JP5397622B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1によれば、複合機において障害が発生した際に、既に受け付けている各ジョブ(FAX送信ジョブ、FAX受信ジョブ、コピージョブ、プリントジョブ)に関与するユーザの内、障害に関係するジョブのユーザに対してのみ障害を通知することで、各ジョブの利用者に対して効率的に障害の発生を通知することができる。
を備えることを特徴とする。
先ず、図2に基づき、画像形成装置としてのプリンタ装置の構成を説明する。図2は、本発明が適用されたプリンタ装置の機構的な構成を示す図である。
この記録媒体カセット1の繰り出し側には、セパレータ3を対として記録媒体カセット1内の記録媒体Pを一枚ずつ分離し、破線で示す搬送路Aに繰り出して下流側の搬送路入口ローラ対6に突き当てる給紙ローラ2が配設されている。
また、搬送路入口ローラ対6には、図示しない電磁クラッチが設けられ、該電磁クラッチを介して搬送路入口ローラ対6と搬送系駆動ギヤとが連結されるようになっており、記録媒体Pを現像ドラムユニット8に向けて繰り出す時以外は、電磁クラッチをオフして搬送系駆動ギヤとの連結を解除することで、搬送路入口ローラ対6が記録媒体Pの移動に合わせて自由回転できるようになっている。
すなわち、給紙ローラ2と搬送路入口ローラ対6の間には、上流側より順に、給紙センサ4と搬送路入口センサ5が設けられ、搬送路入口ローラ対6と現像ドラムユニット8の間には、印刷開始タイミング検出センサ7が設けられ、定着ユニット18(定着ローラ11/バックアップローラ12)と排出ローラ対14の間には、搬送路出口センサ13が設けられている。
これら各センサによる媒体検知信号と記録媒体Pの搬送時間を監視して記録媒体Pの搬送障害(用紙ジャム)や記録媒体長異常の検知と、これら障害発生箇所の特定を行うことができる。
この障害の発生により、搬送路A上に停止した状態となっている記録媒体Pは、図示しない装置カバーを開けることで、ユーザが簡単に除去できるようになっている。また、この装置カバーには、カバーの開閉を検知する図示しないカバーセンサが設けられている。
本実施形態によるシステムでは、複数のPC装置30、31・・・と複数のプリンタ装置20、21、22・・・等がネットワーク40(LAN:Local Area Network)を介して通信可能に接続されている。PC装置は、LAN40を介して、所定のプリンタ装置に印刷ジョブコマンドや画像形成データ(制御言語形式のデータ)等を送信する。
上記指示処理部202は、インタフェース制御部201が受信したコマンドや画像形成データを解析する。
上記画像処理部203は、制御言語形式の画像形成データをプリンタ装置で印刷可能なビットマップのイメージデータに展開し、保存する。
上記印刷エンジン部204は、画像処理部203より入力されたイメージデータを記録媒体上に印刷すべく、プリンタ装置の各機構要素(モータ、クラッチ、帯電用電源等)の動作を制御する。
上記装置状態監視部206は、印刷エンジン部204が取得した各種センサ情報(上記した給紙センサ4、搬送路入口センサ5、印刷開始タイミング検出センサ7、搬送路出口センサ13、図示しないカバーセンサ等)やモータ制御情報等を収集・解析して、解析結果を故障診断部205に送出する。
上記故障診断部205は、上記解析結果より装置異常を判断し、装置状態監視部206にフィードバックする。また、故障診断部205は、インタフェース制御部201を介して、他のプリンタ装置からのジャム情報を取得する。
プリンタ装置20が外部のPC装置30、31等から印刷ジョブコマンドを受信することにより印刷動作が開始されると、先ず、給紙モータが駆動されて給紙ローラ2が回転し、記録媒体カセット1から記録媒体Pが搬送路A上に給紙される。該給紙動作により、時間t1後に給紙センサ4がオンになり、次いで時間t2後に搬送路入口センサ5がオンになる。搬送路入口センサ5のオンを確認して、さらに記録媒体Pを所定量搬送し、その先端を搬送路入口ローラ対6に突き当てた状態で給紙モータを停止させる。
また、給紙センサ4がオンした後、時間t2の所定範囲内において搬送路入口センサ5がオンしない場合は、給紙走行ジャムエラーとして検知される。給紙ジャムが検知されると記録媒体Pの搬送動作が直ちに停止するように、該当するモータの駆動が制御される(記録媒体Pの搬送停止は、以降のジャム検知についても同様である)。
この際、時間t3の所定範囲内において印刷開始タイミング検出センサ7がオンしない場合は、搬送路入口ジャムエラーとして検知される。
また、印刷開始タイミング検出センサ7がオンしてから、時間t4の所定範囲内において搬送路出口センサ13がオンしない場合は、搬送ジャムエラーとして検知される。
この際、印刷開始タイミング検出センサ7のオンからオフまでの時間t5が記録媒体の搬送方向の長さと媒体搬送速度に基づいて算出された所定時間内に収まらない場合は、媒体長エラーとして検知される。
また、印刷開始タイミング検出センサ7がオフしてから時間t6の所定範囲内において搬送路出口センサ13がオフしない場合は、排出ジャムエラーとして検知される。
ジャムが発生していると判断された場合は、S102で、ジャム復旧のために、最後に装置カバーを開閉した後の印刷枚数n(すなわち、先のジャム解除後に印刷された枚数)と所定の閾値N0とが比較される。電源投入後にジャムが発生していない場合は、電源投入後の印刷枚数をnとして、閾値N0との比較が行なわれる。
尚、この閾値N0とは、ユーザの経験に基づいて設定されたジャムを誘発させずに連続的に印刷できる平均的な枚数のことである。
このジャム記録テーブルは、ジャム種別毎に平均ジャム間隔を計算するために用いられ、各ジャム記録テーブルの登録データ量が規定以上になると、FIFO(First−In、First−Out)方式で、古い登録データから順次破棄されていく。
尚、診断閾値Njは、上記閾値N0と同様、ユーザの経験に基づいて設定された判断基準値である。
問い合わせコマンドの宛先は、LAN40に接続されている他機プリンタ装置21、22のアドレスを示し、応答コマンドの宛先は、問い合わせコマンドの発信元である自機プリンタ装置20のアドレスを示している。
問い合わせ種別は、エラー種別(給紙ジャム、給紙走行ジャム、搬送路入口ジャム、搬送ジャム、用紙長エラー、排出ジャム)を示し、また、機種情報には、装置の製造者(メーカー)や装置の機能情報(プリンタ装置では、プリンタ機能)等が含まれる。
応答コマンドの情報ブロックには、問い合わせに応答したプリンタ装置の平均ジャム間隔の値が格納されている。
従って、インタフェース制御部201は、受信した応答コマンドの宛先が自機であり、且つ、機種情報(問い合わせ対象機器の製造者や機能情報)が自機のものと一致する場合にのみ、応答コマンドを有効として、該応答コマンドを故障診断部205に送出する。それ以外の応答コマンドについては、無効として故障診断部205には送出しない。
平均ジャム間隔が診断閾値Nj以上であると判断された場合は、本処理を終了する。また、平均ジャム間隔が診断閾値Nj以下と判断された場合は、同一製造者による装置の間で頻発している障害については、ジャムエラーの発生要因がLAN40に接続された各プリンタ装置の設置環境(例えば、温度、湿度、電源状態等)に問題があるか、或いは、使用されている記録媒体が製造者の推奨する規格に合致していないか、の何れかである可能性が高いと判断し、次のS108で、通常のジャムのエラー表示に加え、他の機器と共通のジャムが頻発している旨を示す警告メッセージがプリンタ装置の操作パネルに表示される(通知手段)。
図6の(a)は給紙ジャムエラー、(b)は給紙走行ジャムエラー、(c)は搬送路入口ジャムエラー、(d)は搬送ジャムエラー、(e)は用紙長エラー、(f)は排出ジャムエラーの表示例である。
また、記憶領域に登録されるジャム情報は、機種情報(製造者、機能情報)が自機プリンタ装置のものと一致する他機プリンタ装置からの情報であり、且つ、平均ジャム間隔が診断閾値Nj以下であるジャムの発生頻度が高いジャムエラーについての情報である。
図8に示すように、ジャム情報の通知コマンドは、宛先、発信元、通知種別、機種情報、情報ブロックで構成されており、この内、通知種別は、ジャム情報がどのジャム種別(給紙ジャム、給紙走行ジャム、搬送路入口ジャム、搬送ジャム、用紙長エラー、排出ジャム)に対応するものかを示しており、その他については、図5で示した応答コマンドの内容と同じである。
尚、この閾値N0とは、ユーザの経験に基づいて設定されたジャムを誘発させずに連続的に印刷可能な平均的な枚数のことである。
但し、この場合は、操作パネルに図6の通常のジャムエラーが表示される。
このジャム記録テーブルは、ジャム種別毎に平均ジャム間隔を計算するために用いられ、各ジャム記録テーブルの登録データ量が規定以上になると、FIFO方式で、古い登録データから順に破棄(上書き)されていく。
同じ種別のジャム情報を受信していないと判断された場合は、本処理を終了する。また、複数の他機プリンタ装置から同じ種別のジャム情報を受信していると判断された場合は、同一製造者による装置の間で頻発している障害については、ジャムエラーの発生要因がLAN40に接続された各プリンタ装置の設置環境(例えば、温度、湿度、電源状態等)に問題があるか、或いは、使用されている記録媒体が製造者の推奨する規格に合致していないか、の何れかである可能性が高いと判断し、次のS209で、図6に示すように、通常のジャムのエラー表示に加え、他の機器と共通のジャムが頻発している旨を示す警告メッセージをプリンタ装置の操作パネルに表示する(通知手段)。
20、21、22 プリンタ装置(画像形成装置)
Claims (5)
- ネットワークを介して各々が通信可能に接続された画像形成装置であって、
自装置で生じたエラー情報を取得する第1取得手段と、
前記自装置のエラーの発生頻度が設定値より高いか否かを判断する第1判断手段と、
前記自装置に発生したエラーの発生頻度が設定値より高いと判断されると、
前記エラーの他装置での発生頻度を示す情報を他装置から取得する第2取得手段と、
前記取得された他装置でのエラーの発生頻度が設定値より高いか否かを判断する第2判断手段と、
前記第2判断手段が前記エラーの発生頻度が設定値より高いと判断すると、通常の前記エラーメッセージ表示を少なくとも自装置と他装置に共通の前記エラーが発生している旨を示す警告メッセージ表示に変更する報知手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記他装置のエラー発生頻度は、前記ネットワークを介して前記自装置が前記他装置に前記エラー発生頻度を含むエラー情報の問い合わせを行うことにより取得されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記他装置のエラー発生頻度は、当該他装置がエラー発生時に前記ネットワークに送出する前記エラー発生頻度を含むエラー情報を前記自装置が受信することにより取得されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2判断手段は、前記自装置のエラー発生頻度と前記他装置のエラー発生頻度の双方が所定のエラー発生頻度より高い場合に共通のエラーと判断することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記エラー発生頻度を取得可能な他装置は、前記自装置と同一製造者であって、且つ、少なくとも一部共通の機能を保有する画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像形成装置。
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