には、ユーザーインターフェース48にジャム発生の情報を表示することによって提示するようになっている。
また、CPU56は、RAM52に記録したセンサ情報を整理して、ユーザーインターフェース48に用紙出力結果レポートを表示させる。
次に、図4及び図5のフローチャートを参照して、ROM50に記憶されたプログラムによって実行されるCPU56の処理ルーチンについて説明する。
この処理では、イメージ番号が「1」〜「N(整数)」のイメージの印刷を行う。
図4のステップ100では、初期値が’0’の変数である「イメージ番号(以下、「I」という)」を’1’インクリメントする。
次のステップ102では、用紙トレイ14から用紙が排出され、ステップ104では、初期値が’0’の変数である「排出枚数」を’1’インクリメントする。
次のステップ106では、Aセンサ40Aにおけるセンサ処理αを行なう。以下、このセンサ処理αについて、図5(A)のフローチャートを参照して説明する。
ステップ150では、センサ40の信号を読み込み、用紙を検出したか否かを判定する。肯定された場合は、ステップ152へ移行する。
ステップ152では、センサ40の検出状態によって変化される変数である「センサ状態」を’Off’から’On’にする。
次のステップ154では、センサ40から出力された信号が’ On’から’ Off’に変化したか、即ち、用紙の後端を検出したか否かが判定される。肯定されると、ステップ156に移行する。
ステップ156では、センサ40からの出力が’Off’から’On’に変化した時点からセンサ40からの出力が’On’から’Off’に変化した時点までの時間、用紙サイズ、及び搬送速度に基づいて、用紙の搬送が、予め定められた所定のタイミングであったか否かが判定される。肯定された場合は、センサ処理αは完了する。
ステップ156で、区間外への搬送が、予め定められた所定のタイミングでなかったと判定された場合は、ステップ158で、センサ40のセンサ情報をセンサ状態テーブルに記録し、センサ処理αは完了する。
一方、ステップ154で、センサ40から出力された信号が’ On’から’ Off’に変化しなかったと判定された場合は、ステップ160で、所定時間以上、’On’状態が継続しているか否かを判断することにより、ジャムが発生したか否かが判定される。肯定された場合は、ステップ162で、センサ40の’On’のセンサ情報をセンサ情報テーブルに記録し、ステップ164で、ユーザーインターフェース48に用紙を取り除くことを促す表示を行い、センサ処理αは完了する。
一方、ステップ162でジャムが発生していなかった場合は、ステップ154へ移行する。
次のステップ108では、センサ情報テーブルのイメージ番号(以下、「Ti」という)を’0’にする。ステップ110では、Bセンサ40Bから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行い、ステップ112で、Cセンサ40Cから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行う。
次のステップ114では、「Ti」を、前述のステップ100でインクリメントした「I」にする。ステップ116では、Dセンサ40Dから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行い、ステップ118では、Eセンサ40Eから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行い、ステップ120で、Fセンサ40Fから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行う。
次のステップ122では、両面印刷か否かを判定する。肯定されると、ステップ124へ移行し、Gセンサ40Gから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行い、ステップ108へ移行する。
一方、ステップ122で、両面印刷でなかった場合は、ステップ126へ移行する。ステップ126では、Hセンサ40Hから出力された信号を用いた前述のセンサ処理αを行ない、ステップ128へ移行する。ステップ128では、正常印刷か否かが判定される。肯定された場合はステップ130へ移行する。ステップ130では、Iセンサ40Iから出力された信号を用いたセンサ処理βを行なう。以下、このセンサ処理βについて、図5(B)のフローチャートを参照して説明する。
ステップ170では、センサ40の信号を読み込み、用紙を検出したか否かを判定する。肯定された場合は、ステップ172へ移行する。
ステップ172では、センサ40の検出状態によって変化される変数である「センサ状態」を’Off’から’On’にする。
次のステップ174では、センサ40から出力された信号が’ On’から’ Off’に変化したか、即ち、用紙の後端を検出したか否かが判定される。肯定されると、ステップ176に移行する。
ステップ176では、センサ40からの出力が’Off’から’On’に変化した時点からセンサ40からの出力が’On’から’Off’に変化した時点までの時間、用紙サイズ、及び搬送速度に基づいて、用紙の搬送が、予め定められた所定のタイミングであったか否かが判定される。肯定された場合は、ステップ178へ移行し、正常に印刷が完了した用紙を正常出力トレイ32に排出し(搬送の異常、印刷の異常があった用紙は異常搬送出力トレイ34に排出される)、センサ処理βは完了する。
ステップ176で、区間外への搬送が、予め定められた所定のタイミングでなかったと判定された場合は、ステップ180で、センサ40のセンサ情報をセンサ状態テーブルに記録する。
一方、ステップ174で、センサ40から出力された信号が’ On’から’ Off’に変化しなかったと判定された場合は、ステップ182で、所定時間以上、’On’状態が継続しているか否かを判断することにより、ジャムが発生したか否かが判定される。肯定された場合は、ステップ184で、センサ40のセンサ情報をセンサ情報テーブルに記録し、ステップ186で、ユーザーインターフェース48に用紙を取り除くことを促す表示を行い、センサ処理βは完了する。
一方、ステップ182でジャムが発生していなかった場合は、ステップ174へ移行する。
Iセンサ40Iから出力された信号を用いたセンサ処理βが完了すると、ステップ134へ移行する。
一方、ステップ128で、正常印刷でないと判定された場合は、ステップ132へ移行する。ステップ132では、Jセンサ40Jから出力された信号を用いた前述のセンサ処理βが行われる。Jセンサ40Jから出力された信号を用いたセンサ処理βが完了すると、ステップ134へ移行する。
ステップ134では、「イメージ番号」が「N」と等しいか否かが判定される。肯定されるとステップ136へ移行する。計数手段としてのステップ136では、CPU56がセンサ状態テーブルの記録内容を整理し、用紙の状態(正常出力、異常搬送出力、両面定着済み(正常出力トレイ又は異常搬送出力トレイへは未出力)、表面定着済み/裏面未定着、表面定着済み/裏面白紙、表面未定着/裏面白紙、両面白紙)毎に枚数を計数する。
次のステップ138では、ユーザーインターフェース48に用紙出力結果レポートを表示し、本処理ルーチンは完了する。
ステップ134で、「イメージ番号」が「N」と等しくない場合は、全てのイメージの印刷が終了していないので再度ステップ100の処理が行なわれる。
図6に示すのは、7枚の用紙に両面印刷をする印刷ジョブが全て正常に完了した場合のセンサ状態テーブルである。用紙の表面が印刷される場合に通過するセンサ40は、Aセンサ40A〜Gセンサ40Gである。一方、用紙の裏面が印刷される場合に通過するセンサ40は、Bセンサ40B〜Fセンサ40F、Hセンサ40H、及びIセンサ40I(又はJセンサ40J)である。
7枚の用紙は、両面とも、各々のセンサ40が監視する搬送路16を正常に搬送されているため、通過したセンサ40のセンサ状態は全て’Off’となっている。
また、各用紙(表面及び裏面)のイメージ番号は、転写部26を通過し、用紙に画像が形成されるまで(Aセンサ40A、Bセンサ40B、Cセンサ40C)は’0’となっている。そして、転写部26よりも下流側にある、転写部26を通過後のDセンサ40D、EセンサE、Fセンサ40F、Hセンサ40H、及びIセンサ40I(又はJセンサ40J)のイメージ番号は、各々のイメージ番号が記録されている。図6に示されるセンサ状態テーブルでは、用紙番号’1’の表面のイメージ番号が’1’、用紙番号’1’の裏面のイメージ番号が’2’、用紙番号’2’の表面のイメージ番号が’3’、用紙番号’2’の裏面のイメージ番号が’4’、・・・というように、記録されていく。
図7は、ジャムが発生した際のユーザーインターフェース48の表示内容を示している。ジャム発生の際には、各センサ40が監視する搬送路16での用紙の搬送状態が表示され、搬送路16上に留まっている用紙を取り除くことが促される。
図8に示されるのは、スイッチバック部30でジャムが発生した際の、センサ状態テーブルであり、図7に示されるユーザーインターフェース48の表示内容と対応している。
スイッチバック部30は、Gセンサ40Gの監視する搬送路16に設けられている。
ジャムが発生した場合、ジャムを検出したGセンサ40Gは、CPU56にジャムの発生を通知する。この通知により、用紙の搬送は停止する。
用紙番号’1’の用紙の裏面が、Hセンサ40Hの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’2’の用紙の裏面は、Eセンサ40Eの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’3’の用紙の裏面は、Dセンサ40Dの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’4’の用紙の裏面は、Cセンサ40Cの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’5’の用紙の裏面は、Bセンサ40Bの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’6’の用紙の表面は、Gセンサ40Gの監視する搬送路16(スイッチバック部30)でジャムを発生させ、搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’7’の用紙の表面は、Fセンサ40Fの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’8’の用紙の表面は、Aセンサ40Aの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。
次に、ユーザーインターフェース48に表示される用紙出力結果レポートを示す。図9に示されるのが、用紙出力結果レポートであり、図10に示されるのが、この用紙出力結果レポートと対応するセンサ状態テーブルである。
用紙番号’2’の用紙の裏面が、Hセンサ40Hの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’3’の用紙の裏面は、Fセンサ40Fの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’4’の用紙の裏面は、Eセンサ40Eの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’5’の用紙の裏面は、Dセンサ40Dの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’6’の用紙の裏面は、Cセンサ40の監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’7’の用紙の裏面は、Bセンサ40Bの監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。また、用紙番号’8’の用紙の表面は、Aセンサ40の監視する搬送路16上に留まっているため、対応するセンサ状態は’On’である。
図10に示されるように、用紙番号’8’の用紙の表面がAセンサ40Aの監視する搬送路16上に留まっていることから、図9のレポートに表示される、用紙トレイ14から排出された枚数は、8枚である。また、用紙番号’1’の用紙の裏面がIセンサ40Iの監視する搬送路16外に搬送されていることから、正常出力の枚数は1枚である。また、Jセンサ40Jの監視する搬送路16上を用紙が通過していないため、異常搬送出力トレイ34に排出された枚数は0枚である。また、正常出力されていないもののうち、定着部28を通過したイメージ番号は、’3’〜’8’(2枚目の表面、裏面、3枚目の表面、裏面、及び4枚目の表面、裏面)、’9’(5枚目の表面)、’11’(6枚目の表面)、及び’13’(7枚目の表面)であるため、用紙番号’2’〜’4’の3枚が両面定着済みである。また、転写部26を通過し、定着部28を通過していないイメージ番号は、’10’(5枚目の裏面)であるため、用紙番号’5’の1枚が表面側定着済みで裏面側未定着である。また、転写部26を通過していないのは、用紙番号’6’の用紙の裏面、用紙番号’7’の用紙の裏面、及び用紙番号’8’の用紙の表面である。このため、用紙番号’6’、’7’の2枚が片面側定着済みで裏面側白紙である。また、用紙番号’8’の用紙の1枚が両面白紙である。
なお、用紙出力結果レポートは、プリンタ10から用紙に印刷させてもよいし、クライアントPCやホストシステム等の上位装置に情報を送信して、該クライアントPCやホストシステム等に備わるディスプレイ装置に表示させてもよい。
なお、搬送の異常、印刷の異常がある用紙が異常搬送出力トレイ34に出力された場合は、図11に示す用紙出力結果レポートのように、異常搬送出力に出力された枚数、及びページ数が表示される。
以上説明したように、本実施の形態では、正常出力トレイ32及び異常搬送出力トレイ34に出力されなかった用紙も含め、用紙トレイ14から搬送路16に給紙された全ての用紙を管理することができる。
例えばジャム等の異常が発生した際に、画像形成装置の搬送路16に存在する個々の用紙がどの区間に存在しているかの把握が可能である。特に、搬送路16の、転写部26よりも下流側で、且つ、正常出力トレイ32又は異常搬送出力トレイ34より上流側の領域内に存在する用紙、即ち、情報が転写された用紙の枚数を計測し、画像形成中の用紙の枚数の把握できるので、機密情報が転写された用紙を厳しく管理することが可能である、という効果が得られる。
また、本実施形態の効果は、特に、高速プリンタにおいて有効である。
なお、プリンタ10にセンサ40を設けることなく、感光体18に形成された画像のフレーム数を計数することによって用紙の枚数を計測してもよい。
これにより、特別にセンサ40等を設けることなく、画像が未定着状態の用紙も含め、画像形成中の用紙の枚数の把握できる、という効果が得られる。
図1は、本実施形態に係るプリンタの概要構成を示す。 図2は、本実施形態に係るプリンタにおける制御部の主要部を示す。 図3は、ハードディスクに形成されるセンサ状態テーブルのイメージである。 図4は、ソフトウェアで実行される制御部の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図5は、ソフトウェアで実行される制御部の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図6は、印刷ジョブが全て正常に完了した場合のセンサ状態テーブルである。 図7は、ジャムが発生した際の、ユーザーインターフェースの表示内容である。 図8は、図7の搬送状態に対応する、センサ状態テーブルである。 図9は、ユーザーインターフェースに表示される用紙出力結果レポートである。 図10は、図9の用紙出力結果レポートに対応する、センサ状態テーブルである。 図11は、ユーザーインターフェースに表示される用紙出力結果レポートである。
符号の説明
10 プリンタ
12 印刷部
14 用紙トレイ
16 搬送路
18 感光体
26 転写部
28 定着部
30 スイッチバック部
32 正常出力トレイ
34 異常搬送出力トレイ
40 センサ
42 制御部
44 バス
46 ネットワークインターフェース
48 ユーザーインターフェース
50 ROM
52 RAM
54 HDD
56 CPU
58 ポート

Claims (2)

  1. 用紙トレイに収納された用紙を、該用紙を搬送する搬送路に給紙する給紙手段と、
    前記用紙に転写するための画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により形成された画像を前記用紙に転写するように前記搬送路の途中に設けられた転写手段と、
    前記転写手段により転写された画像を前記用紙に定着させるように前記搬送路の前記転写手段よりも下流側に設けられた定着手段と、
    前記定着手段により画像が定着された前記用紙を収容するように前記搬送路の前記定着手段よりも下流側に設けられた収容手段と、
    前記搬送路の前記転写手段よりも上流側の領域内に存在する用紙を検出する第1検出手段と、
    前記搬送路の前記転写手段よりも下流側で、且つ、前記定着手段より上流側の領域内に存在する用紙を検出する第2検出手段と、
    前記搬送路の前記定着手段よりも下流側で、且つ、前記収容手段より上流側の領域内に存在する用紙を検出する第3検出手段と、
    ジャム発生時、前記第1検出手段、前記第2検出手段、及び前記第3検出手段による検出結果に基づいて、前記搬送路内に残留する用紙のうち、画像転写前の用紙、画像転写後で且つ未定着の用紙、及び画像定着後の用紙の各々の状態であって、少なくとも両面定着済み、表面定着済み且つ裏面未定着、表面定着済み且つ裏面白紙、表面未定着且つ裏面白紙、表面及び裏面白紙の状態が含まれる用紙の状態、枚数、及び前記搬送路上での位置を表示するよう制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1検出手段、前記第2検出手段、及び前記第3検出手段の何れか一つによって用紙が検出された状態が所定時間以上継続した場合、前記ジャムが発生したと判定する請求項1記載の画像形成装置。
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