JPH03125713A - Ｈ鋼連続埋め込みソイルセメント杭列 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建造物の基礎又は支持杭なととして使用さ
れるＨ鋼埋め込みソイルセメント杭に係り、さらに云え
ば、複数本のソイルセメント抗を近接させ壁状に連続さ
せた群杭であって、しかも個々の杭には芯材としてＨ鋼
を埋め込んで実施されるＨ鋼連続埋め込みソイルセメン
ト杭列に間するものである。

従来の技術 従来の場所打ち杭は、第５図に示したように、隣接する
杭同士は一定以上の杭間間９を確保する必要があるとさ
れ、そのような条件を守って施工されてきた。杭施工時
の飄削によって杭周囲に地盤の緩みｂが生ずるためであ
る。

従来のＨ鋼埋め込みソイルセメント杭の場合も同様で、
Ｈ１ｌ杭ｃ、　　ｃ同士の間に一定以上の間隔をあけて
施工されている。

本発明が解決しようとする！！題 り　第５図のように抗間隔９をあけて施工された複数本
の杭ａで荷重を支持させる場合は、杭間隔９の増大によ
って基礎梁やフーチングからの荷重伝達が複雑になり、
補強も必要となって設計、施工がやっかいである。また
、平面的にも広い杭施工面積を必要とするので、建物形
状や机配置に制約を生ずるという欠点があった。

■）　第６図Ａ、　　Ｂのようにソイルセメント埋め込
み杭工法でＨ鋼杭Ｃを使用する場合は、杭先端でＨａ杭
Ｃと根固め部ｄとの摩擦力が不足し、先端支持力を確保
てきないという問題がある。さらに鋼管杭とは異なって
Ｈ！ＩＩｆｆｃｃの場合は第７図に示したように両側の
フランジで形成された溝形がＹ方向に開放されているの
で、Ｈ１抗Ｃと綱固め部ｄとが鉛直荷重時にＹ方向に分
離する動きを生じ易く、摩擦力の低下を招くおそれがあ
る。この対応策として、鉄筋片の溶接などによるりブを
設けて摩擦力を増大することも考えられている（例えば
実開昭６２−１６１３３号公報参照）。しかし、安易に
リブを付設す４とプリージングが発生し、補強効果を喪
失するおそれがある。

■）　第５図又は第６図Ａ、　　Ｈのように杭間ＩｌＩ
　Ｑが開いた所謂単杭を施工し使用する場合は、単抗で
あるが故に鉛直支持力が小さく、所期の目的を達成でき
ないという問題点がある。

したがって、上記した従来技術の欠点、問題点が本発明
の解決するべき課題となっているのでるる。

課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、この
発明に係るＨ鋼達続埋め込みソイルセメント杭列は、図
面の第１図〜第４図に好適な実施例を示したように、 支持地盤ｌに到達する深さのソイルセメント抗２が互い
に接して又は一部分が重なりあって連続する杭列の６杭
の中に芯材としてＨ鋼杭３を挿入し、支持＃ＩＩ盤１０
部位に前記Ｈ鋼杭３の根固め部４を形成し、前記Ｈｉｌ
ｌ杭３の少なくとも前記根固め部４の中に埋まる下端部
に付着力増強用のリブ５を設けたことを特徴とする。

本発明において、Ｈ鋼杭３のリブ５は、同Ｈ鋼杭のフラ
ンジ内外面及びウェブの両面にプリージングを防ぐ傾斜
角度に傾けて設けたことを特徴とする（第２図Ｂ、　　
Ｃ）。

また、本発明において、Ｈ鋼杭３のフランジ内面のリブ
５ａは、プリージングを防ぎ、かっソイルセメント２の
密着度を高める傾斜角度に傾はウェブを挟むへの字形状
の配置に設けたこと（第２図Ｃ）も特徴とする。

作　　　　　用 支持地盤１が砂質土の場合、群抗として近接された杭の
方が、杭１本当りの支持力が大きくなり、複数本の杭を
根固め部４で一体化し杭間隔を小さくすると本数倍以上
に鉛直支持力が向上する。そして、連続杭であるが故に
荷重に見合った効率的な杭の配置と本数にできる。

連続杭を同時に施工することにより隣接抗に対する杭周
囲のゆるみの影響をなくすことができ、Ｈ鋼杭３の間隔
を小さくできる。

リブδによってＨ鋼杭３と根固め１１１４との摩擦力が
増大し、先端支持力が大きくなる。

傾きをもつリブ５はプリージングの発生を回避する。フ
ランジ内面のリブ５ａはウェブ３ａを挟むへの字形状の
配置に傾けられているので、鉛直荷重時に根固め部４を
内方へ引き込むような作用を発生しく第３図）、摩擦力
の増大に寄与する。

、実　　施　　例 次に、図示した本発明の詳細な説明する。

第１図Ａに示したＨｉｌｌ連続埋め込みソイルセメント
杭列は、地上から支持地盤１にまで到達する深さのソイ
ルセメント杭２が、第１１！ＩＢのように一部重なり合
って複数本の杭が壁状に連続するものとして施工されて
いる。前記杭列の各杭の中に、芯材としてＨａｌＩ杭３
が挿入されている。このため支持地盤ｌの部位に前記Ｈ
鋼杭３の根固め部４が形成され、Ｈ鋼杭３に負荷された
鉛直力は根固め部４を通じて確実に支持地ｍ１ｌｌへと
伝達する構成とされている。ここで云う根固め部４とは
、富配合のセメントによる根固め液の固化した部分を意
味する。

Ｈ鋼杭３の′下端部の前記根固め部４の中に埋まる部分
には、根固め部４との摩擦力増強用のリブ５が設けられ
ている。このリブ５の詳細は第２図Ａ、　　Ｂ、　　Ｃ
に示したように、Ｈ４１ｌ抗３のフランジ内外面及びウ
ェブの両面に短く所定の長さに切断された鉄筋等を溶接
で固着する等々の手段で設けられている。いずれのリブ
５も棲固め液の硬化時のプリージングを防ぐ角度、例え
ば４５″方向に傾けて設けられている。とりわけフラン
ジ内面のリブ５ａは、第２図Ｃで明らかなように、前記
ブリーソングを防ぐ傾斜角度で、しかも根固め部４（ソ
イルセメント）の密着度を高める角度に傾けた結果ウェ
ブ３ａを挟むハの字形状の配置に設けられている。

したがって、Ｈ鋼杭３と根固め部４との摩擦力は大きく
高められるだけでなく、Ｈ鋼抗３に負荷された鉛直荷重
によって第３図に矢印６で示したように根固め部４を内
方へ引き込む拘束力が発生してＨｊｇ杭３と根固め部４
との一体性が向上される。

本発明が奏する効果 本発明に係るＨｖＡ連続埋め込みソイルセメント杭列に
よれば、Ｈ鋼抗３と根固め部４との一体性が良好で、Ｈ
鋼杭３に負荷された鉛直力の伝達性能が非常によく、杭
の先端支持力が増大する。

しかも、本発明のＨ鋼連続埋め込みソイルセメント杭列
は、第４図中の特に符号７．　８．　９で平面配置を示
したように、連続した数本の群抗としてそれらが同時に
施工されることにより、隣接杭に対する杭周囲の地盤の
ゆるみの影響をなくすことができ、Ｈ８１ｌ抗３の杭間
間を可及的に小さくてきる。その結果、ｌｉ数本の杭の
場合基礎梁やフーチングからの荷重伝達が単純で明快な
ものとなり、補強の必要が少なくなって設計、施工が容
易である。そして、平面的にみると杭施工面積を縮小で
き、建物配置や机配置の自由度が高い。

杭の鉛直支持力は、支持地盤１が砂質土の場合、単抗よ
りも群杭として杭同士を近接させた方が、杭１本当りの
支持力が大きくなることが知られている０本発明のよう
に複数本のＨｔｌ抗３・・・を根固め部４で一体化し杭
間間を小さくすることは、本数倍以上に鉛直支持力が向
上して有利である。とりわけ、本実施例のソイルセメン
ト杭はφ６００程度と小径であるため、このような杭を
連続させることによってＮｌに見合った効率の良い杭の
配置と本数にすることができる。

及び■−ロ矢視断面図、第３図はリブの作用を説明する
ための斜視図、第４図は杭施工の平面図、第５図は１に
来の場所打ち杭を示した平面図、第６図Ａ、　　Ｂは従
来のＨ鋼埋め込みソーイルセメント抗列の立面図と平面
図、第７図はＨ鋼杭と根固め部との関係挙動を示した斜
視図である。

１・・・支持地盤　　　　　２・・・ソイルセメント杭
３・・・Ｈ鋼杭　　　４・・・根固め部　　　　５・・
・リブ

【図面の簡単な説明】

第１図Ａ、　　Ｂは本発明に係るＨ鋼連続浬め込みソイ
ルセメント杭列の立面図、第２図Ａ−ＣはＨ鋼杭下端部
のリブの詳細を示した平面図と正面図第 １ 因 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【１】支持地盤に到達する深さのソイルセメント杭が互
   いに接して又は一部分が重なりあって連続する杭列の各
   杭の中に芯材としてＨ鋼杭が挿入されており、支持地盤
   の部位に前記Ｈ鋼杭の根固め部が形成され、前記Ｈ鋼杭
   の少なくとも前記根固め部の中に埋まる下端部に摩擦力
   増強用のリブが設けられていることを特徴とするＨ鋼連
   続埋め込みソイルセメント杭列。 【２】Ｈ鋼杭のリブは、同Ｈ鋼杭のフランジ内外面及び
   ウェブの両面にプリージングを防ぐ傾斜角度で傾けて設
   けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に
   記載したＨ鋼連続埋め込みソイルセメント杭列。 【３】Ｈ鋼杭のフランジ内面のリブは、プリージングを
   防ぎ、かつソイルセメントの密着度を高める傾斜角度に
   傾けられウェブを挟むハの字形状の配置で設けられてい
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第２項に記載した
   Ｈ鋼連続埋め込みソイルセメント杭列。