JP5066854B2 - 地中構造物の構築方法 - Google Patents

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Description

本発明は、支持層を備える地盤において基礎として用いることのできるソイルセメントからなる地中構造物及びその構築方法に関する。また、本発明は、ソイルセメントからなる地中構造物を構築するために用いられる装置に関する。
従来より、建物の地下構造物を施工する場合は、地下構造物の外周に山留め壁を施工し、山留め壁で囲まれた内部を掘削していく工法が広く実施されている。山留め壁としては、ソイルセメント柱列壁や地中連続壁などが広く用いられており、これらの山留め壁は建物の構築後も撤去することなく、建物の外周の地中に埋設したまま残置している。このような山留め壁などの地下構造物を基礎構造の一部として利用する試みが行われている。(例えば、特許文献1参照)
地下構造物を構築する方法として、例えば特許文献2に記載されているように、掘削機により地盤を掘削したのち、掘削した土を搬出し、コンクリートなどの強度の高い材料に置き換える方法(以下、置換工法という)や、例えば特許文献3に記載されているように、掘削機により地盤を削孔攪拌しながら、原位置で削孔攪拌した土と液状のセメント系材料からなる注入液とを撹拌しながら硬化させる工法(以下、ソイルセメント撹拌工法という)が広く用いられている。
特許第2736542号公報 特開平6―146335号公報 特開平6―33451号公報
上記の置換工法により構築される地中構造物は強度が優れるものの、コスト高である。このため、基礎の一部としてこの置換工法を用いた地中構造物を用いようとすると、基礎として充分な強度を得られるものの、コスト高になる。
また、ソイルセメント撹拌工法により構築される地中構造物は、コストが抑えられるものの、強度が低い。このため、基礎の一部としてこのソイルセメント撹拌工法を用いた地中構造物を用いようとすると、基礎として充分な強度が得られない。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、廉価で製造することができ、かつ、充分な強度を有する地中構造物の構築方法を提供することである。
本発明の地中構造物の構築方法は、地盤に埋設されるソイルセメントからなる地中構造物構築するにあたり、地盤の一部を削孔攪拌し、前記削孔攪拌された対象土にセメント系材料からなる注入液を注入し、前記対象土と前記注入液とを混合攪拌し、前記対象土と前記注入液の混合物の一部を排出することにより、前記地中構造物を構成するソイルセメントの少なくとも一部を構築する地中構造物の構築方法において、前記対象土に注入液を注入し、前記対象土と前記注入液とを混合攪拌し、前記対象土と前記注入液の混合物の一部を排出する工程を繰り返すことによりソイルセメントの強度を調整することを特徴とする。
また、前記地中構造物を構成するソイルセメントの前記少なくとも一部を高強度ソイルセメントとしてもよい。
また、上記の地中構造物において、前記地盤は支持層を備え、前記地中構造物の少なくとも前記支持層にあたる部分を構成するソイルセメントを高強度ソイルセメントとしてもよい。また、前記地盤は支持層を備え、前記地中構造物の少なくとも前記支持層にあたる部分を構成するソイルセメントを高強度ソイルセメントとし、その他の部分を構成するソイルセメントはソイルセメント撹拌工法で構築してもよい。
本発明の地中構造物の構築方法によれば、削孔攪拌された土を外部に搬出しながら注入液を供給することにより、地中構造物の支持層にあたる部分を構成するソイルセメントを高強度ソイルセメントとすることができる。
また、上記の地中構造物の構築方法において、少なくとも前記支持層にあたる部分の表面に凸部を有する鉛直方向に延びる鉄骨部材からなる芯材を前記ソイルセメント内に埋設してもよい。
また、上記の地中構造物の構築方法において、横方向に並ぶように配置された、少なくとも前記支持層にあたる部分の表面に凸部を有する鉛直方向に延びる鉄骨部材と、少なくとも前記軟弱層にあたる部分でこれら鉄骨部材を連結する補強材とを備える芯材を前記ソイルセメント内に埋設してもよい。また、前記芯材は、少なくとも軟弱層に相当する位置に設けられた、これら鉄骨部材を連結する第2の補強材を備えてもよい。
また、上記の地中構造物の構築方法において、横方向に並ぶように配置された、少なくとも前記支持層にあたる部分の表面に凸部を有する鉛直方向に延びる鉄骨部材と、少なくとも前記支持層にあたる部分でこれら鉄骨部材を連結する横方向に延びる補強材とを備える芯材を前記ソイルセメント内に埋設してもよい。
また、上記の地中構造物の構築方法において、横方向に並ぶように配置された、ウェブの表面にスタッドが設けられた鉛直方向に延びる複数のH型鋼と、これらH型鋼を連結する補強材とを備える芯材を前記ソイルセメント内に埋設してもよい。
本発明によれば、セメント系材料からなる注入液を供給しながら削孔攪拌した土を外部に排出することにより、地中構造物を構成するソイルセメントの少なくても一部を高強度ソイルセメントとすることができるため、地中構造物の強度を向上させることができる。また、ソイルセメントで構成しているため、高強度の地中構造物を廉価で構築することができる。
以下、本発明の地中構造物の一実施形態を、ソイルセメント壁に適用した場合を例として、図面に基づき説明する。
図1は、ソイルセメント壁10の配置を示す水平方向断面図であり、図2は、図1におけるII−II’断面図である。図3はソイルセメント壁10の断面図であり、(A)は、図1におけるIII−III’断面を、(B)は、図1におけるIV−IV’断面を、(C)は、図1におけるV−V’断面を示す。図1から図3に示すように、ソイルセメント壁10は、建物2の地下部分の外周を囲むように設けられており、適宜間隔をあけて先端が支持層3まで到達する壁杭部20を備える。ソイルセメント壁10の壁杭部20以外の部分は、通常のソイルセメント壁10と同様に、ソイルセメント13と、ソイルセメント13に埋設されたH型鋼12とで構成される。
図4は、壁杭部20の詳細な構成を示す図であり、同図(A)は水平方向断面図、同図(B)は鉛直方向断面図を示す。同図に示すように、壁杭部20は、ソイルセメント13と、ソイルセメント13に埋設された芯材11とで構成される。後に詳述するように、壁杭部20の支持層3に相当する深さの部位を構成するソイルセメント13は、地盤掘削装置により地盤を削孔攪拌したのち、セメント系材料からなる注入液を供給し、削孔攪拌された対象土と注入液を混合攪拌し、対象土と注入液の混合物の一部を排出することにより構築された高強度ソイルセメント16で構成される。また、その他の部分は地盤を削孔攪拌しながら原位置で対象土と注入液とを撹拌しながら硬化させることにより構築された普通強度のソイルセメントにより構成される。高強度ソイルセメントは、普通強度のソイルセメントに比べて土砂に対するセメントの量の割合を増加させることにより形成され、4[N/mm]以上の強度を有するソイルセメントである。ただし、一般的には高強度ソイルセメントの強度の上限は20[N/mm]程度である。
また、図4に示すように、芯材11は、横方向に並べられた鉛直方向に延びる複数のH型鋼12と、これら複数のH型鋼12を軟弱層4にあたる部分で連結するように、H型鋼12の両フランジ面12Aに取り付けられた第1の補強材14と、H型鋼12を支持層3にあたる部分で連結するように、H型鋼12の両フランジ面12Aに取り付けられた第2の補強材15とを備える。第1の補強材14は、水平方向に対して傾斜した状態でH型鋼12に取付けられており、傾斜の向きが交互に反転することでトラス状の構成を呈している。このように第1の補強材14が傾斜して設けられることで、第1の補強材14が筋かいのように働き、軟弱層4内での壁杭部20の水平方向の耐力が向上されている。なお、図4(B)の例では、2本の補強材14が中央のH型鋼12への取付位置にて交差するようになっているが、これに限らず、例えば後述する図12に示すような構成としてもよい。また、支持層3内の第2の補強材15は、H型鋼12に互いに離間する方向に力が作用した場合に、これに対して抵抗することができるように略水平方向に取り付けられている。第1の補強材14や第2の補強材15としては、アングル材や鋼板などを用いることができる。
図5は、芯材11を構成するH型鋼12を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は、鉛直方向断面図、(C)は正面図である。同図に示すように、H型鋼12のウェブ12Bの表面には、水平方向に延びるように凸部18が形成されている。この凸部18は、例えばアングル材をH型鋼12のウェブ12Bの表面に水平に溶接することにより形成することができる。このように形成された凸部18は、その上方から頂部に向けて高さが次第に増加し、頂部から下方に向けて高さが次第に減少する構成となる。
以下、壁杭部20を構築する方法を説明する。
図6は、壁杭部20を構築する際に用いられる地盤掘削装置50の模式図である。同図に示すように、地盤掘削装置50は、装置の下部に取り付けられ、油圧モータなどにより駆動される一対のカッタードラム51と、吐出口が装置の側方に設けられ、対象土にセメント系材料からなる注入液を供給する注入液供給装置52と、吸入口が各カッタードラム51の中央に設けられ、前記カッタードラム51により削孔撹拌された対象土と注入液との混合物を外部に排出する本発明の排出手段としての排泥装置53とを備える。なお、排泥装置13としては、排泥ポンプやコンベア等の排泥可能な装置を用いることができる。
地盤掘削装置50は、カッタードラム51を回転させることにより地盤を断面長方形状に削孔攪拌することができる。また、地盤を削孔攪拌しながら、注入液供給装置52により削孔攪拌された対象土に注入液を供給することにより、ソイルセメントを形成することができる。さらに、地盤を削孔攪拌し、削孔攪拌された対象土に注入液を供給し、対象土と注入液とを攪拌し、攪拌した対象土と注入液の混合物を外部に排出することにより、普通強度のソイルセメントに比べて注入液の割合を増やすことができる。このように、注入液の供給、対象土と注入液との撹拌、及び対象土と注入液の混合物の排出を繰り返すことによりソイルセメントの強度を高めていくことができ、高強度ソイルセメントを形成することができる。
図7は、壁杭部20を構築する方法を説明するための図である。
まず、図7(A)に示すように、揚重機により地盤掘削装置50を揚重し、壁杭部20の構築位置に地盤掘削装置50を設置する。
次に、図7(B)に示すように、支持層3よりも上部の地盤を削孔攪拌する場合には、カッタードラム51を回転させるとともに、注入液供給装置52を作動させる。これにより、地盤を削孔攪拌するとともに、原位置で削孔攪拌された対象土と注入液とを撹拌し、普通強度のソイルセメント13を造成することができる。
そして、図7(C)に示すように、削孔攪拌が支持層3まで進行すると、カッタードラム51及び注入液供給装置52に加えて排泥装置53を作動させる。また、地盤掘削装置50は、注入液供給装置52の注入液の供給量を、排泥装置53により排出される対象土と注入液との混合物の量と略等しくなるように調整する。これにより、削孔攪拌した対象土の一部が注入液に置換され、支持層3にあたる部分のソイルセメント13を高強度ソイルセメント16とすることできる。このようにして所定の深さまで削孔攪拌した後、地盤掘削装置50を引き揚げる。
次に、上記のようにして形成されたソイルセメントが硬化する前に、図7(D)に示すように、ソイルセメント13内に芯材11を埋設する。なお、ソイルセメント壁10内に埋設される芯材11は、予め、地上において複数の凸部18の設けられたH型鋼12を第1の補強材14及び第2の補強材15により連結しておき、これをソイルセメント13に挿入すればよい。
ここで、上述したように、H型鋼12の凸部18はその上下から頂部に向けて次第に高さが増加する形状であるため、芯材11をソイルセメント13内に挿入する際に抵抗とならず、容易に挿入することができるとともに、凸部18の下部に空気が入り込むことを防止し、さらに、ソイルセメント13が硬化する際に生じるブリージングやスライムが凸部18の下部に残留するのを防止できる。
そして、図7(E)に示すように、ソイルセメント13が硬化することにより、壁杭部20が構築される。
このように、本実施形態によれば、壁杭部20の支持層3にあたる部分のソイルセメントを、対象土を外部に排出しながら、略同量の注入液を供給することにより形成したため、高強度ソイルセメント16とすることができる。なお、ソイルセメント壁10の壁杭部20以外の部分については、通常のソイルセメント壁と同様に構築すればよい。
なお、本実施形態では、地盤を削孔攪拌する工程、注入液を供給する工程、注入液と対象土とを混合撹拌する工程及び、注入液と対象土の混合物を排出する工程を同時に行っているが、必ずしも同時に行う必要はなく、別々の工程として行ってもよい。
図8は、壁杭部20に作用する力が芯材11により支持層3に伝達される力の流れを示す図である。同図に示すように、建物2の荷重は鉛直下向きに壁杭部20の芯材11のH型鋼12に伝達される。この荷重により、表面に設けられた凸部18と高強度ソイルセメント16との間に支圧力が作用し、この支圧力により建物の鉛直荷重が高強度ソイルセメント16に伝達される。高強度ソイルセメント16は支持層3まで到達しているため、建物2の荷重は高強度ソイルセメント16から支持層3に伝達される。
このように、本実施形態のソイルセメント壁10は支持層3まで達する壁杭部20を備えるとともに、この壁杭部20に埋設されたH型鋼12が凸部18を有することで、基礎杭と同様に、建物2の荷重を支持層3に伝達することができる。なお、H型鋼12には、支圧力により互いに離れる方向に力が作用するが、H型鋼12同士が第2の補強材15により連結されているため、この力に抵抗することができる。
また、地震動などにより周囲の地盤が振動すると、ソイルセメント壁10の軟弱層にあたる部分には、面外方向に大きな荷重が作用する。これに対し、複数のH型鋼12が軟弱層4にあたる位置で第1の補強材14により連結されており、複数のH型鋼12と第1の補強材14とでトラス構造を構成しているため、複数のH型鋼12が一体となってこの荷重に抵抗することができる。
以上説明したように、本実施形態のソイルセメント壁10によれば基礎杭と同様に建物2の鉛直荷重を支持層3に伝達することができるため、基礎構造の一部として用いることができる。以下、本実施形態のソイルセメント壁10を用いた基礎構造を説明する。
図9は、比較例として、従来の基礎構造30を示す断面図である。また、図10は、本実施形態のソイルセメント壁10を用いた基礎構造40を示す図である。図9に示すように、従来の基礎構造30では、所定の間隔ごとに基礎杭31が設けられており、これらの基礎杭31を介して建物2の鉛直荷重を支持層3に伝達している。
これに対して、図9に示すように、本実施形態の基礎構造40は、基礎杭41に加えて、建物2の外周にソイルセメント壁10を備える。上述したように、ソイルセメント壁10の壁杭部20は建物2の鉛直荷重を支持層3に伝達することができる。したがって、従来の基礎構造30において、建物2の外周近傍の基礎杭31が負担していた荷重をソイルセメント壁10の壁杭部20に負担させることができるため、建物2の外周近傍の基礎杭31Aを省略することができる。
このように、本実施形態のソイルセメント壁10を備えた基礎構造40によれば、従来の基礎構造30における外周近傍の基礎杭を省略することができるため、費用の削減及び工期の短縮が可能となる。また、根切りを行う際は、ソイルセメント壁10を山留め壁として用い、ソイルセメント壁10の内部の掘削を行うことができる。そのため、仮設である山留め壁を再利用することができるため、工費を削減することが可能である。
なお、本実施形態では、凸部18をH型鋼12の表面にアングル材を溶接することにより形成するものとしたが、これに限らず、例えば、H型鋼12の表面に溝形、等辺の山形、不等辺山形、不等辺不等圧、I型、その他の一般形鋼や波板などを取付けることにより凸部を設けても良く、要するに、高強度ソイルセメント16との間で支圧力が働き、H型鋼12に作用する鉛直方向荷重を高強度ソイルセメント16に伝達することができればよい。
また、上記の実施形態では、芯材11を、複数のH型鋼12と、これらのH型鋼12を連結する第1の補強材14及び第2の補強材とから構成としたが、これに限らず、第1の補強材14及び第2の補強材15の何れか一方のみを取り付けた構成としてもよい。
また、ソイルセメント内に埋設する芯材に、横方向に並ぶように配置された、ウェブの表面にスタッドが設けられた鉛直方向に延びる複数のH型鋼と、これらH型鋼を連結する補強材とで構成される芯材を用いてもよい。このような芯材であっても、スタッドがソイルセメント内に埋設された状態でソイルセメントが硬化しているため、ソイルセメントと芯材とが一体となり、支持層に建物の荷重を確実に伝達することができる。
また、芯材を表面に凸部を有するH型鋼が連結されることなく独立した構成としてもよい。このような構成でも、凸部と高強度ソイルセメントとの間で支圧力が作用するため、H型鋼に作用する建物の荷重を高強度ソイルセメントに伝達することができる。
また、本実施形態では、本発明をソイルセメント壁の壁杭部に埋設した場合について説明したが、これに限らず、本発明は壁杭部が設けられていないソイルセメント壁、ソイルセメント柱列壁や、地中連続壁にも適用することができる。また、本発明は、ソイルセメント柱列壁杭、及びソイルセメント壁杭にも用いることができる。
さらに、本発明の芯材はソイルセメント柱列壁や地中連続壁に壁杭部を設けた場合にも用いることができ、壁杭部に本発明の芯材を埋設することにより、ソイルセメント柱列壁や地中連続壁を基礎構造の一部として用いることができる。
ソイルセメント壁10の配置を示す水平方向断面図である。 図1におけるII−II’断面図である。 イルセメント壁10の断面図であり、(A)は、図1におけるIII−III’断面を、(B)は、図1におけるIV−IV’断面を、(C)は、図1におけるV−V’断面を示す。 壁杭部の詳細な構成を示す図であり、同図(A)は水平方向断面図であり、同図(B)は鉛直方向断面図である。 芯材を構成するH型鋼を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は、鉛直方向断面図、(C)は正面図である。 壁杭部を構築する際に用いられる地盤掘削装置の模式図である。 壁杭部を構築する方法を説明するための図である。 壁杭部に作用する力が芯材により支持層に伝達される力の流れを示す図である。 従来の基礎構造を示す断面図である。 本実施形態の基礎構造を示す断面図である。
符号の説明
2 建物 3 支持層
10 ソイルセメント壁 11 芯材
12 H型鋼 13 ソイルセメント
14 第1の補強材 15 第2の補強材
16 高強度ソイルセメント 18 凸部
20 壁杭部 30 従来の基礎構造
31、41 基礎杭 40 基礎構造
50 地盤掘削装置 51 カッタードラム
52 注入液供給装置 53 排泥装置

Claims (10)

  1. 地盤に埋設されるソイルセメントからなる地中構造物構築するにあたり、
    地盤の一部を削孔攪拌し、前記削孔攪拌された対象土にセメント系材料からなる注入液を注入し、前記対象土と前記注入液とを混合攪拌し、前記対象土と前記注入液の混合物の一部を排出することにより、前記地中構造物を構成するソイルセメントの少なくとも一部を構築する地中構造物の構築方法において、
    前記対象土に注入液を注入し、前記対象土と前記注入液とを混合攪拌し、前記対象土と前記注入液の混合物の一部を排出する工程を繰り返すことによりソイルセメントの強度を調整することを特徴とする地中構造物の構築方法。
  2. 前記地中構造物を構成するソイルセメントの前記少なくとも一部を高強度ソイルセメントとすることを特徴とする請求項1記載の地中構造物の構築方法。
  3. 請求項記載の地中構造物の構築方法であって、
    前記地中構造物は下部が地盤の支持層に到達し、
    前記地中構造物の少なくとも前記支持層にあたる部分を構成するソイルセメントを高強度ソイルセメントとすることを特徴とする地中構造物の構築方法。
  4. 請求項記載の地中構造物の構築方法であって、
    前記地中構造物は下部が地盤の支持層に到達し、
    前記地中構造物の少なくとも前記支持層にあたる部分を構成するソイルセメントを高強度ソイルセメントとし、その他の部分を構成するソイルセメントをソイルセメント撹拌工法で構築することを特徴とする地中構造物の構築方法。
  5. 請求項又はに記載の地中構造物の構築方法であって、
    少なくとも前記支持層にあたる部分の表面に凸部を有する鉛直方向に延びる鉄骨部材からなる芯材を前記ソイルセメント内に埋設することを特徴とする地中構造物の構築方法。
  6. 請求項又はに記載の地中構造物の構築方法であって、
    横方向に並ぶように配置された、少なくとも前記支持層にあたる部分の表面に凸部を有する鉛直方向に延びる鉄骨部材と、少なくとも前記軟弱層にあたる部分でこれら鉄骨部材を連結する補強材とを備える芯材を前記ソイルセメント内に埋設することを特徴とする地中構造物の構築方法。
  7. 請求項記載の地中構造物の構築方法であって、
    前記芯材は、少なくとも支持層に相当する位置に設けられた、これら鉄骨部材を連結する横方向に延びる第2の補強材を備えることを特徴とする地中構造物の構築方法。
  8. 請求項又は記載の地中構造物の構築方法であって、
    横方向に並ぶように配置された、少なくとも前記支持層にあたる部分の表面に凸部を有する鉛直方向に延びる鉄骨部材と、少なくとも前記支持層にあたる部分でこれら鉄骨部材を連結する横方向に延びる補強材とを備える芯材を前記ソイルセメント内に埋設することを特徴とする地中構造物の構築方法。
  9. 請求項記載の地中構造物の構築方法であって、
    前記鉄骨部材はH型鋼であり、
    前記鉄骨部材は、ウェブ表面にスタッドが設けられていることを特徴とする地中構造物の構築方法。
  10. 請求項から何れかに記載の地中構造物の構築方法であって、
    横方向に並ぶように配置された、ウェブの表面にスタッドが設けられた鉛直方向に延びる複数のH型鋼と、これらH型鋼を連結する補強材とを備える芯材を前記ソイルセメント内に埋設することを特徴とする地中構造物の構築方法。
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